JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.05.13
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

​この日は4月3日(水)、『青春18きっぷ』の4回目の利用で旧東海道を歩く(金谷~掛川)に
出かけて来ました。いつもの電車でいつものように。
途中の富士山の勇姿もいつものように楽しみながら。



富士川を渡る。



金谷の街並み。



そして定刻に金谷駅に到着。時間は9:02。



電車は金谷駅を出て直ぐにトンネルの中に消えて行った。



この日の『旧東海道を歩く(金谷~掛川)』のルートを 赤い線 で。
この日のルートは金谷駅から東海道線のルートを大きく北に離れ、 今回の中心は、
「小夜の中山峠」越え。
この峠は、「箱根」「鈴鹿」と共に東海道中の三大難所と
言われていたところ。すでに「箱根峠」を越え、「薩埵峠」を越え、
「宇津ノ谷峠(蔦の細道)」を越えて来たので、何となく楽な印象を持っていたが・・。

更に、『旧東海道を歩く』の東海道線利用での日帰りには、駅を降りて、そして駅から乗っての
いかに東海道線と旧東海道線の歩きを効率よくリンクできるかが大切なのである。



金谷駅を降りて『島田市観光協会金谷駅前観光案内所』の前を通り
線路沿いをややもどる。
左手にあったのが、『巖室神社(いわむろじんじゃ)』の鳥居。
地域の人々に「姫宮さん」と呼ばれ親しまれる神社
「社伝によれば、正治2(1200)年頃、当時の住家三戸の氏神として、現在地の巌室を開いて
三柱である瓊々杵尊(ににぎのみこと)、木花之開耶姫(このはなのさくやひめ)、
金山彦命(かなやまひこのみこと)の神を勧請奉斎し、巌室神社と称すと記しています。
町名金谷のこの金山彦の神名から、由来したとの説もあります。
その後、神社名は、「若一王子社」、「姫宮」から「​ 巌室神社 ​」⬅リンク に
変更されましたが、氏子たちは今でも「姫宮さん」と親しみをこめて呼んでいます。」



更に金谷駅前のJR線沿いの旧東海道を戻る。



旧東海道のガード下近くには『金谷一里塚跡』と『金谷宿』道標が。



『東海道金谷宿案内絵図』も近くに。



そしてガードを潜り、金谷駅の南口に。
長光寺の枝垂れ桜は、1週間前の3月27日には満開近くに開花していたが
まだ我々を待ってくれていた。。



1週間ぶりの再会。



そして金谷駅裏の坂道を登って行く。



川の手前、左奥には秋葉灯籠が。



橋の先、左手には立て札が。



『金谷大橋(西入口土橋)跡』。
「現在の不動橋は、江戸時代には「西入口土橋」(金谷大橋)と呼ばれ、金谷宿の西入口と
なっていました。規模は長さ6間(約10m)横幅2間半(約4.5m)橋桁は三本立四組の
土橋でした。土橋とは橋桁の上に丸太を組み、上に小枝を敷き、さらに表面に土を
搗き固めて造られた橋をいいました。「御普請所」となっていて約3年目毎に代官所の負担で
修理や掛け替えが行われました。金谷坂を下ってきた大名行列は橋の北側にあった休み茶屋
(たばこ屋善五郎)で休息し、身なりや隊列を整えてから、宿場に整然と入りました。
またここから上りは金谷坂の登り口となり、牧之原台地と小夜の中山峠の急坂を連続して
上り下りするという東海道の難所の一つでした。大橋の東側袂には「どじょう屋」という
一膳飯屋があり、そこが「駕籠仕立て所」となっていて、坂を上下する公認の駕籠かき達の
詰め所になっていました。」



立て札の奥には小さな寺入口が、長光寺の裏入口であろうか。



『大井川鉄道ウォーキング』には多くのコースがあるようだ。



これも『秋葉神社』であっただろうか。
男根の石碑?が祭られているようでもあったが・・・??



