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~ 憶えていたい ~ 私の時間が終わるまで 貴方と過ごした時間で 埋め尽くしたい 貴方を想い出す度に 幸せに満ちて 温かくなる 優しい口付けも 温かい温もりも 最期の時まで 貴方を感じていたい 私の最愛の人 傍にいて 記憶が途切れなく続くなら 貴方との想い出でいっぱいに 彩り続けたい 最期の時まで snowの日記歌姫の想いです。今年も今日で最後です。全然更新できなかった。来年もよろしくお願います!
December 31, 2008
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~ 雪と思い出の中で ~ 君の腕の中で 静かに眠りたい その優しい腕で 抱き絞めて 私が 貴方を忘れても ずっと 眠り続けたままでも 私の好きな 季節の中で 貴方の温もりを感じさせて下さい 雪が降る度に 切なくて その理由が 幼い頃は解らなかった だけど 今なら 解るよ 握った手の温かさ 抱き締められた温もり どんなに記憶が想い出せなくても それだけは 雪が降る度に思い出す 雪が降る時は 貴方の隣にいたい 記憶を失くしても 思い出の中で snowの日記あと2日となりました。眠り姫。更新できてない!!眠り姫の想いです。
December 30, 2008
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~ 君の為に奏でる音色 ~ 他の誰の為でなく 君の為に 君を想いながら 奏でよう 君と過ごした日々が 輝いている 君と出逢い 色付いた日々 思い出すと 辛くて逃げ出したくなった そんな時も 君は勇気をくれた 逃げないで 向き合う勇気を 全てを 包んでくれるような歌 君のように 温かい歌 そんな君だから 贈りたい 君の為に奏でよう 僕の溢れる想いを snowの日記遅くなりました。この間、力尽きました。今回は、指先からシリーズの詩です。ピアニストの龍輝様に言わせてみたい言葉です。
December 29, 2008
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~ 言えないけど ~ 今も 振り返ってしまう だけど 貴方じゃないといけない 傷付いても 呆れられても 貴方じゃないと嫌 私の壊れた世界 再び 輝きだした 貴方がくれた 優しい光が 私の世界 輝きを取り戻させる 色を失い 白黒の世界 涙を流して 悲観するだけ そんな私に 色付く世界 思い出させた貴方が 誰よりも 大切な人 言えないけど 貴方を想ってる snowの日記 遅くなりました。昨日、ショッピングに行った。 だけど、好みがなかった。 アップルパイを作った。
December 28, 2008
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~ 永年の片想い ~ 伝えることなんてない ずっと 思っていたこの想い 近くにいれば それで良かった 怒った顔 泣き顔 笑顔も どんな君をも 見れるなら それで良かった 優しい姫君が 望むのなら 君の為に 勝利を収めよう たとえ この命が尽きようとも 君を想っている 君は気付かない だから まだ片想い ずっと 愛していた たった一人の姫君 永年の片想い 叶わない恋 だから 君を想う snowの日記終わらなかったクリスマス小説。頑張って更新します。
December 27, 2008
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ずっと憧れていた君が、傷付いて泣く姿なんか、もう見たくない。どうしたら、君は笑ってくるますか? 「...錦。錦。起きろ!」声がして、ゆっくり見渡すと目の前に滝さんがいた。「...へっ?滝さんなんで?!」「...ここで良いかな?夜道は暗いから、一人で女の子を帰らせられないからね。」私は車にいた。前で運転している男の人は言った。「...ありがとうございます。また、迷惑を掛けちゃったかな?本当に、滝さん達ごめんなさい。」「気にするな!仕事に行くついでに、マネージャーに送るように言っただけだ。」「...本当にありがとうございます。じゃあ、また、明日!...。」最後に言おうとした言葉を飲み込み、また明日と言った。そこで別れた。その先の言葉を言ってしまったら、シンデレラが掛かった魔法が解けてしまうのと同じように感じた。忘れなきゃいけない感情、彼には知られたくなかった。 彼らは、行ってしまった。「...眠り姫は、口付けで目を覚ますなら、幾度口付けても目覚めさせられなかった奴は哀れだな。...幸せなら良いなんて、偽善者だな...。どうして、あいつなんだ。俺は...ずっと...」溢れ出しそうな想いを呟く。
December 26, 2008
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~ いるかな? ~ キラキラ 輝く星空 あのどこかに あなたはいますか? 私の大切な者 いつも 見守ってる そう信じても良いですか? 逢えない 寂しさから泣いたら あなたは 私を叱りますか? 見えるものが 全てじゃない あなたは いつも 見守ってる あの たくさんの星の中で 私を 励ましてくれますか? もっと 話したいこと たくさん あったのに もう あなたの声が聞こえない あの星のどこかで 今は 私を叱っていますか? snowの日記 昨日は、最悪だった。 今日は、私の家のリスが死んでしまったみたいです! まあ、他はプチ不幸ですかね。
December 26, 2008
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~ 私だけの騎士様 ~ 後編 会場に着いて、ニッコリ笑いながら、皆に手を振る。これ自体は区ではないのだが、ルイの姿が見えない。そして、いろんな国の王子やら伯爵やら、男爵、子爵、侯爵、公爵など、色々来ていてその人達への挨拶に回ったりと本当に腹が立つ。 逢う人、逢う人、接点が欲しくて近付いて来たりと下心が丸見えで嫌になってしまった。 座席に戻ると、セシアが手招きをしているのが見えたので、舞台の袖の方に行くと「姫様。これをどうぞ。この仮面をお付けになって、ルイ様と踊って下さい。キール殿に頼んで、そこにいてもらえるようにしてもらいました。王子様もご了承のことです。王様には話しておりませんので、くれぐれもお気を付けて、行って来て下さいませ。」「良いの?」「はい。で、場所ですが...」耳元で、こっそり言われた場所に、ドレスの裾を持ち、上手く人込みを避けながら、行く。 「ここら辺よね。」キョロキョロと辺りを見回しているとそれらしき人物が、女性からの誘いを断っているのを見た。今日は黒調の衣装で我が国の紋章と騎士の紋章があった。「...貴方は、ル...」指を口に当てて、言わせてくれない。「こちらの姫君と約束がありますので、ごめんなさい。」そう言って、手を取り、その場所から離れた。 「...先程は失礼いたしました。麗しの姫君。今宵はどうか、私と踊っていただけませんか?」「...はい。」曲が始まると同時に、両手を取り、ホールの中央にやってきた。他の参列者にぶつかることなく、上手く舞い踊った。 曲が終わると、そのまま、庭に連れ出され、月の下でクルクルと何度もワルツを踊る。「思ったより上手なのですね?...貴方は、今宵だけしか逢って下さらないのですか?」「姫君が望むのなら、何度だって逢いに来ましょう。」「...貴方は、ルイなの?」「今宵は、その名ではありません。さぁ、もう帰りましょう。」「...ッヤ。...帰りたくない。貴方と一緒にまだ、いたい...」抱きついて、離れたくないと言った。「そゆう訳には、いきません。」さらに強く抱き付いて、顔を近付けて、口付けようとすると彼は観念したかのように、キスをした。初めてのキス。仮面を付けていた、お互いの顔がハッキリと判るわけじゃないけど、確かに愛しい人だと思いたかった。 「...これで帰りましょう。」「もっと、キスして欲しい。」再び、顔を近付けて、今度は自分から口付けると彼も諦めたように口付けを交わし、何度も角度を変えて、口付けて、時々、甘い声が漏れ、初めて舌を絡ませるような激しいキスをした。「...可愛い人だ。放したくない...。」「離さないで...」「...それは、出来ない約束でよ。だけど、今宵、貴女と言う女神に出逢えたことを幸運に想っています。だから、ずっと忘れません。」魔法が解ける時間が一刻一刻と近付いて行くなか、彼は優しく抱き締めて呟いた。「...愛してます。姫君...」「...そんな風に言わないでよ。離れられなくなっちゃう。」触れるだけの優しいキスをして、別れた。 それから数日後、姫様の友人で、踊り娘としてある城に仕えるアリアが、蒼褪めた顔でやってきた。「...ティファ様。お願いです。助けて下さい。」泣きながら言うので、どうしたのかと思い、詳しい話を聞くと、彼女の奉公先の姫が、隣国の王子に婚約を迫ったが、その王子は、彼女ではなく、ティファ姫を想っている。それを知った彼女の父がその王子の国と戦争を勃発させたらしい。その戦争で、姫の側近である騎士も行くことになった。その騎士はアリアが長年の間、想いを寄せた相手だ。その彼を助けて欲しいということらしい。その騎士は、その国の姫が好きなので、一方通行。アリアの扱いも奴隷のような扱いで気に食わないから、かなり前からこの国に来るように勧めていたが、彼女はその騎士がいるからという理由で残っていた。 「アリア。もう止めなさい。貴女が傷付くのをもう見たくないわ。」「あの人が生きていて欲しいの。」アリアが可哀想で、でも、その気持ちが解るから迷った。そこに城の兵から朗報だった。「姫様。大変です。この国の領地をめぐって、ウィーリ王子の国の兵が攻めて来ようとしております。」この国も危機に陥った。「お父様に頼んでくるわ。アリアは、ここにいるのよ。」姫様は、すぐさま王の元に走って行った。アリアのお願いを頼もうとするとルイとシャール王子がいた。 「...ティファ。戦争が起こる。覚悟して起きなさい。」「それじゃあ、皆...」「王様。姫と二人で少し話しても良いでしょうか?」嫌そうな顔をしつつも許可した。 「姫様。私も王子も戦争に行くことになるでしょう。貴女は最後まで、希望を捨てずに、皆を護り下さい。それと約束して頂けませんか?もし、私が無事に帰ることが出来たのなら、私のお願いを聞いてくれませんか?」「その願いとは?」「今は、言えません。でも、もし貴女が望まないのなら、それでも構わない。」「...私が願いを叶えることが出来るのなら、良いわ。必ず、戻って来て...。」抱きついた。優しく頭を撫でてくれた。そして、彼は王の元に... 「王様。お願いがあります。この国を勝利に導いた暁には、姫様と結婚させて下さい。姫様には、これが終わってから話すと約束しました。姫様の笑顔を護る為なら、忠誠を誓いましょう。」ぐうの音も出ないのか渋々。「分かった。そなたがその約束を果たす時は、姫をお前の嫁にくれてやろう。あとは、あの子次第だ。くれぐれも無事に帰って来るが良い。」こうして、交渉が成立したのだ。 戦の前日。私は、お兄様とルイに逢いに行った。「...お兄様。ルイ。絶対に無事に帰って来なかったから許さないんだから!」「ティファ。解っているよ!ルイと俺がいれば簡単に負けることない。」「そうですよ。だから、姫様は安心してお待ち下さい!姫様の優しさはアリア様も解っているはずです!ですから、私たちを信じて下さい。」お兄様に抱きついて、別れを惜しみ、耳元でお願いした。「...後ろ向いてて...」「分かった。」お兄様はそう言って、後ろを向き。ルイに話しかけた。「信じてるから...。だから...」自分から口付けると驚いていた。「...帰って来なかったら!絶対に許さないんだから!」「姫様との約束の為に頑張ります。王子、ありがとうございます。では、お休みなさい。姫君。」この言い方が、あの時の舞踏会と同じだと思った。だけど、帰ってくると信じているから聞かなかった。 次の日の朝、兵を率いて戦が始まった。 城下街は、以前のような活気を失くし、光を失くしたようだった。今のところ、敵軍は攻めてきてはいないが、皆が不安になっていた。その話を街の民から手紙を通じて知っている。だが、手立てがないので、ひたすら皆が無事であるようにと願い、民達に元気を与える為に、アリアが踊りを披露すると言ったので、我が国の者も一緒にと言って、練習をして、一緒に披露した。民に少しだけ、笑顔は戻ったが、ティファ姫、アリア達にまだ笑顔は戻らなかった。そして、ただ祈るだけの不安の日々が数か月続いた。 ー数ヶ月後季節は秋から、雪の降る冬へと移り変わった。「...王様!ご報告でございます。」「うむ。なんじゃ。」「今、城に伝書鳩が飛んできて、戦が終わったそうです!で、我が国の勝利です!」息を切らした兵はそう言いながら、証書を渡した。「...誠にそのようじゃ。...