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録画していた「珍百景」を見ました。「珍百景」では、たまに「子ども社長」が出てきます。今回の子ども社長、アイデアが素晴らしく、社会的にも意義のある活動をされていると思いました!↓「珍百景」公式サイトでは、該当回の情報がこのように書かれています。■中学生がアクセサリーを開発して会社社長に愛知県名古屋市の中学2年生の水野さんが、耳ではなく髪につけるイヤリングを開発、起業し自ら会社の社長をつとめている光景。小学2年生の時に、ヘアピンとストロー、ビーズ、毛糸でイヤリングを作り、それを見た父親が弁理士に相談を持ちかけ、小学5年生の時に特許を取得し、髪につけるイヤリング「マイヤリング」として商標も登録したという。そして、小学6年生で取締役社長として本格的に活動を始めたそう。イヤリングは、水野さんがデザインを考え材料を購入、全てハンドメイドなんだとか。水野さんは先天性の胆道閉鎖症という国指定の難病で、小学生のとき母から生体肝移植を受けたのだそう。物づくりに興味をもったのは、闘病中に同じ病棟の子と一緒に画用紙にマスキングテープで絵を描いたり、工作したりしていたことがきっかけだったという。今では元気に社長として頑張っており、今後は国際特許を取得し、世界中に広げることが目標なんだとか。 (2024年5月19日放送 https://www.tv-asahi.co.jp/nanikore/backnumber2/0124/ より)番組に関しては、見逃し配信が、明日までだったら、TVerで見られます。▼ナニコレ珍百景 「日本一!?の駄菓子店&終わりの見えない階段…どこまで続く?長い&広い&多いSP!」 https://tver.jp/episodes/epwu78ked2 (5月19日(日)放送分、5月26日(日)19:00 配信終了)#番組冒頭の、長い&広い&多いSPも面白かったです。#めっちゃ長い廊下の雑巾がけとか、「どんだけ~!」と思いました。今回取り上げさせていただいた子ども社長さんのところは、番組の最後(40分12秒のところから)に放送されていました。ピアスのように耳に穴を開ける必要がなく、見た目はほとんどイヤリングであるところが、画期的です。特許を取るために非常に高額のお金がかかったそうですが、「それだけの価値があることなんだ」と前向きに捉えて特許を取り、起業されたお話を聞いて、感動しました。夢はこうやって実現していくのですね。この社長さん、今調べてみたら、以下のようなクラウドファンディングもされていました。▼中学生社長の挑戦!耳に付けないイヤリング “マイヤリング”を小児病棟の子ども達50人に届けたい目標を大幅に上回る204%の支援がされていて、非常にたくさんの方に共感され、応援をもらっていることが分かりました。上のクラウドファンディングページの中でも紹介されていますが、小6の時にすでに社長になって番組で取り上げられたことがあり、その番組を現在YouTubeで見ることができます。【発明】耳につけないイヤリング 父の後押しで特許取得した小学6年生の社長(中京テレビNEWS、2023/03/20)こういったいいニュースはどんどん広めていきたいと思い、取り上げさせていただきました!▼SDGsに取り組む小学生社長!(2023/10/22の日記) ▼中1がSDGsの学習の一環で「アップサイクル」について劇発表(2023/11/04の日記)
2024.05.25
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少子化で子どもの数が減っています。子どもが減っているので、学校は統廃合の嵐です。僕は基本的に、統廃合をしなくていいようにすべきだと思います。学校は地域の宝でもあるからです。子どもが減っているなら、増やせばいい。とは言え、「それが難しいんだ」という声が、聞こえてきそうです。ところが、最近読んだ本には、こう書いてありました。「ほんのちょっと努力をすれば、 人口増加に転換させられます。」驚きです。ほんのちょっとの努力でいいのであれば、なんとかなるかもしれません。カマタさんの本です。『ちょうどいいわがまま』 (鎌田 實、かんき出版、2023/9、1650円)この本は、カマタさんの、具体的なアドバイスに満ちています。単なる絵空事ではなく、具体例と一緒に語られています。人口増加への転換については、p177に書いてありました。先ほど引用した文の続きには、こう書いてあります。「人口約6000人の岡山県奈義町では、合計特殊出生率を2.95まで回復させました。」2.95!!これは、驚くべき数字です。同じページ内でふれられている日本全体の特殊出生率は1.26です。(2022年の統計)結婚した男女から生まれる子どもの数の平均が1.26ということは、単純に考えても、人口は減りまくりまくりまくりです。ほんのちょっとの努力でいいのであれば、これはなんとしても、なんとかしないといけません。ちなみに、本書ではこのページより前で、フランスの出生率が先進国の中では高めであることにもふれられていました。(p154。フランスのほうが自由な結婚のカタチが認められており、日本も制度をゆるやかにして古い結婚観からもっと自由になっていけたらいい、と書かれていました。)具体的なことをこうやって本に書いていただけると、それをキーワードにして、自分でも調べてみることができます。さっそく、ネットでちょっと、調べてみました。たしかに、岡山県奈義町の出生率が日本一であることを知らせるネット記事が、わんさか出てきました。代表的な、詳しいネット記事へのリンクを、はっておきます。▼【出生数75.8万人の衝撃】出生率で全国平均の2倍超「奇跡の町」奈義町長に聞く少子化対策、おやつ代も支援する理由 (JBpress、2024.3.2記事)いろいろ調べていると、他の出生率が高い自治体のことも、出てきました。なんと、僕がよく知っている、京都府の福知山市も人口増加の街であることが分かりました。▼計画外の出産も「まぁいっか」。京都府福知山市の子育て環境の秘密【ルポ・子だくさん町 第3回】 (週プレNEWS、2023年04月16日記事)上のネット記事では「ボウリングがブームらしい」というキャプション付きでボウリングの写真が載っていました。そういえば子ども会でボウリングをするために福知山まで行ったことを思い出しました。岡山と京都にはさまれた、わが兵庫県でも、明石市が子育て支援策が充実していると話題です。明石市に関するネット記事も、リンクをはっておきます!▼子育て支援に注力し10年連続人口増…移住先に選ばれる明石市で見えた行政のヒント「子供の施策は未来政策」 (東海テレビ「NEWS ONE」、2023/05/13記事)各自治体がそれぞれでいろいろと工夫していることが分かりました。人口が減る一方では若者世代に負担がかかる一方なので、本気で、なんとかしたいところです。ついでですが、学校の給食費とか教材費とかを無料にしてもらえると、学校としても、引き落としができていない家庭に連絡をして集金する手間がはぶけるので、ありがたいです・・・。#今年度は超久しぶりに学年会計を担当して、会計の大変さを味わいました。#基本的に、毎月、集金があります。▼「学校統廃合」「複式学級」「小規模教育の良さ」についての学習会 (2023/08/28の日記)
2024.03.26
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一昨日のブログ記事。「ナニコレ珍百景」で紹介されていた▼「病気や障害などで外出が困難な人が遠隔で働く職場の事例」について、取り上げました。覚えておられますか?#未見の方はぜひリンク先にアクセスしてみてください。実は、同じ番組の少し続きを再生してもらうと、もうひとつ、僕がとっても感動したお店があります↓下のリンク先のTVer見逃し配信で、29分59秒のところから再生してみてください。▼TVer「ナニコレ珍百景」3月17日(日)放送分(※3月24日(日)19:00 配信終了予定)TVerの再生の際は広告を見ないといけませんが、前回の続きを見る場合は、再度広告を見る必要はないと思います。以下、番組公式サイトから、その部分の紹介だけを転載します。●定食が無料になる食堂 東京都千代田区神保町 未来食堂 東京都の神保町にある食堂で定食が無料になる光景。 無料になるシステムは、お店の手伝いを50分したら一食無料になる「ただめし券」がもらえるという。 その券を自分で使うか、お店に券を貼って誰かにあげるかは自由に選べるそう。 お金がない人も食べられるようにと考えて始めたという。(「ナニコレ珍百景」公式サイト内 2024年3月17日放送内容より)飲食店で働いて、働いた分、そこのご飯が食べられるシステム。そして、その報酬を自分でもらう代わりに、未来の誰かに送ることができるシステム。「おお!これは、『ペイ・フォワード』だな!」と思いました。「ペイ・フォワード」については、さらにその2日前のブログ記事でも、ちょこっと書いていました。 ↓▼『夢みる小学校 完結編』が全国の劇場で順次上映中です。この言葉を最初に知ったのは、同名の映画について知った時だったと思います。「ペイ・フォワード」 [DVD]「ペイ・フォワード」とは、簡単に言うと「善意の先送り」「恩送り」のことです。今回の「ナニコレ珍百景」で紹介されていたお店の場合だと、自分がそのお店で食事出来る権利を、知らない誰かに先送りすることができています。4日前のブログ記事でとりあげた豊岡市の映画館の場合は、映画を格安で見る権利を、知らない誰かに先送りしています。(子ども限定で)丹波市の映画館エビスシネマでも、豊岡劇場のように子どもの映画代を大人が先払いしてあげる制度が今年の1月に始まったようです。#ちょうど、今朝の神戸新聞に載っていました。ポイントとなるのは、自分が名指しして「この人に贈る」と決めるのではなく、「誰だか分からない誰かにプレゼントする」というところです。このしくみが一般化すると、「誰かが喜んでくれるかな」→「誰がくれたのかな」→「今度は自分が贈る側になろう」→「誰かが喜んでくれるかな」・・・といった、善意のサイクルが、回り出すと思います。これって、ほかにもいろいろなところで応用できるような気がしています。4月からの新年度、こういう要素を、学級経営や学校経営に取り入れてみても、いいかもしれませんね。ところで、この飲食店のケースですが、お金がもらえるアルバイトとちがって、ごはん(=まかない)を食べる権利がもらえるというところから、「バイトではない」=小中学生でも働けるらしいです。(参考サイト)▼「50分働けば一食タダ!まかないが食べられる神保町「未来食堂」」 (アスキーグルメ、2015年11月24日 p3)こういうところで働いて、働くだけでも誰かの役に立っている幸せが感じられるのに、さらにそれにプラスして誰かに恩送りもできるなんて!これはめっちゃ教育的効果が高いのでは、と思ってしまいました。自分も働きたいし、うちの子も、働かせたい。ネットでちょっと調べてみると、次のような論文が見つかりました。同じようなことを考える人が、いるものです。▼「教育現場におけるペイフォワードの利用による自己効力感の向上 ――都内女子学園A校における事例研究――」 (福田 浩一、北陸先端科学技術大学院大学、2022/3) https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/handle/10119/17735
2024.03.22
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アイヌのことをブログに書き綴っていたら、それを読まれた方から、こんな番組を紹介していただきました!▼「ETV特集 二風谷に生まれて ~アイヌ 家族100年の物語~」(NHK+)北海道平取町の二風谷には、アイヌ民族にルーツを持つ人が多く暮らす。貝澤太一さんもその一人。祖父と父は「二風谷ダム裁判」を提起し、初めてアイヌを先住民族と認める判決を勝ち取った。あれから30年近くがたち、何が変わり、何が変わっていないのか。太一さんは祖父と父が歩んできた過去を振り返ろうとしている。太一さんの視点から3代にわたる家族とアイヌの歴史をひも解き、日本社会とアイヌ民族の現在と未来を見つめる。 (リンク先の番組紹介より)今日の夜24時までなら、NHK+で無料視聴可能です。こんなギリギリになって、すみません。もし間に合えば、ぜひ見てください。#見られなくなる3時間前に投稿しています。( ゚Д゚)僕は今日、見ました。大変貴重な映像でした。教えてもらってよかったです。本で読んだ内容を、実際の映像で見ることができました。アイヌ関連の最後の日記で書いた、次の内容にかなり重なってくる番組でした。▼「国とは何だろうか。」 ~カベルナリア吉田『アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた』その2貝澤太一さんと、父の耕一さん、祖父の正さん。この3世代の実直な語りと、行動から、それぞれの思いがにじみ出ていました。番組の最初のほうで言われていた「我々が受けたことをなかったことにはできない」という言葉を、大変重く受け止めました。番組の最後のほうで、今のアイヌの若者たちは、今の時代であればアイヌだからといって生きづらさは感じないといったことを話していましたが、「何があったか」ということを、忘れてしまってはいけないと思いました。わざわざアイヌの神聖な場所を選んでダムを造り、当初計画していた工業用水は必要なくなったにもかかわらず工事を続行し、反対運動をしていた貝澤さん一家の家を強制的に所収してまで完成させた「ダム」に対し、貝澤正さんは「文明への怒りがこみあげてくる」と言われていました。見ていた僕も、同じことを思いました。貝澤耕一さんは、祖父の正さんから受け継いだダム反対運動などの経緯を、かなり詳しく記録に残されています。『アイヌ民族の復権 先住民族と築く新たな社会』 [ 貝澤耕一 ]ぜひ読んでおきたいと思いました。
2024.02.10
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アイヌ関連のブログ記事を続けています。昨日から、以下の本の読書メモを書いていきます。『アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史』(カベルナリア吉田、ユサブル、2022、税別1800円)今回は、本書後半の記述を拾いたいと思います。本書ではかなり後のほうになりますが、「日高」の章で、著者は静内のシャクシャインの像を訪れます。シャクシャインは、和人の侵略に対してアイヌの英雄ですが、和人から和睦すると見せかけられた酒宴の席で討ち取られました。だまし討ちです。そのシャクシャインの像の台座に、「共生」の2文字があることに、著者は違和感を覚えます。・「共生」の2文字に違和感を覚える。 「過去にいろいろあったけど、水に流して仲良くやりましょう」とでも言いたげで、その「いろいろ」をほじくり返されたくない感じだ。 過去のいろいろ――差別とか、もともとアイヌが住んでいた場所を「日本の領土だ」と主張することとか。(p196より)実は上でふれられているシャクシャインの像は、建て替えられて新しくなった2代目。著者は1代目の像が放置されているのを見つけて、以前の像との比較もおこなっています。そのなかで、新しくすることで、歴史の負の部分に目をつぶってご都合主義に陥っていることを嘆きます。歴史は、こうやって、作り変えられていきます。新しいものしか見なければ、気づかずにいることも、ありそうです。著者は、単に北海道中をまわるだけでなく、消え去ろうとしている歴史の痕跡も見つけているのです。正しく歴史を知るために、著者のスタンスからは、学ぶべきものがあると思います。その後、著者が二風谷(にぶたに)を訪れて書かれたページにおいては、次のようなエピソードも紹介されています。・――アイヌにとって「聖地」である、この場所でのダム建設をめぐり、強い反対運動があったと聞く。 菅野さん(※二風谷生まれのアイヌ文化研究者で、アイヌ初の国会議員)も建設に強く反対し、国が強制収用に踏み切り、訴訟沙汰にもなった。 裁判は収用を違法と判断したが、しかし工事は進み、ダムは建設された。 一方で裁判を通じ、国が初めてアイヌを先住民族と認めた。(p196より)菅野さんは、僕が少し前に読書メモを書いたマンガ『ハルコロ』の監修者でもあります。裁判で違法と出たのにダム建設が進んだことに、驚きを禁じえません。このあたりの経緯はかなり複雑であるとも書かれているので、僕の知らないいろいろなことがまだまだあったのだと思います。ただ、アイヌの聖地が守られなかったことは、とても悲しいです。さて、本書はアイヌのことにたびたびふれている紀行文ではあるものの、アイヌのことだけを書いているものではありません。#グルメとかグルメとかグルメとかの話も出てきます。アイヌ以外の話題で、「このことも、つながっているなあ」と思ったのが、「囚人」の話です。「囚人」と聞くと、反射的に、悪いことをして捕まった人という印象がありますが、本書によれば北海道の監獄に収容されていた「囚人」は、簡単に言うと、時の権力者に逆らって捕らえられた人が、多数存在したようです。