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さて本日は我が国のショーベタ界で長年人気スターの座をキープしているオペック・ホワイトの登場です。本来はソリッド・ホワイトと言いたい所ですが、おなじソリッドカラー(単色)と言っても、白にもカラーバリエーションがあり、人気品種だけに細分化されています。その辺りはブルー系と同じですね。 まず、表題のオペックと言うのは、我々が通常イメージする水彩絵の具の白に最も近いタイプです。これが、やや青味がかったりグリーンを帯びているとパステル・ホワイトと呼びます。また、最近では絹の様な光沢を持つシルキー・ホワイトも良く見かけるようになってきました。 このうちパステル・ホワイトは元々がパステル・マルチから出来ただけにヒレやボディに何らかのパステルカラーが残ってしまう事が大部分です。個人的には幻想的で好きな品種なのですが、コンテストレベルで考えるとオペックの方が上に評価される事が多いようです。シルキー・ホワイトはキラキラと純白のウエディングドレスのように輝き本当にきれいなのですが、惜しむらくはヒレ先がクリア(透明)に抜けてしまう事が多いようです。 それと、クリームホワイトの個体もたまに見かけますが、こちらはカンボジア系の色抜けなのでほとんど評価されません。クリームホワイトの場合、メラニン欠乏の為ヒレには色が乗らず完全にクリアになるので、この事も観賞価値を低くしています。まぁ、無理して作出する必要はない系統ですが、どうしても得たい場合はブルーが少なく白がちのブルー&ホワイト・マーブルどうしでペアリングすれば、かなり大量のクリームホワイトを得る事が出来ます(笑)。 日本人に特に愛されるオペック・ホワイトですが、一つだけ困った特徴を持っています。基本的にオペックはクリームホワイトの地色に上から粉砂糖を振掛けたみたいなもんです。この粉砂糖が、よせばいいのに目玉にも降りかかっちゃう事があるんですよね~。こうなると、眼球が白銀色に染まって、完全にホラーな雰囲気になります(苦笑)。個人的に、このパターンは物凄く大嫌いなので、バンコクでいくらヒレの形状や体型が良くても眼球が白濁した個体は仕入れないのですが、なんとコイツは後から徐々に出現したりするんですよね。ちょうどホラー映画で、はじめは普通の人間に見えた登場人物が、徐々にあっちの世界に行っちゃうみたいなもんです(涙)。まったく、困ったもんですわ。
2010/03/01
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今日はソリッドカッパーについて書いてみたいと思います。カッパー(=copper)と言う訳で、本来青銅色の色彩を現します。実際にはかなりバリエーションが存在し、本当に鈍い虹色の光沢があるカッパーと言う名称に相応しい物から、ほとんど金属光沢がなく油粘土みたいな(苦笑)奴までその色調は千差万別です。まぁ、地味と言えばこれほど地味な色も他に考え付かない位ですが、反面精悍なイメージも数ある改良ベタのカラーバリエーションの中ではトップクラスなので、我が国では結構根強いファンが存在します。 でも最近のバンコクではカッパーはダメになりましたね~。前述のブラックと悪い意味でいい勝負です。当然、ソリッド(単色)と言うからには、出来る限りボディやヒレに他色がない方が良いのですが、最近の個体はまず間違いなく特にヒレに他の色がかなり混ざってしまっています。よく見かけるのは、ヒレの基部がレッドウォッシュやオレンジウォッシュの個体&ヒレ先がホワイトのタイプです。 ヒレの基部が赤やオレンジに染まる事自体は、カッパー・マルチと考えればそれはそれで立派な品種なのですが、最近の個体は中途半端に赤やオレンジが発色し、ソリッドともマルチとも付かない中間的なタイプが増えています。同様にヒレ先のホワイトバンドもくっきりと明瞭ならばカッパー・バタフライと言う立派な品種なのですが、これまた中途半端なホワイトバンドの個体が急増しています。おそらく、これらの中途半端な個体はブリーダー達が最初からソリッドを狙って作出したのではなく、カッパー・マルチやバタフライを作出した際にあまり上手く品種の特徴が出なかった個体をソリッドとして市場に出している為だと推測されます。 ソリッド・カッパー自体は、オスメスともに同系統の個体を用いれば、子供世代は金太郎飴状態の品種の系統維持が楽な品種ですから、最近のバンコクのカッパーのレベルが落ちたのは単純にブリーダーが手掛けなくなったからでしょう。確かに、地味な品種だけに市場の売れ行きもそれ程良好ではないでしょうから、自転車操業で資金繰りに汲々としている彼らが積極的に手掛けたくないのも理解できます。私だって、カッパーと言う色調は精悍な感じで好きですが、だからと言って自分の所でソリッド・カッパーを系統維持し、温室中渋い魅力のカッパーだらけになるより、色とりどりの個体が乱舞してくれた方がうれしいですからね~。
2010/02/28
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バンコクでは今ひとつ振るわないソリッド(単色)系の中でも、最もダメになっちゃった感じなのがブラックです。ブラック自体は結構見かけるのですが、自他共に認めるブラックマニア(笑)の私が思わず仕入れたくなるような逸品には本当にお目にかかれなくなりました。 元々メスに同じブラックを使うと致死遺伝により次世代が得られないと言う、ソリッド系を改良していく上で致命的な問題がある品種ですから全身漆黒に染まるなんて言う個体が皆無に等しいのは仕方がありません。他のソリッドと違い、ボディやヒレに少々他の色が載るのも当然です。 それにしても、黒くないんですよね~(涙)。以前の個体は背中部分にシルバーの発色が見られる「シルバーバック」と呼ばれる系統が多く、これはメスに青味の少ないスチールブルーを用いた物でした。背中部分以外の全身は本当に漆黒で素晴らしい物だったんですが、最近では系統的には維持されていないのかまったく見かけなくなってきました。 代わってバンコクでよく見かけるようになってきたのが、今日の画像のようなタイプです。こちらは「シルバーバック」の発色が見られない代わりに、ボディ全体にうっすらと青が載ってしまい、ブラックとは少々言いがたい個体になってしまっています。やっぱり、ブラックは漆黒じゃないとね~。他にも、メスにイエロー系やオレンジ系を用いた系統も存在し、こちらはボディは比較的黒いものの、ヒレの付け根などにメス由来の発色が出てしまう事が多く、なかなかソリッドにまで仕上がりません。 現在バンコクで見かけるブラックの中でもっとも純粋に黒いのはマーブル由来と思われる系統です。こちらはボディ、ヒレ共にかなり漆黒に近いのですが、残念な事にヒレ先がクリアに抜ける事がほとんどで、個人的にはあまり好みません。 いずれにしても、バンコクのソリッドブラックは確実に絶滅危惧品種レベルのピンチに立たされていると言って間違いないでしょう。
2010/02/27
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レッドと並びソリッド(単色)系のショーベタで安定した供給がなされているのがオレンジでしょう。レッドほど古典的な品種ではありませんが、バンコクではかなりポピュラーな存在です。レッドのようにカラーバリエーションが豊富な訳ではなく、大部分が今日の画像の個体のような発色です。 我々がイメージするオレンジよりはやや色が薄く、若干肌色に近い感じさえあります。まぁ、タイ人も同様の感じを受けるらしく、やはり市場ではソリッド・レッドの方が人気があるようです。ただ、レッドよりも品質が均質でハズレは余りありません。メスもオス同様のソリッド・オレンジなので、生まれてくる子供もたぶんほぼ100%親と同じソリッドオレンジになるはずです。 ちなみにこのオレンジの発色の薄さは、地色がカンボジアン系のホワイト(ベージュホワイト)の為なのではないかと推測されます。茶褐色の地色の場合ボディは完全にダークカラーになる為、品種区分ではもはやソリッドではなく、マルチカラーやバイカラーと呼ぶべき物になってしまう為、オレンジの発色が薄いのはやむを得ない事なのかもしれません。 以前は、パステル系の血が混じったオレンジも良く見かけましたが、こちらの方がより鮮やかなオレンジの発色になるようでした。ただ、どうしてもヒレなどにパステル系の金属光沢が出てしまう為、ソリッド(単色)としての評価が下がる為なのか、最近ではこちらのタイプはほとんど見かけなくなってきた気がします。 体型的にはソリッド・レッド以上に高品質で、バンコクのショップなのではびっくりする位に大きく広がったヒレを持つ個体に出会う事があります。もっとも、そういった完成品は我が国に持ち帰るまでに大概はヒレが破損したり溶けてしまう事が多い為、仕入れるには不向きです。まぁ、個人でバンコクに旅行に行かれた際などに大きめの容器にたっぷりの水を入れて持ち帰れば大丈夫だとは思いますが、仕事となると、数を持ち帰らなくちゃいけませんから100ml前後のひたひたの水をいれたビニール袋に入れて持ち帰る事になりますからね~。
2010/02/26
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最近のバンコクでは影が薄くなりつつあるソリッド系の中では、ソリッドレッドはかなり安定した生産がなされているようです。以前は、タイのレッドはイリデセンスつまりボディに小輝点が多数存在する物がほとんどでした。ソリッド(単色)と言う以上、ボディやヒレに他の色がない方が高品質な訳ですから、コンテストレベルで考えればやや問題のある個体が多かったと言う訳です。しかし、最近ではほとんど問題にならないレベルまでイリデセンスは消失してきました。 また、一口にソリッドレッドと言っても、暗赤色からオレンジに近い朱赤までカラーバリエーションが豊富に存在します。もちろん、ピュアレッドの個体が一番望ましい訳ですが、こちらも以前は暗赤色の個体がバンコクでは主流でした。しかし、最近では今日の画像の個体のように完全にピュアな発色を見せる個体がほとんどとなり、その点でもまったく問題は見られません。 これは、最近のバンコクのブリーダー達がソリッドレッドの繁殖の際に、ボディがクリームホワイトで各ヒレがレッドの、所謂カンボジアレッドをメスの種親として用いる事で改善されたのでしょう。こうする事で、レッドの発色を見せる色素胞の下地にダークカラーがなくなり、結果的に色鮮やかなレッドの発色になると言う仕組みです。もっとも、カンボジアといっても、ある程度はボディにもレッドの発色があるメスを使わないと、子供世代で大量のカンボジアンレッドが出現しかねませんから注意が必要です。 体型に関しては以前から安定して良好で、現在バンコクでは最も簡単にハーフムーンを入手できる品種なのではないでしょうか。また、ダブルテールもなかなかのレベルの個体が生産されています。画像の個体も、おそらくはダブルテールの血が導入されていると思われ、背びれが純粋なシングルテールの個体に較べてずいぶんと幅広になっています。
2010/02/26
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まずはソリッド・ブルーから行きましょう。ショーベタの基本中の基本とも言うべきソリッド・ブルーですが、以前とはずいぶんと状況が変わって来ています。かつては、深みのある所謂本当の真っ青であるロイヤルブルー、ややグリーンを帯びたこれまた深みのあるターコイズブルー、そしてややグレーがかった群青色のスチールブルーと言うのが、ソリッドブルーの基本3色でした。しかし、このいずれもが本当に見掛ける事がなくなってきました。特にロイヤルブルー辺りは、間違いなく絶滅危惧品種と言えるでしょう。20年位前なんて、国内のショーベタコンテストで、出品個体の半分位がソリッドブルーだったのにねぇ。 代わりにバンコクで台頭してきたのが、上記3基本色にメタリックな輝きが加わったタイプです。メタリックな輝きって言うと聞こえが良いんですが、実際には深みがなくなった分なんだか軽薄な感じがします。ただ、ターコイズ系にメタリックな輝きを加える事で、以前一時期完全に姿を消した、いわゆるグリーンが復活してきました。 もう一方で、ロイヤルブルーとスチールブルーの中間のような色調の、マットブルーも物凄く個体数が増えています。こちらは、水彩絵の具の群青色をイメージしていただくとほぼ近い色だと思いますが、金属光沢がない代わりにややつや消しの感じがするタイプです。 また、かつては頭部のみが黒く染まるブラックフェイスが主流だったのに対して、現在では頭部も含めた全身が単一色のブルーに染まる、フルボディタイプがメインとなってきている点も大きな特徴の一つと言えるでしょう。個人的には今日の画像のようなブラックフェイスの方が好きなんですが、コンテストにおけるソリッドと言うカテゴリーで判断すれば、それは当然フルボディの方が評価は高いって事になるでしょう。 もちろん、ヒレの開き具合をはじめとする体型面では確実に大幅な進歩を遂げたソリッドブルーですが、事カラーリングに関して言うと、以前の方が高品質だった気がします。まぁ、何でもかんでもバンバン交配して、華やかな個体が作出出来ればマイペンライなタイ人気質を考えれば、追求すればするほど単一色になり、果ては金太郎飴状態になるソリッド系は、あまり得意な分野とはいえないのかも知れません。
2010/02/25
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おさかな逸品堂は「プラカット専門店」として立ち上げた(少なくとも本人は)だけに、取り扱うショーベタの個体数はそれ程多くありません。現状でも、会員の方から事前に仕入希望をいただいた品種を中心に、申し訳程度仕入れてきているに過ぎません。それでも、数年間にわたり毎月バンコクに行ってベタばっかり追っかけている訳ですから、現地で見たショーベタの個体数は膨大な物になると思われます。そんな訳で、ろくに仕入れていないくせに(笑)目だけは変に肥えて行った私の完全な独断と偏見に満ちた、バンコクの最近のショーベタ事情をこれからお伝えして行きたいと思います。 ただ、はじめにお断りしておきたいのは、これはあくまでも「私の私見」ですからね(笑)。別に、バンコク近郊のすべてのブリーダーを熟知している訳じゃあないので、情報が偏った物になる可能性も否定できません。ショーベタの傾向なんて、ブリーダー毎に異なりますから。それと、個人的にショーベタのコンテストから遠ざかってはや20年以上になりますから、ここ数年の我が国のショーベタコンテストの情報や、本場アメリカの現状などはまったく判りません。あくまでも、バンコクレポートですから、あまり真剣に受け取らず、あくまで「ふーん、そうなんだぁ」って言う程度の軽い気持ちでご覧いただければ幸いです。 それと、次回から品種別各論に入ろうと思いますが今日はまず総論的なお話を・・・。以前は「タイのベタは品質的に・・・」とか「系統の固定度が・・・」とか言われていましたが、昨今では物凄い勢いでレベルアップしています。固定度に関しては、少々不安何面があるのは否めませんが、本場アメリカのショーベタだって最近の固定度は「???」と考えざるを得ません。だって、バンコクのブリーダー達の元には毎月の様に物凄い数のショーベタの注文がアメリカから入ってますから(笑)。余程著名なブリーダーでない限り、例えショーベタの本場アメリカと言えども数世代に渡ってインブリーディングを行っている独自の系統なんて保有していないんじゃないかと思ってます。 あっ、そうそう、もう一つあらかじめお話しておかなくちゃいけない事があります。今回登場するショーベタの画像は、大部分がヒレが完全に伸びきっていない若い個体の物だと言う事です。これは「ショーベタは、購入した人が長期に渡って楽しめるように若い個体を販売すべき」と言う、逸品堂のポリシーに従って仕入れた物だからで、タイのショーベタのヒレが雄大に伸長しないなんて事ではありませんからね。むしろ、現地では日本では有り得ないほどに巨大化したその時点で完成された物凄いショーベタが沢山います。タイのブリーダー達の名誉の為にあらかじめ申し上げておきますね。