ん?何じゃと?!」王様の様子が可笑しかった。「お父様!戦が終わった手本当ですか?」王様は、証書を落として、蒼褪めていた。「どうしたんですか?」「...ルイが...ルイが命を落としたかもしれない...」それを聞いた瞬間、嘘だと言って欲しかったが、そんな訳もなく、ショックのあまりに倒れた。 それから数日、兵を連れて帰還したシャール兄様は本当にすまなかったとティファ姫に謝罪するが、彼を責めることは出来ない。街は、やっと平和が訪れたと歓喜に溢れ、そして、それぞれの家族達が再会の喜んでいた。しかし、姫には痛々しい笑顔しかなかった。その数日後、勝利の宴とクリスマスパーティーが催されようとしていた。 「ティファ様。...我、国が迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありませんでした。」「どうして、貴方が謝るの?ルピス・ティース。」「しかし、アリアが姫様が気になっていると仰っていたので...。謝罪を申し上げるのは礼儀と思っております。どうか、我が国との交流を続けてください。」「嫌よ!アリアの身柄はこちらに渡してもらうわ。貴方方がどうなろうと知っちゃことないわ。アリア、一人いなくなったところで変わらないでしょ?私の痛みは貴方に解らないわ。」苛立ちを彼にぶつけるとそこにアリアがやって来て、悲しそうな眼をして、言った。「姫様。お怒りをお静め下さい。ルイ様は、まだ生きていると思います。ティファ様を置いて、簡単に死なれるような方ではないと思います。私はそう信じています。我が国の姫様が、ティファ姫様の手を煩わせてしまったことを詫びさせていただきます。どうか、ルピス様をこれ以上責めないで下さい。大切な人達が喧嘩する姿を見たくありません。」彼女が膝をつき、頭を下げ、懸命に謝罪する。「アリア。止めて!そんなことしなくて良い。アリア、私も民も皆、貴女の踊りを見て、不安や悲しみが少し和らいだの。だから、貴女に我が国に来て、皆の為に踊ってくれないかしら?毎日じゃなくて良いの。民が生きがいに出来る様な物を作りたいの!だから、お願い!」彼女は顔を上げ、戸惑った。「...姫様の仰ることは嬉しいですが、私にそのような価値はあるのでしょうか?大罪を犯した者の娘の私が...」「貴方の両親は、立派な人だと思うわ。だって、あの荒れ果てた国を良くしようとして、反逆者として捕らえられてしまったけど、貴女の両親を筆頭に革命を起こしたい者は少なくないでしょ?誰かを責めるよりも、貴女は皆の為に、希望になる様に踊った。その姿に勇気付けられた。どんなに罵られたって、貴女は強く優しい人だからこそ、この国にいて欲しいの。私の数少ない友人でもあるんだから...」そう言って、抱き締め合う。彼女はこの国に来てくれると約束した。 先に会場に行くように言った。私は、まだルイが生きていると信じたいけど、確証がない不安に駆られて、涙が溢れていた。 「あっ、貴方様は...」先に会場に向かったアリアは驚きの声を上げた。 雪が降り始めて来たので、中に入ろうと思った時だった。フワッと肩に何かを掛けられた。それは真っ白な上着。そして、声が響いた。「...ティファ・フィスティー姫様。ただいま、ルイ・テレス。帰還をご報告いたします。」振り返り、跪く彼に抱き付いて、口付けた。「...ルイのバカ!心配したんだから...」涙が溢れ、彼は優しく拭い、謝罪した。「ご心配を掛けて、すみません。...そのまま、私の約束の言葉、聞いてくれますか?」首に手を絡めたまま、頷いた。「姫様を誰よりも愛しています。私と結婚してくれませんか?」驚きの言葉に涙が溢れた。「それが言いたかったこと?」「はい。...私なりのけじめです。」「良いよ。もう、いなくなったりしないでね。」「我、忠誠心に誓います。」甘い口付けを交わした。そして、この朗報は王の元にも届いて、暫くして、二人で一緒に会場に行き、皆の無事帰還の祝言と姫様からの婚約発表で会場は大歓喜となった。 誰が何と言っても、私の1番大切な騎士様。もう、この手を離さないで愛しき人。
December 25, 2008
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~ 何度でも ~ 何度でも 君に伝えよう 君が望なら 甘い言葉に交えて 愛しい 世界でたった一人の姫君 溢れ出しそうな想い そっと 囁くように 他の人と同じなんて 嫌! 同じなんて ありえない 君にしか 本当のこと 言わないよ 他の誰でもなく 俺の姫君が良いんだ どんなに 信じてくれなくても 何度も言うよ 君を愛している 他に言葉が要らないくらい 甘く 君だけの為に 何度でも 囁くよ 愛しい姫君 snowの日記 何か早く終わったけど、いつもと変わらない。 今朝の人身事故のせいで、遅刻しそうになり、タクシーに乗り込み、帰りも京浜東北のせいで帰りが少し遅くなり、仕事の量が多かった。疲れた。明日は、残りをやります! では、皆様、素敵なクリスマスをお過ごし下さい! Merry Xmas!
December 25, 2008
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~ 私だけの騎士様 ~ ある所に、民から大変慕われた美しい姫君がいた。しかし、姫君は貴族が好きではなかったのだ。彼女の好きな人は、この城で強いと評判の騎士で、姫君の護衛役であり、また、格好いいので女性に人気があった。誰にでも、優しく、来るもの拒まずみたいなところがあり、一癖、二癖もある人物だ。 「ティファ・フィスティー姫様の為に忠誠を誓います。」皆の前で、忠誠を誓うが、実際は... 「とてもお綺麗ですよ。」ニッコリ笑って、女性を口説く。「嘘つき!私だけに忠誠を使うなんて嘘じゃない!!ルイなんて大嫌い!」上の方から、様子を窺いながら怒る人こそ、この国の姫君だ。「ティファ!また、こんな所にいたのか?いい加減、諦めたらどうだ?」「何の事よ!俺はお前の為に言っているんだぞ!剣の腕に優れて、しかもさりげなくお前を護ことは出来るが、結婚相手としては不向きだ。もっとちゃんとしたやつと結婚しろ!」「嫌よ!私は誰とも結婚しない!私だけを護ってくれて、ちゃんと見てくれる人がいいの!!政略結婚なんてお父様のこと言わないでよね!お兄様!」この国の王子と騎士様は同い年で18歳。つい最近、姫君も16歳になり、本格的に結婚相手を探し始めた。他国との同盟を強くする為の政略結婚。その道具にされるのは嫌だった。「王子!会議が始まりますよ!姫様!お勉強の方はもう終わられたのですか?」その声の主は、さっきまで下にいたはずの騎士様。「ルイこそ!余裕だな!ちょっと来い!」時々、二人だけの話をする。 「妹のことが好きなくせに、あんまり虐めるなよ!ったく。お前らとくれば、会えば、嫌味&犬猿の中みたいな癖に!あいつの気持ちを知っていて、どうして意地悪するんだよ!」「それは決まっているじゃないですか!素直じゃない姫君も可愛いからですよ!だからこそ、言わせたいんですよ!彼女から好きという言葉を!その為なら、多少の意地悪はしますよ!」にやりと笑う。王子は思った。“お前のは多少じゃないだろ!!ティファが可哀想だ!どうして、この男に惚れてしまったのか...。” 王子は会議に出席、姫君は暇を持て余していた。「街に行きたいな!この間、新作のデザートが出たのに行きたいわ!!...誰もいないわ。よし、行っちゃおう!」上手く街娘に扮して、城を抜け出した。 「あれは姫君?馬鹿な娘!私に言えば、いくらだって連れて行ってやるのに!」騎士様は脱走に気が付いた。そして、散歩に行くとだけ言って、城を出た。 「ティファ様!お久し振りでございます!」「声が大きいわ!私のことは、フィーって呼んでって言ったでしょ!」「すいません。今日はどのような御用件でございましょうか?」「新作のスィーツが食べたいの!!バレナイうちに買わないとね!で、あるかしら?」「はい!只今、用意させて頂きます!」「2つにしてくれるかな?」聞き覚えのある声、振り向かなくても判る。逃げようと思っても、ガッチリ首に腕が掛けられていて密着している。「これはルイ様!お勤め御苦労様です!只今、お二つ用意させて頂きます!」店主は行ってしまった。その後、文句を言った。「どういうつもりよ!着いて来ないでよ!」「その態度はないでしょ!ばれたらお叱りを受けるのは貴女様ですよ!まだ、行きたい所があるのでしょう!着いて行きますよ。姫様は、目を離すと危なっかしいですしね。」すぐに子供のように扱うところが嫌いだが、好きだから、悔しくなる。 いろんな場所に行き、最後にとっておきの場所があると連れてこられた場所は、城の近くの建物の上だった。街が一望できる所だ。「綺麗!良いな。いつまでもこの国にいたいわ。異国になんて行きたくないわ。好きな人とずっと一緒にいたいわ。...貴族なんて、名だけだしね...。私は、姫であろうと、そうでなかろうと一生、私を護ってくれると人のお嫁さんになりたいの...。」呟くように言うと、彼は言った。「きっと、姫が望めば叶います。ティファ様を好いている方々多いのに、どれもダメなんですね!」「当たり前でしょ!私の体と権力が欲しいだけでしょ!そういう人が1番嫌い!それに好きな人のお嫁さんになりたいの...。」「好きな人ですか。きっと姫様に愛されている方は幸せなのでしょう。」そう微笑むから、また、寂しくなった。その衝動から思わず、抱きついた。「姫様?!!」「黙って!少しだけ、こうさせてよ。」いつになく、甘えているのは解っているけど、それでも彼の温もりを感じていたかった。 城に戻ると、お父様に怒られ、他国の王子と無理やり夕食会をさせれた。「姫様。本当にお美しい。」黙々と食べ、無視していると王様に話すように言われたが、適当に話し、夕食会が終わると城の中を案内するように言われ、仕方ないので、案内していた。 「...この城の自慢の庭です。」「これは立派です。姫様がいると一層引き立つ。姫様。ぜひ、私の者になって下さい。」すると何故か、どんどん迫って来るので、身の危険を感じ、後退りした。「お断りしますわ!貴方の様な無礼な方の者になんてなりません。」逃げようとすると腕を掴まれて、迫ってくる。「そんな姫様。恥ずかしがらないで下さい!」「嫌!お兄様!お兄様、助けてー!!ルイ...ルイ、助けて...!」怯えながら、抵抗しようとするが、もう駄目であった。しかし、次の瞬間、私を包むような風が吹いた。「...姫様に無礼を働こうとは許せまんね。伯爵!」「貴方との話は、勿論無しに頂きますよ!妹を傷付ける奴は許せませんからね!」闇の中でニッコリ笑いながら、尻餅を着いている伯爵に剣を向ける、お兄様が本当に怖いと感じた。「うわー!申し訳ありませんでした~!!」伯爵は逃げって行った。ルイは放して、私の方を見た。「姫様!遅くなって申し訳ありませんでした!御怪我とうはございませんか?」「ルイの馬鹿!なんで早く来てくれなかったのよ!!バカ!!バカ!!」胸をポカポカと殴った。「ティファ!そろそろ、止めないか!っタク。父上もロクなのを連れて来ない!こんなんじゃ、ティファの将来が心配だ!」また、始まった。お兄様は、ルイと幼馴染でとても格好良くて、ルイと並ぶくらい剣が強い。だが、お転婆である私のことをとても心配する。そのおかげで、中々他国の姫との婚約の話が進まない。「お兄様こそ!そろそろ、相手を決めたら良いのに。そう言えば、隣国のリース・クエラ様との話も上がっているんでしょ!」「ゥウ...。何故、それを...。」言葉を詰まらせた。「リース様がお見合いをするかもと言ってたもの!あの方が、お兄様のお相手だったら素敵なのに、織物が上手で、刺繍も上手で、そして、何よりも花を愛してやまない可憐なお姫様!憧れるわ!で、お兄様はどうなのよ!」「確かに、彼女との話は上がっているが、断るつもりだ!」「どうしてよ!」「お前が心配で、嫁を探すことも出来ない。」「失礼な!お兄様なんて、大嫌い!」こう言うと暫くショックで立ち直れずにいた。姫を部屋まで送り届けようと騎士様は、慌てて、追い掛けた。 「今夜は、ごゆっくり、お休み下さい!そう言えば、姫様が望むお相手はどのような方がよろしいのですか?」「へっ?!相手?//////」顔を赤くして照れる姫様。「そうね。優しくて、私をいつでも護ってくれる人!そして、強い人かな?」「そうですか!姫様と結婚する人は大変ですね!」「失礼ね!!」蹴りを入れようとしたが、あっさりと交わされてしまったのだ。「では、そのお相手が見つかるまでは、暫くは私が御護り致しましょう!」「何よ!それ!!失礼ね!!ルイみたいに女の子を口説かない人が良いの!」そう言いながら、入った。「...っふ。可愛い人。貴女を手放す時、私は...」呟いた。彼は、姫様がとても好きで仕方ない。しかし、身分からしてありえないので、誤魔化す為に、彼女をからかいながらも護る。たった一人の姫君に忠誠心を誓う。 それから数日後、リース様がやって来た。そして、見合いをした。とても気に入っているようだが、王子が姫様を心配していると断ろうとした。「...それでも構いません。