以下は、「第8章 網走」の、「囚人道路」の項からの引用です。・網走といえば監獄だ。 そして北海道の開拓には「囚人労働」が欠かせなかった。・「囚人」といっても、絶対的な悪人ではない。 時代の流れに翻弄され、結果的にその後の権力者に逆らってしまい、タイミング悪く「悪い人」になってしまった人たちが多かった。 彼らは欠員が出ても――死んでも――補充がきく格好の労働要因として、過酷な極寒の大地の開拓作業に放り込まれた。(p216より)これについては検証が必要な気もしていますが、少なくとも本書の著者は、そう捉えています。「網走監獄」のサイトなど、ちょっと調べた範囲で言うと同じような記述は公的なサイトからも見つかることから、これは、あながち間違いではないと思います。少し長くなりますが、本書の「網走監獄」の項からも、関連するところをさらに引用します。・ロシアの南下政策に対抗し、北の防備を固めるため、大勢の囚人が北海道に送り込まれた。 そして極寒の大地を開拓するという「懲罰」を課せられた。・権力闘争の覇者たちは優雅な時間を過ごした。 一方の敗者は極寒の地に送られ「死んでも代わりがいるから構わない」人権無視の扱い。・勝者の論理で社会が作られ、庶民はただ従うだけ、逆らえば「囚人」となる。 だが権力を得た勝者たちは、決して「正義」ではない。・石狩の大地を拓いた囚徒2000人。 開拓の遅れをとった十勝地方も、囚人投入で急速に発展。(p220より)以前、『どうして、もっと怒らないの? 生きづらい「いま」を生き延びる術は障害者運動が教えてくれる』の読書メモを書いたときに、青い芝の会の行動綱領で「愛と正義」が否定されていたことを思い出しました。▼「愛」という言葉も、とらえ方次第? ~荒井裕樹『どうして、もっと怒らないの?』その5「正義」という言葉がふりかざす権力性について、もう一度考えることになりました。せめて思いだけでも、一方的に使役されていた人々に寄り添いたいと思います。引用した「網走監獄」の項は、次のような言葉で締められています。・国とは何だろうか。 そうして守られた国で、僕も今、のうのうと暮らしている。 僕の日々の生活もまた、囚人たちの屍の上に成り立っている。 彼らの死体を踏みながら、生活している。 僕を含めた全ての日本人が。(p220-221より)正面切ってこんなことを言ってくる本書は、非常に考えさせられる本でした。本書を読むことで、僕は、いろいろな宿題をいただいた気がします。これから、とことん、考え続けていきたいと思います。▼この冬読んだ、アイヌに関する本4冊 (2024/01/29の日記)▼過去に学べ ~万博が抱える黒歴史「人間動物園」(東京新聞) (2024/01/28の日記)▼「文字」という文化で失ったものがある(『ハルコロ』その1)▼「文字」という文化で失ったものがある2(『ハルコロ』その2)▼アイヌへの差別 ~『知里幸恵物語』その1▼「外からの目」で見えてくるもの ~『知里幸恵物語』その2▼「わたしひとり、立派な人に見られたって、なんにもならない」 ~『知里幸恵物語』その3
2024.02.06
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アイヌ関連のブログ記事を続けています。今日からは、以下の本の読書メモを書いていきます。『アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史』(カベルナリア吉田、ユサブル、2022、税別1800円)著者が北海道中をまわる旅行記です。著者は北海道生まれの紀行ライター。ブログを本にしたような軽い感じの文章ですが、近代の資本主義社会全般に対しては批判的なところがあります。ちょうど今、「ゴールデンカムイ」の映画が公開中なので、上の本は比較的新しい本ということもあり、書店では関連本のように近くに置いてあることがありますね。ただ、こちらの著者は「ゴールデンカムイ」には批判的です。「ゴールデンカムイ」ファンが間違って買ってしまうと、期待外れかもしれません。(参考)▼映画「ゴールデンカムイ」公式サイト「ゴールデンカムイ」だけではなく、近年の大々的なアイヌの打ち出し方、観光に利用するようなところすべてに対して、著者は批判的です。アイヌに関する博物館がリニューアルされると、「前の素朴な感じの方が良かった」と捉える方です。「こういう考え方もあるのだ」「こう捉える人もいるのだ」というひとつの参考にはなるのではないかと思います。ただ、本書で指摘されている「和人目線で見たアイヌの表現」は、現在では以前に比べて修正されているところも少なからずあるようです。たとえば、本書冒頭で著者は次のように書いています。・少し前、新千歳空港に掲げられた日本ハムファイターズの広告に「北海道は開拓者の大地」というフレーズがあり、アイヌへの配慮が足りないという問題になった。 和人に言わせりゃ「開拓」でも、アイヌの立場からすれば「侵略」や「植民地化」かもしれない。(p16より)新千歳空港は北海道最大の空港で、北海道の空の玄関口です。あまりに巨大すぎて、びっくりする一大施設です。#なんと空港に温泉まであります。上の例で示されているように、今の北海道では、「開拓」という言葉はアイヌへの配慮から、使われなくなっていたり、使う場合でも但し書きのようなものを付けることが多くなったようです。和人とアイヌ、両方の立場から、今の北海道における「アイヌ」の扱われ方を検討するには、著者の持っている目線でもう一度北海道を見て回るのも、大切なことかもしれません。では、空港以外で著者がどんなことを書いているのかも、少し紹介します。たとえば、函館の北方民族資料館を訪れた際には、以下のことが書かれています。・北海道から樺太経由で中国大陸まで通じる交易の道――北のシルクロード。 アイヌは交易を通じ「世界」とつながっていた。北海道に閉じこもり、黙々と狩猟採集を行っていたイメージをもたれがちだが、そんなことはないのだ。 これは、琉球時代の沖縄と似ている。 シルクロードを経由する交易を通じ、沖縄もまた世界とつながっていた。(p45より)上の引用箇所に顕著に見られるように、著者は「アイヌ」を表面的なステレオタイプで見ることに嫌悪感を抱き、博物館等での「アイヌ」の扱われ方を警戒しているところがあります。長く続いたアイヌの文化に対するリスペクトがあるようです。著者自身、この本の前に沖縄をめぐった本を多数出していることもあり、沖縄との共通点を書かれているところは、興味深いところです。同資料館で「北の神々」のコーナーを見た著者が思ったことを書いているところからも、他の本ではあまりふれられていないことが書いてあるので、引用します。・「今日から、この場所は日本になった」と突然告げられ、神社が立ち、鳥居が立ち、社殿に手を合わせて拝めと言われた。 神社が祀る神こそが神で、国を作った日本武尊こそが神であるからと、拝みを強要された。 アイヌは住処を追われ「日本人」になることを強要された。 外見や言葉遣いなど目に見える部分だけでなく、心の内側にまで、ズカズカと入り込まれた。(p46より)それこそ、「ゴールデンカムイ」に出てくるアイヌにとっての神=「カムイ」に関するところです。もちろん現代の日本では、信教の自由が憲法で保障されており、明治・大正時代の上のようなことが、今も公然と行われているわけではありません。ただ、過去の時点でそういうことがあったなら、今さら信教の自由を保障されたところで、もう前のようには戻れないことは、想像に難くありません。「心の内側にまでズカズカと・・・」といった表現を読んで、僕は、日本で過去に行われたキリスト教信者狩りのことを、思い出しました。「踏み絵」を強要するなどの、あれです。遠藤周作の『沈黙』を読んだ時の衝撃は、忘れられません。『沈黙』 (新潮文庫 えー1-15 新潮文庫) [ 遠藤 周作 ]「日本」とはなんなのか、「自由」とはなんなのか、いろいろと、考えさせられます。そういうことを考えておかないと、この日本では、「心の内側にまでズカズカと・・・」ということが、起こりやすいのかもしれません。次回は、本書後半の記述を拾いたいと思います。明日に続きます・・・。▼この冬読んだ、アイヌに関する本4冊 (2024/01/29の日記)▼過去に学べ ~万博が抱える黒歴史「人間動物園」(東京新聞) (2024/01/28の日記)▼「文字」という文化で失ったものがある(『ハルコロ』その1)▼「文字」という文化で失ったものがある2(『ハルコロ』その2)▼アイヌへの差別 ~『知里幸恵物語』その1▼「外からの目」で見えてくるもの ~『知里幸恵物語』その2▼「わたしひとり、立派な人に見られたって、なんにもならない」 ~『知里幸恵物語』その3
2024.02.05
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アイヌ関連のブログ記事を続けています。前回に引き続き、今回も、以下の本の読書メモの続きです。『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』 (PHP心のノンフィクション:小学校高学年・中学生向け)(金治直美、PHP研究所、2016、税別1400円)本書の主人公である知里幸恵(ちりゆきえ)さんは、アイヌの口承文学を後世に伝える『アイヌ神謡集』の著者です。『アイヌ神謡集』については、以下の過去記事でふれています。オーディオブックなどへのリンクも掲載していますので、ぜひお読みください。▼「文字」という文化で失ったものがある(『ハルコロ』その1)『知里幸恵物語』では、『アイヌ神謡集』の序文を幸恵さんが書かれているシーンにおいて、その胸中を次のように描写されています。・そうよ、わたしたちの祖先は、かつて自由に、野山をかけ海に川に舟を走らせ、のびのびと暮らしていたというのに。 なぜ「ほろびゆく民族」にされなければならないの? たくさんの美しいことば、たくさんのおもしろい物語まで失われなくてはならないの? せめて、この本の中で生き続けてほしい――。(『知里幸恵物語』p117より)知里幸恵さんの、痛切な、切なる願いが伝わってくる文章です。幸恵さんは東京に出てこられて、ほんの少しのあいだ、東京見物をされたこともあります。そのとき、幸恵さんは「東京はなんてせわしないところかしら」と思われていたそうです。(本書p126)僕たちは、今の社会が当たり前のものであり、それ以外の社会を知らないところがあります。こんなふうに「外からの目」で見たとき、自分たちの社会のことを、客観的に冷静に見返すことができ、社会のあり方を問い直すことも、できるようになるかもしれません。社会のあり方を問い直すためにも、こういった書籍にふれていただくことを、おすすめします。それをせずして、多様性を尊重する社会、多文化共生の社会はつくれないと思います。▼この冬読んだ、アイヌに関する本4冊 (2024/01/29の日記)▼過去に学べ ~万博が抱える黒歴史「人間動物園」(東京新聞) (2024/01/28の日記)▼「文字」という文化で失ったものがある(『ハルコロ』その1)▼「文字」という文化で失ったものがある2(『ハルコロ』その2)
2024.02.03
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今週はアイヌの話題を連続してブログで書き続けています。今日からは、以下の本の読書メモを書いていきます。『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』 (PHP心のノンフィクション:小学校高学年・中学生向け)(金治直美、PHP研究所、2016、税別1400円)インクルーシブ教育の反対を意味する言葉として、「分離教育」という言葉があります。「あなたは、こっちの学校ね!」と、大多数が通う通常の学校とは別に学校を用意して、そこに子どもを通わせる教育のことを言います。昨年の国連の勧告では、日本の「特別支援教育」が、場を分ける分離教育であると批判されました。勧告で強く要請されていたように、「分離教育」は差別であり、国際的にこれを禁止する流れになっています。この分離教育が、アイヌの場合にもおこなわれていたことが、本書に書いてあります。本書の主人公である知里幸恵(ちりゆきえ)さんが通われたのが、ほかならぬアイヌの子どもたちだけが通う小学校であり、和人(当時の日本人)から、「土人学校」と呼ばれていました。(p34)教育だけでなく、当時のアイヌが受けていた差別は、あまりにもひどいものがありました。本書によれば、もともとアイヌは平和で平等な社会を築いていた民族でしたが、身分制度のある和人の社会にどんどん組み込まれていき、和人から差別される存在として生きていかざるをえなくなったようです。その詳細が、子どもにも読みやすい文体で、本書には書かれています。ほんとうは本書をまるごと読んでいただいた方がいいのですが、ここでは僕が特に驚いたところを引用します。・アイヌの人びとには、土地の売買という習慣がありません。 また文字がないため、契約書などを読むこともできません。 そこにつけこんで、さまざまな規則や条例をつくり、一方的におしつけて、生活の場や、狩りや食物を得るための土地を、次つぎに取り上げてしまいました。 サケ漁やシカ猟も自由にできなくなり、家をつくるために山で木を切り出すことも、禁止されました。 さらに、日本語を使うことを強制し、名前すら日本名を名乗ることを強いたのです。(本書p40より)あまりにもひどい、としか言いようがありません。土地を奪い、文化を奪い、言語まで奪って、改名を強いたのです。アイヌとしてのアイデンティティを根こそぎ奪う行為です。こういったことは外国での植民地政策としてなら、歴史の時間に習った覚えがあると思います。しかし、日本の中で、こういったことがおこなわれていたとは、少なくとも僕は、歴史の時間に習いませんでした。よその国のことでは、ないのです。日本国内で、同じことが、おこなわれていたのです。こういった負の歴史を繰り返さないようにしなければなりません。あまり知られていないこういった歴史的事実を、ぜひ、多くの方に知ってもらいたいと思います。本書の読書メモは、明日以降も、続けます。▼この冬読んだ、アイヌに関する本4冊 (2024/01/29の日記)▼過去に学べ ~万博が抱える黒歴史「人間動物園」(東京新聞) (2024/01/28の日記)▼「文字」という文化で失ったものがある(『ハルコロ』その1)▼「文字」という文化で失ったものがある2(『ハルコロ』その2)
2024.02.02
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この冬は、アイヌに関する本をいくつか読みました。#それらの本についてはまた改めて紹介します。アイヌ民族は北海道などに住んでいた先住民族です。ただ、国際的に先住民の権利が叫ばれるようになるまでは、正式に先住民であることさえ認められていませんでした。アイヌ民族は、和人(日本人)に侵略され、土地や言語を奪われた、という過去があります。僕たちが忘れてはいけない過去だと思います。これに関連して、最近知ったことがあります。Web上にちょうどその記事が出ていたので、紹介します。▼万博が抱える黒歴史「人間動物園」…120年前の大阪で起きた「事件」と2025年大阪万博の相似形とは(東京新聞Webサイト、2023年12月17日記事)特に、以下に引用する内容は、あまりにもショッキングでした。・マジョリティー(多数派)がマイノリティー(少数派)を理解しようとする時、『理解してあげる』という優位性が生まれる。人類館も当時、人々に『理解』させようとして生まれた。(同サイト中央付近の記述より)無自覚な差別の姿が、非常に端的に表れていると思いました。来年、再び大阪万博があるようです。人権を無視したものにならないように、と願ってやみません。上の記事を読んで、僕は、「当事者の声を聴け」という、障害者運動でよく叫ばれていたことと同じことを思いました。当事者を無視して勝手に進んでいくような事態は、避けなければなりません。教科書には出てこない歴史というものがあります。教科書だけでなく、後世の歴史は、時の権力者にとって都合の悪いことは載せなかったり、都合のいいように解釈して載せたりすることがあります。真実を見る目を、もちたいです。
2024.01.28
