ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

中森明菜~拙者的ベスト・アルバム

★サイトマップ&ご案内

中森明菜~拙者的ベスト・アルバム


★耽美・円熟・退廃~何故か心の中に残り続ける「明菜」の世界
 拙者が本格的に中森明菜さんの音楽を聴き始めたのは、90年代半ばあたりだったと思います。明らかに遅れてファンになった人、であります。彼女が唄う音楽は、何時も寂しげで退廃的でもあり、抒情的でメランコリックであり、ずるずると引き込まれていきました。時代を重ねるたびに円熟していく明菜さんの音楽~そして何処までも孤高である明菜さんと云う存在の「或る種の不思議さ」~時代が代われども、常に拙者自身の中枢に残り続けています。根はクラシック党である拙者が、クラシック音楽同様の聴き方で慣れ親しんでいた中森明菜さん~その魅力と魔力のほどを、まったりと語って行きますよ。


何十年経とうが楽天で普通に売ってるから嬉しい!




「CRUISE」~エメラルドグリーンの衣装を身にまとった明菜さんが印象的です。楽曲はぐっと深く、悲劇的かつ退廃的な雰囲気があります。聴いてるうちに完全に明菜さんの世界に溺れてしまいます。 「雨が降ってた」 は究極の一曲。



 昭和の時代は光り輝いていた~ 日劇 の光景が象徴的なジャケットに釣られて聴きました。カヴァーなのですが、全部明菜さんの持ち歌みたいな気がして来るんですよ。やっぱり明菜さん凄いなーとしか感想出て来ません。



 セカンド・ラブ、北ウイング、SAND BEIGE、などの名曲を集めた初期のベスト集。「少女A」の破壊力は不滅ですな。


これらのCDは、恐らく死ぬまで聴いてるかも・・・


↑Best-3です。何と云っても「Liar」が最高!


↑Best-2です。「Tango Noir」が最高です。


↑Stock~全編ハイテンション・・・是こそ時代の勢いですな。


↑Bitter and Sweet~「ロマンティックな夜だわ」「恋人のいる時間」がお気に入り。


↑Shaker~「Moomlight Shadow」は小室哲哉氏の作曲。一秒で分かるよ。

 いずれも30年程度経過しているので、ジャケットのケースを取り替えたりしています。音楽配信の時代に生きる若い衆には理解出来ない感覚でしょうねぇ。


カセットテープに詰め込んだ思い出


 思い出すだけで懐かしい。中学の頃は工藤静香にハマった。本格的に覚えた「いわゆる好きな歌」のたぐいである。其の頃、明菜さんは例の「自殺未遂事件」で活動を休止していたので、其れで自分の耳に入ってくる機会が無かった可能性がある。歌と云えばテレビを見て情報を仕入れるしか無かったような時代である。
 本格的に明菜さんの歌に触れるきっかけとなったのは大学時代。 相模原市 立図書館でCDの貸し出しが始まっていた。金が無くてCDを買うのも躊躇した時代のことだ。其処で見つけたのは明菜さんのCD。「少女A」などの初期傑作作品を収めたBESTⅠや、「TANGO NOIR」などの名曲を集めたBESTⅡだけでない。「雨が降ってた」「URAGIRI」などを納めた「CRUISE」に至っては、テレビで聴いた記憶も無い名曲を掘り当てた興奮は忘れられない。アルバム「CRUISE」のジャケットも衝撃的だった。グリーンの服をこんなに着こなせる人は見たことがない。昭和と云う時代の終わり、80年代の「ある意味輝かしい時代」の終わりにあって、「CRUISE」の世界は何処までも耽美的で退廃めいた雰囲気も漂っていた。
 此の感動を忘れまいと録音したのが「カセットテープ」~カセットデッキは「TRIO」~曲目一覧を印刷したのがワードプロセッサ!曲目一覧をどうにか飾り立てたくて、新聞に付いてたラッセン商法めいた会社の広告に付いてる良さげな絵をハサミで切り取って糊で貼り付けていたっけ。90年代前半は何をするにも手仕事が必要だったなぁ。



MDが音楽媒体の最終形だと信じて疑わなかった時代があった・・・


 00年代は、「MD」の時代になった。社会人になって少しお金に余裕も出来て、まず買ったのは単品のソニーMDデッキだ。ツタヤで借りる→MDへ録音する、と云う定番の流れが出来ていた。カセットテープに編集していた明菜さんのコレクションもMDに作り直したのは云うまでもない。もう一度図書館で借りたり、ブックオフで格安のCDを手に入れたり、それはもういろんなことをした。
 明菜さんだけではない。浜崎あゆみ、島谷ひとみ、久宝瑠里子、松田樹里亜、小室プロデュースのいろんなアーティスト・・・自分史において、音楽的な全盛期だったかも知れない。ラジオもよく聴いた。FMさがみにリクエストして何曲か流してもらったっけな。
 だからMDも増えに増えた。お気に入りのMDは、ワードプロセッサを工夫して独自の「ジャケット」を製作したっけな。MDが音楽媒体の最終形だと信じて疑わなかっただけに、その後起こるMD規格の廃止は衝撃なんてもんじゃなかった。

 ちょうど 札幌在住時代 だった。MD→USBメモリに録音できるコンポを買って、暇さえあれば等速録音と云う気の遠くなるような作業を続けていたっけ。しかもUSBもデータが壊れてもう1回やり直すこともあった。
 こうして紆余曲折を経て、音楽データはUSBやパソコン、使わなくなった携帯電話のメモリなど二重三重の処置を講じて保存している。せっかく音楽配信と云う魔法のような環境が整っているのに、圧倒的によく聴いているのはMD録音の曲であるとは皮肉なもんだ。其の代表はもちろん明菜さんである。

 撮りためたMDは半分近く処分している。まだ残している訳は、クルマ (ラパン) がMDを装備しているからである。一人で運転するとき、拙者は好んで昔のMDをかけている。延々と演奏が続いてしまうUSBとは異なり、MDはせいぜい80分程度。自分の好みで編集されたものには独特の愛着が湧く。こうした愉しみも、あのクルマが動いている限りなのは確かだ。
→カセットテープやMDのネタはこちらでも!



文化・芸術を語るコーナー

・帝政ドイツ~その記憶は永遠に ・ハプスブルク文化の愉しみ ・カセットやMDに詰め込まれた思い出

・ブラームスとシューマン ・東宝映画の愉しみ ・中森明菜~拙者的ベスト・アルバム ・西部警察の車両達







© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: