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40代女性、右下7、インレー2次カリエス、なんだか痛い痛いとおっしゃるし、メタルと歯質の間に隙間があるので、面倒だったのだが、仕方なく外してみた。確かにセメントは効いてなかったが、ひどい虫歯はない。裏装セメントも除去してみたが、特に問題があるようには見えなかった。さては外傷性の歯髄炎か歯根膜炎か?とりあえず再建したので、次回どうおっしゃるか?ちょっと太り気味か?舌やほっぺの排除が難しい。口もあまり開かないので、作業は困難を極めた。では時系列でどうぞ
2022/01/31
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とりあえず、僕の作業は終わり^^/あとは本職に任せようと思うが、断られるかもwなにこれ??って。。
2022/01/31
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すべてのパネルも貼り終わって、目地も埋めて、後は固まったらマスキングテープや養生シートを剥がすだけ。
2022/01/30
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50代女性、左上12、連冠歯根破折、右上が抜歯再植歯だったので、その歯をかばって食べていたら左上が折れたということだった。横に破折するケースは少ないので、見たい方は多いかもしれない。左上2は根尖病巣もあるので、抜歯再植を決めているが、左上1はまだどうするか決めていない。その場の判断ということにする。2番の冠を除去してみた。つづく
2022/01/30
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50代女性、左上4、インレー2次カリエス前回左上7のCR再建でご紹介した方の続きだ。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201250000/左上4内部も怪しいクラックが入っている。黄色の矢印だ。将来的にはここから割れるということだ。隣の5番は神経の治療を受けているが、CKは脱離している。それはα-TCPセメントで仮封して次回に備える。左上4の歯髄は生きているようだが、よく分からない。そんなことはどうでも良いのだ。そのままα-TCPセメントで覆罩してCRで再建した。では時系列でどうぞ
2022/01/29
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これはリモートで床装置を使っている方向けの記事です。遠くにお住まいで、しかもこのコロナ禍では気軽に来院できない。元々リモートで床装置を調整・改造するにはお母さんがある程度器用である必要がある。ルーターと呼ばれる切削器具は必須だ。100均で売っているミニルーターでも良いかもしれない。少なくともそれがないとできないと思う。CD間のスペースが少なく、34の萌え出が困難と思われる時にはCD間にイクスパンジョン・スクリューを増設するのが良い。通常は左右の対称性を考えて、左右2個増設する。まず、増設する部分に赤線でしるしを描いて、アダムスのクラスプの終端より拡大線部分が先にあるかどうか確認する。そうではない時はアダムスのクラスプをカットする必要がある。イクスパンジョン・スクリュー(拡大ネジ)を当ててみて外形を描き、その部分を削除する。削除した部分に拡大ネジをはめ込みレジンを流すのだが、咬合平面と並行になるようにする。十分にレジンが硬化したら、一番細いフィッシャーバーで拡大面をカットして終わり。
2022/01/29
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50代女性、左下7、歯牙破折硬いカリントウを食べたら歯が折れた。この方も咬合性外傷の持ち主で、以前から咬合痛や冷水痛を訴えられておられた。この歯も外傷性の歯髄炎で神経の治療をしている。外傷性の歯髄炎とは歯髄梗塞によるものだ。外傷力によって生じた血栓が歯髄塞栓症を起こし、歯髄が炎症、壊死する。この機序はまだ誰も言い出していない。ここだけのものだ。破折した歯冠には補強冠を装着しているが、間に合わなっかったようだ。応力は歯茎部に集中するので、フルクラウンにしてもあまり変わらないと思う。むしろポストコアにすると縦に割れてしまいより厄介なことになる。破折した歯牙を見ると、少し前からクラックから虫歯になり始めていたようだ(楕円部分)。疲労は蓄積する。歯根は残根化しており、歯肉が被ってきていたので電気メスで除去した。歯根面にもクラックは見られ(矢印)、さらに破折する可能性がある。CRでの補強効果に期待するしかない。CRコアはピンレッジド・ラウンドコアにして咬合力が歯の中心部に向かうように配慮した。こうするのが圧縮応力に強い歯牙には最適なコア形状だ。
2022/01/28
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だいぶ進みました。接着材が硬化したらステンレステープで小口を化粧して、目地を埋めて、とりあえず今回は終わり。なんかすごいな。。
2022/01/28
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向かって右側のパーツを貼ったらこんな感じ。あとは黄色の線で描き込んだところのパーツを作ってはめ込む。というより端切れを現物合わせでカットして貼り付けると思う。その他の隙間は大腸ガンで入院した知り合いの左官さんに漆喰でも塗ってもらおうと約束している。無事退院したら。
2022/01/28
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お風呂の向かって右側の断熱パネルを作っていた。シャワーと窓部分を避けた形で厚さ3mmのアルミ複合板をカットして、それに厚さ35mmのスタイロフォームを貼り付け、余分な部分をカッターナイフで削ぎ取る。綺麗にカットするのは難しい。小口は厚さ0.12mmのステンレステープで化粧しているが、1mほど足りない。。5mで2000円とかするんだよね。。
2022/01/27
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40代女性、右上7、2次カリエス普通は治療不能につき抜歯症例だ。歯根にクラックが入っており、そもそも歯肉縁下のカリエスではラバーダムどころか根管口も探せないので根管治療もできなければコアを立てることもできないからだ。咬合性外傷の持ち主で2次カリエスになりやすい。さらに歯質と歯科用合金の金パラや金合金とはイオン化傾向が大きく違うので、あっという間に歯が溶ける。ブリッジの後ろ半分を除去してみると、歯肉ポリープに覆われていた。覆われていると虫歯は進行しにくい。水素イオンが歯質のカルシウムから電子を奪う前にポリープに吸収されてしまうからだ。このような現象があることは歯科医師は経験的には知ってはいるが、理論的には解らない。しかし虫歯の電気化学説では説明は可能だ。では時系列でどうぞα-TCP:ナノHAは根管治療の必要はない。勝手に根管は埋まってしまう。多少のクラックも埋まる。こんなすごいものを使わない手はないのだが、製造中止だw
2022/01/27
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ア〜、、めんどくせー、、CPUが壊れたか?と思ってバラす前に動作確認をしてみたところ、なんと上昇のリミットスイッチとハンガーの緊急停止LEDが点灯しているではないか。上昇リミットスイッチは調整でなんとかなって、ハンガーは接触不良?のようで、向こう側に押したら解除になるようなので、勘所をつかんだだけで終わったwやれやれ。。土曜日から仕事ができる。
2022/01/27
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2台目の修理・改造をしなくてはいけない羽目になって、1台目をやってまだ1月も経っていないのに、どんなことをしたのか忘れている。改造基盤と2台目の基盤を見比べて見ているとなんとなく思い出してきた。とりあえず同じようにやってみるつもり。向かって左が改造基盤で、右がオリジナルの裏表
2022/01/26
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しばらく咬合性外傷の症例が続きそう。非常に多いと思う。70代男性、左下7、自発痛+若い頃から、歯ぎしり、食いしばり、硬いものが大好き。最近はやっていないとおっしゃるが。。長年教育界で働き、そのトップも務められた。ストレスも溜まるのだろうか。。ものすごい骨隆起と磨耗咬耗がひどい。メタルスプリントを入れてなんとかしのいでいたが、左下7が痛くなった。応力腐食割れというべきなのだろうか?ひどい2次カリエスというべきなのだろうか?開けてみると広範囲に虫歯になっている。露髄しているのかもしれないが、3MIX+α-TCPセメントで覆髄?してCRで修復した。ああ、楽になった。。とおっしゃる。この方法には即効性がある。
2022/01/26
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もうだめ、、折れたの、欠けたの、腫れただの、朝からパニック、、うちに来れば何とかしてくれる。。もうだめ、限界。野戦病院状態。こっちだって高齢化だし、患者もじじばばになるし、経年劣化もあって追いつかない。先の見えない老老介護状態だ。そもそも虫歯の成因も分からず対症療法に終始し、いざとなれば抜けばいいや、、とか、ゼニ勘定のことしか考えていない歯医者。患者は抜かない、削らない歯医者に殺到する。もうだめ、、抜かない、削らないでは商売にならない。この業界は削って抜いてなんぼだからだ。その上、またユニット(診療台)が動かなくなった。年末年始に直した(無理やり動くように改造した)ものと同じ型だ。ユニットを新調するお金もない。数百万かかるからだ。こんなに忙しいだけで貧乏するとは思わなかった。。患者はあーだこーだ勝手なことをほざくし、知らんは!もうだめ、限界!患者を患者様とかクライアントと呼べとか、ふざけるな!患者は患者で何が悪い!こっちは必死なんだ!とりあえず、土曜日は衛生士が二人体制だし、幸い明日明後日は仕事がなくなったので、ユニットを何とか動くようにしないと。わけのわからないCPUとROMは吹っ飛ばして、直接油圧制御の電磁弁をコントロールする基盤改造だ。
2022/01/26
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20代女性、左下4、メタルインレー脱離ここの読者さんで、匿名ブログなのに良くお分かりでしたね。。隣県のお住まいとは言え、片道2時間半かかるということでご苦労様です。食いしばりをしているということで、ナイトガードの作成をお約束しましたが、年齢の割には修復物がたくさん入っているのは食いしばりという咬合性外傷の所為かもしれません。レントゲン写真でも歯槽骨の水平吸収が大きい。単なる細菌性の歯周病ではないと思う。この様な小さなインレー窩洞を修復するのは難しい。下手なCRが入った隣の5番の形態を修正してなんとか修復した。beforeafter
2022/01/26
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虫歯とは酸性環境で起こるHA(ハイドロキシアパタイト)の電気化学的なサビ、腐食だ。そのきっかけは咬合性外傷によるマイクロクラックだ。ここから酸素濃度差腐食、異種金属接触腐食などの水素イオンをHA内部で動かす起電力によって虫歯が進行する。虫歯予防とは、歯磨きとか甘味飲食物を避けるとかフッ素塗布とかは一切関係ない。咬合性外傷をコントロールするということだ。「ストレスのない人生」、をどうやって手に入れるか?それだけだ。・・このシリーズの表題画像に使っていた50代女性の左上7の隣接面カリエス、この方もストレスにより虫歯になってしまった口だ。とりあえず、治療過程をアップしておく。今日治療後の経過を聞けたのだが、あれから、2回ツーン、、と痛みがあったが、今はなんともない。よかった!ということだった。レントゲン画像でも虫歯は神経に届いているように見えるし、こんなのでも神経を取る必要がないとか、専門家ほど信じられないと思うかもしれないが、事実だ。虫歯は細菌感染症ではないので、全部除去する必要はない。ナノHAセメント+3MI◯で再硬化して治る。大事なことは辺縁漏洩がないこと、これだけに注力する。今の所CRのボンディングシステムだけが使える。セメント合着系は漏洩は必ず起こり失敗する。では時系列でどうぞ次回はスポーツやストレスによる咬合性外傷による虫歯や破折の症例だ。スポーツはテニスや野球、バレーボール、バトミントンなどインパクト系が歯には悪いようだ。プロの野球選手はバッターボックスに立っている時はマウスピースを装着している。スイングが速くなるとかだけではない。
2022/01/25
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バスルームの壁の断熱材貼りは不定形ということもあって、困難を極めていて、やっと左半分ができた。右半分を貼って、真ん中をどうするか考え中。やはり暖かさは増す。
2022/01/24
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お気に入りのKarrのハイブリッドレジンが日本では販売中止。並行輸入しようかな。。検討中。α-TCPセメントも販売中止。矯正用ワイヤー016/018も製造中止。もう日本では商売にならないのだろう。メーカーは外資に吸収されて、その外資が日本市場を見捨てる。日本沈没だな。
2022/01/24
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音は良いが、デジタル出力が同軸だけのやっすいDVDプレーヤーに光出力を付けようとやっていたところ、飲んでいるうちにいつの間にかDVDプレーヤーが死んでいた。S/PDIF信号をSN75157>TOTX178で光デジタル信号にしようと思ったのだが、どうしたわけかLEDが一回で光らなくなった。S/PDIF信号になる前のデジタル信号が0〜1.0Vあったので直接TOTX178に入力したところ光が出ない。そこで74HC04でTTLまで増幅しようかと思って考えている間に信号が出なくなっていた。どういうことかわからないが、この手の超LSI内臓機器は不用意にいじるとLSIが静電気で逝ってしまうのかもしれない。SN75157が作業中に行方不明になって、仕方がないので、別の手持ちのDVDプレーヤーのS/PDIF信号出力をCを介した74HC04のインバーテッド接続で受けてTTLレベルに変換してTOTX178に入力して光デジタル出力にした。電源は5VのACアダプターを使って、おにぎりケースに組み込んだ。音は悪くないようだ。
