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前回、喘息発作による入院から「社会復帰」と報告したきり、このブログの更新もぱったり途絶えたせいか、一部では死亡説も流れていたようですが(苦笑)、しぶとく生きてますから。今回、社会復帰が遅れたのは確かに持病の喘息が悪化した事が原因ではありますが、それよりもその後の心のダメージが・・・。 「病院で点滴をうって喘息の症状が軽減すると退院」でも、自宅に帰って夜を迎えるとなんだか息が出来ない気がして病院へ・・・って言うのを何回か繰り返しているうちに、はじめは昼間でも「なんだか息ができなくなった気がする」とか気になり始めていたのですが、そのうち「もしかすると、夜寝たらそのまま息が止まって死亡するかも」と言うのが気になるように。まぁ、比較的自分の死に対しては客観的に捉えられる方だと思っているのですが、問題は「ああ、このまま死んじゃったら残された家族は通帳や保険証書の在処とか判らなくて困るだろうなぁ~」とか、「会社じゃなく個人経営だから、仕事先もいきなり連絡取れなくなって困るだとうなぁ~」などと気になって夜も寝られず・・・結果、寝不足からか日中も注意力散漫で、自分が何をすべきなのか何から手をつけなきゃいけないのかまったく判断できないパニック状態に。 ついには、家族の半ば強制的な勧めで病院へ。・・・結果は、なんと「強迫性障害」との診断でした。いやぁ~、まさか自分が心の病に罹っちゃうとは露とも思いませんでした。「ゾウが踏んでも壊れない、強心臓」が売り物だったはずなんですが。それもこれも、毎日きちんと服用しなければいけないはずの喘息の治療薬をついつい怠ったのがいけないんですが、それにしても周りや家族には本当に迷惑を掛けてしまいました。 ヤフオクなんかでも、私が作業・連絡できない時は家族が手伝ってくれていたんですが、私の指示があまりにも曖昧でいい加減だった為、相当苦労したようです。時には、相手の方から酷くお叱りを頂戴した事も有ったようです。これも、全ては私の指示がめちゃくちゃだった為でして全ての責任は私にあります。そんな状況でもグチ一つ言わず私をサポートしてくれた家族には感謝の言葉もありません。普段はあまり家族愛とか考える事のない男ですが、今回ばかりは家族のありがたみを痛感いたしました。 幸い、私の方もほぼ「完全復活」したようですから、これから家族やヤフオク、おさかな逸品堂そして本業の関係各所に対する対応に全力で取り組まなくっちゃいけませんねぇ。通常ならばGWは「個人のリフレッシュ」に費やす事に決めている無責任男ではありますが、さすがに今回は「家族サービス」最優先でしょう!
2015/04/21
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趣味と実益を兼ねたベタの通販を副業にしてからずいぶんたちますが、最近何がつらいってベタの撮影がつらい事つらい事(涙)。歳のせいなのかはたまた緑内障かなんかなのか、とにかく以前は両目共に軽く2.5位の視力があったのに、いまやPCや携帯の画面も裸眼ではぼやけてまったく見えない状況です。それなのに、眼鏡をかけて遠くを見ると、風景がゆがんで見えて、これまた偏頭痛一直線。・・・まったく困ったもんです。 そんな状況なのに、ここ1両日物凄い数のベタの撮影をしちゃいました・・・って言うか、せざるをえなくなりました。今週、極短期の海外出張に出かけなければならない為に先週末ヤフオクに手持ちの魚を出品して、やれ一安心!と思ってたのに。 実は、私の知り合いが今度「熱帯魚屋を始めたい」という、個人的にはやめればいいのにって思う(笑)考えに取り付かれました。長年勤めた会社を退職し、家族の哀願をも振り切ってひたすらわが道を行く友人でしたので、前回バンコクでベタを仕入れた際に、彼に頼まれてベタを仕入れてきました。 本当であれば、すでに熱帯魚ショップオープンしてるはずなんですけどねぇ~。ちょっと彼の周りで色々有って、今彼はそちらの方に専念しなければいけない状況に。もちろん、家族あってのお父ちゃんですからそちらを優先するのは至極当たり前ですし、もし彼がショップの予定通りのオープンを優先するようならば、渾身の右フックをぶち込んでやらなければいけません。問題は、本来彼が引き取るはずだったベタ達・・・。もちろん、こんな状況ですから私の所で何とかするのは当然なんですが、何しろ海外出張が。しかも、彼に頼まれていたベタを捌かないと、新しいベタの収容スペースがぁ~っ! そんな訳で、本当に急遽も急遽、これらのべタをヤフオクに出品して捌いちゃう事にしました。でも、その為にはベタの撮影しなきゃならないんですよねぇ~(涙)。結局2日間で、空いた時間の全てを費やしてひたすら撮影を続け、先ほどようやくヤフオクに出品完了いたしましたぁ~!出品数はショーベタのオスメスとプラカットのオスを併せて66尾です。本当はもっといるんですけど、もう眼の限界です。眼の奥が疲労によりとにかく痛いんです(涙)。 ベタの撮影って、やった事がない人には想像できないと思いますが、結構難しいんです。要するに、被写体であるベタがじっとしていてくれませんから(笑)、なかなかピントが合いません。私の場合、デジカメも一眼レフとかじゃないしプロカメラマンでもないから、そんな時はひたすら「気合と根性」です。ベタ1個体辺り10数枚の写真を撮影し、その中で一番ましそうな奴をヤフオクの掲載画像に採用するんです。 今回の場合ならば66個体×15枚程度でおおよそ1000枚位をデジカメで撮影した事になります。こりゃあ、眼が悪くなくたって「疲れ眼」になって当たり前か(苦笑)。でも、この難行苦行が終了した事がうれしくて、ついついブログでご報告を・・・。まぁ、眼が疲れすぎて眼を閉じてもちっとも眠れないと言うのも動かしがたい事実なんですけどね。
2015/03/02
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なんだか2014年も残り僅かになっちゃいましたねぇ。若い頃は1年が長く感じたのですが、年をとるに従って時間の経過が早くなった様な気がします(苦笑)。今年2014年は結構大変な年でした。隣家の火事や身内の怪我や不幸など、どちらかと言えばマイナスの事件が頻発した気がします。まぁ、この年になれば仕方がないのでしょうか。 先日、今年最後と思われる?海外出張に行って来たのですが、ここ数ヶ月持病の腰痛が酷く飛行機での移動がかなりつらくなってきていますが、それでもめげずに帰路にはバンコクに立ち寄りベタを仕入れてきました。でも、今回はバンコク滞在期間中に「タイ国王の誕生日」が重なってしまったものですから、ベタの仕入れにはあまり適した期間とは言い難いものでした。仕事を休む業者も多く、町もなんだか浮かれた雰囲気ですからねぇ。逆に、観光目的でのバンコク滞在ならば結構楽しめると言う事も出来ます。当日は夜なんてそこらじゅうで打ち上げ花火が揚がりますし、色んな場所でお祭りが開催されています。 そう言えば、今回「円⇒バーツ」の交換レートが本当に久々に0.27位にまでなってしまいました。つまり、日本円¥10,000をバーツに交換すると2,700バーツにしかならないと言う訳です。つい数年前には3,800バーツ位にまで行ったのになぁ。アベノミクスによる円安は日本の主力である輸出産業には追い風でしょうけど、輸入業者にとっては物凄い打撃なんじゃないでしょうか。 逸品堂みたいな道楽に毛が生えた程度のビジネスならばともかく、例えば100億円分の商品をタイから輸入している商社があるとすれば、以前は38億バーツ分の商品が購入できたものが、今では27億バーツ分、つまり11億バーツ分も目減りしちゃっている訳ですからねぇ。割合にすると30%以上も仕入れコストが上昇したと言う事です。逸品堂のベタだって、仕入原価は実質30%以上の高騰な訳ですが、そうかと言って販売価格を30%上げさせていただきますって言う訳にもいきませんからねぇ(涙)。 まぁ、現時点ではアベノミクスの通過点でいくらなんでも安倍さんだって、今後は少しは日本全体の景気回復に注力してくれると無理やり信じて、それでもあまり期待せずに待つ事にしましょう。まぁ、逸品堂の場合は日本の景気とか円安問題よりも、本人の腰痛悪化による廃業の心配した方がよさそうな気もしますが(笑)。
2014/12/12
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しばらく前に、ヤフオクでのベタの出品がいきなり出来なくなったと書きましたが、その後の経過報告です。「ベタの出品は別に違法ではないし、他に何か違反をした覚えもまったく無い」と言う旨をヤフオク側に伝えて、待つ事しばし・・・。あっ、ちなみにヤフオク側に連絡する際、絶対に電話番号教えてくれませんからメールのみなんですよねぇ~。 ヤフオクの担当者から来た返答メールによれば「出品点数や頻度から、ショップによる出品と思われます。出品する商品も、その目的で買い付けておいでのようですし・・・。その場合は、ヤフオクにショップとして申請してください」みたいな内容でした。確かに、私はおさかな逸品堂をやっていますが、ヤフオク出品分は個人出品なんですけどね。理由は、「バンコクでベタ仕入れる際に領収書が出ないから、会社の経費で仕入れる事が出来ない=仕方が無いから、私個人としての資本から仕入れ=・・・って事で、ヤフオクで仕入れのための小遣いかせぎ」と言う図式だった訳です。 もちろん、ヤフオクにショップ申請するのは構わないんですが、以前「申請」して、「常時100点程度出品&月平均200点以上の出品」と言う基準をクリアできず審査で撥ねられてるんですけども(笑)。まぁ、おさかな逸品堂は本業と違い個人事業ですからねぇ。何回やっても同じ気がしますけど・・・って、今回もやっぱり「お申込いただきましたが、当社基準を満たしておらず、今回のお申し込みは・・・」。はぁ~っ??ヤフオク側から「ショップ申請」しろって言っておきながら、申請したら「無理ですっ!」ってのは酷くないか?? ヤフオクじゃないんですが、ヤフーに勤務する友人がいたので、彼に無理やり事情を探らせました(笑)。まぁ、ヤフオク側の判断は、多数存在する審査担当者個々の判断にゆだねられているそうなので、たまたま私を担当した人が「こいつプロだから、個人出品駄目っ!」って判断したらそれで決まりなようです。ただ、出品点数は問題になるほど多くは無い様なので、本当のところはよく判りません。いずれにせよ疑い(笑)も晴れ、そのうちに以前同様に出品可能になるそうなのでそれを待っていれば良いのですが、その間ベタをヤフオクに出せないのは困るしなぁ~って言ってたら、娘が「私が出品しようかなぁ」ですと。 おっ~、なんて親孝行な娘だ!って思ってたら、「私、どうしてもスペイン旅行行きたいんで、その資金稼ぎ」だそうです(苦笑)。ああ、そうですか。でも、それだったら「出品からその後の取引連絡も全部自分でやってね」って言ったら「うん、判ってる。でも、ベタの日常管理はパパの仕事でよろしく。あっ、それからデジカメで撮影するのもお願いねっ!」・・・って、要するに大変な所全部じゃねぇえかぁ~!!
