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『旧東海道を歩く』ブログ 目次
丸い窓から光が差し込んで、美しかった。
正面から。
「この円形のステンドグラスは、フランスで19世紀後半に制作された連作
「聖母マリアの生涯」を9枚使い、バラ窓として配置したもの。
中世より大聖堂の西や南北の壁面に作られたバラ窓は、最上部から話が始まり、時計回りに
進んで、最後は中心のパネルで完結するように作られている。
幼少時のマリアが両親に連れられてユダヤ教の神殿にあがる場面から、成長して結婚し、
受胎告知を受けた後イエスを産んで、天に昇るまでの場面が描かれている。
通常、作品にサインが無い場合は制作工房が判明することは少ないのですが、この作品の背景に
描かれているフランス・ロワール地方の風景や、使われている顔料、技法などから19世紀後半に
活躍していたトゥールのロバン工房の作品とわかっていると。
『マリアの神詣』。
『マリアの教育』。
『マリアの結婚』。
『受胎告知』。
『御訪問』
『神殿への奉献』。
『博士たちとの問答』。
『聖霊降臨』。
『聖母マリアの載冠』。
『キリストの昇天を見守る弟子達(左)』1865年頃。
『キリストの昇天を見守る弟子達(右)』1865年頃。
『キリストの昇天を見守る弟子たち』1900年~1910年頃 イギリス。
復活後のキリストがオリーブ畑の山頂から天に昇って行ったところを、弟子達が
見送っている場面を描いたもの。」
聖ルキアの図像。それぞれを象徴するアトリビュート(持ち物)とともに描かれます。
キリスト教国では、その国を守護していると信じられている聖人が居ます。特にイギリスは
聖ゲオルギウス、つまりセント・ジョージが最も崇敬される聖人で、十字軍の遠征や疫病が
流行った時などには、皆が進んでその聖人の描かれた絵画やステンドグラスを寄進したのです。
もう一枚の聖女ルキアはイタリアの有名聖女です。女の子の名に使われる事も多い人気のある
聖女で、大変美しい女性だったようです。ルキアは光を意味する名で、手には世を照らす
ランプを持って描かれています。
藤澤浮世絵館・「御上洛東海道と幕末の浮… 2020.08.14
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