2010/02/24
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現在、合資会社として営業している我が副業の「おさかな逸品堂」が近く法人から個人事業に格下げとなります(苦笑)。元々は、妻が雑貨の輸入販売業を始める目的で立ち上げた合資会社の軒を借る形でベタの通販を行っていたのですが、このたびついに合資会社からこのベタ通販部門が追い出される運びとなりました。これは、雑貨の輸入販売業が軌道に乗ってきた事が主たる原因です。 確かに、生き物の販売は帳簿上非常に曖昧な部分が多くなる為、決算の際に頭が痛いのは事実ですね~。何しろ、バンコクでの仕入が経費計上できません!一度、バンコクのベタブリーダーに手書きで領収書書いてもらい、日本の税務署に見せたところ「申し訳ありませんが、これでは領収書として認めがたいです」と言う、ありがたくないお墨付きをいただいてしまいました。確かに、タイ語で書かれていてしかも通貨単位がバーツじゃねぇ(笑)。更に、日本国内での在庫(ベタ)が死亡したりヒレが痛んだりして販売不能になった時の資産償却も証明が非常に困難です。 こんな曖昧模糊とした事業部門があったんじゃ、経理担当者としては追放したくなって当然だと思います。私だって、本業で使っている株式会社の方に「おさかな逸品堂」の業務取り込むの嫌ですから(笑)。しかも、合資会社って株式や有限会社と異なり「無限責任」つまり、債務などに経営陣はとことん責任があります。株式会社みたいに、会社は倒産しても社長の財産は保全されるなんて事はありません。 まぁ、そんな訳で「おさかな逸品堂」は少なくとも当面の間は法人ではなく、営業性個人つまり「個人事業」としてやっていく事になりそうです。もっとも、お客様の側からすれば元々会社としての信頼なんてまったくない?合資会社から個人事業に代わっても、振込み先が変わる位で、別に大きな変化はありません。将来的には、ベタ通販用にもう一つ株式会社立ち上げればいいんでしょうが、設立に20万位は最低でも必要ですから無理に作らなくてもねぇ~(笑)。本業が個人経営なのは営業面で対外的に少々心配ですが、副業なら法人だろうが個人経営だろうがあまり関係ないし。 所で、今日の画像のショークラウンは先日バンコクで仕入れてきた物なんですが、一応ブリーダーによれば「キングクラウンの若魚」なんだそうです。キングクラウンと言うのは、クラウンテールの尾鰭の先端の糸状に伸びる軟条が先端で互いに交叉する品種の事で、最近マニアの間では密かに話題になってます。確かに、画像の個体の尾鰭のフィラメントは通常のショークラウンとは現時点でも明らかに形状が異なります。 もっとも、この個体が見事な「キングクラウン」になるとは正直思っていません。おそらくは、キングクラウンの系統から出たハネ仔じゃないでしょうか。だって、隣の容器に入っていた「ハイグレードのキングクラウン」とは価格が4倍近く違いましたからね。でも、それでもショーベタやプラカットの仕入れ価格の2倍以上しました。まぁ、近い将来バンコクで「キングクラウン」がコンスタントに作出されるようになる事は間違いないところでしょう。
2010/01/05
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つい先日、いきなり仕入先である台湾の会社の社長からのタワケた電話のせいで、急遽台湾入りしてきたばかりだと言うのに、これから年末にかけてもう1、2回海外出張がありそうです。本来は12月15日からバンコクにベタの仕入に行くだけの予定だったのが、どうしても年内にイギリスに行かなくてはダメみたいです。どうせなら、先にイギリス入りして帰路にバンコクに立ち寄りベタを仕入れてくると言うのがベストなんですけど、どうも上手くイギリスの得意先とのスケジュールが合いません。 「何が悲しくて、この年末のバタバタした時期にイギリスくんだりまで出かけなくちゃならんのだぁ」ってぼやいてたら、家族から「パパは年末年始なんて別にバタバタしてないじゃない」って、あっさり返されてしまいました(苦笑)。確かに、例年年末年始は何もしないでデレ~ってしてますね。 それでも、やっぱりイギリスとバンコクを別々に出張するのは御免です。出来ればイギリスなんてブッチしちゃいたいとこですが、こちらが本業な訳ですからそうもいきませんしね。そうかといって、先にバンコク入りして仕入れたベタをもってイギリス行く訳にもいきませんし・・・困った物です。しかも、バンコクから帰って来てからだと、ちょうどクリスマスの前後になっちゃいますから、欧米人にとっては死んでも働きたくない時期でしょうから・・・。 とにかく、いつイギリス行きになるか不透明なだけに出来るだけ逸品堂の在庫を減らして、イギリス&バンコクの2つの出張期間中のリスクを軽減しなくてはいけませんっ!・・・って事で、いきなり逸品堂はセールに突入いたしました!!今回は、降って湧いたようなイギリス出張のあおりを受けての物なので、あらかじめ決めておいたセールではありません。本当は、年末年始セールを実施するつもりだったのになぁ~。 まぁ、いずれにしましても現在、プラカットのオスとジャイアントのオスが全品通常価格の40%オフと言う事になっておりますので、よろしければおさかな逸品堂のHPまでお越しいただければ幸いでございます。
2009/12/06
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昨日のブログで「祝!100万アクセス突破!!」って記事書きましたが、実の所何故か私現在台湾に滞在しております(苦笑)。事の起こりは、木曜の朝に、取引先の台湾の会社の社長から「実は会社に大変な事が起きてしまい、年末の出荷できないかも・・・」って言う電話が来た所から始まります。去年の年末、それまでわが社の製品の生産拠点であったタイでデモ隊による空港占拠がありその為にヨーロッパ向けの出荷が停止、本来タイの会社が払うべき損害賠償金を彼らが払えず、やむを得ずこちら持ちでヨーロッパの得意先に支払ったあの悪夢の再現でしょうかっ! その時、今後タイの政情不安はしばらく継続すると見越してわざわざ生産拠点を台湾とベトナムにシフトしたのに、これかよっ!やむを得ず、無理やり金曜に台湾入りしました。もちろん、荷物もろくにそろえる暇もありませんでしたし、逸品堂の出荷も甥っ子を臨時バイトとして後を託してきました。 まぁ、話の方は「昨今の円高で、今は御宅(私の会社)がドル建てで支払っている代金を円建てにして欲しいっ!そうじゃなきゃ、商売苦しいから大変ですぅ~」みたいなクソタワケな理由でした。ホッとすると同時に、えらくムカついてきました。「そんな事、電話かメールで話せば済む事じゃないかぁっ」。社長は、華僑の方なんですがどうも我々日本人の物の考え方が違ってしばしば戸惑います。もちろん、日本流が正しいと言う事じゃありませんから、その事で腹たてたって仕方ないんですけどね。 それにしても、外国とは言え台湾なんて本当に近くなった物です。冗談抜きで自宅から成田空港へ車で行く時間の方が、成田~台北の飛行時間よりずっと長くかかるんですから(苦笑)。まぁ、成田空港が不便な所にありすぎるって言った方がより正しいかもしれません。先日、前原さんが「羽田空港ハブ化構想」をぶち上げて論議を呼んでましたが、成田周辺の方のお気持ちはよく判るんですがそれでも成田遠すぎです(涙)。 ひとまず、明日の朝の飛行機で成田に戻ります。・・・って言っても、帰りの便確保していないので空港に出向きいきなり勝負です(苦笑)。今から寝ちゃうと、間違いなく朝寝坊確実ですから、このまま朝まで起きてようかと思ってます。その間暇だから、こうやってブログの更新したり(笑)、逸品堂のHP手直ししたりします。
2009/11/28
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先ほどのブログ更新の際にも書きましたが、この駄ブログ「さかなおやじのひとりごと」が本日100万アクセスを突破いたしました!いやぁ~、全然気が付きませんでした(苦笑)。友人からのお祝いメール受け取って初めて気が付いた位ですから。ブログをスタートしたのが2005/05/16で、今日まで1657日間約4年半続けてきた結果です。その間のブログ更新率は48%とあまり高くありませんが、毎月確実に海外出張がありその期間ブログ更新が停止する事を考慮すれば結構頑張ったなと思います。 大体何事も長続きしないと言われてきた私にしては本当に珍しい事です。ブログ開設当初の常連さんの多くはブログ止めてしまったみたいで少し寂しいです。でも、ある程度続けていると書く事が何もなくなってくるんですよね~。そんな毎日のように皆様にご報告できるような出来事が起こる訳じゃありませんから。私の場合も「逸品堂通信」が無かったら、確実に消えてますね(笑)。 この4年半にはずいぶんと身の回りにも変化がありました。一番の激変はサラリーマンをドロップアウトして自分で仕事を始めた事ですね。仕事相手仕入先も販売先もがすべて海外と言う、予想もしなかった展開で生活のサイクルも大きく変わりました。また、ひょんな事からスタートした副業のベタ通販専門店「おさかな逸品堂」も大きな変化の一つです。おかげで、温室の中身はほとんどベタ一色になっちゃいました。 全体を通してみれば、ずぼらな私にしてはマズマズと合格点をあげたいと思います。ただ、記事の内容がどうしてもベタに偏ってしまって、本来当初の目的であった「熱帯魚全般に関するブログ」って言うコンセプトからは大きく外れてしまいました(涙)。何か日本にいる間は毎日ベタの世話と発送に追われてしまい、他の熱帯魚を楽しむ心の余裕がなくなっちゃいました。その点から言うと、やっぱり「趣味は仕事にしちゃダメ」ですね。 今後もこの駄ブログはおそらくはダラダラと続いていくと思われますので、今後もどうぞ末永くよろしくお願いいたします!
2009/11/27
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しばらく海外出張でブログ更新も止まっていましたが、無事帰国いたしました!前回は本業のスケジュールの関係で行き先はアメリカのみで帰路にバンコクに寄れずにフラストレーション溜まってましたので(笑)、今回はバンコクだけに集中し本業の事はすべて頭の中から消し去って副業の逸品堂の仕入に集中してきました! 基本的にバンコクに逸品堂の仕入に行く際は、金曜にブリーダーのファーム、土曜に市場のショップに出向き注文し、日曜日に注文したベタを回収するというパターンが普通です。しかし、今回は木曜の午後にはバンコク入りしてましたので、久々に平日のチャトチャックマーケットをうろついてきました。 世界最大規模と言われるチャトチャックマーケットは別名「ウィークエンドマーケット」と言われる様に、多くのお店は平日は店を閉め土日のみ営業しています。でも、平日だってちゃんと楽しめるのがこのマーケットの良いところです。 冒頭の画像は、木曜午後のチャトチャックマーケットで2枚目の画像が土日のマーケットで、比較の為にほぼ同場所を撮影してあります。エライ違いでしょ?土日はタイ人でごったがえすマーケットも平日はご覧のようにがらんとしてます。えっ?同じ場所には見えないって??そうですよね~。平日になるとマーケットの通路は何故か熱帯植物が多い茂っちゃいます。これは、すべて鉢植えの観葉植物でして、実はマーケットは木曜日(他の平日はよく知りません)は植木市に大変身しちゃいます。もちろん、本来のお店は閉店してますが、その前を所狭しと花や観葉植物が埋めつくします。 個人的に「蘭の隠れマニア」なもんですから、木曜日にバンコクに滞在している際は可能な限りマーケットに出向くようにしています。道端にゴザを広げて無造作に並べてある蘭の中には、マニア垂涎の種類も少なくありません。植物と言えどもちゃんと手続きをすれば日本にも持ち帰る事は基本的に可能ですが、ここで売られている蘭にはレッドデータブックレベルのご禁制の絶滅危惧植物も多々含まれています。デンドロの原種とか、ミャンマーから非合法に持ち込まれたパフィオとかね(笑)。 こんな物日本に持ち込もうとして捕まったりすれば、税関でブラックリスト入りして逸品堂の仕入も出来なくなっちゃいかねませんから、絶対に手を出さないようにしてますけど、それでもどうしても欲しい種類とか目の前にすると、しばらくその場に立ち竦んだりしちゃってます(笑)。あっ、別に蘭マニアとかじゃなくても純粋に花卉市場として十分楽しめますので、木曜日にバンコクでする事なくなっちゃった暇人は一度訪れてみてはいかがでしょう。 それと、土日にはスケジュールの関係で行けないけど一度はチャトチャックマーケットを実感して見たいと言う方は、市場の一角に「JJモール」と言う3階建てのショッピングモールがありまして、中は冷房利いてますし年中無休ですからそこに行って見ればよろしいかと思います。まぁ、個人的には「あのクソ暑く蒸し風呂のような中を歩き回ってこそ」と言う気もしますが(笑)、お気楽モードで楽しめますしテナントも結構バラエティに富んでますから、お土産の購入目的なら十分でしょう。値段も、外の露天よりやや高目と言う程度でバンコク繁華街のお土産やなどに比べればずいぶんと安価です。 3階にはタイフードの屋台の集合体であるフードコート(もちろん冷房付き)もありますし、清潔で無料のトイレも各階に完備してます。あっ、ただブランド物とか欲しい方は行く方向間違えてますからご注意を(笑)。もし、ビトンとかコーチとか見かけてもほぼ確実にパチモンだと思ってくださいね。
2009/11/10
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明日から恒例の海外出張に出かけます。そんな訳で、またまたこのブログの更新もしばらくお休みになります。・・・って、そんな事より、またまたやっちゃいましたぁ~っ!以前からこのブログをご覧になっていただいている方はご存知かもしれませんが、私は重度の腰痛持ちでして(涙)。学生時代にスポーツで傷めて以来、ながぁ~いお付き合いをさせていただいております。 それでも、最近は結構調子良かったんですけどね~。・・・やっちゃいましたぁ(苦笑)。副業の逸品堂の出荷はいつも夕方19:00の運送会社の受付最終時間直前に準備します。特に、これからの様な保温の必要がある季節は可能な限り発送時間を短縮したいですから。 そんな訳で、今日も18:00頃から出荷の準備を行い、すべての梱包を終了し、いざヤマト運輸にっ!ってところで、玄関で棚の上から空の箱が一つ落ちてきまして・・・何気なくひょッと手を伸ばして受け止めようとした瞬間・・・グキッというかバリリッと言うかとにかくそんな感じで腰に思い切り激痛が(涙)。 そんな中、出荷の荷物を持って這うように駐車場に行きなんとか19:00をオーバーしてしまいましたが、無事出荷を行いました・・・が、東北と九州のお客様分に関しては、すでにヤマト運輸のその方面の最終便が出発した後だったので、今日の発送が出来ませんでした。もちろん、本日発送できなかったお客様にはメールにてお詫び申し上げました。 しかし、一番の問題はぁっ!「明日から海外出張」って事です。明日朝一番に病院に向かい、いつぞの様に腰に痛み止めの注射打ってから成田空港って事になりそうです(涙)。でも、痛み止めの注射なんていつまでも効いている訳じゃありませんから、その後がつらそうです。前回のときもそうでしたが、帰国して成田から車運転して帰宅するまでの道のりが地獄なんですよね~(涙) まぁ、久々に根性入れてがんばってきます!
