TRENTINO-Alto Adige ~南チロルの町たち~ 30
EMILIA-ROMAGNA ~エミリア・ロマーニア~ 161
La Costiera Amalfitana ~アマルフィ海岸 105
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白亜のファザードが美しい、モンツァ大聖堂その裏手にあるミュージアムの入り口は、ちょっと面白いんです。 ゴシックな石造りのファザードとは対照的な、丸みのあるひさしは木造の彫刻で飾られていて。。。 やるせない表情のおじさんたちが支えているのでしたひとなのか動物なのか、なんともフシギな飾り彫刻なのであります。。。。
February 5, 2012
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クレモナを出発して少したった頃、とある駅に電車が到着。ぼんやりと景色を眺めていた私ですが、駅の名前を見て「おっ!」と身を乗り出しました駅の名前はポンテ・ダッダ(Ponte D'Adda)、アッダ川の橋、という意味です。アッダ川はコモ湖の東側、レッコ湖に源を発し、ロンバルディアの大地を潤しながらやがてポー川となってアドリア海へ注ぐ流れです。レッコやブリアンツァでのアッダ川の風景はこのブログでも何度も紹介していますが、あるときはゆったりと、またあるときは急流となって、アルプスを背景に雄大な景色を見せてくれる、大好きな川。思わず、バッグにしまったガイドブックを取り出して地図を眺めると、アッダ川という名前はどうやらこのあたりまでで、クレモナに入るともう、ポー川と名前が変わってしまうようでした。そういえば、来るときもこのあたりで川を渡ったんだっけ。何気なく見ていた風景も、ちょっとしたことでものすごく意味のあるモノに見えてきたりするものですよね♪ 何度も遊びにいった周辺の小さい町や、マンゾーニの小説にも描かれているアッダ川の、いわば南端ともいえる風景を見ることが出来るということで、カメラを出して窓に張り付いていると。。 山間の峡谷を走るように流れていたアッダ川は、豊かな大地をのびやかに、ゆったりと横たわっていたのでしたちなみに。。。 こちらはレッコ湖から流れ出したアッダの起点。ここからブリアンツァの山の谷間を縫って、ダ・ヴィンチのトラゲットや美しい遊歩道のエコ・ムーゼオといった風景をつくり・・・ 雄大なアルプスを背景にしてゴルゴンゾーラへと下ります。マンゾーニの小説、いいなづけの主人公、レンツォが夜陰にまぎれてベルガモ領へ逃れるときに渡ったのもアッダの流れ。レンツォはアッダの水音を懐かしい友人の声のように感じた、と書かれていましたが、思いもよらないところでアッダという名前を目にした私も、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになってしまったのでした
December 17, 2011
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駆け足で巡ったクレモナの町ともいよいよお別れ。ミラノ行きの直通電車を逃してしまったので、来るときと同じように、2時間かけて各駅停車の旅です。。ラッキーなことに、乗換駅であるCodogno(コドンニョって読むのかしら?)へ向かう電車が5分後に発車ということでしたので、ホームへまたしても駆け足で、待っていたのはごらんの小さな電車。まるでバスみたいな小さな車両が2両編成になっています。小さい電車なので、ホームは3番線の一番端っこ。 出発案内の掲示板には「3-A番線」なんて書いてありました 車内はというと、意外にもふつうクレモナからコドンニョまでおよそ1時間ということで、ちゃんとトイレまでついてるんですよ☆乗客はというと、私のほかに3人。ほとんど貸切での出発です☆ 乾いた大地の香ばしい風を感じながら、なんとかミラノに時間通り帰れるという安心感でトロ~リ、まぶたが重くなってきたciao-chie.なのでした。。。。
December 16, 2011
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そぞろ歩きが楽しいクレモナ。町の目抜き通りのお店のウィンドウで、面白いモノ発見☆ ええええ~、牛??いろんな格好の牛たちがコミカルなポーズで並んでるの思わずウィンドウに張り付いてガン見しちゃった(笑) 牛の牛乳配達。 ・・・・仕入れの必要なし、売り上げは全部収入~~ 牛乳売って儲けたから、モンテナポでショッピング♪ ・・・楽天で買い物もできるわね このほかにもいろんなポーズの牛がいたんだけど、個人的に一番ツボったのはこの子 なかなか決まってるでしょクレモナっ子たちも思わず足を止めて眺めてしまうウィンドウ。 お店が閉まっててよかったわ♪さぁ、駅までダッシュよ
December 15, 2011
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近道のつもりの路地歩きで思わぬ「寄り道」になってしまったクレモナの町。白亜の聖アガタ教会の正面にはこれまた立派なお屋敷 チッタヌォーヴァ宮殿です煉瓦の色も鮮やかなこちらのお屋敷も柱廊つき。今にも中世の風俗に身を包んだ人たちが出てきそう。。。 昼下がりの路地歩きは静かでのんびりした雰囲気。この通りを急いで歩いている自分がバカみたいに思えてきちゃう。。。振り返るとほら、聖アガタ教会とチッタヌォーヴァ宮が。 後ろ髪を引かれる思いで先を急げば今度は行く手にまた、そそられるレンガ造りの建物。なんだか古めかしい教会のようです。ゆるやかに弧を描く道の両側には、いかにもイタリアらしい、スキエラ式住宅。ブロックごとの建物が繋がっている町並みなのですが、きっと高いところから見たら、オレンジ色の屋根が連なる中世イタリア都市の面影が一望できるんでしょうね。。。やっぱり今度は、少なくとも丸一日、たっぷり時間をかけて訪れたいと実感したクレモナ。駅までもう少しかな、というところで、美しいロマネスク様式の教会が現れました。 その優美なたたずまいとは対照的に「古さ」をしみじみと感じてしまうのですが、存在感たっぷりでついまた、立ち止まってしまいました。ファザード左手には、小さいながらも美しい洗礼堂が建っています。手元のガイドブックには教会の名前すら載っていないし、現地の地図にも、教会を示す十字のマークがついているだけ。 多分、観光客ではなくて、地元の信徒さんたち専用の教会なのかも。 小さなバラ窓のついた小さな教会。きっと中も素敵なんだろうなぁ~~~~
December 14, 2011
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小さいながらも見所たっぷりなクレモナですが、ciao-chie.はそろそろミラノへ戻らなくてはなりませんすでに電車を一本逃しているので、次の電車に乗り遅れると大変なコトになってしまうので、急いで駅へと引き返すことに。・・・こっちが近道かも、と思って曲がった路地には思わず足を止めたくなるような、クレモナの生活圏 ちっちゃい煙突が屋根の上に飛び出している建物や、路地にかかったアーチ、そして両側に迫るように立ち並ぶ建物の色。こういうたたずまい、大好きなんですよね~~~早足であるいていたツモリがいつの間にかゆっくりと歩いていた私。こういう路地の先にはきっと、なにかありそうですよね♪ なぁんて思いながら路地を抜けると果たして。神殿のような白亜の教会が現れたのでした・・・・ああああ、次の電車にも乗れないかも。。。。。。
December 13, 2011
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クレモナのシンボル、ドゥオモのトラッツォ(鐘楼)その姿も優美ですが、時を告げる大きな時計もエレガンテ 文字盤の上に描かれているのは黄道十二宮12星座のうえを時が進んでゆくなんて、なかなかロマンティックではありませんかでも、よ~~くみると、今の星占いだと、おひつじ座、おうし座、双子座・・・という順番ですが、この時計だと、反時計回りに配置されてるんです日本の時代劇なんかだと、干支になぞらえていますが、西洋と東洋の文化の違いを感じますネ☆なぁんて、ぼけっと見上げてたら、いつの間にかこんな時間!?この時点で、ミラノへ帰る直通電車を逃してしまっていた私。。しかたない、また帰りも2時間かけていくしかないのね~~。トホホ。。。
December 12, 2011
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さて、クレモナ町歩きはふたたびコムーネ広場のポルティコへ。柱廊の中は、こんな風にドーム型のアーチが繋がっているので、外からみるよりもずっと天井が高くて広々としていましたそして、よ~くみると、天井アーチにはフレスコ画が ミラノ、スフォルツァ家の紋章です クレモナの風景はやっぱり、ボローニャやモデナといったエミリア・ロマーニャのそれに近いんだけど、こうして描かれた紋章をみるとやっぱり、ミラノ領なんですね。15世紀にスフォルツァ家へ嫁いだビアンカ・マリア・ヴィスコンティが、結婚の持参金として、クレモナの町をミラノへ差し出したと言われてますが、持参金が町ひとつって、もぉ。。。。とはいえ、その後もスフォルツァとヴィスコンティ両家の庇護によって美しい芸術の町として今に至っているのですから、こうして紋章が誇らしく残っているのもうなずけるというものですね~。 アーチの曲線を額縁にして見上げるドゥオモもまた、なかなかの眺めなのであります。。。
December 11, 2011
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クレモナのコムーネ宮は、レンガ造りで、1階部分は大きなポルティコ(柱廊)で囲まれたロッジアのようになっています☆現在クレモナはロンバルディア州に属していますが、地図で見るとちょうど、ロンバルディアとエミリア・ロマーニャの境目くらいに位置していますので、こういう建物の造りは、ミラノと比べてもまったく別の様式で、どちらかというとボローニャやイモラなど、エミリア街道沿いの古都に多くみられる建物とそっくり。 2階の窓につけられた日よけでしょうか、あの赤もボローニャを思い出してしまいますネ。 ポルティコの下を歩くのって、なんだかワクワクしてしまいます♪天井には鮮やかなフレスコ画も残っていて、そんな色彩を目に焼き付けながら歩くのもまた楽しい、クレモナ歩きなのです。。。
December 7, 2011
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さて、小さな宝箱のようなクレモナのコムーネ広場。のんびりと時間を気にせず滞在できるなら、こんなカフェでぼんやりと町を眺めてみたいもの今回、実は夕方4時にはミラノへ戻らなければ行けなかったので、本当に駆け足でまわってきたクレモナ。次に来るときは絶対に、ここでお茶するわ~~。 ちなみにこのカフェがあるコムーネ宮ですが、内部にはヴァイオリンの展示室があり、クレモナの代名詞ともいえるストラディヴァリアーノをはじめ、アマティやグァルネリといったクレモナ生まれのヴァイオリンの名品を見ることができるのだそうです今回駆け足でまわったクレモナの町は、歩いているとどこからともなくヴァイオリンの音色が聞こえてくることがあり、こうした古い町並みを歩きながら聞く、甘く切ないような旋律に思わずうっとりとしてしまったものでした。。。・・・ま、もちろん、ゆっくりとお茶を楽しみながら。。。っていうのが理想ですけどネ カフェから見上げるドゥオモのファザード。 う~~ん、美しい!!
