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40代女性、右上7、メタルインレー2次カリエス、自発痛-シェーグレン症候群で唾液が少ないだけではなく、咬合性外傷もある。クラックや歯茎部の虫歯を見れば分かる。虫歯どころか、歯牙破折しないか心配になる。要するに非常に虫歯になりやすく危険な状態だ。20年経過のインレーで、歯肉縁下の虫歯だけをCRしようと思ったが、インレー下まで2次カリエスが及んでいたので、インレーを除去してCRで再建することにした。セメントの接着性は失われていたが、歯質の方は硫酸塩還元細菌の代謝産物のFeSで守られていた。歯医者は言い出さないが、FeSはプロトンの伝導を妨げるので虫歯にならないのだ。近心の歯肉縁下の歯根面に2次カリエスができていて、これを CR充填するにしてもインレーを再度作り直すにしても、非常に難しい手技が必要になる。まずインレーは不可能で神経を取って冠を被せるということになるだろう。CR充填の方が神経を取らずに済ませることができるかもしれないが、非常に難しい。多くの歯科医師はこんなことができるのだろうか?信じられないと思う方が多いと思う。ま、現実にやっているわけだから、どうにかすればできるわけだ。若い歯科医師諸君は是非このテクニックを頑張って身に付けて欲しい。それなりのチャージをいただける技術を身に付けたらの話だが、生涯これだけで十分食べていける。
2024.07.30
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50代女性、右上6、歯根破折、咬合性外傷前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407270001/歯根の再建が終わったら抜歯窩に戻すだけなので、簡単です。上顎前歯部が破折した場合は唇舌逆に植えることもある。外科的提出という方法の亜流だと思うが、再植した方が唇側の歯質は余るほど多くなるので、その後の補綴処置は容易になる。矯正的に引っ張る方法は時間がかかるので、やっていない。一回で懲りた。後は時系列でどうぞ再建した抜歯歯牙を挿入する前に抜歯窩は3MIX添加の生理的食塩水で洗浄する。向きを間違わないように挿入するが、間違えてもそれほど問題にはならない。骨が新生し生着する。再植した歯根は強固に固定しないと生着率は落ちる。異論はあるかもしれないが、縫合糸だけというのはいただけないと思う。スーパーボンドとCRを組み合わせる。スーパーボンドの上をCRで固めると操作時間が短くなる。デュラシールで創面を保護する。抗生剤投与。1週間後にデュラシールを除去する。再植後は2週間は固定が外れないように注意する。補綴処置ができるのは1ヶ月経過後。骨の新生を待つ場合は3ヶ月後になる。
2024.07.29
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注文していたカッティングディスクが届き始めたので、アルミハニカムのカットを色々と試していた。薄いディスクだと曲がったり、軸のブレの調整がシビアだったり、薄刃にダイアモンドのコーティング層が厚いと最初からワカメになっているとか、発熱でもワカメになるとか、一筋縄ではいかない。
2024.07.28
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50代女性、右上6、歯根破折、咬合性外傷前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407250000/口蓋根には根管形成バーが内側にズレてパフォーレーションを起こしている。その部分から折れたように見える。歯科治療にはこのような偶発症はいくらでもある。なるべく削る治療はしない方が良いのだが、歯医者も仕事だから、ついやってしまう。軟化象牙質やクラックを取り除きながら綺麗にしていく歯根面に膿瘍がある場合はクラックや穿孔があるので注意深く対処する。クラックがあるので、クラック部分を削除してスーパーボンドで裏打ちをする。根尖口も開拡する。ポストを合わせる。ファイバーポストよりメタルの方が撓まないのでベターだと思う。スーパーボンドで充填・築成していく。根尖口も塞ぐ出来上がったら、再植(抜歯窩挿入固定)に入る。その準備中は生食水に浸しておく。つづく
2024.07.27
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ヨークはSS400のt6mm、W30mm、L60mm×2ネオジム10*10*2mm+10*50*2mmで300mTesla(3000Gauss)
2024.07.27
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X軸方向に0.1mmのスリットを入れようと思ってディスクを探していたが、φ25mm、t0.1mmの丸鋸タイプならあったので発注した。φ22mmのダイアモンドディスクならt0.1mmの手持ちがあったが、ストレートチャックの根元がt4.0mmのワークに当たって42mmまでしかY軸の稼働範囲がなかった。φ25mmなら70mmまでいける。
2024.07.26
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50代女性、右上6、歯根破折、咬合性外傷前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407240000/頬側根の処置が終わった後は口蓋根の抜歯に入る。抜歯窩は膿瘍掻爬し3MIX入りの生食水入りシリンジで洗浄する。抜歯した歯根は再建に向けて処置を始めるのだが、歯根膜はなるべく損傷しないように気を付けるのはもちろんだが、細菌の生息場所になるような穴やクラックは取り除く。その後は既成のポストを入れてスーパーボンドとCRで再建する。いう必要もないと思うが、CRはスーパーボンドの上だけに築成する。ボンディング材は使えないからだ。スーパーボンド用のエッチング液は水洗なので使える。再建に要する時間は生食水に浸しながらだと1時間以上経過しても問題ない。焦らずに完璧を期した方が良い。画像は画素数を従来の4倍に上げたのでよく見えるようになったと思う。つづく
2024.07.25
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50代女性、右上6、歯根破折、咬合性外傷前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407230000/ここからは数日後の再植をした時の画像だ。概ねどのような状況かは分かったので、後は状況に合わせて粛々と処置を進めるだけだ。頬側の2根は動揺度0なので抜歯・再植はしないことにした。隣の5番はインプラントで上部構造はメタルボンド冠と思われセラミックス製なのでスーパーボンドでも接着性は悪い。再植根が生着するまでの最低1ヶ月は接着固定したいところだが、それも危うい。それもあって、頬側の2根は抜かないことにしてこの2根に再植根を固定することにした。軟化象牙質(虫歯)を除去したところ。健全歯質はあまり残っていない。もっと処置が早ければ状況はマシだったと言える。根管内は超音波スケーラーのエンドチップで洗浄後、α-TCP+3MIXを入れた。CRでカバーしてラウンドコアにした。つづく