2014/07/15
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腰に爆弾を抱えながらの「おさかな逸品堂設備一新計画」はあまりにも無謀と言う周囲の反対を押し切って頑張っていたのですが、やはりと言うか予想通り弊害が(苦笑)。しかも、思わぬ伏兵に足をすくわれました。 ひとまず温室内のベタの在庫を片付けなくっちゃ、アングル台や飼育容器の交換は出来ませんからって事で、前回お伝えいたしましたように「おさかな逸品堂でのセール&ヤフオク」で一挙に在庫処分を考えていたんですが、本日いきなりヤフオクからメールがあって「平素はヤフオク!、Yahoo! ショッピングをご利用いただきありがとうございます。お客様のYahoo! JAPAN IDは、Yahoo! JAPANのサービス利用規約に照らし、ヤフオク!、Yahoo! ショッピングの一部機能の利用停止措置を実施しました。」との事。 なぁ~にぃ~っ!!一体なんで??別に販売しているのはベタだけですからオークションで出品が禁止されている商品ではありませんし、なにか虚偽の報告をした覚えもまったくありません。利用代金の方だけはちゃっかりと私のクレカから引き落としてるくせに(苦笑)。しかも、ムカつく事に「出品は出来ませんが、入札やヤフーでのショッピングはまったく制限無くお楽しみいただけます」って言う所が、余計に腹が立ちます。 まぁ、ひとまずはヤフオクに理由を尋ねるメールを送りましたので、この後なぜいきなりの使用制限なのか理由が判明すると思います。しかし、問題なのは「新しいアングル台や水槽なんかが、今週末に我が家にどっさり到着しちゃう事です」。その時までに、現在在庫中のベタを一気に放出する計画だったのに、困ったなぁ~。 ひとまずは、普段まったく利用していない楽天オークションに出品いたしました。でも、楽天オークションってあまり集客力ないんですよねぇ~。
2014/07/01
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今回の出張はいつもよりも長めでしかも極寒のドイツに滞在って事で、寒さが大嫌いな私としては本当につらい物でした。でも、帰路にはいつものように常夏の国タイに立ち寄るからまぁいいかって思ってたら、なんだかバンコクも妙に肌寒い日が続いていました。実際、現地のTVニュースでタイ北部では凍死者が出たとか言ってましたからねぇ。もっとも、気温はバンコクならば一日の最低気温だってせいぜい16℃くらいだし、北部だってマイナスになんかならないんですけど、常夏の環境に慣れちゃったタイ人には死ぬほどの寒さなんでしょう。 実際、バンコクでも現地の人達は皆一様に長袖のシャツとかカーディガンとか着ちゃってましたから。私にしてみれば、せいぜい「夏の軽井沢」程度の気温ですから肌寒いって言うよりむしろ心地よい位なもんですけどね。もっとも、タイ滞在用には半袖のシャツしか持って行かなかったので、長袖着たくても着れなかったのも事実ですけど。 私個人としては、そんなタイの異常気象よりもやっぱり「反政府デモ」による政情不安のほうが気になりました。実際にはデモ自体は完全に下火になっているようでした。実は滞在中、日本人の友人がタイで働いている為彼に会う為にデモによる道路封鎖の続くアソーク地区に行って来ました。同じホテルに宿泊中の白人なんかは「今日、反政府デモ見物に行こうっ!」とか話してましたが、個人的にはそういった「物見遊山」的な行動は嫌いな方ですが、今回は友人に頼まれて日本で購入してあった物を渡す為、どうしてもアソーク地区に。 現時点では、アソーク交差点付近はデモ隊が占拠し車の通行が出来ないので地下鉄でアソーク駅まで行き地上に上るといきなりデモ隊の演説が大音量で流れ、盛大な拍手と歓声が上がってました・・・って、実際に地上に出てみると人なんてまばらです。おかしいなって辺りを見回すと、なんとロックコンサートで見かけるような巨大なスピーカから「録音された歓声&拍手」が(笑)。 もうタイの人達も飽きちゃったんでしょう、デモはどこもこんな感じだそうです。ただ、その分爆弾テロだとか銃撃戦だとか、行動が過激になっているのが心配です。今回も、ベタファームからの帰りに高速道路でいきなり渋滞が始まったので、どうしたのかと思えば反政府デモ隊がいきなり高速道路にバリケードを築こうとして、それを阻止しようとする警官隊と衝突が始まってました。そんな事で、高速道路上で数時間も足止めをくらい本当にうんざりしました。 そんなバンコクの不穏な雰囲気とはまったく関係なく、いつものようにベタを仕入れてきましたが、やはりここしばらくの気温の低下の影響か、どこの業者でも扱うベタの小さい事(涙)。そんな時、我々日本人的な考えだと「いつものように生後3~4ヶ月の個体ではサイズが小さすぎるから、もう1ヶ月育成してから市場に出そう」ってなるんですが、そこはアバウトなタイ人ですから「サイズが小さくたって、生後3~4ヶ月である事に変わりないんだから、市場に出荷して何の問題もなしっ!」って考えるみたいです。
2014/02/26
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ここの所、本業が物凄く多忙でブログの更新どころか副業のおさかな逸品堂の方まで力が入っていない状態が続いていました。といっても、本業の方がアベノミクス効果かなんかで絶好調とか言うのではなく、どっちかと言えば逆の状態です。イギリスの企業の下請けの形でタイで新商品作る予定だったのですが、ご存知の通りバンコクがあれじゃねぇ(涙)。 個人的見解じゃぁ、「別にバンコク騒乱だって、商品の生産や輸出に問題なし」と思いますが、何しろ得意先の経営者が超の付く慎重な人です。いわゆる「石橋を叩いて壊し、結局渡らない」タイプの人間なので、異様にバンコク情勢を気にします。やれ「どこどこでデモがあった」「どこのでも会場で爆弾事件があった」とかタイに関する何らかのニュースがあるたびに、私に連絡してきます。「なぁ、大丈夫だと思う?」とか聞かれたって、私タイ人じゃないんですけど・・・しかも、相手はイギリスだから電話してくるにも時差ってもんを少しは考慮してくれって感じで、かなりうんざりです。こう言うのが嫌で宮仕えやめたのにこれじゃねぇ(苦笑) でも、この程ついに2社間で結論が出て「今回の商品はベトナム生産に切り替える」って事になりました。まぁ、タイ生産で昨年の内は進めてきましたから、切り替えって言ってもそんなに簡単じゃあありませんが、それでもバンコク情勢に一喜一憂しなくてすむだけでも御の字ってもんでしょう。 今年は、そんな訳でベトナム入りが頻繁になりそうですが、少なくともイレギュラーな仕事に追われ、プライベートやブログの更新なんかの時間が待ってく取れなくなる事態は避けられそうです。ただ、タイでの生産やめちゃうとなると、今後本業でバンコク入りする仕事なくなっちゃうんですよね~。本業に行くついでにベタ仕入れちゃうのが、おさかな逸品堂のうまみと言うか強みだったんですけど。
2014/01/22
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ずいぶんと更新をサボってしまいましたが、別に怠けてた訳じゃあないんですよ。ちゃんとこちらにも言い分がありまして(笑)。 まず、第一に本業の方で今回はバンコク郊外の工場を使う事にしてた所に、いきなり例の「デモ騒ぎ」です。得意先のドイツ企業は「おそらく年明けからタイはクーデター騒ぎになるだろうから、生産拠点をベトナムに変更したい」って言い出しました。まぁ、これは確かに前例のある国だけに妥当な考えだと思います。 問題は、それを聞いたタイの工場主が「冗談じゃなねぇっ!もう、こちとら来年からの商品生産に向けて働き手増員してるんだぞっ!!」って言い出した事。どちらの言い分も判りますが、間に立った私の立場は本当に微妙。しかも、デモ隊がバンコクの省庁を占拠とかするから、仕事の認可書でないし・・・ まぁ、そんなこんなで年末のスケジュールはもうめちゃくちゃでしたぁ~。・・・って、別に現在も解決した訳じゃないですが、ひとまずは年末年始って事でそのトラブルは頭の中から消し去っちゃいました(笑)。 本業だけでなく、副業の「おさかな逸品堂」でもベタの仕入先として非常に重要なタイ国ですが、私の目から見ても年明けのバンコクは荒れる気がします。・・・そんな訳で、今回は年明けにはベタの仕入れどころじゃなくなっているバンコク騒乱を考慮し「いつもの2倍」のベタを仕入れる事にしました。 さすがに、いつもの大型スーツケース1個じゃ収容できないから、バンコクでもう1個スーツケースを購入し・・・って、サムソナイトのニセ物なんですけどね。大きな声じゃ言えませんが(笑)。2つの大型スーツケースにぎっしりと仕入れたベタを詰め込んで、がたが来ている体と爆弾を抱えた腰を騙し騙しようやくの事成田空港に帰り着きました。 いつものように、パスポートコントロールを抜けて、預け荷物受取場へ。待つ事5分もしないうちに1個目のスーツケースが出て来ました。「おっ、今日はラッキーだぞっ。これならば早く帰れそう」とか考えながら、ぐるぐる回るターンベルトの前に待つ事10分、20分・・・30分。さすがにこれはチョットと思い、近くにいた空港職員の方に「あの~、私の荷物まだ出てこないんですが」。すると、なんだか妙にうれしそうな地顔のおっちゃん職員は「えぇ~っ!そりゃ荷物未着だねぇ」って、声までなんだかうれしそう。別に悪意はないんでしょうが、こう言うときに嬉しそうされるとなんか腹立つ(笑)。 怒りを抑えながら、空港にある「手荷物サービスセンター」に。そこで、荷物が一つ出てこない事を伝えると、係りの方がどこぞに走り去って、おそらく荷物の残りがないかどうかの確認に行ったんでしょうが、待つこと10分位で帰って来て、「誠に申し訳ございませんが、荷物は未着のようです」だって。 実は、荷物の未着はこれで2回目です。まぁ、これだけ毎月の様に海外出張を10年近く繰り返している訳ですから、少なくとも100回くらいは飛行機を利用してるはず。100回に2回、つまり「50回に1回の割合で荷物が未着」って言うのは多い方なんだか運がいいんだか知りませんが、問題はスーツケースの中身です。これが、衣類やなんかならば別に数日後に行方が判明してもどうと言う事もないでしょう。でも、中身は「生きたベタ」だからねぇ。しかも、今の季節の気温を考えると(涙)。まぁ、この後の顛末は明日にご報告って事で、ひとまずはブログ復帰のお知らせを!
2013/12/29
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最近ベタの販売において、プラカットは「会員様からの事前仕入要望個体販売」、そしてショーベタに関してはヤフオクに出品と言うのがメインとなりつつあります。まぁ、逸品堂の販売の方は、販売価格が高いだけに(苦笑)まったく問題ないのですが、ヤフオク出品のショーベタの方は最低価格は¥1000、そして現時点では発送に必要な梱包資材料金は実質¥100をいただいております。こんな事まで書いちゃっていいのかどうかは別として(笑)、発送はヤマト運輸80サイズ便を利用しています。発送の際にヤマト運輸の営業所に自力で荷物を持ち込めば¥100引きになるので、その分を梱包資材料金に充当してきました。 しかし、ここに見て我が家のご意見番というかクレーマー?である「あの女」(笑)から来ましたぁ~!「あんたって本当に経済観念が欠落してるって言うか、馬鹿ね。梱包資材料金完全な持ち出しじゃない」・・・そうなのです。ベタを収容する発泡スチロールBOXも外箱の段ボール箱も¥100前後かかります。この他に、緩衝材・梱包用テープそして夏場以外ならば保温用の使い捨てカイロ・・・ざっと見ても¥300前後の梱包資材料金がかかってきます。そりゃ、私だって十分判ってるんですけどねぇ。 「あの女」曰く、「ただでさえ眼が悪いし腰痛もひどいのに、慈善事業じゃないんだから苦労すれども得るものなしじゃ、あんたが大変でしょ?」・・・って、このフレーズだけ聞けば物凄く「いい奴」に聞こえるんですけどねぇ。でも、「あの女」と何十年も暮らしてれば、その発言の底に潜む真意なんて見え見えです(笑)。 最近、ソフトバンクの孫さんの気が触れたのか、それとも思い切り躁状態になったのか「ヤフオクなんて出品料もなにもみぃ~んなただ!それにヤフーにネットショップ出すのもタダっ!!」とかなったじゃないですか。要するに、我が家の「大蔵大臣」としては来春のヤフー出店をもくろんでるんですな。そこで一儲けしようって魂胆でしょう。梱包資材料金持ち出しの状態で、バンバンベタ売るのが嫌なんでしょうねぇ。 「なぁ~に、心配しなくったって撮影とか梱包とか家族みんなで協力するしぃ~。」・・・絶対嘘だ!(笑)。でも、一度「金儲けの妄想」に取り付かれた「あの女」の眼がギラギラし始めたら、もう周囲には止める力はありません(涙)。「でも、今まで梱包料金なし状態で取引していたお客さんが怒ると思うけどなぁ・・・」「全然問題なし!まったく新しいIDで一からスタートよっ!」・・・まぁ、元々全額私の小遣いって言う約束でスタートした「副業」なんだから、俺の好きにさせてくれっ!・・・って、オイオイッなんだかいそいそとヤフオクの新しいID登録始めてるし。今週末は、徹底抗戦です!!