December 6, 2011
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クレモナの大聖堂とコムーネ宮の間には、八角形をした洗礼堂。ドゥオモとトラッツォ、コムーネ宮とロッジア、そしてこの洗礼堂で広場をぐるりと囲んでいます。シンプルなロマネスク様式の洗礼堂には、外観も内装も、華美な装飾はないのですが、中に入るとそのシンプルさゆえの荘厳な空間が広がります。 煉瓦積みの壁は、八角形の屋根の頂点に向かって積み上げられ、クーポラの窓から降り注ぐ光がシンプルな世界を神秘的に輝かせていますまるで別の世界に迷い込んだような、小さな「宇宙」を感じることの出来る空間なのでした。。
December 3, 2011
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クレモナの中心、コムーネ広場ですこぢんまりとした広場を取り囲むのは優美なドゥオモと洗礼堂、そして赤煉瓦の色が美しいコムーネ宮。いずれも13世紀に建てられた、歴史を感じる建造物。 広場の真ん中に立って見回してみると、周囲の建物がぐっと迫ってくるような感じです。 コムーネ宮に隣接するこちらの建物はミリティのロッジア。連なるアーチが優美ですよねおみやげ物屋さんや、ドゥオモはお昼休みで扉を固く閉ざしていましたが、ロッジアの前には屋台でチーズや日用品を売る「市」が出ていました。 チーズだけでもあんなに種類が。。。。選ぶほうも、真剣になっちゃいますネ 美味しそう~~~
December 2, 2011
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さて、思いつきでやってきたクレモナの町。クレモナで思い出すのはストラディヴァリアーノに代表されるヴァイオリン。路地を歩いていても、どこからともなく繊細な弦楽器の音色が聞こえてきそうですちょうどお昼時についたらどのお店も閉まっていてガッカリイタリアの名だたる観光地に比べるとどうしても、アクセスが不便というコトもあって、地元のお店はあんまり商売っ気が無い、というかホントにマイペース。ま、でもそんなトコロがイタリアらしくていいといえばイイんですけど。 路地の両側に並ぶおみやげ物のお店のウィンドウを眺めながら、町の中心の広場を目指して歩いているとやがて、前方に美しい鐘楼が見えてきましたトラッツォ、と呼ばれるこの塔はクレモナっ子たちの自慢のヒトツ。高さ111メートル、赤煉瓦が美しいこの塔は13世紀に建てられたのだそうです。建物の間から見えてきたトラッツォの美しいたたずまいに惹かれて自然と早足になってしまいます♪ トラッツォのある大聖堂が面したコムーネ広場へと急ぎましょう♪ 可愛らしい広場に着くとすぐに、目の前にそびえるドゥオモのファザードに目が釘付けになります12世紀から14世紀にかけて作られた白亜のファザードには大きなバラ窓と優美な彫刻が施され、シンプルでありながら繊細な美しさのあるたたずまいまさに、クレモナの「顔」、ですネ☆
December 1, 2011
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モンツァの宝物庫でひとときを過ごしましたが、そろそろ友人との待ち合わせの時刻。泣きながら見送ってくれる天使に別れを告げて・・・ モンツァの駅へと向かいます・・・それにしても、やっぱり人が少ないわね。。。こんなに静かなモンツァは初めてです 大きなチーズがぶら下がるお店。いつも気になってるんだけど、今回も時間がないから見るだけよ~。 ここから待ち合わせの駅まではレッコ行きの電車で1駅。ちょうど電車に間に合いました♪今日の夕ご飯は、湖畔でピッツァ今から楽しみです♪
November 14, 2011
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昼下がり、無人状態のモンツァの町で、つい人恋しくて立ち寄ったドゥオモの宝物館。聖遺物としても有名な鉄の王冠(レプリカでしたけど)や、豪華絢爛な聖具や絵画などが展示されていて、意外と見所タップリ。館内はとても見やすく、しかもゆったりとした造りなので途中ソファに座って一休みしたりして、のんびりと過ごすことができました♪ こちらは入り口に面した中庭部分。ドゥオモの白亜のファザードとは一転、落ちついたレンガ造りのたたずまいに癒されます☆そして、華やかなファザードを、裏から見ることができるのも面白いトコロ。 裏から見るとまた、雰囲気がガラッと変わりますよね~~☆レンガ造りの頑丈そうな部分と、繊細なレース飾りのような大理石の尖塔との調和が美しいです オモテと裏、どっちもすばらしい、モンツァの大聖堂なのでした~
November 13, 2011
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昼下がりのモンツァ大聖堂静かで美しい町だけど、お昼休みのこの時間は町の広場といえどもシ~ンと静まり返っててちょっと淋しいせっかくの大聖堂も、平日の昼間は扉が閉まっていて中に入ることも出来ず。。。 とりあえず、ドゥオモの回りをぐるっと歩いてみることに。・・・正面ファザードの右手から、細い路地が続いているので入ってみると、白い大理石で作られたファザードとは別の顔、レンガ造りの教会が姿をあらわしました 豪華なファザードもいいけど、こういう質素なレンガ造りの建物にも惹かれてしまうのよね~~~それにしても、だれもいない。。。モンツァといえばF1グランプリが開催されたり、王宮や公園があったりと、毎回結構ニギヤカなイメージがあったのですが、こんなに静かな風景ははじめて☆ここまで静かだとなんだかちょっと、淋しいじゃない。。。?? 路地を抜けて、教会の裏手から鐘楼のほうへ歩いてゆくと、ようやくここで観光客らしき二人連れの女性に遭遇~♪教会には入れないけど、どうやらこちらの宝物館なら開いているらしいです。・・・待ち合わせの時間まであと1時間くらい。最初はカフェで軽くお茶でも飲んで、ショッピングでもしようかと思っていたのですが、町もしっかりお昼休み状態だったので、こちらで目の保養をしていくことにします♪ま、正直なところ、ちょっと人恋しかったのよ。。。
November 12, 2011
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お昼に仕事が片付いたので、午後から友人を訪ねてブリアンツァへ。・・待ち合わせ時間に余裕があったので、モンツァで途中下車。エレガンテなモンツァの町を散策することにしました♪まずは、旧市街の中心にある大聖堂へミラノのドゥオモを小さくしたような、優美なゴシックのファザードと、赤煉瓦が美しい鐘楼は絵に描いたような美しさです☆ あいにく、聖堂内には入れなかったので外側をじっくり眺めてきたのですが、正面扉の両側、柱を支えている獅子の像が随分磨り減っているのに気づきました。きっとみんなに頭や顔をなでられて、磨り減ってしまったんでしょうね~。 ファザードが作られたのは14世紀末。今ではほとんどお顔がなくなってしまった獅子たちですが、今でもこうしてしっかりと、ドゥオモの入り口を守っているのでした。・・・・なにかご利益があるかもしれないから(?)、ワタシもなでておこう~っと
November 11, 2011
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フォンタネッラ修道院の教会から、裏口を通って中庭の見える通路に出てきました。中庭、といってもごらんのようにレンガを敷き詰めた広場のようになっています。周りは古い回廊になっていて、修道士さんたちが歩いている姿が目に浮かぶようですネ☆広場のようになっている中庭の中央には古い井戸の跡もあり、中世の修道院の風情をよく残していました。。規模はかなり小さいけれど、アッシジのサン・フランチェスコ聖堂を思い出してしまいます回廊の屋根の向こうに、雨に濡れたブドウ畑が曇り空の下でひときわ鮮やかに見えますネ☆中庭に下りて、今通ってきた通路のほうを振り返ってみます。 ・・・なんだか、かわいらしいコンドミニアムみたいですもしかして、修道会の方や司祭さまが住んでいらっしゃるのかしら??柱に巻きついた緑の枝といい、石積みの壁と木の手すりや天井が、なんともいえない「ホッ」とする雰囲気をかもしだしてます。1階の床に、傘を広げて干してあるところがまた、生活感を感じますねこんな修道院なら、ちょっと暮らしてみたいかも。。。??