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家の2階のデジタルテレビを録画できるテレビに変えたので、「ケンミンショー」と「珍百景」だけ、録画して観ています。「珍百景」は番組コンセプトが次第に変わってきて、全国の小学校や小学生でおもしろい取組をしているケースを取り上げることが増えてきたようです。先日(2023/10/8放送回)の「珍百景」では、小学生社長のことを放送していました。▼珍百景公式サイト「これまでの放送」環境問題に取り組む会社を作りたいと、小学4年生にして起業。今は小学6年生だそうです。ゴミ拾いを楽しくやって、廃材をアートにして生まれ変わらせる活動などを、世の中に呼びかけておられます。以下は、リンク先の「珍百景」のサイトで紹介されていた概要の転載です。株式会社moco Earth という会社の社長が、実は小学6年生だという光景。 社長を務める小学6年生の女の子は、小学3年生の時、オンライン学習で世界の環境問題や教育格差などについて知る機会があったそう。 何か自分にできることはないかと、オンライン上の仲間たちとSDGs部を結成し活動を始め、4年生で環境問題に取り組む企業を設立したという。 いま取り組んでいる事業は海洋汚染の問題を楽しく学ぶためのイベントで、川や海で拾ったゴミをアプリ内の通貨に換金し、地域の特産品と交換できるというもので、使用するアプリは、同年代の小学生・中学生が開発に携わっているのだとか。 (珍百景公式サイト「これまでの放送」2023年10月8日放送■小学生の起業家より)驚くべきことが、いっぱい書かれています。今はもうこの放送は観れなくなっていると思いますが、ぜひ多くの方に観ていただきたい内容でした。女の子が社長をしている会社のサイトやインスタグラムは絶賛稼働中ですので、そちらはぜひ、ご覧ください。▼会社の公式サイト▼インスタグラム僕は、いろいろなことをゲーム化するという手法にすごく興味があるのですが、こちらの会社でもゴミ拾いをゲーム化されていて、「すごい」と思いました。アプリ開発も含めて、小学生でもできるんですねー!!さらに詳しいことは、例えば次のリンク先などを見ていただけると、よく分かると思います。↓▼【サムトル】「みんなの海を守ろう!」海洋汚染問題に取り組む小学生起業家チームmoco Earthメンバーにインタビュー! (SOZOW LIFE 子どもの好奇心サポートメディア、2023/6/6記事)▼クラウドファンディング「アプリ×ゴミ拾い×アートの遊びで海を守ろう!!!」この志とそれを実現する行動力、ほんとうに素晴らしいと思いました小学生であっても、社会に直接アプローチする社長になれる世の中も、ステキですね。今はクラウドファンディングもありますし、志ある人を応援する社会になってきていると思います。社会をよくする活動は、何歳から始めてもいいですよね。僕もがんばろうと思います。「珍百景」の前にもテレビ出演されていて、そのときの番組はYouTubeで観られるようになっていました。いやあ、この子、ほんとうにすごいな。↓【挑戦】10歳で起業!ゴミ拾いから事業を考案 小学生社長が描くエコな未来 『every.特集』▼小学生の圧倒的プレゼンの実際「【神プレゼン】ホリエモンが認めた天才小学6年生が「学びのイノベーション」を提案」 (2023/01/14の日記) ▼「広島県の小学5年生の合理的配慮への道!」 (2021/10/17の日記)
2023.10.22
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昨日、ネットでのお試し無料契約の落とし穴について書きました。おそらく僕がはまった落とし穴は、「以前もそのソフトのお試しを利用していたので無料対象外だったが、それに気づかずに再度お試し利用を申し込んで、有料課金された」ということだったのではないかと思います。ネットでの買い物とかソフトのダウンロード、利用契約については、今の時代、すべての人がおこなう可能性があると思います。だからこそ、学校でもすべての子どもたちにしっかりと教えておくべきだと考えています。知らないと、気づかないあいだにお金を取られ続けていたりするかもしれません。買い物系で有名な学校で習う知識と言えば、「クーリングオフ」。勧められた時には「いいね」と思って契約したけど、冷静になって考えてみると「いらない」ことが分かってキャンセルしたい時、8日間はキャンセルできることが保障されている制度です。消費者を守るこういった制度は、学校段階でしっかりと周知しておくことに意味があると言えます。前回も書きましたが、外国に本社をおく会社にお金を払う機会がかなり増えています。そこで、「外国にもクーリングオフってあるの?」というのが気になったので、調べてみました。少し調べるだけですぐに出てきました。たとえばアメリカのクーリングオフは3日間だそうです。やはり、消費者を守る制度は日本のほうが基本的に整っていて、外国では「あくまでも自己責任」として個人に責任を負わせる傾向が強いのかな、と思いました。そうなるとますます、ひとりひとりが「知っておいて、気をつける」ということが重要になります。今回いろいろと調べていると、「ネットショッピングにはクーリングオフは適用されない」ということが分かりました。たしかに、クーリングオフは自宅に勧誘に来るなど、「不意打ち」的に営業されて契約するケースに適用されるケースです。自宅でパソコンの前で十分吟味する時間が合ったのに、衝動的にろくに注意もせずに買ってしまった場合には、クーリングオフは適用されないでしょう。やっぱり、ネットでの消費活動は、よくよく注意してやらないといけません。この記事は、自戒をこめて書いていますが、皆さんのお役にも立つようでしたら幸いです。(参考リンク)▼クーリング・オフ制度(無条件解約) (武雄市役所「たけおポータル」内)▼通信販売はクーリング・オフできません!! (筑後市役所サイト内)
2023.10.15
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クレジットの引き落とし明細。忙しいとあまりちゃんと確認しなかったりするのですが、今日は運動会が終わって一区切りついたので、ちゃんと確認してみました。すると、身に覚えのない引き落とし額を発見!その額、12150円。どうやら、これは「お試し3ヶ月無料」につられて契約したソフト。お試し条件を満たしていなかったためか、引き落としがされていたようです。たしかにこのソフト、契約直後に契約期間を見てみたら、3ヶ月ではなく1週間だったので、「まちがいかな?」と思った記憶があったのです。いちおうPCのメモとしてそのときの記録は残していたのですが、契約は解除しないまま、1ヶ月が過ぎていました。今回のことはショックでしたが、その会社はちゃんと今までの履歴も確認できるようにしてくれていたので、さらに調べてみると・・・・同じソフトで1年前にも12150円引き落とされていたことが分かりました!いちおう、ちゃんとした会社のちゃんとしたソフトのようですが、本社が海外の会社のようで・・・。これ、気をつけないと、やばいなあ。日本の会社だと親切で「無料でのお試しの条件に該当していませんがいいですか?」のような確認をしてくることがありますが、僕の経験では海外の会社だとそういうことはほとんどしてくれません。契約前に提示される、ずらずらと長い文字列の中にそういう条件が書いてあったとしても、「当然それを読んで申し込みしていますよね?自己責任ですよね?」と言われちゃうと、たぶん、どうしようもないんだろうなあ。今回の会社はユーザーが自分のアカウントでログインした後に、ユーザーが操作しさえすれば、契約している内容等についてはかなり詳細に確認できるものでした。会社としては、「情報は隠さずにオープンにしています。気になったらすぐに調べられるようにしています」という姿勢が感じられます。そうすると、悪いのは明らかに、ちゃんと確認していなかったこちら側です。海外では、自分の身は自分で守るのが当たり前。今は海外の会社がどんどん日本人相手にネットで商売をしているので、こういうことは、十分起こりえます。今回は勉強代だと思って、あきらめます。これから、気をつけよう・・・。引き落とし明細ではその上の10000円の支払先も記憶になく、こちらも調べてみました。そちらは地域通貨電子マネーの会社でした。正体が分かって、納得済みの購入だったので、こちらはOK。みなさんも、お気をつけください。いまはネットで外国の会社からものを買うのが当たり前の時代。こういう学習は中高生ぐらいになったら、必須なのでは、と思いました。いちおう、ネットショッピングについては、家庭科で習うのかな。ネットショップの契約状況の確認、クレジットカード等の利用明細の確認はやっておいたほうがいいですよ!ほんとに!!▼ネットショッピングの疑似体験ができるサイトなど (2023/05/23の日記)
2023.10.14
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昨日のブログ記事で、「オクトーバーラン&ウォーク」を紹介しました。昨日は初日だったので、はりきって歩きました。朝散歩以外にも、ローソンまで行く用事があったので、3km先のローソンまで草履(ぞうり)で歩いていきました。#なぜ、草履すると、行きの3kmで右足の指の皮がむけてしまい、出血。帰りの3kmは右足の薬指を浮かしながら草履で歩いて帰ることに・・・。草履やわらじで毎日歩いていた昔の人の苦労がちょっとわかりました。草履での長距離移動の際は、注意しましょう。ちなみに、ぞうりとわらじの違いを知っていますか?草履(ぞうり)はスリッパみたいなもので、わらじは、足首に固定できるようになっているそうです。#忍者ハットリくんは、わらじばきです#今度からわらじに変えようかなそんな昔の人気分を味わいたくなったのは、実は、あるウォーキングアプリのせいなのです。1か月ほど前に、ウォーキングアプリの新作として、「信長の野望 出陣」がリリースされたのをご存じでしょうか?無料のスマホアプリです。(課金をすることは、できます。)▼「信長の野望 出陣」公式サイトこのアプリの企画がなかなかいいので、ご紹介します。たとえば自分の近所を歩いているとします。かりに「猪鹿町」だとしましょう。猪鹿町には猪鹿町の拠点があり、そこを攻め落とすと、猪鹿町が自分の領土になります。自分の住んでいる町が領土になるんですよ!これは、画期的です。町の範囲が広い場合は、「〇〇町4丁目」などと、少し狭い範囲で領土になったりもします。このアプリを作った人は日本全国をよくここまで細かい区分に分けて登録したものだ、と感心しました。領土になったときに、その町の形が地図上で表示されます。「おお!〇〇町はこんな形になっていたのか」と、よく知っているはずの地域なのに、「こんな形をしていた」ことに、感動します。自分の家のある「〇〇町」を領土にしたら、その次です。隣町に歩いて行って、隣町の拠点を落とすと、隣町が領土になります。今いる町の隣町の拠点は、地図でどこにあるかを探すことはできますが、その領土内に足を踏み入れないと、攻め込めません。領土を拡大するには、散歩を習慣にしている人なら、散歩のエリアを拡大していかなければなりません。これは、「もっと遠くまで歩こう」という動機づけに、もってこいです。いちおう、ストーリーを進めると、「遠征」というのが使えるようになり、自分の足でその地域に足を踏み入れなくても、部隊を派遣して攻め落とすことができるようになります。ただ、その場合は地図上での色が変わっていて、実際に行っていない地域は色分けで分かるようになっています。自分の知っている地域の〇〇町や△△町が、実名で領土になっていくのは、なかなか爽快です。これは、ウォーキングアプリとの相性がいいシステムだなあ、と感動しました。ちなみに、僕の住んでいるところの近所に「〇〇城」という、お城があります。お城というか、山城の、城跡なのですが、いちおうこの近くに行くと、「〇〇城」に行ったという記録が、このアプリに残ります。名所旧跡が多数登録されているようですので、どれだけ巡れるかに挑戦するのも、また一興でしょう。有名なお城に行った場合は、その城でしか仲間にできない武将が仲間になったりも、するようです。昨日紹介した「オクトーバーラン&ウォーク」は、専用アプリを起動していなくてもスマホ本体の歩数記録を参照するので、こんなふうに別のウォーキングアプリを使いながら歩数を稼ぐのも、手です。あなたも、足のマメがつぶれないように気をつけながら、歩いて領土拡大をめざしてください。▼朝散歩で思いついた「10月1日の朝のバイオリン」 (2022/10/01の日記)▼散歩したくなるゲーム「ドラゴンクエストウォーク」 (2019/11/02の日記)
2023.10.02
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7/28に兵庫県三田市で、YouTuberの鴨頭嘉人(かもがしら よしひと)さんによる講演会がありました。教育関係の講演会ではなく、一般の講演会です。「新時代の働き方と生き方」というテーマでの講演でした。動画撮影はNGでしたが、写真を撮ってSNSにアップするのはOKでした。↓一番印象に残ったスライドが、これです。「65%」という数字は知っていましたが、そこまで深く考えていませんでした。鴨頭さんによると、これはかなり「スゴイコト」らしいです。なぜかというと、「マイノリティが、マジョリティになる」からです。「好きなことが仕事になる」とも言われていました。実際、今の時代、ラーメンが好きな人が「ラーメンYouTuber」になっていたり、プラモデルを組み立てるのが好きな人は、組み立てたプラモデルを売ってお金に換えていたりするそうです。「いろんな人がいるから」「いろんな人がつながって、みんなで幸せになる仕組みをつくっている」まさに、ワクワクする社会だな、と思いました!この時代において、鴨頭さんは、「評価とか、論破とか、意味ない」と言われていました。新しい仕事がどんどん出てきて、新しい価値観がどんどん出てくる時代です。今までの評価軸で評価したり、批評することに、どれだけの意味があるでしょうか。「評価」については、学校でも社会でも、一生ついて回ることのように思われていますが、「評価」自体のとらえ方を変えるべき時が来たのかもしれません。鴨頭さんは「888戦略」というのを、勧められていました。「8時間は、寝たり食べたりする。 8時間は、仕事する。 残った8時間は、好奇心に使え」という勧めです。僕は、「好奇心」というのは非常に大事なことだと思っているので、共感しました。好奇心は、「未来への投資」です。鴨頭さんは外国のことにも詳しいですが、オーストラリアのメルボルンでは、街中での落書きが推奨されていて、それが芸術家を育てることにつながっている、という事例を紹介されていました。社会全体で、新しいものを面白がって育てていけるのは、いいですね。「今、夢を叶えるためのインフラは、めっちゃ整っている」という言葉に、勇気づけられました。僕も、芸術・創造は大好きですので、積極的にどんどんやっていきたいです。鴨頭さんの例え話の中で、「橋をかける話」が、めっちゃ熱量が高くて、伝わってくるものが大きかったです。橋を架ける人は、橋を架けた先にあるものを想像できている。イマジネーションの力が、橋を架けることにつながったんだ、という話です。橋を架ける人の情熱が、ビシバシ伝わってきました。鴨頭さんはご自身のことを、「情報発信のために生きている」と言われていました。僕も、こうやってブログをやっているので、情報発信は続けていきたいと思います。情報発信は目的ではなく手段に過ぎませんが、世の中をよりよく変えていくために、情報発信は大切だと思います。ブログは毎日更新を心がけていますので、よかったらまた明日も、見に来てくださいね。鴨頭嘉人さんは本も多数出されています。読みやすくて、具体例が多くて、熱量が高いです。『もう人間関係で悩まない!コミュニケーション大全』(鴨頭嘉人)『コンプレックス・リベンジ 僕はいじめられっ子だった』(鴨頭嘉人)『夢を叶える5つの力~根拠のない思い込みで駆け上がれ!』(鴨頭 嘉人)『自己肯定力3~大丈夫、君ならできるよ~』(鴨頭嘉人)『私は自分の仕事が大好き』(鴨頭嘉人)『あなたの経験を仕事に変える技術』(鴨頭嘉人)▼「イメージが伝わっているんです。」 ~鴨頭 嘉人『夢を叶える5つの力』 (2021/08/05の日記)
2023.08.16
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昨日は、「2/22」の「にゃんにゃんにゃん」で、ねこの日でした。僕が作曲した「ねこ!だいすき」の曲をアピールするチャンスでしたが、忘れていました。せっかくなので、ここに1日遅れですがリンクをはっておきます。にゃん。さっき文字入力をしていてタイプミスで「リンク」が「リ肉」と表示されました。それはそれでねこっぽい、と思いましたが、速攻で直しました。肉球!ねこの日に合わせて、ねこの名前ランキングが発表されています。気になる方は、チェック!▼2月22日は「猫の日」…ネコの名前人気ランキング2023発表、猫種は“ずんぐりフォルム”が15連覇 (福井新聞オンライン、2023/2/22記事)ねこの名前を見ているだけで、ほっこりします・・・。ただの文字列なのに、ふしぎ!おっと。このままでは教育的要素が全くないので、知っておくとちょっとうれしい雑学も、お知らせしましょう。昨日、2/22は誰の誕生日でしょう?ジョージ・ワシントンです!そして、今日、2/23は?え?天皇誕生日?それはそうなのですが、ここではあえて、「中島みゆきの誕生日」ということをお伝えしておきましょう。今日は、ぜひ、中島みゆきの「誕生」を聴いてください。魂が、ふるえます!(中島みゆき公式チャンネルより)実は今日は前回の続きで、Googleアプリにはまだまだすごいことができるんだぜ、という話を書こうと思っていました。それは、「宿題の解き方」機能の話です。でも、ねこの話を書いて、これで満足してしまったので、また次回に回します。では!また、次回!(ちなみに、さらにその次の回には、話題沸騰の驚異のAI「ChatGPT」について書く予定です。ちゃお!)(今回の参考文献)『ザ・バースデー 365の物語(1月〜6月)』(ひすいこたろう+藤沢あゆみ、日本実業出版社、絶版)↑「今日は〇〇の日」という話のネタに、必携!