私は、一目見た時から貴方様に恋をしてしまったのです。だから、多くは望みません。シャール様が好きです。//////」今にも泣きそうな表情で話すリース様。そんな彼女を陰から見守る姫様。「何をなさっているんですか?」呆れ返った様に言う騎士様。「ルイ!ちょっと、静かにして!」「ああ、リース様ですね。大丈夫ですよ!シャール様は、リース様が好きで、ずっと憧れていたようですし!あとは時間が解決してくれますよ」「へ?」目が飛び出しそうになるくらい驚いた。「知らなかったんですか?お二人の邪魔になりますから、行きましょう!」しれっとして表情でそう言いながら、お姫様抱っこで通路を歩く。その姿を何人もの人に見られて恥ずかしかったのだ。だけど、幸せだった。 「これはいかん!ルイとティファを離すのじゃ!」これを見た王様は二人の気持ちに気付いていました。だからこそ、二人の仲を認めようとせず、離すことを決意した。 それから数日後、騎士様は、兄王子様の守衛役になり、代わりに姫様には、騎士様の次に強い騎士と腕ぷっしの強い侍女を付けられたのです。これには姫様もご立腹。「お父様!どうして、ルイを外したの!」「ティファ!そなたはあの者に惚れているだろ!だから、尚更傍においてはおけない!」「そんなの勝手よ!!ルイ以上に私を守れる者がいない上に、下心ばかり持った者しかいないじゃない!」「うるさい!とにかく、決定事項だ!これ以上、口応えは許さない!」「お父様の馬鹿!大嫌い!!」そう言って、怒り。ずっと部屋で泣いていた。 「お父様!これはあまりにも酷過ぎます!」「シャール!お前も口を慎め!」これ以上は何も言わせてはもらえなかった。仕方ないので、姫様の様子を見に行った。 「ティファ。泣くな!父上も勝手だ!でも、お前はどうしたいんだ?」「ルイと一緒にいたい...。ルイが好きなの...。ルイ以外、誰もいらない。叶わないなら、一生、誰とも結婚しないんだから!」「っタク。たとえば、ルイがお前以外の人を選んだら、どうするんだか。」「その時は、諦める。でもね。ルイにそんな人が出来るまでは好きでいたいの...。」「まあ、その時まではな。そうだ、1週間後の誕生日会までには、ちゃんとしなさい。ちゃんと良い子にしていれば、良いこともある。だから、泣くのを止めなさい。」その理由は、まだ解らないけど、なんか考えてくれそうな気がしたので、おとなしく勉強や稽古に励み、その間にドレスの新調など行われて慌ただしかった。 ー王様の誕生日たくさんの国民に祝福されて、今夜は舞踏会も催されるので、国民達は楽しみにしていた。なんて言っても、王子や憧れの騎士様達と踊れるチャンスを誰もが楽しみにしている。 「変じゃない?」「ええ、とてもお綺麗ですわ。きっと、ルイ様も喜びになりますわ。」侍女は言った。「でも、ルイにはきっと逢わせてもらえない。」「姫様。大丈夫ですわ!私は、姫様の味方!キール殿。上手く、やって下さいね!」「セシアさんもね。」何がどうなっているのか?解らない。
December 24, 2008
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~ 見つけた希望 ~ 絶望しか 知らない 愛されること いつも望んだ いつも 願っていた あの人に愛されなかった でも 今は君がいる 絶望の中から 私を見つけてくれた 君が望むなら ずっと ずっと ここにいるよ 君の望む場所に snowの日記今日は、今、部屋を片しています。終わらなくてまずい。」
December 24, 2008
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「...椿ちゃん。...気持ちは嬉しいけど、誰かに見られると大変だから、今は、部屋に早く行って休もう。」「...私のこと、嫌いになられたんですか?」熱のあまり、可笑しくなっている私に、戸惑い、彼は何も言わず、手を握り締めながら、部屋に向かった。なるべく、見られないようにと気を遣いながら。 部屋に着くなり、彼は布団のある場所を聞いて、いそいそと布団を取り出し、直ぐに寝れるように準備を整え、私を休ませようとした。だけど、私はさっきの答えがなかったことに、不安になっていて、言うことを聞かなかった。すると手が伸ばされ、抱き寄せられたが少し勢いがついてしまい、私は抱えられるようにして、倒れ込んだ。「...嗚呼、大丈夫ですか?」「...椿ちゃんが好きだよ!ずっとこんな風に触れたかった。嫌いになるはずないよ!まあ、多少なりとも、叔父様邪魔されたせいで、逢えなかったんだけどね。見合い話をたくさん持ってきてさ、腹が立っているんだ。椿ちゃんが好き過ぎて離せなくなりそうなくらい愛してる。」質問とは、違う返答だったが、甘くて溶けてしまいそうな言葉、そしてさっきよりも強く抱き締めらることで、愛を表現していた。甘い言葉に酔いしれてしまいそうになりながら、一つ気が付いた。“温かい。安心する。...でも、不味いよね?こんなところを誰かに見られたら(汗)!あっ、薫さんに見られたら、変な誤解をされて不味いことになる!早く、どうにかしなければ!”「...辰之介様。一度、離していただけませんか?この体勢を薫さんとかに見られたら、私、お嫁にいけなくなっちゃいます!(泣)」彼は、暫く思考停止になり、慌てて、離れた。「...ごめん!そうだよね!薫さんに見られたら、大騒動になっちゃうね!でも、そうなっても、俺が君をお嫁さんにするから大丈夫だよ!」半分冗談混じりで、照れもしないで、サラッと言ってしまう彼に、こっちが恥ずかしくなる。「//////」赤面する私に、「何か変なことを言ったかな?」と言う彼に、もう少し、キザな言葉に謹んで欲しいと思った。優しい甘いキスを何度も繰り返した。薫さんが来るような気がして、布団に入り、雑談をしていた。それから間もなく、お粥と薬を持って薫さんがやって来たので、辰之介様は帰った。薫さんはもう少しゆっくりすることを奨めるが、用があるとのことで、帰られると言うので、寂しいなと思っているとそっと囁いた。「...必ず!また、連絡するよ!手紙を君に送るよ!」手紙をくれると約束してくださった。 私は、それを楽しみに待ちながら、大人しく、眠っていた。私が体調を崩してから、暫くし、藤が元気になったことが知らされた。 「...そうですか。良かった...コッホ...コッホ...」その知らせに安心したが、この間より、一段と具合が悪くなった。「...椿!大丈夫か?ネギたっぷり、入れたお粥だ!食べろ!」そう、辰之介様が来たあの日以来、毎日のように和久様は、部屋を訪ねては、何かしら置いていく。正直、気持ちはありがたいが、とんでもない創作料理を作って持って来るのは止めて欲しい。「...和久様!お気遣いなく!御婆様に、言われませんでしたか?私の病が移るかもしれないから、近付いてはいけないって!」「...まあ、遠慮するなよ!ほら、食えよ!」差し出されたが、正直、食欲がなくて、食べれそうにない。「あっ、和久様!!稽古をさぼって、何をなさっているんですか!」薫さん登場!次に最近入ったばかりの捺さんが泣きながら、駆けてきた!「...椿様!ごめんなさい!...おらが作ってたお粥を目を離した隙に和久様が...」泣きながら訴えた。「...コッホ...コッホ...。和久様、いい加減にして下さい!お気持ちは嬉しいですが、捺さん達を困らせるのを“止めて下さい!”って何度言ったら解るんですか!!貴方は、この北条家の時期頭首になられる方!私なんぞに構っていないで、稽古に励むべきです!それに、台所は、男子禁制でございます!...コッホ...コッホ...。」興奮のあまり、色々言って噎せた。「椿様!大丈夫ですか?」「大丈夫...。和久様、そのお粥、ご自分で味見されました?」「...いやしてない!これなら、早く良くなるだろ!」呑気にそんなことを言うから、ブチッと切れた。「和久様!!貴方は解って下りません!料理は、味付け、見た目の彩り、食欲増進の為の香り付けなど大事なんですよ!それに、作ったら、自分が先ず、味見されるのは基本ですよ!」バシッと言い切ると「...分かったよ!食えば、良いんだろ。」一口、口に入れた次の瞬間、顔色が変わった。「...水...水...」しょっばくて、かなり美味しくなかった様子!「...お水でございます!」捺さんは、和久様が持ってきた水の入ったコップを渡した。「...何事です!」御婆様登場!「...大奥様!」薫さん達は蒼くなった。私が簡単に説明すると「...和久!自分で責任を持って食べなさい!捺さん、作り直し、お願い出来るかしら?」「...は、はい。」「...捺さん、大丈夫よ!とって食おうなんて思わないわ!」私が言うとホッとしたのか、胸を撫で下ろした様子。そして、台所に戻り、和久様も追い出され、渋々、一人で食ったのは間違いはなかった。 「...調子はどう?」「...まだ、ちょっとダルいです!先日、辰之介様に逢えたので、元気になりました。和久様の気持ちは嬉しいのですが、やっぱり、今は大人しく寝かさせて欲しいと思いました。」御婆様は納得していた。「そうよね。辰之介君、ここ最近、ほぼ毎日のように手紙が届いているけど、どうしたの?恋文?」楽しそうな御婆様。「そうなんでしょうか?私、お逢い出来なくて、寂しいと言ったから、日記のように、ほぼ毎日のように書いて下さるんでしょうか?」頬を赤く染めながら、聞いた。「...まあ、どうかしら?でも、手紙って良いわよね!私も若い時に和樹さんと文通をしたわ。まあ、滅多に返事をくださならくてね。だけど、宝物みたいで嬉しかったわ。」思い出に浸るように、御婆様はうっとりしながら話していた。「...私も辰之介様に、手紙を書きます。御婆様、ありがとうございます!また、治ったら、色々とご指導お願いします。」私はそう言うと「...勿論よ!私は、貴女が幸せになるのが一番よ!だから、あまり無茶しないでね!」そう約束し、そして、間もなく、捺さんがお粥を持ってきた。私は、今度は美味しそうなお粥を口にし、一息ついた。 それから数日後、だいぶ回復した。熱が下がったが、風邪が治っていないので、まだ大人しく養生していた。「...よぉ!元気にしてるか?」ひょっこり、顔を覗かせたのは優兄。「優兄様!うん。藤が最近、来たって聞いたんだけど、本当ですか?」「うん。御婆様に、和久と一緒に叱られていたよ!」「えっ?」予想もしなかった答え。「何でも、椿ちゃんに逢いに行こうとして、廊下を走り、更に出会い頭に、同じことを考えていた和久に遭遇し、張り合ってたとか。そして、見つかって、正座をさせられ、お説教だって!“廊下を走るとは何事ですか!!”」優兄が、御婆様の真似事をしたが、よく似てた。クスクス笑った。「...似てます!本当に、仲が悪いですよね!」「ったくな。でも、藤君もある程度、わきまえないとまずいな。」優兄さんは苦笑する。その理由は、仲が悪いのも、困るが、世間に出て来れば、“出る釘は打たれる”ではないが、苦い思いもかなりするであろうことが目に見える。もっと身近なことに例えるなら、当主の息子で、本家の跡取り息子で和久様に逆らうことは、昔の一国一城の主、つまり、殿様に逆らうのと同じことを意味する。つまりは、和久様に逆らえば、分家の端くれの分際なクセにと言われ、叩かれ、最悪、一家が路頭に迷うことになる。だから、もう少し、分をわきまえないといけない。「...藤は、昔の私に似て、口も態度も悪いから、不安です。和久様が、力を発揮すれば、藤なんて簡単に握り潰せるでしょう。だから、怖いですね。」言葉の通り、今から治さなければならない。「...話は換わるけど、辰之介君は、椿ちゃんと結婚する気があるのだろうか?」彼の何気ない一言に、一気に不安が増した。「...えっ!?」「...いや、最近、見合いの話をよく耳にするから...。九条と北条の家の者同士だから、ワザと持ってきた奴もいるんだろ。気にするなよ!でも、椿ちゃんが幸せにならないなら意味がないよ!」その言葉が耳に入らない。私は、立ち上がり、部屋を飛び出した。「椿ちゃん?!待って...」優兄さんの待ってと言う言葉すら、私には入らない。髪を振り乱し、廊下を全力で駆けて行く。その後を優兄さんが追う。 「...椿様?どうしたんですか?」擦れ違った薫さんにも話せないほど、気持ちが不安定で泣きたかった。「...待って!薫さん、ごめんね。」薫さんとぶつかりそうになった。「...どうなさったんですか?」「...いや、色々...。辰之介君の今、いる場所に心当たりはある?」優兄さんの問い掛けにピンと来ていない様子だ。 私は、屋敷を出て、裸足で彼の家の方まで駆けていた。“嘘だよね?私のこと、愛してる...と言ったのに、嘘なの?...私じゃ駄目なの?...貴方が望んだことなのですか?...夢であれ、夢であって欲しい。”その想いだけで走っていた。今にも壊れそうな心を持ちながら、ただ走るしかなかった。 「...辰之介様は、本当に北条家の姫君を愛していらっしゃるんですね。私なんか、入る隙なんてありませんわ。私も、愛しい方がおります。その方の薦めた話で、相手が貴方様と知ったら余計に断れませんわ!」「...そうですか。私の方から丁重にお断りする形で、話を進めます。」「...お願いします。しかし、北条家の姫様に、この話が行かなければ良いのですが...」「...私もそう願いたいです!椿ちゃん以外、要らないと思っておりますので...」「...まあ、辰之介様たら!本当に羨ましいこと!」和やかに話す二人の姿を捉えた。最初は、辰之介様だけだと思っていたのだが、隣には、美しい女性が立っている。今の私は、泥だらけボロボロで、子供の頃にみたいで惨めになった。 「...辰之介様...。どうして...どうして?見合いなんて...」私は、一人呟き、情緒不安定になり、自然にポロリと溢れ出していた。「...つ、つ、椿ちゃん?!どうして、ここに??」辰之介様は、こちらに気が付いた。だけど、隣にいる女性を見たら、何にも返す言葉が見つからない。ポロリとポロリと涙が溢れ出していた。 “ソノヒトハダレ? ワタシニ ツゲタコトバハ ウソ? アナタノ オモイ ワカラナイ” 私の想いは、言葉に出ない。代わりに涙が溢れ出し、近付いて来る彼を避けるようにして走り出した。「...あっ、椿ちゃん待って!」辰之介様は、呼び止めながら、隣にいる女性を気に掛ける。もし、叶うなら今すぐ消えてなくなりたい。