2009/11/03
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今回、私がアメリカ出張中にバンコクから空輸でベタを取り寄せ、その中のショーベタのサイズが見事なまでに小さかった事は数日前のブログで披露しました。その為、今月中はショーベタの販売はしない予定でした。・・・しかし、数名の熱心と言うか奇特な逸品堂会員の方から、「サイズが小さくてもいいから販売しろっ!」と言うメールをいただきまして、やむを得ず(笑)先ほど新着個体を逸品堂のHPの方にアップしておきました。 実は逸品堂の会員様の数少ない特典に「記念月割引」と言うのがあります。年に1ヶ月任意の月のみ、逸品堂でのお買い物が半額になると言うものなんですが、この10月を「記念月」に設定されていた会員の方にとっては、今月販売されるか否かは結構大きな問題なのでしょう。・・・でも、本当にサイズ小さいですからね!あらかじめご了承くださいねっ!!(笑)。 ところで今日の本題ですが、ショーベタの市販する際のベストサイズって言うのはどの辺りなんでしょうかね~?もちろん今回逸品堂に入荷した個体は小さすぎだと思いますが、個人的にはまだヒレが伸びきっていない若魚の時期がベストだと思います。もちろん、ヒレが最大限に伸びきったショーベタの方が綺麗ですし見事ですが、この段階まで成長した個体を入手したお客様は一体どのくらいの期間、鑑賞を堪能できるのかかなり心配です。もちろん、成熟個体でもその後の寿命は1年以上ありますが、ただ生きているのと鑑賞に適した状態でキープできるのは全然別の話です。それに、若い個体を自分の所で完品まで育て上げるのがベタホビーの醍醐味ってもんだとも思います。最初から完成品買っても、完成済みのプラモデル購入するような物じゃないでしょうか。 また、若い魚ならば万が一ヒレが少々破損しても、その後十分回復してくれますしね。そんな思いもあり、バンコクでショーベタを仕入れる際は、出来る限り若い個体を選ぶよう心がけています。バンコクのベタ屋の間では「成魚サイズのショーベタを避ける変人」と言われているようですが(笑)、余程気に入った品種でない限りは成魚サイズはまず仕入れません。 あっ、ちなみにショーベタに関してはどれだけ大きかろうと、逆に今回のようにプラカットに毛が生えたようなサイズでも、そのサイズでバンコクでの仕入れ価格が変動する事はありません。サイズで仕入れ価格が変動するのはジャイアントくらいでしょうか。でも、やっぱりお客様は「出来るだけ大きな個体を仕入れて欲しいっ!」っておっしゃる場合が多いんですよね~。・・・嫌ですっ!(爆笑)
2009/10/17
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今回、なぜかアメリカ出張なんて行ってしまった為に毎月恒例となっているバンコク詣で(笑)が出来なかった訳なんですが、新着個体無しって言うのもあんまりなので、アメリカ出張の帰国に併せてバンコクからベタを空輸で取り寄せてみました。前回、帰路の輸送状態の問題からかプラカットのメスが壊滅状態だったので、今回はメス個体をメインにバンコクにいる知人に頼み「おまかせ」で見繕ってもらったと言う訳です。 もっとも、荷物全部をベタのメスにしても仕方ないですからある程度はプラカットやショーベタのオスも、これまた「おまかせ」で入れてもらいましたけどね。それと、奴はバンコクでも名の知れた?コンテストクラウンのトップブリーダーであるので、ショークラウンも当然一緒に購入しました。彼は、本業はコンピューター・パーツの製造・輸出業でベタは完全に趣味です。そんな彼が、電話一つで今回の現地発送を引き受けてくれたんですから、まさに「持つべきものは良き友人です」・・・って、このセリフついこの間も使ったような・・・ そうです!以前私が訪タイ出来ない時に知人がたまたまバンコクに旅行するのとタイミングが合ったので、彼にバンコクでの仕入を頼んだ時の事です。その時は「なんでもお前の好きな個体選んでくれればいいよっ!」と言う私の申し出を、思い切り真正面から受け取って(笑)、ショークラウンのマスタードガスばっかり100尾近く仕入れて来たんでした。その時も、出発数日前に居酒屋で彼に「持つべきものは親友だなぁ~」って言った覚えがあります。 そんでもって、今回もやっぱりでした(涙)。電話でバンコクの知人に「ショーベタは送りが難しいから、出来るだけ小さなサイズの奴選んでね」って言うと、「どれくらいのサイズ?」って彼が電話口で言うので、「うーん、そうだなぁ体長(Standerd length)3cm位の奴」って言ったんですが・・・送られて来たショーベタは見事に全長(Total length)3cmの豆粒のような個体揃いじゃありませんか!! 体長って言うとボデイのサイズですが、全長となると頭の先から尾鰭の先端部分までって事ですから、この差はエライ違いです。逆に、ここまで小さなサイズのショーベタばかり集めた彼の努力に頭が下がる思いすらします(笑)。まぁ、2ヶ月もすれば逸品堂で販売できるサイズになるとは言うものの、大量のショーベタをヒレを傷めずに2ヶ月間キープするのって結構神経使うんですよね~。 もっとも、今回の輸入で彼は現地での購入価格と航空運賃以外は「俺はアマチュアだからね」って言って受け取ろうとしませんでした。そんな気のいい彼に心から感謝です。ちなみに奴の大好物は、「日本の甘栗」です。以前日本に旅行に来た際に食べてから虜になったそうです(笑)。次回訪タイの際は、さかなおやじ御用達の「紫禁城の甘栗」を大量にオミヤにもっていってあげなくちゃね。
2009/10/13
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私の仕事では非常に珍しいアメリカ出張から無事帰国いたしました。まぁ、長い飛行時間が私の持病の腰痛に思い切りダメージを与えてくれた以外は概ね平穏な海外出張でした。私にとって致命的とも言える(笑)キンモクセイの花も帰国してみたらほとんど終わってましたしね。 今回はあまりにも方角が異なる為バンコクでの仕入はしなかったのですが、その代わり空輸でベタを取り寄せてみました。前回のバンコク入りで仕入れたプラカットのメスが、輸送中のミスで壊滅したのを受けてリベンジって訳です。今回は、出張から成田に到着する日に併せて輸入したので、ベタを受け取りに成田に再度出向く手間が省けて非常に楽チンでした。まぁ、自分でベタを選んだ訳ではないので「なんでこんな品種入ってんだぁ?」って言う個体もいましたけど、逆に「何が入ってるのかな??」的なワクワク感もあり結構楽しめました。 今回はメス個体を中心に仕入たので、オスのプラカットやショーベタはかなり少なめです。ただ、タイで出荷を引き受けてくれた知人がバンコクでは結構有名な「クラウンテールのコンテストブリーダー」なので、しっかりショークラウンは荷物の中に入ってました(笑)。もっとも、彼の作出する「コンペティションクラス」のショークラウンは、値段がショーベタの3倍以上もするのでそうそう購入できませんからほんの数尾だけで、後は普通の?ショークラウンですけどね。 いずれにいたしましても、ひとまず無事帰国しブログも再開いたしましたので、ひとまずご報告いたします。
2009/10/08
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今回の海外出張ではバンコクに立ち寄らなかった為に新魚の仕入れはありませんでした。でも、それを見越して7月初旬の訪タイの際にいつもより小さなサイズのベタを仕入れておいたので、ショーベタやプラカットの在庫は結構あります。ただ、海外出張で家を空ける時間が長い為か、1ヶ月程度育成すれば販売サイズと考えていた個体が、予想よりも小さなままなので困ったものです(涙)。特にプラカットは仕入れたサイズが小さかった事もあり、今月の販売はキツイかも。 それでも、まだ在庫を持っているだけましな方で、ショークラウンに関しては6月から仕入れていないだけに、逸品堂の在庫状況はゼロって事になってます。本当は、これからの時期に販売価格の低めなショークラウンは欠かせないんですけど・・・ って困っていたら、いましたよぉ~っ救世主が!中学・高校と6年間一緒だった友人とたまたま飲みに行った際に、「今副業で熱帯魚のネット販売してるんだけど、8月は本業が忙しくて仕入れに行けない」って話したら、「あっ、俺ちょうど今度バンコクに旅行するんだ。もしよければ、俺が仕入れてきてやろうか?」。 渡りに船とはこの事です(笑)。その日の飲み代をこちら持ちって言う事で商談成立!友人にはちょうど在庫がなくなっていたショークラウンの仕入れを依頼しました。もちろん、熱帯魚の事なんてまったく知らない男ですから、彼がバンコクで宿泊するホテルまでショークラウンのブリーダーに迎えに行かせる手筈も整えておきました。「でも、俺どんな奴がいい個体なのか全然わかんないけどOK?」「全然気にする必要ないって。お前が好きな個体を選んでくれれば、後はパッキングから何からブリーダーがやってくれるから」 そんでもって、その友人が昨日バンコクから帰国しました。早速、彼の家までショークラウンを取りに行き温室に戻り中身を確認してみると???なんだか、やたらにマスタードガスというブルー&イエローの品種が多い気がします。・・・って言うか、ほとんどマスタードガスだけって言う気も。今回ショークラウンを合計150尾ほど仕入れてきてもらったのですが、なんとそのうち約100尾がマスタードガス! 早速彼に電話してみました。「ああ、俺だけど今回は助かったよ。やっぱり持つべき物は親友だなっ!!ところでさぁ、ブルー&イエローの品種がやたらに多い気がするんだけど・・・」「ああ、あの品種綺麗だろっ、俺一目で気に入っちゃってさ、ファームにいた奴全部買い占めてきちゃった」・・・って、はぁ??? もちろん、好意からわざわざ仕入れをしてくれた彼に文句なんて言えません。でも、今回彼が訪れたショークラウンのファームはバンコク近郊でも有数の規模で、ショークラウンも常時数千匹ストックしてます。もちろん、様々な品種がそれこそよりどりみどりだった筈。それなのにあえてマスタードガスのみをチョイスするとは・・ うーん、この友人すごくいい奴なんですかビジネスパートナーにはしたくないかも(爆笑)。そういえば、学生時代に学園祭で模擬店やる際に奴が仕入れ担当になり、お菓子問屋に行き梅ジャム&フスマセンベイ?だけをほぼ予算の全部を使って購入してきたのを今になって思い出しましたっ!さかなおやじ一生の不覚って奴でしょうか(苦笑)。しかし、人間って30年近くたっても少しも変わらないものなんですね~。 ・・・そんな訳で、おそらく現時点で日本で一番ショークラウンのマスタードガスを在庫している店になってしまったおさかな逸品堂なのでした。
2009/08/05
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お久しぶりでございます。新型インフルエンザの猛威吹き荒れるアジア出張から帰国いたしました。タイトルでは無事帰国って言ってますが、本当か否かは今後判明するでしょう(苦笑)。今回は、本業の為の出張なのでバンコクには行かず、ベトナムと台北のみでしたがやはりどちらの国でもインフルエンザの話題がよく会話にのぼっていました。 タイでは新型インフルエンザの患者数が50万人とかタイの厚生大臣だかなんだかが発表し、それがただでさえ客足が遠のき苦境に立たされているタイの観光業界に追い討ちを掛けるとかで大騒ぎになっていました。この状況はベトナムでも同じようです。東南アジア諸国は未だ貧富の差が激しい為、低所得者層は新型インフルエンザに罹っても病院に行かないといわれています。その為、一気に蔓延する可能性が高いようです。 今の所、非常に調子よく熱もありませんが潜伏期間って言う物がありますから安心は出来ません。でも、家では家族から「もしインフルエンザだったら迷惑だから」と言う理由で(苦笑)、マスクの着用を義務付けられています。よく知らなかったのですが、マスクって予防の為よりも、患者がウィルスを辺りに撒き散らさないのに効果的だそうです。なんでも、普通の花粉用や風邪用マスクでは目が粗くてウィルスには通用しないとの事で、ウィルス用?のマスクを着用してますが、なんだか空気も通さないような感じで(苦笑)結構息苦しくうっとおしい数日間が続きそうです。
2009/08/04
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本日無事バンコクから帰国いたしましたっ!今回はヨーロッパ出張との組み合わせではなくバンコク単独だったのでゆっくりする事が出来ましたぁ~・・・って、一応仕事なんですけどね(笑)。仕入れの方は、ショークラウンをいつも仕入れている業者が「長期休暇のため臨時休業」って言うのに思い切りぶつかりまして(涙)、ショークラウンが仕入れられなかった事以外は概ね順調でした。後は、逸品堂の為に今夜からひたすらベタの撮影作業に取り組む訳です。 ところで、帰国早々PCの電源を入れメールを確認すると気になるメールが・・・「オークションで希望落札価格に到達しないからと言って、自分で落札しその個体を再び出品するのはいかがな物でしょうか?」・・・???早速、いつも利用しているヤフーオークションを覗くと、なんと以前私が販売した個体の画像が掲載されているじゃありませんか! どうやら、いぜんその個体を出品した際に入札するも落札できなかった方が今回出品されている画像を見て、私が再出品した物と勘違いしたようです。確かに、出品した個体が希望した落札価格に到達するように吊りで出品者が別IDを使い入札すると言うのは聞いた事があります。ただ、ヤフーではこの行為は禁止されてますけどね。でも、今回のもの(当然他もそうですが)は誓って言って私ではありませんからね。この個体を前回落札していただいた方が再出品なされたのか、もしくは別個体であるにもかかわらず画像撮影の面倒な出品者が流用したのかは定かではありませんが、迷惑な話です。 なんだか我が国では著作権とか知的財産権とかは物凄く軽視されている気がします。もちろん、今回オークションで画像を流用した方に悪意は無かったと思いますが、もし当方が何らかのアクションを起こせばそれなりの社会的ペナルティが課せられる事も十分考えられるのにね~(苦笑)。以前、知人のカメラマンが「自分の写真を勝手に流用する奴が多くて」とこぼしていましたが、本当です。まぁ、彼の写真なら無断借用を訴えられたら数十万円の使用料を支払う事になるでしょうが、私の画像じゃね~。 別に今回の事でどうこうするつもりは毛頭ありませんが、他の人から変に勘ぐられるのも不愉快ですので、今後このブログに掲載したピンボケ画像や駄文(苦笑)の無断転用を禁止させていただきます。・・・って言うか、こんな事宣言しなくたって当たり前のことだと思うんですけどね。一応、生意気にも著作権を主張させていただきますのであらかじめご了承ください。こう見えても、会社の定款に「観賞魚に関する出版やそれに付随する業務」って言う一文入ってますので、無断使用料請求しちゃうからね!でも、私的なものであろうと商業目的であろうと事前にご連絡いただければ全然OKですからご安心を。まぁ、エロサイトとかに使われるのは嫌ですけどね(爆)
2009/07/07
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海外出張中ブログ更新が滞っておりましたが、本日無事海外出張から帰国いたしましたっ!まぁ、仕事の方は無事と言うか順調にこなす事が出来ましたので、今回の出張はまずまずと言ったところでしょうか。ただ、帰路に立ち寄ったバンコクでは物凄い豪雨に見舞われたりしましたけど(苦笑)。 出発前には帰国後どんな状態になっているのか少々心配だった豚インも、一頃の勢いは無いようですしまずは一安心です。これから2,3日は逸品堂の為のベタの撮影に追われる日夜となりますが、まずは無事帰国のご挨拶を。
2009/06/02
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さて、昨日の話の続きで「なんで新たに購入したデジカメを使わないのか?」って事ですが・・・その話の前に今日の2枚の画像を御覧ください。どちらも、ピンク・マルチと言う系統ですが、皆さんはどっちの個体の方が綺麗だと思います?もちろん、好みは千差万別ですから意見は分かれるのかもしれませんが、大方の方は1枚目の画像の個体の方が好きなのでは無いでしょうか。 特に、ある程度ベタについて知識のある方ならば「ここまで見事なピンクの発色はなかなかお目にかかれない!」って思うことでしょう。そうなんです、ベタではピンクという色調はあまりきちんと発色してくれないのが常なんです。 ・・・ところが、実はこの2枚の画像はなんと同じ個体を撮影したものなのです。1枚目の画像が新機種のオリンパスSP-565UZで撮影したもので、2枚の画像が旧機種の同じくオリンパスC-770の物。同じベタの画像のはずなのに、ここまで違うとは撮影した私もびっくりってなもんです。そして、ここでの問題はC-770つまり旧機種で撮影した画像の方がより実物に近い表現になっていると言うところにあります。 どうもSP-565UZで撮影すると赤系の色が鮮やかなローズピンクに近く表現されてしまう傾向があるようです。もちろんその手のソフトを使えば色調の変換は簡単ですが、一々画像の調整するのも面倒だし(苦笑)。あっ、ただブルーの発色は新機種SP-565UZの方が断然正確です。 女性を撮影する時などは実物以上に撮影できた方が喜ばれるかもしれませんが(笑)、画像の個体の現品売りをしている逸品堂ではそうもいきません。逸品堂をやっていて一番つらいのが「実物が届いたら画像とぜんぜん別物見たいだった」とお客様に言われることです。つまり、売りたいが為に画像に故意に細工を施していると思われる訳ですから(涙) 少々話が逸れますが、他につらいのは特にマーブル系で「模様の綺麗なサイドの画像を故意に選んで掲載している」と言うメールをいただいた時です。はっきり明言させていただきますが「決してそのような事はございませんっ!」(笑)。よくこのブログでも書いてますが、ベタは利き腕ならぬ利きサイドみたいなものがあって、写真撮影をすると個体ごとに右向・左向というのがかなりはっきり決まっていて、体の両サイド共にヒレをちゃんと広げている画像を撮影できるなどと言うことはほとんどありません。 プロカメラマンではない私は、撮影した画像の中からピントの合っている物をチョイスするだけで精一杯でして、豊富な画像ストックの中からベストショットを意識的に選択するなどと言う贅沢な事はとてもとても・・・。 それに、そのような詐欺まがいの行為が通用するのは1回だけでしょう。その後、そのお客様は逸品堂からベタを購入してくれなくなるわけですから、そんな目先の事だけを考えて姑息な手段を取る意味がありません。まぁ、廃業が決まった時なら売り逃げって言う可能性もあるかも(笑)。 そんな訳で、ベタが実物以上に色鮮やかに撮影されちゃうって言うのは、私にとって非常に困った現象なんですよね~。新機種使って撮影した画像を一々調整する位なら、時々レンズがもげちゃったって(笑)旧機種使って撮影した方が気が楽だし、作業時間も少なくて済むと言う訳です。・・・と言うことで、なかなか新機種に移行できないでいます。 あっ、ちなみに今日の画像でさえ、露出補正や彩度・輝度などを細かく調整した上での物で、何も調整しないで撮影したら今日の個体なんてまるで蛍光ペンのピンクみたいな色に仕上がっちゃいます(苦笑)
