『ディズニーの絆力』
(鎌田洋、アスコム、2012/3、1300円)
この本の読書メモ、今回が最終回です。
(第1回は こちら
。)
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『ディズニーの絆力』
3
(p135~最後まで。
・以降の 太字
部分は、本の内容。
顔マークのあとの 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
▽第3章「離れていても、お互いを想う」より
・「どんなにお金をかけて人工的なものを作っても、
それがものである以上、いくら好きな場所でも3回行けば飽きてしまう。
重要なのはそこで働く人なんだ。
人の魅力で売らなければダメなんだ 」
(ウォルト・ディズニー)
・会社では偉そうな顔をしていても、
家族の前ではやさしいお父さん。
そんなプライベートの顔を知ることで、
部下との距離が縮まっていく。
・家族を紹介し合うということは、
お互いに安心を与えることになる。
・守っていただかなくてはならないルールを
ゲストへ伝えるときに大切なのは、 話法
。
「何々してはいけません」とは言わず、
「何々していただけますか」と話しかけること。
そして、その理由も必ず付け加える。
お願い口調で、やんわりと注意を促す 。
学校の子どもたちへの指導も、
この方が結果的にうまく行くことが多いです。
子どもには厳しく叱ることもあるので、ケースバイケースですが。
T「〇〇してはいけません!」
C「なんじゃえらそうに。オレの勝手じゃ文句あるか!」
といった、売り言葉に買い言葉的な押し問答に陥ると
相手を屈服させるまでお互いに引けないという
戦争状態になってしまいます。(>。<)
ちなみに、やんわりとした注意では全然聞いてくれない場合が
あると思います。
僕の場合、「同じことを何度も言う。引き下がらない」
という手を取ることが多いですが、
ディズニーも同じなのかな?
思いっきりの笑顔で元気よく迫ると効果的です。(^^)
・ 運 を運んでくれるのは、いつも、 応援してくれる誰か 。
人が誰かを応援したいと思うのは、
相手が夢を信じ、人を信じ、信じた想いを確信に変えるまで努力しているとき。
▽第4章「再会し、さらに絆を深める」より
・ディズニーランドが特徴的なのは、
身障者割引サービスがないこと。
すべてのゲストにハピネスを提供するという理念のもと、
身障者も健常者も同じく楽しめるという自負がある。
割引するということは線引きをすることと同じ 。
一般の施設では「特別に割引します」と考えるが、
ディズニーは異なる。
↑
・このために、身障者を招いて施設のバリアフリー化をチェック、
アドバイスをいただくような機会をたびたび設けている。
「身障者割引」という制度は、これを読むまで
「いいこと」だというふうにとらえていましたが、
これを読んで、「なるほど」と思いました。
学校でもしばし「特別扱い」の負の側面が
あらわれてくることがあります。
「特別支援教育」も、気をつけなくてはいけないのは
「特別」の部分だと思っています。
「特別に配慮してるんだからいいでしょ!」という
単純な問題ではなく、
「どれだけ一緒に同じようにできるか、工夫しているか」という点が
まず考えるべき点なのかなと思っています。
昨日参加した「授業のユニバーサルデザイン研究会」でも、
「 まず工夫。次に配慮」
という、大変わかりやすい合い言葉を
教えていただきました。
▽終章より
・もしかすると、私たちは、
ディズニーランドのような自分に なりたいのかもしれない。
好奇心、確信、勇気、一貫性があれば、
人生はいつからでも、どのような形にも変えていくことができる。
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ディズニーランドは、努力しています。
常に、キャストやゲスト、関係するすべての人たちのハピネス(幸福)のことを考えて、改善しています。
たしかに、そういう自分に、僕もなりたい、と思います。
今回の記事が皆さんにとってもお役にたつものであったならうれしいです。
おススメの本ですので、興味を持たれた方はぜひ買って全文を読んでみてくださいね。
『ディズニーの絆力』
(鎌田洋、アスコム、2012/3、1300円)
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