JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.08.30
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カテゴリ: 鎌倉市歴史散歩
『​ 鎌倉散策 目次 ​』 👈リンク
【​ 鎌倉の寺社リスト ​】 👈リンク

「逆川橋(鎌倉十橋)」を後にして、鎌倉葉山線に出て逗子方面に進む。
左手にあったのが以前訪ねた「​ 別願寺 ​」👈リンク。
鎌倉市大町1丁目11−4。



「時宗 稲荷山 別願寺」は「本堂」の新築工事中であった。



「別願寺
の前にあったのが、ここも以前訪ねた「​ 上行寺 」👈リンク
鎌倉市大町2丁目8−17。



「上行寺」の南150m程の場所には、「​ 本興寺、辻の薬師堂 ​」👈リンクはあったが、
ここも以前に訪ねたので、この日は立ち寄らなかった。
そして次に訪ねた寺は、ここも以前に何回か訪ねた「​ 安養院(あんよういん)

鎌倉市大町3丁目1−22。



ツツジで人気の寺で昔訪ねた時の写真。

植えられたとのこと。 すでに樹齢は100年近くで、枝も太く、よそのツツジとは風格が桁違い。
花付きも抜群で、葉っぱが見えないくらいに咲き、目も眩むほど。
この時はゴールデンウィーク後半であっただろうか。



正面に「坂東第三番田代観音 安養院」碑。右面には「浄土宗名越派根本霊場」と。



「山門」。



「山門入口」は未だ閉ざされていた。



正面に「本堂(観音堂)」が見えた。
その手前に「これより先 写真撮影お断り致します。」と。
以前はこの様な掲示板はなかったが。



「安養院」案内板と石碑。



「安養院(あんよういん)

「祇園山長楽寺」が前身であると伝えられます。その後、鎌倉時代末期に「善導寺」の跡
(現在地)に移って安養院になったといいます。安養院は北条政子の法名です。
延宝8年(1680)に全焼したため、頼朝に仕えていた田代信綱がかつて建立した田代寺の観音堂を
移します。こうして「祇園山安養院田代寺」となりました。
● 宗  派  浄土宗

● 建  立  嘉禄元年 (1225)
● 開  山  願行上人
● 開  基  北条政子」



そして次に「安養院」の墓地を訪ねた。
「高井直哉君碑」石碑(大正14年9月鎌倉町青年団小町支部)。
安養院墓地前に建っていた。
鎌倉青年団の一員だった高井直哉の碑。
高井直哉は、1923年(大正12年)の関東大震災の犠牲となった。
鎌倉青年団は、鎌倉の史跡を分かりやすく紹介するために「史跡碑」を建てる活動を行った団体。
鎌倉には、およそ80基の石碑が建てられているのだと。



そして墓地の入口の上段部。



下段部。



そして『世界のクロサワ』の墓を訪ねた。



黒澤明は国際的に著名な映画監督(1910〜1998)。
東京の生まれ。ダイナミックな映像表現と一貫したヒューマニズムの追求により、
国際的評価を受ける。文化勲章受章。没後、国民栄誉賞受賞。
代表作「羅生門(らしょうもん)」「生きる」「七人の侍」「影武者」「乱」など。



そして次に「大寶寺」に向かって進む。
「酔芙蓉」の花が既に赤く染まり始めていた。



「大寶寺」に向かって鎌倉市大町3丁目6の住宅街を進む。



正面に「大寶寺(だいほうじ)」入口が姿を現した。



「佐竹屋敷跡」碑。
「此所ハ佐竹四郎秀義以降 代々ノ屋舗跡ト云フ 昔当所ニ佐竹氏ノ霊社アリシガ 
後年村内天王社ニ合祀ス 後ノ山ヲ佐竹山ト呼ブ 其ノ形 扇ノ地紙ニ似テ 
中ニ三本ノ畦(あぜ)アリ 左右ヲ合テ五本骨ノ如シ」

【この場所は佐竹秀義(さたけひでよし)が最初で、それ以降の佐竹家代々の屋敷跡と
伝えられています。昔ここに佐竹家の社(やしろ)がありましたが、後に村の天王社に移されて
そこに祭られました。後の山を佐竹山と呼び、その形が扇の紙形に似ており、山の中央に
三本の尾根があり、左右合せて五本骨の扇のように見えます。参考までに述べますと、
佐竹家の家紋は頼朝から授かった日の丸の入った扇です。】



「日蓮宗 大寶寺」



「大寶寺


奥羽の戦乱「後三年の役」を鎮めた後、この地に館をかまえて以来、佐竹氏の屋敷となったと
伝えられています。
応永六年(1399)、佐竹氏の一族である佐竹義盛が出家し多福寺を建立した後、
文安元年(1444)日蓮宗の高僧一条院日出上人が再興し、旧寺名を山号に改め多福山大寶寺と
なりました。
境内には、義光が信仰した多福明神社があります。
また、本堂には子どもたちの無事成長を護る「子育鬼子母神」が奉られています。
●宗 派   日蓮宗
●山号寺号  多福山大寶寺(たふくさんだいほうじ)
●建 立   応永6年(1399)
●開 基   佐竹義盛」