2009/05/23
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さて、我が家には・・・と言うか厳密には私専用のデジカメがあと2台ある訳なんですが、それが今日の画像の2台。右が前機種のオリンパスC-770 Ultra Zoom(770万画素)で、左が新たに購入した同じくオリンパスのSP-565UZ(1000万画素)。 この2台は、逸品堂のベタの画像を撮影する為に使用する目的のものです。旧機種のC-770は770万画素とやや少なめですが、HP上での画像の表示には十分な能力です。私も実際やってみるまでぜんぜん知らなかったのですが、PC上で使用する画像はあまり高い画像サイズを必要としないようです。これが、プリントアウトする場合は画素数が大きく影響してきますけど。以前、某出版社が逸品堂の為に取り貯めたベタの画像を雑誌の特集で使いたいって言ってきましたが、保存画像の画像サイズ聞いて絶句してましたから(笑)。 その点から言うと、旧機種のC-770で能力的にはぜんぜん問題ありません。結構使いやすいと言うか、使い方に慣れていたので個人的に愛着もあります。では、なぜわざわざ新たなデジカメを購入したのかって?・・・実は、前も書きましたがレンズがポロポロ抜け落ちるんですよね~(苦笑)。でも、カメラオンチの私は知らなかったんですがレンズって1枚くらいなくなっても撮影できるんですよ!もちろん、撮影画像は魚眼レンズで取ったみたいに若干の歪みがありますけど。 そんな訳で新たにゲットしたのが期待の新機種SP-565UZ!もっとも、厳密にはオリンパスが既に後継機種出してますから、市場的には新機種じゃないですけどね。ベタの画像による現品販売の逸品堂にとって画像は商売の基本中の基本です。使用するデジカメには出来るだけその個体本来の魅力を余すことなく表現しつつ、現物以上に華美に写らないような正確な表現力が必要とされます。 本来であれば1眼レフの機種を使うべきなのですが、「取扱説明書を読まない男」にはチョット荷が重いようです。・・・となると、候補に挙がる機種はおのずと絞られてきますから、購入の際に左程迷うことはありませんでした。あっ、それからオリンパスの機種ばかり保有していますが、これは別に私がオリンパス党な訳ではなく、オリンパスが使用する保存カードにXDピクチャーカードと言う、今では特殊な(苦笑)ものを使用している為です。その為、初めに購入したデジカメがたまたまオリンパス社の製品だった為に、なんとなくその後もオリンパスを購入し続けているだけです。 ただ、同じ会社のカメラを使い続ける利点と言うのもありまして、基本的に操作方法は一貫していますから、取扱説明書なしに使いたい私のような無精者には助かります。・・・でも、実のところ現在でも旧機種のC-770の方で撮影しているんですよね~(苦笑)。その理由?それは次回にご紹介しましょう。
2009/05/22
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実は我が家には現在4台のデジカメがあります。・・・って言うか、正確には私専用機って事で、家族も別に保有してます(苦笑)。別にデジカメコレクターな訳ではなく、単に以前使用していた2台とそれに変わる新たな2台と言う事です。 今日の画像の2台は海外出張用の機種で、左側が現役機のオリンパスμ1050SW(1010万画素)、右側が現役を退いたケンコーDSC526(530万画素)です。ケンコーの奴は、その当時メインで使用していたオリンパスC-770のレンズが、人に断りも無く(笑)ポロポロもげ落ちると言う悪癖?を頻発していた為以前海外出張直前に急遽購入した物です。 皆さんの中にはケンコーがデジカメ出してたって言うことをご存知ない方も大勢いらっしゃることでしょう。私だって何も知りませんでしたから(笑)。近所の家電量販店に行って、「性能なんてどうでもいいから安い奴!」って店員さんに言ったら、自信満々で薦められたのがコイツです。さすがに、店員さんが胸を張って自慢したように、めちゃくちゃ安いんです。ちなみに¥2380。 それでも、一応530万画素あります。元々、海外出張の商品見本市などでサンプルの撮影に使うのが主目的のデジカメなので、機能的にはこれで十分です。ただ、問題点がありまして、電源のスイッチ入れてから立ち上がるまでが異様に時間がかかることと、シャッター押してから撮影までも、妙に時間がかかること。つまり、商品見本市で目当てのブースに行きすばやく撮影しその場を離れると言うヒット&アウェイ作戦(笑)には非常に不向きなわけです。 そんな訳で、もう少しすばやい行動が可能なデジカメが必要になり(笑)、購入したのがオリンパスμ1050SW。1010万画素と言う、私の使用目的にはまったく不必要な能力の持ち主です。また、防水機能が付いている為、東南アジアの露天をうろついている際にスコールに出くわしてもぜんぜん心配要りません。薄さも適度で、スーツの胸ポケットはチョットみっともないにしても、脇のポケットに収容するのに何の問題もありません。 もちろん、結構新しい機種ですから他にもさまざまな機能が付いています・・・って言うか付いているみたいです。なにしろ、「取扱説明書をまったく読まない男」として、周りの人間から定評のある?私のことですから、この色々な機能に関してはまったく知りません(苦笑)。ちなみに、携帯のメールの送り方も良く判りませんし、つい1年位前までは携帯で受信したメールの開き方も知りませんでした。あっ、もちろんPCの操作は一通り出来ますし、必要であれば自分でデータベースソフトを駆使することも一応可能です。まぁ、私の携帯にメールしてくる奴は私が携帯の操作をろくに知らないって事を知らない人な訳で、そんな人からの携帯メールが重要である筈ないと言う、実に身勝手な理論の持ち主ですから。 そんな「取扱説明書オンチ?」な私がこの機種の機能で引かれたのが「タップコントロール機能」と言う奴です。なんでも、ボタンを押したりしないで、カメラをトントンたたく事で操作が出来るという機能らしいです。昔から、壊れた電気製品は殴って直す!をモットーにしている私にはピッタリの機能だと直感しました。 余談ですが、最近の電気製品は根性が無いらしく、殴ると逆にさらに故障するようです(笑)。ちなみに、3代前のPCは画面がフリーズした際に本体に右フックをぶちかましたら、そのままラックからすっ飛びその後はピクリとも反応しなくなりました。また、現在使用中のカーナビは嘘のナビゲーションばかりするので(以前などは、いきなり画面が日本地図に変わり日本海を朝鮮半島に向かい進んでいるとなどと言う糞タワケな表示が出てました)、チョット軽く左ジャブをお見舞いしたら、液晶画面が破れてしまったのか表示画面に皆既日食のような黒点が出現し、日増しにその面積が広がってきています(苦笑) もちろん、皆さんご想像の通りそんな私が「タップコントロール機能」なんて使いこなせる訳も無く・・・って言うか取説を読む訳も無く、当然その機能は未知の領域のままですけどね(笑)
2009/05/21
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さて、前回問題提起したプラカットのヒレのバランスの悪さですが、これが進むとどう言う事になるのか話を続けてみます。まずは1枚目の画像を御覧下さい。この個体は2ヶ月前のバンコク仕入れの際にゲットしたトリカラー・マーブルですが、尻ビレの長さがちょっとおかしいと思いませんか?購入した際にも「アレっ?この個体は少し尻ビレが・・・」って思ったんですが、色彩的に個人的に好みの個体(笑)だったのでかなわずゲットしてきました。それでも、逸品堂ですぐに販売してしまうのには少し抵抗があったので手元においておいたらこのザマです(苦笑)。 ここまで来ると、これはもう完全にプラカット×ショーベタの弊害がモロに出てしまっていると言わざるを得ませんね~。もちろん、とても逸品堂で販売には回せません。 続いて2枚目の画像を御覧下さい。これはもう、どなたがご覧になっても「このプラカット、バランスが悪いっ!」って一目瞭然の個体です。こちらは、バンコクのショップで見かけた際に、既にこの状態でしたサンプルとして仕入れてみました。当然、逸品堂の商品としてHPに登場することはありません。 ただ、ここで問題なのはここまでバランスの悪い個体にもかかわらず、ショップの人間は「別に、大した問題じゃないでしょっ」と言う感じであることです。つまり、生産の際の選別対象にはならないって事です。もちろん、バンコクでも名のあるコンテストブリーダー達は、この手の個体をまるっきり相手にしていませんし、繁殖させた中にこの手の個体が出たら迷うことなく選別淘汰するでしょうけど、そうじゃない人も結構存在するって言う訳で・・・ まぁ、仕入れの際に対応策として、この手の個体を取り扱っている業者からはヒレの伸び切ていない若魚は仕入れないように心がけています。それでも、もしかして逸品堂でご購入いただいたプラカットの尻ビレが突如長く伸び始めるなんて危険も0とは言い切れないところが、恐ろしくまた申し訳ない所でもあります。
2009/05/10
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チョット間が開いてしまいましたが(苦笑)、前回の続きを・・・。いよいよ、ショーベタのオスとプラカットのメスの交配結果発表です!1枚目の画像をご覧ください。いかがでしょう?用いたオス親の形質が影響して、ラベンダー本来のボディカラーからは少々乖離しておりますが、まぁバタフライ系になってます。 そして、今回の実験の目的であるヒレの長さは・・・。一応ロングフィンになってますね~。ただ、全体のバランスがよくありません。背ビレや尻ビレの長さと尾ビレの長さが揃っていない為、アンバランスな感じがします。これは、別に1枚目の画像の個体に限った事ではなく、今回の繁殖で得たオスは全てこのような感じです。ちなみに2枚目の画像も同腹の別個体ですが、こちらも尾ビレの伸長が足りないようです。 ただ、特筆すべきはその尾開きでしょう!確かに、このペアから生まれた子供のオスは皆一様にかなりの角度まで尾が開くようです。バンコクのブリーダー達が口にする「ショーベタ×プラカットの組合せで尾開きの力を強くする」って言うのもまんざら出鱈目と言う訳ではないようです。もっとも、全体のバランスがこうも悪いとショーベタとしてはまったく話しにならないレベルの個体って言う事になっちゃいますね~。 後は、今後尾ビレが伸長し他のヒレの長さに追いついてくるのを期待する他なさそうですが、すでに生後半年が経過している事を考えればそれも難しそうです。 今回の実験結果はあくまでも一例に過ぎませんが、少なくともショーベタのオス×プラカットのメスと言う組合せでは、尾開きは良いがヒレの伸び方に難のある個体が生まれる可能性があるという事だけは判明した訳です。まぁ、ヒレの長さは不完全優性なのかもしれないって言うことなのかも。 ただ、尾ビレの形状に関しては元親に比べてはるかにレベルアップした個体が多く出現した事から、ショーベタの尾ビレの改良には使えるのかもしれません。要は、この系統を使った次世代以降でどのように形質が変化していくのかどうかにかかってます。普通に考えれば、この系統に1.ショーベタのオス・2.同腹同士の2通りの組み合わせで交配実験をしてみれば良さそうです。もし、次世代以降で尾ビレが長く伸長してくるようならば、この組み合わせも有りって言えそうです。 逆に言うと、そんなに悠長な事言ってられないっ!繁殖次世代ですぐに完璧なショーベタを得たいっ!!って言う方は、今回の組み合わせは避けておいた方はよさそうです。
2009/03/29
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さて、今回の本題はショーベタ×プラカットですが、比較実験として同じメスつまり昨日の画像の個体を使って、オスのプラカットとの組合せでも1腹子供を採っておきました。要するに、ショーベタのオスとこのメスを使った交配の結果をがオスに由来するものなのかメスの影響が大なのかを少しでも明らかにしようと思ったからです。 まぁ、生まれて来る子供たちが余りに滅茶苦茶なカラーリングなのは避けたかったので、この組み合わせでもやっぱりオスはラベンダー・バタフライを使っておきました。 その結果生まれてきた子供世代が今日の画像のような表現形でした。両親共にラベンダーでしたから、子供世代も100%ラベンダーが生まれてきたのは予想通りです。もちろん、個体差は随分と見られましたが、一応ラベンダーバタフライの範疇に収まっています。問題のヒレの形状ですが全てプラカット、つまりはショートフィンタイプです。すでに生後半年近くが経過しましたので、今後いきなりヒレがロングになる事もないでしょう。 至極当たり前の結果となりましたが、この実験を本題と並行して行った事で、このメスはオスにプラカットを使った場合は次世代は全てショートフィンになる事が判りました。言い換えれば、もしオスのショーベタとの交配結果がこれと異なる物だった場合、それはオスのヒレの長さの違いに由来するものである可能性が高いという事になります。 まぁ、その辺を踏まえて次回はこのメスとショーベタのオスを交配した結果についてご報告いたしましょう。
2009/03/25
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バンコクで毎月のように大量のベタを仕入れていると、エッって首を傾げたくなるような事に度々出くわします。バンコクのベタブリーダー達が、あまりきちんとショーベタとプラカットのメスを区別していない事もその一つです。ひどい時は、同じ池の中から「ハイッ、ショーベタのメス!それでもってこれはプラカットのメスっ!」って言う奴まで存在します。 もっとも彼らに言わせると、ショーベタ×プラカットと言うペアリングは当たり前のように日常的に行われている事で、特に両者のメスには明確な線引きが無いっ!って事らしいです。・・・でも、日本の常識から言うと、本当かよ~??って気がします。確かに、例えばプラカットのニューカラーをショーベタに移行させる際などには、両者のペアリングはせざるを得ないでしょう。でもね~・・・。 ただ、ショーベタの本家本元とも言えるアメリカでは古くからショーベタのオスにプラカットのメスって言う組合せで交配が行われていました。理由は「その方が、子供世代の個体の尾開きの力がアップする」って私は聞きました。そう言われて見れば確かにそうかもしれませんが、この組み合わせの場合ヒレの長さとかには何の影響もでないのでしょうか? そんな時は、自分で確かめるのが一番!って事で去年の秋頃に自宅で試しに繁殖させてみました。まず、元親になったメスは今日登場の画像の個体です。ラベンダーと言うには少々ボディにブルーが載りすぎてはいますが、なかなか美しい個体です。もっとも、このメス個体がショーベタ系なのかプラカット系なのかは自分の系統ではなくバンコクで仕入れたメスなので判りません。まぁ、ヒレの大きさから考えてショーベタ系でないとしても、何世代か前にはショーベタの血が導入されたプラカット系と考えてよいのではないでしょうか。野生種や闘魚用のプラカットのメスはもっとずっと小さなヒレですからね。 いずれにしても、このメスを使ってショーベタ×プラカット=?って言う実験をしてみた結果が稚魚の育成に従って顕れて来たので、ブログ上で簡単にご報告いたしたいと思いまする。ただ、あらかじめお断りしておきますが「私の所で出た結果=結論」では無いですからね。あくまでも一例でしかありませんのであしからず。・・・ってそう断り書いておかないと、この手の話題の時はかなりの確立でお叱りのメールを頂くものですから(苦笑)
2009/03/24
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最近、バンコクでベタを仕入れるだけでなく細々とではありますが自家繁殖も楽しんでいる訳ですが、やはり私にとっての自家繁殖の一番の楽しみはニューカラーの作出ですね~。プロブリーダーとは違って品種として確立させる所まではなかなか行きませんが、それでも自家繁殖個体が成長に伴いどんな色彩になってくれるのか、育成中も結構ワクワク楽しめます。 もっとも、そう簡単に思い通りには行かないのが世の常!(苦笑)。例えば、今日登場の個体はオレンジ・マーブル(仮称)です。これは、地色が鮮やかなオレンジでブルー&ホワイトのマーブルパターンと言うのを目指して自家繁殖させた個体です。一応、元親には全身がパステルオレンジのマルチのオスとブルー&ホワイト・マーブルのメスをチョイスしてみました。 一応、オレンジの発色もマーブルパターンも劣性遺伝って言われてますから両親共に劣性ホモです。その場合子供世代には両者の特徴を現した個体は出現しない筈・・・って事なんですけどね(笑)。たった一個体のみですが画像のようなオス個体が出現しました。地色はオス親のパステルオレンジで、ボディやヒレには僅かですがブルーのマーブルパターンが見られます。 前から思ってたんですが、ベタの色彩に関する遺伝パターンはそんなに単純じゃないと思います。自分の所である一定の法則に従って次世代が出たからと言って、世の中の全ての同一品種に同じ遺伝法則が当てはまるとは考えない方が良い様な気がします。そもそも、体表の3~4層に黒・赤・黄・白・虹色の色素胞が存在し、その割合によって外見が決まると言われてますから、例えば黒色素胞が最上層に位置するか下層に位置するかと言うだけでもその個体の表現形は変化する訳です。 今回のケースでも、従来世間で言われている遺伝パターンであればF1世代にオレンジやマーブルは出てきちゃいけない訳ですから・・・。もっとも、マーブル系にはマーブル系でありながら体表から全てのマーブルパターンが消失してしまった個体と言うのも確実に存在しますから、オス親のオレンジパステルが実はマーブル系だったのであれば、次世代にマーブルが出現してもOKと言う事になりますけどね。 まぁ、そんな面倒臭い事はさておき(笑)、図らずも子供世代で曲がりなりにも目標とする形質が出現してくれたた訳ですが・・・。何と言っても個体の状況が酷すぎです!ボディのマーブルパターンが少ないのは別に構いませんが、ボデイ後半部分の鱗がグチャグチャに乱れているは、尾鰭の付け根部分がなんとなく奇形っぽいわで普通ならどう見ても選別対象レベルの個体です。でも、画像の一個体しか、狙った方向の表現している個体はいませんしね~。 うーん、この個体を使って次世代を採るべきなのか、それとも同腹の外見は全然異なる(しかも、見た目がババッチイ個体ばっかり)個体で次世代以降に期待すべきなのか悩ましい所です。なにしろ、産卵から半年位たたないと結果が判らない訳でして、せっかく育成したF2が全部はずれって言うのもかなり辛いもんなんですよね~。To be or not to be,that is a question!・・・まさにハムレット気分です!
