「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

2020.05.01
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​​​​​​​「ステイホーム週間」7日目、いよいよ最大の山場となります〜私たちの頑張りどころが、やってまいりました大きなこと言いますが



何しろ家にいるだけ簡単ですよ〜



お金も減らない 体力も要しない 



だらだら食べ放題 ゴロゴロし放題



​命を守る『ステイホーム週間』・・・7日目​



今日は・・・



手書きハート欧州北部「フランダース」へ行きましょう〜手書きハート



​Onze-Lieve-Vrouwekathedrral Antwerpen​

​ベルギー『アントワープ聖母教大聖堂』​



ベルギー「アントワープ」は、良いお天気ですね〜



懐かしい〜昭和時代のアニメ

『フランダースの犬』



少年ネロが、最後に神様に召された大聖堂です号泣



『アントワープ聖母大聖堂』

高い天井ですね〜ネロが昇って行った大聖堂です。



素晴らしいです



今日は、皆様とワイワイ賑やかに・・・



おっとっ。神聖な場所 静かに参りましょうねウィンク



聖母大聖堂・・・ミニチュアがあります




ベルギー最大のゴシック式の聖堂です。


1521年、完成。


建築は、着工から170年もかかりました。


塔の高さは・・・123m


1999年【世界遺産】ベルギーとフランスの鐘楼群として登録





大きなステンドグラスも・・・







見事ですね〜


その下の木彫も素晴らしい〜手書きハート

木彫は、アントワープの重要な産業のひとつです。



それでは・・・中央主祭壇へ進みましょう手書きハート



高い『祝福の塔』の天井を見上げてください

ううう〜首が痛いです



何か・・・描いてありますが



コルネリウス・シュヒュット作

『聖母被昇天』1647年



アントワープ大聖堂の守護聖人は・・・聖母マリア



その下には、大きな十字架が



主祭壇の絵画は 
ルーベンスの『聖母被昇天』​ ​​







​『聖母被昇天』


縦:490cm   横:325cm


上部:聖母マリアが天国へと昇って行く様子



下部:棺を開るとマリアが居ないことに驚く人々



『アントワープ聖母大聖堂』には、



とても多くの宗教画がありますが・・・特に有名な作品は



手書きハートピーター・パウル・ルーベンス手書きハート

​​ Peter Paul Rubans​​

​『キリスト降架』​


De Kruisafneming


The Descent from the Cross


1611年〜1614年


中央パネル 縦:421cm  横:311cm

両翼パネル 縦:421cm  横:153cm





17世紀フランドル絵画芸術の傑作



形・線・色彩・光が互いに完璧なバランスですね



テーマは・・・


​「キリストを担うもの」を意味します。​



磔刑によってイエス・キリストの遺骸を


8人の男女によって十字架から降ろされる場面です。


左に髭の「マリマタヤのヨセフ」


青い衣で両手を延ばす「聖母マリア」


イエスを支える赤い服の「ヨハネ」


左足を支える金髪の「マグダラのマリア」


その後ろに「クロバの妻マリア」


「イエス・キリスト」を担うものたちです。


​​
ピーテル・パウル・ルーベンス・・・とは? 