2024.07.24
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50代女性、右上6、歯根破折、咬合性外傷前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407220000/前回はこのような状況に追い込まれる経過をシミュレートしてみた。根底には咬合性外傷があって、安易な歯科治療を繰り返してきた結果だと思う。この患者は歯科医師から見たらお得意様と言うか、自費の治療を勧めるがままに受け入れてきたのだろう。口腔内は自費の治療が多い。それはともかく僕としてはどうにかしてあげるしかないので、メタルボンド冠とメタルポストを除去する作業に取り掛かった。内部がどうなっているかの確認をして再植に備えようと思う。口蓋根が割れているように見えるポーセレンクラウンを除去すると立派なメタルポストが現れた。黒くなっている部分は硫酸塩還元細菌が生息できる程度の隙間ができていたと言うことだ。スーパーボンドでも必ず脱離はする。なぜならアンダーカットのないスムーズなメタルコアの表面を見れば分かると思う。スムーズだとクラウンの製作は容易で適合性も優れるが脱離しやすい。ここに口腔外で修復物を作る上での大きな矛盾がある。しかし歯医者は誰も気にしていない。なぜなら口腔内で自分で歯を作れないので、型取りして外注することしか頭にない、クソ下手だからだ。と言うかこれが当たり前だと思い込むことで、デメリットのことは考えないようにしている。僕も技工士上がりなので、技工作業が完璧ならトラブルは起こらないと考えていた時期もあったが、高齢化の時代を目の当たりにするとそんなことは虚しい幻想にしか過ぎないことがわかった。昔書いた「90歳のおじいさん」という記事を参照して欲しい。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/200609150001/口蓋側からポストをカットしている頬側根のポストはとっくの昔にセメントが脱離して内部はドロドロだった。ほとんどの歯科治療はこの程度だと思っても良い。自費にして手をかければ良いと言うものでもない。咬合性外傷があると何をしても限界がある。と言うか虚しい。メタルコアの下には細菌の丸いコロニーがいくつも見える。頬側のコアを除去した。もちろんセメントは効いていない。ユルユルだ。口蓋根のポストの接着も当然ながら剥がれている。多分だが、根管形成バーで歯根分岐部に穴を開けている。パフォレーションという治療中の事故なのだが、そのときには気が付かないことも多い。こんなことは日常茶飯事だ。歯科治療というものもそれなりのリスクが伴う。白い部分は象牙質の脱灰が進んでいるので除去しようと思う。クラウンやメタルポストの内面も細菌の代謝産物である黒い硫化鉄(FeS)がこびりついている。とっくの昔にこの治療は破綻していたことがわかる。歯科治療の虚しさを痛感する。咬合性外傷をなくし、歯科治療はCR充填に留め、それ以上は何もしないことが最も良いのだが。。つづく
2024.07.23
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50代女性、右上6、歯根破折他院で自然に取れるまで待って治療しましょう。と言われたとかで、そこの先生も困ったのだろうと思った。待っていても状況が悪くなるだけだろうから、判断を先送りしていたのだろうと思う。確かに上顎洞は歯根近くにありインプラントは難しい。仕方がないので抜歯・再植で延命することにした。beforeafter隣の右上5は抜歯されていてインプラントになっている。右上7も抜歯されていて、実は右下7以外の7番は全部抜歯されている。患者本人はそれは親知らずだと思ったとかで不思議に思わなかったそうだ。僕にはよく分からない話だ。何があったのかは分からないが、骨隆起はあるし咬合性外傷で歯牙破折したのではないかと思った。ありがちな話だ。奥歯から破折していく症例は多い。とりあえず、インプラントは懲りたので他の方法で残せないかという相談だった。今回の主訴の上顎右上6は矢印の部位。反対側の左上6の周りは骨隆起がすごい。次はこの歯が破折する番かとこちらがヒヤヒヤする。もちろん咬合性外傷がある場合は再植しても再破折のリスクは高い。上顎歯列(鏡像なので左右逆)下顎歯列(鏡像)つづく
2024.07.22
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7歳女子、左上D、遠心カリエスお母さんに手を握ってもらいながらの処置だった。僕のやり方だと麻酔も必要ないし、痛くもないでしょ?痛くなったらそれ以上削らないのだから。このシリーズもそうだが、ここの歯科関連の記事はこれから歯科業界に参戦する若い歯科医師のためのものだ。これさえ憶えれば、一生食っていけるテクニック満載だ。是非隅々までご覧になって自分のものにして欲しい。例えばここで必要な設備器具は最小限だ。スーツケースに入るほどだ。ほとんどの場合レントゲンも必要ない。タービン、3wayシリンジ、バキューム、CRセット、3MIX+α-TCP だけでOKだ。超音波スケーラー+エンドチップと電気メスもあると根管治療や残根を残すこともできる。・・この子も咬合性外傷があり、Dの遠心辺縁隆線が強く当たる噛み合わせでもある。大人も子供も虫歯の最初のきっかけは歯ぎしり食いしばり硬いものが好きなどの咬合性外傷だ。これらがなければそう簡単に虫歯にはならない。後は時系列でどうぞ白いのは痛みが出ていたのでルミコンで仮封しておいた。痛みは水素イオン:プロトンの出入りによって起こるので、遮断すれば落ち着く。虫歯をしつこく取る必要はない。1mm幅の健全歯質のフィニシングラインを確保することだけに集中する。α-TCP+3MIX塗布。軟化象牙質を完全に覆う必要はない。近くにあるだけで再硬化する。むしろフィニシングライン上にハミ出ていないかどうかをよく確認する。1次CR、フィニシングラインを過不足なくカバーする。漏洩があると失敗する。フィニシングラインから0.5mm程内側からフロアラブルレジンを押し出すようにフィニシングラインを覆う。シリンジの先端で伸ばし広げるのはなるべくしないようにする。通常の術式で神経を取ってインレーやクラウンにすると言うのは漏洩があったときに(ほとんど全てだが)、痛くならないようにすると言うことなのだ。このことを知っている歯科医師はいない。歯学部では習わないからだ。糸が通るようにする。大人しい子ならする。騒ぐ子はできないこともある。処置方法はこちらを参照。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/9005/