2009/03/23
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皆さんのブログにも沢山来ると思いますが、あのエロサイトからの釣りコメントみたいな奴は何とかなら無いんでしょうかね~?楽天ブログには、そんな迷惑コメントを防ぐ手段としてコメント書き込みブロックできる様になってますが、これはその迷惑コメント送信者と同じプロバイダからの全ての書き込みをブロックしちゃいます。つまり**@abcdefg.ne.jpと言うメルアドを持ったエロサイト業者?からのメールをブロックすると、このabcdefgと言うプロバイダのメルアドを持った全ての人は私のブログにコメントを残す事が出来ません。 最近、**@i-revo.ne.jpって言うアドレスでエロサイトからコメントが入るので、うっかりコメント書込み禁止にしたら見事に私自身が皆さんからのコメントに一切返事が書き込めなくなっちゃいました。何の事は無い、私のメルアドも@i-revo.ne.jp何でしたぁ~(苦笑) 仕方が無いから、楽天ブログ利用者のみコメント書き込み可能って設定にしちゃいましたが、なんとも使いにくくて仕方ありません。何だかネットにおける匿名性って言うのも、困ったもんだと思います。良く文化人と称する正体不明の輩がTVなどで言論の自由とかプライバシー保護とかほざいてますが(笑)、別にやましい所が無いのに何でそこまで必死になって匿名性にこだわるんでしょうか?そんな話を友人としてたら「そりゃオマエ、そんな簡単にメルアドとか明らかにしたら、色んなサイトで曝されて嫌がらせとか迷惑メールとかバンバン来るじゃないか」って言ってましたけど、果たしてそうでしょうか?だって、その嫌がらせメール書いてる奴のアドレスもこちらに筒抜けって言う事じゃないですか。そういう状況で、堂々と?嫌がらせメール送れる人間がそうそう沢山いるとは思えませんけどね~。 別に迷惑メール送ってくる業者のアドレス曝せとまでは言いませんが、せめて利用者からの要望があれば、こちらにアドレスまで教える必要はありませんが楽天さん側でそのメルアドだけコメント書き込みできないように作業してもらえませんかね~?
2009/03/14
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どうして前回、いきなりタイの小額通貨について述べたのかと言うと今日のタイトルである「海外で残っちゃった小額通貨」の処理方法についてホトホト困り果てているからなんです(苦笑)。ちなみに、一回のタイ出張で今日のトップの画像程度の小銭が手元に残ります。写真では中々そのボリュームが伝わらないと思いますが、両手の上に山盛りになる程の量です。もちろん、普通の方が海外旅行に行っても、こんな量の硬貨が手元に残る事はまず無いでしょう。これは、私が海外でやたらに屋台や露店に行ったり、コンビニでいかがわしいお菓子類を片っ端から買い漁ると言う怪しげな行動を取るからに他なりません。 さらに、こんな事になるのには私の方にもう一つ別の大きな問題があります。実は、私は買い物の際に硬貨を出せない男なんです(笑)。これは別に海外に限った事ではなく、日本にいる時もコンビニなどでの買い物の際に「全部で360円です」って言われても、ほぼ確実に紙幣で支払うクセがあります。自分でも良く判らないのですが、とにかくレジで小銭入れの中をジャラジャラするのが苦手なようです。更に更に海外出張に行く際には小銭入れを最初から持って行きません。だって、毎月確実に海外に行かなくてはならない状況で、日本円の札入れと小銭入れ、タイバーツの札入れと小銭入れ、さらにはユーロやポンドの分まで用意する訳にもいきませんからね~(苦笑) そんな訳で、我が家には世界各国の小額硬貨が冗談抜きで山のようにあります。今は、以前ふと前を通りかかった骨董品屋で見つけた「本人は古備前の逸品」と信じている瓶の中にジャラジャラと・・・そう、バーツだけでなく、ユーロ・ポンド・元・ルピー・ルピア・シンガポールドル・リンギット、更には今はもう使えないマルク・フラン・リラ・・・全部一緒くたです(笑)。これはもう間違いなく、各国の硬貨をちゃんと分けることは不可能な状況になっちゃってますね。 最近では少しは学習して?タイでは極力硬貨のお釣りは受け取らない事にしてます(苦笑)。ただ屋台や露店ならばそれで済みますが、コンビニとかレジの備え付けてある所では「釣りはいらない」って言われると店員さんが結構困ったりするみたいですから、そういう時は迷う事無くタンブン(功徳)です。つまり、道端にいらっしゃる恵まれない方に差し上げるんです。幸いな事に、バンコクでは功徳を施す方を捜す必要なんてないほど沢山いますから心配ありません。もっとも、慈悲の心からそうしている訳ではなく単なる身勝手な理由からの行為ですから、本当は恥ずべき行為でしょうし絶対に功徳を積んだことにはならないとは判ってますけどね。 ただ、おかげさまで最近ではタイバーツの小額硬貨が帰国時に山盛りって言う事態はなくなりました。もっとも、新たな問題も生じてまして・・・。最近ベトナムを仕事先にし始めましたから、ベトナムの通貨ベトナムドンが・・・(笑)。こちらはタイバーツよりも余程深刻で、10000ドン=55円くらいのレートです。それでもって硬貨は200・500・1000・2000・5000ドンの5種類(たぶん)。200ドンって日本円では1.5円程度のものですから、功徳を施そうッたってその手の人も喜びません・・・って言うか、たぶんそんなもの貰ったら怒り出すんじゃないでしょうか(苦笑)。結果、私の手元には着々とベトナムドンの小額通貨が溜まり始めた今日この頃なのでした。
2009/03/13
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ようやく新しいPCが到着しましたぁ~♪いつもの様にエプソンの直販ショップで頼んだので、家電ショップで購入するPCと違い、ソフトはまったくと言って良いほどインストールされてません。オプションで注文したオフィスプロとウィルス駆除ソフトだけと言うシンプルさです。あっ、ちなみに今回はVistaを回避してもう一回XPにしておきました。 それにしても、前の機種だって2年位前に購入したものだったのに新しいPCは滅茶苦茶処理能力がアップしている気がします。もっとも、ここ2週間ほどはデジカメで撮影した画像1枚を処理するだけでも、えらく考え込むほど(笑)PCがおかしくなってましたから余計そう感じるのかもしれませんけどね。 しかし、思うんですけどMicrosoft社のオフィスってチョット高すぎじゃないでしょうか?私の場合、データベースとしてAccessを使っているのでpersonalって言う訳にもいかないのでproを選ばなくてはならない為、思い切り金額が跳ね上がります。別にAccessなんかよりずっと良いデータベースソフトがあるんですけど、以前から仕事で使っているアクア用品のデータベースを今更作りなおすのもめんどくさいし・・・。 ちなみに、このデータベースには10年位前から現在までの日本で発売されたアクア用品のJANコード付きの物はほぼ全てのデータが収容されてます。売価だけでなく、卸値とかそう言ったコアな情報も含まれており総数は25,000アイテムに届きそうな勢いです。もちろん、パーツ類とかそう言ったものも含めての数ですが、外国のメーカーとコンサルタント契約結ぶ時に大きな武器になります。欧米人に日本のアクアマーケットの説明する時に、この手のデータベース持っていると説得力が違うみたいです。 まぁ、今晩1番かけて必要なソフトをPCにインストールして、明日からまたバリバリと仕事に精を出せそうです。って言うか出さなくっちゃね。もちろん、ブログの更新も普通に行えるようになりましたから、頑張って更新します。
2009/03/09
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どうもここの所PCの調子が今一です。それほど大変な作業ではないのにやたらに考え込んでたり(笑)、そうかと思うと「今日の仕事はコレで終了っ!」とばかりに、勝手に電源落ちたり・・・まったくたまりません。別にそんなに古い機種じゃないんですけどね~。購入して2年くらいでしょうか。修理に出している間外出用のモバイルPCで仕事するのも嫌ですし、メンドクサイから新しいのを購入してしまいましょう!って言う事にしました。 こう言う時、法人は楽なもんです(笑)。個人だったらこのご時世にそうそう簡単に新しいPC購入しようっ!って思わないでしょうが、な~に「所詮経費ですから(笑)」。 しかし、いざ購入となると結構悩ましい問題が!現在のPCはWindows XPなんですけど、次のマシーンのOSは何にしましょう?普通に考えればvistaなんでしょうけど、昔から持っているデータでvista未対応のビジネスソフトが結構あるんです。まぁ、もうほとんど使わないものなので無視すればよいのですが、気分的になんとなくムカつきます(笑)。なんだか最近のMicrosoft社って一人勝ちのせいなのか、この手の強引な手法が目に付きますね~。 それと、もう既に次世代のOSであるWindows7の発売が今年の9月とか発表されてますし・・・。「って事は何かぃ?vistaってばMeと同じ扱いかよ!!」って疑心暗鬼になっちゃいますしね~。かと言って、手持のPCの調子が悪い訳ですから9月まで購入を先延ばしできないし、ここは思い切ってもう一回XPにするか、それとも腐れOSかもしれないvistaにするか・・・。うーん、どっちにしてもあんまり良い選択ではない気がするなぁ(苦笑)。 まぁ、元来物事に深く悩むタイプの人間ではないので、今日中にでも結論だしてEpson Directでオーダーしちゃいます。えっ?今のPCどうするかって?一度、PCを色々といじくり回して見たかったので、色んな部品交換したり余計なもの装着したりして遊んで見ます(笑)。
2009/03/02
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皆様ご無沙汰しておりました。今回のベトナム&バンコク出張は特にトラブルも無く・・・って、実の所こっちのケースの方が珍しいんですが(笑)無事終了いたしました。ただ、なんだか日本は寒いですね~。しかも、今日なんて雪降ってますっ!旅の後半の滞在地バンコク周辺もそろそろ夏本番を迎えようとしていまして、すでに日中の気温は35℃前後まで上昇します。そんなところから、雪のパラつく日本に帰ってくるとなんとなく精神的に落ち込みますね(苦笑)。それに気温差だって30℃ある訳ですから、すでに初老となった我が身にはかなり厳しく堪えます。 まぁ、今回のベトナム訪問で一番の問題点も解消しましたし、ここは一つ1週間位休暇をとってみてはいかがなものでしょう?って自分自身に稟議書でも提出したいもんです。そういえば、4月の半ばタイで結構有名なお祭りの「ソンクラン」があります。元々のいわれとかは良く知らないのですが、とにかく街中の誰も彼もが物凄い勢いで水を掛け合う実に爽快なフェスティバルなのです。 この「ソンクラン」の時期には、現地の人だけでなく観光客ももちろんターゲットになります。さすがに、バンコクの目抜き通りではさほど激しい攻撃に遭う事は無くせいぜい水鉄砲でピューってされるくらいです(笑)。しかし、私が好んで徘徊するような屋台街やその周辺では結構物凄い事になります。以前ちょうどこの時期にバンコクに滞在して屋台でセンミー・ナーム(米麺のラーメン)食べていた所に、近所のガキンチョに総攻撃を受けタライやバケツの水をそれこそ風呂桶一杯分くらい浴びた事もあります(苦笑)。しかも、このお祭りの事を良く知らなかった私が唖然としていると、ニタニタ笑いながら屋台のオバチャンまでもがドンブリ一杯の水を追加攻撃してくれました! でも、間違えて?この時期にタイに旅行した方は水をぶっ掛けられたからと言って怒っちゃあいけません。ここはあくまでもタイランドであり、これは彼らのお祭りの習慣なんですから。本当かどうかは定かではありませんが、元々はこのお祭りの際に水が掛かるとその年の無病息災が約束されるとかそんなご利益があるらしいです。同じ時期に、信号で止まったバスの回りに大勢が寄ってたかって、バスの開いた窓めがけてバケツなんぞで水をぶち込んでいる光景にも出くわした事があります。その時は、ヨーロッパ人らしいおじいさんが物凄い勢いで激怒してましたが、当然誰にも相手にされず無視されてました。 海外から帰国したばかりだと言うのに、4月に久々に休暇でもとってソンクランでも楽しんでこようかなぁ?とすこしワクワクしながら思い始めている不良オヤジなのでした(笑)
2009/02/27
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逸品堂を運営していれば、毎月嫌になるほど沢山のベタを写真に撮らなければなりません。それでも、最近では結構慣れてきましたから以前のようにやたらと長い時間撮影しなくても済む様になって来たのは助かります。でも、どうも老眼が出つつあるのか(涙)被写体がぼやけて見えることもあり、年とってからやる仕事じゃないなってつくづく思います。バンコクの炎天下をベタを探してさ迷い歩くのだって、毎週数時間に及ぶ水替えするのだってかなりの重労働ですしね・・・ 所で、とにかく豊富なカラーバリエーションが売りの改良ベタですが、その中で私にとっての鬼門がホワイト系です。もちろん、ホワイトの色調が嫌いだと言うことではありませんし、逸品堂でもお客様の人気も高いカラーですから避けて通る訳には行きません。ただ、撮影が難しいんですよね~、カメラ素人の私には(苦笑)。 他のカラーと同じ様な撮影環境でデジカメで撮影すると、ほぼ確実に白が色飛びします。いわゆる露出オーバーって奴なんでしょうか。だからと言って、デジカメの露出補正機能を使って調整すると今度はバックがやたらと暗く写っちゃいます。 それと、一番の問題はホワイトと一緒に存在する他の色彩、特にブルー系の発色が見た目と全然違う物になっちゃいます。例えば、1枚目の画像は地色がパステル調のブルー&ホワイト・マーブルです。ブルーの下地にブラックが存在するのがよく見かけるマーブルとはチョット違いますが、まぁ定番商品と言ってよいでしょう。背景がやたらと暗く写っていますが、ベタ自体は結構本来の見た目に近い感じです。 それでもって2枚目の個体は、同じブルー&ホワイト・マーブルなんですが全然系統が違います。ホワイトの地色は従来の系統とは異なり、カッパーやドラゴン系のようにエナメルホワイトを体表にベッタリと塗りたくったように厚みのある感じです。そして、一番の問題はヒレのマーブルパターン!画像を見る限りでは濃紺か黒にしか見えませんが、実際には鮮やかなターコイズグリーンなんです(涙)。 私の撮影技術の問題なのか、はたまた所有する非一眼レフのデジカメがダメなのかは定かではありません(苦笑)。・・・がっ、実際問題としてこの個体の外見と画像が全然違っているのだけは動かしがたい事実です。ちなみに、露出補正をプラスの方にするとターコイズグリーンの発色はきれいになりますが、ボデイのエナメルホワイトはなんだか体の中から光線発射しているみたいに目が眩むほどまばゆいばかりに光り輝いちゃいます(笑)。 そんな訳で、逸品堂におけるホワイト系のベタの売れ行きはあまり芳しくありません。それが、逸品堂が卸部門でベタを卸売りしている熱帯魚ショップに陳列しておくとビックリするほど良く売れるんですよね~、ホワイト系って(苦笑)。って事は逸品堂のホワイト系が売れないのはひとえに私の撮影技術の問題と言うわけで・・・うーん、結構ムカつきます(笑)
