今日はかなり咳がひどかった。
でも、それ以外はわりと大丈夫だったんです。
咳だけ。
その咳が、帰りにのんだドリンク、最後に飲み干した瞬間、ぴたりとと止まりました。
やっぱ、風邪のときにビタミンCをとると、効くなあ。(笑)
そんなわけで風邪も治ってきたので、
昨日の続きの読書メモ、書きます。
『
子どもを伸ばす共育コーチング
子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』
(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)
今日は
第4章 『"わからない"で片付けようとする子どもたち』が
"自分で考え始める"アプローチ
を読み返していきます。
=============================
『
子どもを伸ばす共育コーチング
』
3
・太字
が本の内容、間の 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
・「じゃあ、どうすればいいんだろうね?」
~ ただ 受けとめて 聴く
~
・「わからない」と答える生徒に、私がまずしたことは、
「わかる質問」を投げかけること。
「わかる質問」というのは、生徒が「答えやすい質問」。
「答えやすい質問」というのは、
事実をただひたすら訊ねる質問。
ここでは省略しますが、
本には実際の会話のやり取りがそのまま載っています。
将来のことより過去のことを聞くと答えやすいことがよくわかります。
・深く考えなくても答えられる質問には意外と答えてくれる。
・最も答えやすいのは、
「”事実”をYES,NOで答えられる質問」( 限定質問
)
会話実例を読むと、「答えやすい質問」で相手が答えていると、
「会話の助走期間」となって、テンポが生まれ、お互いがリズムにのり、
流れができてくることがよく分かります。
・その後は、 事実を具体化する質問 を投げていきます。
・最初は答えにくそうにしている生徒も、
自分が熱中している ゲーム
の話になると、
それがいかにおもしろいか、難しいか、
その難易度の高い面をいかにして自分がクリアしたかを
嬉々として語り出すこともあります。
・「答えやすい質問」で、ある程度、会話が進行した後は、
意外とすんなり答えてくれる。
★まず、相手が「答えやすい質問」、つまり
「”事実”をたずねる質問」から投げていく。
そしてしだいに「考えをたずねる質問」に移行していく。
実は今日、他校巡回訪問で「気持ちを尋ねる問題」に答えにくい子への
ワークシートの工夫について、僕の考えをお話しする機会がありました。
まるっきり、ここに書いてあるようなことを僕もしゃべってました。
つまり、「答えやすい設問から入る」「スモールステップ」
「答えやすいのは、選びましょうとか、
この中から見つけましょうといった設問」
といった話です。
この本を読み返しているのは巡回が終わってからなのですが、
あまりにも共通点が多いのでびっくりしています。
不思議な一致です。(^^)
・ 例え話 をする・ 選択肢 を示す
・「こういうのはどう?」
「これはどう?」
「こんな感じは近い?」
答えになりそうなものを次々挙げていく。
そうすると、どこかで自分のアンテナに
「ピピッ!」とひっかかる言葉に出会うと、
「そうそう、それそれ」という感じで反応してくれます。
占い師もこういうテクを使ってますね。
カマをかけて、それがもし当たっていたら
いかにも最初から「私は分かってましたよ」みたいな顔をする。(笑)
まだ言葉にできていない相手の気持ちを
こちらが代弁するようなことができたら、
グッと信頼度アップです。(^^)
・「AとBならどっち?」 という選択肢を見せる方法
2者択一だと、割と答えやすい 。
・Nさんの行動を客観的な事実として、Nさんに伝える。
=「フィードバック」
※「だからダメ!」「だからOK!」という評価を加えない。
本人がやったことを言葉としてフィードバックする。
これって、視覚的に文字で示すと、
ゲーム画面みたいになります。
ゲーム画面って、「○○は~~をひろった!」とか、
やったことが文字で出るじゃないですか。
必要な情報を、淡々と提示する。
こういうのが、けっこうゲーム好きな子には効くのかもしれません。
リアルな人間生活は情報が多すぎるので、
行動を整理してテキストで示してあげる。
そうすると、自分がやったことや、これからやろうとしていることが
けっこうはっきり見えてくるものです。
たぶんね。(^0^)
・ 「勉強できない理由って 何かな? 」
「どうして勉強できなかったの?」と質問しない。
「どうして?」を「何?」に変えて訊く
ところがポイントです。
・「Hちゃんができることは 何かな? 」
「それはどうやったらできる?」
・子どもの発想は本当にユニーク。
我々が思ってもみなかった解決法を思いつく。
・ やる人として待つ
・何かの理由で話したくないんだったら、
何か他に方法はある
・・・ 紙に書いてもらう とか。
・「これについてどう思ってるか聴かせて。
じゃ、ここに思ったことを自由に書いてみよう」
「待ってるから ゆっくり考えてみて」
そう言って、何十分でも待ちます。
・一度、信じて黙ってみる。
相手の言葉を待ってみる。
「待つ」ことの効果は絶大ですよね。
普段の学校現場での指導では、やるべきことの目白押しで
なかなか待っていられる時間がないのですが、
腹を据えてどれだけでも待つぞ、という気持ちでドーンと待っていると、
思ったより早く相手の言葉が出てきたりするものです。
そういえばこの間も徹底的に待とうと決めたことがあったなあ、
なんだったかなあ・・・。
う~ん、もう忘れた。(^。^;)
(第4章より p81~p110まで) =============================
風邪が治ってきたのでうれしくなってけっこうコメントを書いちゃいました。
しんどいときはやがて過ぎて、
元気になるとエネルギーがあふれて、
言葉もどんどんわいてくる。
子どもたちもそうですね。
表現や言葉が出にくい子どもたちがいたとしても、
単にそれを問題にするのではなく
鷹揚に構えるスタンスが必要なのではないでしょうか。
そのことだけを見て、一時的な問題にとらわれるのはよくないですね。
さて、続きはまた次回。(^^;)
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