弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

バナナアケビは、花がたくさん咲くようになってからも、何年も実がならないので、「あんた、山吹みたいに実がならないのね」と、こぼしていました。

七重八重　花は咲けども　山吹の　実のひとつだに　なきぞ悲しき

１本では実がならないと気づき、異品種の紫水晶を隣に植えたら、翌春に紫水晶の花が咲きましたが、バナナアケビの花はもう終わっていました・・・

その後も花期が少しずれ、後から咲く紫水晶はバナナアケビよりも実の数が少ないです。


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紫水晶のめ花　　　　　　バナナアケビの雄花たち　

め花は柄が長く、雄花より大きい花で、数本のめしべがあります。め花の中のとっ起の一つ一つが将来果実なります。

今年、２本を絡ませていたバラのアーチが壊れかけていて、花が咲いているのに思い切り刈り込んだため、実がほとんどついていません。

←かなり重量がありそう。

先日、友人にアケビの皮の料理レシピをもらったのに残念・・

９月頃からスーパーの果物売り場に、実の割れていない紫色の大きなアケビが並んでいましたが、もしかして、料理用？

アケビは完熟すると、パックリ口を開けるので、「開け実」と呼ばれ、「開け実」がなまってアケビになったそうです。

アケビ科アケビ属、耐寒性つる性落葉低木別名：ヤマヒメ、オトメカズラ

庭植えの場合は、ほとんど何もする必要がありませんが、剪定だけは必要です。

枝を適当に間引きながら、ツルをせっせと誘引しないと、生育旺盛な枝が固まってジャングルになり、新しい枝はあちこち伸び放題です。

各地の山野に自生しているので、暑さや乾燥にはあまり強くないようです。
雨があまり降らない時は、根元に水を与えています。


アケビ接木苗 サクラガイ

自然風で実がなる アケビ　0.3m前後　グランドカバーに

実がパカッと開くので アケビ 1株