きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2013.06.01
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カテゴリ: 問題解決


ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』
(森時彦、ダイヤモンド社、2004、1600円)

このビジネス小説の読書メモを書いている途中です。

本日が第4回。(第1回は こちら

学校教育に関係する話題から始まります。

===============================
『ザ・ファシリテーター』
読書メモ ロゴ4
(今回は、第2章「開発センターの改革」のp114以降後半部分を参照。
 太字 部分が、本の内容。
 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)

・アメリカの小学校には、例えばAちゃんがいじめられていると、
 その子を1時間かけて皆でいいところを見つけて誉めましょう、
 という授業をするところがある

 ・先生は、
  「抽象的にいい子だとか言うのではなくて、
   実例を挙げてどう感じたのかを具体的に説明するように」と、
  自分の気持ちを観察することや、誉め方も指導する。

・教室という双方向コミュニケーションのできる、せっかくの場を、
 一方的に先生の言うことを聞く場にしておくのは、
 もったいない限り。

スマイル 最後の・については 全く大賛成で、「きょういく」のブログで
  「ファシリテーション」を取り上げているのも、
  教え込みからの脱却、相互に作る授業などを
  学校のあらゆる場面で目指していくためです。

  このブログを契機に、僕からの一方的な通信でなく、
  ご覧になった皆さんと双方向な議論もしてみたい、という意識でいます。

  どうぞよろしくお願いします。(^^)

  最初の「いいところみつけ」または別の言い方で
  「ほめほめシャワー」とかいう場合もありますが、
  教育用語で言う「概念くだき」の要素があり、
  そういう面も「ファシリテーション」の効用の一つです。

  学校現場で実際に実施する場合は、
  その子だけ特別に、というのに抵抗がある場合がありますので、
  全員に対して順番に実施したり、
  「誕生日の人に」という理由で、終わりの会で実施したり、と
  いろいろ工夫されているようです。

  具体的にどういう形態をとるにしろ、
  大切なのは、指導者が直接的に「ああだこうだ」言うのではなく、
  環境セッティングをして、方向性を示して、
  目標に合った意見をみんなから出しやすくする、というところかな、
  と思っています。

・全員が同じ 論理的フレームワークを共有 し、
 そこに知恵を出してコミュニケーションを図る、
 そういうツールを活用するだけでも、
 効率が相当上がる。

・論理的な能力の高い人は、自分で論理の枠組みをつくって考えている。  その枠組みを黒板やフリップチャートに描き、
可視化して示す と、
 メンバーの 意識 もそこに集まって、
 それに沿って 意見 を出しやすくなる。

・例えば、何のためにやっているのか混乱しているなと思ったら、
ツリー状に目的と手段を結んで構造を示す

 (部分最適化が全体最適化に優先する議論をしてしまう時にも有効)

ツリー構造 を描きながら議論すると、
全員で真の目的を共有する ことができる。

 いったん共有化されると、改めて視野を広げ、
 もっと有効な、いままで気づかなかったような解決策を考えられることもある。

スマイル 学校の授業で「ツリー構造を意識した板書」ってあまり聞かないですが、
   意識すると面白いかもですね。

   初任のころに教わった、「初任者はとにかく授業のめあてを最初に板書する」
   というテクニックは、近いものがあると思います。

<発言を促す技術>

ウィンク 以下はビジネス会議の場合の例なのでちょっと難しいですが、
   「発言をうながす質問」って、
   学校の授業で言うところの「発問」 と同じですし、
   いろんなところで応用は効くと思います。

 ・それがシステム 全体で どういう役割を果たしているか考えさせる質問

 ・自分たちがコントロールできるものとそうでないもの
  ( コントローラブルとアンコントローラブル )を意識させる質問

   →コントローラブルなものに、議論を向けていく

 ・ 時間軸を意識させる 質問
   「昔からそうですか?」
   「今回だけではないですか?」
   「繰り返し起こることですか?」
   「将来はどうなっていますか?」

・事実ベースで議論する。
より具体的に してもらうように突っ込んでみる。

   「もっと他に同じようなことはありませんか?」
   「逆の場合は?」

・時には沈黙に耐えて、我慢強く、相手の発言を待つことも必要。

・質問の順番としては、
 イエス・ノーで答えられるような簡単な質問から入って気分をほぐしてから、
 核心に迫る質問に移っていく。

 (ベテランのインタビュアーは、ほとんどがこのテクニックを使っている)

ޥ 今困っている課題を解決するために会議を開いているので、
  これらのテクニックは、「困っている状況の解決」を導くために、
  会議以外の場でも使えるといえます。

  たとえば個別相談(カウンセリング的なもの)などです。
  というか、カウンセリング・テクニックと、まんま重なる、という気がします。(^^)

・アイスブレークは心の柔軟体操

 ○頑なになっている心を柔らかくほぐす

 →終わる前に感情的になった気持ちを解いておこうと思ったので
  やってみた。
  (アイスブレークは終わりや途中にやってもいい。)

大笑い 最後にアイスブレークのことを引用しましたが、
   これは僕が一番驚いたところ。

   「アイスブレークは最初にする」と思い込んでました。

   こういう思い込みを外すのが、
   経験することのだいご味ですね。(^0^)

(p114~p142より) ============================

次回は、第3章「全社改革へ」を参照します。

改革とか革命とか、新しいことに変化していく過程を物語で読むのは大好きなんです。

改革に勢いがついてくるところは、非常に楽しんで読めました。

では、また次回!

ありがとうのおじぎ男の子

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Last updated  2013.06.01 11:55:45
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