2024.07.21
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横方向にもカットできるようにモーターのアタッチメントの取り付け方向を90度変えた。色々と干渉するところがあって、削り込んだりスペーサーを噛ませたりして取り付けに苦労した。X軸方向にはデジタルリニアスケーラーを取り付けていないのでカッティング作業がいささか面倒だ。どうするか考え中。モーターをZ軸に取り付けているアタッチメントはコーヌス冠を作るときのパラレロメーターから拝借しているものだが、コーヌス義歯をまた作ることがあるのだろうか。。ワークが切断面が凸になるように変形していた。逆方向に引っ張って矯正中。
2024.07.21
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前回のつづきで、前回分もしっかり読んで欲しい。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407190000/これをよく見ると分かってくると思う。と書いたが、分かってこない方のためにちょっとだけ解説をしてみたい。左上5の遠心に三角の欠けがあるが、これはクラック(ヒビ)があったところが虫歯になって内部の象牙質だけが溶けてしまい外側のエナメル質だけが残り、エナメル質は薄くて硬いのでそこが咬合力で欠けたと言うことだ。なぜエナメル質は残り象牙質だけが溶けるのか?歯医者の説明ではエナメル質は硬く象牙質はそれよりも柔らかいので溶ける。とされる。しかし考えてみて欲しい。柔らかいのと溶けやすいと言うのは別の話だ。歯科医学の論文でさえ大真面目に語られている。おかしいと思わないのだろうか?柔らかいスポンジは酸に溶けやすく、硬い石膏は酸に溶けにくいのだろうか?違うのだが、思い込みと言うのは恐ろしい。歯科医師は100年以上もこんなことを信じて疑わない。そもそも酸で溶けると言うのなら、どちらもそれなりに溶けると思うのだが、そうではない。エナメル質は全く溶けない。ちょっと話が横に逸れた。なぜエナメル質は残り象牙質だけが溶けるのか?それはイオン化傾向がエナメル質より象牙質の方が大きいからだ。昔実際に測ったことがある。電子テスター1つで測れる。これは金属腐食の分野では異種金属接触腐食と呼ばれている。これは異種金属接触腐食の例だが、虫歯そのものに見えると思う。http://www.yoshizaki-mekki.co.jp/eigyou/aen/zn.htmlそして内部の方が外部より溶けやすい。それは酸素濃度勾配による起電力も持続的に働いているからだ。虫歯の内部には実は細菌は少ない。細菌の関与は思われているほどではない。エナメル質はなるべく残そうとしているので、内部はよく見えないが、赤のラインくらいまでは象牙質は溶けて無くなっている。これからが今日のメインの修復の実際編だ。もっと詳しくはこのカテゴリーやここなどを参照してください。歯髄に近いところの虫歯はしつこく追求する必要はない。α-TCPで修復される。α-TCPは歯質の修復材料になる。基本的には同じ物質だからだと思われる。フィニシングラインだけは1mmの幅でしっかり新鮮歯質を確保する。接着を完全にして漏洩を防ぐためだ。α-TCP+3MIX塗布1次CR、過不足なくフィニシングラインを覆う。フロアラブルレジンは押し出しながら使う。シリンジの先端で伸ばしてはいけない。レジンも丁度良い稠度があるので、今のところ、この銘柄がベストだと思う。フロスが通ることを確認
2024.07.20
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20代男性、左上5、外傷性カリエス、自発痛-この方、食いしばりという外傷性咬合があり、外傷性に生じたクラックから虫歯が急速進行した。通常治療ではこのくらい深い虫歯だと神経を取って被せると言うことになるが、それでは10年後は分からない。歯牙破折で抜歯になることが見えてくる。とりあえずはCR充填で大きく削って歯牙を傷めるような取り返しの付かない治療は先送りして、その間患者と共に咬合性外傷の対策を考えるのが歯の寿命を伸ばすことになる。近未来ではここで理論と技術を全面公開している「ストリップスを使わない隣接面CR」が世界標準になるだろう。まず今日は理論面からの話を少ししたい。僕はここで虫歯の発症理論として「虫歯の電気化学説」を提唱しているが、その基本理論は山口大の藤森先生等が明らかにした「ハイドロキシアパタイト中のプロトンの伝導」というところにある。ハイドロキシアパタイトというのは歯の主成分そのもので、歯の内外に電位差があれば歯の中をプロトンつまり水素イオンが通り抜けると言うことだ。そしてプロトンが歯を通り抜けるときにハイドロキシアパタイト結晶中のCa(カルシウム)から電子を奪いCaは歯から溶出する。こうして歯の結晶構造が崩壊していく、これが虫歯と言うことだ。これから導かれる虫歯の原因は2つ考えられる。1、プロトン:水素イオン:H+が歯の周りに存在すること。つまり歯牙が酸性環境中にあるということ。2、歯の内外に持続的な電位差が生じていること。この2つが同時に満たされたときに虫歯が発症する。どちらか一方だけでは虫歯にならない。虫歯とは純粋に電気化学的な現象だ。一般的な意味での細菌感染症ではない。この症例では隣接面に出来たクラック(ひび)から虫歯が進行した。クラックの内外には酸素濃度勾配による起電力が発生する。また歯牙表面のエネメル質と歯牙内部の象牙質ではイオン化傾向が象牙質の方が僅かに大きい。これによっても電位差が生じる。これが実際の画像だ。これをよく見ると分かってくると思う。次回は実際のCR充填の様子をアップしたい。つづく
2024.07.19
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刃物を平行に動かす調整をしていた。ネジを緩め、叩きながら、微調整を繰り返した。丸一日かかったが、まだ不十分な気がする。K先生は10μmの精度が出れば御の字とかおっしゃっていたが、とてもとても。。100μmでも厳しい。やはり四角のスピーカーの製作は難しい。量産が困難なので普及しないはずだ。しかも多重駆動だから尚更だ。最初にカットして失敗したアルミハニカムをセットして、ダイアモンドディスクを当ててみた。イケそうな気がしてきた。モーターに電源ケーブルを配線してダイアモンドディスクを回してみた。確かにイケる。しかしアルミハニカムを作業台の上に放置していたらあり得ない方向に変形していた。。どうするか?原因は暑かったからかな。。? 先は長いな。。
2024.07.18