May 11, 2010
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ブリアンツァからベルガモへと向かう途中にあるのがブドウ畑に囲まれた小さな街、ソット・イル・モンテ。この小さな農村に生まれ、ローマ法王になったパパ・ジョヴァンニ23世のふるさととして、イタリア国内はもちろん、ヨーロッパ中から巡礼者たちが訪れる聖地のひとつとなっています。このソット・イル・モンテには、パパ・ジョヴァンニ23世の生家や教会のほかに、11世紀に建てられたという、ロマネスク様式の修道院があります。 ブドウ畑が広がる丘の小道を登ってゆくと、質素な石積みの教会が姿をあらわしましたロマネスク様式のこのシンプルなたたずまい。。。マニアにはたまりませんっ こちらが正面の入り口。この日は朝から冷たい雨が降っていたので、人も少なくて静まり返っていました。この修道院は、土地の名前から、フォンタネッラの修道院と呼ばれていますが、聖エジーディオ修道会の本部にもなっています。 ロマネスクの教会って、シンプルで荘厳な雰囲気があるのですが、こんな風に暗くて寒い日にはちょっと、淋しげですネ。。。ちょうど、教会の鍵を閉める時間だったので、ゆっくり見ることができなかったんですけど、内陣には鮮やかなフレスコ画も残っていました。鍵を持ったスィニョーラが、申し訳なさそうに「教会はもう閉めますが、よかったら中庭を見ていってくださいね。修道院長たちのお墓もありますよ」と教えてくれましたので、中世の雰囲気をよく残している中庭をまわって帰ることにします☆つづく♪
May 10, 2010
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サーキットの町、モンツァの夕景。旧市街の入り口にはこんなかわいらしい噴水があって、夜になると明かりがついてとってもエレガンテ☆ミラノからも至近だし、このあたりに住むのも悪くないですね♪・・・家賃は高いけど この時間帯の大聖堂はまた、なんともいえない美しさ 王宮を見て、サーキットのある公園を歩いて、ウィンドウショッピングを楽しんだら、こんなカフェで一休みして、エレガンテな町を眺めるというのもオススメ☆ カフェからは、アレンガリオも正面に見えますよ♪
February 24, 2010
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王宮を後にした私たちは、広大な敷地を誇るモンツァの森に沿ってドライブ森の中は公園になっていて、F1グランプリが開催されるモンツァサーキットもこの中にあります そういえば、初めてモンツァへ来たときの目的はF1のテスト見学でした。。ガイドブックの地図を見て、駅からそう遠くはなさそうだと判断して、歩いて公園にやってきたのはいいものの、歩けど歩けど森の中。。。サーキットらしい施設が一向に見えなくて、すっごく心配になったことを思い出しました。もう7年くらい前のハナシなんですけどね、あのときもこんな風に、小さなメリーゴーランドがあって、子供連れのおじさんに「サーキットはどこですか」って、聞いたことが昨日のコトのようによみがえります。あのころはイタリア語がほとんど分からなかったので、おじさんの身振り手振りを頼りに(!)さらに歩いてゆくと、ようやく「サーキット」とかかれた標識が見つかり、ホッと一安心。標識どおりに歩くことさらに十数分。。。。ウワサに聞いていたモンツァの森の大きさを、自分の足で実感してしまったものでしたまだ着かない、まだ見えない・・と、もう一度不安になったころ、森の中からF1マシンの甲高い音が聞こえてきて、その音のあまりの凄さに一瞬立ち尽くしてしまった私。すばらしい音楽のような高音がカーブに沿って弧を描くように聞こえてきた後、今度は足元からビリビリ震えるような低音がサーッと、まるで私のすぐそばを駆け抜けるように、背後から前に突き抜けていく感じ。その音を追いかけるようにして進んでゆくと果たして、目の前に大きなゲートが姿を現したのでしたF1グランプリも何度か観戦しましたが、いまだにあの、初めてのF1のノイズを体感したときの感動は忘れられませんテスト走行ということで、ほとんど誰もいないグランドスタンドで、繰り返しテスト走行を続けるチームに手を振ると、ピットウォールからチームクルーたちが手を振り返してくれたのも、いい思い出です♪グランプリももちろんすばらしいですけど、テスト走行を見に来るのもまた、なんともいえない醍醐味があるんですね~。。いや、なつかしい なんて、すっかり思い出に浸ってしまいましたが、車のほうはというと、公園の壁にそっての相変わらずのドライブ。実はこの延々と続く壁も、あのときの思い出を呼び覚ましてくれるモノ。テスト走行を見学した後、帰りはさすがにバスでモンツァの駅まで行こうと思い、サーキットのゲートでチケットを売っていたおじちゃんにバス乗り場を聞いてこの壁沿いの道路に出たのはいいのですが、うっかり駅とは逆方向に乗ってしまったんですね~もちろん、壁沿いに走ってる間は間違えてるということにも気づかず。・・・・しばら~く走ってるうちに、どんどん田舎の景色になっていくのに気づき、あわてて「駅に行きますか」と聞くと、「ホニャララ駅に行くよ」との返事。いくら私がイタリア語初心者とて、「モンツァ」と「ホニャララ」の違いくらいは分かります(笑)「モンツァ~」と、情けない声で訴える日本人に驚いたのは運転手さんの方すぐに次のバス停でおろしてもらったんですが、ラッキーなことに反対側からモンツァ駅ゆきのバスがやってくるところでした運転手さんが合図してくれて、無事にモンツァ行きのバスに乗れた私。今思うと相当ヌケてたなぁ~。。と反省しちゃいます。ホニャララ(ホントはなんて言ってたのかいまだに不明・・・笑)駅まで行ってしまっても、もしかしたらミラノへちゃんと帰れたのかもしれませんが、あの時はホントに。。 日本にいたら、行き先を確認せずにバスに乗るなんて考えられないんですけどね、あの時はいったいナニを考えてたんでしょうか。。。これもまた、モンツァの森の妖精の仕業なのかもしれません そんな思い出に浸っていると、なんだか変わった壁を発見なにやらチェッカーフラッグみたいな壁です・・・友人いわく、つい昨年完成したばかりの「勝利の壁」なんだって なんでも、モンツァサーキットで行われたグランプリの歴代の勝者たちの記念碑やサインが飾られているとかさっそく車を止めて、見学しちゃいましょう♪・・・つづく・・・
February 17, 2010
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なにもかもがケタ外れに大きかったモンツァの王宮。この公園にはF1グランプリ観戦やテスト走行見学などで何度か来たことはありますが、いつも王宮の前をさ~っと通り過ぎてしまっていましたが、やっぱり見ごたえ十分なところだったんですね~。 王宮正面には、夜のイベントのための準備かしら?夏の夜にはこうして、野外映画館にもなってしまうんですねイタリアって、こういう歴史的な建物とか広場とかを使ってイベントをするのが得意ですよね☆ 映画の夕べを楽しんだり、王宮の庭で花火を揚げたりといったイベントが毎年あるんですって! ぜひ行ってみたいですね♪ ちょっと立ち寄るつもりが、結構長くなってしまいました外から見ただけでもこんなに面白いんだから、きちんと申し込んで、宮殿の中を見せてもらえたらもっともっと、楽しめそうです。次回はちゃんと申し込んで、中を見せてもらおうと思った私なのです 王宮の外はまたしても、うっそうとしたモンツァの森。次回はここから車に戻って、レズモへ向かいます♪
February 16, 2010
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・・・何度挑戦しても、かなり「引き」で撮っても、お屋敷の全景をカメラに収めることができないくらい大きいんです、モンツァ王宮~確か、寝室だけでも数百室あるって言ってたような気がするんですよね~これだけ部屋があったら、うまくやれば誰にも気づかれずに暮らせるかもしれないよね、なんて考えちゃうのは私だけ・・??なんとも豪華な王宮ですが、ここのゴウカな暮らしは人間様だけじゃありませんでした 王宮の前庭の一画に玉砂利を敷き詰めた小道があって、その先にも大きな建物が見えています。あちらはなんと、王族専用の「スクーデリア」なんですって!スクーデリアというのは「厩舎」という意味。つまりあの白い建物はお馬さんのおうちってこと以前にも書きましたが、スクーデリアと聞くとまず、モータースポーツを思い出してしまう方もいらっしゃるかと思います たとえば、F1のフェラーリチームは正式名称を「スクーデリア・フェッラーリ」といいます。コレは、厩舎をサーキット・ガレージに見立てたことから名づけられたもの。 なので、イタリア語の辞書で「チーム」という意味を調べると、スクーデリアではなく、「スクァードラ」と出てきます。チームを表す意味で使う「スクーデリア」は、モータースポーツの世界限定なんですって 面白いですよね。・・・それにしても、馬のおうちのほうが、私の家の数十倍の広さ。。 ・・まぁ、イイですけどね、別に~~ スクーデリエから王宮へと続く建物はきっと、家来や執事の住んでいたところね。。。いっそ住み込みで働きたいくらいです~スクーデリアに興味を持った方はこちらも見てください♪⇒スフォルツァ家のスクーデリア☆ミラノ郊外、ヴィジェーヴァノにあるスクーデリアです☆ 中も見られますヨ♪