2013/11/29
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世間の人並みに夏休みをいただいておりましたが、無事お勤めを果たし復帰いたしました(笑)。まぁ、世の中の働く人は皆そうなんでしょうが「夏休み」とか言ったって、要は家族サービスのお時間な訳で、日ごろの疲れを癒すどころか更に疲れるだけの時間です。肉体的には、夏休みいただくよりも仕事していた方が楽な感じです。ただ、日頃あまり家族とゆっくり過ごす事なんてありませんから、精神的には結構癒されるものではありました。 それでも「転んでもただではおきない男」と若い時から言われていた私の事ですから、旅行先をちゃんとタイにしておき、せめての腹いせに(笑)家族サービスの合間を縫ってちゃんとおさかな逸品堂の為のベタも仕入れてきましたよぉ~!まぁ、非常に限られた時間なので仕入れ数は少ないですが。 このブログで新たに連載を始めた「改良ベタのお話」も明日から再開いたしますので、乞うご期待!!
2013/08/07
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ここの所、ヤフオクでのベタの落札価格がだんだん上昇傾向にあり、「おーっ、さすがに水温む季節になると上昇傾向だねぇ」と悦に入っていたのですが、本日やらかしてしまいましたぁ。本業での仕事を終え帰宅してパソコンチェックすると出品中のオークションが一斉に取り消し状態になってました。 原因がさっぱりわからず、ただあたふたするばかり。そんな時、年老いた母親が「そうそう、そう言えばこの間、銀行行ってお父さんの口座閉鎖してきたのよ」とか話し始めました。「おいおい、少しは空気読んでくださいよぉ。こっちはオークションが原因不明のまま出品中止になっちゃってパニクッてるんだからさぁ」・・・って、今なんとおっしゃいました??親父の銀行口座閉鎖?? 実は実父が肺がんの為亡くなりまして、これはまぁ歳も歳でしたし、アレだけバカバカタバコすってりゃ肺がんにもなるでしょ!と言う、本人も回りも納得の?大往生でしたからそれはともかく、問題は親父の銀行口座です。 と言うのも、しばらく前に本業でお願いしている税理士さんから「さかなおやじさん、オークションの収入もちゃんと申告しないと駄目ですよぉ」って言われて、頑張って帳簿付けてみたんですが、本来ずぼらな私には絶対無理!だからこそ税理士さんに丸投げしてるんですから(苦笑)。 仕方がないので、オークションは年金生活者である親父がしてる事にしちゃいましょうっ!!って事で、2年ほど前からオークションは親父名義で。もっとも、実際にすべての業務を行うのは当然私って訳です。でも、両親にあげる毎月のお小遣いには必要十分な金額で、両親も結構喜んでくれてました。まぁ、その使い道のほとんどは孫へのお小遣いだと思われますから、結局はわが身に還元されてた訳ですけど。 そんな親父の銀行口座を本人死亡の為閉鎖・・・って事は、自動的にオークション利用料等を支払う為の指定口座が消滅する訳で、ヤフオクの登録も自動的に終了。せっかく、オークションでの評価も700越えしてたし、個体客も付いてたのになぁ。 しかしながら、私のボヤキを他所により一層のパニックに陥ったのがマイマザー!(笑)。「あんた、それじゃこれから私の小遣いはどうなっちゃう訳??すぐにヤフオクに連絡して復活させてもらいなさい!!今度の夏休みに孫たちと旅行する予定なんだから何とかしてよねっ!」・・・って、今回の騒動の張本人であるあんたが言うなあんたが!年金あるだろうがっ! それと、既に出品中のオークションに入札参加していただいた方には、この場をお借りして深くお詫び申し上げます。まぁ、近い将来今度は母親名義でオークション復帰は間違いないというか、そうしなければ許されない雰囲気ですから(笑)、今しばらくお待ちください。
2013/04/30
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ずいぶんとブログの更新が滞っておりました。実はしばらく前から視力が極端に低下し、新聞もまったく読めないレベルになってしまい、仕事以外でPCのモニターを眺めるのも嫌って言う状況でした。原因は「糖尿病じゃないけど糖尿性網膜症」と言う、ある意味診断した医者を張り倒したくなるような病名ですが、しばらく前に発症した難病に関係があるようです。子供の頃から視力だけは抜群で、眼鏡なんて考えた事もなかったんですが、それが眼鏡かけても見えなくなるとは(涙) 視力異常がない頃は、眼の悪い人の事なんてまったく理解できませんでしたが、つらいもんですね~。まず、活字中毒患者の私にとって、読書が出来ない事が一番堪えました。また、仕事上の書類に記入する際も、どこに記入するのかがほとんど判らない状況です。趣味で言えば、ベタの写真がピンボケかどうか自分ではさっぱり判りませんし、産卵させても卵も稚魚もまったく見えません。稚魚に与えるブラインシュリンプだって、孵化してるのかまだ卵のままなのか判らず、卵の状態のまま給餌してベタの稚魚を全滅させた事も・・・ このまま放置すると失明の危険が高いって事だったので、先日手術受けてまいりましたぁ~!手術って言っても、椅子に腰掛けて眼球にレーザービーム照射するだけの簡単なものでした。もっとも今の所術後に視力の回復が実感できるレベルではないのが少々気がかりではありますが、まずはひとまず症状の進行をストップできたと言う事で良しとしなくっちゃね。
2012/08/31
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ずいぶんと時間が経過してしまいましたが、ようやくYahoo!オークションに復帰しました(苦笑)。以前に書いた様に、私の確認不足でずいぶんと時を無駄にしてしまいました。これから、頑張ってというよりは、どちらかと言えば「むやみやたらに」とか「がむしゃらに」出品して、手持ちのショーベタ捌いて行かないと、次の海外出張までに手持ちを一掃できないと思われます。 とか言いながら、実際には先日「台湾出張」をこなしてまいりました。今回は、滞在3日という短期出張で、しかも自宅の温室内には「手持ちのショーベタ達」がワンサカいる状態なので、帰路にバンコクにバンコクには立ち寄らず、清く正しい「海外出張」でした(笑)。 もちろん、台湾滞在中は夜な夜な繁華街に繰り出しましたけどね。もっとも、私の興味の対象はもっぱら「食」一本ですので、ひたすら目に付く屋台の料理食べまくりました。おかげで、体重が出張前よりも3kgほど増えて帰って参りました。 ちなみに、台湾の屋台料理はどれもとても美味しいのですが、今回は「臭豆腐」に再チャレンジしてきました。これは、正式名称はよく知らないのですが、要するに「豆腐が腐った(醗酵)奴を角切りにして、油でカラッと揚げたおつまみみたいなもんです。お味は?って言う前に、とにかく「物凄く臭い」ので有名です。どの位臭いかって言うと、屋台の存在を数百メートル手前から認識できるほど(笑)。嘘じゃなくって、何かの本に「世界3大臭い料理」として紹介されてました。 数年前に一度チャレンジした際は、あまりの臭気にどうしても口に入れることが出来ず、あえなく敗退。今回、取引先の社長が「さかなおやじさん、アレを食べる時は、鼻で息しちゃ駄目!口で息しながら食べれば臭くないヨ。そうすりゃ、あの魔味のとりこになっちゃうヨ」って力説するもんですから・・・。 結論を申しますと、「臭豆腐はたしかに口で息しながら食べればそれほど(笑)臭いませんが、食べた後、バスや地下鉄なんかには乗らない方が、公衆道徳上よろしいかと」。食後、自分の息の臭いで、本当につらくなりますしね。ちなみにお味の方は、「美味しい」って言うほどでは。なんだか、ブルーチーズの出来損ない食べてるみたいな感じでした。これだったら、ブルーチーズの「ロックフォール」あたりをいただいていた方が、ずっと至福の時を過ごせるってもんです。
2012/05/20
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昨日書いたように、私のまったくの不注意により常日頃利用したいたYahoo!オークションの利用はGW明けからになりそうです。しかし、GW中何もする事がないので、試しに他のオークションサイトにベタを出品してみました。だって、そうでもしなければGW明けの海外出張までに手持ちのショーベタ捌けませんからねぇ(苦笑)。 今回利用したのはビッダーズと楽天の2つ。ビッダーズの方は以前何度か利用した事があったのですが、楽天オークションへの出品は今回が初めてです。どちらも、出品の仕方自体はYahoo!オークションとほとんど変わりません。 でも、出品したベタに対するアクセス数は雲泥の差です!ビッダーズも楽天オークションもYahoo!オークションのアクセス数の1/20程度しかありません。要するに、利用者がそれだけ少ないって事なんでしょうねぇ。ビッダーズなんてかつては「生き物オークションの雄」だったのに、今は見る影もなく衰退しちゃったみたいです。もちろん、たまたまベタと言うか観賞魚と言うジャンルに弱いだけなのかもしれませんけど。 3つのオークションサイトでそれほどシステムが変わらないのに、これだけ利用者数に差が出てしまうなんて、本当にビジネスって大変ですねぇ。アクセス数が少ないと言う事はすなわち販売機会が少ないって事ですから、オークション出品者はどうしてもそのオークションサイトから離れていってしまいますし、そうなれば出品数自体が減少し、それがまた落札候補者の減少に・・・って言う悪循環なんでしょう。ちなみに両サイト共に、ショーベタの出品はなんだか私だけみたいな感じです。これじゃあ、ショーベタ欲しい人自体がオークション見に来ないのも当たり前ですねぇ。 仕方がないので、GW明けに新しいクレジットカードが到着した後Yahoo!オークションに出品しまくって、ショーベタ捌いちゃうしか無さそうです。ちなみに、ビッダーズ、楽天オークションに出品中の個体は以下からご覧ください。Yahoo!オークションの常連様数名から「なんで新しい出品がないんだっ!」ってメールいただいてますが、いちいち理由説明するのも大変なので、出品しているベタのクオリティはYahoo!と同じですので、どうしてもGW中にショーベタ入手したい方は、ビッダーズ・楽天オークションをご利用ください。・・・って考えてみれば「おさかな逸品堂」のHPにお越しいただくのが一番いいんでした(笑)。今、ちょっとだけセールやってますしね。■ビッダーズに出品中のベタ■楽天オークションに出品中のベタ
2012/04/30
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本当に長い事このブログ更新できていません(苦笑)。原因はすべて私にあるんですが、何しろ最近やたらと疲れやすくっていけません。まぁ、50才がもうすぐ目の前って言うお年頃ですから仕方ないんでしょうが、それよりも「炭水化物不対症」だか「ベッカー病」だかがいけないんだと思います。何しろ、米、小麦の入った食事は駄目ですし、食後すぐに物凄く眠くなるって言うかほとんど失神状態です。 こんな体調だと仕事の方を毎日片付けるだけで精一杯って感じです。それに加え、「楽天ブログ」には予約投稿の機能がありませんから、ちょっと時間が空いた時に記事を書き溜めて・・・って言う事も出来ません。やっぱりブログってちゃんと更新してないと、どんどん執筆意欲がそがれて言っちゃうもんなんですね。 以前にも書きましたが、現在FC2の方で新たなブログを試験的に立ち上げております。こちらの方は予約投稿はもちろん、全体的に使いやすい気がします。そのせいか、簡単な記事ではありますが、毎日2回更新を続けております。 どうもFC2には「他社のブログの内容を丸ごと移行できる」って言う、掟破りの?システムがあるようなので、この際このブログの過去記事も全部FC2に移行しちゃおうかなぁ?まぁ、ずぼらな私が長年続けてきたブログだし、せっかくアクセス数「ミリオン越え」してる訳で、愛着があるのは間違いないんですが・・・どうしようか今思案中です。まぁ、GW中は家でのんびり出来そうですから、その間に結論出さなきゃなぁって考えてます。
2012/04/27
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少しブログ更新の間隔が開いてしまいました。何の事はない、現在ヨーロッパに出張中なので、なかなかブログを更新できません。少し前の記事で書きましたが、「楽天ブログの将来に少々不安を抱いたので」別の所で新たなブログも立ち上げて見たんですが、なんだかそちらの方がはるかに使いやすい気がします。 FC2で「さかなおやじのベタ今日の逸品」と言うブログを作り、毎日今まで取り貯めたベタの画像を紹介し、簡単なコメント付けてるだけで、あくまでもメインはこちらの楽天ブログなんですが、一度あちらのシステムを使ってみると、いかに楽天が使いにくいか痛感しました。 しばらく前に、楽天が「トラックバック」出来ない様になったと言う事で、それ自体は私自身「トラックバックって何ですかぁ??」って言うレベルなので問題ないとしても、それ以外にも色々と・・・。 私の場合で言えば、まずブログ更新中に自分の今書き込んだ文章や画像が実際どの様に見えているかとかすぐに確認できません。FC2の方では、文章を打ち込んだり画像を貼り付けたりする画面のすぐ上に確認画面があるので、タイムリーに自分のブログのアップ後のイメージを確認できます。 また、FC2ブログの方には「予約投稿」って言うシステムがあるので、今回のように海外出張中なので毎日決まった時間にブログ原稿書かなくても、事前に作成し好きな時間にアップさせる事ができます。 もちろん、ブログのシステムに関してどしろうとレベルの私なので、実際には楽天ブログだってちゃんと理解して使いこなせばかなり色んな事できるんだと思います。・・・でも、ブログなんて本来コンピューターやネットにあまり詳しくない人達も気軽に参加できるのが売りだったはずなんですから、「楽天よ!もす少し使いやすいブログにしてくれっ!」って切に思います。 まぁ、そんな訳なので「こちらのブログは海外出張中は不定期更新」となってしまう事をお許しください。