2009/02/09
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中々次の訪問日程が決まらなかったベトナム出張ですが、ようやく日程をフィックスすることが出来そうです。どうも、ベトナムの新規取引先(予定)のオヤジは主体性に欠けると言うか、自分から行動を起こすと言う事がありません。まぁ、少々怪しげな雰囲気は漂っているものの、ビジネスパートナーとしてはそれなりに信用できそうではあるのですがどうも私とは波長が上手く合いませんね~(苦笑)。 ベタの通信販売をしている「おさかな逸品堂」はあくまでもサイドビジネスで、本業の方の今後に大きく影響する今回の商談は、冗談抜きで我が家の生活の柱となる訳ですからもう少し熱く語ってもらいたいものです、あのベトナム人社長にも(笑)。ただ、どう考えてもそう遠くない未来にタイでは何らかの騒乱が起きるような臭いがプンプンですし、その余波で昨年末のようにタイから顧客の元への出荷がストップするのは致命的ですから・・・。 総合的に見ると、本業の生産拠点を現在のバンコクからベトナムに移行すると言う判断は間違っていない気がします。でも、何かしっくり来ないんですよね~、あのオ・ヤ・ジッ!まぁ、もう一つの選択肢として、このままタイで生産を続け商品は全てお隣のマレーシアに陸路で移動させそこで保管・輸出を行うって言う方法もありです。これなら万が一再度タイの飛行場が封鎖されてもなんとか出荷は継続できますから。ただ、タイ国民や私にとって最悪のシナリオ、つまり軍事クーデターとか起きちゃうとこの方法も続けられるかどうかは保証の限りではありませんし・・・うーん、悩ましい所です。 ただ、本業の生産拠点をベトナムに移行した場合は、現在本業の件でほぼ毎月バンコクに行かなくてはならない事を利用している「おさかな逸品」の方は、コンスタントな仕入れは難しくなるのは確実です。サイドビジネスとは言え、結構楽しみながら趣味と実益を兼ねている仕事だけに今後も上手く継続させたいものでが、どうなる事やら・・・。あっ、ちなみに現在今回のベトナム出張に併せて「逸品堂在庫軽減セール」って言う奴を実施しています。ヒレの短いプラカットはともかく、ショーベタやショークラウンは出張中にヒレがダメになる可能性が高いですから、後生大事にストックしていても仕方ないですからね。
2009/02/08
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先日、熱帯魚関係の友人と久々に飲みに行きました。お互い、この年になると家庭の行事やら仕事の事でまったく互いの空き時間が合わず1年以上振りです。僅か1年程度なのに、互いに(笑)相手が随分オッサン臭くなった気がして、ひとしきりその話題で盛り上がってしまいました。しかし、酒を飲み始めると当然話題は魚関係に・・・・コレばっかりは年に関係なくいつまでたっても変わらないようです。 そんな我々にしてみれば他愛の無「魚のお話」・・・と言っても、周りの人にしてみるとサッパリ訳のわからない会話の内容で不気味極まりないオヤジ達に見えてたでしょうけどね(苦笑)。その「魚の話」の中で彼がふと「そう言えば、オマエの所のピンクエンドラーズはどうした?」って尋ねてきました。「はぁ?ピンク・エンドラーズ??何それ?知らんっ」と思わず言っちゃった程、私の頭からこの魚の事は消えちゃってました。でも、そう言えば確かにそんな魚が我が温室内にいたような気がします。「温室に戻ったら確認しとくよ」と彼に約束してその場はお終い。 彼と飲み屋の前で別れてから温室に戻り温室内を探索したらいましたね~♪このブログのバックナンバー調べたら2007年9月15日の記事で紹介してました。最近温室中ベタだらけなので、他の魚の事はほとんど気にしていないというか、いるだけの存在になっています。それでも、世の中の清く正しく生きている人達からは想像できないくらい水槽の保有数があるもんですから(笑)、そんな魚達も何となく温室内に存在していたりします。 バンコクで仕入れた際に、店の兄ちゃんがエンドラーズ・ピングーって言ってました・・・って言うか、その場で現地調達した通訳(単に前の店のオヤジ)のタイ語から英語への変換能力に大きな問題があっただけのようで、実際にはエンドラーズ・ピンクって兄ちゃんは言いたかったんだと思います。ちなみに、ブログで紹介した後にグッピーに詳しい知人から「この品種はエンドラーズとマゼンダ(グッピーの1品種)も交雑種」って教えてもらいました。 個人的には結構好みのカラーリングだったのですが、F1に何だかイエローグラスみたいな個体が出てきた時点で、単なるF1雑種と判断しその後はミクロソリウムが繁茂・・・と言うか魚の泳ぐスペースが無いくらいぶち込まれた水槽の中でひっそりと暮らしてました。もちろん、水変えの際などに中でなにやら魚が泳いでいるのは見てましたけどね(笑) 今回、友人の話で少しだけ興味が出たのでその水槽を大掃除がてら中の魚を観察してみました。そしたら、バンコクで仕入れた時とあまり変わらない姿のピンク・エンドラーズがそこそこの数泳いでます。もちろん、この水槽内で数世代は経過しているのでしょう。中には生まれたばかりの稚魚も見受けられます。 ・・・って事は、一応このカラーリングは次世代以降に遺伝するって事です。最初の個体をバンコクで仕入れてからすでに1年半が経過してます。この間、この品種がバンコクから商業ルートで輸入されたのかどうかまったく知りませんが、今回ネットで「ピンクエンドラーズ」で検索した見たら、それなりに入荷はしてるみたいです。でも、何だか我が温室の個体と随分と表現形が違います。我が家の奴は体の前半部分が漆黒に染まり、グッピーに疎い私でもメタル系の血が入ってるんだなって判りますが、他のところの個体はボディ前半部分はシルバー系の色調のようです。 まぁ、遺伝形質である事が判明したわけですしもともと好きなカラーパターンなんですが、じゃあ本格的に系統維持するかって言うと・・・うーん、たぶんしないと思います。最大の理由は、我が温室ではエンドラーズの系統維持が絶対ですから、他の系統を保有するのは危険です。もし、不慮の事故で両者が交配しちゃったら、この15年間の苦労がすべて水の泡ですから。 それと、グッピーのずぶの素人が言うのもなんですが、この品種ってエンドラーズとマゼンダの交配種じゃなくて、純粋にグッピーの1品種って事は無いんでしょうか?2枚目の画像は我が家のエンドラーズですが、明らかに体型が違うんですよね~。もちろん、グッピーと交雑させた訳ですからグッピーに近い体型であっても不思議はないんですが、それにしても思い切りグッピー体型の気がします。
2009/02/05
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さかなおやじの妖怪退治海外編としてベトナムくんだりまで出かけて来ましたが、さすが相手はぬらりひょん親父です(苦笑)。一度や二度のバトルでは埒があきそうにありませんね~。帰路にはもちろんバンコクに立ち寄りベタを仕入れてきました!でも、やっちゃったんですよね~・・・って持病の腰痛!(涙)。今回は、ベタの沢山入った袋を両手にぶら下げて歩き回ったダメージではなく、バンコクの夜の出来事でした。なんて書くと、多くの方は「このエロ親父、一体何やったんだか」って思うでしょうね~。 真相は別にそんな恥ずかしいもんではありません・・・かな??日本にいても明け方まで眠れない男なので、バンコクでも深夜に小腹が空いて屋台までお夜食食べに出かけることがほぼ毎日です。行きつけのクィッティアオ(米麺)の屋台の前に結構なスペースの空き地がありまして、そこに毎晩ストリートチルドレンと言うか、家なき子っていうかとにかくそんな子供たちがたむろしてます。 以前、屋台で飯を食べている私のポケットから財布をひったくろうとして私に捕まり、説教がてら飯をおごってやってから(苦笑)、結構彼らと仲良しです。今回も、屋台でタイ風ラーメン食べてる私を見つけてワラワラと集まってきました。まぁ、もちろん狙いは「私のおごりで何か食べる事」なんですけど、そんな中の1人がセパタクローのボール(竹か藤で編んだサッカーボールみたいな奴)を持っていたのに目が留まりまして・・・「よしっ!これからセパタクローやろうっ!」「え~、おじさん出来るの??」「ばかもん!こう見えても昔はサッカーで鳴らしたもんじゃ!」などと、カタコトのタイ語とブロークンな英語を交えて話をしながら、いざセパタクローにチャレンジ!あっ、ちなみにもちろんセパタクローなんてまったくやったことありません。「おじちゃん、それじゃ全然ダメだよ」とか馬鹿にされながら汗だくになって興じていると、そこに3人のファラン(白人)が通りかかりました。「何やってんだい?」「タイの子供たちとセパタクローで親睦を深めてるんだよ」「おおっ、おもしろそうだな!俺たちも入れてくれよっ!」・・・ってな事で、あっという間にタイの子供対外国人の怪しげなおっさんチームの試合に!もちろん一方的におやじチームの負け!だめじゃん、ファラン!オレより使えねぇ!! そんな試合の終了間際に、いきなりそいつは訪れましたぁ!織田裕二なら間違いなく「きっキタぁ~っ!」って喚いている事間違いなし。もっとも、私がやるとどう見ても山本高広だろうけど(苦笑)。えっ?何が来たのかですって??もちろん、アイツですよ。私の古くからの大親友「腰痛」が・・・。メリメリって言う音と同時に物凄い激痛が全身を走り、冗談抜きで目に涙が出てきました。 そんな私を見て、能天気なファラン達は「オーッ!子供たちに試合で負けたからって泣くなよぉ~!」とか笑いながらほざいてました。「馬鹿もん!お前らが情けないから、自分の能力値以上に頑張った結果がこれだろうがよ!」その後、腰の激痛に耐えながら、子供たち全員に屋台で好きなだけご飯をおごってやったのは言うまでもありません。まぁ、バンコクの屋台なんて、物凄く安いからいいんですけど・・・でも、試合の時は7人しかいなかった子供が、食事の時には明らかに15人以上いるのはなんで??しかも、子供をおぶい紐で背負ったおかあちゃんまでいるんですけど(笑)
2009/01/23
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先方のぬらりひょんジジイ(一応、社長です)の怠慢でなかなか日程の決まらなかったベトナム出張ですが、ようやく日程が固まりました!・・・って言うか力技で無理やり決めました(笑)。昨日、日曜なのにも関わらずベトナムの相手先にメールを入れ「お前の様ないい加減でやる気の無い奴とは仕事は組まないっ!」って絶縁状を叩きつけました。あのクソジジイ(失礼)、ちゃんとメールは見ているらしくすぐに電話がかかって来ました。「もしもし、いやぁ~連絡が遅れてしまって御免なさい!なにしろ・・・」「何か用?」「いや、あの・・・今度のあなたの訪問日程について・・・」「だから、もう止めたってメールで送ったろっ!」「えっ、じゃあベトナムには来ないんですか?」「ベトナムには行くがオマエの所なんか行かないっ!」 本当は他に行く当てなんて何もなかったんですが、ここはハッタリぶちかますとこでしょう!(笑)。相手のぬらりひょん(顔が似てるんです)は余程慌てたのか、いきなり「前回ドタキャンして無駄足踏ませてしまったので、今回の旅費・滞在費はコチラ持ち」とか、ビックリするような話まで頼みもしないのにする始末。 ・・・そんな訳で、いきなりですが今週からベトナム出張です。でも、今からだと普段使っているタイ航空が「出発の3日前までの発券」と言う条件で使えません。もちろん、ベトナム航空やANAで行けばいいんですが、こちらとしては帰路にバンコクに立ち寄り副業の逸品堂の為ベタを仕入れたかったんですよね~。金銭的な面は旅費や滞在費がアッチ負担になったからいいんですけどね(笑) もう一つ困ったのが、出張中の逸品堂の温室管理!普段は知り合いのフリーターにベタの管理を頼んでいるんですが(もちろんアルバイト)、今回は、ベトナムからの回答がなかったので「今回の出張は無しっ!」って彼に伝えてしまってあったので、今週は他のバイトを入れてしまったそうです。温室を別に借りて自宅の一室から外に出てからは、まずほとんどと言って良いほど家族の協力はありませんし(苦笑)。 うーん・・・しょうがないから?いきなり逸品堂はセールをして在庫処分をかける羽目になりました(涙)。通常の販売価格の60%オフって言う利益度外視で、出張中にコンディション壊されるよりましだろうと言うコンセプトなので、もしよろしければ在庫管理軽減にご協力くださいな(笑)。でも、目的が在庫数削減なのでむやみやたらに出荷の手間が増えるのも避けたいと言う、まったく手前勝手な考えで、割引適用は2尾以上ご購入の場合になっちゃいますけど。
2009/01/12