上り坂の途中から大代川&大井川方面を振り返る。
遠く、新東名高速道路の高架橋も見えた。
残念ながらこの時は富士山は雲に隠れていた。



『東海道廿四 五十三次之内 金谷(蔦屋版)』。
大井川(おおいがわ)の渡(わた)しを鳥瞰的に描いています。
大井川は、嶋田宿(駿河国)と金谷宿(遠江国)の間を流れる大河で、
「箱根八里(はこねはちり)は馬でも越(こ)すが越すに越されぬ大井川」と歌に詠まれるほどの
難所でした。この画では、嶋田宿と金谷宿を一つの画面で描き、大井川の雄大さを表現しています。



突き当たった県道473号線横には『旧東海道石畳』の標識が。



県道を渡ると白字で『旧東海道石畳入口』と書かれた木札が。



そして『すべらす地蔵尊入口』の文字も。



更に石畳に向けて舗装された坂を上って行った。



『島田市観光案内図』。



そしていよいよ前方に『石畳』が見えて来た。



『東海道金谷坂 石畳上り口』。
石畳は金谷から牧ノ原台地を抜ける場所にあった。
急坂で尚且つ粘土質であることから滑りやすく、大名行列や旅人が苦労したため、
幕府が石を敷き詰めさせた歴史があります。
一旦は舗装されたが、平成3年に町民の手で石畳が復元されたと。



『「東海道」金谷坂の石畳』。
「この石畳は、江戸時代幕府が近郷集落の助郷に命じ、東海道金谷宿と日坂宿との間にある
金谷峠の坂道を旅人たちが歩き易いように山石を敷き並べたものであると言われています。
近年、僅か30メートルを残す以外は全てコンクリートなどで舗装されていましたが、
平成3年、町民約600名の参加を得て実施された「平成の道普請」で延長430メートルが
復元されました。いま、街道の石畳で往時を偲ぶことができるのはこの金谷坂のほか、
箱根峠、中山道十曲峠の三個所だけとなりました。」



歌川広重『丸清版・隷書東海道五十三次」より(金谷・金谷坂 かなや駅 大井川)』
制作年は1847-51(弘化4-嘉永4)年頃。
金谷坂の途中から大井川方面を振り返った姿であろう。



そして石畳を登って行くと右手にあったのが『石畳茶屋』。



茶屋の庭。
地元の素材や今しか採れない旬のものを使ったランチや手作りケーキ、タルトが
楽しめる店であると。



そして庭からは遠く富士山の姿が。



同じく中庭から見ると、茶畑が山の斜面に拡がっていた。



『すべらず地蔵尊』の幟が入口にあったので、茶屋の周囲を探したが無く
実際は更に坂を登って行った場所にあったのだった。



石畳を登って行く。



右手奥に地蔵の祠が。



『仁誉地蔵尊』。




ある日、夢枕に地蔵尊が現れてお告げがあり、旅人の足の無事を祈っていたところ、
仁一の足の病もよくなっていたと。 



『鶏頭塚』。



「鶏頭塚は旧東海道の石だたみの坂道の途中にある塚の名のいわれとなった。 
「曙も夕ぐれもなし 鶏頭華」 
の句と「六々庵巴静寛保甲子四年(一七四四)二月十九日没」と刻んだ自然石の碑である。 
巴静というのは蕉風をひろめた江戸時代の俳人でその教えを受けた金谷の門人たちは、
師の徳を慕って金谷坂の入口北側の辺にこの句碑を建てた。この碑石は道路工事等に
伴いその都度移動したが風雅の心ある地元の人々の心配りによって保存が図られて
現在に至っている。なお塚の裏に位置する庚申堂は昔から土地の人々に信仰され
徳川時代の大盗日本左衛門がここを夜働きの着替え場所としていたことが口碑として残っている。」






『鶏頭塚(巴静句碑)』
六々庵巴静寛保甲子4年(1744)2月19日没。



『あけぼのも 夕ぐれもなし 鶏頭華』



『庚申堂』
庚申堂内は格子戸で仕切られて。



『庚申堂の由来』
「旧東海道の上り下りの旅人達が、道中の無難息災、家内安全を祈願して街道筋に
点在する効験あらたかな庚申堂に立寄り誠意を込め願望の成就することを祈念して
旅立つたもので、堂宇に猿田彦命および、その主従を合詞して歴年四月「カノエ・サル」の
日に追善を施行しております。」




「良き事は大いに広め 悪しきをば 見ざる聞かざる言はざるが良し」。




                   ・・・​ つづく ​・・・​





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Last updated  2020.05.01 11:47:58
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