2012/02/27
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先日の事です。おさかな逸品堂のお客様とこんなやり取りが。「今日注文をした××だっ!これから入金するんで今日発送してくれっ!」「誠に申し訳ありませんが、現在仕事で外出中の為発送締めきり時間までに帰宅できません」「え~っ、店なのに駄目ジャン」「そう言われましても他に本業持ってる身ですので、ご理解を賜りたく・・・」「そんな事言い訳になるかよ馬鹿っ!」「うるせえなぁっ!副業だから発送は原則入金翌日以降ってHPに書いてあんだろうが!」「えっ?俺客なんだぞっ!」「やかましいっ!まだ販売するって決めた訳じゃないんだからお前なんか客じゃねぇ!!」 ・・・この辺ですぐにぶち切れる辺りが本当に大人気ないって自分でも反省しております(涙)。でも、販売側だからとか客だからって言う考え大嫌いなんですよね~。なんで、日本人は「相手と自分の力関係」をどんな場合でも明確にしたがるんでしょうか?高校時代に遊興費欲しさに新聞配達のバイトしてたんですが、集金に行くと物凄く横柄な態度で接する人がいました。でも、その人近所で「腰が低くて人当たりの良いパン屋」で評判の人なんですよ。もちろん、私が客で行った時にも、恐縮する位腰が低い丁寧な対応でした。それが、いざ自分が客の立場になるとねぇ(笑)。 それ以来、相手によって態度を変える裏表のある人間になっちゃいけないと痛感しました。そのせいで、繁華街で不良達に絡まれ「すいません、見逃してください」の一言が言えなかったばかりに駅構内のトイレに連れ込まれ、大乱闘の末にトイレ中をぶち壊し、警察のご厄介になってしまったのも今となっては懐かしい思い出です・・・って物凄く違うか(笑)。新聞配達で得たバイト代なんて、即効遊びで使い果たしてしまいましたが、この教訓を得ただけでもバイトやってよかったなと思います。 この教訓から「販売側とお客さんは常に対等」を人生の基本方針にしております。だからふんぞり返った客も大嫌いなら、某ラーメン屋の店主みたいに勘違いして客を見下したような奴はもっと嫌いです。犬じゃあないんだから、すべての事に階級付けしなくたって。まぁ、この考えが熟成しすぎて、会社勤めの時に上司に向かって会議中に「お前ら全員今すぐ辞表書けっ!」って机たたいて怒鳴りつける、とんでもない部下になっちゃったんですけどね(笑)。まぁ、会社内では地位と言うか力関係大事にしなくっちゃいけないとは思います。思いますが、明らかに相手が間違えていると思った時は、私が部長で相手が取締役であってもはっきりと自分の意見を述べるのが筋ってもんだと思います・・・・って、それで宮仕えやめてりゃ世話ないんですけど(アハハ) 話がそれてしまいましたが、「本業と副業」の区別って何でしょう?私的には「家族や自分の生活を支える為の仕事が本業、自分の趣味やプライベートを充実させる為にする仕事が副業」って言う事になるでしょうか。まぁ、逸品堂やっているおかげで、自分だけの「温室」持てる訳ですし、電気代や水道代なんかで家族に嫌味言われなくてもすみますし、毎月の様に本業の為の欧米出張の帰路にバンコク立ち寄ってのんびり出来る訳だし、物凄く大事な仕事ですが、本業に影響が出るほどのめり込みたいとは思いませんし、家族持ちとしてはのめり込んじゃいけないんだと思ってます。 ・・・だから、先日のお客さん・・・って、結局お客さんじゃなくなったんですが(苦笑)、いきなりぶちきれてスイマセンでした。でも、副業としてはそこまで出来ないサービスって言うのもある事をご理解いただければ幸いです。って言うか、理解できない人はおそらく私とそしておさかな逸品堂と付き合っていくの無理だと思います(笑)。
2012/02/18
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実は何を隠そう、私本日から新たなブログをスタートしてみました!きっかけは、私の友人と先日話していた際に「お前、まだ例のブログ続けてんの?」って聞かれた事に端を発します。例のブログって言うのはもちろん、この「さかなおやじのひとりごと」なんですが。何でも彼が言うには、最近楽天ブログはまったく持ってなってないそうです。あまりブログのシステムとかには興味がないのでさっぱり知りませんでした。ただ、最近になって画像の登録方法をいきなり変えたりしたので、アップする方法が判らず少々苦労しちゃいましたけど。 「トラックバックが出来ないなんて、終わったな」とかその友人は言うんですが、お恥ずかしい話、私長年このブログやってまして「トラックバック」ってシステム自体使った事がありませんでしたので(苦笑)、何が終わってるのかさっぱり。 ただ、「楽天はいずれブログ部門自体撤退するんじゃないの?」って言うのは凄く困っちゃいますね。もちろん、こんな風評でいちいち動揺していても始まらないんですが、彼があんまり「楽天のブログはシステムも遅れてる」って言うので、試しに他の所でブログを立ち上げてみる事に。 もちろん、楽天ブログが存在する限り「さかなおやじのひとりごと」はこの場所から一歩も動きませんっ!(笑)。それなので、新しいブログの方は「さかなおやじの ベタ今日の逸品」と名づけ、純粋に毎回ベタの逸品個体を紹介する形にしてみました。こちらの様に、系統付けてとかじゃなく、その場の思いつきで個体をセレクトしていこうと思ってます。 まぁ、今まで撮り貯めたベタの画像が数千ストックされてますから、当分ネタ切れはありえんでしょう。・・・って言うか、毎月400個体くらいバンコクで仕入れている現状を考えれば、永久にネタは尽きない筈(笑)。あまり根を詰めずオキラクモード全開でやっていこうと思います。 ただ、今日はじめてのブログをアップしてみたのですが、確かに「楽天に比べて物凄くやりやすい」気がしました。まだ始めたばかりですが、私にとってここが良いと感じられた点は以下のような物です。・ブログ管理画面での操作がサクサク動く。・原稿を打ち込みながら、画像付きのプレビュー画面で実際の見た目を同時に確認できる。・投稿予約が可能なので、希望する時間にブログを更新できる。正直言って、楽天はもう少し本気出して欲しいなぁって感じちゃいました。がんばれ楽天!
2012/02/15
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以前からこのブログをご覧いただいている方ならば、私が副業のベタ通販専門店「おさかな逸品堂」の店主である事をご存知だと思います。まぁ、半分以上趣味の入った副業ではありますが、始める時に「一応、仕事なんだから採算を取らなくてはいけない」って言う原則論をぶち上げております。そうでもしないと、趣味の部分が先行して採算度外視になる事は明白だからです。そんな訳で、一応仕入れや維持管理なんか、結構気を使ってるんですよぉ~、これでも(笑)。 そんな私が、このブログで再三ぼやいているのが「客の思考がまったく掴めんっ!」って事です。要するに、店主である私が毎月のように本業の欧米出張の後にわざわざバンコクに立ち寄り仕入れてくるベタの中で「これだっ!」って思った個体は、まず売れないって言う事です。以前は、完全趣味が先行しがちの仕入れだったから、自分自身でもこの現象はある程度納得だったんですが、最近ではずいぶん人間的にも体型的にも丸くなり、「お客様第一の仕入れ」しているつもりなんだけどなぁ~。 ちなみに、先月バンコク入りした際に仕入れたショーベタカテゴリーの中でお気に入りだったのが今日の画像の個体です。某ファームにて膨大な数のストックの中からこれを見つけた時は、これだっ!!って思いましたね。何しろ、むやみやたらに長い私のベタ歴の中でも、ここまではっきりとヒレにリング状の模様が入っている個体は見たことありませんでしたから。 ちなみに、各ヒレの中央付近をヒレの基調色とは異なるラインが、ちょうどボディを取り囲みリング状になっている品種をタットウィラーって言うんですが、この品種名前ばっかり先行詞、今から30年以上前の品種のくせに実物を拝んだ事が皆無って言う、所謂「幻のベタ」だったんです。まだ私が若かりし20数年前、出来損ないのモノクロ写真しかないタットウィラーの実物が欲しくてたまらなかったのを今でも覚えています。そして、市場に出回らないならば自分で作ってやろうって事で、当時今よりも大規模だった温室をフル稼働して品種交配にチャレンジしたもんです。 ・・・でも、結局タットウィラーなんてサッパリ出来なくてあきらめたんですよね~。そんな私にとって憧れの個体を目の前にしたんですから、これはもう仕入れるっきゃないでしょう!・・・と意気揚々と日本に持ち帰ったものの、逸品堂では予想通り?買い手がつかず(涙)。結局、オークションに出品の運びとなっちまいました。 う~ん、何で??「ちょっとリングが出来損ないだけど、尾ビレがハーフムーンまで行ってないけど、タットウィラーだよ??」。一人で盛り上がっていた私が愚かなのか。お客が阿呆なのか・・・。まぁ、間違いなく前者である事は自分でもよく判ってるんですけどね(笑)。
2012/01/08
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皆様明けましておめでとうございます。昨年は我が国だけでなく世界中で様々なトラブルが発生し、決して良い年ではなかったような気がします。これらの出来事に比べれば、実に些細な問題ではありますが、私の方も「炭水化物不耐症」になるは腰痛が悪化するは、思い切り老眼が出てくるは(苦笑)、PCがぶっ壊れるわ・・・と結構大変な年でした。 でも、年の終わりに旧PCのデータも復旧した事だし、なんだか実にすっきりと気分一新して新年を迎える事が出来ました。ただ、前回も書いたようにブログからずいぶんと離れていた為、何かどこから手をつけてよいのか結構戸惑いがあるのも事実です。また、このブログもスタートして内容は薄いくせに時間だけはかなり経過してますから、何年も前にブログで何を書いたのかどうかもサッパリ記憶にございません(苦笑)。 そこで、この新しい年を迎えるにあたり、今までの記事はいったん全部白紙に!ッてことにしました。つまり、まったく新たにブログをスタートするつもりで、この1年をスタートさせたいと思います。もちろん、今まで書いてきた記事はそのまま残すつもりですが、「数年前にブログに書いてる事と今回の記事と言ってる事違うじゃんっ!」とか言う苦情は一切パスさせていただきます(笑)。去年までの記事を書いていたのは「さかなおやじ1号」で、今年から記事を書いているのは「帰ってきたさかなおやじ」とかいう認識で一つ大目に見てやってくださいませ。 ここ数年記事の内容がベタに偏っていたのもこれを機会に改め、本来の「さかなおやじ」のネーミングにふさわしく魚全般にわたってブログを更新していければと考えております。 何はともあれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
2012/01/01
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昨日紹介した画像の個体は、ブラック・ドラゴンベースで、その上にプラチナホワイトがベッタリと乗った物です。おさかな逸品堂では、ドラゴン系でボデイのドラゴンパターンが増大しボディのほぼ全体を多い尽くすようになった個体をメタルドラゴンと勝手に命名し、通常のドラゴンとは区別しています。これは、本来の方針である「勝手にローカルネームを用いない」と言う原則に反しますが、最近あまりにもこのタイプが多くなってしまったので、両者を「ドラゴン」と言う名称で統一してしまうのには無理が生じてきた為です。 しかし、昨日の個体は厳密にはボディのドラゴンパターンが増大したのではなく、体全体にプラチナホワイトが乗っている事から、厳密には「ブラック・メタルドラゴン」ではありません。作出ブリーダーにその辺りを尋ねてみた所「ブラック・ドラゴンにさらにシルバー(彼が表現するシルバーと言う系統がどんなものかは判りません)を交配した」との事でした。彼の狙いはブラック・メタルドラゴンの作出にあったのでしょうが、彼の意図するよりも多めにプラチナホワイトが全身に乗ってきてしまったようです。それでも、まぁかなりインパクトのある個体に仕上がった事は間違いありません。そこで、彼の所で数個体、この「ブラック・メタルドラゴン・マルチ?」を入手してきました。 さて、帰国してから逸品堂での販売の為に、これらの個体を撮影しているとあることに気が付きました。例えば、今日の画像の個体の個体がそうなんですが、ボデイのプラチナホワイトの下に明らかにマーブルパターンが認められるのです。これはどう考えても、ベースになった個体がブラック・ドラゴン・マーブルなんでしょう。・・・って事は、今日の個体は「ブラック・メタルドラゴン・マルチ・マーブル?」って言うネーミングになってしまう訳で、こんな長ったらしい品種名はとてもじゃないが使えません。 おそらく作出者は、ボデイがただのブラックドラゴン&ホワイトのマーブルパターンでなくて、白地がより鮮やかなプラチナホワイトの発色になる事を期待したのでしょう。ただ、残念ながらプラチナの発色が黒のマーブルパターンよりもより体表の上層部にあった為に、ボディ全体をプラチナが覆い尽くす事になってしまったんでしょう。うーん、それにしてももはや品種区分ができません!