2023.02.23
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子どもたちは今日もせっせとYouTubeで動画を見まくっています。ただ、これが、なかなかあなどれない。昨日のわが子は、「日本と外国の違い」をおもしろく紹介した動画を見ていました。今までだったら、日本と外国の違いなんて、子どもたちは知りようがなかったはずです。(少なくとも、確率的には、かなり少数派だったと思います。)ところが、インターネットを子どもの頃から使えるようになったことで、子どもたちは膨大な知識にアクセスできるようになりました。今までだったら、外国の学校ではどうやっているかなんていうことは、教師でさえ、大学の先生の講義や講演で初めて知るような状態だったのに、今は、子どものほうが先に知っているのです。いや、ほんとに。そうすると、どういうことになるか。子どもたちは、「外国ではこうなんだよね」と知りながら、日本の学校に通うことになります。先生が自信を持って「これは、こうなんだぞ」と言ったことでも、「それは、ちがうだろ」と内心思っているのに、表面上は何も言わない、ということも、起こりえます。そして、その場合に、先生のほうが間違っていて、子どもたちのほうが正しいということも、ばんばん、起こりえます。子どもたちの前に立つ「先生」たちは、そういう時代だということを自覚して、子どもたちと向き合った方がよさそうです。えらそうなことを言っていて、それがすごい浅い知識から言っていることで、子どもたちからはその浅さを見破られているということも、起こりえます。昔から、そういうことも少しはあったでしょう。でも、今は、とんでもなくそういうことが起こりやすい世の中です。↓ちなみに、昨日わが子が僕に見せてくれたのは、こんな動画です。▼学校を休むことの重大さが日本とアメリカで違いすぎる!日本 VS アメリカ (YouTubeショート動画、Kevin's English Room)大人が見ても、「え?アメリカってそうなんだ!」ってびっくりするでしょ?ちなみに僕は、今回初めて「ショート動画」について知りました。こんなのあるんだ。もうすっかりZ世代からおいていかれています・・・。▼子ども向けのYouTube動画視聴設定を徹底解説!「制限付きモード」など (2021/08/21の日記)
2023.02.06
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インクルーシブ教育の学習会で「えびはらひろみ」さんのお名前が出ました。「当然ご存じだと思いますが」という感じで発言されたのですが、恥ずかしながらご存じではなかったので、ネット検索をしてネット上の記事を読みました。大変感銘を受けました。▼「生きてます。辛うじてw」海老原宏美さんの命の格闘と、その死に思うこと (Yahooニュース2021/12/30、篠田博之さんによる記事)あまりにも感銘を受けたので、海老原宏美さんの下の本をネットで注文しました。『わたしが障害者じゃなくなる日 難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた』(海老原宏美、旬報社、2019、税別1500円)読者である「あなた」に、とても分かりやすく、あたたかく語りかけてくれる本だと感じました。上の商品リンクからプレビューを表示できて、冒頭部分を試し読みできます。「この本を手にとってくれたみなさんへ」のところ、ぜひ、読んでみてください。「でもね、じつは、わたしに障害があるのは、あなたのせいなのです。 そう言ったら、おどろきますか? 」という語りかけにドキッとします。ドキッとしつつ、続きをどんどん読んでしまう文章です。この方のこの本に、なぜ今まで出会わなかったのだろう、と思いました。速攻で、購入させていただきました。該当記事はヤフーニュースの記事です。過去記事を読み終わると、本日の記事へのリンクも、下に表示されました。本日の記事は「筆者も滑ってケガ 転倒する前に 簡単除雪のコツを雪国在住の筆者が解説」というものでした。3日前に雪かきをして腰が痛くなったので、こちらも興味深く読ませていただきました。写真付きで、こちらも明快な文章でした。▼筆者も滑ってケガ 転倒する前に 簡単除雪のコツを雪国在住の筆者が解説 (Yahooニュース2023/1/28、斎藤秀俊さんによる記事)ヤフーニュースの記事って、けっこう充実してる?
2023.01.28
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今日は4年生の教室に入って、黙ってようと思ったけど我慢できなくて、通潤橋のすごさを語ってしまいました。「君たちの机が台地なんだ! その上に田んぼがあるんだ! 水は床を流れているんだ! 低いところの水を、どうやって上の田んぼにあげるのか? そんなこと、できるわけないんだ。 でも、それをやったんだ。 それが通潤橋だ!」と熱く語りました。(^^;)社会科に感動を❗️😄ちなみに僕には、低いところの水が上に行くサイフォンの原理は、いくら勉強しても、なぜそんなことが可能なのかよく分かりません。。。分からないから、よけいに「すごい」と思うのかな・・・。(関連する過去記事)▼「今朝の三枚おろし」で、感動的に語られた「通潤橋」 (2022/09/28の日記)↑上で紹介している武田鉄矢さんのラジオ番組の開始から28分後に、「通潤橋」が出てきます!
2022.12.14
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先週ブログで書いた武田鉄矢さんのラジオ番組「今朝の三枚おろし」の続きを寝床で聞きました。今回も、感動しました。▼10月3日ネット公開の「今朝の三枚おろし」https://omny.fm/shows/program-21/10-3今週ネット公開されている内容は、かなり熊本のすごさがわかる内容となっています。江戸時代に作られたものが、今の時代の僕たちを「すんげー!!」と驚かせるものになっているのです。江戸時代に、現代の流体力学と言える、科学があったのです。先週放送分ですでに「通潤橋」(つうじゅんきょう)のすごさが紹介されていましたが、今回新たに加藤清正がつくらせたものとして、「ばばぐすいでのはなぐり」というものが紹介されました。「え?」っていう名称ですが、今回はこの遺構のすごさが主に語られました。武田鉄矢さんが一人でずっと話されるのではなく、アシスタントの水谷加奈さんが「ちょっとよくわかんない」(笑)などの素直な反応を返されるのが、また面白く、また大変心地よく聞けます。掛け合いって、大事ですね。特にこういう「説明もの」って、一人で長々としゃべられても、聞くのに疲れてきますからね。反応役がいることで、まるで「授業」のライブ中継を聞いているかのようでした。▼馬場楠井手の鼻ぐり(ばばぐすいでのはなぐり) (菊陽町公式サイト)あまりここに書くとネタバレになってしまうのでやめておきますが、僕が一番スゴイと思ったのは、「○○○をしなくていい」というところです。僕は面倒くさがりなので、「○○○をしないとなー」と思うだけ思ってなかなかしないのですが、阿蘇の火山灰が降ってくる熊本で、○○○をしなくていい仕組みをつくってあるのが、ほんとうにスゴイ。僕はこの遺構のことを全く知らなかったのですが、他の地域でもこの仕組みは応用できるのでは?と思いました。ラジオ番組なので、何かのついでに音声だけ流しっぱなしにして聴いておけばいいので、忙しくても「ながら聞き」で大丈夫です。忙しいあなたも、ぜひ一度、聞いてみて下さい。今回の記事冒頭のリンク先だけでなく、スマホで利用できる各種のPodCastアプリで再生できるはずです。
2022.10.05
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武田鉄矢さんのラジオ番組「今朝の三枚おろし」をご存じでしょうか?実は僕はこの番組が楽しみで、毎週月曜の夜、寝る時にスマホのPodCastで再生させて、よく聴いています。(ラジオ番組で放送された内容を1週分まとめて次の月曜にネットで公開してくださっているのです。)9月26日にネットで公開された回では、勤務市の小学4年生の社会の教科書でとりあげられている「通潤橋」(つうじゅんきょう)のことが出てきて、大変驚きました。▼9月26日公開「今朝の三枚おろし」https://omny.fm/shows/program-21/9-26非常に、感動的に紹介されていました。これを聴いておくと、通潤橋の仕組みがほんとうにすごいんだということが、よく分かると思います。▼通潤橋 (公式サイト)武田鉄矢さんの、「知ること」自体の感動を伝える語りには、いつも感服しています。この番組は毎週扱うテーマが違うのですが、今回とりあげた回は、「お城の石垣をいかにして精緻に積み上げたか」という話。そこから、「お堀」の話になり、「湖よりも高いところにあるお堀に水を張るにはどうするか?」という話になります。全部つながっています。おもしろいです!知的好奇心を刺激されます!とてもおすすめのラジオ番組です。ラジオでリアルタイムに聴いていなくても、後でネットで聴けるのは、ほんとうにありがたい。僕のこのブログ記事も、武田鉄矢さんの「三枚おろし」みたいに、読んだ本のことを取り上げることが多いのは、似ているかな?ちなみに、ファンの方が作られているサイトに行くと、最新放送分も含めて随時追加された状態でチェックすることができます。ラジオの中で出てきた言葉を漢字でどう書くのかとか、紹介されていた本の詳細なども分かって、ありがたいです。▼武田鉄矢 今朝の三枚おろし『清正の城』2022.09 (ファンの方が作られているまとめサイト「武田鉄矢 今朝の三枚おろし ネタ本講座」内)過去の放送回でも、おもしろい話がいっぱいありました。上のリンク先のファンの方が上手に過去回を一覧にしてくださっているので、興味のある本の題名等が見つかったら、ぜひそちらも聴いてみてください。▼上のサイト「武田鉄矢 今朝の三枚おろし ネタ本講座」のサイトマップ
2022.09.28
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昨日のこのブログのアクセス数が、「1234」でした。縁起がいい並び数字だったので、うれしくなりました。8月上旬にコロナにかかって全く更新できずにいたので、アクセス数が一気に落ちていました。しかし、その後また記事を書き始めましたら、少しずつ上向きになってまいりました。見に来て下さった方々、ありがとうございます。さて、昨日はイタリアのフルインクルーシブ教育について、オンラインでお話を聞いたという話を書きました。▼イタリアのフルインクルーシブ教育について、お話を聞きました!(2022/8/23のブログ記事)そのときのお話の中に、イタリアのトリエステという町が、「精神病院をなくした町として知られている」という話が、ちらっと含まれていました。僕は、このことにも、非常に興味を持ちました。昨日の会は教育の話がテーマだったので、精神病院のことは詳しくは語られませんでした。そこで、詳しいことは後になって自分で調べてみました。次のサイト様の情報が、分かりやすかったです。▼精神病院をなくした町【イタリア】 (ミズトレイ様のnote記事)「自由こそ医療」「患者を人間として扱うことこそ治療に繋がる」などの、印象的な言葉が心に残りました。イタリアは、教育だけではなく、社会全体がインクルーシブであるということを強く感じました。僕はずっと前に北海道の「べてる」の取組を知って衝撃を受け、現地まで見学に行ったことがあります。▼「精神障害」についてどれくらい知っていますか?(2006/7/30のブログ記事)日本の中でも「べてる」のように精神障害当事者が生き生きと生活しているところはありますが、日本全体で見るとまだまだ少数派のような気がします。昨日の国連の日本政府への勧告でも、日本ではまだ精神科への強制入院が行われているとして、批判があったようです。インクルーシブとは、教育だけの問題ではなく、広く社会全体の問題であります。日本の社会全体が、いろんな人が一緒に生きていく社会、生きていける社会になっているのか。外国のことについて知ることは、日本をもう一度新たな視点で見つめなおすことにつながります。自分たちの社会のことだからこそ、「自分には関係ない」ではなく、当事者意識をもって、考えたいですね。
2022.08.24
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ネットワーク「地球村」の会報(3月号)で、衝撃の事実を知りました。太陽光パネルは耐用年数が20年から30年ほどなのだそうです。そのため、2040年頃には、いまある大量の太陽光パネルが廃棄されることになるのだとか。太陽光発電はクリーンなイメージがあって、デメリットはほとんどないように思っていたのですが、そういう落とし穴があったのですね。何事も、「これですべてうまくいく」ということは、なかなかないものです。だから太陽光発電が悪いとか、太陽光パネルが悪いというわけではなく、自分が気付いていないデメリットがあるということが自分にとって勉強になったので、書かせてもらいました。今の世の中、土地を余らせておくぐらいなら・・・と、太陽光パネルをどんどん設置する動きが加速している気がします。やはり、デメリットも知っておいた上で、グローバルな地球的視野を持って、それをするべきかどうか、考えておきたいですね。もちろん、原発にしても、火力発電にしても、風力発電にしても、すべてのものに耐用年数というのはあるはずで、大切なのは、「今」のことだけを考えて、「先」のことを考えていないのは、将来困ることになるかもしれない、ということ。30年先に自分はいないかもしれないけれど、今の子どもたちを困らせるような未来は、呼び寄せたくないものです。↓下のリンク先の情報によると、太陽光発電の法定耐用年数は、17年らしいです。(参考リンク)▼30年以上稼働?!太陽光発電(ソーラーパネル)の寿命・耐用年数 (楽エネ様、2019/09/24公開・2021/12/01更新記事)↓国の出している情報も、出てきました。▼2040年、太陽光パネルのゴミが大量に出てくる?再エネの廃棄物問題 (資源エネルギー庁、2018-07-24記事)
2022.03.02
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選挙における若者の投票率が低いそうです。選挙権は大切な権利のひとつですので、ぜひ行ってもらいたいと思います。特定の政党や候補者に投票するように呼びかけるものではありません。外国に比べて日本は「主権者教育」が遅れているように思います。主権者は、国民一人一人です。それは周知されていますが、そのことが学校教育であまり重視されていないように思います。決められたことを守ることが重視されすぎていると、自分たちが権利者であるという意識は育ちません。決められたことを守るのは、受け身です。自分たちで決めたことを守るのは、主体的です。主体的に生きることは、いろいろな選択肢のある今の現代社会では、非常に重要なことです。学校に子どもたちが通っている段階から、もっと子どもたちが学校の自治に参加できるようにしないといけないのではないか、と思っています。校則などの学校のきまりは、子どもたちが主体的に考えるべきものだと思っています。自分たちが自分たちの所属する学校や社会を変えていける、と実感できるようにしたいです。もちろん、選挙では一人ひとりのパーセンテージが低いので、その1票だけで変わるということは少ないでしょう。しかし、塵も積もれば山となる、です。一人一人の意志の反映の集積が、この国の政治となるべきです。「投票しない」ではなく、全員が投票した上で、それぞれの意志が代表者に反映されているのがベストです。選挙は日曜ですが、期日前投票もカンタンにできます。期日前投票の理由を細かく答える必要はありません。「仕事」や「レジャー」などの、該当する選択肢にマルをするだけです。日曜日に行けるかどうかわからない人は、土曜のうちに行っておきましょう。オリエンタルラジオの中田さんが、非常に分かりやすい動画を公開されています。「選挙に行くメリットが分からない」という方は、見てみてはいかがでしょうか。「選挙に行ったことがない」という人が分かるように、丁寧に説明されています。さすが芸人さんだけあって、説明の仕方がすごくうまい。【日本の選挙①】投票に行かないと損する!?〜選挙入門編〜(中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY、2019/08/01)自分の考え方に近い政治家・政党が分からない場合は、アンケートに答えるだけであなたの考え方に近い政党を教えてくれるサイトもあります。類似サイトがいっぱいありますが、Yahooのものはかなり見やすいです。▼Yahooニュース 衆議院選挙2021 政党との相性診断数年前から、18歳で選挙権が得られるようになりました。選挙についてしっかりと学ぶこと。主権者教育の中で、一人一人の意志反映がされる大切さを実感できるようにすること。それが、大切なことだと思います。
2021.10.30
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コロナ急拡大で「GWに今度こそ旅行に行きたいと思っていたけどまたキャンセルか…」と肩を落としている皆様。今回は、日本中の都道府県を家に居ながらにして楽しめる本を、ご紹介。そもそもの発端は今年の2月。都道府県のカタチにカオを描いて擬人化していたときのことです。▼地図関係の充実フリー画像サイトから、全都道府県を擬人化! (2021/02/20の日記)Facebook上で「バカリズムのネタに、都道府県を持つやつがある」と教えていただきました。それまで全く知りませんでしたが、これは、めっちゃおもろい。お笑い芸人の想像力のすごさを、思い知りました。すげーな、この発想。説明抜きで伝わるビジュアルの面白さが、抜きんでています。「こう持って、こう」!それまで、都道府県のカタチなんて全く気にしていませんでした。改めて見てみると、ユニークな形の都道府県も多く、カタチに愛着を感じますね。都道府県のネタは本にもなっています。これ、読むと意外に(?)勉強になりますよ!『都道府県の持ちかた』 (ポプラ文庫 日本文学 191) [ バカリズム ]バカらしいけど、面白い。真面目な都道府県の主要データとおバカなコーナーのミックスだから、楽しく学べる。これ、大事です。ほかにも、おもしろ都道府県紹介としては、次の本も、よかったです。『よくわかる都道府県』 (宝島sugoi文庫) [ 日本博識研究所 ]バカリズムの本と同じ文庫版で、ほぼ同じサイズ。ぜひ本棚の中で2冊並べちゃってください。かなりざっくりとした、ぶっ飛んだ説明で、少なくとも興味は持てます。↓ネコ好きの子どもには、こんなのも、よさそうです。『ねこねこ日本史でよくわかる都道府県』 [ そにしけんじ ]今の時代、都道府県を楽しく学べる本って、いっぱいあるんですね!