2022/01/24
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201220000/先回は歯ぎしりによる虫歯だっが、今回はタッピング(嚙み鳴らし)による虫歯だ。磨耗はないのが特徴だ。頻度的には少ない。これは治療過程をご紹介している。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202112310002/
2022/01/23
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201210000/ここで虫歯の成因は2つしかないという話をしました。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること2、歯の内外に何らかの起電力が存在することこの2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。酸性環境が必要な理由は酸に歯が溶けるということではなく、歯には酸(水素イオン)が流れるということで、さらに歯に酸(水素イオン)を流すには起電力が必要だということだ。歯から酸が通り抜ける時に歯のカルシウムから電子を奪って歯の結晶構造を壊すのが虫歯ということになる。その起電力が隙間腐食の原因の酸素濃度勾配(隙間の奥は酸素が少ない、外部は酸素が多い)であり、歯が他の歯や金属間との間に生じる電位差(ガルバニック電流)というのもある。という話は難し過ぎるのか、1日のアクセス数が3500から2000に下がった。誰も見てくれないw起電力とか言われても、それ何?ってかwま、隙間というのはどういうものか?簡単に言うと、咬合性外傷によるクラック(ヒビ)、詰め物・被せ物との間の不適合状態というものだ。1次予防というものはこのクラックを防ぐこと。2次予防というのは歯を削る歯科治療をしないこと。これだけだ。1次予防は誰もやっていないと思う。甘いものは避けようとか歯磨きを頑張ろうとかは言っていると思うが、それは本質的な予防法ではないということはもうお解りになっただろう。2次予防は現実的には難しい。歯医者は歯を削ることで生活しているのだから。予防法は気軽に歯医者にはいかないことだ。 僕には歯医者に行く度胸はないw 咬合性外傷というものは非常に多岐に渡るのだが、簡単に言うと歯にダメージを与えるような行為・癖のことだ。 無意識に行っている就眠時の歯ぎしり、食いしばり、嚙み鳴らしの他に、起きている時に無意識にやっている噛み締め、歯ぎしり、嚙み鳴らしもある。 食生活というのも当然あって、歯にダメージを与えるものは飴玉や氷を噛み割る、硬い煎餅が大好き、ガムをいつも噛んでいる、スルメやジャーキーの類が大好き、ナッツ類も大好き、ホルモンや硬い肉をよく食べる、思いつくままに書き並べてみてもたくさんある。甘いものや酢の物、柑橘系、炭酸飲料、ポカリなど(クエン酸)をよく摂るというのはクラック等の隙間ができた後での虫歯を助長するということになる。今日は咬合性外傷の代表例、「歯ぎしり」による虫歯の例。咬合面はフラットにすり減っているのが特徴。これはあちこちに引用している僕の長女の画像だ。小さい頃からよく歯ぎしりをしていた。よく考えてみると、最初の子どもだったためか、親の期待が大きく過大なストレスを与えていたのかもしれない。遅い時間の飲食はあったが、仕上げ磨きもしていたので、なんで?!とショックだった。他の子達は歯ぎしりもしていませんでしたw
2022/01/22
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201200001/虫歯の成因に関しては現代歯科医学では全く解っていません。予防歯科の本を読んでも酸性環境で虫歯は進行するとは書いてあっても、酸で溶けるとは書いていなかったと思います。実際に歯が溶けるような強い酸性環境は歯が溶ける前に口腔粘膜が溶けるでしょう。前回お酢を数日間口に含み続けることなど、考えただけでも恐ろしい、無理筋な話です。溶かすだけならpH3程度の水溶液中で電気を流せば簡単に溶けます。ところが隣接面カリエスや咬合面カリエスでさえ、実験室の試験管内での再現はできていません。これをどのように解釈すべきか?もし再現できたらノーベル賞受賞か、その前にゴルゴに消されるかですがw前回は酸に溶けるというよりは「酸素消費型の腐食」が虫歯の成因としてはメインだろうという話をしました。工業分野では「隙間腐食」「酸素濃度差腐食」と呼ばれるものです。向かって右がそうで、左が単に酸に溶けるというものです。僕はこの20年ほど予防歯科をやっていて、虫歯を見つけても極力削らず経過観察を続けていた結果、虫歯の成因は主に「咬合性外傷」だろうと思うようになりました。前のブログにはそういう症例をかなりアップしていましたが、消えてしまったので、少しずつアップし直そうとは思っています。「咬合性外傷」とは何か?というと無意識のうちに歯に外傷性のダメージを与え続けるという「歯ぎしり」「食いしばり」「嚙み鳴らし」や不必要にカチカチと音を立てて食べたり、硬いものや弾力系の過大な咬合力を必要とする食品を好んで食べていたり、食べるだけではなく、歯を食いしばってスポーツや仕事、勉強に打ち込んでいるというのもそうです。このような「咬合性外傷」は金属疲労のように歯に疲労が蓄積していきますので、過去にやっていたかもしれないが今はやっていません、止めたら大丈夫かというとそうはいかない。細かい、もちろん大きなクラック(ヒビ)が歯に入り、そこから「隙間腐食」が進行していく、それに「異種金属接触腐食」が拍車をかける。ここで虫歯の成因は2つしかないという話をしました。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること2、歯の内外に何らかの起電力が存在することこの2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。酸性環境が必要な理由は酸に歯が溶けるということではなく、歯には酸(水素イオン)が流れるということで、さらに歯に酸(水素イオン)を流すには起電力が必要だということだ。歯から酸が通り抜ける時に歯のカルシウムから電子を奪って歯の結晶構造を壊すのが虫歯ということになる。その起電力が隙間腐食の原因の酸素濃度勾配(隙間の奥は酸素が少ない、外部は酸素が多い)であり、歯は他の歯や金属間との間に生じる電位差だ(ガルバニック電流)。次回はもう少し歯に生じる隙間の話をしたい。つづく
2022/01/21
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こちら側に断熱材を貼る作業は難しい。既設の窓、シャワー、手すりなどを避けねばならないから。先に表面仕上げ材のアルミ複合板をカットしたが、これに合わせてt:35mmの断熱材を綺麗にカットしなければならない。かなり難しい。