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40代女性、左下4、ハイブリッド?インレー脱離デンタルフロスが引っかかるということで、再治療することにした。確かにだいぶ前に脱離していたようで、簡単に外れた。インレーの内面は黒いFeS(硫化鉄)が付着していて、硫酸塩還元細菌が生息できる隙間ができていたことが分かる。この黒い物質は金属の酸化物という話もあるが、そうではないことが分かると思う。金属を使わないインレーでも同じく脱離すると黒くなるからだ。before多くの歯科医師はストリップスなしでまともに隣接面のCRなどできるはずがないと思われるかもしれないが、そうでもない。患者サイドから見ると、インレーの選択肢しか提供できない歯科医師ははっきり言ってクソ下手だと思っても良い。患者にクソ下手なヤバイ歯医者と思われないために若い歯科医師諸君は頑張って欲しい。CAD/CAMはガッツリ削らざるを得ないので、決してミニマルインターベンションではないのだから、患者のことを思えば避けねばならないのは当然だろう。CAD/CAMを宣伝している歯医者はガッツリ削るクソ下手な歯医者だと思っても良い。隣接面のCR充填にもコツというものがあるが、それはCR(フロアラブルレジン)の表面張力と隣接歯の濡れの違い(接触角の差)を利用するということだ。CRの表面張力を利用して隣接面を盛り上げ、隣接歯に接触したらその濡れが小さいことを利用して隣接面形態を作る。隣接歯の表面はプラーク等で汚れている方が濡れが小さくなるので好都合と言える。もちろんプラークやペリクルは分離剤の役目もする。インレーを除去したところ軟化象牙質やセメント等を除去し綺麗にしたところ。剥がれにくいように歯面にディンプルやアンダーカット、塑像面を意識的に付ける。これも重要だ!通常のインレーが外れやすいのはこうではないからだ。これらがあると口腔外で作るという前提が崩れる。これらがないというのが通常のインレー等の最重要要件なのだが、脱離しやすいのと裏腹なのだ。インレーやクラウンが外れるのは当たり前なのだ!逆に外れるのが前提の処置をしていると言える。例えば神経を取るとかがそうだ。そうすれば完全に脱離しないまでも隙間ができて細菌が侵入して虫歯になろうがPerになろうが痛くもならず、患者がいつどこでしたのか忘れる程には何気なく持つからだ。痛くなった時は抜歯になるかもしれないが。誰も言い出さないが(クソ下手なので)、インレーなどの口腔外で作るというコンセプトには根本的かつ構造的な重大な欠陥がある。工学的にはあり得ないことを平気でやっているのが、歯科業界なのだ。患者の歯の健康を守るにはCR以外にはない。もちろん何もしない方が最も良いことは言うまでもないが。3MIX+α-TCP1次CRでフィニシングラインを漏洩がないように慎重に歯質を覆う。ここが最も重要な工程だ。表面張力を利用している。CRはシリンジの先をあまり動かすことなく、一点から押し出しながら広げるようにするのがコツだ。シリンジの先を動かしながら塗り広げるのは良くない。金属は濡れ性が良いので広がる。多分プラーク等が付きにくいからだと思う。フィニシングバーで修正エキスカベーターで隣接面をこじって分離するフューフレディーのカマ型スケーラーで綺麗にするデンタルフロスが入ることを確認する咬合調整をして終わる
2024.07.18
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作り直したZ軸にデジタルリニアスケールを取り付ける部品はこれ。フライス盤で精密加工した。全ての部品が直角を維持している必要がある。Z軸は出来たのでY軸に取り付けてみた。明日は試用してみたい。超音波カッターも取り付けてみた。
2024.07.18
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60代女性、右下隣接面CR脱離こんなのはCRのうちには入らないようなもので、そもそもこんなところに虫歯ができるのか?削って埋める必要があったの?というようなものだ。隣接面窩洞にはストリップス(テープ状の透明なプラスティック製の隔壁)を使うしかないと思い込んでいる向きがあり、使わないと上手くいかない、手抜きだろう?、隣の歯にひっつかないの?と歯科医師は考えるのだが、そうでもない。直接見えない奥歯は難しいかもしれないが、直接見える前歯なら数分で終わることができる。少子高齢化で人手が足りなくなる近未来では必然的に必要になる技術だ。是非やってみてほしい。
2024.07.17
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90代男性、右上1、近心隣接面カリエス、自発痛-この年齢になるとあまり痛くなったりしない。なんか欠けたけど、支障はない。とのことだ。麻酔も必要ないし、ストリップスも必要ない。露髄しないように軟化象牙質は残す。α-TCPで再硬化するからだ。参考になるように960×640ピクセルの画像にしている。よく見てください。1次CR充填。ここが最も重要。辺縁封鎖が完全であることを目指して歯肉縁までCRを流す。この流すというかフィニシングラインまでフロアラブルレジンを押し出すというイメージだ。
2024.07.16
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昼間作ったパーツが合わなくて明日仕事の合間に作り替えるつもり。で、結局今日中に終わらず。10時間は頑張ったのだが。。時間はいくらあっても足りない。のり用のシリンジを取り付けられるようにアタッチメントを90度回転させられるようにした。
2024.07.16
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今日半日かかってこれだけ。。Y軸にデジタルリニアスケールを取り付けただけ。これからZ軸にも取り付けたい。
2024.07.15
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カットラインの下地をt:2.5mmのプラダンにした。ワークと一緒にカットするつもりだ。カットの試運転をしてもいいところまで漕ぎつけたと思ったのだが、試運転の前にリニアスケールの調整をしてみたが、両面テープや結束バンドでお茶を濁せなかった。Lアングル+ビスで固定することにしたので、試運転は次回。思い起こせば今年の4月の最初はリニアシャフト1本だけだった。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404220001/これでは正確にカットできないとわかり、リニアシャフトが2本になり、手動ではなくステッピングモーターによるベルト駆動のリニアガイド付きになり、ついでにボールネジ1軸アクチュエーターをY軸に、ついでにZ軸もステッピングモーター駆動にして、Arduinoの3軸CNC用のスケッチも目処が立ったので、CNCマシンに3ヶ月で成長した。
2024.07.14
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7歳男子、右下E、遠心カリエス前回のつづきというか同じ子https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407120000/まだ痛くはなっていないが、もうすぐ痛くなりそう。後ろの永久歯の右下6も虫歯になりそう。白濁し始めている。昭和の子供みたいな虫歯の多さだ。何が問題なんだろうか?唾液検査はしましたっけ?ダラダラ飲食は ないですか?歯ぎしりや食いしばりはしていませんか?処置は麻酔は使わない。痛みが出たらそこで止める。虫歯は痛くない。新鮮象牙質に達すると痛みが出る。接着マージンのみ新鮮歯質を出して、3MIX+α-TCPを貼付、CR充填するだけだ。虫歯は露髄するまで全部取る必要はない。漏洩がなければ虫歯の進行はない。虫歯とは水素イオンが歯の中から外に出るときに起こるからだ。歯面はプラーク、ペリクルが分離剤になるのでストリップスは不要だ。では時系列でどうぞ1次CR。この工程が最も重要だ。漏洩がないように、オーバー・ショートにならないようにフロアラブルレジンを流す。
2024.07.13
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7歳男子、左上E、近心カリエス、露髄歯この1〜2ヶ月、痛くて左側ではご飯が食べられなかった。仕方がなく1年半ぶりにうちにやってきた。この子、小さい頃に近所の歯科医院で上の前歯の虫歯に高濃度フッ素を塗ってもらったら、歯が溶けた!ということで歯医者にクレームしたら、そんなはずはないんだけれど。。。ということだったらしい。ま、よく聞く話だ。高濃度フッ素塗布で歯が溶けるというのは電気化学説では当たり前だ。フッ素のようなハロゲン族は強力なマイナスイオンなので、金属のようなプラスイオンになりやすい物質を金属表面から引き剥がして溶かしてしまう。歯ではCa(カルシウム)を引き剥がして溶かしてしまう。鉄が塩水(塩素イオン:ハロゲン属)に浸けると錆びるというのと同じ現象だ。つまり虫歯(歯が溶ける)とは金属の錆びと同じカテゴリーの現象なのだ。・・早期に前歯が溶けてしまった所為かどうかは確定ではないが、上顎の歯列が狭くなっている。前歯も大きいので歯列不正がひどくなるのは目に見えている。歯列拡大装置を使うことをお勧めしたい。話が逸れてしまった。痛いというので虫歯を除去していったら出血したので、露髄していた。矢印部分。神経が出ていたので、痛いはずだ。処置中麻酔は使っていない。露髄していても慌てて神経を取るとかする必要はない。ボスミン液で止血できればα-TCP+3MIXでそのままCR充填しても良い。完全に露髄部分がα-TCP+3MIXに覆われていないが気にしなくても良い。一部でも歯髄に触れているだけで薬効は期待できる。心配なら抗生剤を経口投与すれば良い。今回はケフラール細粒を2回分出した。CRで充填すると痛みは治る。後で「痛かった!」と言われたwごめんね。。
2024.07.12
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Arduino のスケッチ作成がまだなので、とりあえずマニュアルでカットしてみることにして準備中。X、Y、Z軸用と3台ステッパーモータードライバーが必要なのでもう一台作成中。カッティング台としてカッティングマットを切るのももったいないので、平行度の良い何かを物色中。プラダンとか?回転切削器具は技工用
2024.07.11
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407100000/この方にとってどのようにすればより長期的に咬合崩壊しないように維持できるのか?咬合性外傷を解消するのはもちろんなのだが、当面どうすれば良いのか?ということを考えてみたい。以下の画像は彼が自撮りで送ってきたものだ。いかにも7は正常な歯に見えるが、歯ではない。僕がCRで作ったものだ。しかしレントゲン写真では骨に埋まっていない。元の自前の歯は排除され完全に消失している。CRで作った7は完全に浮いており、いわゆるブリッジのダミーと同じになっている。最もコストがかからない現実的な方法はこのまま様子を見ることだ。補強線部分は残りそうなので、7が完全に脱離して、咬むと歯肉に食い込んで痛いとか感染して腫れたとか排膿するようになって不快症状が出たら、この7だけを除去する。結局補強線部分だけになり咀嚼能は落ちるるが、これ以上の咬合崩壊を遅らせることができる。咀嚼能が落ちるが、現状ではこの程度が限界だと知るしかないだろう。左で噛むことも多くなり、左上の再植歯に負担がかかることも心配だが、仕方がない。その時はその時だ。補強線が壊れた時は、右下6もインレー内部の虫歯が進んでいる(数字の白っぽい部分)ので、同時に治療されることをお勧めする。その時もダミー部分の幅は補強線のように細くして咀嚼能を落として他の歯への負担を軽減するのが良い。
2024.07.11
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407090001/2年前の治療後の画像2年経過し、今回の画像。前後の接着が剥がれ、補強線から脱離して落ち込んでいる。補強線を除去したCRの新鮮面を出してスーパーボンドの接着性を増す工程動揺度1.5。すぐ抜けそうというほどではないが、ブワブワしているので強い咬合力には耐えられない。もう一度補強線を接着固定した。咬合調整をして終わった。2ヶ月後にまた壊れ始めたということだが、限界を迎えたのだろう。この方の免疫システムはこの歯はもうだめ、排除するしかないと判断し、悲鳴をあげている。もう一度接着しても結果は同じだろう。2ヶ月しか持たないと思われる。右下6も限界を迎えつつある。手前側の咬頭内の虫歯が広がっている。何をさておいても咬合性外傷をなんとかしないと次々にトラブルが発生し、咬合崩壊に向かって坂道を転がっていく未来が見える。つづく
2024.07.10
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407080001/今日は2年前の処置後と今回の処置前のレントゲン画像の比較の予定だ。この2年余りの間に歯根吸収がどのように起こっているかの分析をしてみたい。一般にアンキローシス(癒着)や歯根吸収(吸収)は矯正治療のトラブルとして問題になることが多い。歯列矯正治療時に歯を動かす時に強い矯正力を掛けすぎたり、頻繁に調整を繰り返して歯根膜に負担をかけすぎた時に起こる。同じように、食いしばり(咬合性外傷)し過ぎて歯根膜に負担をかけ過ぎた時にも起こると考えても良い。リンク先を辿っていくとある程度理解が進むと思うが、歯列矯正時には動かす方向の歯根膜が圧迫されそれに接した歯槽骨が免疫細胞のマクロファージ系の破骨細胞により吸収され、反対側の歯槽骨は骨芽細胞により骨が添加され徐々に歯は動いていく。歯列矯正はこれらの現象を上手く利用している。しかし矯正力を掛けすぎると歯根が吸収されたり、歯根膜が破壊され癒着が起こったりする。要するに適度な矯正力をかけ、調整は頻繁にしない方が良いということだ。咬合性外傷の場合も同じことが起こると考えても良いと思う。