春になると、柔らかい茎の上部に互い違いについた葉(羽状複葉)のわきから出した長い花柄に、白や赤紫色の蝶形の花が次々と咲き、花後に黄緑色のさやがつきます。
2月10日の誕生花は、古代エジプトのツタンカーメン王も見た豆の花、エンドウ(豌豆)。
花の名は、漢名の豌豆の音読みで、豌(曲がる、曲がりくねる)はつるが曲がりくねって延びる姿から名づけられました。
エンドウはさやごと食べるサヤエンドウ(キヌサヤ)、完熟前の軟らかい豆を食べるグリーンピース、未熟の豆をさやごと食べるスナップエンドウなどがあります。
ツタンカーメン王の墓の副葬品とともに発見されたエンドウ豆は、花とサヤが紫、豆が緑で、ツタンカーメンのエンドウマメと呼ばれ、今では世界中に広まって栽培されています。
花言葉「いつまでも続く楽しみ」は、ヨーロッパでは石器時代の遺跡から発掘された最も古い作物の一つで、古代から花や豆を楽しんできたことからつけられたのでしょう。
花言葉「必ずくる幸福」は、蝶形の花の姿から、ひらひらと花に飛んでくる蝶を連想してつけられたのでしょうか。
それとも、花が咲いたあとに必ず豆がなることからでしょうか。
エンドウは同じ場所にまいて連作障害が出たので、植える場所がなくなって五年ほど一休みしていました。
その間に垣根に植えたツバキが大きくなって、メジロやヒヨドリなどの野鳥が庭をひんぱんに訪れるようになりました。
久ぶりにエンドウのタネを播き、順調に大きくなっていましたが、今年はツバキの花が少なく、鳥に茎先の柔らかな芽と葉をみんなつつかれてしまいました。
マメ科エンドウ属、耐寒性つる性一年草、原産地:ヨーロッパ、西アジア
エンドウ(豌豆)の花言葉:いつまでも続く楽しみ、永遠の悲しみ、必ずくる幸福、約束。
エンドウ(豌豆)の誕生花:1月28日、2月10日、3月17日
流通時期:タネを秋~春に見かけます。
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