2022/01/20
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/2009/06/04の記事を再掲しようと思っているのだが、これは歯根面う蝕に関する記事だ。読み返してみると隣接面カリエスなどの他の形態の虫歯にも当然使えると思う。当時はまだ甘いものが虫歯の直接的原因と思っていたようだが、今は直接的原因ではなく、歯磨きの巧拙と同じく増悪因子の1つだと考えている。そもそも甘いものを食べまくっている人でも虫歯がない人もいますからね?この記事で一番重要なことは、「水素発生型の腐食」と「酸素消費型の腐食」の違いだ。一般に酸で溶けると言っても2種類の機序があるという認識はあまりないようだ。いわゆる酸で溶けるというのは「水素発生型の腐食」の方だと思う。これは歯牙をお酢に漬けると溶けるとか、コーラに漬けても溶けないとか、そういう話に出てくる方だ。この腐食の場合、結構な低pHでないと歯牙は溶けない。実際問題としてpH2〜3のお酢でもコーラでも数日〜数週間も口中に含んでおくことはできはしないし、虫歯の穴の中でもそのような低pHの状態が持続的に発生しているとは考え難い。ところが「酸素消費型の腐食」の場合、それほどの低pHは必要ない。これらのイオン式を見ると酸素消費型の方が電子の数は4倍と酸化力は強い。また発生した水酸イオン:OH-は環境中の水素イオン:H+で中和され水となるので分極作用により反応が遅くなることがない。水素発生型の方は水素ガスにより反応が阻害されやすい。そして重要なのが、基本的な酸素濃度差があれば持続的に反応が進むということだ。これは酸素濃淡電池、通気差電池、バイオフィルム電池として工業界では広く知られているし、隙間腐食として問題になっている。口腔内でも同じで、歯に何らかの隙間やくぼみがあると、その酸素が相対的に少ない隙間やくぼみの奥の方が虫歯になりやすいのは誰でも経験することだ。口腔内での隙間やくぼみというのは、クラックや修復物と歯牙との隙間、虫歯の穴の中などいくらでもある。1本の歯でも手前側と奥側では奥側の方が圧倒的に虫歯は多い。これは口腔内の酸素濃度は手前側の方が高く、奥の方が低いというのは容易に考えられる。では2006/06/04の「ほんとうの虫歯の発生メカニズム2」と題した記事の再掲だ。ーーーここから引用開始ーーー虫歯は金属腐食の一種だよ、という観点で見れば実際の虫歯がどうしてできるのか良く理解できます。今日は歯根面う蝕とよばれ、歯周病にかかった人によく見られる虫歯の画像です。口腔内に露出した象牙質(歯根)が、リンゴをかじったみたいにグルっと虫歯になりますので厄介です。充填処置も難しい、というか出来ない。。中高年の虫歯の多くはこれで、子供の虫歯が減っても全年齢の虫歯が減らないわけは、高齢になるほど、この歯根面う蝕が増えるからです。若い人の虫歯は歯医者が削らなければ増えません!?通常この場合、象牙質だけがやられエナメル質は大丈夫です。このことから、これは異種金属接触腐食ではないか、というお話はしました。 接触している2つの金属のうち自然電位の低い方が溶解します。歯の場合、象牙質の方が溶けると言うことです。また、象牙質が虫歯になりやすい原因としてはすき間腐食が考えられます。 これらの腐食の原因は象牙質の構造にあります。この図は象牙質の表面の顕微鏡像ですが、無数の穴が開いています。かろうじて細菌が入れる程のせいぜい2~3μm位の小さな穴なのですが、歯髄(神経)まで管状に続いていて、ものすごく深い穴というかすき間になっているのです。これを象牙細管とよんでいますが、イオンレベルで象牙質を見ると、その表面積は非常に大きい、それだけ溶出しやすい構造をしてるということです。この穴の中は酸素が少なく外は酸素が多い、酸素の濃度の差ができると通気差電池が形成され、腐食する。酸素が少ない方が溶けるのですが、その化学的な理由は、下図の右側を参照してください。酸素が反応する過程で電子を奪い、対極の金属が溶出する。酸だけで溶けるのは左側の図。 もちろん細菌が歯根面に張り付いていれば、細菌が呼吸の過程(解糖系)で酸素を消費するので、酸素濃度勾配はさらに大きくなり、腐食を助長する。これを微生物腐食と言います。こう考えると歯根面う蝕予防の方策も思いつきますね、それは象牙細管を埋めればよい!マイクロ・ハイドロキシアパタイトは歯の成分と同じもので、再石灰化の原材料となり、虫歯予防に効果があるとされていますが、高濃度のマイクロ・ハイドロキシアパタイトは象牙細管を埋める効果もあることが確認されています。マイクロ・ハイドロキシアパタイトの歯磨剤、効くかも。。特許成分、薬用ハイドロキシアパタイト(mHAP)で、虫歯予防。低発泡。研磨剤もフッ素も無配合。医薬部外品。アパガード キッズ ラムネ味 60gです。参考文献:1、金属の腐食と摩擦磨耗2、亜鉛による防食3、口腔病理カラーアトラス 石川梧朗編 医歯薬出版4、丹治研究室 Tanji Laboratory ホームページ東京工業大学 大学院生命理工学研究科 生物プロセス専攻 生物機能工学講座 生物化学工学分野
2022/01/20
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昔、ウルトラアイという番組で、お酢?で歯を溶かすというのがあったそうで、歯を数日漬け込んでおくと、ぶよぶよになるということだったそうだ。昔、2006年より以前のことだったと思うが、コーラに親知らずの抜歯歯牙を浸けて溶けるかどうか実験したことがあって、数週間ではぶよぶよにはならなかった。歯根表面が少し柔らかいかな〜?という程度でダイアグノデントで測っても30くらいと境界値か、と言った程度だった。エナメル質は溶けたかどうかわからなかった。画像は探せば出てくるかもしれない。見た目変わらないので面白くないが。その時のコーラのpHは3.3だった。蓋を開けた直後はpH2.7とかだが気が抜けるとpH3.3とかになる。もしかしてpHが分からないという人のための詳しい説明は僕にはできないので、省略しますが、中性というのはpH7とされていて、それより低ければ酸性、高ければアルカリ性ということになっている。pH0というのが一番強い酸で、pH14というのが一番強いアルカリ性で酸つまり水素イオン(H+)が一番すくない状態。数字が1違えば水素イオンは10倍違う。例えばpH3とpH2ではpH2の方が酸は10倍強いというのか、水素イオンが10倍多い。pH3とpH1ではpH1の方が100倍酸が強い。pH0とでは1000倍酸が強いということ。うちにあったお酢をかき集めてpHを測ってみたが、pH2.1〜2.3だった。かなり強い。健康のため飲む人がいるが、歯が溶ける酸蝕症になることがある。当時実験に使った気が抜けたコーラはpH3.3だった。この結果を見るとコーラよりお酢の方が10倍以上酸は強いという結果だった。pH3.3のコーラに漬け込んでも歯は溶けないが、pH2.1のお酢だと溶けるだろうな。。と思う。リクエストがあれば実験してもいいけど?見たいですか?ちなみに◯ーパー◯ンドのエッチング液は緑がpH1、オレンジがpH0だ。これだと目に見えて溶けるのが分かる。
2022/01/20
