空想世界と少しの現実

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緋褪色

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歌詞書き溜めてくれていたんだなサンキュー!こっちが俺の分。あんまり枚数書けなかった。手直しする部分合ったら声掛けてくれよ。 ああ。俺のは勝手に直しちゃっていいぞ。 クリアファイルに挟まれた歌詞を互いに交換し合う。

これから逢うのかリザと。 うん、夜ね。お前リザの事諦めてないんだろ。顔を背けるお前の表情一瞬嫉妬が浮かんだぞ。口に出せない呟きを心で吐き出す。言葉に出したら俺達喧嘩になる。それほど互いにリザを想っているなんてな。

カイル



じゃあな!俺これからデートだから。 ああ!サンキュー呼び出して悪かったな!立ち去る背中に声を掛けると左手を挙げてどう致しましての仕草。あっさりとした男だな。カイルは。付かず離れずの付き合いを好む男。大切なものには全力を注いでも興味無い事には見向きもしない。人間関係も深く関わろうとしないのは、馴れ合いを好まないからだろう。

じゃあな

一匹狼みたいだな。似ている部分があっても和を保とうとする俺とは異なるんだな。小さくなる背中を見つめながら考えていた。予定より時間が余ってしまって、ボーっと時間を過ごすのは嫌だな。そう考えた俺は、近くのコンビニの公衆電話からリザの携帯に電話を掛ける。


コール三回で彼女が出る。もしもし、伽です。 プライベートでは久しぶりだな・・・ 簡単な挨拶を交わし予定が早く済んじゃったんでこれから逢いませんか。約束の時間より大分早いけど。貴女のご都合はいかがです?お嬢さん!((藁´∀`))

いたずらっぽい問いかけ。Oh,that's very sweet of you!と答えると リザ!俺英語解かりませんっ!!。・゚・(*ノД`*)・゚・。何て言ったの?? 嬉しいわって言ったの。私のほうはすぐ出られるぞ。単車で迎えに来てくれるのか? いえ、今日は車です。親父の車借りましたから。10分くらいで着きますんで実家の前で待っていて下さい。 了解!じゃ後ほど。 彼女から電話を切るのを確認して受話器を置く。再会できる期待に胸が高鳴る。車に乗り込みながら、やっぱり好きな人に逢えるのは嬉しいもんだなと呟いてみる。

時間ぴったりに実家に到着する伽。実家前に車を停車させ、運転席から降りながらにこやかに微笑みかける。 久しぶり!リザ!ご両親は?新年の挨拶をしないとね!そう言ってウインクをする。

伽

今母が車椅子を押して散歩に行ってる。夫婦の時間を邪魔するなって私は置いて行かれた。
((藁´∀`)) 仲良いっすね!ご両親!そっか・・・それじゃしょうがない。夜送ってきた時にでも挨拶します。 それが・・・母に帰ってくるなって言われた(>д<;) 久しぶりのデートなんだからって・・・

。゚(゚ノ∀`゚)゚。ァヒャヒャお母さんてばっ!!可愛い娘になんて事をっ!!そういうことなら仕方ないっすね!逢った時に挨拶しましょう。乗って下さい!お嬢さん!俺の言葉に素直に頷き助手席に乗り込む。艦に乗る前より髪が長くなって、益々色っぽくなったみたいだ。

ハンドルを握る伽の横顔を見つめる。以前より男っぽさが益している。素敵になったな。正直な感想だった。視線に気がついたのか信号待ちの時に私に微笑を向ける。左手で私の髪を撫でて髪にキスをする。 ただいま・・・リザ・・・ 小さく囁きながら・・・

行きたいところありますか? 温泉に行かないか?折角泊まりで出かけるんだ。少し足を伸ばして遠いところに行ってみたい。高速使って一時間ごとにサービスエリアで運転を交代しながら行かないか?

いいっすね!温泉!((藁´∀`)) 温泉好きですよ! 実はネットの懸賞で当たったんだ。本当は両親に行ってもらおうと思っていたんだが、父が自宅の方がのんびり出来るって断ってな。

父

そうだったんですか。兵役終えたら皆で温泉行きたいですね。そしたら親父さんも行くって言いますよ。親父さんに受け取ってもらえなかったのは残念だけど、リザの想いには感謝していると思いますよ!努めて明るく話しかける。

ありがとう・・・伽。お前は励ますのが上手だな。本当は断られたのがショックで気分が落ち込んでいた。お前と逢えばきっと元気を貰えるって思ったんだ。瞳を伏せてシフトに乗せている彼の左手に右手を添える。 添えられた手の温かさに心まで温かくなるみたいだ。シフトから手を離して彼女の手を握り締める。俺の元気分けるからそんなに悲しそうな顔しないで、リザ・・・心の中で話しかける。


最後の試合





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Last updated  2008/03/26 12:59:39 AM
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