February 15, 2010
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広くて豪華なモンツァの王宮宮殿の背後に広がる数百ヘクタールとも言われているお庭のほかに、こんなかわいらしいバラ園もあったりします。 季節になるとこんな風に色とりどりのバラが咲き誇る庭園はきっと、王女様たちが歩き回ったりしていたんでしょうね夏の夕暮れ時には、濃厚なバラの香りで満たされるというこのバラ園。 お屋敷暮らしはムリだけど、ここでなら、ちょっぴりお姫様気分に浸れそう。。
February 13, 2010
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モンツァの王宮の裏側。裏側、というよりは「お庭に面した側」といったほうがいいですね。ココからだって十分、正面みたいだものそれにしても、窓の数を数えるだけでも大変な建物です。お部屋はいったいどれくらいあるんでしょうね~~。そんな建物の前に広がるお庭はというと、 ・・・・突き当たりが見えませんでした~確かに、F1サーキットがすっぽりと収まっちゃうくらいの巨大な森を抱えてるんですもの、しかたないといえばそれまでですが。。 お天気のいい日には、こういうところで寝そべって、本でもゆっくりと読んですごしたいですね♪
February 12, 2010
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モンツァの森の中にある、こちらの立派な建物が王宮ですこの大きさを見てしまうと、ミラノの王宮がなんとも小さく感じてしまいます こちらは正面からみたところなんですが、 ぐるっと回り込んで裏手にまわるとこんな感じ。・・・裏も表も、スゴイのね。。王宮は上から見るとアルファベットのUの字型になっていて、この正面の建物をはさむように、両側にも分厚い建物がつながっています。 その側面の建物がまた、それだけでマンションみたいなの~~ どっから見ても大きな王宮。その大きさにただただ圧倒されてしまいますネ~。ちなみにこの王宮は事前に予約をすると見学させてもらえるそうです。 こちらは資料からいただいてきました、王様のお部屋の写真~一回でいいからこういうお部屋で寝泊りしてみたいです~ これだけ大きなお屋敷ですもの、王族専用の礼拝堂はもちろん、 劇場もあったりする最初は、「豪華でいいな、あこがれちゃうな」って思ったけど、自分ちで何もかも間に合っちゃうのってきっと、ちょっぴりつまんないんじゃないかなぁ~。。
February 11, 2010
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モンツァの町の見所は、旧市庁舎のアレンガリオと、こちらの大聖堂☆14世紀に作られた優美なファザードは、見る角度によってドラマティックに表情を変えます。私が好きなのは夕暮れ時ですが、こんな風に青空の下で仰ぎ見る大聖堂というのもカッコイイですね♪ もちろん、中も素敵なんですよ そして、大聖堂の裏手を流れているのがランブロ川。モンツァの町を潤しながらミラノを通ってティツィーノ川へと流れ込む大河ですが、このアタリではまだまだ小さな流れ。この流れをさかのぼるようにして進んでゆくと、やがて「モンツァの森」と呼ばれる、森に囲まれた公園へとたどり着きます。公園には、ロンバルディア地方がオーストリアに支配されていた18世紀の中ごろ、オーストリア大公フェルディナンドの命によって作られた豪華な王宮や遊園地、そしてF1のイタリアグランプリが開催されるモンツァ・サーキットがあります 森の手前には地元の人々の信仰を集める聖地、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会があります。有名な教会らしいのですが、ちょうどおミサの最中で、中を見ることができませんでした。。この教会の裏はもう、モンツァの森です。 ランブロ川も、ずいぶん雰囲気が変わりますネ☆次回はモンツァの王宮をたずねます♪
February 10, 2010
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ランブロ川を再び渡って、モンツァの大聖堂へやってきました。13世紀に建造されたゴシック建築でバラ窓とレース細工のような装飾が優美なファザードですゴシックといえばミラノの大聖堂がその最高峰といわれていますが、ミラノに比べるとシンプルで控えめにみえる装飾にかえって親しみを感じますネ。お隣の鐘楼は聖堂が完成した後、17世紀に作られました。 内部壁面はびっしりと、フレスコ画で覆われています 黄金の祭壇もすばらしいけど。。。 祭壇の前から入り口を振り返ったこの眺めがステキ☆バラ窓を通ってやわらかく差し込む明かりが信徒席をやさしく照らしています。私たちはいつも、入り口から祭壇を見るかたちでミサに与ったりしますが、司祭様はもちろん、神様目線ってこんな感じなのかな、なんて バラ窓のステンドグラスの荘厳な美しさに、外の喧騒も忘れて見とれてしまったのでした♪
November 12, 2009
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モンツァを流れるランブロ川。モンツァの街を潤しながらミラノへとつづく流れる川は、イタリアを代表するスクーターの名前の由来になったということでも知られています。イタリアのスクーターといえばヴェスパが有名ですが、戦後のイタリアの復興に一役買ったスクーター産業においてヴェスパとしのぎを削っていたのが、イノチェンティ社の「ランブレッタ」。 ランブレッタを生み出したイノチェンティ社が置かれていたのはミラノ郊外、ランブラーテという町。この町の名前ももちろん、ランブロ川からつけられたもの。ヴェスパがハリウッド映画「ローマの休日」で、永遠の都を軽やかに走り回っていたのは有名ですが、その一方でイギリス映画の「Quadrophenia(邦題:さらば青春の光)」では、主人公のジミーがランブレッタに乗って登場。60~70年代のファッションアイテムの代名詞ともいわれたイタリアン・スクーターの一時代を築いたランブレッタの名前の由来が、この小さな川だったんですね イノチェンティ社はその後、イギリスの会社に買収され、スクーターブームもいつしか消えてしまいましたが、ここにランブロの流れがある限り、ロンバルディアの人々は誇りをもって、ランブレッタの話をするんでしょうね ちょっぴりノスタルジックな気分で川沿いを歩いてゆくと、対岸にモンツァの大聖堂の鐘楼が見えてきました。モンツァにも、以前から何度か通っていますが、まだ大聖堂の中には入ったことがなかった私。ライオンの橋を渡って、大聖堂におまいりに行きたいと思います♪
November 12, 2009
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モンツァの旧市街へやってきました。正面に見えているのはアレンガリオと呼ばれる、旧市庁舎。レンガ造りの重厚な建物は、昔ながらの街並みに溶け込んでとってもシックなたたずまいです。 アレンガリオはモンツァ旧市街の中心に位置しています。すぐ近くには歴史ある大聖堂があり、道沿いにはエレガンテなショップが軒を連ねています。この通りをまっすぐ進むと鉄道駅に出ますが、私たちはいったん左手に曲がって、市内を流れるランブロ川に向かいます。 モンツァのショッピングストリートにはイタリアの有名ブランドはもちろん、おしゃれなセレクト系ブティックや専門店などもたくさんあります。どのおみせも小ぢんまりとした構えで、落ち着いた雰囲気で買い物を楽しめそう♪ 通り沿いのブティックを冷やかしながらぶらぶらと歩いてゆくとほどなく、川のほとりに出ました。モンツァ市内を南北に縦断してミラノからポー川へと流れ込む、ランブロ川です。 街の中心、アレンガリオからまっすぐに伸びるこの道沿いにかかる橋には、街を守るかのように、大きなライオンの像がありました橋の四隅に据えられたライオン像。堂々とした姿はとっても強そうだけど、顔をみるとなんとなく「キョトン」とした表情。いったい何を見ているのかしら。。。??
