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2021年07月21日

「興国安民の法を設けるにあたって、表裏・精粗尽くさないところはない」「功がならなければ、すぐに位禄を辞して去るべき」

カテゴリ：報徳記＆二宮翁夜話

二宮先生語録巻の3 【367】
私が興国安民の法を設けるにあたって、表裏・精粗尽くさないところはない。だから治乱・盛衰・禍福・吉凶・善悪・邪正、みな通して行うことができる。たとえば無利息貸付法で償還しない者があれば貸し捨てとする道が前もってあるように、貸付金はもともと貸し捨てを分としているからだ。
花、水域、自然の画像のようです

二宮先生語録巻の3 【368】
賭博をなすものは、勝てば銭を得、負ければ銭を失い、甚だしいのになると着物を脱いでこれを償う。私の興国安民法を行う者は、功がなれば賞を得、功がならなくてもまた位禄を全うしようと思う。なんと誤っていることか、いやしくも功がならなければ、すぐに位禄を辞して去るべきだ。礼記檀弓篇に言う。「人の邦邑を謀り、これを危うくすれば則ちこれを亡ぼす」と。またもっともなことではないか。

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