December 23, 2008
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~ 幸せを奏でる人 ~ この旋律で 誰かを幸せにする人 君は 自覚がないんだろうけど この音色は 至宝の物 心を温かく 温めてくれる音色 君の奏でる旋律に いつだって 私は 魅了され 傷付いた心 癒されていく 君の言葉は 不器用な優しさ 君の奏でる旋律は 素直な想い 誰よりも優しく 癒してくれる 言葉なんて要らない 君の奏でる旋律 幸せの音がする 幸せを奏でる人 君のように 温かい人 snowの日記今日も指先シリーズです。いろんな更新が出来なくてすみません。無駄に続きますがこれからもよろしくお願いします。
December 23, 2008
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~ 癒しの音色 ~ 君が泣いているのなんて もう見たくないんだ 自分以外の誰かの為に 泣く姿を 何度も見た その度 歌声が 悲しくて 痛みを感じる 孤独を知ったような音色 ここに 俺がいるよ 言えないから 君の為に 奏でよう 君の心が 少しでも癒されるように 優しい音色を君に snowの日記明日は、お休みです。2連休です。指先シリーズの詩です。
December 22, 2008
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許しているつもりだった。だけど、穂乃香の告白と謝罪の言葉が上手く、心の中に飲み込めず、胸の辺りがモヤモヤして、スッキリせず、沸々と怒りのようなものが込み上げていた。「...ごめん、穂乃香。今日は、ここで帰るね!」「...雛菊!」彼女の声も聞かず、私は走り出していた。このまま、いたら、もっと酷いことをいって傷付けていたかもしれない。醜い感情をぶつけるのが怖くて逃げた。 時間はいつしか過ぎ、肌寒さを感じる時間帯になった。私は屋上に薄着でいた。忘れた筈の想いや元彼の楠田君との想いが頭の中を巡り、涙が勝手に溢れていた。行き場のない怒り、悲しみをどう消化するかなんて分からない。「...♪」ピアノの旋律が鳴り響き、抑えていた感情が自然に涙になり溢れ出していた。何時しか、私は泣き疲れ、眠ってしまった。 「...錦。また、泣いていたのか?」誰かの声がした。そして、包むように何かが掛けられ、体が宙に浮くようにフワフワした感覚を憶え、また、深い眠りについた。それは、いつになく優しい夢で、何故だか、心が温まる気がした。「...錦。」私の名を愛しそうに呼ぶ声、誰だか判らない。
December 21, 2008
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~ 残っていた感情 ~ もう 大丈夫と思っていた だけど 話を聞く度に 忘れていたはずの感情を 静かに思い出させる もう 許すつもりだった だけど 醜い感情が許さない 許したい でも 怒りが消えない あの娘に 嫉妬している 忘れたい あの満たされた旋律で 全てを包んでくれた旋律 早く 包まれたい 消えない怒りを ぶつけたくなくて 我慢して 傷付けないようにする また 苦しさだけが残る snowの日記今日の詩は、指先からシリーズの詩です。今回の小説の思いです。クリスマスだけど、予定は未定だ。
December 21, 2008
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~ 甘く切ない想い ~ ずっと 想っていたい 貴方のことを... 許されるなら これからも ずっと ずっと傍にいて 優しくない貴方 だけど 離れるのは嫌 好きだから いつも一緒にいたい 一緒にいる時間は 甘い だけど 離れている時間は 永久のように長い もう 愛していけないと 線引きされているようで 切なくて 怖い それでも 貴方を想うと この胸が一杯なの 貴方は知っている? どうか 別れる日まで 好きでいさせて... snowの日記姫君の思いです。休みが久しぶりだった。4日が辛かった。でも、すぐまた休みになる。今年も一人寂しいクリスマスみたいだな。
December 20, 2008
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~ 姫君への秘密のキス ~ 君は知らないだろ? どんなに 意地悪しても 俺の護りたい人は 君だけ 素直じゃない 俺の姫君 だけど 君以外の姫君は要らない 簡単に言ってあげないさ 眠る 愛しの姫君 まだ 優しい夢の中にいる姫君 まだ 教えてあげない そんな姫君に 優しいキス そっと 囁くよ 君への想い まだ 知らなくて良い 君を いつか俺だけの姫君する その時まで 教えてあげない 眠る愛しの姫君に 秘密のキス snowの日記 今日の詩は、騎士様。 なんかホントドSぽっくて怖い。 どうしょう。変人に仕上がったら...。 ドラマが最終回だ!楽しみ!
December 19, 2008
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朝練が終わると、廊下がざわめいていた。なんだろうと顔を覗かせれば、いたのは、穂乃香だった。彼女がいることに気付くと、許しているはずの心が彼女を拒否していた。今更、なんて、話せば良いか?分からない。話すことを躊躇い、足が動かなかった。 「...錦?あのさ...」滝さんに話し掛けられて、ハッとした。「...雛菊。話があるんだけど...」穂乃香の声は、不安な心。なんとか顔を上げると以前より痩せたような気がして、更に窶れたように感じられた。この変わりように驚いた。「?!」「...錦。」逃げてはいけないと解っているのに、声を出すこと、足を動かすことすら出来ない。「雛菊...。私、貴女に言わなければならいことがあるの?」周囲は明らかに穂乃香をよく思っていない。ヒソヒソと陰険な態度。彼女を護れるのは私だけなのに、声が出ない。「...悪いが、錦は体調不良だから、また別の機会にしてくれ。」滝さんが、そう言い放ち、私の腕を掴み、そのまま、保健室へと連れて行かれた。抵抗しようとしたが、頭が回らない。嫌悪感を感じて、体がダルかった。熱に浮かされているようにフワフワしていた。 ーIN保健室「...熱、計れよ!」丁度、保健の先生がいないので、勝手に体温計をどこかから取り出し、手渡された。「...穂乃香。窶れて、痩せ細ってしまったのは、私のせい...」涙がポロリと落ちると、体温計が鳴り、彼に渡した。「...少し熱ぽっいな。頭を冷やそう。...錦。お前は優し過ぎる。裏切った奴を心配するなんて、バカが付くほどお人好しだな!」「酷いです!」「...ごめん、ごめん!そんな優しい奴だから、皆が惹かれるんだ。優しい歌が歌えるんだ。そんなところが好きだ...。」「えっ?ええ?!!」驚いた。「...いや、深い意味はない!錦の魅力はその優しいところだ!だから、自分を責めるなよ!」慌てて否定し、誤魔化す。“ビックリした。滝さんに好きって言われているみたいで驚いたわ。私は、滝さんが好きかもしれない...。”頭を冷やさないと言うことで、冷えピタを取りに行き、戻って来て、貼ろうとしていた。「...ちょっと、じっとしてろよ!」「うん...。//////」「...雛菊!大丈夫?!」勢い良く戸を開けた和紗はこの場面を勘違いした。「...ごめん!邪魔したね!//////」顔を赤らめ、逃走してしまったのだ。「...あっ、和紗!!ちょっと...」呼び止めたが、遅かった。「絶対に勘違いしてるわ!ごめんなさい...。」「謝るなよ!しかし、そそっかしい子だね!」「和紗。絶対、江戸っ子の血が混じっているのよ!」そう言うとツボだったらしく声を漏らさないように笑っていた。 ー一限目終了直後の休み時間「和紗!!あのさ、さっきの勘違いしてるみたいだけど、滝さんは冷えピタを貼ろうとしただけよ!」「まあ、それだけ!随分、親しくなったじゃない!」和紗はからかうのだった。弁解を聞く気はないようだった。 昼休み、練習をする約束をしていたから、一緒に人のいない場所で食べていた。「...ごめんなさい。弁解を聞いてくれなくて...」「君が謝ることじゃないだろ。それより、次の大会は皆が完成度が高いと評価してくれるようなものにしよう。」彼は話を変えた。穂乃香のことについて、何も触れない。それは興味がないからか、敢えて、振らないようにしているんだと思うが、今の私にはありがたかった。お昼を食べた後、練習室で、稽古をした。彼が奏でるピアノの旋律に乗せて、私が歌う。歌う度に世界が広がり、もっと工夫をすることを考えたり、想いを込めて、のびのびと歌う。 放課後、穂乃香にまた逢った。「...話があるんだけど...」「...分かった。」この後、部活が急に休みなったので、自主練をしようと滝さんと話していたのだが、目で合図を送った。「...待ってるから、後で、逢おう。」彼は先に行き、私達は人気のない場所に移り、話すことにした。 「...ごめんなさい。解っていたのに、千種君と話す度に惹かれて、好きになってしまったの。」彼の名を発せられるだけで、胸が痛くなった。「...貴女が練習が増えて来た頃、彼は寂しいと言っていたわ。そして、想いが溢れ出してしまった。...悪いのは、私だから彼を怒らないで...」彼女は自分が悪いんだと、責めながら謝罪した。
December 18, 2008
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~ 疑心 ~ 花のように可愛くて 花のように 護ってあげたくなる 月のように 寂しい表情 時々 浮かべるのは何故? 誰よりも大切な存在 君が 仕事に関わりあるから 惹かれているんじゃない 君の笑顔に恋した だけど あいつに重なるのは何故? あいつは悪い奴 だけど 似ている 君の宝物 あいつと同じ あいつは 誰なんだ? 君があいつじゃないと思いたい 疑うほど 深くに嵌っていく 信じたくない 嘘であれと願う snowの日記 今日は、疲れた。明日まで仕事だ。 今、電車も遅れて最悪。
December 18, 2008
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~ 振り返る時間 ~ たくさんの人に出会い たくさんの物を見て たくさんのことを学んだ 振り返れば 色々あった 悪いことも 良いことも 全て 避けては通れないから 今の私がある 振り返れば 逃げたくなる時もある 涙して 悔しかった 悲しかった そんな時間もある だけど 私はここにいる 振り返る時間は 私の改善点を見つける時でもある だから 逃げないで 見つめられる人になりたい snowの日記今日は、忘年会。お母さんに朝からなんか怒られた。でも、朝から嫌味とか言わなくてもいいと思った。
December 17, 2008
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~ 何気ない優しさ ~ 何気ない優しさ そっと込めて 誰かの笑顔を そこにあれば良い そう思って 作った贈り物 不器用だから ちゃんと言えない 誤魔化すように 真心をいれる 気付かれなくて良い 少しでも 癒されて欲しい 私は まだ 何も出来ないから せめて 誰かが喜んでくれたら良い さり気なく 助けてくれるあの人 優しい言葉で励ましてくれる人 優しい心遣い 花咲くように いつも輝いている さり気ない優しさで 誰かを優しい気持ちに 出来たのならいいな 優しいお日様みたいな想いを 皆に 優しい想いを snowの日記 明日は会社の忘年会です!忘れてた! 今は、眠さが増してきました。 今日は、バナナケーキを持って行ったら、好評だった。かなり喜んでくれて嬉しかった!
December 16, 2008
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あの日を境に、私と辰之介様はぎこちなくなり、逢えない日々を送っていた。 冬に入り、寒さが増す中、私はある神社に来ていた。そこで私はお祈りを欠かさず、毎日のように通い詰めていた。何故、通い詰めているかと言うと、先日、和久様と一緒に実家に立ち寄った時のことである。 ー回想藤の為に御婆様が誂えた着物と半纏を届けに来た。「...藤。熱があるの?」「...姉様。気を使わないで下さい!...コッホ...コッホ...」どうやら、風邪を引いたらしく、咳き込んで苦しそうだった。背中をさすりながら「...大丈夫?御婆様が縫ってくれた半纏を着て、暖かくして寝なさい!」「...こんな餓鬼でも、風邪とはな!」皮肉めいたように、嫌味を言う和久様に藤はカチンときていた。「和久!そういうことを言わないで下さい!貴方様だって、この間、熱を出されて、苦しんでおりましたよね?病人だから皆様に労っていただきましたよね?だから、和久様も優しくして下さい!」「...ふ~ん。」「貴方でも、風邪を引くんですね。...コッホ...コッホ...」藤も嫌味を言うが、咳き込んだ。「ほら、止めなさい!和久様は大人気ないですよ!」叱った。こうは言ったものの、止まらない。母は、和久様を怒れず、藤を叱ろうとした。「...和久様!いい加減にしないと咲御婆様に言い付けますよ!藤も止めないんなら、私はもう貴方に逢わないよ!」こう言われて、二人はシーンとしてしまったが、この後も口には出さないが、睨み合っていたので、立ち上がると急に二人して謝った。「...ごめんなさい。俺(僕)が悪かった(です)!」二人は謝るが「...違うよ!荷物を取ろうとしたの。」そう私は、預かった荷物を包んだ風呂敷を取ろうとしただけであった。二人はホッとしたのか?溜め息を漏らすが、それが気に食わなかったのか、再び二人は睨み合い、目から火花がバチバチと散っていた。「...椿。あんた、迷惑を掛けてないでしょうね?」それは、私を嫌っていることが分かり、迷惑を掛けないでよみたいな言い種だったので、悲しくなったが、私は冷静に返した。「...大丈夫です。迷惑を掛けないようにしてます。余計なお世話でありますが、お爺様達に一度、逢われてはどうですか?心配していらっしゃるみたいですし...」気に障ったのか癇癪を起こしたように怒った。「...そんなことある訳がないわ!知った口を聞くじゃないよ!」叩かれそうになったので、目を瞑った。しかし、あるはずの痛みは無く、目をそっと開ければ、和久様が手を掴んで止めたのだ。「...ああ...」ビックリしたように何も言えない母。そこに父も現れ「...和久様。すいません。椿、お前は私達が受けた仕打ちを知らないから綺麗事が言えるんだ!」「...例えそうであっても、椿にあたるのは間違っている。あんた達がしっかりしないから、こいつがいつも傷付いていくんだ。爺様が、涙を流して、悔やんでいた。あの方達は優し過ぎる。分かっているだろ、厳しさ故の優しさを...」沈黙していた。「...御婆様。京都から帰ってから、昔の写真をこっそり見ています。そして、いつも泣きながら謝るんです!“ごめんね。ごめんね。”って...」私が言うと母は泣き崩れ、私達は荷物を渡し、帰った。 その後も、藤が熱が下がらないので、私は辰之介様に逢わないように、別の神社に百度参りをして、早く良くなるようにと祈願していた。 「...また、行っていたのかよ?」「...ええ。藤はたった一人の弟ですから...。変われるなら、変わってやりたい。あんな幼い子に辛い思いなんてさせたくない。私だけで良いの...。」そう言った。「...お前な。“苦労は買ってでもしろ”とか、“かわいい子には旅をさせろ”とかと言うだろ?甘やかして育っても良くないんだ。それに病気て言うのは、幼い内にしておいた方が良かったりするんだ。幼い内に、病気をしていれば、抗体が出来て、その病気に対抗出来るように、免疫力が付くだろ!だから、経験をしなければならないこともある。だがな、お前は特殊なんだよ!普通は、俺や辰之介の様に親の愛情を知って、甘やかして貰うんだろ?」私は思った。“和久様はかなり甘やかされたのではないですか?”「...何だよ!その疑いの眼差しは!!まぁ、良い!お前まで、体調を崩したら洒落にならないからな!辰之介の奴がさっき、来たせ゛!」「えっ、辰之介様が!?」その名に異常に反応し、興奮していた。「...ああ、いないと言ったら帰った。何かの用事で寄ったようだったから、長居出来なかったんだろ!まあ、させる来もないけどな!」和久様は意地悪なことを言うが、以前に比べれば優しくなった。丸くなった気がする。でも、一目で良いから見たかった。逢いたかった。あの京都以来、稽古などが忙しくて、逢えずにいた。想いばかりが募って、切なさがまた少しずつと募る。 ー辰之介様視点家の用事で、出掛けたついでに、この世で一番、愛しくて可愛いと思ってる恋人の椿ちゃんに逢いに来た。「...あいつなら、いない。」「えっ?嘘!」また、和久君の意地悪な発言と思ったが「...あら、辰之介様!いらしていたんですね!」家政婦の薫さんが現れた。「...椿ちゃんがいないって本当ですか?」「ええ。本当です。今、出掛けていらして、そろそろお戻りになられる頃だと思いますので、中でお茶でも飲みながら、お待ち下さい!」お茶を勧めてくれたが「そうなんですか...。お気遣いありがとうございます。しかし、私も帰らないとならいので、ちょっと顔を見に立ち寄っただけです。ですから、また、出直して来ます。椿ちゃんに宜しくお願いします。」残念に思った。「そう...。残念ですわ。椿様もきっと逢いたかったと思います。では、伝えておきます。」「...ありがとうございます。あの、ところでどこまで行かれたかご存じですか?」「...たしか、藤様が熱を出されてしまったので、その関係で出掛けていると思います。」薫さんは曖昧に答えた。「藤君が熱を...!?」「...ええ、そうなんです。直に良くなりますわ!きっと...。」うっかり喋ってしまったと言うような薫さん。「...お見舞いの品を持って行かなくては...」時間的にそろそろ帰らないとまずい時間だったので、帰ることにした。本来の目的を忘れ、代わりに藤君のことが気掛かりのまま、帰って来た。 「...何か栄養のある物を持って行かなくては...」悩んだ末、林檎と蜂蜜を持って行くことにした。 学校の帰り、とある神社で見知った人物が視線に入った気がした。一度、目を擦って、見えた場所をゆっくり見直すと、いた。逢いたくて、逢えない擦れ違いの日々を繰り返している愛しき恋人が...彼女は俺がいることに気付いていないようだった。神社と階段を何度も上り下りし、何か祈願している様子だった。本人に直接、聞くかどうか迷ったが、遠回しに、薫さんに聞きに行った。 「...えー?!椿様が?!...。」驚いた表情を浮かべたが、すぐに変わった。何か思うことがあるのか、険しい表情をした。「...辰之介様。恐らくは、椿様は藤様の回復祈願をなさっていたのかと思いますが、椿様に言わないで下さいね!貴方様に心配を掛けたくなくて、こっそり祈願していたんだと思います。」こう言われるとうんとしか言えない。毎日、回復祈願をしていた私だが、段々、具合が悪くなっていた。 「...藤君。皆には、内緒で食べるんだよ!」辰之介様は、なんと私の実家に立ち寄って、林檎を切って食べさせていた。「それは何でですか?母様達に知られたら、姉様に迷惑が掛かるからですか?」幼いながら、非常に気を遣う藤に、彼は頭を撫でた。「...違うよ!和久君も言わないけど、心配していてね、林檎の品質が良い物を探し当てて、購入したんだよ!僕のは、街で、買ってきたのだよ!椿ちゃんもとても心配していて、君の為になるのは何か考えていたよ!皆、とても心配しているから、早く良くなって、逢いに行きな!じゃあ、男同士の約束だ!」指切りをして、約束を交わした。「...ありがとうございます。姉様に宜しく。」そこで別れ、藤は蜂蜜などを隠した。 辰之介様は、その後、家に寄られた。「...何だよ!また、来やがったのか!」不機嫌そうに言う和久様は、稽古着姿だった。「椿ちゃんはいるかな?いるなら呼んでくれる?」 私は、具合が悪いので、休もうと思った時に、和樹お爺様が和久様を捜されていた。そして、伝言を預かったが、居場所が見当が付かない。どうしようと思っていた所、和久様の声が聞こえたので、声のする方に急いだ。 「...あっ、和久様!...辰之介様?!何でいらっしゃるんですか??」驚きの声を上げると、和久様が不機嫌そうな顔で舌打ちをした。「...近くまで来たから寄ったんだよ!椿ちゃん、良かったら使って!」辰之介様は、満面な笑みで嬉しそう。そして、小包を渡された。開けてみれば、桜のお香だった。「..ありがとうございます!お香に興味が逢ったのですが、なかなか買う余裕もなくて...。とても嬉しいです。//////」元々、高かった熱が、更にこの喜びで上がっていく気がした。「...どうでも良いが、何か俺に用があったんじゃないのか?」二人の世界に入っていたのが、余程気に食わなかったと思えるが、とても機嫌が悪かった。「...あっ、そうだ!!お爺様が、稽古に早く戻って来いと仰っておりました。あと、戻らないなら明日からの稽古を2倍になさるとも仰っておりました。」こう言うとまた、舌打ちをした。「...ッチ。倍にされるのは困るが、お前らを二人きりにするのも気に食わない!椿、お前、稽古は?」「...終わりました。あと、頭痛が酷いので、先に上がらせていただきました。」「...だったら、看病しなければな。」ニヤっと笑ったが、御婆様がやって来て、逃げ道は打ち砕かれたのだった。「...和久!こんな所にいたのね!和樹さんが、稽古をやると言って、随分、捜されていたわ!早く行きなさい!」「でも、椿が...」「あら、辰之介君。来ていたのね!せっかく、来てくれたのに、悪いんだけど、ちょっと熱があるようでね。早く休めて上げたいの!」「...あの少しで良いんで、傍にいては行けないですか?」「...そうね!頼もうかしら、今、薫に氷枕とかを頼んだから...。ゆっくり二人で話したら良いわ。和久は何をしているの?ささっと行きなさい!」恨めしそうな顔をしながら、和久様は稽古をしに行き。私は辰之介様と二人で、部屋に向かう。久々に二人でいられると思うと嬉しかった。「...椿ちゃん?熱、大丈夫?」「ちょっと、何時もより調子は良くないです!」「無理しちゃ駄目だよ!俺、あの京都以来、笛やら御祓いやらで忙しくて、逢えなかったから寂しくて...。ずっと、逢いたかった。」彼の気持ちが何時も真っ直ぐで、ドキドキする。優しい言葉が嬉しくて、もっと甘えたくなった。「...私もずっとお逢いしとうごいざいました!」
December 15, 2008
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「...亜璃雛。お早う。元に戻ったのね。良かった。そう言えば、今朝、柏木先輩、不機嫌だったのよね。何でも、水泳部の王子様に振られたとかね!」「そうなんだ...。」あんまり驚いた様子じゃない私に港がッ込んだ。「何、その反応の薄さ!昨日は、あんなに凹んだくせに!」「杉野君が何とも想っていないって、朝、言っていたから...。」「やったじゃん!まだ、亜璃雛にもチャンスがあるんじゃない!この勢いで告っちゃえ!」「そんなんじゃないよ。杉野君は、皆に優しいし、先輩が気にしていることを話したのかもしれないでしょ!それに、誰が好きなのか?分からなくなって切っちゃった。」「ええ、ちょっとそれ、危ないんじゃない。」港は一人で騒ぎ立てるが、私は朝練を張り過ぎてみたいで眠かった。 「...あっ、夏川さん。寝てる!本当に、不思議の国のアリスみたいで可愛いよな。」「ああ、そうだよな。いつも杉野先輩がいるから近付けないけど、小さくて、本当に可愛いよな。」周りには杉野先輩=恋人みたいな認識があるらしく、最近、ただ単に先輩が扱いているのだと分かり、少し同情の眼もあるようだ。私を写メしようとしていた子が、次の瞬間、恐怖の悲鳴を上げたのだが、私は夢の中だった。そう、何故ならば杉野先輩が現れて、妙な真似をしないように牽制し、その子は、泡吹いていた。そして、近くにいた港に、用事を頼んだのだった。「悪いが、これを夏川に渡しておいてくれ...!」と杉野先輩が頼むもんだから、渚はニヤニヤして、先輩に気味が悪いと思われたのだった。
December 15, 2008
