PR
Calendar
Category
Monologo ～ひとりごと・・・～
(84)MILANO ～ミラノ～
(310)LUOGO di LAGHI ～湖水地方～
(121)BERGAMO ～ベルガモ～
(21)BRIANZA ～風薫るブリアンツァ地方～
(45)LOMBARDIA ～ミラノ周辺の町～
(58)VENETO ～ヴェネツィアから芳醇の大地へ
(122)TRENTINO-Alto Adige ～南チロルの町たち～
(30)TORINO ～ピエモンテの聖地～
(17)GENOVA ～リグーリアの海の玄関～
(7)TOSCANA ～トスカーナ、イタリアの宝石箱
(42)EMILIA-ROMAGNA ～エミリア・ロマーニア～
(161)UMBRIA ～自然と調和する町～
(74)NAPOLI ～ナポリとカンパニア州～
(61)La Costiera Amaｌfitana ～アマルフィ海岸
(105)SAN MARINO ～サン・マリノ共和国～
(19)MODA ～お洒落とモード
(71)Manifestazione ～イヴェント～
(24)Una Giornata ～日常
(35)CESARE ～チェーザレ・ボルジアの足跡
(4)Curiosita ～気になるコト
(68)Viaggio ～旅
(48)Micie! ～猫と犬たち～
(37)Cinema ～映画
(10)Musica ～音楽
(2)gastronomica ～おいしいモノ～
(109)lavorazione a mano.. ～コツコツ手作り☆
(7)Formula uno・ MotoGP
(17)l'Italiano! ～イタリア語
(4)Ｐａｒｉｇｉ ～花の都、パリ☆
(71)HAKATA ～福岡暮らし☆～
(30)ＫＹＵＳＹＵ ～九州めぐり☆
(24)FIRENZE ～フィレンツェ
(14)Comments
November , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
激レアな巻物見ちゃ…
ciamiさん
....Ciao! ciao-chieさん
イタリア人嫁徒然日記 るびさくらさん
Fastest Lap Strikes Back!!さん
閣下の酒肉会--アン… akimatamanegiさん
元客船アテンダント… maroaさん
サルデーニャの海と… MHSYさん
Benvenuti alla came… cikoさん
ヨーロッパ レンタ… atelier cocoさん
姪太郎日記～ネコの… ふる&姪太郎さん
ciamiさん....Ciao! ciao-chieさん
イタリア人嫁徒然日記 るびさくらさん
Fastest Lap Strikes Back!!さん
閣下の酒肉会--アン… akimatamanegiさん
元客船アテンダント… maroaさん
サルデーニャの海と… MHSYさん
Benvenuti alla came… cikoさん
ヨーロッパ レンタ… atelier cocoさん
姪太郎日記～ネコの… ふる&姪太郎さん
ciao-chie.
イタリアマニアブログ、「Ciao!」の続編となります♪ イタリア・ミラノを中心に、猫、F1など、趣味の世界を掘り下げております（笑）
Freepage List
Keyword Search
▼キーワード検索
April 28, 2009
テーマ： ヨーロッパ旅行(4252)
カテゴリ： BRIANZA ～風薫るブリアンツァ地方～
さてと、そろそろまた、都会の喧騒が恋しくなってきました。
このあたりで一旦、ブリアンツァにお別れして、ミラノへと戻ってみたいと思います♪
ブリアンツァは二股に分かれたコモ湖の両枝にある町、コモとレッコを結ぶ線と、ミラノとを結んだ三角形のエリア。ベルルスコーニ首相の家をはじめ、各界著名人や昔からのミラノ貴族たちの別荘があり、のどかでありながらどこか上品な地域です。
そして、そのブリアンツァを潤しながら流れるアッダ川は豊かな自然の恵みだけではなく、物資や人材を大都市ミラノへと流し込むロンバルディアの動脈ともいえる川でした。
今でもこうして、時代の流れを感じさせない景色を眺めると、ほっとしてしまいますよね♪
また、近世までミラノ公国とヴェネツィア共和国との国境をなす川としても大切な存在だったアッダ川。
この流れを見ていたら、またしてもマンゾーニの小説「いいなづけ」の場面がよみがえってきます。。。
レッコで生まれ育ったレンツォにとって、アッダの流れはまさに、自分を守る堤防でありまた、ふるさとを思い出す懐かしい水音。
夜陰にまぎれて、レッコよりもはるかに下流、ゴルゴンツォーラ近くで雑木林の中を歩くレンツォの耳に響いたアッダの水音は、マンゾーニの筆によって、「旧友との再会、肉親の兄弟か救い主との再会に似ていた」と表されます。
ミラノで暴動の首謀者だと疑われて捕らえられそうになってから丸一日、そして夜更けまで歩き通してアッダのほとりにたどり着いたレンツォは、川の近くの農作業用の小屋で仮眠を取り、早朝再び川岸にでて、漁師の船で対岸へと渡ることに成功します。
船に乗った後も、はたして対岸がヴェネツィア領なのか、それともまだなにか障害を越えなければならないのかと心配したレンツォは、船頭に尋ねます。
「あそこはベルガモかい？」
「ベルガモの町だ」と、そっけなく答える漁師に念を押すようにたずねるレンツォ。
「すると向こう岸はベルガモ領かね？」
漁師の答えは
「サン・マルコ様の御領地だ」
ベルガモは、ヴェネツィア共和国領。ヴェネツィアの守護聖人がサン・マルコなので、漁師はこのように答えます。
安堵のため息とともにレンツォの口から飛び出したこの言葉は、そこまで読み進めてきた私たち読者にとっても感動的な一言なのですが、ちょうどこの遊歩道を歩いていたときに、案内してくれた友人が、
「ほら、向こうはもうベルガモだよ」と指差したので、いままでは本の中の世界でしかなかったあの会話が急に、目の前に生き生きと映像化されてよみがえってきたのでした。。。
以来、私の中では『ベルガモ＝サン・マルコ様の御領地』という呼び方が流行っています(笑）
次回の旅では、サン・マルコ様の御領地へ、久しぶりに行ってみようかな～～～♪
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[BRIANZA ～風薫るブリアンツァ地方～] カテゴリの最新記事
-
モンテヴェッキアで秋の気配 September 14, 2010 コメント(2)
-
ヴィッラ・グレッピ全景 May 6, 2010 コメント(6)
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
© Rakuten Group, Inc.