2021.04.17
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世の中にはいろんな会社があります。次の本に紹介されていたある会社は、衝撃的でした。『アソビくるう人生をきみに。 好きなことを仕事にして、遊ぶように生きる人生戦略』(あんちゃ、KADOKAWA、2017、1430円)上の本の著者は会社を辞めてプロのブロガーになった方。プロブロガーだけに、いろいろ面白いネタを紹介されています。その中に、ある会社の説明がありました。====================・「嫌いな仕事をやらなくていい」と決めている会社が日本にもあるんです。(p112より)====================衝撃的じゃないですか?嫌いな仕事をやらなくていい、って!学校だったら、「嫌いな勉強をやらなくていい」と言っているようなものです。そんな会社、ホントにあるの?と思ったら、ありました。大阪の「パプアニューギニア海産」という会社です。エビの輸入や加工、販売をしている会社。ここのパートさんは、・好きな日に 事前連絡なしで 出勤・欠勤できる・嫌いな作業はやらなくていいのだとか!こういうびっくりするような話題については、僕はウラをとるようにしています。はたして、ネット記事で検索すると、次の記事がヒットしました。▼「好きな日に働き、嫌いな仕事はやらなくていい」――“自由すぎるエビ工場”が破綻しない理由 (ITmediaビジネスオンライン 2019/5/27記事)ホントにありました。それも、さらに詳しく分かりました。こういう会社があることを知ると、「当たり前」と思われていることも、実は「当たり前」ではないのかも?と思い直すきっかけになります。世の中の会社全てがこうなったらいい、というわけではありませんが、いろいろな働き方が世の中にあることで、自分にぴったりな会社に巡り会える可能性も格段にアップするはず。上のネット記事では「そもそもこの制度がパート従業員の多くを占める「働くお母さん」たちにとって働きやすい職場に、という意図をもって導入された」という説明があります。子どもがすぐに熱を出してしまうなどの事情のある方が気兼ねなく働くには、もってこいの職場なわけです。やってみると、いろいろ面白いことが分かったのだとか。「人間の好みは多様で、嫌いな作業は重ならない」というのは、その最たるものだと思いました。(引用は上のネット記事の2ページ目より)「みんながいやがる仕事を誰にしてもらうか」という悩みは世の中の会社のあちこちにありそうですが、その前提を覆す、スゴイ発見だと思います。会社の方が単独で本も出されていました。『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』(武藤 北斗、イースト・プレス、2017、1650円)この本の冒頭で、武藤さんは、「東日本大震災で被災したことがきっかけで、 僕は生きることを シンプルに見つめるようになりました。 そして、人を縛り、管理し、競い合わせる、今の会社や社会のあり方が、 果たして正しいのかという疑問を持つようになりました。」と書かれています。(書籍公式サイト試し読み冒頭部分より)震災をきっかけに、生きるということを見つめ直された結果実現したのがこういった働き方だったということが、非常に僕の印象に残りました。====================「出退勤時間は自由」「嫌いな作業はやらなくてよい」など、非常識とも思える数々の取り組みが、いま大きな共感を呼んでいる。そして、その先にはあったのは思いもしなかった利益を生むプラスの循環だった。(書籍公式サイト 「内容紹介」冒頭部分より)====================これは、今後のよりよい社会を考える、1つの大きなヒントになるかもしれませんよ!
2021.02.08
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10/16に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。上映回数が、すごいことになっています。映画館の上映スケジュールでは、他の映画に比べて、「鬼滅の刃」の上映ばかりが連発されています。先日、公開開始後10日間で興行収入100億円を突破。日本歴代最速記録でニュースになりました。(これまでの記録は「千と千尋の神隠し」)(参考リンク)▼鬼滅の刃の上映スケジュールを「時刻表」にしてみたら、思ったよりも違和感がなかった (Jタウンネット東京都、10/19記事)▼映画「鬼滅の刃」興行収入が157億円突破 「アバター」「崖の上のポニョ」超え歴代10位に (ITmedia NEWS、11/2記事)11月2日が子どもの誕生日だったこともあり、我が子のリクエストで3日の祝日に観てきました。行き先は、いつもはすいている地方の小さい映画館。今までだと、僕ら4人家族のほかは1~3家族程度が同時鑑賞、というのがいつものパターン。一番混んでいたときでも、半分程度の入りでした。そのため、「いくら混んでいても、入れるだろう」と思っていました。12:45の上映開始の直前に映画館を訪れました。・・・・あうと!12:45はおろか、その次の回の14:15も「満席」表示。映画館の受付に向かって、その次の回の15:05のチケットを買う人が列をなしていました。15:05のチケットもほぼ完売状態で、整理券は100番から103番。「補助席になります」と言われました。おおっと、どうなっているんだい。とにかく鑑賞前から前例のない超絶人気ぶりに圧倒されました。思いがけず時間が空いたので、映画館から離れたところで1時間半ほど過ごしました。ところが!14:30ごろに戻ってくると、今度は、クルマをとめる駐車場が「満車」表示。映画館に近いところは2つとも「満車」でした。これもまた、今までだったら、考えられない。結局駐車場を探し回り、遠いところにとめて小走りで映画館へ。パンフレットは当然売り切れ。整理券の番号が5番区切りで呼ばれ、呼ばれるのを待って入場。なんとか補助席ではなく、前の方の席に座れました。家族4人は2人ずつに分かれて座りました。で、肝心の映画内容ですが・・・マンガも読んでプライムビデオ版もいくらかは事前に観ていた僕としては、「原作に忠実で、映画ならではの演出や映像効果も素晴らしく、人気が出るのは分かる。 5段階評価なら5」といった感想を持ちました。「鬼滅の刃」といえば、見ていて怖いシーンもわりと出てくるのですが、それも今までのテレビシリーズよりはおさえめだったかな、と思います。とはいえ、10歳未満にはやはりオススメできないところはあり、10歳以上が保護者と共に観る映画、というふうには思います。触手とかも出てきて気持ち悪いですし。(映画の対象年齢については、以前のブログにも書きました。 ▼「鬼滅の刃」の映画のこと、フォントのこと、ロゴ作成サイトのこと。 10/18の日記)原作全体の一部分を切り取って映画化されており、「鬼滅の刃」の登場人物やその行動動機、物語背景などを知っている人向けの映画です。ストーリーを全く知らないとさほど没入できないと思います。一方、アニメ制作会社のufotableの映像技術は素晴らしく、少年マンガが持つ「強い物同士が戦う超絶バトル」の表現は最高の技術が使われていて手に汗握るものになっていると思いました。主人公の持つ正義感や優しさ、勇気などはストレートに胸に響くものですし、基本的には勧善懲悪ものなので、感動する人が多いのもうなづけます。未見の方で見に行きたい人は、できれば事前に情報収集した上で映画館に行かれることをおすすめします。今までの映画と同じだと思って軽い気持ちで行くと、「満席」表示の連発にあきらめて帰ることになるかもしれません。最後に映画館のコロナ対策についてですが、これは心配ないと思います。全席を使ったとしても全員がマスクをしていますし、会話をせずに全員がスクリーンを向いているので飛沫感染のリスクはほぼゼロです。僕らの行った映画館は飲食については飲み物のみ持ち込みOKでした。飲み物を口に運ぶのはそんなに頻繁ではなく、うちの子(小4)で約2時間の上映中に3~4回程度。水筒を口につけて飲んだので、飛沫の発生はなしです。換気もされていますし、「会食」に比べて圧倒的にリスクは低いと思われます。鑑賞前後にトイレで手洗いをすれば十分でしょう。
2020.11.04
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日本の歴史に元号からアプローチするマンガがあります。『アラサーの平成ちゃん、日本史を学ぶ』(BAMBOO ESSAY SELECTION)(もぐら+藤井青銅(ふじいせいどう)、竹書房、2015、税別1200円)著者は、都道府県を擬人化したマンガで有名な「もぐら」さん。なんと元号も擬人化されてました。びっくり。何でも擬人化できるものですねー。平成ちゃんが元号に疑問を持つことから始まるストーリーです。令和の時代の前に発刊されています。歴史本としても、非常にユニークな本。なんと、「平成」「昭和」などの歴史上の元号を全て擬人化!日本の歴史を、各元号がそうなった理由から紐解きます。マンガなので元号が持つ時代の雰囲気が伝わりやすく、分かりやすいです。「西暦があれば元号はいらないんじゃないの?」という疑問にも答えています。日本の歴史が好きな人はぜひ!「令和」もぜひ追加して増補改定版を出してほしいなあ。
2020.10.30
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最近テレビのニュースでは、東京や大阪の人混みの様子をよく映しています。うちの子たちが興味を持っているので、この機会に「人口密度」について教えました。ネットでデータを調べて、エクセルでグラフにしてA4 1枚にまとめて見せました。都道府県別人口密度については、総務省のデータを参照させていただきました。▼【総務省】平成29年度 地方財政統計年報より、 1-1-1表 都道府県別団体数・人口及び面積等人口密度の全国1位の都道府県は、東京です。人口密度は約6254人/㎢。2位が、大阪。約4649人/㎢。おっと、偶然ですが、「よろしく」になっています。覚えやすい!と言っても、覚える必要性は皆無ですが。僕たちが住んでいる兵庫県は全国8位の人口密度。約665人/㎢。兵庫も人が多い方ですが、東京と比べると約10分の1になっています。ついでにその隣の鳥取県も調べました。約163人/㎢。この時点で、日本の都道府県の人口密度の差がとんでもないことになっていると感じます。数字だけでは直感的に分からないので、100人/㎢ごとに●も描いてみました。●がつくことで、直感的な差が分かりやすくなったようです。ニュースを見るたびに、うちの子たちには、「東京や大阪はもともと人が多いんだ」と説明してきましたが、いくら口で言ってもよく分かっていないようでした。しかし、こうやって視覚的にデータを示すと、よく分かったようです。コロナ関連ニュースでは感染者数の数字のみが特に強調されて報道されています。しかし、人口密度などの背景を踏まえずに感染者数だけを報道するのは誤解を生みやすいです。もともと人口が多いところで感染者数が多くなるのは、ある意味、当たり前です。日本の都道府県別の人口密度の格差、特に東京・大阪に人口が集中している現状は問題だと思っています。10年後には変化がみられるのでしょうか。子どもたちが社会人になって住むところを考えるときに、人口密度のことも考えてもらえれば、と思います。
2020.08.10
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「トットちゃん」こと、黒柳徹子さんは、ユニセフ親善大使として、世界中の国の子どもたちを訪問されています。ご自身が戦争を経験されており、そのときの体験に重ねあわせて、「日本は豊かになったのに、世界にはまだ戦争や紛争等で犠牲になっている子どもたちがこんなにたくさんいる」ということに、胸を痛められている方です。この方が世界の国を訪れられて書かれたレポートが、大変読みやすく、現地の子どもたちの現実を伝えるものとなっています。だいぶ前に『トットちゃんとトットちゃんたち』という本が出て、これはたぶん学校の図書室や、地域の図書館にあると思います。昨年の2015年には、ひさしぶりにその続刊が刊行されました。僕は立て続けに読みました。「知らなかった」と思うことがたくさん書いてありました。ぜひ、読んでください。以下、「ブクログ」に投稿した、読書レビューです。『トットちゃんとトットちゃんたち』(黒柳徹子、講談社青い鳥文庫版:2001)世界で起こっている(起こっていた)信じられないこと。 平和で豊かな日本に住んでいる僕たちが、知らなければいけないことだと思う。 日本の学校教育で「道徳」が教科化されるが、その際にぜひこういった世界の事実を学ぶということにも力を入れてもらいたいと思っている。 子ども向けに書かれているが、現実に取材しただけに、非常にハードな内容を含んでいる。しかし、中学生ぐらいからは、ぜひ本書や類書を読んで、自分たちの周りだけでなく、広く世界に目を向けてもらいたいと思う。 僕はこれを読んで、「これは本当だろうか。今はどうなっているのだろうか」と、調べずにおれなくなった。また、自分でも何かしなければならない、という思いに強くかられた。ユニセフには久しぶりに募金をした。案内があってもここ数年は放っていたのだが。募金はネットからしたが、その際に『トットちゃんとトットちゃんたち』がきっかけであることを記入した。 他の方にも、ぜひ読んでもらいたいと思う。 冒頭と最後は、詩のように短く改行されており、特に読みやすいメッセージとなっている。その部分だけでも、読んでほしい。 『トットちゃんとトットちゃんたち(1997-2014』(黒柳徹子、講談社、2015)前作と同じように、広く多くの人に読んでいただきたい本。 2015年に刊行。 まだまだ世界の子どもたちの現実が厳しいことを思い知らされる。 本当に、信じられないことが、たくさん書いてある。 大人たちによって、子どもたちに対して、こんなに残虐なことが平然と行われているということに、愕然とする箇所が、何か所もある。 まず、知ることから。 中学生以上の、すべての人に、推奨します。
2016.10.29
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ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」。僕の住む近隣地域では近隣で自主上映会がどんどん開催されています。勤務市でも、上映会を計画することになりました。そのサンプルDVDを昨日鑑賞。これは、観るべき映画だ、と思いました。政府やメディアや大物知識人が決して言わないことを知ることができる、貴重な映画です。知らなかった事実が多数あり、知ること について改めて大事だと思いました。「そんなことが」と、衝撃的なことが、いくつもありました。内容は、いろいろな方へのインタビューが主体です。たとえば、戦争を知る世代の瀬戸内寂聴さんら、学生、ママさん、外国の事情に詳しい方、自衛隊関係者、沖縄の方など多方面のいろいろな方の声を聴くことができます。非常にテンポよく進行し、ひきこまれました。全くダレることがありませんでした。インタビューを受けられる方は、みなさん、伝えたいことがあり、声に力があり、意志の強さを感じました。僕は最近特に、疲れやしんどさを感じることが多かったので、意志の強い方々の声の力により、大変元気をもらいました。シャキッとしました。(笑)現憲法の条文については、学校で習いますし、知っていましたが、あらためて読むことで、また、その成立経緯やそれまでに生きてきた人たちの思いを知ることで、感慨深いものがありました。与党自民党は憲法を改正しようとしており、その具体的な改正案は、ネットなどでもすぐに見ることができます。 ▼【自民党憲法改正草案】見やすい対照表で現憲法との違いが分かる!前の参議院選挙で改憲賛成派が参議院の3分の2を超えましたので、憲法改正を問う国民投票が実施される可能性が高くなってきました。国民投票の前に、あらためて憲法のことを学び直し、自分の意見を持っておくのはとても有意義なことではないでしょうか。▼すでに決定している全国各地の上映会開催スケジュールは公式サイトをご覧ください。
2016.09.25
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子どものあいだで大流行してます。知らないと、全く、イミフメイ!そんなわけで、遅ればせながら、動画をチェックしてみました。さあ、これで明日からの子どものからみに、うまくリアクションできるかな・・・。僕はあまりテレビを見ないので、たぶん世間の流行から2か月くらい遅れていると思います。
2015.03.04