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以前からこのブログをご覧頂いている奇特な(笑)方は覚えておいでかもしれませんが、私の本業は会社の定款によればペット用品の製造販売って事になってます。逸品堂はあくまでも趣味の延長上の副業であり、一応家族の生活は本業の収入に全て掛かっております。 そんな大切な本業の現在の生産拠点が、なんと騒乱のタイランド!(涙)。昨年末の空港閉鎖騒ぎで顧客のイギリスへの商品の輸出がストップしえらい目にあいました。あの時の空港閉鎖期間中のタイの経済損失は8000億円程度と言うタイ中央銀行の試算が発表されるほど、タイ国民の生活や経済全体に壊滅的なダメージを与えたにもかかわらず、今度は政権を追われた旧政府側が2月にタイで開催されるのASEANサミットを中止させると息巻いているようです。 他の国の人間がタイの政治に口をはさむのは御法度だと判っていますが、これ以上混迷が続けばタイと言う国が崩壊しかねない深刻な事態だということを、政府側も反政府側も認識してもう少し穏便な行動を取った方がよろしいと心から思います。 個人的には大好きなタイですし、この後も上手く政局が安定する事を信じていますが、一家の世帯主としては仕事の話となるとこれは少し別問題!って言う訳で、次なる生産拠点候補として浮上したベトナムですが、コイツがまた一筋縄では行かないようです(苦笑)。 昨年末の訪問では、ベトナム出張直前に相手の会社の社長に直接アポの確認をしたにもかかわらず、ホーチミン空港についてみりゃ相手の会社の社長は「海外出張中」でドタキャンっ!怒りに目がくらみそうですが、そこは押さえて仕切りなおしに今月の再訪を先方と連絡しあいます。「いやぁ~、昨年末は本当にスイマセンでしたね~。何しろ急な出張だったものでね。」「いやいや・・・(ふざけんなオヤジっ!2日前に電話で確認したじゃねぇかっ!!)」「それで、今度はいつお見えになりますか?」「出来れば1月の13日辺りが都合が良いのですが、あなたのご都合は?」「あっ、そりゃ好都合!ちょうどその週は予定が空いていますから」「じゃあ、その週で・・・」「あっ、そうだ!その週に1日だけ都合の悪い日があるのでそれを確認して再度連絡します」・・・それから数日たっても、先方のクソオヤジからは当然なんの連絡もなし・・・。あの~、エアチケットの発券が出発の3日前迄なんですけどぉ~?どうやら、今年はこのベトナムの妖怪ぬらりひょんオヤジとのバトルが楽しい事になりそうで、今から期待でワクワク・・・と言うか、心臓がドクンドクンと熱く脈打っております(笑)
2009/01/08
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新年明けましておめでとうございます。旧年中は、この駄ブログに多くの方に御来訪いただきひたすら感謝でございます。今年はもう少しブログの更新回数を増やせるよう努力していきますので、旧年と変わらぬご愛顧の程お願い申し上げます。 ところで、今日の画像は実は前の正月でも使ったものなんですよね~(笑)。あらためて、画像のストックの中から新春の御挨拶にふさわしいものを選んでたら、やっぱりコレかな?と思いまして、再登場となりました。こうなりゃ、今後も毎年この画像で行こうかな?(笑)
2008/12/31
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さて、バンコクの某ホテルの部屋の前の廊下でワンワンと泣き伏す日本人らしきオバチャンと、その前にパンツ一丁で仁王立ちのさかなおやじって言う訳の判らん構図(苦笑)で前回は終了いたしましたが、今回はその続きから・・・。 とにかく訳が判らず、泣き喚いているオバチャンに「一体何なんですか?」って尋ねてみても(もちろん、今度はひどく優しげな声でね)、ひたすらワンワン鳴くだけでさっぱり要領を得ない。しかも、オバチャンの背後のホテルの従業員も上手く英語がしゃべれ無いのか状況がまったくつかめません。ただ、なんとなく従業員のこちらを見る目が妙に厳しいのだけは確かなようです。長く続くホテルの廊下の他の部屋のドアがほんの少しだけ開いて、宿泊客たちの注目の的になっている事だけは間違いないようです(涙)。 とにかくパンツ一丁と言うシチュエーションだけはイカンと思い、部屋に戻って服を身に付けて戻って来ると、ちょうどそこにホテルの支配人らしき人が駆けつけてきました。彼はさすが要職に付くだけあって、この異様な状況下でも冷静です。「お客様、一体何があったのでしょうか?」「こっちが聞きたいんですけど。いきなりこの女性が部屋のドアを物凄い勢いで蹴り上げながら喚き散らしたので、ドアを開けて注意したらこの有様で・・・」ホテルの支配人は、背後に突っ立っている2人の従業員になにやら話しかけています。「お客様、そもそもこれはあなたたち2人(つまり私とオバチャン)の問題ではないでしょうか」「はぁ~?何で??」「御夫婦の私的な問題を当ホテルに持ち込まれましても・・・」「ちょっ、チョット待て!御夫婦って何言ってんだあんた?」「えっ、この女性はお客様の奥様ではないんですか?」「当たり前だって~の!まったく知らん、こんなオバチャンなんか!!」 先ほどまで余裕ある態度で応対していた支配人が急に慌てた素振りで、背後の従業員とタイ語でなにやら慌しい作戦会議(笑)「大変失礼いたしました。ちょっとした手違いで、この女性は部屋をお間違えになったようです」「はぁ??何言ってんだかさっぱり訳が判らん!」 その後の支配人の説明と、少し我に帰ったオバチャンの説明によると、オバチャンとその旦那は日本企業のタイ支社に海外赴任してきているらしい。そして、日本の本社に戻ると言って家を出たはずの旦那がタイ人のうら若き女性とこのホテルに入っていくのを、オバチャンの友達が目撃し、早速携帯でオバチャンに御注進(笑)。オバチャンは浮気の現場を押さえようと、物凄い意気込みでこのホテルにまで押し掛け、フロントで旦那の宿泊している部屋の番号を聞きだし、エレベーターで上に・・・。 そこで怒りのあまり、階数を間違え本来は707号室を襲撃するつもりだったのが907号室(私の部屋)に到着してしまったと言う訳らしい。まぁ、事情は大体飲み込めたけど、そもそもホテルのフロントはそんなに簡単に宿泊客の情報を他人に漏らしてしまって良いのだろうか?一応、このホテルは決して連れ込み宿ではなく結構有名な1.5流クラスの所なんだけどなぁ~・・・。 ひたすらペコペコ謝り続けるオバチャンがエレベーターに乗って消えて言った後、支配人と従業員2名も、コレで一件落着といわんばかりに私の前から去って行こうとしたので、ここでまた私の怒りが爆発!「チョット待てお前らっ!!」「ハイ、何か御用でしょうか?」「そもそも何でお前らは宿泊客の情報を他人に漏らすんだよ」「そう言われましても、彼女は奥様とおっしゃっておられましたので・・・」「有り得ないだろ~が!それに、もう恥ずかしくてこのホテルにいられない。この階に泊まっているほかの客はみんな変な誤解したままだろうがぁ~っ!」「そう言われましても、一度お支払いただきました宿泊代金の返還には応じかねますが・・・」「なぁにぃ~っ!それなら、この階の全ての部屋今から一つ一つお前たちが廻って、状況を正しく説明して廻れ!」「それはチョット・・・」「何がチョットだ!こう見えてもオレだってジャーナリストの端くれだっ(そうだったのか?)。日本の雑誌でこのホテルの応対を記事にしてやるからな!」「お客様、それでは他の階のお部屋をご用意いたしますのでそちらに御移りいただくと言う事でいかがでしょう?」 そんな訳で、ホテル側が新たに用意した部屋って言うのが、ホテル最上階にあるスイートでした(苦笑)。こんな凄い部屋に案内されてもむさくるしい中年オヤジ一人じゃ意味無いしねぇ。それにしても、あの時のオバチャンの行動は物凄かったなぁ。人間は憤怒の極みに達すると、あそこまで思い切った行動とれるもんなんですね~。あの後、オバチャンは707号室でお楽しみ中の旦那を襲撃したんでしょうか?ちょうど時期的に赤穂浪士のシーズンだし(笑)。山鹿流の陣太鼓の代わりに、部屋のドアをバンバン蹴り入れながら討ち入りしたんだと信じたい!
2008/12/24
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初っ端のベトナムで思い切りこけた今回の海外出張ですが、まだまだハプニングは続きます(苦笑)。次の訪問地マレーシアではこれと言ったトラブルもなく順調に仕事をこなし、最後の目的地バンコクへ。例の国際空港封鎖騒動の直後とは思えないほど平静な空港内でしたが、その余波を受けてか異常なほど閑散としてました。空港から市内へのタクシーは例によってメーターを使わずにボッタクリ料金を吹っかけてきますが、毎度の事なんでマイペンライです。 ちなみに、こう言った時に激怒してはいけません。なんだか、タイ人は人に怒られるのが嫌い(誰だってそうか)みたいで、例え自分が悪くても人に怒鳴りつけられたりすると逆切れする事がしばしばだと言われています。今までの経験で言うと、物凄く真面目な顔をして、諭すように「そんな事言わずにメーターを使いなさい」って言うのが一番効果的な気がします。 なんてえらそうな事言いながら白状すると、一度だけ後ろを振り返ったタクシーの運ちゃんの顔面に後部座席から蹴りぶち込んだ事があります。だって、深夜に空港について市内に向かう途中、人気のないところにいきなり車を止めて「今晩オレとどうだっ!」って言いやがったんですよ(笑)。よりによって、初老のおやじつかまえて何言ってんだか・・・。でも、真面目な話特に女性の方は空港から深夜にタクシーを利用して市内に向かうのは止めておいた方が無難なようです。実際、その手の犯罪が何件も起きてますからね~。もちろん、99%以上真面目なタクシーだと思いますが、この手の事件は起きてからでは取り返しが付きませんからね。 まぁ、今回はそんなデンジャラスな事もなく無事ホテルに到着しチェックインも済ませる事が出来ました。早速、ホテル周辺の屋台に出撃し食べ物の調達を。ガイヤーン(焼き鳥)、ソムタム・プー(サワガニ入りパパイヤサラダ)、カオニャオ(もち米をふかしたもの)と言うイサーン地方(タイ東北部)の基本3点セットで決めてみました(笑)。もちろん、猛烈な暑さの屋台で食べる気はしませんから、全部お持ち帰りでね! さて、冷房の効いたホテルに戻ってリラックスモード(要するにパンツ一丁)になって、いざお食事タイム!って時にハプニングは起きました。いきなり部屋の戸が物凄い勢いでノック、いや正確には蹴りをぶち込まれているようです。しかも女性の声でなにやらヒステリックに喚き散らす声までおまけに付いているみたいです。ちなみに、こういった時にいきなりドアを開けるのは非常に危険です。タイではありませんが、以前他の国でドアを開けた瞬間に拳銃で撃たれ金品を奪われたと言う事件がありましたからね~。 それに、少なくとも子供が生まれてからそっち関係には非常に潔癖な人生を送ってきましたから(笑)、まったく身に覚えもありませんし・・・。って事で、無視する事にしようと決めたのですが、ドアの外の女性はかなりエキサイトしているようでドアに対する攻撃は延々と続きます。あまりの事に耐えかねて、ホテルのフロントに電話しました。「ハイ、フロントですが何か御用でしょうか」「あの××号室ですが、部屋の外で誰か暴れてるんですけどね~」「はぁ?・・・ああ、プッ」 なにやら電話口の向こうで複数のホテルの人間が笑いながら話している声が聞こえてきました。さすがに、日頃温厚な私も頭の中の血管がブチブチと音を立てて切れ始めました。「オイッ!何笑ってやがんだよっ!さっさと何とかしやがれ」・・・久々に、この私も完全なぶち切れモードに入ってしまいました。相変わらず外側から猛攻を受けているドアにつかつかと歩み寄ると、いきなりドアオープンっ!「てめ~、何しやがんだっ!タタキ殺すぞっ!!」おそらくホテルのその階の宿泊客全員に聞こえたであろう大声で、ドアの前に仁王立ちになっている女性を怒鳴りつけてしまいました(苦笑)。 するとどうやら日本人と思われるその中年女性は、ドアを開けた当初はいままでお目にかかった事がないほど恐ろしい憤怒の表情だったのが、完全に凍りついた様になりしばらくの間放心状態が続きそれから、いきなり崩れ落ちるように床に座り込み今度は大声でワンワン泣き始めるではないの!うーん、こりゃどうしたらいいんでしょう?なんだか、廊下にあるいくつもの部屋の扉が少しだけ開いていて、宿泊客も今後の展開に興味津々みたいです。 少し冷静になって第3者的に客観的な立場でこのシチュエーションを想像すると、なにやら痴話喧嘩としか見えないでしょうね~。しかも、非常に困った事にパンツ一丁なんですけど(涙)。何しろ、いきなりヒートアップしちゃったんで、上着とか着てくる暇がなかったんですよね。さーて、ホテルの廊下にパンツ一丁で仁王立ちになる初老のおやじと、その下に泣き崩れるオバチャン!この先一体どうなる事でしょう。・・・って、話が長くなりそうなので今回はここまで(笑)
2008/12/22
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さすがに今年最後となる筈の海外出張でしたが、色々な面でハプニング続きでした。そもそもスタートからして、今回のバンコクの騒動の煽りを受けて急遽「本業の方の生産拠点の代替地候補」として浮上したベトナムでしたが、やっぱり良くも悪くもアジアテイストたっぷりでした(苦笑)。 もちろん、ベトナムの某会社には事前に訪問予定を取ってありましたが、念のため出発2日前にメールを・・・。すると、すぐに「大丈夫!すべて承知しているから心配御無用です。当日は空港まで社長の私がお迎えに上がります」と言う実に嬉しいメールが送られてきました。 ・・・でも、ベトナムの空港に降り立ってもそれらしい人は見当たりません。それでも1時間くらいは空港内の待ち合わせ場所で待機していました。それでも、さっぱりなのでとうとう先方の会社にTELをしました。「ハロー、日本から来ましたさかなおやじですが迎えの人が見当たらないんですけど」「×××?」その後3分くらい電話口で待っていると、今度は別の人が電話に出ました。「あの~、御用件はなんでしょう?」「本日、御社を訪問し社長の◎◎さんと商談するお約束があります」「えっ・・・」再び電話口で5分ほど待たされる私。「えーと、弊社の社長はただ今海外出張中でして不在です」「はぁ~っ?だって昨日メールでお宅の社長とやり取りしましたよぉ??」「とにかく、今日から台湾に出張したようです」 どうやら、噂の?社長は完全なダブルブッキングをしていたようです。現在取引のある台湾と新規の客になるかもしれないだけの存在の私を天秤に掛けて、重い方を選んだようですね~(苦笑)。さらに都合の悪い事に、その会社には社長以外には英語を話す人は電話口の女性のみとのこと。しかも、その女性は「今日はもう家に帰ります」とか言ってるし・・・。 こう言う時の決断の速さには定評のあるさかなおやじですから、その場で即決しました!もちろん、ベトナム滞在を捨て急遽マレーシア入りを早める事を(笑)。もちろん、手配済みのホテルは無駄になりますけど、イライラしながら用も無いベトナムほっつき歩いてもね~。って言っても、マレーシアにだってそんなに沢山仕事がある訳ではなく、今回のバンコク国際空港の閉鎖騒ぎで急遽陸路マレーシアに移動させた商品在庫の確認に行くだけなんですけど、若い頃私のフィールドはマレーシアだったものでホッとできるし。 仕事で海外出張に出る時は、航空券はFIXではなく、帰国便変更可能な物にしているんですけど、それがこんなに役立ったのは今回が初めてでした。そんな訳で、今回のベトナム滞在は空港構内のみで正味5時間程度で終了いたしましたぁ~!