2010/11/06
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とにかく、目に付いた品種は何でも手当たり次第に交配してしまうバンコクのベタブリーダー達ですから、良くも悪くもカラーバリエーションは無限と言うほど広がりを見せています。その反面、粘りとか持続性には少々乏しい国民性なのか(苦笑)ほとんどの品種は固定される事無く、市場から姿を消して行っちゃいます。何事も型にこだわりがちな日本人だと、新品種作出のパワーがない反面、一つの品種をひたすら追い求めその純度と言うかクオリティを高めていくんですけどね。個人的には、両者の折衷案的な方向が望ましいと思います。 まぁ、そんなバンコクで毎月の様にベタを仕入れてくる訳ですから、仕入に行く度に新系統が市場に出回っていて本当に飽きません。その反面、帰国してその個体を販売する段階になって、そのネーミングには本当に困ってしまいます。ちなみに、原則的にベタの品種名をむやみやたらに増やすのは嫌いな方で、出来れば大きな括りの品種名の中に様々なバリエーションがある方を好みます。それと、ラベンダー・バタフライとかマスタードガスの様に、よほどそのネーミングがベタホビー界ですでに浸透している場合を除き、通称的なネーミングも避けるようにしています。 この命名方式だと、誰が聞いてもある程度は品種名からその個体の外見が予想できると言うのがその理由です。でも、この命名法にも欠点があって、最近のバンコクのベタブリーダーの様にむやみやたらに沢山の品種を複雑怪奇に交配(もちろん、無作為&無意識でしょうけど)しちゃった場合にそのネーミングはやたらと長い物になりかねないんです。例えば、理論的にはオレンジパステル・ダルメシアン・バタフライ・マーブルとかもありな訳で、これなんぞはかつてのプレコみたいに「スーパーマグナム・プレコ」とか命名しちゃった方がいっそスッキリっていう気がしなくもありません(笑)。 これから何回かに分けて、最近バンコクで入手した「もはや品種区分が難しい」個体を紹介して行きたいと思います。まぁ、このシリーズも何回続く事やら。なんだか、最近海外出張ばかりで「思考が日本人離れ」してきちゃってますので。家族に言わせると、「思考が欧米化するならばまだしも、完全に東南アジア化しちゃってる」そうですから、「飽き性ですぐに目移りしちゃって、一つの事に集中持続できなく」なってます。・・・って、これは思い切りタイ人気質って事じゃないですかぁ(笑)
2010/11/05
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ほぼ3時間きっかりに店を再訪(この辺が良くも悪くも日本人ですね~)すると、なにやら妙に貧相なおっさんが一人。そう、この人物が今回のダルメシアンの作出ブリーダーなのでした。それにしても、ババッチイ格好です。もちろん、人様を身なりで判断するのは最低ですが、何しろこのおっさんは全身泥まみれなんです(苦笑)。おそらくは、ファームで水替えの最中かもしくは餌のぼうふらでも採取する為にどぶ川に漬かっていた所に、店主から電話があったのであわてて着替えもせずに市場に出向いてきたって言う事なんじゃないでしょうか。 それでも、まぁちゃんと来る辺りは十分合格点です。「うんうん、それで他のダルメシアンは?」・・・なんだか、店主とおっちゃんは私の理解できないスピードでタイ語の会話をしています。なんだか少しもめているようですね~。ところどころ「マイ・アオ=(タイ語で無いよの意味」って聞こえるのがなんだか心配です。そして、お約束どおり不安的中!なんと、彼は1尾もベタを持たずに店まですっ飛んできたようです(苦笑)。この辺のおおらかさが良くも悪くもタイ人気質なんですよね。 店のオヤジも内心の動揺を押し隠して「これから奴のファームに行けば何の問題も無い!俺も丁度店じまいする所だから一緒に行こうっ!」と、無理やりにも事態収拾を図ります。まぁ、新たなファーム訪問するのは結構楽しいですから、別に構わないんですけどもね。「それで、ファームは何処にあるの?」と聞くと、場所はスパンブリ県、つまりバンコクのお隣の県です。以前仕事で使っていた工場がおなじスパンブリにあったのである程度予想できますが、バンコクから車で2時間程度と言った所でしょうか。 それでも、この後特に予定がある訳でもない私は快くOK!「よしっ!それじゃレッツゴーッ!!」・・・って、ブリーダーの後を2人で付いて行くと、このオヤジはこれまた事も無げに50ccのバイクに跨るじゃありませんかっ!「はぁ??モタサイ(タイのバイクタクシーの事)じゃあるまいし、まさかこれに3人折乗りで100km以上の距離を走る気かぁ?」。どうやら、ブリーダもそんなつもりは毛頭無いようですが、反面我々2人がどうやって彼のバイクについて行くのか考えもしないようです。 その場の不穏な空気をすばやく察知したのか、店主が「よしっ!我々はタクシーを使って奴のバイクの後をついて行こう!」と提案してきました。もちろん、タクシー代はこちら持ちでね(笑)。まぁ、タイのタクシーなんて凄く安いですから、別にそれでもいいかなぁ~って思っていると、なんとブリーダーまでが「俺もタクシーで行きたいっ!」って言うではありませんか。もちろん、クソ暑いタイを50ccバイクでテケテケ行くよりは、クーラーがガンガンに利いたタクシーの方が「サバイ サバイ(タイ語で気持ちよい)」なのはよく判るんですが、市場まで乗ってきたバイクはそのまま乗り捨てる気なんでしょうか?それとも、ファームからの帰路も同行して市場まで戻ってくるつもりなんでしょうか??まぁ、それまでの彼の言動から考えるに、何も考えてないでその場で一番楽な方法を選んでいるだけと言う気が物凄く強くしますけど。 そんなこんなでひと悶着あった後、我々はおっさんのファームを目指してタクシーでGo!・・・もちろん、ファームのおっちゃんもタクシーに同乗してご機嫌でした(笑)。・・・やたらと長くなりそうなので、続きは次回。
2010/10/09
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プラカットのダブルテールをバンコクで仕入れてきた話を昨日いたしましたが、残念な事に?ご注文いただいてしまいました(笑)。正直、売れ残りを覚悟・・・いや、期待して繁殖水槽までセットしてあったのですけどね~。また、次回バンコク訪問時に自分用の個体を仕入れてきます。 所で、今回「おさかな逸品堂」に新たに入荷したショーベタにもやたらとダブルテールが目に付きます。正直言うと、ショーベタのダブルテールはあまり好みません。と言うのも、尾鰭上下葉のバランスが取れている個体が少ない事や、どうしても脊椎骨異常(元々ダブルテールはそういうものですけど)が気になる個体が多すぎなものですから。それにもかかわらず今回はダブルテールばかり仕入れる羽目になってしまいました。 と言うのも、本来「プラカット専門店」を謳う逸品堂ではバンコクに仕入に行った際のプラカットの仕入先は多数確保していますが、ショーベタやショークラウンの仕入先はさほど数が多くありません。ショーベタは基本3業者から仕入れているのですが、今回の訪タイ時に一人の業者は長期海外旅行中、もう一つの業者は私が訪問する直前に台湾から仕入に来た人がほとんどすべてを購入してしまった後で、仕入可能な個体がほとんど見当たりませんでした。そうなると、残りは1件しかないのですが、こちらが何故かダブルテールのオンパレード! なんでも、ショーベタの本場アメリカで最近ダブルテールの評判が良いらしく、結構力を入れて作出しているとの事でした。以前は我が国でもずいぶんと人気のあったダブルテールですが、ハーフムーン系統が出回るようになってからは完全にシングルテールに押され気味でした。しかし、ここにきて人気が復活しはじめたのでしょうか?まぁ、ダブルテールでも今日の画像の個体レベルの素晴らしいフォルムならば私も決して嫌ではありませんけどね。 しかし、今回仕入れたダブルテールはどれも私の判断基準では合格レベルの個体ばかりでした。本来、奇形や売り物にならない個体が多数出現するダブルテールで、ここまでのクオリティをキープするには一体どれだけ厳しい選別をしているのでしょうか?それとも、余程素晴らしい系統で繁殖した子供が軒並みこのレベルになるんでしょうか??今後が楽しみです。
2010/10/02
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前回ご報告した様に、昨今の我が国の景気低迷も省みずやたらと高い「一級品マーブル」を仕入れてきた訳ですが、その作出ブリーダーの所で面白い個体をゲットしてきました。まぁ、画像を見ていただければ判る方にはお判りだと思いますが、要するにプラカットのダブルテール個体なんです。ショーベタでは決してレアではないダブルテールタイプですが、プラカットではほとんど見かけることはありません。と言うよりは、意識して作出している商業ブリーダーなんて存在しないのではないでしょうか。 以前からバンコクでたまに見かける程度でしたが、それらの個体は単にプラカット×ショーベタDTのメスの交配で出てきた中途半端なものばかりでした。しかし、今回の個体は全然次元が異なるハイクオリティな個体です。個人的には、ダブルテールってあまり好まないのですが、ここまでキッチリと体型作ってあるならばこれも有りかなって思います。色彩的にも、レッド・ドラゴンベースのマーブルと言う、こちらの面でも超ハイレベルな作出なんどを誇るこの個体は、当然の事ながら仕入れ価格の方も「えっ?冗談ですかぁ??」って言うレベルでした。 今回はオスだけでなくメスも仕入れてきたので、もし運良く(笑)売れ残ったらショーベタでは禁断とも言える共にダブルテールのペアで繁殖にチャレンジしてみたいと思います。これがショーベタだと、子供世代にグニャグニャに脊椎骨湾曲した個体や思い切りショートボディの個体がゾロゾロでてくるので嫌なのですが、プラカットの場合はどうなる事やら。
2010/10/01
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またまたずいぶんとブログの更新が出来ませんでしたが、本人自体は結構元気にしておりました。ただ、このところ短期での海外出張が多くなかなかブログ更新の機会と言いますか、気力が湧かなかったという事でして(汗)。 今回の海外出張では帰路にバンコクに立ち寄りベタを仕入れてきました。ここの所の我が国の長期的不況を受けて、サイドビジネスの「おさかな逸品堂」の方も販売件数はほとんど変化が無いのに、売上が減少・・・つまりは早い話「客単価が減少」しております。以前なら「どうせ1尾購入するなら、送料とかもったいないからついでにもう1,2尾」と言う感じだったのが、今は本当に欲しい個体だけをピンポイントでって言う感じなのではないでしょうか? また、「高額個体」が売れなくなったのも売上減少の要因の一つです。こちらも、当然と言えば当然で、趣味に使えるお金なんて真っ先に削られる部分ですからね~。そんな訳で、最近バンコクでの仕入れ価格が現在の逸品堂の現状にそぐわない・・・つまり高すぎる「トリカラー・マーブルの逸品」はほとんど仕入れていませんでした。 でも、たまには「本場バンコクのマーブルはこんなに凄いんだゼッ!」って言うのを我が国のベタマニアに紹介しておかないとと考え今回「清水の舞台から3回くらい飛び降りた気持ちで」(笑)、バンコク随一と思われるコンテストブリーダーの所に出向き仕入れてきたと言う訳です。まぁ、家族に言わせると「所詮は自分の趣味に走っているだけ」とか「自己満足の世界そのもの」だそうですが、たまにはいいでしょう。 我が国ではヒレの長いショーベタの方が人気が高いのですが、なぜか生産国であるタイではプラカットの方が高値だったりします。そんな中でも、今回訪問したコンテストブリーダーの作出する個体ときたら・・・。確かに物は絶品ですが、価格の方もタイの経済水準なんてまるっきり無視のビックリ価格です。大雑把に言うとバンコクでハーフムーンレベルのショーベタを5尾は楽に仕入れられる価格ですね。だから、逸品堂での価格も高額にならざるを得ません。これでも、思い切り薄利で設定してるんですけどね~。 おそらくは、ほとんどが売れ残る事になるでしょうが、ここの所本業が忙しくてなかなかベタに没頭できなかった自分へのご褒美って事で、自分用にしてしまえばと割り切って・・・と言うか諦めてます。でも、そんなこと書きながら「このオスにはどんなメスを交配してみようか?」なんて久々にワクワクしている自分がいたりして笑えます。