「本堂」への参道を進む。



左手に井戸があった。



「寺務所」。



「大寶寺」の境内。



「十三重石塔」。



「境内供養塔」。



「法界萬霊」と彫られた台座石の上には地蔵尊が建ち、両側には「報国殉難戦死者之霊」の
石塔と「大震災火災横死者之霊」の石塔が並んで建っていた。
下にも地蔵尊が建ち並び、一風変った延命子育地蔵尊も。



「本堂」。
大宝寺は神奈川県鎌倉市大町三丁目にある日蓮宗の寺院。
この地は、源(新羅三郎)義光が奥州での後三年の役が終わった後に館を建て、自身の
守護神多福稲荷大明神を祀った場所とされ、その後佐竹氏(義光の子孫)が居住し、
佐竹義盛は1399年(応永六年)に多福寺という寺を建てたが、早くに廃れてしまっていた。

そこへ開山の日出が1444年(文安元年)に寺を再建し、大宝寺と号したのが当寺の始まり
(山号の多福山は多福寺に基づく)。

本堂には、本尊の三宝祖師や、新羅三郎義光像、子育鬼子母神、出世大黒天神、日出上人像
などを祀る。また境内には新羅三郎義光の墓と伝えられる宝篋印塔がある。



扁額「多福山」。



「本堂内陣」には本尊の木造日蓮上人坐像が。



「多福稲荷」。



「森羅三郎義光守護神 大多福稲荷大明神
人皇第七十三代堀河天皇の御代、奥州地方は清原の家衡・武衡・眞衡一族の隔執の為
非常に乱れた。當時陸奥守である八幡太郎義家は之を平定しようとする、家衡・武衡等金沢柵に
立ちこもりて降参せず官軍苦戦に陥った(後三年の役)
京都にいた弟の新羅三郎義光は兄義家の苦境援けんと官を辞して従軍し、善戦善勝三年にして
之を鎮圧する(後三年の役)
此の間日頃信仰していた御守護神の霊顕あらたかで、或る時は雁の伏兵を知らせ、時には御神火と
なって奇瑞を顕す。三浦平次郎為次、鎌倉権五郎景政など當時の勇士である。
後、義光は甲斐守となり、長男義業は常陸に住する、義光は鎌倉館(現大宝寺域)に居住し
御守護神を勧請する。
其の後、八雲神社に合祀したので毎年七月七日には門前に神輿を据えて古式に則る祭式を行い、
神霊を慰めてから町内の御渡を行うを例とする(相模風土記)。
一四九九年(明應八年)、松葉谷日證上人の霊夢により本地たる現地に再勧請し
大多福稲荷大明神と稱する。
毎年二月には大祭を嚴修して神霊を法楽し、世界平和國運隆昌を祈願する所以なり。」



石造りの「拝殿」。



「本堂」の裏にあった「新羅三郎義光の墓」。
義光が永保三年(1083)の後三年の役の時、兄・源義家とともにこれを鎮め、甲斐守となって
ここに館を構えた。以来佐竹氏の居館となった。



「大寶寺」を後にして、鎌倉市大町3丁目6の住宅地を進む。



山が迫って来た。



正面に「案内板」が見えて来た。



ここが「六方井」。



「六法井(六方の井)の由来
縦三・六メートル、横四・五メートル、深さ十五メートルの井戸で古い石に囲まれています。
いつ誰が掘ったかわかりませんが、伝説では弘法大師だともいわれています。
昔から鎌倉は水の少ないところで、水を売りに来る人の姿をよく見かけたと、年寄の人は
言います。日照りのたびに鎌倉の人は水ききんに頭を痛めたものでしたが、一八八四年
(明治一七年) の日照り続きの際も、近所の人々は、この井戸へ水を汲みに来たということです。
井戸をのぞくと側面にちょっとでっぱったところがあリます。竜頭といいますが、水がこの
竜頭まで減ると、雨が降り出すと付近の人はいっています。
なお、この井戸は比企ヶ谷(ひきがやつ)の蛇苦止明神にある蛇形の井と通じており、井戸の主で
ある蛇は、六法井(六方の井)と蛇形の井を行ったりきたりしているといいます。
この井戸のある山の反対側には妙本寺があります。」



小さな社。



1203年(建仁3年)に起こった比企の乱の折、二代将軍源頼家の側室若狭局は、
家宝を抱えてこの井戸に身を投げたといわれている。



その先には古い井戸ポンプとやぐらがあった。



「六法井(六方の井)」を振り返る。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                   ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2022.05.19 16:18:54
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