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優しくて、魚のように水中を華麗に舞う王子様。力強い泳ぎで、皆に怖いと恐れられつつも、私をいつも助けてくれる不器用な王子様。私の想いは...。 翌朝、早朝の朝練。誰よりも早く来て、ウォーミングアップの為に、準備体操後、軽い走り込み。「よおーし!走るぞー!!」気合い十分。昨日の想い気持ちが嘘みたいに、消えて翼が付いているのかの様に軽やかに走れる気がした。朝日に照らされて、走り、心地良い風が吹いて、とても気分は軽快だった。 「夏川?早いじゃねかよ。」声をかけて来たのは、杉野先輩。「あっ、先輩!お早うございます!」昨日のことを思い出すと急に体温上昇&顔が赤く染まっていく。「顔赤いけど、熱でもあるのか?」彼は、近付いてきて、私の額に手を当てる。「熱はないみたいだな。落ち着いたか?」「はい、先輩に胸をお借りしたおかげです!ありがとうございます!」「そう思うなら、何かお礼をして貰わないとな。」意地悪そうに言った。「お礼ですか?先輩にハンバーガを奢るとかですか?」慌てた。「...まぁ、それでもいいけど...。今度の大会の予選に俺様が出場するから、応援に来い!」「はい、行きますよ。チア部の皆と応援団の皆さんで...」間抜けな回答をしたので、飽きれていた。「お前な...。」私があまりに鈍感なので、言う気力を奪っていた。「...まぁ、良い。俺様の華麗に泳ぐ姿を見ていろよ。」何時もより迫力のある言い方に何故か、トキメイていた。「はい。//////」「じゃあ、俺も着替えて走るぜ。」彼は部室に向かって行った。“私たら、ダメじゃない!私が好きなのは、杉野君...のはず。なのに、昨日、先輩に抱き締められてから、私、変だよ!先輩のことも気になるなんて...”私は揺れていた。 ~ 夏の王子様 7 ~ 「...夏川さん?お早う。」声をかけて来たのは、今は逢いたくない人。「杉野君...。お早う。先輩と一緒じゃなかったんだね?」「ああ、兄さんはあれで、自分に厳しい人だからね。...あのさ、夏川さん。噂のことなんだけど...。」聞きたくなくて、逃げようとしていた。「待って、ちゃんと聞いて欲しいんだ。柏木先輩とは、付き合っていないし、マネージャーだから、俺のことを心配してくれていたんだと想う。たとえ、気が合っても俺は何とも想っていないから...」“杉野君。軽く酷いことを言っている気が...。気が無いのは分ったけど...。でも、柏木先輩は、杉野君のことが好きだから、接近していたんだと想うのに...。”口には出さなかったが、先輩が気の毒に思えた。「そうなんだ...。行かなくて良いの?先輩に怒られない?」「大丈夫だよ。でも、兄さんには負けていられないな!夏川さんのチアの頑張っている姿に俺も水泳部の皆も元気を貰っているから、今度の大会の予選会に応援に来てくれないかな?」驚いた。杉野先輩と同じことを言っているから...。「...皆で行くよ。さっき、先輩にも同じようなことを言われたの。杉野先輩、いつもより気合が入っているみたいだね。」「兄さんが?」「うん...。皆、スイスイと泳ぐから格好良いと想う。皆に頑張って欲しいな。」「そうなんだ。きっと、皆も喜ぶよ。...個人的には、俺だけを応援して欲しいな...。」最後の言葉をぼっそと呟いたが、私には聞こえなかった。「...皆がいつもより力出るように、一生懸命、私達応援するね!」笑顔で言った。「...ありがとう。じゃあ、俺も行くね。お互い、朝練頑張ろうね!」うん。眩しい笑顔にドキッとしてしまった。やっぱり、杉野君にドキドキする。でも、先輩のことを考えれば、先輩のことも気になっていた。まだ、この理由がどういうことなのか、解っていなかった。 ~ 夏の王子様 8 ~
December 15, 2008
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~ たった一人に愛されたい ~ あなたに 誰よりも愛されたかった どうして 私を嫌うの? 私は あなたに嫌われないように 生きているのに 生きることすら 罪に値するのですか? 誰も 愛してくれないなら 闇に消えてなくなりたい もし 光があるなら たった一人でいい 誰かに愛されたい 満たされたい この想い いつの日か 待っている 愛を知ることを snowの日記新作の詩です。難しいです。明日から仕事で疲れそう。しかも水曜日、忘年会で倒れそう。
December 15, 2008
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~ 悲しき恋 ~ どんなに望んでも 相容れない存在 どんなに想っても 振り向いてはくれない 振り向かせることも出来ない 切なくなる度に 貴方を想う 初めて逢った日は 運命だったの? こんな残酷な運命なら 出逢いたくなかった 私の素を知って 優しい貴方 だけど 裏の顔を知られたくない 貴方が知ったら 私は逢えなくなる 悲しき恋 知りたくなかった こんなに 辛い恋なら もう少しだけ 貴方を想っていても良いですか? 貴方が全てを知るまで snowの日記今日の詩は、女怪盗の詩です。難しい恋です。
December 14, 2008
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~ 小さな恋歌 ~ 名前通りの可愛い君 いつだって 一生懸命で 頑張っている姿が 好き 内気で 言葉が少ないけど 小さな花のように可愛い 華やかで 煌びやかな場所が 似合わない 君だけど あの小さな 春の花のように 優しくて 風のように優しく 傍にいる 君だから 好きになった 小さな 小さな恋歌を 君に 風に乗せて 歌うよ 優しい君が 大好きなこと snowの日記 新作の詩です。 何か、よく分からないものになった。
December 13, 2008
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~ 強い絆 ~ どんなに離れても 大丈夫 逢えなくても メールや電話で 君と話せる いつでも どこでも 逢えなくて 寂しいと 泣いたけど 君は 優しいひとだから 困らせたくなくて いつもみたいに 振る舞うけど 逢えなくなる不安 感じる度に 嘘であって欲しい 願ったけど でも 君の夢が近付くなら 応援したい 頑張れと言いたい 逢えなくなっても きっと また逢える 信じてるから 切れない絆に 再会を誓い 君のようになると 歩き出す snowの日記 私の思いが混じったような詩です。 職場の人が子牛にべぇべぇ言ってる話が面白かったです!
December 12, 2008
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~ 突然の別れ ~ いつまでも 続くと思ってた 半人前で まだ 危うい私 いつも 優しいあの人 いつかは あの人のようになりたい 私の一番 身近で 目標の人 頭では 解っているのに 涙が勝手に溢れて来る 後から来る 抑えていた想い 知りたくなかった 傷付かないと思ってた だけど 寂しくて 涙が止まらない 応援したい あの人の新たな門出 だけど 涙を堪えられず 溢れた涙 どうして止まらないの? さようならが 辛いくらい 優しい 私の憧れの人 あの人のように なれるかな? さようなら まだ言えそうにない 寂しさが 込み上げて 涙溢れる snowの日記 今日は、会社のミーティングがありました。内容はよく分からなかった。 だけど、社長の一言が思ったより私には堪えた。 私が今、仕事でお世話になっている先輩が実力が認められ、移動になるかもしれないとのことを聞きました。 こんがらがっている頭に放り込まれた言葉が、なんだか私にはちゃんと受け止めきれず、ズルズル飲み会に引きずってしまいました。 それは本当に申し訳なかったです。 ただ、先輩はいなかったんで、泣いてしまったのを見られなくて良かったと思います。 お兄ちゃんみたいに安心出来る人で、寂しくなってしまったみたいです。明日も仕事が一緒なので、迷惑を掛けないようにしたいです。 まだ、涙がこぼれ落ちます。
December 11, 2008
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~ 君だけを... ~ どんな 綺麗な美女や 可愛い娘がいても 君しか 要らない 護るべき者は 君だけで良い 意地っ張りで 素直じゃない 俺のお姫様 気付いてないでしょ? 君の考えていること とても 分かりやすいと言うこと 素直に言わないから つい意地悪したくなる 危なかっしくて 放って置けない 誰よりも愛しい姫君 君が望なら 傍にいるよ だから 早く 言ってしまいなよ 気付いてないと思っているの? 素直じゃない君が 愛しい 君だけを護りたい 君の愛の告白(ことば) 聞かせてよ 素直じゃないけど 俺の愛しい姫君 ずっと 待っている 君の言葉 snowの日記 遅くなりました。 かなり上から目線の騎士様。 新作の騎士様。姫様の想いを知ってるくせに焦らして言わせようとする意地悪な兄ちゃんです! だけど、ツレない所も姫様は好きなんだと思います。
December 10, 2008
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~ 意地悪な騎士 ~ 護ってくれるけど 意地悪で 優しくない騎士 さり気なく 護るくせに 悪ガキのように意地悪 からかわれる度 悔しいけど 触れられる指先が愛しい 君と喧嘩しても いつだって護ってる 抱きすくめられた腕 触れられた箇所が熱い 君に近付きたい だけど 許さない いつだって 線を引く からかいながら触れる指先 期待して 突き放される そんなこと 解っているのに 意地悪な優しさで 私を包む 私の意地悪な騎士 だけど 止められないほど 君に恋してる 愛しい君が snowの日記 遅くなりました。 風邪をぶり返したような感じです。 かなり疲れてました。
December 9, 2008
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~ 自由の翼 ~ あの鳥のように 遠くに行きたい 誰も愛してくれなくても 鳥のように 自由に飛びたい 翼を探す度に 誰かを傷付け 傷付いたけど 見てみたい この世界より もっと広がる世界を 何かに束縛され 自由を奪われて 涙しか 残らない世界 たった一人で良いから愛されたい 自由の翼で 羽ばたきたい 君に出逢って知った 希望 いつだって 心捕らわれない 真っ直ぐで 温かな翼 自由の翼 君と一緒なら いつか 見つかるかな? snowの日記 今日の詩は、新作の小説に出て来る歌です。 昨日、変質者が最近、続出らしく、先輩に送ってもらいました。 ケーキも喜んで貰えたようです。
December 8, 2008
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~ 愛しき姫君 ~ 皆の前で 誓う忠誠 君の前では 言ってあげない クルクルと変わる表情みたいから 簡単に言ってはあげない 気付いてる? 俺が君を見ていること 慌てふためく姿 ドジな姿すら 愛しいと思っているなんて 口にはしてあげないよ だって 言ったら面白くないから 愛しの姫君 君に誓うよ 君が望んでも 望まなくても 君だけを護るよ 愛しの姫君 snowの日記新作の小説。意地悪ぽいんで、書くの嫌だな。仕事に行ってきます。
December 7, 2008
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~ 私だけの騎士様 ~ いつでも 忠誠を誓うあの人 だけど 皆の前だけ 私には いつもからかう からかいながら 触れる指先 その指先が愛しい 触れられる度に 恋して 触れられる度に 切なくなる だけど 私だけを護ってくれる 私だけの騎士様 いつか 本当に私だけのものになって snowの日記遅くなりました。昨日はマーブルケーキを作りました。焦がしました。で、持って行きます。クリスマス小説候補の第2弾です。
December 6, 2008