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「地域に開かれた学校」はもはや当たり前になってきました。「学校」は近隣住民の理解や協力があってこその存在です。それが子どもたちのためにもなり、教職員のためにもなる。そんな実例がてんこ盛りの本を紹介します。 『学校力UP!明日からできる地域連携30のアイデア』(金山康博、日本標準、2011、1500円)=================================【目次】(「BOOK」データベースより) 初級編 校長裁量で明日からできる連携アイデア(ポケットガーデンー校内敷地での造園ボランティアを募集/犬の散歩をする人と仲良くなるー防犯係の「準レギュラー」に/米づくり協力隊の協力員ー学校農園の農作業をサポート ほか)/中級編 保護者&地域の参画を促す連携アイデア(遊びの玉手箱ー休み時間に地域のサークル活動と連携/子どもの才能発掘審査員制度ー美術の「プロ」が作品の見方を指南/公開行事の大幅拡大ー見せて困る行事はほとんどない ほか)/上級編 学校&地域双方の活性化を促す連携アイデア(軒先美術館ー商店の軒先に子どもの作品を展示/逆上がりができるぞ教室ー一度できたら「一生もの」のスキル/子ども郵便屋さんー近隣のお年寄りに「学校便り」をお届け ほか)=================================著者の、校長時代の実践記録によるものですが、校長でなくても実施できるものもあり、「学校関係者」なら、参考になると思います。学校と地域の具体的な連携アイデアが分かりやすく紹介されています。商店の軒先に子どもの絵を飾ってもらうようにイーゼルごと貸し出す、「ポケットガーデン」として校内敷地での造園ボランティアを募集、長期休業期間中の図書室を開放、等々。著者が「難しくない」とおっしゃる通り、実現の難易度は低いものが多いです。「うちの学校でもできそうかな」「やってみようかな」と思えるものが、きっと見つかります。本の構成は、1アイデア3ページとコンパクトにまとめられてあり、読みやすいです。すぐに読めちゃいますよ。(^^)===============================『学校力UP!明日からできる地域連携30のアイデア』(・以降の太字は本の内容。かなり部分的に抜粋しています。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・大上段に構えて取り組むより、 「ちょっとやってみようか」と軽い気持ちで始めたほうが、うまくいく。 ☆ 「校舎のユニバーサルデザイン化」・階段の踊り場に、ちょっとした休憩所を設けるなどすると、 ふざけて駆け下りたり、後ろから押したりする子どもが減る。ちょっとした工夫で、子どもを叱らなくてもよくなるものですね。 ☆ 環境整備は「ビフォー」と「アフター」の差を・意図的に「ビフォー」と「アフター」の差をつける。 ↓ 自分たちが役に立っているという実感 (それを演出するのが、校長の役割)・たとえば、除草は一日で終わらせず、 草を刈ったところとこれからの所をしばらく残しておき、 「作業中」の立て札を立てたり、 ペンキ塗りも同様に「ペンキ塗りたて」の表示を当分出したままにしたり。・活動の実績を宣伝・広報する上でも大切。 ☆ 「遊びの玉手箱」 休み時間に地域のサークル活動と連携・週に1回、休み時間に 地域でサークル活動をしている方々に来ていただき、 子どもたちと一緒に遊んでもらう。・遊びの内容は、ゲートボールやスポーツチャンバラ、 ソフトバレーボール、竹馬、切り絵など。・休み時間に入ると、子どもたちは一目散に希望する遊びに場所へ行き、 その遊びに没頭する。・地域の方々と一緒に遊んでいただく中で、 子どもたちはいつの間にか 学年や性別の垣根を越え、友達の輪を広げていく。異学年交流とか男女が共に遊ぶこととか、とても大事だと思います。 それが自然にできるように仕掛けていくのは、学校としての仕組みづくりの アイデア次第のところがありますね。 いわゆる「縦割り班」で1~6年生が混合で遊ぶ取り組みは わりとしている学校があるのですが、 教職員ではなく地域の大人が入るというのは、 教職員にとっても負担軽減化につながり、いいのではないでしょうか。 外国だと、教員の専門性は「授業」にある、と割り切っているところも多いようで、 遊びや生活面でかかわるのは担任とか教員よりも他の人をもっと活用すればどうか、 というのは、今後の日本の教育体制に与える重要な示唆だと思います。 ☆ 「お年寄りによる校内散歩」・子どもに「社会性」や「社交性」を身につけさせる上で、 教師以外の大人と会話する機会は多ければ多いほどよい。・お年寄りにとっても、子どもたちに囲まれての散歩は楽しいもの。 また、階段を昇降することで足腰が鍛えられ、健康増進にもなる。 ☆ 「下校時刻のきっかりタイム」 街ぐるみ防犯の基礎固め・子どもたちを「きっかり」の時刻に集団下校させる取り組み。・下校時刻が明確になることで、 地域の人たちの「子どもへの目配り」が、校門からの出発時刻を逆算してできる。・下校時刻までの待機時間は、担任の腕の見せどころ。 子どもたちと一緒に遊んだり、個別指導にあてたりする、 有効な担任裁量の時間となる。勤務校でも、登下校を地域の方に見守っていただき、 大変助かっています。 この本の取組内容で「なるほど」と思ったのは、 下校時刻までの活用のところです。 各学級の足並みをそろえるためにも、下校時刻までに余裕を持たせておき、 早く下校準備ができた学級は担任裁量で有効活用しておくというのは いいですね。☆ 「中3チューター制度」 生徒たちに自らの「未来像」を描かせる・10月~2月、部活動を引退した後の中3生が対象。・教育委員会から市民に働きかけ、あらゆる分野の専門家に登録してもらった。・各講座は、「1対1」の個別指導を基本にした。 個別指導の形態をとるのは、 子どもたちに個人としての考えや意見を問い、精神的な自立を促す意味がある。===============================僕がぜひやってみたいと思ったのは、「階段の踊り場に休憩所」でした。実はこの文言の取り扱いは、いろいろなアイデアの中に埋もれるようにさりげなく書いてあっただけなのですが、僕は「こういうのがステキだなー」と思ったのでした。(^^)地域によっては合わないアイデアもあると思いますが、逆にぴったりくるアイデアもあるのでは。学校は子どもたちの財産であり、地域の財産です。より輝いていくための工夫は、積極的にやっていきたいものです。昨今、学校の「学力」ばかりが声高に叫ばれているような気がしますが、直接的に子どもたちに「学力」をつけることよりも、実は環境整備や「外堀を埋める」的なことのほうが、大事かもしれません。 いつも見に来てくださってありがとうございます。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2014.01.20
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2009年06月02日。この日からブログに書きはじめて、最後まで「読書メモ」を完結しきれていない本があります。どうしても紹介したくてたまらない本です。しかし、読みだすと、立ち止まって考えたいことが多すぎて、なかなかブログの記事にするのが進まないのです。それは、本当に大事なことが書いてあるからだと思います。実は今日、職場で大事なことを2つ話そうと思って意気込んでいるのですが、そのせいで早く目が覚めてしまいました。こういうときに、ふと、あの本のことを思い出します。「大事なこと」を思い出すために、今一度読んでみたいと思います。「その9」を一度書いたような気がするのですが、検索しても出てこないので、もしかしたら2度書きになっているかも。(^^;)では、『音楽療法士のしごと』との対話その9です。 『音楽療法士のしごと』(生野里花 、春秋社、1998、2000円)▼過去記事はコチラ 12345678♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~◆『音楽療法士のしごと』との対話 その9==================: 本からの抜粋 : にかとまのコメント (絵文字以降)==================: アメリカから帰国して、福祉センターで働くことになりました。 そこは、日本の中でも有数の、 音楽療法の恵まれた設備を持っているところ。 6人の、それぞれ非常に違うタイプの音楽療法士がいて、 それがうまくチームワークを組んでやっている。 音楽療法士というのは、セラピストの個性や考え方が 生産的に活かされると とても良いものになります。(p141,142): どこの職場、どこのチームでも一緒ですね。 特に「音楽療法」は、人の「気持ち」を扱うセラピーなだけに、 セラピスト自身の個性や満たされ感というものが大事なのでしょうか。 でも結局、すべての職場、すべてのチームで言えることだと思います。: 「何ができるか」というのも もちろんですけれど、 もっと基本的な、人間的な面が大切なんです。 仕事というのは 結局 人格なんですよね。 個性がなければいけないけれども、 自分中心だとか、他人を受け入れにくいという人、 変なふうに人を「出し抜く」ような人は、 どんな仕事でもそうだと思いますが なかなか難しい。 平凡な言葉ですが 「誠意」とはどういうことかを もういちど じっくりかみしめてみたいですね。(p144): 教育の目的は、教育基本法で「人格の完成をめざす」と 謳われています。 その場主義、ご都合主義だと、いずれ立ちいかなくなる。 もっと全体を、Wholenessに、まるごと見て、 自分もその一部として貢献するようなところがないといけない。 僕は子どものころは、 「社会人になって、会社の歯車になるのはいやだ~」 とか思ってましたけれど、今は違う考え方を持っています。 歯車の一つも、全体の中でなくてはならない存在。 お互いがお互いを生かしあって、全体として大きな機能を果たしている。 だから、いいも悪いもないんだ。 それぞれの役割を、謙虚に果たしていけばいいんだ、というようなことです。 僕は、基本的に「謙虚さ」ってないんですけどね。(笑): これから勉強をして仕事を探される方に。 確立した場の「就職」ばかり探すよりも、少し視点を変えて、 自分が社会のニーズと自分の能力の縁結びをするようなつもりで 仕事を「つくって」みては。 思わぬ出会いや喜びがあります。(p147): 自分の居場所は自分でつくる、ということ。 人から求めるだけではいけない。 そうですね。 (p147まで)♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~今回はここまで。次のp148からは「音楽療法の実際」にふれられています。どこを引用して紹介するかは、そのときの気分によりますけど。(^o^)それでは、また! 引用文献:『音楽療法士のしごと』(生野里花 、春秋社、1998、2000円) ↓応援のクリックを ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.11.26
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『あなたの夢はなんですか? 私の夢は大人になるまで生きることです。』 (池間哲郎、致知出版社、2004、1200円)この本の読書メモを書いています。本日が第3回。「第5章 生きることはすばらしいこと」以降を参照します。(第1回は、こちら。)===============================『あなたの夢はなんですか? 私の夢は大人になるまで生きることです。』3(p122から最後まで。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)▽第5章 生きることはすばらしいこと より・マンホールで暮らす子ども。 自分が生きることだけで精いっぱいのはずなのに、 仲間をとっても大事にしている。・愛することから始めることが大事。 どんな人であろうと、誰かに愛されているとわかれば 生きようと思うようになる。 愛し、愛されることが大切。・カンボジアのリンナさん。(30歳) 10歳のときに地雷を踏んで、右足を失った。 「私は地雷を踏んで足を失ったことに感謝しています」 「私は右足を失ったからこそ、 一生懸命生きることを意識できました」・リンナさんの旦那さん オーンさん。 彼も20歳のときに地雷を踏んで、右足を失った。 1年近く自暴自棄だったが、「生きてやる!」と決めた。 体を鍛え、42.195kmのフルマラソンも走れるようになった。・たとえどんなことがあっても 一生懸命に生きることの大切さを 日本の子どもたちに伝えたい・どんな苦しい状況でも、あきらめないで生き抜いている人たちと出会うと、 心の底から感動する。 真剣に生きようとすればなんでもできるのだ、と思う。 ▽第6章 夢の橋をかける より・モンゴルの少女ウーガン コンテストで選ばれて、馬頭琴と琴の奏者として沖縄に来た。 「本当に夢を見ていいのですか! 本当に夢をつかんでいいのですか!?」 彼女は夢を見ることさえできなかった。 「モンゴルに帰ったら一生懸命勉強します。 必ず夢をかなえます。命がけで勉強します!」・沖縄大学の学生にウーガンの話をすると、 学生たちはショックを受けた。 いくらでも学ぶことができる環境にありながら、 日々なんとなく学校に通う自分たちの生き方を反省した。・日本の学生がモンゴルの子どもたちを見ると変わっていく。 「自分の情けなさに気づいた」と誰もが言う。・モンゴルの子は、ホームステイに来て 沖縄の子どもたちがボーっと座っているのを見て、 「なぜお母さんがこれだけ仕事をしているのに、 子どもがのんびりしているの!」 と言って、すごい剣幕で怒りだす。 ▽エピローグ 一生懸命生きること、それが最高のボランティア より・ボランティアには大事なことが3つある。 1)「理解する」 わかる、知るということが とても大切なボランティアになる。 2)「少しだけ分けてください」 100%の愛はいらない。1%、いや、0.1%でいい。 3)一番大事なボランティアは、 自分自身がまず一生懸命に生きること============================= 最後の言葉がそのままタイトルになった本が出ています。 『最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きること』(池間哲郎、現代書林、2011/10、1600円、DVD付き)去年出たばかりのようです。この本も買っているので、これから読んでいこうと思います。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.20
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『あなたの夢はなんですか? 私の夢は大人になるまで生きることです。』 (池間哲郎、致知出版社、2004、1200円)この本の読書メモを書いています。今回は 「第2章 親のために売られていく娘たち-タイ」以降、第4章までを参照します。衝撃的な内容が続きます。まさかそんなことが普通にあるなんて・・・。前回の日記をお読みでない方は、こちらもご覧くださいね。===============================『あなたの夢はなんですか? 私の夢は大人になるまで生きることです。』2(p34からp121まで。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)▽第2章 親のために売られていく娘たち -タイ より・タイ北部、ミャンマーとラオスの国境近くの、山岳民族の村。 子どもたちのお腹は、ずーっと何も食べていないから、 お腹の中にガスがたまってふくらんでいる。 このままにしていると、やがて目が落ちくぼみ、死んでいく。・村人たちの年収は日本円で5万円程度。 同じタイ人と比べても1/10以下。 そのため、貧困が原因となる薬物中毒や人身売買の問題を抱えている。・お父さんお母さんを守るために、 そして家族が生き延びるために、 娘たちが売られていく。 12,3歳から売られていく。・日本の子どもたちは 「親が子どもの面倒を見るのが当たり前」だと思っている。 世界の常識はまったく逆。 子どもが親の面倒を見る。それが当たり前。 親が生きるために、当然のように売られていく。・私が訪れたカレン族の村では、 女の子たちが17歳までに売られる割合は50%を超える。・タイ北部では13万円ぐらいで娘が売られている。 中間業者が3万ほどとって、親に渡されるのは10万円ぐらい。・カンボジアの首都プノンペンでは、 5万円出せば女の子を買える。 地方に行くともっと安くて、たったの6000円。 男の子はさらに安くて、3000円で買える。衝撃の事実です。本の出版年が2004年なので、 現在は違うかもしれませんが、それにしても日本と違いすぎます。 日本の僕たちの生活が、限りなく豊かで恵まれていることを 思わずにいられません。 日本の教育で「人権」ということを言いますが、 タイで売られていく子どもたちに人権はないのか?と憤りを覚えます。 「子どもの権利条約」というのが日本でも批准されていますが その内容のほとんどはこういった 世界の恵まれない子どもたちを守るためのものだと聞いています。 もちろん日本の子どもたちも変わらず大切ですが、 日本人だからと言って日本の子どもたち「だけ」が大切だという気には 絶対になれません。 むしろ、日本の子どもたちにこのことを知らせ、 子どもたち同士の架け橋が世界に広がることで、 いっしょに世界をよくしていけたら、と思います。 ▽第3章 スラム街に学校をつくる ―カンボジア より・カンボジアはすばらしい歴史と文化を持った国。 800年以上も前にアンコールワットを建設した クメール文化の発祥地。 首都プノンペンは1960年代までは日本よりも豊かだった。 しかし、70年代に内乱状態に。 75年~79年に ポル・ポトが実権を握った時代に大変な状態に。・ポル・ポトは異常な社会主義思想の持ち主、 国民を次々に捕らえては殺した。 3万人の学校の教師のうち、生き延びたのは2000名もいない。 メガネをかけている人を「勉強したから」という理由で殺していった。 ポル・ポトは800万の国民のうちの200万人を虐殺したと言われる。・2002年にカンボジアに学校を作ったとき、 子どもたちは、授業中ピクリとも動かないで、 真剣に先生の話に耳を傾けた。 本当に一生懸命勉強した。 ▽第4章 僕たちはマンホールの中に生きている -モンゴル より・モンゴルの冬は厳しい。 -30度は当たり前。 大寒波では-60度まで下がる。・ウランバートルは世界で一番寒い首都。 外で寝ていたら確実に凍死してしまう。 マンホールの中はお湯が通っているから10度前後まで上がる。 ここなら生きていられる。・マンホールの中には10歳にも満たない幼い子もいる。 唇や耳たぶは腫れ上がっている。 耳がグチャッと崩れている子もいる。 ネズミにかじられたから。 ネズミは耳たぶとか唇のように 柔らかいところからかじっていく。・マンホールに暮らしている12歳の男の子が言った。 「僕は早く人間を終わりたい」 (p121(第4章の終わり)まで)============================= 「世界がもし100人の村だったら」が流行った時に、世界の人の中で僕たちは本当に恵まれた数%の中にいて、信じられない環境下で生きている人がたくさんいることに愕然としました。その後「ネットワーク地球村」の会員になって会報を読むなどし、世界の国のことも少しは気にするようにしていました。でも、この本には今まで知っていたよりも、もっとシビアな世界の国の現実が書かれていました。知らないということはなんという恐ろしいことだろう、と思います。先進国に暮らす人間の義務として、こういうことを知っていかないといけないのでは、と思います。 さて次回は「第5章 生きることはすばらしいこと」を参照する予定です。よかったらまた見に来てください。よろしくお願いします。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.17
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『経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書』(山田真哉、講談社、2011/12、1300円)面白い本を書かれる会計士、山田真哉さんの本ということで読み始めました。しかし、途中で挫折しました。(笑)ただ、内容的にはかなり面白いことが書いてあったので、ちょこっとメモっておきます。以下、===枠内が引用です。===============================歴史の授業では先生から、「貿易をしました」→「だから、儲かりました」という簡単な説明だけを受けたはずです。しかしちょっと待ってください。「貿易をしました」→「だから、儲かりました」では、貿易をすれば必ず儲かるような印象を受けてしまいます。貿易は、そんなに簡単に儲かるものなのでしょうか?実際にビジネスで貿易をしている人はよくおわかりでしょうが、答えは否です。それは、いまも昔も変わりません。(p12-13より)===============================この疑問、かなり重要だと思うんですよね。答えの解説はろくに読まなかったんですけど。(^^)流し読みしたところでは、日宋貿易の一切は、宋の商人が仕切っていたそうです。ただ、日本国内で独裁貿易体制を築くことができれば、莫大な利益を手に入れることができます。===============================忠盛が日宋貿易で成功したのは国内において独占貿易体制を築くことができたからだ――と話をまとめたいところですが、違います。事はそう簡単ではありません。もっとも、独占貿易体制自体は確かに存在していました。ただし独占していたのは 平家ではなく、朝廷です。(p24より)===============================この謎の答えは、僕は読み進めていないのでわかりません。どなたか読んで教えてください。(^^) ごめんね。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.06.30
