秋に、先の尖った披針形の葉をつけてまっすぐ伸びた茎の上部で枝分かれした花茎の先に、黄色い小花が集まって咲き、大きな三角錐の花穂になります。
11月2日の誕生花は、秋の七草のススキに割り込む招かれざる花、セイタカアワダチソウ(背高泡立草)。
花の名は、草丈が高いアワダチソウで、アワダチソウ(別名アキノキリンソウ)はたくさんの黄色い花が泡立つように盛り上がって咲くことから名づけられました。
セイタカアワダチソウは明治時代に渡来した北アメリカ原産の帰化植物で、草丈2~3mにもなって秋の河原や土手、空き地など辺り一面を黄色い花で染め上げます。
花言葉「元気」「生命力」は、地下茎やタネで、それまで自生していたススキ等を追い払って群生する旺盛な繁殖力からつけられています。
最近は空き地、休耕田や川の土手などで、それほど背が高くなくなり、一面セイタカアワダチソウだった土手の斜面などに戻ってきたススキを見かけるようになりました。
セイタカアワダチソウの繁殖力を支えたエネルギー源は根を下ろした先の50cmほどの深さにあるモグラやネズミが蓄えた肥料(糞など)だったそうです。
モグラやネズミがいなくなって、在来種に競争相手がなく独り占めしていた肥料を使い尽くした今ではかつての勢いをなくしていますが、それでもどこから飛んでくるのか、毎年庭に生えてきます。
キク科アキノキリンソウ属、耐寒性多年草、原産地:北アメリカ別名:セイタカアキノキリンソウ(背高秋の麒麟草)、ソリダゴ、ゴールデンロッド(金の鞭)、 ダイハギ(代萩)
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の花言葉:元気、生命力。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)の誕生花:10月1日、11月2日
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