強すぎる咬合力が常時かかるということは癒着や吸収というトラブルを招く。以下のbefore/afterの画像を見比べながら読み進めてほしい。before数字を振った場所の説明をしておく1、CR部分、白く見える部分で、歯ではなく僕が作った人工物2、歯根もしくは骨部分3、歯根だが、この後吸収が起こり消失した部分4、吸収を受けていない歯根。しかし2年後にはアンキローシス(癒着)が一段と進み骨と歯根の境界は消失しているafter3、の黒い部分の歯根または骨は吸収されて消失している。この部分は肉芽組織と呼ばれる軟組織なので咬合力の支えにはならない。ただ補強線を外してこのCR部分を触ってみた感じでは動揺度は1.5程で強く引っ張れば抜けるかもしれないが、正常な歯根膜組織はないので吸収する一方で、止めることはもちろん、骨が再形成される望みがないとは言え、今すぐに抜いて捨ててしまうほどではないように思った。ここには結合組織もあるので、2〜4の間をある程度の結合力で繋いでいるのかもしれない。完全ではないが一種の歯根膜ような役目をなしているのかもしれない。結局、今回はこの方が元々持っている強い咬合力に耐えるのは難しいとしても、次の一手が打てることに期待して捨ててしまうのは先送りし保存する方向で処置を始めた。それは次回。たぶん最終回。つづく
2024.07.09
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Z軸にデジタルスケールを取り付けた(と言っても両面テープと結束バンドで固定しただけだが)。UpDown(10cm)
2024.07.09
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407070000/前回の処置から2年後、壊れ始めたということで再来院された。この時の処置は被害が両隣の歯に及ばないようにカバーしていたCR以外を全部外してスーパーボンドとCRで接着固定をやり直した。全く前回と同じだ。とりあえず、2年後(今回)どうなっていたのか、あらゆる角度から画像をアップしてみたい。わかることは右下6は回りの接着が剥がれもしくは破断して、沈み込んでいるように見えるということだ。なぜこうなったのか?今までの解説でほぼお分かりだと思う。この右下6はこの方の免疫システムが異物と判断して排除されつつあるということだ。免疫システムのスイッチが一旦入るとこの歯が消えるまで誰にも止められない。この歯は骨から浮いているので咬合力を支えきれない。ぶら下がっていた補強線から外れて沈み込んでしまったのだ。次回は2年前のレントゲン写真と今回のレントゲン写真の比較検討をしてみる。つづく
2024.07.08
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今日は山口大の藤森先生がお越しになったので、楽しいお話をたくさん伺った。業界誌アポロニア21 9月号に「虫歯の電気化学説」の話を書くのでよろしくとのことだった。いよいよ歯科業界も変わらざるを得ませんね。虫歯の原因もわからないでエビデンスに基づいた虫歯予防とか治療とかよく言えると思う。他分野からの圧力がないと変われないのでしょう。今日はZ軸とZ軸に取り付けるハンドピースのホルダーの追加工をしてY軸に取り付けた。次回は垂直の調整を繰り返して実際にアルミハニカム板をカットしてみたい。DownUp
2024.07.08
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407060000/前回はとりあえず歯根面上と思われる部分にCRで歯冠部分を継ぎ足し築成した。1回で終わる必要があったのと、削る治療はなるべく避けたかったので、半円線を手曲げして補強線を作って両隣の歯に持たせる形で連結固定することにした。なぜ連結するかというと、アンキローシスに陥った歯根は歯根膜が失われ骨と完全に一体化しており歯根膜のクッション性が失われている。その上に歯を作ってもまた折れることは容易に想像できるので、両隣の歯に支えてもらおうというわけだ。通常はアンキローシスに陥った歯は諦めて、両隣の歯を大きく削ってブリッジにするというのがセオリーだと思う。これをやってしまうと咬合性外傷があれば必ずブリッジは脱離、歯根破折などのトラブルが起こり長持ちしない。両隣の歯ごとダメになるだろう。一挙に右下876の取り外しの義歯になる可能性の未来が見える。だからなるべく大きく削る治療は先送りにし最小限の切削に留め、将来の再治療の可能性に備えるというのが患者本人ためになるだろう。壊れても再接着すれば良いわけだし、治療の選択肢は広がる。大きく削る治療はそれだけ次がなくなってしまうのだ。壊れるのが前提でその対策をあらかじめ仕込んでおくという、フェールセーフという考え方は歯科治療にも必要だ。向かって左の右下8は既存の咬合面のCRを除去し辺縁隆線も最小限削除した。右端の右下6は金属部分を削除して補強線が入るスペースを確保した。右下6と8の歯質は剥き出しにならないようにCRでカバーしている。これは将来的な補強線の脱離に対処するためだ。脱離した時に歯質が剥き出しにならないので虫歯になることを防ぐことができる。補強線を作り試適して対合歯との咬合時の隙間の確保を診ている。この後スーパーボンドで包埋接着するのだが、なるべく厚い方が壊れにくいだろうという配慮だ。しかし、必ず壊れるだろうというのは前提での処置を考えている。壊れても被害が両隣の歯に及ばないというのが重要だ。スーパーボンドの筆積み法で包埋接着した。足りない部分はCRで補っている。咬合調整をして終わる。ナイトガードはこの方には必需品なので調整は怠れない。就眠時の食いしばり等で破折など容易に想像できるからだ。前後左右均等に当たるように調整する。向かって右の青のインクが付いているところが強く当たっているところだ。右下6だと思われる。右下6の近心頬側咬頭も過大な咬合力に晒され破折しかかっているので、将来的にはインレーの再治療が必要だろう。というか全てのトラブルの原因の咬合性外傷をどうにかコントロールすることが最重要課題なのだが。。
2024.07.07
