晩春から秋に、艶のある多肉質の葉のわきに1つずつつぼみがつき、深く5つ裂けた濃い橙黄色の萼の先が開き、ぷっくりとふくらんだオレンジ色の愛らしい花が咲きます。
10月22日の誕生花は、光沢のある葉と口をぱくぱくさせているキンギョノキ(金魚の木)の花、ヒポシルタ(ヒポシルサ)。
花の名(旧学名)は、ギリシャ語のhypo(下に)とcyrta(膨らみ)で、筒部が膨れて先が細くつぼんだ下膨れの花の形から名づけられました。
別名のキンギョノキ(金魚の木)は、枝に咲くオレンジ色の花が金魚のように見えることからつけられています。
花言葉「敬慕」は、金魚すくいの赤い金魚(和金)に似た親しみのある花が木にいっぱい集まって咲く様子からきているのでしょうか。
花言葉「古きよき時代」は、光沢のある葉の緑の中で泳ぐ金魚の姿から、涼を呼ぶ夏の風物詩だった、金魚をいれた桶を天秤棒でかつぐ金魚売りの姿の連想からでしょう。
子供の頃、実際に金魚売りの声を聞いたのか時代劇の映画で見たのか定かではありませんが、「きんぎょ~え、きんぎょ。きんぎょう~え、きんぎょ」という声が耳に残っています。
冬にポット苗で見つけたヒポシルタは室内で冬越ししながら春まで咲いて、一休みして夏も半日陰で涼やかに咲いていました。
毎年枝を切ってもどんどん大きくなって、今年は乱れた枝に晩夏からよく咲き、今もぽつりぽつりと咲いています。
イワタバコ科ネマタンサス属、非耐寒性常緑亜低木、原産地:南アメリカ別名:キンギョノキ(金魚の木)、ネマタンサス
ヒポシルタ(ヒポシルサ)の花言葉:敬慕、古きよき時代。
ヒポシルタ(ヒポシルサ)の誕生花:10月22日
流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。
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