2010/09/30
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久しぶりの更新です。何だか最近、長期間にわたって更新が出来ないという事が続いていますね~(涙)。一番の原因は、仕事の方で新しい分野に手を出したので、そちらが物凄く多忙な事にあります。仕事自体だけが忙しいのではなく、仕事を開始する為の知識の勉強とかがこの年になると結構きつくって(苦笑)。「新しい知識のお勉強」を終えた後には、もうブログの更新をする気力が残っていません。 この影響は、副業の「おさかな逸品堂」にも多大な影響を与えていまして、ここの所なかなか全力投球と言う訳にはいきません。在庫のベタの日常管理もかなりキツイのですが、それより何より仕入の為にバンコクに滞在できる時間が物凄く短くなってしまいました。そのため、以前のように納得いくまで、猛暑・多湿のバンコクをさ迷い歩くと言う事が出来なくなってきています。まぁ、メインの仕事があってナンボのものですから、しばらくは我慢我慢ってとこでしょうか。 先日、本業の為のベトナム出張の帰路にバンコクに立ち寄りベタを仕入れてきました。今回は、土曜日に一度バンコク入りしてからタイ国際航空でベトナム入りし、ベトナムでの仕事を終えてから再度次の金曜日にバンコク入りしました。そして、土日をベタの仕入に当てたのですが、今回は比較的時間に余裕があったにもかかわらず、やはり仕入はあまり成功とはいえない状態でした。 と言っても、それは私の問題と言うよりは現地の異常気象によるものなんですけどね。我が国では「今年の夏は気象観測開始以来一番の猛暑」だとニュースで言っていましたが、逆に東南アジア諸国では記録的な多雨に見舞われています。今回は10日間ほど東南アジアに滞在していた訳ですが、晴れの日はほんの僅かでした。もちろん、東南アジアですから毎日のように激しいスコールに見舞われるのは当たり前のことなんですが、今回は物凄い雷雨が長時間にわたって降り続くこともしばしばでした。TVのニュースでも、各地で水害や二次災害が発生している事を連日報道していました。 バンコク入りした後も、この傾向はずっと継続していたので交通機関各所に支障が出て移動がスムーズに行えなかったのはもちろんですが、「雨続きの為生き餌が確保できない」とか「稚魚育成池が水没してベタがみんな逃げてしまった」など、ブリーダー達も苦境に立たされている様でした。その為か、市場で見かける個体もどれもサイズが小さめで、逸品堂で販売可能なサイズの個体を数揃えるのに四苦八苦したような状況です。 したがって、今回は最初にバンコクに立ち寄った際に「来週また来るからサイズの大きめの個体を確保しておいて」って事前に頼んでおいたショーベタとショークラウンに仕入の重点を置き、プラカットは次回の仕入に賭ける事にしました。うーん、ブログ同様に「おさかな逸品堂」も100%全開って言う訳にはなかなか行かないようです(涙)
2010/09/02
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別に最新品種と言う訳でもなんでもなく逆に最も古典的な品種なのですが、今日はソリッド・レッドを紹介します。特にショーベタでは非常にポピュラーな品種ですが、実の所プラカットではあまりハイクオリティの個体にお目にかかることはありません。やはり、多色系の品種の方が人気が高いだけに、ブリーダー達もそちらを多く手掛けると言う事なんでしょう。いずれにせよ、バンコクで見かけるプラカットのソリッド・レッドの多くはボディにメタリックブルーの輝点が多く散在するもしくはレッドの発色が不鮮明でダークレッドになっているものばかり。 それらに較べると、今回入手した一連のソリッド・レッドは非常に高いレベルだと思います。ボディやヒレにレッド以外の発色がほとんど認められないこと、そして何よりレッドの発色が本当にキレイです。体型も十分合格点と言えるのではないでしょうか。 そして、なんと驚くべき事にこのソリッド・レッドはバンコクのベタショップではなく露店でゲットしました!(笑)。正確に言うと、市場で常時同じ場所に店を開いている建物付きのベタショップではなく、道端に鉄製のアングルを設置しベタを販売しているゲリラ店で購入しました。バンコクの市場ではこの様に常時オープンしている訳ではなく、また場所も不確定なゲリラ店が非常に沢山存在します。もちろん、理由は「市場のショバ代が払えないから」と言う事でしょう。 この様なゲリラ店のほとんどは、もうどうにも評価しようが無い低レベルの個体を扱う所がほとんどなのですが、中には非常に稀に今回のような逸品を扱っている時もあるので侮れません。おそらくは、普段は大手のベタショップの下請けをしている零細ブリーダーなのでしょう。どうしても、小金を稼ぎたくてボスには内緒で(笑)小遣い稼ぎをしてるんだと思います。その様な裏事情はさておき、時々今回のような逸品にめぐり合う事が出来るので、バンコクに行くと必ず時間の許す限りゲリラ店も丹念に見て回る事にしています。・・・って言うか、それが一番楽しかったりもしますね。
2010/08/05
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1週間ほど前に、本業のオランダ出張の帰路にベタを仕入にバンコクに立ち寄ってきた訳ですが、何となくバンコクのベタ業界・・・と言うよりは、バンコクの庶民の生活がかなり苦しいんじゃないかって色々な面で感じ取れました。もちろん、原因はこの間のバンコクにおけるデモ隊と政府側の抗争で、多くの外国人のタイに対しての評価が低くなってしまった為だと思います。観光客はもちろん、出来ればもっと平和な国に海外旅行に出向きたいでしょうし、ビジネスマンはもっと政情の安定した国でビジネスを展開したいでしょうからね~。 バンコクのスワンナプーム国際空港もなんだかガラガラでしたし、バンコクの町にも活気がありません。私が常宿としているホテルの前でいつも営業している、ガイヤーン(焼き鳥)屋台の老夫婦も店をたたんでどこかに行ってしまったそうです。それでも、マイペンライ(大丈夫!)のお国柄だけあって、街の人々の顔に深刻さは感じられないのは流石ですけど(笑)。 最近ではベタを仕入れる際に、ブリーダーのファームに直接出向く事が多かったのですが、今回は久々に市場を中心に歩いてみました。すると、2,3ヶ月前まで元気にやっていたベタショップがずいぶん店じまいしてたり、経営者が変わっていたりしてました。中でも、逸品堂の仕入先とする以前から親交のあったショップが閉店していたのにはかなりショックを受けました。その店の店主とは5年位ほぼ毎月顔をあわせてましたから・・・周りのベタ屋の親父達に尋ねても、景気の良い話は少しも出てきません。元々、あまり資金的余裕の無い人たちですから、ちょっとした事で「閉店=夜逃げ」って事になっちゃいます。 もちろん、彼が店を開いていた跡地にはすぐに別のベタブリーダーが店をオープンしていました。ただ、やはり長年にわたり付き合いのある人間の方がこちらも無条件に信用できますからね。例えば、新しい品種の元親の情報だとかタイ人の中にはかなりいい加減にその辺を答える奴がいますから、困った物です。もちろん、出鱈目な回答をする奴らも別に悪気がある訳じゃなくて、単純に「尋ねられたのに知らないって答えたら相手に失礼」(笑)、と言うタイ人にありがちな変な親切心から出た物なんです。 いずれにしても、バンコクのベタ店を見て回った限り、かなり彼らは経済的に逼迫している感じでした。その為、彼らが生産するベタも何となく全盛期に較べるとレベルが低下している気がします。それと、余程その日のための日銭が欲しいのか、こちらが頼みもしないのにやたらとディスカウントしてきました。・・・と言っても、元々ベタの現地での仕入れ価格なんて安い物ですから、例え半額にディスカウントされたからと言ってそれ程うれしい訳でもなく、それよりもクオリティの高い個体を安定して生産して欲しいと心から願ってます。 そんな事を考えながら、少々沈んだ気持ちで日本に帰国してニュースを見てみると、丁度私がバンコクを離れた日に、またしても爆弾事件があったようです。死者1名で怪我人が10人程度の物ですが、場所はランナム通りって言う、日本人観光客の方々にとっては免税店「キングパワー」で有名な、そして私にとっては通りに多数点在するイサーン料理(タイ東北部料理)の行きつけの店があるところです。これでまた、夏休み中にバンコクに旅行するのを取りやめる人がいっぱい出てくるんでしょうね~。政府側vs反政権グループの抗争は依然として根深いみたいですし、これからまたエスカレートするのが心配です。
2010/07/31
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本当にご無沙汰しておりました!ようやく新規取引先との契約も終了し、少しは他の事に時間を割ける様になりました。副業の「おさかな逸品堂」の方も、本日プラカットだけですが再開させました。本当は、ブログの更新だけでも仕事の合間を縫って行おうかとも考えたのですが、中途半端に更新するのもなんだか・・・と考え、この1ヶ月間は完全休養とさせていただきました。 それにしても、キツイ1ヶ月間でしたぁ(涙)。まず第一に、日本とオランダの間を2往復した事で、持病の腰痛はアクセル全開状態です。飛行機の座席に十数時間座りっぱなしって言うのは、本当に腰痛に悪いみたいです。もっとも、ファーストクラスならば少しは違うんでしょうが、わが社の業績ではとてもとても(苦笑)。そして、意外ときつかったのが「オランダの食事の不味い事!」。こちらも、一流レストランにでも行けばまた違ったのでしょうが、何しろ「海外に出たら、現地の人々が普段食べている物を極力食べる」事をモットーにしてますので・・・。第3に、温室内のベタの在庫が激減しているのも「コレクター気質」の抜けない私には、結構精神的に堪えました。やはり、常時数百匹のベタを保有していないと、なんとなく落ち着きませんな(笑)。 一応、先方の会社との契約も終了したので少しは時間的余裕も出来る筈です。副業の「おさかな逸品堂」の方も、1回の訪タイでは完全復活とはいかないでしょうが頑張って完全復活を目指します。 ただ、意外と困っているのが「ブログ更新のネタ」です。やはり1ヶ月もサボっちゃうと、なんだか何を書いてよいのかサッパリイメージが湧いてきません。こちらの方は、もう少しじっくりと考えてみる必要がありそうですね。まぁ、まずはともあれ「さかなおやじ復活いたしましたぁ~!」