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407050004/以下の画像で、白く見えるところが歯根の折れた断面部分で、ピンクの部分は肉芽(ニクゲ)と呼ばれる炎症性の組織の部分だ。肉芽の中で何が起こっているかというとマクロファージという外来異物やガン細胞などを食べて処理する免疫細胞が活動している。詳しい内容はリンク先を見ていただきたいのですが、要するに自分の身体の一部の歯であるにもかかわらず、免疫システムが異物とみなして攻撃、マクロファージが貪食して除去処理をしているということだ。マクロファージを顕微鏡で見るとアメーバ状の大きな多核の細胞で、いくつかの細胞が合体してできると言われている。アメーバ状の足を出して異物を取り囲んで溶かしてしまう(吸収)。このようなアンキローシスが起こった歯はマクロファージにより食べられてしまったり(これが吸収)、包埋(ホウマイ)と言って周りの骨や繊維性組織で囲まれてしまったりする(右上5の残根)。アンキローシスも包埋の一種と言っても良いかもしれない。かなりレアなケースなので多くの症例をフォローしているわけではないが、数例は経験している。最終的にどうなるかというと数年かかって貪食されて消えてしまうようだ。一旦免疫系のスイッチが入ると止めることは難しいように思われる。というのはアンキローシスの歯を修復することはあるが、トラブルが起こった時はその歯は消えてしまっているからだ。なんともなく経過しているアンキローシスの歯もあることはある。鏡像肉芽組織を電気メスで除去している。向かって右の白っぽい部分が歯根だと思われるが、右半分は歯根だか歯槽骨だかの判別は難しい。アンキローシスなので境界が見当たらない。ただポツポツと窪みが見えるところが吸収が起こっている部分だ。今回折れた歯根の白っぽい部分以外は吸収されつつあると思われる。取れた冠を当ててみたが、歯と骨の境界は判然としない。黄色矢印部分が最後の肉芽部分で、下の画像が除去したところ。綺麗にしたらCRの直接法で歯冠を作成した。つづく
2024.07.06
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407050000/今日は2年前の処置のお話だ。突然折れただか、取れたということだったので、その歯は来られるまで元のところに戻しておいでくださいと指示していた。レントゲンでのbefore/afterbeforeは取れた歯を元の場所に嵌めて撮ったものだ。afterこれが取れた歯の歯根部分だ。先端の平たくなっている部分が折れた面だと思われる。つながっていた部分は少ししか残っていない。その周りはすでに吸収が始まっていたようだ。遠心側はすでにりんごを齧ったように吸収が進んでいたように見える。根がつながっていた部分は折れた部分で横に平な面として見える。窪みがいくつか見えるが、吸収が起こっている中心部だ。黒く見えるのは金属のポストで、白く見える部分のポストより右側半分が残っていた部分だ。咬合力によるクラックも数本見える。歯根の折れ口が白っぽく見える。舌側の骨隆起に注目したい。常に食いしばる傾向にあることが窺い知れる。折れた右下7が大部分の咬合を支えていたことがわかる。右上6の骨隆起が一番大きく見える。内側から見たところ(鏡像)咬合関係の拡大図。右下7が今回取れたところ(鏡像)つづく
2024.07.05
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今日作っていたのはこの部品Z軸のリニアスケール込みの形状は略決まったと思う。
2024.07.05
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Z軸とY軸を繋ぐための部品を作っている。フライス盤を持っている歯医者もなかなかいないと思うが。。歯医者は「食べの仕事」「糊口をしのぐ」というだけだが、もう十分だ。歯医者とは「何もしない」のが最も良い。何十年も歯医者をやって身にしみてわかったことだ。ま、それじゃ食えないけどね。
2024.07.05
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今日は朝からネットの調子が悪くやっとつながったので、テストをかねてのアップ。アンキローシスと吸収の記事はアップが遅れるかもしれません。Z軸の取り合いなんだが、前回の考えではt:5mmのワークしか取り付けられないので、フレームを動かすことにして確認中。
2024.07.05
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきだが、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407040000/2年前歯が折れた時の治療前後のレントゲン写真と今回治療した部分が壊れた時のものをアップしておきたい。2年前before折れた右下7の歯根には歯根膜腔と言って歯根周りの黒線が消えているのが隣の6番と比べてみるとわかると思う。歯根と歯槽骨を繋いでいる歯根膜がなくなり、歯根と歯槽骨が直接結合してしまうアンキローシス(骨性癒着)が起こっていることを伺わせる。これが起こると歯はクッション性を失い折れやすくなる。歯が根本から折れた理由の一つだろう。アンキローシスの原因は外傷など強い力が働いて歯根膜が破壊されてしまうことによると言われている。確かに矯正治療の時強い力をかけ過ぎたと思われるアンキローシスを見たことがある。再植後の更なる咬合性外傷によりアンキローシスになることもある。この症例も食いしばりなどの咬合性外傷によりアンキローシスが起こったと考えられる。また7の遠心(向かって左)にモヤモヤとした白いものが見えるが、歯槽骨が吸収されている途中のように見える。吸収とは人間の免疫系がアンキローシスを起こしたこの歯を異物とみなして排除しようとすることだ。歯根も少し齧られているように見える。一旦吸収が起こり始めると止めることは難しい。after歯根の上にCRで歯冠を築成して補強線でつないでいる。2年後の今回歯根吸収が進み完全に歯根はCRごと分離している。補強線につながっているのでかろうじて排除を免れている。補強線を外して歯を触った感じではかなりグラグラしていて引っ張れば抜けそうだという感じはした。炎症性の肉芽組織だけでつながっているのだろう。歯根と歯槽骨の一体化はますます進み境界は不明瞭さを増してほとんど区別することはできない。次回は治療過程を詳細アップ予定つづく
2024.07.05
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手切りでの直線カットが僕には難しかったので、CNCマシンを自作することにして試行錯誤している。今日はY軸まで組み上がった。動くことを確認した。Z軸の構想は固まっているので組み立てるだけだ。このところの梅雨雨で湿度80%。リニアシャフトに錆が浮いた。気を付けていたのだが。。Y軸とZ軸にはリニアスケールを付ける。
2024.07.04