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~ 折れた翼と涙 ~ どうして 私を否定するの? いっぱいいっぱい 良い子を演じた それでも 駄目なの? ただ あなたに愛されたかった あなたが望む子になろうとした 自分という個性 封じても あなたに愛されたかった 私の何がいけないの? 愛されようと頑張ったのに 傷付けられ 心が折れた 少し希望の翼すら 折られて 何を思って 飛べばいいの? 折れた翼で 飛ぶことを止めた 傷付いても 気付かないふりして 自分を守ったのに どうして 愛してくれないの? 嘆きかけているのに 伝わらない 涙を流しても 伝わらない 私の悲しみ あなたに snowの日記今日の詩は、新作の詩です。愛されたくても、愛されないというお話。親に傷つけられたこの話。まだ、執筆中です。なんか、疲れた。
December 5, 2008
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辰之介様と和久様にこんなに大事に想われていると知らず、私は一人でずっと考えていた。 宿に着くと何事もなかったように振る舞い。京都の最後の夜を何事もなかったように過ごそうとした。だけど、何時もより元気のないことに咲御婆様は気付き、和久様や辰葵お爺様、辰之介様が呼ばれて事情聴取をするはめになった。 「で、何があったのかしら?」咲御婆様は怒っているぽい。辰葵お爺様が弁護した。「咲さん。ごめん。これは、私が悪いんです。二人は関係ないんで、解放してやって下さい!」「どういうこと?」更に機嫌が悪くなり、これには和樹お爺様も助け舟を出したのだが「...まあまあ、そんなにカリカリしないで!八ツ橋を食べ、お茶でも飲んで!落ち着いて!」宥めることに失敗して、更に悪化させてしまったのだ。「和樹さんは黙っていて!それとも自分の孫が健気に何事もないように、気を使って振る舞っていること、気にならないんですか!!私は、心配でしょうがないわ!」「...そんなことないよ!だけど、そんなに怒っていても、皆が怖がって話せないだろ?で、何があったんだ?」落ち着いた口調でお爺様は問う。「...実は、雪乃さんの所の茶店に連れて行って...」ゆっくり話し出した。 暫くして、帰って来た答えは「バーカ!いくら、あのバカ娘でも、あれの子じゃないのに、産みやしないだろ?確かに複数の異性と関係を持ったが、あの男のことは、愛してるから結婚したんだろ?辰哉がそんな器用なことは出来ない。他の者も同じように関係を持ったが、あの子は、最後にあいつを選んだ。椿を目の敵にするのは、女で、ガッカリされたり、同じ道を進むと言われ続け、育児ノイローゼになった。愛そうとし、たくさんの愛情を注ごうとしたが、愛し方が分からなかった。私は、あの子もあいつのことを否定した部分があった。だから、私も愛し方を間違えた。優しく笑い、もっと愛情を注げば良かった...」和樹お爺様の目から涙が落ちた。普段、厳しい人からは考えられない現象だった。「...君は愛してたよ。ただ、ちょっと厳しくなり過ぎてしまった。あの子達も解っているはずだ。親になってから気付くことの方が多いだろ?皆、間違えながら、愛し、育てる。ただ、愛し方が分からなくて、孤独や悲しみと闘っているんだ。だから、自分を責めるな!和久、辰之介。他言無用じゃ!」和樹お爺様は仰った。和久様が言った。「...椿は...椿はどうするんですか?」「椿ちゃんは、一人で抱え込んで悩んでいると思います。だから、今すぐにでも、話したいです!」辰之介様も立ち上がって言った。「貴方達が行って話しても、信じないと思うわ。だから、私が話すわ。だから、今日は休みなさい!」咲御婆様は、二人の心配する気持ち故に流行る思いを解っていたから、汲み取って、その一言を言い放ち、有無を言わせなかった。 ー待機中「...椿は、お前と血の繋がりなんて薄いと思いたいんだろうな。俺は、半分、そうなら不覚にも思った。」立ち上がって、辰之介様は和久様の胸倉を掴み睨んだ。「...嘘でも、考えるなよ!椿ちゃんが似ているのは、血のせいだと思いたい。だけど、もし繋がっていても、彼女しか要らない。椿ちゃんが幸せならどんな罪も背負う。今、言ったことを彼女の前で口にするな!悲しませることを言ったら、俺が許さない!」かなり怒っていた。「...言わねぇーよ。泣かせたくない。あいつの笑った顔が好きだから...」お爺様達はハラハラドキドキして、心臓に悪いと思った。胸倉を離して、取り敢えず解決した。 戻って来た御婆様が、話があると言われた。「...何でしょう?」「難くならないで、平気よ!辰葵さん達から聞いたんだけど、貴女が実は私の本当の孫じゃないかもと思ったそうね。」「......」「椿ちゃんは、私の孫よ!貴女の生まれた時に、私も立ち合ったのよ!だから、見間違える筈ない!それにあの子は、結構、殿方とよく遊んでいたりもしたけど、貴女の父親に出逢って、落ち着いたわ。貴女が生まれるのをとても心待ちにしていたわ。だけど、あの子達は、一族のはみ出した者達だったから、いろんな批判を受け、貴女の誕生の時も相当、嫌味なんかを言われてね。それでも、懸命に育てようとしたの。貴女の父親がね、自分に似ていないことを疑ったこともあり、心が壊れたの。それでも、貴女を二人は愛そうとしたの。周りの目を気にする度に心が病んで、悩んだ。病んだ心で、愛し方が分からなくて、愛せなかった。貴女を虐待することで、全てを忘れようとし、繰り返してしまった。だけど、後悔もし、鬱状態になった。貴女を間違いなく愛してた。だから、貴女は誰がなんと言っても、私の孫よ!北条家の名に恥じない立派な孫。だから、気にしちゃダメよ!椿ちゃん!」ギュッと抱き締めた。御婆様に抱き締められ、堪えていた涙が滝のように溢れ出した。“誰かに否定されたかった。...本当だと信じて良いですか?辰之介様を好きでいて良いですか?”何度も心の中で問い掛ける。優しい温もりを感じながら、眠る。 ーIN 母&父視点「...椿は、向こうで幸せにやってるかしら?」「九条家の孫や和久様がいるから大丈夫だろ?あいつは俺達に似ずに育って良かった...。愛しい娘が、幸せならそれで良い。」あまりに意外な発言だが、本心だ。「...私は、あの子を誰よりも愛し、護ろうとする辰之介様と一緒になって欲しいわ。」「...駄目だ!どんなことがあっても、結婚など許さない!忘れたのか?俺達を虐げ、苦しめた連中のことを...。外の者と結婚して欲しい...」その言葉の真意を知らない。「...解ってるけど、椿は優しくて、賢い子だから、ちゃんと見分けられる筈...。辰之介様は、辰哉様にそっくりだから、きっと大丈夫...。私達の時のように護ってくれる筈。」「...だけど、やっぱり反対だ!」こんな話をされているとは知らなかった。「...私は、大丈夫と信じたい。巴様がきっと護ってくれる筈よ!あの子は巴様の生まれ変わりだから...」二人は夢のお告げで、巴様に逢っていた。ただ、どこで間違ったか、私を傷付けたあとしか、優しく出来ずにいた。ちょっとした劣等感もあったのかもしれない。「...椿は、幸せになれるのだろうか?」「きっと...きっと大丈夫!御母様達の所にいるんだから...」そう言った。 私は、夢を見た。巴様が出て来て、笛を奏でている。なんだか寂しそうだった。奏でれば奏でるほど募る想いが甘く切なくて、逢いたいと想う気持ちが溢れ出しそうになっていた。いるはずのない方に触れたい衝動にかられたように、指先を伸ばして呟く。「...逢いたい...氷石さん...」今にも泣き出しそうになるくらい切ない表情をしていた。“毎日、逢っていても、足りない。抱き締められても、口付けを交わしても足りない...。愛しくて、触れたくて、もっと傍にいて欲しくて...。わがままだと分かっているのに尽きない想い。離れている時間がたとえ数分でさえ、数時間のように長く感じてしまう...。早く逢いたい。抱き締めて欲しい。溺れてしまうほど甘い口付けをして欲しい...。”巴様は思った。夜空の星星に祈った。“私の愛しい方に早く逢わせて下さい。...1分1秒でも早く"辛いはずなのに、決して寂しいと言わない巴様は、どこか私に似ていると思った。私も言えないが、巴様は強いなと思う。 気高く、優しくて、真っ直ぐな所が、全て、笛の音色に表れている。そして、最後まで希望を捨てないで頑張っている所がとても強いと思う。でも、溜め込んで、一人で泣く姿は、私みたいだなと思った。もう逢えないわけではないのに、逢えない時間が寂しいんだと思った。 笛の音色を聞く度、恋しさが込み上げた。 夢から覚める直前、待ち詫びていた人が優しく抱き締めて、笑顔と涙が同時に零れ落ちる優しい夢を見た。 目を覚ますと、涙が零れ落ち、無性に辰之介様に逢いたいと思った。すると、笛の音が聴こえた気がした。空耳かと思ったが、どうやら空耳じゃないらしい。耳を澄ましていると、何だかぎこちないような音はするが、でも、どこか優しい音色。「~♪」聴こえて来る音色は外から、窓を開け、下の方を見渡すと人影を見つけた。ハッキリ誰かは判らないが、気になるので、御婆様を起こさないように起き、秋とは言え、冷え込む時間帯なので、上着を羽織り、ゆっくり下に向かった。御婆様は、実は起きていた。「...ふふふ...。気を付かなかったのね。さて、寝てなくちゃね!」御婆様は、抜け出したことに気が付いていた。 息を切らし、下に行けば、笛の音色がほんの直ぐ近くまで響いていた。近付くとやはりいたのは、辰之介様。何だか悲しそうな顔をしていた。笛を持ったまま、何か思い詰めているみたいだった。後ろから来て、手に首を回し、抱き付いた。「?!」「...辰之介様。」寂しいと言えないけど、なんだか今日は暫く逢っていなくて、久々に逢える喜びと寂しさが入り混じったような不思議な感情が私を掻きたてていた。ほんの数時間前に逢ったのに、寂しさが募り、そう感じさせていた。「...椿ちゃん?」名を呼ばれて、彼がここにいる安心感を憶え、だけどまだ、埋まらない寂しさを埋めたくて、さっきより強く抱き付いた。「...椿ちゃん?今日は甘えん坊だね...」名前を呼ばれて、愛しさが込み上げ、もっと温もりを感じたくて、顔を近付けて口付けをしようとすると、絡めていた腕が解かれ、すっぽり彼の腕の中に抱きすくめられていた。「...椿ちゃん。」甘く囁くような声が媚薬のように感じ、口付けていた。何度も角度を変え、口付けをする。「...椿ちゃん。何があっても、君を護り続けるよ。何時になるか分からないけど、俺と結婚してくれませんか?」甘さに溺れて行った私達だが、辰之介様は意を決したようにそう言った。「...辰之介様。もしや今回の件で焦られてしまわれたのですか?お気持ちは嬉しいのですが...」不安だった。「...それはきっかけにしか過ぎない。椿ちゃんとここにいられるのが幸せなんだ。初めて逢った時から、君をお嫁さんにするのが、夢だった。椿ちゃんは、俺と繋がりが兄弟じゃないかと疑っていたけど、たとえそうであろうと、俺は君以外要らない。」真剣な眼差しだった。ちょっと怖かった。だけど、色んな不安を掻き消したくて、抱き付いた。「...君は、今日は本当に甘えん坊だね。」また、口付けを交わすが、とても切なかった。否定されたのに、まだ疑う私がいた。「...愛してる。」不安を掻き消すように言った。 私達は、夜が明ける前に帰って行った。そして、帰りは皆に挨拶をしに行った。辰之介様と和久様は、特に大変だった。だけど、寂しくてしょうがなかった。 戻って来た辰之介様に、自分らしくないが、甘えるように、べったりしながら帰って行った。
December 4, 2008
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~ 幸せの欠片 ~ 探しても まだ見つからない 見つけ掛ける度に 遠ざかり 失くして 壊れていく世界 一つの希望すら 見つからず 待ち受ける絶望 逃れられない運命 幸せの欠片 どこにあるの? ガムシャラに探しても見つからない 涙の数だけ 幸せが遠退く 心の痛みの分だけ 咲かせた花 小さな蕾で 夢が溢れていた 希望と言う花 幸せの欠片 見えなくて 本当は 傍に ずっとあった 優しい幸せの欠片 snowの日記 疲れた。 私は忙しくなかったけど、周りがバタバタだった。 今日はスイスからお客様が来るから、大変だったみたい。
December 4, 2008
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~ 運命の恋 ~ 貴方と出逢えたことは 小さな奇跡かもしれない だけど 誰も邪魔できない どんなに離れても 誰も 離すことの出来ない 知らずに堕ちた恋も 知らぬ間に 育っていく 誰よりも 惹かれて 誰よりも 愛しく思える人 涙を流しても 切なくなっても 私には 貴方しかいない だから 切れない絆と共に 貴方と巡り合う snowの日記昨日の一件。取り敢えず、メアドを変えて解決しました。何も起こらないことを祈ります。