November 11, 2009
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モンツァへやってきました♪ミラノのベッドタウン、そしてF1グランプリ開催の町今回はクルマで来たのでF1が開催される公園の入り口に車を止めて、街をぶらぶら歩いて見たいと思います☆ 駐車場の近くの標識ですイタリアの道路標識って、やっぱりわかりづらい上の4枚、白い標識にはサーキットとか、ケーサツとか施設の案内が書いてあるのですが、わかりにくいのはその下のブルーのほう。3つの標識にはそれぞれ、「カラーテ・ブリアンツァ」、「ミラノ」、「レッコ~コモ」って書いてあるけど、みんなおんなじ方向になってるカラーテとレッコはわかるけど、ミラノはぜんぜん反対方向じゃん。・・・まあ、この先で分岐点があるんだろうな、という見当はつきますし、今回は3箇所とも同じ方向しか書いてないからいいものの、高速の入り口などでは、右にも左にも「ミラノ」とか書いてあったりしますさすが、「すべての道がローマに」通じてる国。。。なんちゃって。 とりあえず、旧市街に行こうという私たちにとっては関係ないわね。広場の真ん中に立っている像、いったいダレかしら。。。 その昔、ロンゴバルド王国の都として栄えたというモンツァ。中世には主任司教座が置かれていたという歴史と伝統が残る街です。旧市街には、貴族のお屋敷が今なお現役で残っています。・・・このバルコニーも、素敵ですね☆ 旧市街の中心に続く道から、さっきの広場を振り返ります。この通りはヴィア・カルロ・アルベルト。あの像は、アルベルトさんなのかもしれませんネ。お屋敷の間の道をあるいて、いざ、エレガンテなモンツァの町並み拝見です☆
November 11, 2009
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ソット・イル・モンテの、法王ヨハネ23世の生家の裏手には、パパ様を記念する教会が隣接しています。こういうところに行くと、ちゃんと「パパ様グッズ」がお土産用に売られているんですね~。法皇様の絵葉書や本、ペンダントや携帯ストラップまでいろんなグッズがあって、アイドルみたいだなぁと思ってしまった私です 教会の中は、シンプルモダンなつくり八角形のドームは、天井が高くて広々としています。 ここには2階席もありました巡礼地として、イタリア国内はもちろん、ドイツやスイスからも大型バスのツアー客がやってくるところですので、収容人数も多くないといけないんでしょうねぇ~。 礼拝堂の奥には、祝福のお部屋、なんていう場所があって、新しく生まれた命たちの名前がたくさん飾られていましたこのリボンの飾り、イタリアの習慣のひとつで、赤ちゃんが生まれたら玄関に飾るもの。女の子ならピンク、男の子なら水色のリボンで、真ん中に子供の名前が刺繍してあります。赤ちゃんが健やかに育つようにと願う気持ちはみんな一緒なんですよね~このお部屋とは対照的に、交通事故の恐ろしい写真がたくさん飾られている部屋もありました。大破したクルマなどの写真とともに、こうした事故に逢いながら奇跡的に命を取り留めた人たちから、パパ様のお取次ぎで神様に感謝するという手紙がそえられていました。思わず私も、旅の安全などを祈ってしまったのであります。。。
October 29, 2009
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ソット・イル・モンテにある、小さな農家。1881年の11月25日、このカッシーナに間借りしていた小作人の家に生まれた男の子が後の法王ヨハネ23世。 ヨハネ23世が生まれた部屋の入り口には、こんなプレートが1981年4月26日、法王ヨハネ・パウロ2世がここに巡礼に来たって書いてありますローマの法王さまって、実はあんまり身近に感じない存在なんですけど、やっぱり、こうして地元から法王様が選出されるって、スゴイことなんだろうなぁ~。。。なんて思いつつ、お部屋に入ると。。 小さくて、暖かい雰囲気の民家って感じ。。。? お部屋の隅にはこうして、実際にパパ・ジョヴァンニ様がお召しになった服なども飾ってあるのですが、豪華な式服とは対照的な質素なお部屋の様子がかえって神聖な雰囲気をかもしだしていたのでした。 ・・・・イエス様が生まれたのも、こういう貧しい家の厩だったのかも。。。さて、法王様の生家のすぐそばには、「ご利益満点!」という礼拝堂があるとのことでしたので、私たちも行ってみることにします♪・・・つづく☆
October 29, 2009
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ロンバルディアに、冷たい雨長袖のニットとジーンズに着替えて、ベルガモへ向かった私たちでしたが、進むにつれて、天気はますます悪化。雨脚が強くなってきたので、途中でベルガモ行きを断念することにそのかわり、途中にあるソット・イル・モンテという巡礼地を訪ねることにしました。 ソット・イル・モンテはベルガモ県に位置する小さな町。人口も4000人程度で、山や田園風景に囲まれたのどかな場所です。この小さい町がカトリックの巡礼地になっているのは、写真の家があるから一見ごく普通の農家ですが、ここは法王ヨハネ23世が生まれたという生家なのです。 1881年に、小作農の息子として生まれたヨハネ23世は、2度の世界大戦を体験し、激動の時代を生き抜いた方。1958年に法王に選出されると、カトリック教会の近代化を目指し、第2バチカン公会議を開催した方なのだそうです。法皇様にあやかって、ソット・イル・モンテは、正式には「ソット・イル・モンテ・ジョヴァンニ・ヴェンティトレーズィモ」という名前なんだそうです。雨のおかげで、またまた普段通り過ぎてしまいそうな場所に行くことができたかも♪さっそく、法王様の生家を覗いてみたいと思いま~す
October 28, 2009
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え~、今日は東京で初雪が観測されましたが、寒い一日でしたね~。イタリアでも、今年の冬は寒いようでして、こんな写真が届いております本当は、クリスマス前に行こうと思っていたのですが、なかなか予定が合わず、つい「12月に行けないなら1月で!」なんて頑張って休みを取り、先方へも連絡済みだったのですが、この大雪に、だんだんと気分が落ち込む、というか「本当に行くの??・・・行っても大丈夫なの??」という思いになってきましたもちろん、先方でも同じ気持ちらしく、毎日のように「今日も大雪だよ~」なんていうメッセージが来たりするのですが、いまさらお休みの変更なんて、ワガママすぎますので、とりあえず、行くだけ行ってみようと思っています(笑)。。。。もしかしたら、毎日暖炉の前に張り付いて休暇が終わってしまう可能性がアリアリなのですが、それはそれ、またヒトツの経験です。。。。多分。。。。願わくば、あと10日くらいでこの寒波が落ち着いてくれることを望むのみ。だって、バーゲンだけはチェックしたいじゃない?? ・・・こんな天気でも、「最後の晩餐」は予約でいっぱいとのこと。。でも、もしかしたらキャンセルが出るかもしれないし。。。あ、でも悪天候だからこそ、屋内モノに人気が集まるのかなぁ。1月のミラノは、もう何年も前に1度だけ行ったことがありますが、暖冬で暖かかった記憶があるので、どうも実感がわきません。せめて、雪はやんでいてほしいと願う、今日この頃であります。。。。。
January 9, 2009
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ミラノのお隣、モンツァの駅にて。F1グランプリも開催される国際サーキットがあることで有名な町ですが、レースのないときは閑静なオシャレな町です♪サーキットのほかにも広大な敷地を誇る公園、王宮、鉄の王冠で有名な大聖堂といった見所もあります。そんなモンツァの駅は、行く度にリニューアルされている気がするのです。。駅そのものもきれいになったのですが、こういう運行案内の看板まで、いまやデジタル化。・・・こういう看板なんて、私たちにはもうアタリマエみたいに感じますが、なんといってもお隣の大都市ミラノの中央駅でさえ、まだ昔風なパタパタ式を使っているので、こういうのを見ると思わず「うわお」って思っちゃったりして(笑) ・・・ちなみにコチラが、ミラノ中央駅のパタパタ式看板デジタルの看板もイイけど、こういうのもまた、旅情を掻き立てられちゃうモノなんですよね~。。。皆さんは、どちらがお好きですか??