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40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収前回のつづきでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202407030000/次回はこの方のトラブルに関する記事を書いてみたい。と言ったのだが、考察を進めてみるとかなり説明が難しいく一回では無理ということがわかったので、数回に分けて記事をアップすることにした。今日は右下7のトラブルが発生する2年前(現在から4年前)に別件(この時も他院で外傷性歯根破折で抜くしかないと言われた左上5)で来院された時の画像からアップしてみる。まず当時の他院でのレントゲン写真の写メからだ。右下7には2年後に問題となるような異常所見は認められないが、ヘミセクションと言って後ろ側半分の歯根を抜歯している。歯根破折だった可能性は高いが今となってはよくわからない。ただ咬合力を受け止める能力は半分になっていると言って良い。右上6の神経は取られているようなので、2次象牙質生成はできず象牙細管のリンパ液による自浄作用もなく自己修復力は全くないので徐々に劣化し突然破折崩壊する応力腐食割れを起こす危険性は大きい。また今回は関係ないが右上5の歯根が歯槽骨内に残留している。歯根が破折していたので根尖が取れずに残ったのかもしれない。様々な問題を抱えているということはよくわかる画像だ。問題の歯は右下7なのだが、骨隆起がすごい。長年続く過大な咬合力で下顎骨が骨折することを防ぐために鍛えられ増殖したのだろう。また右下5は外側にハミ出ているので、噛み合わせの上顎4と共同で強い咬合力を受け止めるには力不足だ。鏡像なので左右逆に見える。右上5欠損で一本義歯になっておりこれも強い咬合力を受け止めるには心許ない。右上6と思われる歯だけで右下7と強く咬合している噛み合わせだ。これだけ見てもどちらかもしくは両方の歯に破折などのトラブルが発生する危険性があるということは容易に想像できる。もしかしたら欠損している右上5も右上7も外傷性咬合によるトラブルで抜歯になったのかもしれないが、今となっては記録がないのでなんとも言えない。ただ可能性は大きいと言える。正面から見ると右側の咬合力をほとんど1本で支えている右上6の骨隆起がすごい。反対側と比べてみても歯槽骨の異常増殖が認められる。右下7に骨隆起が認められないのは上顎骨の方が海綿骨で柔らかいので補強のために増殖したと考えられる。下顎の方は緻密骨なので元々強度は大きいので増殖は必要なかったのかもしれない。多分次回トラブルが起こるとすれば多大な咬合力を支える右上6だろう。今までなんともなかったのが不思議なくらいだ。右上5の1本義歯、大事にしているそうだ。これも鏡像。ほとんど右上6と右下7だけで咬合力を支えていることがわかるだろう。どちらが壊れてもおかしくない。前医も咬合性外傷を心配していたのだろう。ナイトガードをお持ちだった。つづく
2024.07.04
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骨隆起というのがあって、ネットで検索をかけるといくらでも出てくる。というか、骨隆起のある人しか歯医者に来ないと言っても良いくらいなのだから画像はいくらでもネット上に転がっている。僕も初診の患者を見るときに真っ先に骨隆起の有無を見る。外傷性咬合があるのかどうかすぐに分かるからだ。年々歳々大きくなるのでまだ若ければそうでもないのだが、中年以降は骨隆起があれば歯のトラブルを抱えやすいというのは一眼でわかる。これを患者に伝えても、はぁ?よく分からない。こんなもんだと思っているので、誰にでもあるんじゃないの?と怪訝な顔をされるのがオチなので、あ〜ぁ、、気合を入れて対処しなければ、と思うだけだ。なぜ骨隆起ができるのか?検索先を見ていただきたい。例えばここのサイトに分かりやすい説明がある。要するに歯ぎしり食いしばりなどの咬合性外傷により骨が折れないように厚くなったとか、また強すぎる咬合力に歯が倒れたりしないように骨が歯を支えるように増殖したものと考えても良いかもしれない。簡単にいうと咬合性外傷により骨が鍛えられたと言っても良い。筋骨は鍛えられるが、歯そのものは鍛えられない。限界を越えると、ヒビが入って虫歯になったり割れたりする。顎関節症や歯周病の増悪因子にもなる。咬合性外傷は歯のトラブルの中でも最も多く、しかも深刻だ。外傷性咬合をいかにコントロールするかが治療そのものよりもはるかに難しい。今日は骨隆起の例をいくつか挙げてみたい。上顎の正中部にできる骨隆起は過大な咬合力により正中口蓋縫合が開かないように(頭が縦に割れないように)するための補強と考えても良いかもしれない。白く見えるところが歯槽骨の骨隆起。本人は全くの無意識、無自覚なのだが、歯ぎしり食いしばりでガチムキに鍛えた結果がこうだ。下顎の内側にできるケースも多い。40代男性、右下7、アンキローシス(骨性癒着)、吸収次回はこの方のトラブルに関する記事を書いてみたい。つづく
2024.07.03
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70代女性、右上1、CR破折硬すぎるあずきバーを齧ったら欠けたということだった。奥歯は義歯なので、前歯に力が入りやすい。いつかは折れるか抜けるか、する。高齢化社会になるとこんな症例ばかりになる。ジルコニア冠などを薦めている時間がない。とにかく巻かなくてはいけない。もちろんストリップスなど使っている時間がない。デンタルフロスも通していない。あからさまな手抜きもできないので、僕は疲弊する一方だ。
2024.07.02
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60代女性、左上5、歯根破折、歯肉膿瘍前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202402130001/再植して5ヶ月後。完全に忘れていたので、歯を作ろうと思ったが、気力がない。本当は前後の歯と連結固定した方が長持ちするのだが。再植時に連結固定していたスーパーボンドも外れていなかったので、そのままCRで歯冠を作って終わった。こんなフォローアップの患者ばかりで、しかも増加傾向が著しい。速く巻いていくしかない。高齢化の波をヒシヒシと感じる。
2024.07.02
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40代女性、左上3、隣接面カリエス。左下6、歯根破折。外傷性咬合ストレスが溜まりまくっているのか、自分の歯を噛み割ってしまう。左下6は歯根破折して2年程経過している。再植を提案しても、大丈夫です、とのこと。とうとう違和感が強くなったので、冠を除去した。近心根は縦に割れている。遠心根はPer、#60位のKファイルが折れ込んでいる(僕じゃないよ)。これが2年前のレントゲン写真丸いのは細菌のコロニーコロニーを除去したそっ閉じ。。これだけではお金にもならないのでCR充填もした。なんだかツライ。。
2024.07.01
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Z軸用のリニアアクチュエーターにアタッチメントホルダーやリニアスケールを取り付けたりするのに取り合いを見ていた。アルミ板をカットした継手の発注を始めた。リニアアクチュエーターの稼働範囲は100mm。一方リニアスケールの計測範囲は150mmと長過ぎるので、カットした上で、片持ちにすることにした。
2024.07.01
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