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また桃まつりを見に行ってきました。桃の花は満開になりました! 昨日は午前中は曇りがちだったのですが、昼過ぎから日差しが出て、風もなく、最高のお花見びよりとなりました。園内大賑わいで、桃むすめさんたちも、記念撮影に、ご案内に忙しいながらも、にこやかに対応されていました。古河桃まつりは4月5日までです。桜も、ちらほら咲き出しましたので、来週の土日はこちらのほうも見ごろになり、桃のはなびらが地面をピンク色に染めるのではないでしょうか。桃まつりの日程は毎年固定なのですが、今年は土日が3回も入ると言うすばらしいめぐり合わせです。ご来場の方には、存分にお楽しみいただきたいと思います。また、桃まつりにおいでの方は、道の駅古河「まくらがの古河」で500円相当のおみやげがもらえるサービス券がもらえます。また、「歴史浪漫の街 古河」という小冊子がクオリティがすばらしく高いので、ぜひもらってください。なお、歴史博物館と文学館の入場券セットが100円割引になるそうです。足をのばしてみてくださいね。
2015年03月29日
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古河の桃まつりが今年も3月20日に始まりました。今年の冬は寒かったのですが、このところ急にポカポカ陽気になり、18日あたりに開花しました。昨日(3月22日)時点で4分咲きとなっており、お天気に恵まれて園内とてもにぎわっていました。会場の古河総合公園は、昔、室町時代~戦国時代に関東を治めていた古河公方の館(鴻巣御所)があったところです。ポスターに桃香ちゃんという、かわいらしいキャラクターが描かれていますが、この子は最後の古河公方といわれる足利氏姫(あしかがうじひめ)(1574-1620)がモデルです。桃林の真ん中に徳源院跡という史跡がありますが、彼女はここに眠っています。古河の桃林は、江戸時代初期の藩主、土井利勝(どいとしかつ)が江戸のお屋敷で、古河の領民のために桃の種を拾い集めて送ったのが始まりだそうです。枝が煮炊きする際の燃料に、実がおいしいからとのこと。ただ、当時のものは明治時代に枯れてしまい、現在の木は花を愛でるハナモモという種類です。2000本もあってたいへん見事ですよ。今年は「上野東京ライン」が開業し、東京や静岡県からも、乗り換えなしで古河に来られるようになりました。桃まつりは4月5日まで。駅からハイキングが3月26日まで毎日、花桃ウオークが28、29日に実施されます。桃色に染まる春を楽しみに、ぜひ、おいで下さい。
2015年03月23日
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鷹見泉石ガイドブック『泉石と雪の殿様』を読みました。鷹見泉石(たかみせんせき) (1785-1858)は、古河藩出身の江戸時代末期の蘭学者として知られています。渡辺崋山(わたなべかざん)の描いた肖像画は、日本画に西洋画の技法をミックスした美術の名作として国宝になっています。教科書でご覧になった方も多いでしょう。しかし、鷹見泉石という人、単なるイケメン学者ではありませんでした。幕府の要職にあった藩主、土井利厚(どいとしあつ)、利位(としつら)の側近として、50年にわたり政治の中枢におり、海外の情報収集・分析というブレーン的な役割を果たしていたのです。そして、ペリーが来航した1853年、泉石は「愚意摘要(ぐいてきよう)」という意見書をまとめあげました。西洋列強がアジアの国々を力で支配している中、日本が戦って独立を守ることは困難であり、鎖国をやめて貿易を始めようと説いたのです。幕府の伝統方針を否定する、非常に勇気がいる主張だったに違いありません。おそらく、国を憂い、祖国を守りたい一心だったのでしょう。もし、彼がいなければ、明治維新も起こらぬまま、日本も列強に植民地化されていたかもしれません。もしかしたら、今なお日本もアジアもアフリカも、白人に差別され、虐げられ続けていたかもしれないのです。現代の政治家たちは、この話を聞いて何を思うでしょうか。
2015年03月14日
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