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201180000/虫歯の電気化学説には問題点があって、それは歯の主成分のHA(ハイドロキシアパタイト)には電気の電導性がないと言われていたので、電食の腐食電極になりようがないというものだった。しかし、電子電導性はなくてもプロトン(水素イオン:H+)電導性があるということを発見したのが東工大の八島先生と山口大の藤森先生の共同研究だった。それは2012/10/14の記事にしている。実際の発表はその1年程前だったと思う。その論文は一般人の目に触れることはなく、忘却の彼方へ去ってしまっているが、英語の論文を持っているので、ご希望があれば見れるようにしたい。その骨子は2012/11/04の記事にしているが、HA中のOH基がH+の担体となってH+がHA中を伝導すると言うものだ。HAがプロトン:水素イオン:H+を伝導するとなれば、HAが腐食電極となり得る。陰極になったHAの結晶構造が崩壊する。つまり虫歯になるということは容易に解る。以下の図の解説を忘れたが、異種金属接触腐食による虫歯の図だ。エネメル質と象牙質ではイオン化傾向は象牙質の方が大きい。よってエナメル質から象牙質に水素イオン:H+が流れていく起電力が発生する。H+が象牙質から外部に排出するときにカルシウム:Caの方がH+よりイオン化傾向が大きいので、Caから電子を奪い、H+は水素ガスに、CaはイオンとなってHAから溶出して結晶構造は壊れていく。余談だが、環境にフッ素イオンがあるとCaイオンは+の電荷を持つのでーの電荷を持つフッ素に引っ張られて、HAは壊れやすくなる。これが歯牙フッ素症だ。よって虫歯になる要件は非常にシンプルで、1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること2、歯の内外に何らかの起電力が存在することこの2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。つづく
2022/01/19
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201170000/ちゃんと書いてみようと思って、過去記事を調べていたら、意外に時間がかかって、また途中までになってしまった。最初に虫歯の電気化学説に気がついたのは2006/07/27の今はリンクが切れているがMIC(微生物腐食)を研究されている東工大?の丹治研究室のサイトを見つけたからです。虫歯とは何か?と実験を始めたのは2009/4/25頃からのようです。いろんなpHの希塩酸を作って歯を溶かす実験から始めたのですが、言われているほど歯は酸に溶けないということが分かり、これはやはり電気化学だな?と思い、歯は金属と同じように扱えるのではないか?と思い始め、他の金属との電位差を測ってみて、確信した。それが2009/05/07のこと。実際に虫歯を作ろうと思って、電流を多く流しすぎて3時間で歯が溶けてしまったのが2009/09/22のこれ。それから、自然電位(イオン化傾向)が測れることを確認して、虫歯の電気化学説は間違いないことを証明した。それが2009/10/29のこと。この辺りは「虫歯予防一口メモ」を読んで欲しい。つづく
2022/01/18
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虫歯とは何か?と問われてまともに答えられる歯科医師はいない。せいぜい歯が細菌が出す酸で溶けたもの、と答える歯科医師は多いと思われるが、歯はコーラ程度のpH3の液に漬け込んでも1ヶ月ぐらいでは溶けて無くなったりしない。歯学部では歯はpH5.5(pH3の1/30)以下の酸で溶けると習うが、歯は意外に酸には強い。抜去歯牙をコーラに浸して数週間後に取り出して見ても、表面がちょっと柔らかくなったような気がする程度だ。ま、現実問題として数週間も口の中にコーラを含んでいられるはずがない。歯学部でも歯を酸に漬けて溶かす実験はしない。なぜなら、やってみると溶けないではないか?!疑問百出、、教授すら答えられない、レポートが書けない、卒業どころか進級できない、それどころか疑問に答えられないお前が何で教授なんだ?という事態に陥るからだ。歯が酸に溶けないというのは不都合な真実なのだ。実は虫歯の成因は全く解明されていない、という驚愕の事実がある。かかりつけの歯医者がいれば、訊いてみてください。歯は酸で溶けるというが、本当か?やってみたことがあるのか?誰も答えられないはずだ。ほとんどの歯医者はやってみたことはないはずだ。やってみた歯医者がいたとしても溶けて無くなったりしなかったはずだ。歯科医師は虫歯の真の成因すら知らず、対症療法を繰り返しているだけだ。虫歯は電気的に腐食する金属のサビ・腐食(電食)と同じカテゴリーに属する電気化学的な現象だ。歯はHA(ハイドロキシアパタイト)というCa(カルシウム)とPO4(リン酸)とOH(水酸基)から成り立っている結晶化合物だが、ここのカルシウム(金属)から電子が奪われるとHAの結晶構造は崩壊する。これが虫歯の基本的な仕組みだ。僕はこれを「虫歯の電気化学説」と名付けた。では、どうやってHAは崩壊するのか?次回につづく
2022/01/17
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そろそろ自動車業界でも言われ始めましたね。2030年には石油の安定供給は無理、という事態になります。それはガソリン車だけではなくEVだって無理。それどころか、物流システムが崩壊する。物流の90%は石油に頼っている。佐川の自転車配達はそれを見越している?みんな言わないけれど、一番問題なのは食料生産が極端に落ちてしまうこと。世界中を飢餓が襲い、人類の半分が苦悶のうちに餓死する運命。なんだか、奥歯に物が挟まったような記事なんだが、さすがに気がつき始めたか。ガソリン車がなくなってEV(電気自動車)にするというのはCO2削減のためではない。ガソリンそのものが無くなるからだ。CO2による地球温暖化は事実ではなく、単なる目くらましだろう。石油に代わる使い勝手の良いエネルギー資源は地球上には存在しない。ーーーーここから引用ーーーーこの記事をまとめると■CO2排出量を減らすことが重要新車が消えゆくのは仕方ないが……すでに所有している「ガソリン車」にすら乗れなくなる可能性!■BEVを作るにも電気を作るにもCO2を排出する■大切なのはEVを語ることではなく新たなエネルギーを考えること WEB CARTOP読者のみなさん、新年明けましておめでとうございます。何十年も、新年の豊富や自動車業界の天気予報みたいな記事を書いてきましたが、今年はどんなイヤーカーが登場するのか興味があると思いますが、クルマを取り巻く状況に大きな変化が生じています。 その変化とは、クルマの燃料である石油が、いつまでも安定して供給されないかもしれないというリスクです。石油を使うと、どうしてもCO2(二酸化炭素)が排出されるし、石油の採掘も減少してきているわけです。このようなエネルギー事情の変化を受けて、BEV(バッテリーEV)などの電動化の話題が頻繁にアップされています。そこで、エネルギーについて基本的な考え方を整理する必要がある思います。まずは石油の歴史から振り返りましょう。 石油黄金時代の終焉? そもそもBEVはCO2(二酸化炭素)をゼロにするという脱炭素のエネルギー政策という大義が背景にあります。