そんな風に考えていますと、戦争の悲惨さを描いたアニメ映画「火垂るの墓」(Grave of the Fireflies)を思い出してしまいます。 親を亡くした14歳の兄である清太と4歳の妹の節子が、共に栄養失調で悲劇的な死を迎えていく姿を描いたストーリーには毎回涙無しには観られません。 挿入歌はアメリータ・ガリ=クルチ(Amelita Galli-Curci)の「埴生の宿(Home, Sweet Home)」で、1908年の録音らしいのですが、幸せだった時代を懐かしむ美しい歌声はストーリーにマッチしていて、脚本・監督の高畑勲氏の力量に感嘆させられます。