December 9, 2008
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ジェノヴァから、ミラノへと帰る途中。電車の窓から見える夕日がとってもきれいだったので、パヴィアで途中下車。町を流れるティツィーノ川に沈む夕日を見ようと、急ぎ足で歩きます パヴィアの町の見どころは、この川にかかるコペルト橋。その名の通り、柱と屋根で覆われた美しい橋です。川沿いの遊歩道を歩きながら、水の流れと、その上にかかる橋を眺めるというダケなんですが、やっぱり癒されます♪ 橋は、いくつかのアーチが連なるような形になっていますが、実はさっきなにげなく写真をみていて始めて気づいてしまったんですが、ちょうど橋の真ん中の部分には、橋脚がひときわ大きく水の中に張り出していて、橋の屋根の上に、もうヒトツの建物が乗っているように見えます そして、よくよく見ると、建物の上には小さい十字架がパヴィアには何度か遊びに行ってましたし、この川沿いも歩くのは2回目だったんですが、すっかり見落としていました~。きっと、あの建物は礼拝堂ですよネ。 橋の中からは一見わからないようになっている。。。とはいえ、気づいてしまったからにはとっても気になります(笑)・・・また、次回行かなくちゃいけませんネ~~~
May 21, 2008
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夕暮れのヴィジェーヴァノのカフェ。友達や家族と待ち合わせてディナーの前のひと時を過ごす人でにぎわってきています♪ 小さい町だから、みんなが顔見知りっぽくて、あっちこっちで名前を呼び合ったり、「チャーオ!」っていう挨拶の声が飛び交いますこういう雰囲気って大好きだけど、よそから来た身としてはちょっとうらやましいというか、そろそろ帰ろうかな、なんておうちが恋しくなったりしちゃいます。ミラノから日帰りで気軽に訪ねることのできるヴィジェーヴァノ。見所も凝縮しているし、迷子になりそうもないので、ミラノに数日滞在される方には絶対オススメです♪約1週間にわたって紹介してきましたヴィジェーヴァノですが、今回はそろそろお別れデス。 広場に夕日が最後のご挨拶。日没後、街灯がともるとまた、ちがったロマンティックな世界になるんですが、そんなヴィジェーヴァノの表情もいずれまた紹介できたらイイナ、と思いますまた会う日まで、アッリヴェデルチ・ヴィジェーヴァノ「Arrivederci」について。。。懐かしい歌で、「Arrivederci Roma」っていうのがありますネ♪今日のタイトルもその曲にちなんで使ってみました♪・・・・そういえば、初めてイタリアに来たとき、まだイタリア語なんて「ボンジョルノ」くらいしかわからなかったんですが、仕事でいろんな会社を訪問するので、ボンジョルノと、「さようなら」という意味で「アリベデルチ」だけはイタリア語を使え、という上からのお達しがあり(笑)、一日に何度も「ボンジョルノ」「アリベデルチ」って言ってました。でも、初心者にとって、カタカナで「アリベデルチ」って急に言われても、つづりすらわからなかったので、何度も「アリデベルチ」って言ってしまったことがあります(笑)その後、日常会話ではあんまり使わない「アッリヴェデルチ」。「マタネ」っていう感覚では「チャーオ!」だし、夕方や夜なら「ブォナセーラ」や「ブォナノッテ」って言っちゃうし。結構あらたまった感じの言葉なんですネ。イタリア人に聞くと「アッリヴェデルチ」なんて言ったら「やだ!そんなコト言わないでよ」なんていわれちゃいます。文字通りの解釈だと、「またあいましょう」って意味なのに、実際につかうのって仕事上だったり、あまり親しくない(!)間柄でかしこまった言い方なんですって。よく考えれば、二度と会えないかも知れない人にも「また会いましょうね」という言葉をかけるというイタリア語ならではの温かさを感じますが、実用的なニュアンスがわかるともっと、面白いというか、「言葉」の奥深さを感じてしまうのであります。。。たとえば、BARとかで知り合った相手に別れ際に「チャーオ!」ではなく「アリベデルチ♪」と言われたら、もう「脈なし」っていう意味になるんですってヨ(注:ミラノで聞いたダケですから、他所でも同じかどうかワカリマセンけど~。。。笑)♪懐かしい名曲「Arrivederci,Roma」ローマの景色とともにドウゾ♪←ヒマな方はクリック!
February 25, 2008
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さて、だいぶ日も傾いてきたのですが、広場にはどんどん人が集まってきます。日中のほうが人が少ないのに、夕方には地元の人たちが繰り出してくるんですネ。多分、仕事を終えて友人たちと集まったり、デートのために待ち合わせたり。。。夕方からのヴィジェーヴァノはまた、ちょっと大人びた雰囲気になります。写真中央の像は、ミラノの守護聖人であり、またヴィジェーヴァノの大聖堂の名前にもなっている聖アンブロージョです。像の下には仲良く腰掛けるカップルがいますが、聖人に温かく見守られているような雰囲気で、ちょっとほのぼのしちゃいます像の後ろ、スフォルツァ家の紋章の下から見える通りも、広場に向かう人たちでずいぶんにぎわってきていますが、古い通り沿いの建物は、広場に負けないくらい華麗なフレスコで飾られています。 ・・・ね、キレイでしょ~? この下が、フツウのピザ屋さんだなんて、なんだかもったいないくらいですよね(笑) 窓の奥には、美しい貴婦人が似合いそう
February 24, 2008
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ドゥカーレ広場の北側へ出てきました。石畳の道と、昔からある建物が、い~い雰囲気をかもし出しています♪まるで歩行者天国みたいにみなさん気ままに歩いていますが、それもそのはず、城壁にかこまれたいわゆる「チェントロ」部は、クルマの進入が制限されているのですと、いうわけでヴィジェーヴァノでは他の町よりも自転車をよく見かけます 広場には、ちゃんと「自転車置き場」もありました手前に立っているのは制服姿のおまわりさん。・・・なんだかヒマそうですでも、こんな風景には、のんびりとヒマ~な雰囲気のおまわりさんがまた、よく似合っちゃうんですネ♪
February 23, 2008
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ヴィジェーヴァノ自慢の「ブラマンテの塔」。時計のすぐ下まで、階段を上っていきました。町の中心、お城の敷地内にある塔ですから、きっと昔は「見張り台」だったんでしょうけど、現代では立派な観光スポット☆ 展望スポットは、いかにも「お城」っていう感じの入り組んだ銃眼に取り囲まれています。銃眼の間に腰掛けたりできるので、狭いんですが居心地はなかなかのモノ。ここから、ヴィジェーヴァノを一望します♪ まずは南側、領主のお屋敷だったドゥカーレ宮殿レンガ造りの瀟洒な宮殿と、その向こうに城壁のように見えるのが、スクーデリア(厩舎)。敷地内の緑地はお散歩する家族連れやデートのカップル、自由に走り回る子供たちでにぎわいます。天気のいい午後などは、ゆっくりと芝生に寝そべって本を読んだり、まどろんだりと町の人々の憩いの場になっているようです。 中世ヴィジェーヴァノの町並みは、お城から北側に広がっています。やさしい色合いの屋根の向こうにはロンバルディアの平原地帯が広がっていて、春の新緑のころは、畑の中の小道をドライブするのもとっても気持ちいいんですよ~♪ でも、やっぱり広場の眺めはイチバンですね♪いつもミラノから思いつきで短時間の現実逃避(?)に遊びに来てしまうんですが、たまには1日がかりでゆっくりしてみたいな~、なんて思ってしまいます。
February 22, 2008
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ヴィジェーヴァノのお城のシンボル、ブラマンテの塔。下から見上げても美しい塔ですが、途中まで上れば美しい広場はモチロン、ヴィジェーヴァノのばら色の町並みやロンバルディアの平原地帯が見渡せるパノラマポイントでもあります。 しつこいようですが(笑)、ヴィジェーヴァノの見所は広場とお城。広場には美しい大聖堂があり、お城にはこのブラマンテの塔がある。やっぱり、一度くらいは塔にも登ってみないといけませんヨネ。階段を使って、時計のすぐ下まで出ることができます。 半ば磨り減った、ギシギシ鳴る木製の階段を踏みしめて、上っていきます。途中上るにつれて階段は狭く、傾斜も急になるので、足元には要注意です。。。。 狭い塔の通路には、ところどころ、明り取りをかねて窓がついています。ちょうど広場のポルティチの上のあたりで窓から東側をのぞくと、ドゥオモのクーポラと鐘楼、そして小さい煙突がかわいらしい屋根の上に、鳩が一羽、羽を休めていました。・・・次回は、塔の上からの景色をご紹介しま~す♪