地球上では毎日膨大な量の石油が使われ、私達の経済活動を支えてます。石油がなければ、自動車も走れないし、それどころか自動車を作ることもできないのです。日常品の中にも石油製品は数多く存在してます。 100年くらい前から先進国は石炭から石油にシフトし、工業化を推し進めてきました。その結果、急速に近代化が進みましたね。このように、クルマだけでなく、石油がないとみんなが持っているスマホも作れないし充電もできないのです。 しかし、石油はいつまでも無限の資源ではないので、いずれは石油以外のエネルギーにシフトしないといけません。ちなみに炭素を含むエネルギーは石油以外では石炭や天然ガスも使われているけど、こうしたエネルギーは化石燃料とも呼ばれています。そして、化石燃料を燃やすとどうしてもCO2が排出されるので、そこが悩ましいですね。化石燃料の主役である石油の代替えエネルギーを見つけることが人類の重要な課題なので、EVとかエンジンとか、言っている場合ではないと思うのです。つづきはこちら昔はどんなエネルギーを使っていたのか?ところで、イエス・キリストが生まれた西暦1年よりずっと前の紀元前時代は「火」を使っていました。これは木の枝などを燃やすことで熱エネルギーであったわけです。その後、水車や風車を発明し、自然のエネルギーを利用して、大きな動力を得ることに成功しました。高いところから流れる水は、現代物理では位置エネルギーとして知られています。つまり重力を上手に利用した一例ですね。風車は風の力なので、温度差で生じる風という自然エネルギーを利用したわけです。さらに時代が進むと、馬や牛など動物を使うエネルギーもありました。いずれにしても、1769年ごろに考案された英国ジェームズ・ワットの蒸気機関で世界は大きく変わりました。それまでの人類の生活はノンビリとしたものでしたが、蒸気機関の発明で大きな動力を得ることに成功し、英国中心に産業革命がおきたのです。このとき、蒸気機関の仕事が馬の仕事と比べることで、その優位性を証明しました。このとき馬一頭分の仕事(1馬力)が約736ワットと規定されたのです。この数字の意味は「75kgの物を1秒で1m動かす力」と定義され、仕事の効率を示しています。つまり、75Kgの物を1m動かす力(仕事=エネルギー)の効率なのです。ですから、クルマのカタログに書かれている馬力(PS)は、仕事の効率です。ちなみにトルクは時間の概念を含まないので「力」そのものを示します。こうして蒸気機関の実現で近代化は進みましたが、蒸気は薪や石炭で水を沸騰させて得られる圧力の力です。お鍋が沸騰すると蓋が浮き上がるのは、空気が温められ、圧力が増したからです。この原理を利用した蒸気機関自動車はフランスですぐに実用化され、キュニョーという人が考案した大型の搬送車が登場しました。それよりも前に風を利用した帆のクルマもありましたが、自律的に移動できるクルマとしては、このキュニョー蒸気機関が世界で初めてのクルマといえるでしょう。ガソリン自動車よりも前にBEVが登場していた歴史を紐解くと、世界で初めて作られたバッテリーとモーターで走るクルマ(BEV)はガソリン自動車よりも前に登場していました。世界初のBEVは1873年の英国でしたが、ガソリン自動車は1886年のゴットリープ・ライムラーとカール・ベンツですから、BEVの方が古い自動車なのです。当時のバッテリーは1859年にフランスで考案された鉛蓄電池でした。いまでも12Vのバッテリーはこの鉛バッテリーです。しかし、1907年頃に登場した量産型のガソリン自動車として知られるT型フォードによって、一気にガソリン自動車がアメリカを中心に普及します。鉛バッテリーのEVよりも航続距離が長く、同時に普及したガソリンスタンドと高速道路網によって、ガソリン自動車の時代が訪れたのです。現在は地球上に約10億台の自動車が走っていますが、その多くが石油エネルギーを消費しているわけです。電気にすれば問題が解決すると思っている人もいますが、電気(水素もですが)というエネルギーは二次エネルギーと呼ばれ、その元になるエネルギー(一次エネルギー)から作られるわけです。石炭や石油を使う火力発電で作られた電気は、決してCO2がゼロというわけではないのですね。二次エネルギーを使うときは、その大もとのエネルギーを考える必要があるわけです。あまりにも石油に依存した近代社会から、脱石油することは難しいことですが、やがて訪れる石油の枯渇や温暖化を考えると、人類共通の最重要課題として、みんなでこのエネルギー問題を受け止めるべきだと思うのです。
2022/01/16
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60代男性、左下6近心根、Per、排膿その他不快症状あり前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201150001/IXはっきり言って無理ムリな症例だが、チャレンジ精神は忘れてはならない。正常歯根膜は楕円で囲った部分だけだし、セメント質も汚染されていて、歯根表面から簡単に剥離する。抜歯と言っても、指で摘んだだけで抜ける。それでも生着の可能性は0ではない。もちろん何年ももたないと思うが。ここの記事を読んで、誰でもできる、万能の保存治療法だとか、死ぬまで大丈夫だとか、安易に考える方が出てくるのが心配なので、SNSなどに発信するのは警戒している。ここにコメントしてくる方々も記事が読めているとは言い難い。過去記事に書いてあるのに説明を求めるとかやめて欲しい。僕もそんなに暇ではないのだから。なんにも努力せず、なんでも教えてもらおうとか、口を開けて待っているだけでは、結局何にも解らないはずだ。僕のスピーカの先生の河村氏も他人の仕事を見るな、それに囚われてしまって、ブレークスルーはできない。僕も文献は読まない。他人が何をやっているかなど全く知らない。自分の頭で考えて実践しているだけだ。たまにコメント蘭で紹介されたリンク先を見るが、諦めが良すぎるのではないか?ぶきっちょさんのできない言い訳では?と思うだけだ。・・膿瘍は掻破して、3◯IX入りの生食水のシリンジで抜歯窩内を洗浄して、隣接歯や遠心根の接着面も綺麗にしてSB(◯ーパー◯ンド)用にエッチングなど下準備しておく。では時系列でどうぞ
2022/01/16
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60代男性、左下6近心根、Per、排膿その他不快症状ありこんなに悪くなる前に再植をするべきだったのだが、手遅れになってしまった。というのは反対側も同じような状況で、うちで大事にしていたその歯を他院で抜いてインプラントにしている。その間にインプラントがトラブってもたもたしている内に数年経過してしまって、こちらの歯の状況が悪くなってしまった。ま、うちからしたら浮気されたということなんだが、別にうちが正妻というわけでもないので、好きにしていただくしかないwこの数年間のレントゲン写真だ。2017/05/022019/10/012020/02/142021/12/22やっぱりインプラントは嫌だ、といい始められて、もう、この歯は何年ももたないと思いますよ?と言っても、それでもいいから再植してくれ、ということになった。で、これが再植後の写真歯根膜は歯根全表面の15%程度しか無く、誰が見ても無理な症例だと思う。上手くいかなかったら報告予定。2022/01/15つづく