2010/07/30
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ずいぶんとご無沙汰しておりました。前回お伝えしたように本業の方が超が付くほど忙しく、なかなか他の事にまで手が回りません。こう言う時、代わりがいない「零細企業」は困ったもんですね~(涙)。そんな私に追い討ちをかけるように、いくつもの「困ったちゃん」が私を襲撃してます。 まず、第一は本業の方がなかなか一段落しない事。本当は今回のヨーロッパ出張で新規取引先との契約締結まで行く予定だったのですが、相手国の通関に関する法令の問題で更なる話し合いが必要になりました。結局今月中に再度オランダまで出向かなくっちゃならなくなりそうです。持病の腰痛の事を考えると「ヨーロッパまでの長時間飛行」はもう勘弁して欲しいんですけど(涙)。うーん、困ったもんです。 第二が、以前携帯を紛失したことはブログでも紹介しました。その後、結局新しい携帯を購入し番号は以前のものをそのまま使用しているのですが、なんだかむやみやたらにいかがわしい電話やメールが殺到します(涙)。ほとんどが海外からの物のようですが、前の携帯を紛失してから使用停止にするまでの間に一体どんな事に使われちゃったんでしょうか?あまりの酷さに、現在新たな携帯(もちろん別番号)を購入し以前からの携帯は「一時使用停止」にしています。本来であればこのまま電話番号変えちゃえば良いのでしょうが、以前の電話番号はもう20年以上使っている物なので今更変えるのはチョット・・・。大学時代の知人とかはこの携帯番号しか知らない筈だし、関係各所すべてにもれなく電話番号変更のお知らせするのも無理っぽいですから。うーん、困ったもんです(涙涙)。 そして第3の「困ったちゃん」が、逸品堂で販売するベタに関してです。今回、本業の為のオランダ行きの帰路に何とか都合をつけてバンコク入りしたんです。ただ、じっくりとベタを集めている時間がなさそうだったので、タイ人の知人に「ベタ集め」を依頼しました。彼は、以前チャトチャックマーケットに自分の店を開いていた「プラカットの超優良ブリーダー」です。彼の作出するトリカラー・マーブルは他の追随を許さない本当に素晴らしい物でした。でも、商売の方はあまり上手じゃなかったのか、市場にあった店は程なく閉店してしまいました。そんな、「商売は下手でもベタを選ぶ目は確かな」彼に頼んでおけば大丈夫って軽く考えたのが失敗でした。 私がバンコクで常宿にしているホテルまで、彼が集めたベタをもって来てくれたのが日本に帰国する4時間前の事。ホテルのロビーで既にパッキングされた状態のベタを受け取り、彼にベタの代金とお仕事代を渡して中身を確認する時間も無く日本に帰国しました。さて、我が家にたどり着いてから、ワクワクしながら中身を確認・・・「あれっ?なんだか妙にショーベタの割合が多い気が・・・」って気のせいじゃありませんでした。全体の70%ほどがショーベタのオスとメスで構成されてます・・・って「あの~、おさかな逸品堂は本来プラカットメインなんですけどぉ??」。プラカットブリーダーだから、当然プラカット主力で仕入れてくるだろうと勝手に考えた私が浅墓でした。これじゃ、逸品堂の再開はしばらく先になりそうです。うーん、困ったもんですpart3(笑)。
2010/07/01
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前回ご紹介したショークラウンのハイアマチュアですが、彼のところに行くと必ずと言ってよいほど一人の若者が同席します。彼いわく「同好の士」と言う事ですが、どうやら「弟子」みたいなもんの様です。その若者も、本業はフリーのSEでベタは完全に趣味の様ですが、彼もまた師匠に負けず劣らずの物凄いクオリティのショークラウンを手掛けています。今日の画像の個体が彼の作出した個体ですが、これまた昨日の個体と並び現時点ではショークラウンの最高峰と言えるレベルの個体だと思います。個人的には、今日の個体の方が好みな程です。 この二人の師弟の面白い点は、弟子の若者の個体には師匠の所の系統の血はまったく入っていないと言う点にあります。普通なら、師匠が弟子に自分の所の門外不出の個体を分け与えるって感じになりそうなもんですが、まったくそのつもりは無いようです。また、若者の方も師匠の系統を手掛ける気などさらさら無く、いつかはまったく独自の系統でコンテストにおいて師匠を倒す事を夢見ている感じです。 なかなか、この様な人間関係は構築できる物ではなく通常は師匠は弟子に色々な恩恵を与える代わりに師匠面し、弟子の方は必要以上にへりくだると言う事になりがちですが、親子ほども年の離れたこの二人の関係は、まさに「趣味における究極の関係」の様に感じられ、傍から見ていても羨ましい限りです。 この若者の方は師匠と異なり、本業での収益がまだそれ程ではない為自分のショークラウンをしばしば市場に放出し、サイドビジネスをしています。もちろん、彼のところにストックがある際はほぼ間違いなく私がすべて仕入れてしまう事にしていますが、残念な事に規模が左程大きくない為、常時ストックを持つレベルではありません。これで常時コンスタントに在庫を保有している様であれば、逸品堂の専属ブリーダーに指定したいほどなんですけどね~。
2010/06/14
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そんなバンコクでとても安い価格で購入できるクラウンテールですが、中にはとんでもない高値の個体もいます。バンコクだけでなく、東南アジア諸国ではベタのコンテストが盛んに開催されているのですが、幾つかはインターナショナルな規模の大会もあるようで、その様なところでの入賞者の表彰は王室関係者の方々が来席される事もあります。そんな晴れの舞台での入賞や総合優勝を目指すブリーダーの多くはプロですが、中にはアマチュアブリーダーも存在します。 その手のハイアマチュアは、国内でもそうですが熱帯魚とは全然関係ない本業を持ち、社会的地位も高く裕福な人間が多い気がします。完全に「趣味」として楽しんでいると言うスタンスです。こういった方々は、世の中の流行や人気などとはまったく別の次元でベタを追求しているので、どうしても商業ベースでの生産になりがちなプロブリーダーとは一線を画した個体を作出する事がしばしばです。 今日紹介する個体を作出したブリーダーもバンコク在住のそんなハイアマチュアの一人です。ご本人の職業は、雑貨や陶器類の輸出入を営む貿易商で、多数の社員を抱えタイ国外にも支店を抱える大企業の経営者です。我が国の住宅事情からすると考えられないほど広大な敷地の豪邸内に、これまた完璧な設備の「ベタルーム」を別棟で持ってまして、そこで物凄いレベルの高い個体を作出しているのです。もちろん、家には複数のメイドさんや庭師、運転手などが存在しますが、ベタの管理はすべて自分の手で行うと言うほどの気合の入れようです。 彼の作り出すショークラウンは、画像をご覧いただければお判りのようにチョット他のブリーダーの個体とは次元が違いすぎます。もちろん、コンテストに出品すればほぼ確実に優勝しちゃうレベルです。あっ、それから念のために申し上げておきますが、今日の画像の個体は彼のストックの中では「ハネ個体」ですから。彼のお眼鏡に適った個体は、もちろん彼が放出する訳ありませんからね(笑)。 バンコクにベタを仕入に行った際に、彼と上手く日程が合えば必ず彼の温室を訪ねるようにしています。ただ、非常に忙しい人間のようで出張中の事もしばしばです。また、商売でベタを作出している訳ではありませんから、こちらの思い通りに彼のベタを仕入れられる訳ではありません。私なんぞよりも余程裕福な方ですから「ジャパンマネー」に物を言わせる訳にも行きませんし、おそらくそういった態度を物凄く嫌う人だと思います。要するに、完全な善意と言うか親交の証として個体を分けてくれると言った感じです。 ただ、困った事に非常にお高いんですよね~、仕入れ価格が(笑)。もちろん、お金目当てではなく、単なる彼のプライドの問題のようです。要するに「俺の作ったベタがこんな価格なのかぁ~??」って言う事です。その証拠に、彼の所で「ショークラウンの仕入れ価格の概念」をすべて吹き飛ばすほど高額なショークラウンを手に入れた後は、きまって彼の奢りでバンコク市内の超高級中華料理店に繰り出し、フカヒレやら鮫の蒸し焼き?やらイセエビやら、おまけに年代物の老酒の絶品やら・・・間違いなく、私が仕入に支払った金額の5倍位は彼が払っている筈です。 もう一つ、彼のショークラウンの問題点が・・・。それは絶対にメス個体は放出しないって事です(苦笑)。まぁ、ブリーダーとして考えてみれば私が彼の立場でも同じことしますけどね。
2010/06/13
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逸品堂のお客様から寄せられる良くある質問の一つに「バンコクでの仕入れ価格は高いのですか?」と言うのがあります。うーん、実に深遠なと言うか微妙なお問い合わせでして(笑)、販売側はなんとお答えすればよいのかドキドキしちゃいます。本来であれば、そこは「企業秘密ですっ!」ってきっぱりお答えすべきところなんでしょうけどね。変に隠し立てしても、バンコクに行かれた方が調べれば判っちゃう事ですから、はっきりとお答えすることにしています。中には「先日バンコクに旅行した際にベタを購入してきましたが、もの凄く安かったです。逸品堂の価格は少々ボリ過ぎでは?」なんて問い合わせをいただいた事もあります。 まぁ、はっきり言って「バンコクでの仕入れ価格はかなりお安いです」。ごく一部のコンテストレベルの個体を除けば、国内での販売価格が信じられない程です。ただ、この手の質問をしてくる方に共通するのが、バンコクで仕入れてから国内で販売するまでの途中にかかった費用や手間は金額換算しないって言う所です。「確かに、バンコクに行けばベタは安く手に入ります」・・・けど、旅費は?滞在費は??極端な話、バンコクに1尾だけベタを仕入に行くとすると、仕入にかかる経費を加えるとそのベタは15万円とかしちゃいます。大体1回の仕入で200尾位を仕入れてきますから、旅費交通費など一切の経費をその仕入総数で割った金額が少なくとも仕入費用に加算されると言う訳です。 「じゃあ、いっぺんにもっと大量に仕入れてくればいいじゃない?」と言うさらに突っ込んだご意見も頂戴した事がありますが(苦笑)、一体500尾とか1000尾とかのベタをどうやって維持管理すればいいと言うのでしょうね?これが大型水槽にまとめてごっそり収容できる魚種だったらいいんですが、隔離飼育が基本のベタじゃね~。さらに我が国では考えられないほどの高温多湿の中を炎天下ベタの逸品を捜して彷徨い歩く苦労なんてもんは、その手の方々には判って頂けない様です。ただ、実際にバンコクに旅行に行った際にベタを買い求めた経験のある方からいただくご意見に共通しているのは「思ったより、購入意欲の湧くような良個体の数が少ない」と言う事です。そうなんです、バンコクには星の数ほどベタが売られていますが、仕入の許容範囲に収まる個体を探すのは結構苦労するんです。その事が、大手の熱帯魚輸入問屋さんが積極的にショーベタを輸入しない理由でもあります。つまり、500尾とか輸入しても、販売にまわせる個体は1/3程度もいれば御の字って所だと思います。 そんなバンコクのベタの仕入れ価格事情ですが、その中でもクラウンテールは一際お安い価格となっております。ちなみに、クオリティにもよりますが一番仕入れ価格が高額なのはショーベタのオスではなく、プラカットのオス個体です。次いでショーベタのオス、そしてショーベタとプラカットのメス個体、そして一番お安いのがクラウンテールとなります。ただ、安い事は必ずしも喜ばしいことだけではなく、安いだけに販売している所の品質管理もそれなりです(苦笑)。逸品堂で販売できるレベルの個体を探す苦労は実はこのショークラウンが一番大変です。 もっとも、バンコクでの仕入れ価格の少々の差異なんて、前述の旅費・経費などを均等に加算しちゃうとあまり価格の差がない事になっちゃいます。まぁ、実際のところ「おさかな逸品堂ではショークラウンの価格が販売価格のミニマム」って言う所でしょうか。これ以下の価格では、例えバンコクでの仕入れ値が¥0だとしても扱いたくないと言うのが正直な所です(笑)。正直な話、かつては本業の為の生産拠点がバンコク郊外でしたから、毎月嫌でもバンコク入りするついでにベタ仕入れてこれましたが、最近はタイの政情不安を嫌い生産拠点をタイ国外に移しちゃいましたから、バンコク入りは純粋にベタの仕入の為だけと言う事になってまして、これはもう「好きじゃなきゃやってられない」レベルです(笑)。