Peter  Paul  Rubens ​

Flemish,Siegen 1577-1640 Antwerp


1577年〜1640年  


王の画家にして画家の王と呼ばれ、


諸外国までその名声を轟かせたバロック期を代表する画家。


修行時代に風景画家フェルハーヒト、アダム・ファン・ノールト


ルーベンスの後に続くフランドル絵画の巨匠


ヤーコブ・ヨルダーンスの師であり義父でもある。


ファン・フェーンと三人の師から絵画を学んだ後


1600年から1608年までイタリアで、


ミケランジェロの肉体表現、


ラファエロやマンテーニャの古典思想的表現、


ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ等


ヴェネツィア派からの豊かな色彩による画面構成


コレッジョからの甘美的表現など


ルネサンス芸術を研究する一方、


イエズス会とも接触を図る。


イタリアでの滞在で一気に才能が開花し、


社交性もあったルーベンスは、


ヴェネツィアの外交使節として、


名画を寄贈するためスペインへ向かうが、


途中大雨により名画を濡らしてしまう。


しかしルーベンス自身がそれを修復。


その出来栄えの良さに


スペイン国王は勿論イタリアの貴族からも賛辞を受けた。


1608年、当時アントワープを統治していた


ハウスブルク家アルブレヒト大公夫妻に宮廷画家として仕え、


ヴァン・ダイク、ヤン・ブリューゲルらと共に次々と作品を制作してゆく。


総作品数は約1200点と膨大な数が残っているが、


大半は工房作品か他作家との共作。


ルーベンスの画家としての優れた才能や


洗練された友好的な態度によってイザベラ大公妃を始め、


フランス王妃マリー・ド・メディシスや


フェリペ四世など当時の権力者とも交友関係を築き、


使節として国交の正常化に尽力を尽くすほか、


歳の離れたスペインバロックの巨匠ベラスケスとも交流を持つ。


またカラヴァッジョの『キリストの埋葬』(模写作品)や


ティツィアーノの『ヴィーナスへの捧げもの』(模写作品)


レオナルド・ダ・ヴィンチの現在は失われた大作『アンギリアの戦い』など、


ルーベンス自らが描いた巨匠たちの模写も数多く残されている。



さぁ〜いよいよ

『フランダースの犬』のネロが観たかったルーベンスの大作


手書きハートピーター・パウル・ルーベンス手書きハート

​『キリスト昇架』​



圧巻でありますご覧下さい


ネロが最後に・・・一目だけでも見たくなる絵画を



『キリスト昇架』

​The Elevation of the Cross​



1610年〜1611年

中央パネル 縦:460cm  横:340cm

両翼パネル 縦:460cm  横:150cm


『キリスト降架』より先に描いた『キリスト昇架』


ルーベンスが、イタリア訪問で


ヴァチカンのラオコーンや


ミケランジェロの肉体表現を学び


帰国して直後の作品であります。


なんと力強い身体表現ムキムキ



男たちの肉体は・・・ミケランジェロっぽいですね



イエス・キリストの体は、


十字架に沿うように


左から右下へダイナミックな身体表現




『フランダースの犬』・・・とは?

 A Dog of Flanders


1872年発行


イギリスの作家「ウィーダ」が19世紀に書いた児童文学。


絵画をテーマとした貧しい少年と犬の友情を描いた悲劇。


ウィーダは・・・


この作品を執筆する前年にアントワープを旅行。


聖母大聖堂にも立ち寄るが短時間であった。



昭和時代の日本人にとって・・・


ルーベンスの『キリスト昇架』は、


「フランダースの犬」のお話で初めて知る


巨匠ルーベンスであり、名画への興味であります。


本当は、どんな絵画なのか?


はるばるベルギー・アントワープに訪れる日本人


この力強い絵画を鑑賞したウィーダのイメージは、


高い天井に向かって天使たちと共に


天国に召される少年ネロのお話。


ベルギー人にとっては・・・


英国人の書いたお話であることや


少年の悲しい生い立ちに


可哀想すぎる結末が(お好みでなく)


ほとんど知られていないそうですが


聖母大聖堂の裏へ行くと・・・


『ネロとパトラッシュの像』があります。


昔に来た時には・・・こんなの無かったのですが


お布団をかけられたネロとパトラッシュみたいです。


そうそう、このお話は・・・フィクションです。


英国人の作った架空のお話。


ええええ・・・イメージ違いすぎ中国製です。



今日も長いブログにお付き合いありがとうございました。



コロナ関係で世の中が大きく変わりつつあります。



毎日、びっくりすることばかりですよね〜



とうとう、5月になりました。



長いコロナ生活は、始まったばかり



気長にだらだらとお家の中で楽しみを探しましょう



日本人の力を世界に示そう



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最終更新日  2020.05.01 00:10:06
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