2022/01/15
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当時20代男性、右上1 Per大学は東京の美大で、帰ってきてからは陶芸家を目指している。その美大の在学中に近所の歯科医院で右上1は抜髄(神経を取られて)されて、ジャケットクラウンになっていた。画像を見るとわかると思うが、右半分がクロスバイトになっていて、右上1は切端咬合で、奥歯の噛み合わせは浅い。要するに右上1で咬合力を支えなくてはならないという最悪の噛み合わせだ。それで歯冠が破折したか、クラックから虫歯になったか判らない。神経を取られたのだが、処置は上手くいかなかったようだ。帰ってきて3年後、大きく歯肉が腫れた。アクセサリーポイントを入れてレントゲン写真を撮ってみたが、膿瘍だらけで、歯槽骨は失われていた。帰ってきた頃のレントゲン写真、少し膿瘍が見える。2004/08/16抜歯再植直前のポイントを入れた写真。2007/12/22再植から5年後の写真、膿瘍は消えている。2012/04/06さらに3年後の写真、膿瘍の再発はないが、切端咬合による過大な咬合力で歯牙破折したので、両隣接歯と接着固定した。2015/04/07最近の画像、特に変わりはない。歯槽骨も再生している。2020/07/14では2007/12/22の抜歯再植時の画像を時系列でどうぞFeSで黒くなっている部分が細菌が感染していたところ。拡大画像根尖を処置して再植した。
2022/01/14
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201120001/70代男性、パーキンソン様の症状で、随意運動が難しい。口を開けているだけでも大変だろう。ま、僕も似たようなものだが。全身麻酔とかするつもりはない。焦りまくって短時間で終わる必要があるので、画像は体系的には撮れていない。下顎は一挙にやっているようで、before/after しかない。beforeafter上顎は左右に分けて治療途中の画像がある。右上左上噛み合わせの再建をしたと思うのだが、途中の画像が2枚あるだけだ。本人が限界だったのだろう。もちろん口腔内で歯を一挙に作る。
2022/01/13
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70代男性、この方、昔から歯ぎしり食いしばりがひどく、若い頃から何度も再治療を繰り返していた。しばらく来院がないなと思っていたら、パーキンソン病様の原因不明の病気にかかり寝たきりに近い状態になっていたらしい。これはマズイと家人が思ったのか、担ぎ込まれて来た。歯冠はほとんど壊れ、残根状態になっている歯が多数。まだ歯がある頃の画像も分析してみると面白いのかもしれないが、ちょっと専門的になりすぎるのでそれはパスしよう。これもほとんどの歯医者さんは保存治療を諦めると思う。ではどうするのか?2、3回に分けてアップしてみたい。実際の治療も2、3回に分けている様だ。
2022/01/12
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当時30代男性、根管治療(神経を取る治療)途中、放置1年とか仮封が取れた状態で放置していると内部が虫歯で溶けてしまう。食渣とか溜まるし象牙質むき出しなので弱い。レントゲン写真では99.999%の歯医者さんは保存は無理、抜歯しかないと諦める。しかしそうでもない。α-TCPセメント+3◯IX+CRで、もう18年もっている。時々再治療はしている。直近は去年2021年の8月だった。その時の画像もアップしよう。諦めるのはまだまだ早い。レントゲン写真のbefore/after からbefore2004/05/07after2020/07/282004/05/07、18年前の処置。α-TCPはナノHAそのものなので、虫歯が再硬化するし、穴があっても歯質と同じ成分なので、生体はちょっと柔らかい歯として認識するようだ。何も考えずに直覆して問題ない。ただポストコアを立てて、クラウンを作ることはできない。その場でCRで直接歯冠修復ができる技術がないと成立しない保存修復法だ。この時点でほとんどの歯科医師は諦める。歯科医師は歯を作れない。学生の頃から外注する気満々で、歯の形を勉強する歯牙解剖学の実習、歯型彫刻をおざなりにしているからだ。以下は直近の修復で2021/08/17の画像だ。CRが欠けたというので、内部もついでに開けてみた。歯質がなく、軟組織が直接見えているところが何箇所もあるが、そのままα-TCPで直覆してる。まだまだいけるだろう
2022/01/12
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11歳男子、左上1、外傷性歯牙破折前回から1年後https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201100001/またやった、、とか言って駆け込んできた。あ、ほんとね〜と言って躊躇なく抜歯また再建して再々植した。歯根膜がなくなるまで何度でも再植はできる。ま、目安だけれど、歯根膜は半分以上残っていれば生着する。歯根膜は◯ーパーボンドの上にもセメント質が再生し歯根膜も再生することがある。そのためには隣接歯との強固な固定が必要だ。よくある縫合糸だけの固定では弱い。この歯が少し唇側に傾斜しているので折れやすいのか?と思って生着後に矯正治療までしている。その後どうなったかは、リクエストがあればアップします。あとは時系列でどうぞ
2022/01/11
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地震より怖いのが破局的大噴火だ。日本では1万年に一度程度起っていて、日本に4つある危ない火山が九州には3つもある。前回は7700年前だったか?阿蘇山がそんなことになれば、九州の人間は2時間以内に全員死亡だが、原発は火砕流に巻き込まれて爆発する。そうなれば、その他の地域の日本人は火山灰と放射能にまみれ、苦しみながら、餓死する。ーーーーーー以下引用ーーーーーーーhttps://dot.asahi.com/wa/2013021200006.html?page=1
2022/01/10
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10歳男子、左上1、歯牙破折この症例はリクエストにあった2013/02/12の症例で、詳細は忘れたが、学校で友達とぶつかったか、サッカーのゴールポストにぶつかったかして、学校からうちではない別の歯医者に担ぎ込まれたらしい。そこでは歯根が折れているようだ、抜歯してブリッジや義歯になるかもしれないと言われたらしい。とりあえず痛みを抑えるために神経を取ろうということだったそうだ。ま、最初からうちに来ていれば、抜歯どころか歯髄も保存できたかもしれないが、後の祭りだ。歯肉がちょっと腫れているくらいで、完全に離断していない。ブルーライトで破折線を探したが、よく分からない。意を決して麻酔して歯冠部を指で引っ張ってみると取れた。後はいつも通り、歯根を抜いて、再建して、再植した。逆根充して既製のポストを入れている。この子は1年程してまた友達と遊んでいて(?)折れたので再々植している。それは次回か?