December 3, 2008
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しかし、逆効果で、落ち込ませてしまった。「...そうだな。こんな姿を見たら、嫌われるかな...?」「何やってんだ!」バシッと辰之介様は和久様に叩かれた。 「椿が励まして、立ち直り掛けたのに!どうして、逆に水を射すようなことを言うんだ!バカ!!」「...だって、御婆様なら言いそうだから...」その言葉を聞いた途端、お爺様は落ち込み、固まり、灰化し、風によって砂みたいに崩れそうになっていた。会話はまるで、漫才みたいなのに、洒落にならなそうだった。どうしようと慌てふためきながら考えた。御婆様なら、どうするか。 「...お爺様。恵御婆様は、お爺様が努力家で、やれば出来ると信じてるから、そう仰ったんじゃないですか?今のこんな姿を見たら、御婆様は泣いてしまいますよ!皆の前では泣かなくても、一人になったら、泣いているかもしれませんよ!御婆様は、芯が強い方だけど本当は、九条家を護ることに必死で、お爺様に負担を掛けないように裏で、頑張っているんじゃないんですか?だから、辛さを解っているけど、敢えて厳しい発言をしたはずです!だから、頑張って成功させましょう!御婆様に良い報告をしましょう!」「...彼女は、そう見えたり、言ったの?」お爺様は言う。「そんなことはないけど、咲御婆様の従姉妹だから...。そういう弱い面もあると思います。お爺様がいっぱいなのを理解しているはずです!でも、優しくしたら、きっと傍にずっといたいと思ってしまうんじゃないでしょうか?心を鬼にしてでも、頑張って欲しいと思っているんだと思います。私は、辰之介様に逢えない日々が寂しくてたまりません。でも、頑張っているのを知っているから、わがままを言ったり、困らせたくないんです!御婆様は、不器用な方だけど、お爺様と同じくらい不安なはずだし、逢いに行きたいんだと思います。だけど、信じてるから、待っているんですよ!だから、弱音を吐いたら、御婆様が可哀想です!」あまりにもハッキリ言う私に、辰之介様と和久様は、あっけらかんとして、見ていた。「...そうだね!ありがとう、椿ちゃん。やっぱり、椿ちゃんは恵さんや咲さんの血を引いているんだね!二人に似てしっかりしているよ!じゃあ、明日も早いから寝るか!お前達もしっかり体を休めるんだぞ!」お爺様、復活!そして、すぐさま就寝したのだった。二人は、頭を抱えて落ち込んだ。そう、お爺様が元気になると今でも、相当キツい稽古なのに、もっとヘトヘトになるくらいやらされると思ったから...。案の定、次の日から、厳しく指導され、差し入れを持っていたけど、皆、一口、口にするのがやっとだった。そんな厳しい稽古に耐え抜き、舞台に立ち、見事成功を収めた。 ー現在「...お爺様、帰る前に友人達に土産を買いたいので、稽古の時間を少し減らして貰えませんか?」辰之介様が発言すると、和久様も言った。「...俺も椿達と行きたい!それと俺とこいつでこの間、世話になった有栖川様のお嬢様に呼ばれているから、早めに切り上げて欲しいんだ。」口の聞き方に皆、ムッとした。「...和久、親しき仲にも礼儀ありだ。特に目上の者の口の聞き方に気を付けなさい!まあ、良い少し早めに切り上げよう。それぞれ、みたいものもあるだろうし...」和樹お爺様は仰った。「...ただし、有栖川様に粗相のないように誰かが付き添う。この間のお詫びにもまだ伺ってないから...」二人は内心“ええ?!” と思った。“来るの?一緒に?”嫌と言うよりは、息抜きをしたかったと思ったのである。「...私が付き添う。」名乗り上げたのは、辰之介様のお爺様。「...二人はゆっくり観光してくればいい。私は単独でも構わない」と仰って、二人の保護者役を買って出た。当然、私も辰之介様達と一緒に行く。咲御婆様達を敢えて、二人きりにしたのだった。 謝罪とお礼に行き、そのまま、観光&土産を見に行った。最初は、ちょっと嫌そうな和久様達だったが、お爺様は意外とお茶目で、古くからの友人と遊んでいるように感じられた。「...意外に弾けてねぇか?」「うん。甘味を奢ってくれる時点で、なんかあるようで怖いんだけど...」和久様と辰之介様はひそひそと話していた。「椿ちゃん?美味しいか?」「はい!恵御婆様とこういう所に来られるんですか?」すっかり、馴染んでいる私に二人はありえないと言った顔で見ていた。「...いや。恵さんは、男の人はコーヒーだと言って甘味を食べさせてくれないんだ。コーヒーは飲むんだけど、かふぇ?と言うものには時々は行くんだ。」まだ、日本では西洋の文化が浸透し始めた頃なので、まだ、物珍しい。西洋から入った紅茶や珈琲と言う物を飲む文化にもまだ慣れていない。横浜など大きな都市に集中していた。「...お爺様がこういう場所に連れて来てくれるなんて思いませんでした!」私の発言に対して、辰之介様達は蒼くなった。“何言っている(んだ?)の?”と二人は、心の中でツ込んだ!「ハハハ。まあな。実は、恵さんには内緒だが、私の幼馴染みの女性が店の主人でな。こういう新しい文化とかに、情報が早くて、流行に最先端にいるような娘なんだ。まあ、彼女の娘さんが今はここで切り盛りをしてるんがな。」笑い飛ばした。「...お待たせしました。クリームあんみつ、抹茶ケーキ、白玉ぜんざい、珈琲でございます。」話をしていると、この店では珍しい男性店員が注文の品を運んできた。「雪路君。久し振りだね。今日はお母さんの手伝いかい?」「...はい。母に頼まれたので...。ご注文の品は以上でしょうか?」彼は必要以上に喋らなかった。こちらが返答すると言ってしまった。ここの店の特徴は、女性が着物姿であり、割烹着よりお洒落なフリフリが付いたエプロンを着けて、給仕している。今、結構流行りで、近々、もっと発展させて、西洋の女性が履くスカートと言うような物も入れることを考えていると伺った。あの後、彼の御婆様が挨拶に来た。「...いっしゃいませ。お久し振りです。孫から、辰葵さんが若い方をお連れと伺い、挨拶に参りました。」奥から、綺麗な御婆さんがやって来て挨拶。後で話すことになった。 「...あの方が、幼馴染みの雪乃さん。雪路君の御婆様だよ。彼女は、この街で芸者をやっていたんだ。」これにはビックリした。「...彼女は、あの村の出身じゃ。和樹君も知っている。家が隣の幼馴染み。小さい弟や妹の為に、舞妓としてご奉公に行かれてな。それ以来しばらく逢わなかったんじゃ。友人に連れられて、行ったお座敷で再会したんじゃ。舞妓になりたての頃。で、それから時々、文通をしていた。旧友なんだよ。あの容姿に、気立てがよく、面倒見が良いから、すぐに人気者になった。あの方の旦那は、俺のご学友でとても良い奴なんだ。まあ、恵さんには、友人は紹介したんが、どうしても彼女のことは言えなくてな...。」困ったように笑う。「...初恋の人だから?」和久様が呟くように言うと、何にも言わない。3人で思った。“嘘?!本当に?” 会計を済ませて、雪乃さんと改めて挨拶をした。「...こちらの可愛いお嬢さんは、辰葵さんのお孫さん?」雪乃さんが言うとにこやかな笑顔で答えた。“お爺様が笑ってる!!あのお爺様が...”和久様と辰之介様は思った。私は、時々、優しい顔で笑うのを見ているから、驚かないが、恵御婆様以外の人にこんなに笑うなんて、雨が降りそうと思った。 「...和樹君の孫だよ!ほら、あっちにいる子も彼の孫。私の孫は、この辰之介だよ!」「そうなの。初めまして♪私、辰葵さんの幼馴染みの雪乃です。もうすぐ、主人も帰って来ますので、まだ、お時間があればお待ち下さい!」「どこか出掛けているのか?」「うん。お客様を案内しているの。それにしても、和樹さんの孫娘のお嬢さん、貴方に似ている気がするのよね。輪郭や目元が似ているというか...」思いがけない一言に静まり返った。考えたことはなかったが、私も昔、辰葵お爺様や辰之介様のお父様の辰哉様に似ていると言われたことがある。だから、心に引っ掛かった。「...そんなわけないよ。あっ!帰って来たみたいだ。」ほんの少し間があった気がした。そんな私の戸惑いを辰之介様と和久様は見逃さなかった。“今すぐ、否定して欲しい。私は...私は辰之介様の妹じゃないと否定して欲しい...”微妙な雰囲気の中、会話が続き。最後には、謝罪があったが、腑に落ちない。 ー帰り道「...さっきの発言を気にするな。そなたは、言い方を変えれば、巴様に似ているのだから、血筋的にこちらに似ることもあろう。そうだ!宿に戻ったら写真を見せてあげよう。」そう言って、その場の雰囲気を変えようとしたが、以前変化はない。「...お前は、あいつは九条家の者だと思うか?」「不謹慎だよ!父上が、浮気をすると思えない。椿ちゃんは、自分が血が繋がっているかもと思っているようだけど、それはないと思う。御婆様達に聞けば、一目瞭然になるだろ。でも、このことで気にしていると彼女の母親に分かってしまったら、自分達の言いように言って、また、花街に売り飛ばすとか、酷い扱いをするのが、目に見えている。仮に君と結婚させ、北条家を乗っ取ろうと考えるかもね。でも、椿を不幸にしようとしたら、俺が何が何でも護る。優しい彼女を傷付けることは許せない!」辰之介様はそんな風に言っているのも知らずに、上の空だった。「あいつは、北条家の人間だ。巴様の日記や笛を見つけたのは、運命かもしれない。椿の笑顔、俺だって護ってやりたい。」
December 2, 2008
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~ 聞けないこと ~ 貴方は 幸せでしたか? 今は もう聞くことのない声を 解っているのに 探してしまう 貴方は 幸せでしたか? この言葉を 何度繰り返しても 答えは 見つからない もっと 一緒にいたかった もっと 優しくしてあげれば 尽きることのない悩み 貴方に 今でも聞きたい 幸せだったかと聞きたい でも 聞けない 貴方はここにいない snowの日記 出会い系から変な請求が来て気持ち悪い。 訳わからないし...。メールを見るのすら嫌。 なんだかな。
December 2, 2008
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次の日からの朝練。誰よりも早く来た私と滝さん。私は発声練習&筋トレ。滝さんは、指ならしの為に、音をならしていく。 体が温まった頃、課題曲の音合わせを始めた。「...錦。ここのf(フォルテ)だが、もう少し力強く、でもしなやかに歌えるか?」「...分かったやってみる。」言われた通り、力強く、でもしなやかに歌った。今日の練習はいつもより力が入っている。そして、いつも以上に息が合っていて、二つの美しい旋律が重なり合わさっていた。あまりに綺麗だったので、朝練にやって来た他の部員達が魅了されるようにその光景を目にしていた。「...芸術的だ。」「...いや、美しい!二つのハーモニーが調和して、優しいメロディーになっている。」私達ものめり込んでしまうように楽しくて、皆が来ているなんて思いもしなかった。ただ、ひたすらに彼の伴奏に合わせて、水のように溢れ出す歌いたいと思う感情のままに歌った。歌えば歌うほど、広がる音色に酔いしれて、もっと歌いたい。高みを目指す感情が溢れ出す。滝さんも“楽しい。こいつに合わせて演奏するのが、心地良い。懐かしい感情だ。忘れてた。ずっと...”
December 1, 2008
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~ 繋ぐ音 ~ どんなに 離れても繋がっている この世界に 歌が 音がある限り 離れて 響かない音も 誰かが聴いている だから歌う 楽器が歌い 人が歌う たくさんの音色が 歌う 優しく優しく 風に乗って 遠い場所にも 届くように 歌う どんなに 遠い場所に行って 逢えなくても この音だけは 果てしなく 続いていく この世界のどこまでも snowの日記 今日は、子牛ちゃんの最後の晩餐ならぬミルクをあげました。お姉さんの担当していた子なので、明日は、ショックが大きい気がする 私はまた、何も出来ない。 今日から師走です。大掃除とか、嫌だな。
December 1, 2008
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