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読書メモの続きです。 『まっすぐな生き方 人生の先達に学ぶ、43のエピソード』(木村耕一、1万年堂出版、2010、1500円)本日が第2回。坂本竜馬の言葉やエピソードを参照します。(第1回はこちら。)===============================『まっすぐな生き方』2(p124~149より ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「(坂本)竜馬が好きだ」と言えるのは、 彼の、まっすぐな生き方に魅力があるから。確かに、竜馬の生き方はとてもまっすぐで、 だからこそ魅力があると言えます。 竜馬は「薩長同盟」などの大きな功績を成し遂げますが、 それは竜馬の能力の高さというより、 信じた道をまっすぐに突き進む「志の高さ」によるものでしょう。・竜馬の歌 「世の中の 人は何とも云わばいえ わがなすことは われのみぞ知る」・「たとえ途中で死ぬとしても、 その時は、目的に向かって前向きに倒れたい」・(姉への手紙に) 「日本を今一度 せんたくいたし申し候」 「たとえ一人でも天下を動かしてみせる、 と使命感に燃えています」 と気概を示す。・「正義を唱えたために 孤立するのは、 男子の本懐だ」 (「時流の孤児になるのは、男子の本懐だ」)・「おれは日本を生まれかわらせたかっただけで、 生まれかわった日本で栄達するつもりはない」「世界の海援隊でもやりますかな」の言葉は、 とんでもなくカッコいいです。 地位や名誉に全く固執しない、自由人としての魅力も 竜馬にはありますね。 (p149まで)=============================== 坂本竜馬を知らない人にとってはなんのこっちゃよくわからない記事になってしまいました。よけいな補足はしませんでしたが、坂本竜馬ファンの皆さんになら、その言葉が生まれた背景や竜馬のとった行動を思い、感慨に浸っていただけたことと思います。(^^)僕のおススメはマンガ版の坂本竜馬です。再読に耐える名作です。 ポイント10倍還元中!送料無料。通常24時間以内発送【漫画全巻】【新品】お~い!竜馬[新装版] <1~12巻完結>(小山ゆう) 次回は、世界の発明王 エジソンの登場です。それでは、また。↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.06.05
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『生きる力を磨く66の処方箋』(鎌田實・吉川敏一、PHP、2012、1100円)鎌田實さんの本はよく読んでいます。この本はお医者さん2人による対談本。しかし、対談の中身が整理され、お互いの主張が読みやすくなっています。以下、内容を少し抜粋して紹介。============================『生きる力を磨く66の処方箋』( ・ 以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)吉川敏一: ・ときどき怒るのは、むしろ体にいい。 怒りを上手に外に出すことで、免疫能が高められる。 泣いたり笑ったりするのも、同様に免疫能を高める。 感情が解放されることが 免疫能にプラスに作用する。僕はあまり怒りませんが、それでも腹が立つことがあります。 感情的になってしまうのはプロとしてどうかと思いますが、 ここで言われている「感情を解放する」ということも 大事だと思うんですよね。 子どもでも、なかなか怒りがおさまらない子がいます。 周囲は止めるんですけど、我慢すればいいというものでもない。 そこが難しいところですけど、たとえば「けんか」でも、 思い切りさせたほうがいい、ということもあると思うし、 その結果すっきりすることもある。 人間の心が絡んでくることは、 本当に 一概に言えないなあ、と思う今日この頃です。(^^) 鎌田實:・東日本大震災の被災地でおこなった「千人風呂プロジェクト」。 すべての作業をボランティアで行なうことも可能だったが、 ボイラーの操作などは避難所に入っている人たちに 仕事としてやっていただいた。 日当をきちんと払って。・困っている人を支えることはとても大切。 でもそれは、何から何までしてあげることではない。 自立を促すように支えることこそが大切。・一方、ぼくは「自立」という言葉がそれほど好きではない。 互いに寄りかかったり、寄りかかられたりしながら、 共に生きていく。 自ら立とうとしつつ、互いに支え合う。 そうした社会のあり方が最も望ましい。僕の理想とする「共生社会」と同じことを言われていると思いました。 鎌田實さんは、実際に「千人風呂プロジェクト」などで 取組を重ねられている。 チェルノブイリ支援もそうですし。 そういうところが、すごいと思います。 僕もポジション的には、鎌田さんと同じポジションを 目指しています。 「あたたかみのある支援者」、っていうのかな。 ・ここ数年、物語を語れないリーダーが多くなった。 日本とはどういう国で、 これから日本をどういうふうにしていくのか。 そういう物語をきちんと語った上で 「こういう協力をしてほしい。 こういう我慢をしてほしい」 と国民に訴えるのならわかる。・志と熱意とマネジメント。 これらがそろって初めて、ボランティア活動も続けていける。============================「物語」の力って、今こそ必要とされていると思います。これからどうなるのか、不安な人が多い。誰でも、「生きる力」を持っているんだけど、引き出されないまま、眠っているような状況。閉塞感。そんな状況をいい方向に変えていくには、熱意もいるけれど、マネジメントというか、作戦もいる。「生きる力」って、僕大好きなんですけど、それはもともとあるシンプルなものだけに、ちょっとしたきっかけで、大きく表に出てくるんじゃないかなと思っています。鎌田流マネジメントも参考にさせていただいて、自分流のマネジメントをやっていきたいです。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.21
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乙武洋匡さんのツイッターが本になりました。おもしろいです。(^^)ツイッターの魅力はこういうところにあるんだなあ、と初めてわかりました。 『オトことば。』(乙武洋匡/著、文藝春秋、2011/11、1000円)字がでかくて 文字数が少ないのでサクサク読めます。ツイッター感覚で。(笑)============================『オトことば。』(乙武さんのつぶやきより。他の方へのレスの場合アリ。 緑文字は僕の個人的感想です。)・「暗い子」って、言葉が悪いよ。 正確に言うならば、 「自分を表現するのが苦手な子」 だと思うんだ。 でも、そこをすくいとってあげるのが、 まわりにいる大人の役目。 きっと、それを面倒くさいと思う人間が 「明るい子バンザイ」と言うのだと思う。 でもね、教室に貼られてる教育目標には、 堂々と「明るい子」とか書かれてるんですよ。 公教育が、そんな価値観の押しつけしていいのか って本気で思う。 いいじゃん、暗い子。 俺は好きだよ!最後の「俺は好きだよ!」に救われます。 こういうセリフを聞くと、乙武さんのこと、好きになっちゃうなあ。 僕も「暗い子」だった時期があります。 ほとんどしゃべらない子だったの。 「それもアリ」と許される社会・学校って、大事だと思います。 教師は常に自戒しないといけませんね。 「自分の価値観を押し付けているだけではないのか」って。 それを思いすぎると、何もできなくなってしまうけど。 客観的に、いろんな角度から「言葉」を検討するって、大事です。 乙武さんはそれができてる。 尊敬します。・この先、他人から得た答えで生きていくの?「生きるってどういうことでしょうか?」の問いに答えて。 乙武さんは自分でも書かれていますが、 ツイッター上の質問に、けっこう突き放すような回答をされています。 「自分のことは自分で考える」ということを 大事にされているからこそですね。・障害のある人とない人が、 共に学ぶべきか、それぞれ意見の分かれるところだと思う。 でも、そのことを考える前提として 絶対に忘れてはならないのは、 学校を卒業した後の社会は、 障害者用と健常者用の2つに分けられていないということ。 みんなが生きるこの社会は、ひとつしかないということ。 ・(「アメリカでは どうして 障害者への心理的垣根が低いんですか?」 に答えて) 「物質的なバリアフリーが実現されている」 →「子どもの頃から、街や学校で障害のある人とふれあう機会が多い」 →「出会っても、特別な存在だと感じない」 ・・・・・・という影響は大きいように思います。「アメリカでは障害者への心理的垣根が低い」 ということを、まず知りませんでした。 勉強になります。 ・「背が高い」って、ただの身体的特徴を指す言葉だけど、 たとえば背が高いことを気に病んでいる女の子には、 使うべきじゃない。 でも、だからと言って、誰も「背が高い」という言葉を 「差別用語だ」とは言わないよね。 言葉とは、そうして相手との関係性によって選び、 口にするものだと思うんだ。・障害者だって、一律じゃない。 言葉に無頓着な人もいれば、 傷つきやすい人もいる。 差別用語って、 そんな当たりまえの前提を無視した決めごとのような気がして、 僕は好きじゃない。 一人ひとり、目の前の相手を見て、感じて、 言葉を選ぼうよ。 そんなの、相手が健常者だって、障害者だって、同じだよ。 ・やはり、先駆者という存在が必要なんだと思う。 障害を笑いのネタにすることがタブーとされている社会で あえてそれをすれば、風当たりも強くなる。 でも、僕は今後も発信し続けていこうと思う。 身体障害をたんなる特徴のひとつとして捉えてもらえるような 社会にしたいから。 ”自虐”と感じるのは、 障害を”負”と捉えているから。 だから、「これ、笑っていいのかな」と ためらいが生じてしまう。 障害をネタにしたギャグに「あはは」と笑えるようになる社会。 それこそが究極のバリアフリーだと思っている。 だから、これからもつぶやかせてください。 くだらない140文字を。「先駆者」として、信念を持って行動されていることがよくわかります。 僕は、何でも笑いのネタにする、というのには 少し慎重な意見を持っていますが 『「障害」を単なる特徴のひとつとして捉えてもらえるような社会にしたい』 この思いには、とても共感します。============================乙武洋匡さんの本はけっこう読んでいます。どれも、「読んでよかった」と思える本ばかりでした。有名なのは『五体不満足』ですが、その後たくさんの著書を出されています。 『五体不満足完全版』 『だいじょうぶ3組』 (小説)/ 乙武洋匡 『だから、僕は学校へ行く!』 / 乙武洋匡 『希望 僕が被災地で考えたこと』 / 乙武洋匡 ▼ブログ記事 乙武洋匡『希望 僕が被災地で考えたこと』 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.12.08
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東北へのボランティア、行かれた方の報告をお聞きするにつけ、僕も行きたいなという気持ちを新たにしています。家庭に赤ちゃんが2人いる現状ではちょっと厳しいですが。せめて、呼びかけをさせてもらいます。以下は、NPO『地球村』からのメールより、転載します。(赤太字は僕のほうでしました。)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●プロジェクトの概要 日程:8/2(火)夜19:30大阪発~8/6(土)の午前中に大阪着 事前研修:7/23(土)11:00@『地球村』事務局(大阪梅田) ※原則的に全員参加です。特に、今回はじめて被災地ボランティアに 参加される方は必須となります。 ※研修当日までに申込が定員に達しなかった場合は他の日程もご用意します。 詳細・申込み:http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0folgw0bieyf874zxaCK 東日本大震災の支援へ向かったボランティアの数は延べ約40万人。 これは阪神大震災に従事したボランティア(117万人)の 3分の1に過ぎず、その数は減少の一途を辿っています。 また、震災から4ヶ月が過ぎ、少しずつ 被災地以外の人々から震災の記憶が薄らいでいます。 しかし、被災地では熱い体育館の中で、いつまで続くのかわからない 不安な日々を過ごされている方が今も大勢いらっしゃいます。 加えて、真夏の暑さによる体力の低下、衛生面や悪臭の問題、 網戸が無い中での蚊やハエの大量発生などが報告されており 状況が悪化している地域も少なくありません。 困っている人を助けるのに理由はいりません。 元気な体と少しの勇気を持ってまず参加してみてください。 この支援活動が、被災地の皆さまのためのみならず、 あなたにとって宝物のような経験になることを願っています。 ▼第一回目の参加者の感想はこちら▼ http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0fomgw0bieyf874zxkhP ●プロジェクト詳細 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○日程 8/2(火)PM7:30大阪の『地球村』事務局を出発予定、車内泊 8/3(水)支援活動、ホテル宿泊 8/4(木)支援活動、ホテル宿泊 8/5(金)支援活動、車内泊 8/6(土)AM10:00大阪着予定 事前研修:7/23(土)11:00 場所:『地球村』事務局(大阪府大阪市北区堂山町1-5大阪合同ビル301) ※原則的に全員参加です。特に、今回はじめて被災地ボランティアに 参加される方は必須となります。 ※研修当日までに申込が定員に達しなかった場合は他の日程もご用意します。 ○活動内容 8/3、8/4...宮城県南三陸町での、有機農地の再生プロジェクト。 8/5...宮城県南三陸町での瓦礫撤去作業。 ○費用 15,000円(ボランティア保険に加入している方は14,300円) ○人数 40名(先着順、定員に達し次第〆切) ・以下のページ下部にあるフォームから申し込んでください http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0fongw0bieyf874zxiAz ○持ち物 汚れても良い服、長靴(釘の踏みぬきを避けるため安全靴が望ましい)、 作業用の防塵マスク、ゴーグル、ヘルメットまたは帽子、ゴム手袋、軍手 など ※詳細は事前研修の際にご案内します。 ○宿泊場所 南三陸ホテル観洋(〒986-0766宮城県本吉郡南三陸町黒崎99-17) TEL : 0226-46-2442/FAX :0226-46-6200 http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0foogw0bieyf874zxXEa ≫ボランティアの申込みページはこちら≪ http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0fopgw0bieyf874zx6N6 ~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~ <発行>NPO法人 ネットワーク『地球村』 メール:office@chikyumura.org ホームページ:http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0foqgw0bieyf874zx2mx 携帯用ページ:http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0forgw0bieyf874zxiTd Twitter:http://www.chikyumura.org/jump/ymog/a0fosgw0bieyf874zx2N6 ~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~ ボランティアの数がまだまだ足りていないのが現状のようです。もし行ける方は、お願いします。地球村以外でも、新聞に毎日ボランティア募集の案内が出ていたり、ネット上でも多くの情報が出ています。
2011.07.21
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今回の地震について、「何かしたい、何かできないか」と思われている方が多いと思います。昨日、子どもの出生届を役所に出しに行ったついでに、募金をしてきました。職場でもしています。今できることと言えば募金ぐらいしか思いつきません。インターネット上でも募金ができるようですが、最も手軽なものとして、現金を動かさない「ポイント募金」を思い出しました。ツタヤのTポイントは、ポイント募金が1億円を超えたそうです。(情報元: ▼東日本巨大地震で「ポイント募金」、Tポイントは1億円超える)▼Tポイントによる募金サイトはこちらポイントには使用期限があり、期限切れになる前に買い物してもらうことをねらっているものですが、そのまま期限切れになって消えてしまうポイントも多いと思います。この際、手持ちのポイントは募金に回してはいかがでしょうか。楽天ポイントでも募金ができるようです。楽天本体がまだポイント募金を開始しておらず、楽天内の各ショップが名乗りを上げている状況です。たとえば以下のようなショップです。▼【楽天市場】【寄付】【募金】チャリティー全額楽天ポイントで東日本大 ...こういう募金については、本当にそれが被災地の役に立つ正当な使われ方をするのかが気になります。その点を今から調べてみて、自分で納得が行けば募金します。なお、多額の募金・寄付については、税金が控除されます。(納めた税金が返ってきます。)▼国税局:一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)僕は寄付金控除を受けたことはありません。控除を受ける場合は領収書が必要だと思います。多額の寄付をしやすくする税制上の優遇措置ですので、こういう制度もどんどん利用していきましょう。「何かしたい、何かできないか」という気持ちを持ち続けながら、行動するチャンスを落ち着いて探っていきたいですね。