2022/01/10
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左半分をカットするのに、右をカットしたりしてハマったwどうにかごまかしたけれど。。
2022/01/10
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結局、湯船の対面の壁にも断熱材を貼ることにした。コンセントを増設してスライド投影をしようと思ってたが、配線ボックスが狭くてIV線が通らなかったので断念した。この壁には富士山でも描くことにしようw
2022/01/09
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当時60代女性、左上2、ポストによる歯根破折前歯部は特にポストにより破折しやすい。それは横方向の咬合力がかかりやすいからだ。この症例は2012/10/27のものだが、まだもっている。ただ歯根吸収が始まっているので、それほど長くはもたないだろう。それでも10年だから即抜かれるよりは患者は納得する。再植歯が抜けるのは自然脱落と歯根吸収で、どちらも異物排除の機転だ。もうこの歯は自分の身体の一部ではないと免疫系が認識しているということだ。歯根が骨癒着することもあるが歯根吸収を伴っている。骨癒着は再植時に見られるというわけではなく、矯正治療や咬合性外傷でも見られる。持続的に強い力が歯根にかかり続けているケースだと思われる。いわゆる差し歯は歯根破折マシーンだ。そもそも神経を取って差し歯にするということは最初から避けるべきなのだ。少なくとも連結クラウンにして側方咬合力に耐えられるようにするしかないと思う。差し歯が取れたというのだが、歯根が破折していた。では時系列でどうぞCKは作り直して連結した。
2022/01/09
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赤青は脳を表しているということを聞いたのですが、開運と言っても最後は自分の頭で考えろよ、ということか?
2022/01/09
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2010年からの再植のリストが見つかったので、リクエストを受け付けています。飛んでしまった前のブログでは260症例位までいっていた記憶があるので、少なくともそれくらいはあるだろう。フリーページにもアップする予定。とりあえず、今日はこれ
2022/01/08
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40代男性、右上6、インレー脱離お正月にお餅を食べたらインレーが外れてしまった。結構気持ち悪いものだ。世の歯科医師諸君はインレーに対する認識を誤って解釈しているようだ。少なくとも虫歯の電気化学説が理解出来ないと無理だろうということはわかる。インレーが最初に考案された150年前、アメリカの歯科医師G.B.ブラックのインレー形成法が発表された当時、インレーの素材はType3、Type4とよばれる金合金で、セメントは必要のないものだった。当時はアマルガム充填や金箔充填が主流だったが、もちろんセメントは不要だ。なぜセメントが不要なのか理由は解っていない。少なくとも歯学部で納得のいく説明を聞いたことはない。解っていないことを延々やっているのが歯科業界と言ったら言い過ぎだろうか?多分、アマルガムや金箔充填では問題にならなかった2次カリエスがインレーでは非常に問題となった。それがセメントが必要になった最初の理由だろう。なぜそうなのか、世界中の歯科医師は誰も説明できないのだが、僕には明確にわかる。それは次回にでも。では時系列でどうぞこの症例はインレー内部の象牙質は軟化象牙質という程ではなくとも、かなり柔らかくなっていた。特に遠心のクラックの下の隣接面カリエスの進行が結構進んでいたのと関係があるのかもしれない。どこまでが新鮮象牙質なのか少し迷った。とりあえず、スプーンエキスカで削れない範囲ということにしたが。この方、普通は型取りして次回作ったものをセットするのに、なんで1回で終われるのか不思議がっていた。1回で終われるのに、なぜみんなやらないのか?
2022/01/08
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30代女性、左下6、メタルインレー脱離メタルインレーだけではないのだけれど、ハイブリッドもセラミックもジルコニアも虫歯以外こところもがっつり削る。なぜかというと、金属よりも強度が劣るから。それだけではない、本質的な欠点がある。型取り(スキャニングして)外部で作るとなると必然的に抜き差しできるように作るしかない。だからアンダーカットが出来ないようにしっかり削るしかない。ということは必然的に欠けやすい、外れやすいという回避出来ない欠点そのものとなる。だから僕はインレーはしない。CRで口腔内で歯冠再建するということは難しい。少なくとも一般の歯科医師には難しい。それはちゃんと訓練していない。歯の形を憶えていないという患者からすると愕然とする事実があるからだ。この歯も元の虫歯はちょっとだけだったはずだ。では時系列でどうぞ
2022/01/07
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この面はこれで終わりというか、目地埋めと隙間を憧れの油漆喰コテ塗りに挑戦するか?本職にお願いするか?w
2022/01/06
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取っ手部分をくりぬいて、小口をアルミテープで化粧するので、ちょっと手間がかかる。別の場所で組み立ててセットしないといけない。向かって左端はカットしないといけないので難しい。型紙が要るか?
2022/01/06
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70代男性、右上1、ポストによる歯根破折。前方に側方力がかかりやすいので、斜め横方向に折れる。縦割れを思い出したらアップしますが、どうですかね?思い出さないかも。稀なケース。フィステル等の不快症状はパフォレーション(穿孔)が多い。それなら幾つか思い出す。
2022/01/06
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現在、存命なら82歳女性。3年前入院直前に抜歯再植した右下8番だ。前回のつづきというか、同じ人だ。過去の膨大な画像を見ていたら、バラバラ死体があった、というだけだだ。こういうのも再植はできないらしい。しかし別にできないことはない。ちゃんと人間業で神業というほど難しくはない。この歯の予後の管理はできなかったが、それが歯科医師と歯科衛生士の本来の仕事だ。再植しただけで完璧、生涯にわたって大丈夫というわけではない。定期的に管理していても自然脱落する症例もあるが数えるほどだ。直近10年で400本再植していて10本程度だから、多分2%くらい。それでも何年も保つから患者は納得する。よく頑張りました、ありがとう!と自分の歯に感謝する。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201050001/https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201050000/歯科医師がなんで不器用なのが多いのか?その理由は簡単だ。適正で歯科医師になったわけではないからだ。志望動機は親が歯医者だから、偏差値的に医学部は難しかったから、もしかしたら安定的な仕事かも?その程度だ。入学試験に美大や技工士学校のように実技試験があるわけではない。ペーパーテストや小論文だけだ。器用な歯医者が欲しいというなら、国会議員にねじ込めばいい。僕の周りにはポケモンライターをしている漫画家の従姉妹とか、モデラーやっている先輩とか、超絶技巧の歯科技工の先生とか、ぶっ飛び器用な作業や作品を見ているから、僕程度はフツウの普通だ。こんなことができる歯科医師は1%の1%だそうで、どこから出てきた数字か知らないが、10000万人に一人か?確かにそんなもんだろう。そもそも歯医者に期待する方が間違っている。では時系列で
2022/01/06
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