February 21, 2008
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ヴィジェーヴァノの広場のそばにあるのが、ドゥカーレ宮殿。代々の領主が住まいにしていたところです。ヴィジェーヴァノの歴史ははるか昔、ロンゴバルド族の時代までさかのぼることができますが、今私たちが見ている町を作り上げたのは中世、ヴィスコンティ一族から、スフォルツァ一族の時代だそうです。にぎやかな広場の柱廊の脇を抜けたところにある宮殿跡は、対照的に緑豊かで静かな公園のようです。 レンガ造りの優美な宮殿も、数年前までは廃墟のようなトコロでしたが、現在は修復されています。外側の修復はすんだようですが、これだけの建物ですから、内装もキレイにして一般に公開してくれるとまた、楽しみが増えそうですよね。 領主の住まいはレンガ造り、その周りには緑地をはさんで、こんな白壁のお屋敷がぐるっと宮殿を取り囲むように建てられています。宮殿に比べると装飾も無く、質素な雰囲気のする建物ですが、周りをぐるっと取り囲むくらいですから、規模は大きいです。もしかしたら、召使いや家来の住まいだったのかもしれませんネ。今ではヴィジェーヴァノの「靴の博物館」や「美術館」、「考古学博物館」として使われています。と、いっても実際に博物館として使われているのは2階部分だけで、1階は、当時の姿そのままに公開されています。その、当時の施設というのが本日のタイトルになった「スクーデリア」なんです。 ご覧ください、この広~い厩舎 通路を挟んで両側に馬をつないでいたんでしょうネ。この広い厩舎、宮殿を取り囲むように3方に建てられています。いったい、何頭の馬がいたことやら。。。ちなみにこの施設、イタリア語で「スクーデリア」といいます。辞書で引くと、「厩舎」って出てくるんですが、もうヒトツの意味に、「自動車などのレース競技において、『チーム』という意味を持つ」というように書いてあります。たしかに、F1のフェラーリチームは、「スクーデリア・フェラーリ」っていいますよね。チームのシンボルが「跳ね馬」だけに、ナルホド、って思ってしまったんですが、このお城の厩舎(スクーデリア)を見たら思わず、F1に限りませんがサーキットに設営されるガレージを連想してしまった私なのでした♪
February 20, 2008
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ヴィジェーヴァノの城門をくぐり、少し歩くともう、美しいドゥカーレ広場に出ます。広場は長方形で、そのうちの一辺が聖アンブロージョの大聖堂。直線的な広場に、ゆるやかに湾曲したドゥオモのファサードはよく映えるんです ドゥオモの内部の装飾も、のびやかなルネサンスの息吹を感じる鮮やかな色あい。でも、広場の見所は、なんといっても広場の壁一面に描かれた極彩色のフレスコ画です。 トスカーナやヴェネトの古い町でも、こうしたフレスコに彩られた広場がありますが、こんなに完璧に残っているのはココ、ヴィジェーヴァノが群を抜いているのではないかと思います♪広場の石畳の模様はレオナルド・ダ・ヴィンチによるデザインであることは以前にも紹介しましたが、この広場の装飾や隣接するお城の建物など、ダ・ヴィンチやブラマンテといった芸術家たちの意匠が元気に息づいているのを感じます。 ところどころにあしらわれている紋章は、スフォルツァ家の紋章。フレスコ画の下はポルティチになっていて、カフェやブランドショップが入っています。こういうトコロでのお買い物は、ゆっくりと質のイイものが探せそうです♪ そして、小さいお子さん連れなら、広場を走るかわいらしい電車もありますヨまるで、絵本の中の世界♪こんなかわいらしい町が、実際にミラノからすぐ近くにあるなんて。。。。 ディ○ニー○ンドが無くっても、普段の景色がコレですからね。。。、なんともうらやましい限りです(笑)
February 19, 2008
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ヴィジェーヴァノの駅から町の見所であるドゥカーレ広場まではほぼ一本道です。駅前は一見普通の町なんだけど、広場が近づくにつれて周りの建物もゆっくりと中世の雰囲気に変わっていきます。ヴィジェーヴァノの見所はなんといっても壮麗なルネッサンス様式で飾られた広場と、隣接するスフォルツァ城。広場へ入るにはまず、お城の城門をくぐらないといけません。上の写真で正面奥に見えているレンガの建物がぐるりと町を取り囲む城壁です。 こちらが町の入り口。どっしりとしたアーチはまるで、現代とルネサンス時代をつなぐタイムトンネルみたいです☆ココから先は、クルマの乗り入れもできませんので、ますます時代がかった雰囲気がたのしめちゃうんですネ。 城壁の内側からみた、城門。外側はクルマが行きかう通りなのに、城壁の中は平和そのもの♪石畳の道、フレスコで飾られた家並み。。。この門をくぐっただけで、肩の力がホッと抜けるような感じがするんですさて、この城壁ですが上のほうが回廊のようになっているのがわかります。その昔は高貴な身分の方たちがお城へ入ったり退出する際に通った通路だったんです。 こちらがその内部。 窓がたくさんあるので、日中ならかなり明るいです。私がビックリしたのはこの広さと、天井の高さ。窓があるのは実際には床から2メートルくらいの高さなんです。これならおエライさんたちも、その姿を見られることなくお城へ出入りができるというもの。町をぐるりと取り囲む城壁ですから、入り口によってはお城まで結構な距離になりますから、馬車などに乗ったまま通れるように、そしてすれ違うこともできちゃいそうなくらいの広さがあるのです。 ・・・ご丁寧に、足元はきちんと石畳で舗装されていますセレブリティ専用路(?)、といえば、フィレンツェのヴェッキオ橋の上にあるヴァザーリの回廊が有名ですネ。あの回廊も、16世紀にメディチ家一族が安全に住まいから仕事先へ移動できるように造られたものですが、実はこのヴィジェーヴァノの回廊(ストラーダ・コペルタ)は14世紀に造られたんだそうですヨちなみにこの回廊は、実は2層構造になっていて、上層がいわゆる「セレブリティ専用路」、その下にはもうヒトツの通路があるんです。 ストラーダ・コペルタの真下を平行して通っているのが、ストラーダ・ソッテラネア(地下通路、という意味)。レンガでしっかりと造られた通路はそのまま宮殿の地下へと続いており、上の回廊よりももっと実用的に使われていたと思われます。つい最近修復され、足元に照明が入れられて、とても幻想的な散歩道として、現代のヴィジェーヴァノによみがえりました。いまでは一部をギャラリーとして公開していて、町のイヴェントなどにも貢献しています。つらなるアーチと、やさしい照明、積み上げられたレンガのぬくもりは、上の回廊よりもずっとロマンティックに感じてしまいますネ
February 18, 2008
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丘の上の教会から、再びモンテヴェッキアのパエーゼ(集落)の中心地へ降りてきました。本当にかわいらしいパエーゼで、石畳の舗道に面した住宅も、こぎれいで上品なたたずまい。・・・以前、車が入れない、と書いてましたが、よくみると車ありますネ トスカーナ地方の小さい町ではやはり、地元の住民や許可をもらった車両でないとはいれないトコロがありますが、きっとこの小さいモンテヴェッキアもそうなんでしょうネ。 ココは、教会に一番ちかいところにあるお屋敷。門構えが立派ですよね~。このお屋敷は敷地も広くて、さっき私たちが車を止めた、坂の下の道まで全部、塀で囲ってあるんです。 この坂を下ると、ふもとの町へと続く道路へ出ます。左側、塀に囲まれているのがお屋敷で、頭上の橋を渡った右側は、教会の北側斜面。つまり、お屋敷も大きいけど、教会の北側の斜面の土地も全部、このお宅のモノ。。。? そして、こちらがパエーゼの外、道路に面した門。奥には建物も見えますが、やっぱり相当リッパなお屋敷ですネ☆パエーゼの中心にはこんなお屋敷がほかにもいくつか並んでいたのですが、どれも歴史を感じる門構えでした。 ガイドブックにもほとんど記載が無く、知名度も低いところですが、場所的にはベルガモ、コモ、そしてミラノを結ぶ三角地帯の中ほどに位置している丘陵地ということで、貴族たちの隠れ家的な場所だったのかもしれないですネ。ところで、先ほどの小道、このお屋敷の脇の道なんですけど、その入り口でちょっと見たことの無い「標識」を発見しました ・・・コレって、明らかに「馬禁止」ですよね~(笑)でも、馬がいる気配なんてちっとも無かったんですけど。。。。なにかのお祭りの時専用とか?だったらこんなリッパな標識立てなくてもいいんじゃない??というわけで、いまだにナゾの標識です。むかしトルコで、高速道路の入り口に馬車の絵で「馬車は走れません」っていうのがあったけど(笑)、イタリアでは初めてみました。ドコカで同じような標識、見た人いますか~??