2011.03.16
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この本に書いてあることは、ぜひ、みなさんに知っておいてほしいことです。少し古い本ですが、世界の子どもたちの現実が、書いてあります。特に、サッカーワールドカップ南アフリカ大会で盛り上がっている現在、アフリカの子どもたちの現実について、もっと知っていく契機にしてもいいんじゃないか、と思います。『トットちゃんとトットちゃんたち』===========================【内容情報】(「BOOK」データベースより)黒柳徹子さんがユニセフの親善大使として訪れた、飢餓や戦火、災害、貧困に苦しむ国々。そこで出会った忘れえぬ子どもたち...。私たちがあたりまえと思うことが、けっしてあたりまえでない世界の現実。ここに書かれていることは、とてもつらく、せつないけれど、あなたに知っておいてもらいたいことです。小学上級から。===========================以下、どうしても伝えたい、どうしてもおぼえておきたいと思った箇所を、読書メモの形式で抜粋します。日本のいまの生活とは、全く違う生活が、そこにはあります。===========================『トットちゃんとトットちゃんたち』読書メモ・年間降雨量は 24ミリ (ニジェール・1985年) ニジェールでは、1年間で、24ミリしか雨が降らなかった。 東京では、1年間に1,405ミリ ・ゲリラ (モザンビーク・1987年) 黒人政権がうまくいくことは、南アフリカにとって脅威だった。 南アフリカは、ゲリラに武器や資金を援助して、 黒人政権を倒すことに荷担した。 モザンビークは、ゲリラによって、国中を目茶苦茶にされた。 ゲリラは、破壊した後、地雷を埋めていった。 保健、教育の施設は特に大きな打撃を受けた。 目の前でお父さんを殺され、お母さんを乱暴され、 お兄さんたちをさらわれた、残された小さな子どもたちが、多くいた。 ・カンボジア・1988年 1976年に政権をとったポル・ポト派 3年8ヶ月の間に、100万人以上のカンボジア人を殺した。 映画「キリング・フィールド」 ・義足のボランティア (アンゴラ・1989年) アンゴラには地雷で手足を失った人が5万人 人口比でいうと世界で一番多い 若いお母さんは、8歳と2歳の子どもを連れて 畑で仕事をしていて、地雷を踏んだ。 前の日は、なかったのに。 彼女の右足が吹き飛び、 いっしょにいた2人の子どもたちは死んでしまった。 ・スーダン・1993年 スーダンの首都ハルツルーム いい飲み水がなく、首都に住む人たちの収入の半分ぐらいが、 水代で消えてしまう。 ・子どもたちの心の中 (ルワンダ・1994年) 殺した人が、見知らぬゲリラではなくて、 おじさんが甥を殺すとか、 近所の人、隣の人、村長さん、というように、 ふだん顔見知りの人同士の殺し合いだった。 人々は疑心暗鬼に陥っていた。 前の方から自分の家族を殺した人が歩いてきて、 すれ違いざまに、耳元で、 「あっ、おまえのこと、殺すの忘れていたな」と言った。 (ユニセフに勤めている21歳の女性の話) 避難民キャンプで、ユニセフの人が、小さい男の子に、 「両親が殺されたそうだけど?」と聞いたとき。 その子は「わかんない」と言ったが、 あとから追いかけてきて 「本当は、知っているよ」と言った。 「じゃあ、あのとき、どうして話さなかったの?」と聞くと・・・ 「だって、あそこにいた通訳の人が殺したんだもん」 5歳か6歳の子どもが、目の前で家族を殺されたうえに、 必死で芝居をして知らん顔をしている。・ルワンダの悲劇 フツ族とツチ族の対立 実際は、フツ族とツチ族の混血も多い。 そんな場合、フツ族出身の妻に 「4人いる子どものうち、半分はツチ族の血だから、 2人は殺す。どの子か選べ」といったようなことも、 数多く起こった。 母親にとって、どの子を選ぶなんてことはできない。 でも、選ばなければ、4人とも殺すといわれる。 現地の牧師が言った言葉 「いま地獄に悪魔はいない。みんなルワンダにやって来たから」・子どもの権利条約に、 子どもを兵隊にしてはいけない、 と書かれている。 ルワンダも1991年に批准。 でも、実際に戦争がはじまれば、そんなことは、誰も気にしない。 ・1回の売春は「6グールド」(=42円) (ハイチ・1995年) 失業率が80% 小学校就学率は26% 中央墓地にはストレート・チルドレン。 売買春のメッカ。 ほとんどが、12,3歳の子どもたち。 12,3歳といえば小学6年生です。 売春している人たちの72%はHIV(エイズウイルス)に感染している。 ブランド物がほしくて、売春行為をしているのとは違います。 これで家族を養っている子もいるのです。 12歳の少女ニコルの言葉 「(エイズは)怖いけど、エイズになっても、 何年かは、生きていかれるでしょう? 私の家族は、明日、食べるものがないんですもの」===========================あまり余計な説明は不要だと思います。黒柳さんが実際に現地に行かれてのレポートだけに信頼できる事実が書いてあると思います。ただ、世界の情勢はまた変わっているでしょうし、この本をきっかけに、世界に目を向け、自分で調べてみるのも、大事なことだと思います。 世界に平和が訪れますように。 この本、今なら、文庫になっています。こちらのほうが、読みやすいと思います。『トットちゃんとトットちゃんたち』 ブログ王ランキング ▲内容がお役に立ちましたら、クリックをお願いします。
2010.07.03
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飯田先生の『生きがいの創造』は、かなり前に読んでいて、非常に衝撃を受けました。それ以来、「生きがい」シリーズの情報は、かなり気にしていました。あるときから、『生きがいの教室』という本も出されていることを知りました。教師という職業柄、『生きがいの教室』という題名には非常に惹かれました。存在を知って以来、ずっと気になっていた本です。その本を、このあいだ、ようやく読みました。ブログをちょくちょく見させていただいている原田誉一先生のお名前も出てきて、びっくりしました。(^。^)『生きがいの教室 ~人生の意味を問う「生きがい教育」のすすめ』 (飯田史彦、PHP研究所、2004、1400円)============================【内容情報】(「BOOK」データベースより)ベストセラー「生きがい論」シリーズの、新たなる挑戦!「心の真ん中が空っぽの子どもたち」を救う、画期的な「生きがい教育」の手法と実践レポート。日本の将来を憂いて立ち上がった、全国各地の教師たちの試みとは。【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 「生きがい教育」とは何か(心の真ん中が空っぽの子どもたち/「生きがい」を創造する人生観/「生きがい論」の七つの特徴/「生きがい教師」の心がけ)/第2章 「生きがい教育」の実践レポート(大学での試み/高等専門学校での試み/高等学校での試み/看護学校での試み/中学校での試み/小学校での試み)============================この本ではまず最初に、これまでの著作での著者の主張(仮説)がかいつまんで紹介されています。事前に『生きがいの創造』などの本を読んでおいたほうが詳しく理解できるとは思いますが、なかなか分厚い本ですので、人によっては『生きがいの教室』などでまずかいつまんで著者の仮説に触れてみるのもいいのかもしれません。『生きがいの創造 ~"生まれ変わりの科学"が人生を変える』 (飯田史彦、PHP文庫、1999、720円) 本来は著者の仮説・論点を整理して紹介するべきなのでしょうが、ここでは私スタイルで、いつも通り「特にここ!」と個人的に思ったところを部分抜粋で紹介していきます。(^_^)興味をもたれた方は、ぜひ同書または『生きがいの創造』をお読みください。(↑これは、本当に、人生観が変わる本です。)==============================『生きがいの教室』読書メモ1(p157~ #の緑文字は僕のコメントです。)・意味が現象に優先する・意味のない現象は生じない・宇宙とは「意味空間」であり、 宇宙の本質は、「物質」ではなく、 その意味を生みだしている「精神」である。・『そで擦り合うも、他生の縁』 家族や親友や恋人など、今回の人生で身近な人々は、 過去や未来の人生でも身近に生きる縁の深い人々。 愛し合い、助け合い、切磋琢磨し合いましょう。 『多少の縁』ではありません。#今まで勘違いしてました。(^^;) なるほど、『他生の縁』ですか。 そんな意味があったとは! なお、ネットでちょっと調べると、 『多生の縁』という漢字でも出てきました。 本当はこちらが正しいのかもしれません。 どちらにしろ、前世や来世があることをふまえたことわざだったのですね。(p42まで)==============================次回以降も、続けて読書メモを公開していきます。自分用のメモですが、もしご参考になるところがあれば幸いです。(^^) ブログ王ランキング ▲応援のクリックをお願いします。ブログ継続の力となります。 (「おすすめ本」のブログランキングに新しくジャンル登録しました。 まだ登録したてで実績がないので、ぜひ、クリックしてください!(^0^))
2010.05.31
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平日は新聞を読む時間がなく、ニュースもあまり見ないので、恥ずかしながら昨日になってようやく知りました。ハイチの大地震。被害者数が大変多く、現地は大変なことになっているようです。・地震 カリブ海のハイチでM7.0 数千人が下敷きか ・ハイチ大地震 死者20万人に 「生存の限界」経過(情報元:毎日新聞サイト)日本での阪神大震災が起こった1月17日を前に、またしても大きな地震が起きてしまいました。地震に関する情報を集め、子どもたちに伝えたり、できることをやっていきたいと思います。1月29日には勤務校の「震災学習」があり、2年生で震災の授業を担当させていただきます。そのため、冬休み前より、どんな授業にしたものか計画し、被災地だった前任校の出身の先生に相談をしておりました。プランはおおむね固まっておりますが、時勢や、子どもたちの実態、勤務校の状況も含め、細かいところを調整していこうと思います。 ブログ王 ○ 人気ブログ
2010.01.16
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2009年03月04日の日記「もしも日本が国家破産したら・・・」にコメントをいただいたのをきっかけに、外貨預金について調べてみました。非常に分かりやすいサイトを見つけました。▽外貨預金@初心者 外貨預金の基礎やFXとの比較基礎知識を順番に学んでいけます。取扱銀行の一覧表も載っています。今すぐ外貨預金を始めるわけではないですが、世界の中の日本として客観的に経済を見つめるためにも、こういう勉強もしていこうと思います。それにしても、南アフリカの外貨預金での年利、25%とか出ていてびっくりしました。円から外貨に換えるとき、その逆に換えるときに往復で手数料が発生するので、知識としてはいろいろ事前に身につけておかないといけないようです。一番興味があるのは、日本の経済が立ち行かなくなったときに資産を守れるかどうか、ということです。日本の銀行を窓口にしていて外貨預金をしていて日本の銀行がもしつぶれたとしても、預金を引き出せるんでしょうか。(たぶん大丈夫だと思いますが・・・。)もうけよう、というよりも、リスク軽減のために利用しようかな、と思っています。 ☆以下のブログランキング(読者投票)に参加しています。 当てはまるところをクリックしてください。 ↓ためになった。 ↓がんばってるなあ。 ↓応援します。 ↓おもしろかったです。 ブログ王 人気ブログ
2009.12.26
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講演会の情報です。急ですが、本日。昼と夜の2回 講演があるそうです。神戸市の方は、ぜひ。======================= 日 時:9月5日(土) 14時から16時<入場無料> 場 所:兵庫県私学会館 大ホール(元町駅東口から北西へ徒歩3分) 定 員:200名 日 時:9月5日(土) 18時半から20時半<入場無料> 場 所:神戸市勤労会館 大ホール(三宮駅東口から南東へ徒歩5分) 定 員:400名 詳細↓↓↓ http://www.kashino.net/news_active/2009/08/19-000059.php ======================= 当日いきなり行っても聞けるのかどうか、事前にお問い合わせください。藤原(ふじはら)和博さんについては、ちょうど今著書を読んでいます。『校長先生になろう!』(藤原和博 、日経BP社 /日経BP出版センター、2007、1500円)===============================【目次】(「BOOK」データベースより)第1日 どうすれば、校長先生になれるのか?/第2日 けっこうタイヘンな学校の現実/第3日 校長先生養成講座-オールアバウト学校経営108項目完全マニュアル/第4日 校長のマネジメント力で学校はここまで変わる!/第5日 いま、子どもたちの世界に何が起こっているのか?- コミュニケーション危機の現実を知ろう/第6日 公立校再建なくして国栄えず -異質な人間が集まることでコミュニケーション能力がつく/第7日 「よのなか」科ワークシートを使って、校長先生自ら授業をやろう!/あとがきにかえて-教育政策への提言「開国せよ、鎖国する学校社会を」 【著者情報】(「BOOK」データベースより)藤原和博(フジハラカズヒロ)1955年生まれ。78年リクルート入社。ビジネスマンのまま小中学校での教育改革にかかわり、その授業実践を『人生の教科書"よのなか"』(筑摩書房)や『世界でいちばん受けたい授業』(小学館)に著す。それが高じて03年4月から杉並区立和田中学校校長に、都内では義務教育初の民間人校長として就任。キャリア教育の本質を問う"よのなか"科が『ベネッセ賞』、新しい地域活性化手段として「和田中地域本部」が『博報賞』、給食や農業実験を核とした和田中の「食育」が『文部科学大臣賞』になり一気に三冠に。『公教育の未来』をタイトルとして全国を行脚。18年度からは「私立を超えた公立校」を標榜して「45分7コマ授業」や英検協会と提携した「英語週9時間コース」の実践に取り組む。===============================まだ3分の1ほどしか読んでいませんが、何にどれだけお金がかかっているかなど、一般教員が知らずにいる学校経営についての知識が分かりやすく述べられています。また、「よのなか」科の教育実践など、社会に出た時に役に立つ学習や、土曜寺子屋(ドテラ)という土曜日の活用、教員は授業と部活に専念し、それ以外の分野で積極的に地域の人材を活用する方法など、「教育改革」の1例としてご自身のすすめてこられたことが述べられています。地域とつながることや、「よのなか」科で総合的な学習と道徳をリンクさせた授業を創造されたことなど、非常に先行的なすばらしい実践であると感じました。講演は他の都合と重なり残念ながら行けなさそうですが、できればお話を聴いてみたい方の1人です。 ☆以下のブログランキングに参加しています。応援していただける方の1日1クリックをお願いします!(^0^)
2009.09.05
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歴史の勉強は、「流れ」が分かると、おもしろい。なんでもそうですが、物事は、因果関係で成り立っています。受験のための丸暗記はつまらないし、身につかない。歴史の流れが分かり、人物像がはっきりし、行動の動機が分かると、ファンになったり、共感できたりする。同じ現象が形を変えて繰り返されていたりする。歴史から学ぶというのは、壮大なストーリーをひも解くということ。歴史を「ざっくり」流れで捉えるというのは、非常に面白い。そんなわけで、おすすめです。『齋藤孝のざっくり!日本史』~「すごいよ!ポイント」で本当の面白さが見えてくる~(斎藤孝、祥伝社、2007、1500円)=========================【内容情報】(「BOOK」データベースより)つながりがわかれば、こんなに面白い。「文脈力」で読みとく日本の歴史。 =========================『齋藤孝のざっくり!世界史』(斎藤孝、祥伝社、2008、1500円)=========================世界情勢は日々めまぐるしく動いている。なぜ、世界はこうも「止まらない」のか。本書は、モダニズム、帝国主義、欲望、モンスター、宗教という、世界を動かす5つのパワーに焦点をあてた世界史入門。 =========================僕はどちらも一気に読みました。どちらかといえば、「日本史」のほうが、「日本人として、読んでおけ!」って感じです。非常に分かりやすく整理されて書かれていて、学校の授業でこんなふうに説明されたなら、歴史の勉強を楽しみながら、そこからいろんなことを気づき、学べるだろうと思います。「現在のこれにも同じことが言える」といった、過去と現在の類似点にもふれられているので、現代社会の理解も進みます。(^0^)じゃあ、ちょっとだけ、内容を紹介。==========================『斎藤孝のざっくり!日本史』 読書メモ・すごいと思えなければ、勉強ではない。・「廃藩置県」とは、「お殿様がいなくなる」ということ。・GHQの「間接統治」という妙手==========================そのほかに、江戸時代の「エロ文化」といったテーマもあり、受験用というより「大人向け」ですが、今まで知らなかった事実がてんこもりなので、読後の満足感は高いです。歴史を教える学校の先生の「教材研究」にもいいかも?「脱線」で笑いをとりながら、 「おもろい授業」を組み立てられること、必至です。(^0^) ☆ブログランキングに参加しています。ブログを応援していただける方のクリックをお願いします!(^0^)
2009.08.29
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