さて、謎のトンネルの続きです。
トンネルから見えたのがこの建物です。この時点ではわからなかったのですが、実はここ、東大の臨海実習所だったのです。道理で立派な建物です。しかもこちら側との間には油壷湾があるので海の向こうに位置しています。それも帰ってから地図を見て気が着きました。
トンネルを抜けてすぐの左手には別荘があり、その先にはこのような廃屋です。ボートハウスとか海の家のようですね。今となっては不明です。
道は左の造船所までで終わっています。手前には別荘らしき建物が数軒あります。右手のログハウスの上に別の建物が見えますが、山の上にも道路があり、建物があるようですがこちらとは繋がっていません。あの狭い小さいトンネルからログハウスの資材とか電柱とか搬入したのでしょうか?重機も入らないだろうし・・・不思議です。
別荘の一番手前に、ひっそりと廃屋がありました。造りからすると昭和20~30年代のものでしょうか。激しく崩れていないところを見ると、廃屋となってからそんなには時間がたっていないのかもしれません。
謎のトンネルについて調べました。昭和20年、東京帝国大学臨海研究所を本部として、特攻戦隊と突撃隊の基地がおかれたそうです。諸磯湾や油壷湾に特殊潜航艇の海龍などが配備され穴を掘り格納されていたとか。現に、ここにたどり着くまでの道路に、防空壕のように見える横穴が2つありました。この先の造船所内にも横穴があるそうです。フェンスのあったトンネルは油壷湾と諸磯湾をショートカットする陸路のために掘られたようです。終戦後に米軍によって海龍は爆破され湾に沈められたとか。
思わぬところに戦争の爪痕がありました。油壷にはそんな時代もあったのですね。
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