January 27, 2008
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さて、モンテヴェッキアの中心と、外の世界を隔てるトンネルを抜けると、なかなか風情のある家やお屋敷が見えてきます。 石畳のアプローチや、大きな紋章を掲げた門構え。モンテヴェッキアというパエーゼがどういうところなのか、残念ながらガイドブックにも載っていないのでわからないのですが、丘の上の教会を中心とするこの一帯はどうやら、由緒正しいお家柄のお屋敷が集まっているみたい。こんなお屋敷が何軒も続いていて、一角にカフェ兼ジェラテリア兼、タバッキ、のようなお店が一軒だけありました。ま、平たく言うとこのパエーゼのコンビニってとこかしら(笑)そんなちょっと「隠れ家」的なパエーゼの午後。遠くのほうで子供たちの遊ぶ声が聞こえるくらいでひっそりと静まり返っている石畳の道で、一匹の猫に出会いました ・・・どうやら、私たちが近づいてくるのをじっと観察していた模様もちろん、私たちはニャンコ大好きですから、こうして目が合った瞬間からもぅ、ミャゴリアーモ状態(笑)←イタリア語で、猫がニャーニャーなくことを、miagolare(ミャゴラーレ)って言うんですヨ☆ 私たちにおびえるどころか、身を寄せてきた美猫ちゃん。きっとこのあたりの飼い猫でしょうネ、毛並みもとってもキレイです。 ちょっと背中をなでたら、このカメラ目線~☆お鼻がピンクなのに、口元が黒いのがまた愛らしいですよね初めて訪れる場所で歓迎されるのは、相手が人であれ、動物であれ、うれしいものです♪猫のほうでも、人間に対してまったくといっていいほど警戒していないところをみると、この町の「住み心地」のよさがうかがい知れます。。。ヨネ? しばらく遊んだ(?)あと、スタスタと歩き始めたネコさん。ちょっと、ついていってみようかしら、招き猫かもしれないし。。。。なぁんて思ったんですが。。。。 「ハイ、ちょっと失礼しますヨ!」って感じでこんなポーズちょっと挨拶したダケなのよ、っていう雰囲気がまた、猫らしくっていいやネ(笑)モンテヴェッキアの探訪、まだまだ、続きます。。。♪
January 25, 2008
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電車の話題が続いたので、今日からはドライブで訪れたロンバルディアの丘陵地帯、モンテヴェッキアをご紹介していきたいと思います♪モンテヴェッキアはミラノから北東に位置した丘の上の小さい集落。位置的にはレッコ湖とミラノの中間くらいの場所にあります。ロンバルディア地方というと、牧草地が広がる平原地帯と、美しい湖水地方を抱く山の景色が思い描かれますが、昔のベルガモ領周辺には、ゆるやかな丘陵地帯があって、どこか懐かしい、実にイタリアらしい景色を見せてくれたりします。上の写真は、平地から見上げたモンテヴェッキア。小高い丘の上に、クリーム色の教会がポツリと建ち、丘の斜面にはブドウ畑、そしてところどころ背の高い糸杉が見えたりします。・・・なんだか、トスカーナの小さい町のような雰囲気ですよね ゆるやかなカーヴの続く道を登っていくと、いよいよモンテヴェッキアという標識が。モンテヴェッキアは特に観光するような見所はこれといって無いんですけど、ミラネーゼをはじめ、ロンバルディア周辺の人々のちょっとした憩いの場所だったりします。丘の畑で収穫された野菜や果物、そして自家製ワインなどを売っているカンティーナも点在しているので、ドライブがてらに買い物に来たりする人も結構います。 そして何より、こんな丘の上からの景色も楽しみのヒトツ♪ブドウ畑のむこう、眼下にはロンバルディアの平原地帯が広がります。 私たちは平日に行ったので静かでしたが、週末ともなると、ミラノからドライブで訪れる家族連れやカップルで賑わうんですヨ☆ ちょっと、深呼吸したくなりますよネ~♪今日から少し、イタリアらしいスローライフな景色が続きます。。。
January 23, 2008
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さて、舞台は再びミラノのお隣、モンツァです。以前紹介したローマ広場は旧市街の中心ですが、そこからスグのところには美しい大聖堂が建っています。大理石のファザードはゴシック建築の尖塔が美しいシルエットを描いてそびえていますが、なんとなく、ミラノの大聖堂を小さくしたような感じに見えます♪ 華麗なファザードは14世紀に、そしてすぐそばに建つレンガ造りの鐘楼は17世紀に作られたもの。教会前の丸石を敷き詰めた広場とのバランスも美しく、また駅からローマ広場へのメインストリートから少し奥まったところにあるので、路地を歩いていると突然目の前が開けてドゥオモと広場が広がる視覚的効果も絶妙なのです。 夕暮れのドゥオモ広場はガランとしていて、それがまたなんともいえない静けさで、やっぱりタイムスリップしたような気分になってしまいます。日中はもちろん、週末などには近郊の町から遊びに来るヒトも多いので、本来は結構ニギヤカな町なんですけどね。私も、モンツァには数回通っていますが、F1グランプリ観戦や、(やっぱり)F1のテスト走行見学などでくることが殆どなので(笑)、いつもニギヤカなイメージだっただけに、新鮮でした☆ところで、ココ、モンツァの大聖堂といえば、「鉄の王冠」で有名です。歴代のイタリア国王、そしてあのナポレオンもこの王冠を戴いたという話ですが、その名前とは相反するように、黄金と宝石で飾られた豪華な王冠が、大聖堂の宝物庫に大切に保管されているのです大粒のルビーが、黄金とグリーンの七宝で飾られた冠で輝いているという華やかなモノが、どうして「鉄」といわれるのか、というと実はこの王冠の内側、冠の土台となる鉄の輪がイエス様が十字架にかけられた際に打ち付けられた釘が使われているから、ということなんです。実際に王冠を見ると、黄金の内周部分には確かに鉄板のような細い輪を見ることができます。王冠の輪にするために鋳なおされているのだそうです。 とはいえ、いま現在わかっているだけで、「聖釘」と呼ばれるものは世界中で30本以上あるそうです一体どれが本物?って言いたくなりますが、あえて釘そのものを残すよりも、鋳直して王冠として使う、というところが逆に信じたくなるのかな~結局人間って、「目に見えるモノ」に弱いんですよね~。王冠の土台の輪が「聖釘」だということで、歴代の王様たちは自らを特別な存在であることとして知らしめたかったんでしょうか。。。それよりもむしろ、この釘に打たれた方が、何のために十字架にかけられたのか、ソコにまで思いを馳せてこの王冠を頭に戴いた王はいたのでしょうか。。。。なんだかいろんなことを考えさせられる王冠なのでした。
December 20, 2007
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モンツァの旧市庁舎前、ローマ広場から駅のほうへと続く通りがヴィーア・イタリア。ローマ広場を中心とした旧市街エリアは、実は一般に車が入れないようになっているので、町のヒトも、観光客達も、ゆっくりとウィンドウショッピングなどを楽しむことができます。トスカーナの小さな町ではよく、こういう町の仕組みがありますが、車社会イタリアで、あえて一般車をシャットアウト出来てしまうところがなんだかすごいな、っていつも思います。スモッグ警報とか出ると、ミラノなどの大都市でも平気で(?)車両の立ち入りが禁止になったりしますし、町の人たちも慣れたもので文句を言う人もいません。(もっともそういう場合は大体前日にはテレビなどで事前に告知されますが。。)エコロジーについて考えるところはたくさんありますが、こういう有無を言わさぬやりかたも、時には必要なのかも。 そんなモンツァの イタリア通りは、やっぱり昔ながらのたたずまいを残す商店街。食料品から高級ブランドまで、いろんなお店が立ち並んでいますが、ちょっと目線をあげると、こんなお洒落な壁が続く町なんです♪そんな通り沿い、アレンガリオからもすぐ近くなんですが、立ち並ぶ商店と軒を連ねるようにして、レンガ造りの教会が建っています。 その名も、「サンタ・マリア・イン・ストラーダ」。イタリアでは、通り(=ストラーダ)に面した教会って大体前が広場だったりするんですけど、右も左も、お向かいも商店というロケーションで建っている姿がなんとなくほほえましく感じます♪ようやく灯りはじめた町のあかりに照らされて、ばら色に浮かび上がる教会、この色もまた、実にイタリアらしいのであります。。。。
December 17, 2007
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