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紅葉散策に行って来ました。
そしてこの日の最後の訪問場所は11月25日(土)~12月10日(日)まで行われていた
長谷寺の紅葉ライトアップ。
到着時間はまだ明るい16時。
大きな提灯と「門かぶりの松」が迎えてくれました。
山門の親柱は直径40センチもある四脚門で、鎌倉市内の四脚門では建長寺、円覚寺、妙本寺に
次ぐ大きさ。
長谷寺は、浄土宗系統の単立寺院。山号を海光山、院号を慈照院と称し、長谷観音と
通称されている。本尊は十一面観音、開山は僧侶の徳道上人とされる。
坂東三十三箇所観音霊場の第四番札所である。
伝承では長谷寺の創建は奈良時代とされているが、中世以前の沿革は明確でなく、
創建の正確な時期や経緯についても解明されていない。
寺伝によれば、天平8年(736年)、大和の長谷寺(奈良県桜井市)の開基である徳道を
藤原房前が招請し、十一面観音像を本尊として開山したという。
山門に巨大な赤い提灯が掛かっていて、長谷寺と白抜きで書かれて遠くから目を引くのです。
チケットを購入し、暫しチケット売り場の裏の喫茶店で暗くなるのを待つ。
そして16:30になり入山。
長谷寺境内案内図。
ライトアップまで境内散策。
工事中の為か大黒堂の入り口近くにいつもある「さわり大黒天
堂内にあった大黒様。
こちらは弁天堂の福徳弁財天。
書院の枯山水庭園。
そして点灯開始は16:40。
暗くなるにつれて境内の庭園の妙智池と放生池の2つの池の逆さモミジが美しさを増して来た。
放生池のライトアップされたモミジを別の角度から。
階段を上り地蔵堂前まで。
地蔵堂裏に安置された無数の小さな地蔵(千体地蔵)も美しくライトアップされて。
更に観音堂のある上の境内に向けて階段を上っていくと、モミジ葉の間からブルーの濃い光が。
ブルーにライトアップされた鐘楼は神秘的な光景。
ブルーの阿弥陀堂の中に黄金色の阿弥陀如来様の姿が。
ここ長谷寺の阿弥陀堂に安置されている「阿弥陀如来像」は、源頼朝が42歳の厄除けのために
建立したという伝承から「厄除阿弥陀」と呼ばれ、青く光る扁額にも。
鎌倉六阿弥陀の一つ。この「阿弥陀如来像」は、もとは廃寺となった誓願寺の本尊だったと。
当初の阿弥陀堂は、現在の地蔵堂付近にあったとのこと。
観音堂も青く染められて。
長谷寺の本尊は、「木造十一面観音」。
721年(養老5年)、開山の徳道の願いによって、稽文会(けいもんえ)と稽主勲(けいしゅくん)
という二人の仏師が、一本のクスノキから二体の十一面観音像を彫り上げたと。
一体は奈良の長谷寺に安置されたが、もう一体は「有縁の地に出現して人々を救うように!」と
いう願いから、行基によって海に投げ入れられたのだと。
その観音像が15年後、三浦半島の長井の浦に流れ着いたことから鎌倉に遷座されたのだ
と伝えられているのだと。しかし、現在安置されている「十一面観音像」は、徳道の時代の
ものとは言い難く、室町時代以降の作と考えられると。
「十一面観音像」は、高さ9.18メートルで日本最大級。
オレンジと青のコラボ。空も青く染まって。
釈迦如来座像を正面から。
ブルーに光る観音堂を背景に横から。
反対側から。
釈迦如来坐像その四隅に仏教の守護神・四天王(持国天・
四天王は怒気すさまじい形相で邪鬼を踏みつけて、お釈迦様の東西南北を護っている。
増長天(ぞうじょうてん、ぞうちょうてん)は、四天王の一体、南方を護る守護神。
経蔵手前の紅葉。
見晴台からの由比ヶ浜海岸、材木座海岸そして海の向こうにリビエラ逗子マリーナが。
再び観音堂の青き輝き。
経蔵奥の竹林も美しくライトアップ。これこそ日本だけしか見ることが出来ない世界か。
材木座海岸の灯りを背景に水子塚。
青の世界の中に吸い込まれるが如し。
観音ミュージアム入口にあった金色の観音様はやさしい微笑みで。
ライトアップの影も美しく。
再び観音堂を大きな石灯籠の前から。
老松もブルーに染められて。
かきがら稲荷。
長谷寺の境内にある稲荷神社で、本尊の観音像が海を漂っている際、像に不着して当地に
導いたという「かきがら稲荷大明神」を祀っている。
階段を下りながら宝生池を見下ろす。
再び宝生池を覗き込むが如きモミジ。
地蔵も可愛らしく。3人仲良く。
こちらは1人であるが笑顔で。
妙智池とその池の麓に立つ石灯籠。
最後に再び宝生池の逆さ紅葉を今年の見納めに。
完全に暗くなり水面の逆さ紅葉も輝きを増していた。
そして長谷寺を出て再び山門と松の緑が輝くライトアップを。
強大な提灯も更に赤の輝きを増して。
長谷観音バス停からJR藤沢行きのバスに乗り帰路に。
そして藤沢駅南口ロータリーのイルミネーション。
木々は太い幹の部分のみ。
その後ろに青のイルミネーションが輝く。
地上の植栽も様々な色に輝いていた。
2階コンコースに上がって。青のイルミネーションが輝いていた。
今や冬のイルミネーションに欠かせない「青色発光ダイオード」。
2014年のノーベル物理学賞は、
世界が「青」を求めてから、実現するまでにかかった時間は確か30年以上。
そして小田急線に乗り帰宅の途へ。
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