2008/12/19
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うーん、前回の産卵からずいぶんと間が空いてしまいました(苦笑)。バンコク騒乱のあおりを受けて、久々に本業の方が超多忙になっています。もっとも、仕事が順調で多忙なのはうれしい悲鳴ってとこですが、今回みたいに今月頭のバンコクからイギリスへの出荷が止まったフォローで忙しいのはあんまりうれしくありません(涙)。しかもよせばいいのに、今回のベトナム&マレーシア出張の最後にバンコクに立ち寄ろうなどど戯けた事を画策しているんですから、家族に「××につける薬はない!」とか、「いや、それを言うなら××は過労死で死ななきゃ直らないでしょ」とか言われても返す言葉がありませんな。 まぁ、それはさておき前回無事にベタが産卵までこぎつけました。実はこの後、稚魚たちが孵化し自由遊泳を始めるまでは、オス親が泡巣の下で頑張ってくれますから、飼育者の出る幕はありません。水温に大きく左右されますが、ベタの場合産卵後約2.5日位で孵化が始まり、その後3日ほどで稚魚たちは自由遊泳を始めますので、産卵から4,5日は飼育者はニート状態です。 もっとも、すべてのオス親がかいがいしく卵や稚魚の面倒を見てくれる訳ではありません。中にはせっかくの卵をパクパクと食べてしまう不届き者や、泡巣から卵や稚魚がポロポロ水底に落ちていっているのに知らん顔の怠け者もいます。卵を食べてしまう行為(食卵)には2通りの要因があるようです。ひとつは、要するにオス親がタワケ者である場合そして他方は、産卵された卵に何らかの理由で未受精卵が多い場合です。前者の場合、これはもうタワケ者を繁殖候補者リストから外す以外に方法はありません。しかし、後者の場合は何度か繁殖に使ううちに、卵の受精率が高くなれば上手に子育てしてくれる様です。 ちなみに、卵の受精率が悪い原因は多くの場合、メス側に問題があるような気が個人的にはしています。一番多いのが過熟卵つまりメスをあまり長い間お腹に卵を持ったまま放置しておくと、卵巣の中の卵が過熟し結果として受精しにくいものになってしまうと言うケースでしょう。このような場合、一度メスを繁殖に用いその後10日から2週間後に再度そのメスを繁殖に用いれば、今度は問題なく受精する卵を産んでくれます。また、特殊な例としてはブラックのメスは不妊なので、他の品種同様普通に産卵しますが、まったく孵化しないか孵化してもごく少数だけでその後稚魚がうまく育ってくれません。 やはりベタの食卵で問題になるのが、前者のタワケ者の場合でしょう(苦笑)。先ほど書いたように、通常は繁殖候補者リストから除外すればいいのですが、どういう訳かこう言う個体に限って、手持ちの個体の中で一番のクオリティだったりするんですよね~。そんな時は、最後の手段で人工孵化か託卵を試みてみるのも良いでしょう。・・・って事で、次回は人工孵化および託卵と言う、禁断の秘儀(笑)をご紹介しましょう! ただ、あらかじめお断りしておきますが今週半ばには海外出張に出かけなくてはなりません。その前に禁断の秘儀をご披露できるか否かは撮影できるかどうかにかかっています。別に文章だけならいくらでも更新できるんですけどね~。実際のところ結構微妙な情勢で、今後のさかなおやじの動向は予断を許しません(笑)
2008/12/08
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延々と続いていたバンコクの騒乱も、ひとまず小康状態のようです。反政府勢力による国際空港の占拠・封鎖と言うのも平和な日本に慣れた我々には想像できないものでしたね~。現在、空港は再開し数日もすれば平常運行に戻ると言う事ですが、手放しでこの話を信用する訳にもいかないみたいです。と言うのも、今日12月5日はタイの国王陛下のお誕生日です。タイ国民から絶大な支援を受ける国王陛下の誕生日と言うおめでたい日に、反政府デモはイカンだろぉ~的な部分が無くもありません。その証拠に、週明けにも行われる新首相任命で、政府側の人間が再び首相になるようなら、再度抗議行動を起こすって反政府勢力首脳が言ってますから・・・。 まぁ、タイ国民ではない私がとやかく言う資格はないのですが、出来るだけタイ国民に迷惑をかけない形で双方やっていただきたいものですね~。今回の騒乱&空港閉鎖で多くの外国企業がタイとの取引を停止したり、今後解約したりするでしょう。かく言う私も、現在バンコク郊外で生産している本業の製品を可能な限り迅速にベトナムにシフトするつもりです。だって、今後タイ国の政情がそう簡単に平常になるとはとても思えませんから。 本来であれば、サイドビジネスの逸品堂の「年末セール」に備えてバンコク入りし大量のベタを仕入れてくる予定だったのですが、今回はベトナム&マレーシアに急遽出張するため、年内のバンコク入りは無い事にしました・・・って思っていたら、今日もまたいつもベタを仕入れている一人のブリーダーからTELがありました。「今月はいつバンコクに来るんだい?空港も開いたし」「いや、今月は行けないな」「なんでだ?いいベタいっぱいいるぞ」「いや、仕事でベトナム&マレーシアに行かなくちゃならないから」「それなら、バンコク来るなんて簡単じゃないか!頼むから来てくれよ」 どうやら、彼もまた主力の得意先である欧米へのベタの出荷がストップしていた事で大変な窮地に陥っているようです。もちろん、できれば出張の最後にバンコク寄ってあげたいんですが、さすがに現状を考えるとヘタすりゃ訪タイ中に再度空港閉鎖で年内バンコクに足止めってケースも十分ありえますから。しかし、いつもはすぐにマイペンライを連呼する彼も今回は執拗に食い下がってきます。 うーん、こう見えても押しの強い奴には弱いんですよね~(苦笑)。まだ、決定ではありませんが海外出張の最後にマレーシアのクアラルンプールから半日だけでもバンコク寄ってあげようかなぁ~って心が揺れてます。もっとも、もし行ったとしても今回はおそらく碌なベタはいない気がします。だって、出荷のストップした状態で彼らのファームは出荷を待つベタで飽和状態のはず、さらに売上がまったく無い状況が続いた訳ですから、満足にメンテがされているとも思えず・・・。まぁ、困った時はお互い様っ!って事で、今回もし訪タイするならクオリティには目をつぶり彼らのベタを仕入れてあげるつもりです。
2008/12/04
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先ほど、バンコクの知人の女性から電話がありました。って言うと「なんだぁ?毎月バンコクなんて行くから怪しいとは思ってたけど、さかなおやじ=エロ親父だったんかい!」と勘違いする人も出てくるかもしれませんね~(笑)。残念な事に?電話先の女性は日頃ベタを仕入れているファームのオバチャンでした。皆さんも御承知の様に、現在タイの国際空港は反政府勢力に占拠され使用不可能状態です。在タイの日本人の方も1万人以上足止めを喰らっているとの話もあります。しかも、空港や政府の建物を占拠している反政府勢力はなんだかお祭り騒ぎで浮かれ楽しんでいるありさま。良くも悪くもさすが、タイです(苦笑)。でも、12月15日からASEANサミットが開かれる予定だってあったのに・・・こりゃアジア諸国に対する主催国体の信用丸つぶれ状態です。 そんなバンコクの混迷は、輸出業者にも大きなダメージを与えています。つまり、航空貨物便が発送できない訳です。以前からこのブログにも何回か登場したタイの友人(男性)は、食品を欧米に輸出する企業の重役ですが、先日電話で話をしたところ、ほぼ確実に会社は倒産だと言ってました。もし、飛行場が開放されても多くの海外企業はタイの会社との取引をためらうのは必定だからです。かく言う私も、現在本業の生産拠点をバンコク郊外に置いているのですが、早急にベトナムに切り替えるつもりです。本来は海外出張の予定が無かった12月ですが、急遽その件でベトナム&台湾行きが決まりました(涙)。 友人の話では、今回の空港封鎖でタイの経済が受ける被害は5000億円前後と言う事らしいです。一口に5000億と言っても、我が国とは物価指数の異なる国の事ですから、少なく見積もっても日本で考えれば1.5兆円位の経済損失って事になりますから、笑い事じゃありません。 ベタファームのオバチャンも、メインの得意先であるアメリカ向けの輸出ができなくなってしまい、ベタはだぶつくは収入は途絶えるはで大変な状態になっているようです。「あんたはいつバンコクに来るんだい?ベタがいっぱいいるから買いにおいでよ!」「そんな事言ったって、空港が使えなくちゃバンコクに行き様もないでしょ」「マレーシアから陸路入国すれば何の問題もなし!」・・・この辺りの発想は、いかにもマイペンライの国、タイランドだけあります。しかし、正直な話それほど大資本でないベタの生産家達は例えこの後タイの政情が平静に戻っても、多くのブリーダーは立ち直れないと思われます。 ただ、冗談抜きで私もバンコクにあった本業のストックを明後日陸路マレーシアに輸送する手続きを取ってあります。個人的には、まもなく鎮静化に向かうと思いますが、万が一の場合、イギリスの取引先に迷惑かける訳いきませんから、まぁ保険のつもりで移動させておきます。私の会社なんて、規模が極小ですから移送費用も微々たるもんですが、大手企業は真っ青の事態でしょうね~。そんな大きな話に比べると恐縮ですが、我が国に改良ベタが輸入されなくなっているのは間違いのない事で、この混迷が長引くようだと国内のベタは品薄状態になると思われます。 えっ?ひと事みたいですって?確かにそうなんですよね~、サイドビジネスである我が「おさかな逸品堂」も、こりゃ存亡の危機ですな(苦笑)。
2008/11/30
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さて、ペアの相性が余程悪くなければ早くて数時間後、遅くとも1日後くらいには産卵行動が見られるはずです。まぁ、ベタマニアにとっては見慣れた風景なんでしょうが、初めて見る方にはかなり感動的なシーンだと思います。もっとも、日中仕事や学業などで家を空けなくてはならない方々は、なかな実際の産卵現場を目撃するのは結構難しいかもしれません。 泡巣の下でオスがメスに巻きつくようにして産卵を促し、放卵・受精後に2尾共に一種の気絶状態になって水底に沈んでいきます。この時、いち早く夢?から醒めたオスは急いでゆっくりと水底に沈む卵を口で拾い集めて、泡巣の中に吹きつけるようにして集めていきます。しかし、オスにも個体差があるようでメスよりも目覚めるのが遅く、水底にグッタリしている間に先に目覚めたメスに卵をパクパク食べられちゃう奴もいます。ひどい奴になると、自分が真っ先に卵を食べてしまうひどい父親もいたりして・・・。 上記のような行動を何回も繰り返して、最終的には100-数百個の卵が産み付けられます。この後オス親は御存知のように泡巣の下で、我が子が孵化して来るまで頑張りますがメス親は無関心、と言うよりは単に卵の捕食者でしかありませんから(苦笑)、ある程度の時期でメス親は産卵水槽から取り出しておいた方が無難です。 オス親はこの後孵化した稚魚が自由遊泳を始めるまで、卵や稚魚の保護をしてくれますが、夜間に全ての照明が消されてしまうとさすがに眠ってしまうのか、その間に卵が泡巣からこぼれ落ちても放置したままになってしまいます。そのため、我が家では産卵後稚児が孵化するまでの間、室内灯は消灯せずに24時間態勢でオス親にはセコムしてもらいます。人間なら労働基準法違反とかに相当する行為も相手がベタならね~(笑)。また、オス親にとっても1日や2日の徹夜なんて、別になんでもないようで平然としてます。
2008/11/29
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さて、お見合いさせた(笑)ペアの相性が余程悪いかもしくはオスが余程繁殖に適さない状態でない限り、オス親は水面に一生懸命泡巣を作り始めるはずです。水面に何か浮かんだ物体があればそこを中心に、何もない状態ならばガラス面の縁辺りに作るはずです。ちなみに、以前紹介したスチロール板を浮かしてあれば、ほぼ確実にその下に泡巣を作ってくれることでしょう。 もっとも、この画像ではスチロール板ではなく、水草を浮かせて使っています。「何だよ、薦めておいて自分は使って無いじゃん!」って突っ込まないでね(笑)。横からストロボを使うのではなく上から光を当てて撮影する私の撮影方法だと、スチロール板が光を遮ってしまい、下に位置するオス親や泡巣を上手く撮影できない為のものですので・・・。 泡巣のボリュームはオスによって千差万別で、盛り上がるほど大きな泡巣を作る個体から、ほとんど泡が認められない貧弱な泡巣で済ませる無精者までいます。泡は粘着性のあるツバ(正確に言うとツバじゃありませんけど)と混ぜ合わせて作るので長時間割れる事無く維持されるような仕組みになってます。 泡巣が完成すると・・・と言うか、オス親がそう判断するしばしばメスの方に出向き、周囲をクネクネとダンスをしながらメスを誘う素振りが多発します。この状態になったらいよいよメスを隔離した容器から水槽内に導入しましょう。この時期になると通常であれば、水槽内に放たれたメスに対して、オスはそれほど執拗な攻撃はしなくなっている筈です。
2008/11/26
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さて、前回はベタの繁殖の一番のヤマ場である「繁殖水槽へのペアの導入」でしたが、博打みたいな物で、入れてみないとメスがどうなるか判らないと言うのはあんまりと言う方にオススメの方法が。それは、先にオスを導入した水槽にメスを入れた透明な容器を浮かべておきガラス越し(アクリル越しかぁ?)にお見合いをさせると言う方法です。この方法であれば、雌雄の気持ちが充実してくる前のメスにとってはデンジャラスな時間帯を安全に過ごす事が出来ます。繁殖に適したオスであれば、ガラス越しにメスにアピールしながら、一生懸命泡巣を作り始めるはずです。 もちろん、この方法とても絶対安全と言う訳ではありませんが、メスがボロボロになる危険性はグッと低いものにする事が出来ます。使用する容器は、互いの姿が判る様な透明なものであれば何でも構いません。100円ショップなどのキッチン用品売り場に行けば、透明な小型容器がいっぱい売ってますから、好みのものを捜してくるといいでしょう。出来れば、お見合い中にメスが容器の外に飛び出してオスの猛攻にさらされる事を防ぐ意味で蓋の出来るものがオススメです。 このお見合い?の最中にコツコツと音がするほど激しく容器の中のメスにアタックを仕掛けるオスがいますが、こいつらは基本的には繁殖に向いていないようです。覇気が強すぎるんでしょうか、同居させたベタは雌雄関係なく徹底的に攻撃する危険な性格の個体も間違いなく存在します。もっとも、タイで闘魚として賭け事に用いるのであれば、このような激しい性格の持ち主は大歓迎なんでしょうけど。 ちなみに、私が今回撮影した小型容器は、寿工芸の「ワンルームハウス」(だったと思います・・・)と言う商品で、側面にキスゴムが付いていて水槽のガラス面に貼り付けて用いる事ができる様になっています。コレは中々便利な器具で、闘争心旺盛なテッポウエビやシャコみたいなやつらを同一水槽に複数収容できる為、ショップの販売水槽などで結構多用されているのを見かけます。まぁ、ベタのお見合いに用いるのであれば、わざわざ購入する必要もありませんが1、2個持っていると、何かの時に魚を隔離するのに便利です。 どうでもいい事ですが(笑)、元々はこの「ワンルームハウス」って言うのは同じ寿工芸がかつて販売していた「アトロフィルター」と言う上部フィルターの濾過槽部分を流用したものです。この「アトロフィルター」と言うのは、「ワンルームハウス」を連結させた筒の中に好みのろ材を入れ、揚水ポンプで吸い上げた水を強制的にその中を通すと言う、いわゆるパワーフィルターの原理を取り入れた画期的な商品でした。・・・ただ、惜しむらくは筒の中を均等に水が通過してくれないため、ろ過能力に問題があって普及には至りませんでした。 しかし、理論上は間違えていませんし、個人的には寿工芸さんに更なる改良を重ねていただいて是非もう一度市場にその真価を問うて頂きたいものです。エーハイムの猿真似(失礼)みたいなパワーフィルターを海外の下請けで作らせるくらいなら、絶対こちらの方を頑張って欲しいんですけどね~。日本の住宅事情を考えると、水槽の横や下にデーンと鎮座するすごく邪魔な(笑)パワーフィルターより、水槽の上部を有効活用できる上部フィルターの方が絶対適している筈。まぁ、水草の育成を重視しているアクアリストには構造上向かないでしょうが、普通に熱帯魚を飼育される方ならば問題ないはずですしね。
2008/11/23
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さて、繁殖に使うペアが決定したら早速繁殖用水槽をセットしましょう。この時期だと、保温器具も必要になりますね。それと、外気温が低い時期は特に水槽には上蓋をして水面上の空気の保温をした方がよいと思います。今まで延々と述べてきた繁殖用小物を用いるか否かは、皆さんの自由意志にお任せいたします(笑) そしていよいよペアを繁殖用水槽に導入する訳なんですが、実はこの辺りがベタの繁殖で一番のヤマです。闘争本能旺盛なベタでは、この時がメス親にとって人生(魚生か?)最大の危機とも言うべき状況です。ほぼ間違いなく猛り狂ったオスにボコボコにされますし、最悪ぶち殺されるっていうケースだって稀ではありませんからね~。ただ、困ったものでペアの相性なんて外見から判断できないし、人間様と違ってお見合いしたり、「まずはお友達からっ!」とかのたまって(笑)健全なデートをしてパートナーとの相性を量るなんて事も出来ませんから。 オスメスを繁殖水槽内に導入するタイミングですが、コレと言った決まりごとはありません。ちなみに、私はオスを先に導入しそのまま半日ほど放置してからメスを入れる事にしています。繁殖期を迎えたオスであれば、近くにパートナーがいようといまいと勝手に(笑)泡巣を作り始める事が多いようですし、またそう言うオスでなければ繁殖に適しているとは言いがたいと思います。 いずれにしても、メスを繁殖用水槽に導入して半日くらいは絶えず監視できる様にしておいたほうが無難です。朝出かける前にペアを水槽内にぶち込んでそのまま出社というのはあまりにもデンジャラスです!かなりの確率で、帰宅後あなたをお出迎えするのは白濁した水槽と水底にボロボロになって横たわるメスの姿だと思われます。そんな訳で、会社員や学生の方は土日祝日に繁殖決行っ!って言うのがオススメです。 また、メスを導入してしばらくの間はひたすらオスの猛攻に遭うのはいたし方ありません。この時点で少々ヒレがボロボロになった位でセコンド(つまり飼育者)がタオルなんて投げ込んではいけません。見極めが難しいのですが、かなり痛めつけられたメスが水面付近で動かなくなってきたら危険な兆候です。このような際には、速やかにメスを取り出して保護してあげてください。 上手く行っている時は、オスは時々メスの周りをグルグル泳ぎながらメスの気を引き、そして泡巣を作っている場所に戻りブクブクと泡を吹くと言う作業を繰り返します。このようなオスの行動が見られるようになったらまずは一安心と言った所でしょう。
2008/11/22
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