2010/06/10
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我が国で人気のショークラウンと言えば、オペックホワイトかマスタードガス辺りが最有力ですが、外国でもそうかと言えばこれまた全然好みが違ったりして面白い物です。例えば、華僑の方々には、「風水学的に金運を招く」とかでイエロー系が圧倒的な人気のようですし、アメリカ人はとにかく度派手なカラーリングを好むようです。日本人好みの幽玄的なとか侘び寂びとかの雰囲気は全然好まれないそうです。 人間と言うのは不思議な物で、自分の国の国旗の色はほぼ確実に好きになるみたいです。例えば、イエローと言う色は日本人には比較的好まれない様で、これはベタに限らずすべての物に共通するらしく、自動車の塗装の中で一番登録台数の少ない色がイエローだと言う記事を読んだこともあります。ところが、ドイツ人はイエローが好きなんですよね~。考えてみればドイツの国旗は黒・赤・黄色ですからね。以前、ドイツのアクアリウムメーカーの社長と話をしていた際に「日本で販売を促進するにはどうすればいい?」と尋ねられたので「ライバルとなるテトラのパッケージがイエロー主体だし、区別する意味でもパッケージの色をイエローから別の色に変えれば?」って何気なく言ったら、かなり本気で「とんでもないっ!イエローは非常にユーザーに好まれる素晴らしいカラーだ」って力説されちゃいました(笑)。 ちなみにショークラウンの最大の生産国であるタイでは今日の画像のような品種が大人気です。まぁ、普通に言えば「トリカラー・パステル・マルチ」と言う事になるでしょうが、タイ人たちはこの品種を「タイフラッグ」と呼ぶ事が多いようです。つまり、赤・青・白のトリカラーがタイの国旗の組み合わせと同じと言う事の様です。バンコクでの仕入の際には、彼らの愛国心を刺激しないように「私もこのカラーリング大好きだよっ!」って答えるのを常としていたら、仕入に行くたびに「お前の好きなタイフラッグを沢山ストックしておいたぞっ!」って向こうから言われるようになってしまいました。友好面から言えば非常に喜ばしい事なのでしょうが、仕入面から言うと少々困ったもんです。そうそう、もちろん予想通りアメリカ人もこの品種が大好きだそうです。国旗の色だしド派手だし(笑)。
2010/06/07
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昨日のオペックホワイトに負けず劣らずの人気を誇るのが、マスタードガス系のショークラウンです。華やかでありながら、決してけばけばしくはないブルー&イエローの配色は、日本人の好みにマッチしているのでしょう。ショークラウンに限らず、ショーベタ・プラカット・ジャイアントなど品種を問わず人気があります。 また、一口に「マスタードガス」で片付けてしまうのにはちょっと無理があるほど豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。ターコイズ・ロイヤル・スチール・マットブルー以外にもダークボディにメタリックブルーの輝点が存在するタイプ、パープル系とボディの基調色だけでも豊富なバリエーション、そしてこれにピュアイエロー・レモンイエロー・ベージュイエロー・オレンジなどこれまた沢山の種類がある鰭先のカラーリングの組み合わせと言う事で、単純に組み合わせを考えただけでも20~30通りのの変化が思いついちゃいます。 逸品堂で扱ったマスタードガス系ショークラウンとして一番人気の高い組み合わせは今の所ターコイズブルー&ピュアイエローのような気がします。ただ、残念ながら常時仕入可能なほど一般的にバンコクで流通している訳ではないので、毎月の仕入の際には度々リクエストを頂戴しながら入荷数0と言うケースが非常に多いのが問題です。・・・と言うより、バンコクに数いるベタブリーダーの中で、私の知っている中ではたった2人しか大規模にショークラウンを生産していないのが問題点なんですけどね。もちろん、鰭の開きがそれ程十分でない一般的なクラウンの生産ブリーダーは沢山いますし、こちらのクラスは市場の道端で小袋にあらかじめパッキング済みの個体が山積みされてますけど。 ところで、今日紹介した個体は実の所現在は「幻の逸品」になってしまっています。ロイヤルブルーに近い深みのあるブルーの基調色と言い、混じりけのない綺麗なオレンジイエローの鰭と言い実に素晴らしい仕上がりだと思います。また、この系統は鰭先が伸長するとブラックに染まるのも大きな特徴の一つでした・・・って過去形なのは、この系統を生産していたブリーダーが今は行方知れずになっちゃったから、仕入が出来ないのでした。かつてはバンコクの市場に小さいながら自分の店を所有していたブリーダーだったのですが、ある時店が別の店に変わっていて、回りの店の人たちに消息を尋ねても「いきなり店を放置したまま消息を絶ったので、今どこで何をしているのか知らない」って言う答えが返ってくるばかりです。 もっとも、これはそのブリーダーが多額の借金を踏み倒して夜逃げした為、知人達は借金取りの追求を心配して知っていても「行方知らず」と口裏を合わせている可能性も無くはないですけどね(苦笑)。もちろん、私としても画像の個体を生産している「ベタブリーダーとしての彼」にはもう一度会いたいですが、既に廃業して「単なるタイ人のオヤジ」になってしまった彼には別に会いたくも無いですから、この問題に関しては深く追求してませんけど、この系統に関してはもう一度お目にかかりたいものです。
2010/06/06
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非常にカラーバリエーション豊富なショークラウンですが、なんと言っても一番人気なのがオペックホワイトです。まぁ、所謂純白な訳で、クラウンに限らずショーベタでも同意に非常に高い人気を誇ります。ただ、不思議な事にプラカットになるとそれ程人気がある訳ではないんです。 逸品堂会員の皆様からの仕入リクエストでも非常に指名率の高いカラーリングですから、バンコクで仕入れる際もかなり頑張ってこの色捜します。ただ、このオペックホワイトという品種には実に困った問題があります。と言うのも、生涯を通じて純白のままと言う個体はかなり希少です。成長とともに、特に鰭の一部にうっすらと薄墨のようにグレーが出てきたりする事が非常に多いのです。しかも、その個体が今後どの様に変化するかは外見からはまったく判断できません。もちろん、仕入れた時点で純白の個体がその後完全なマルチカラーになるまで他の色が発色すると言う事はほとんどありませんが、それでもご購入いただく方は、あくまでも「純白」の個体をお望みでしょうからね~。自家繁殖者で数世代に渡り累代繁殖させている系統ならば、ある程度予測も付くのかもしれませんが、バンコクで仕入れているだけの現状では、なかなか判断が付きません。 そう言った訳で、マーブルと共に「販売後数ヶ月後のカラーリング」を保証できない、販売する側としてみると人気種ながら実に厄介な品種でもあるのです。この事はもちろん逸品堂に限った訳ではなく、以前も有名なベタ専門店のオーナーと話していた際に、その方が「オペックホワイトは人気があるんだけど、変化する事が多いから出来れば扱いたくないね」っておっしゃってました。国内のブリーダーの方も「出荷サイズにまで育ててから、他の色がうっすらと出現したりする事が多いから、あまり扱いたくない」と言う方がおられます。 逸品堂では、鰭にほんの僅かでも他の色が発色している兆しがある個体は「ホワイト・マルチ」と言う名称で販売するようにしています。お買い上げいただいたお客様から「この個体はマルチではなくソリッドでしょ?」と言うお問い合わせをいただく事がございますが、これは要するに「今後他の色が出現してしまった際の予防線」と言う訳です(笑)。ちなみに、エラ蓋や腹ビレ先端部分に黒の発色がある個体は、基本的にソリッドとして扱います。逆に、この箇所も含めて全身純白の個体となると、これはもう事実上存在しないのではないでしょうか?可能性があるとすれば黒目のノーマル種ではなく、色素欠乏症であるアルビノと言う事になると思います。
2010/06/05
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前回紹介した「尾鰭の先端部分が棒状タイプ」に対して、もう一方のタイプが今日登場の「フィラメント状タイプ」です。こちらは尾鰭の軟条の先端部分個々がまとまらずに、個々にまっすぐに伸長していくタイプで、クラウンテールとしてはこちらの方がポピュラーです。まぁ、「クラウン=王冠」と言うネーミングから考えると「棒状タイプ」の方がしっくり来ますが、「フィラメント状タイプ」の方が本家本元と考えて間違いないでしょう。 「フィラメント状タイプ」の方は、バンコクの市場の道端にあらかじめ小さな袋にパッキングされている個体でも容易に入手可能ですが、「王冠タイプ」の方はやはり専門店に行かないとお目にかかれないようです。もっとも、ベタの専門店やブリーダーの所でも「王冠タイプ」の方が価格が高額になると言う事は無い様で、あくまでもクラウンはクラウンの価格のままです。 こちらのタイプの方が、成熟した個体では尾鰭がより長く伸長する気がします。その反面、長く伸びたフィラメント状の軟条が先端部分までスラッと伸びるように育成するのは結構大変です。水換えをサボったりしていると、すぐに先端部分がカールしたりしちゃいます。また、病気などで鰭の先端部分が一度溶けてしまい、再度再生した場合も同様の現象が見られます。その為、「フィラメント状タイプ」の老成した個体では、なんだかバサバサした寝起きの髪みたいな雰囲気になる事もあり、どちらかと言えば若い個体の時により観賞価値が高いような気がします。
2010/06/03
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レイ数は別にしても、クラウンテールの尾鰭の形状は非常にバリエーション豊富です。細かい差異を数えていけばきりがないのですが、無理やり大別すると2つの尾鰭のタイプがある事が判ります。 一つ目が今日登場の「棒状タイプ」。尾鰭基部に近い部分は通常のベタ同様に、軟条&鰭膜が存在する事はすべてのクラウンで共通ですが、そこから後方に伸長するフィラメント状の軟状が「棒状タイプでは」数本まとまった感じで、丁度ペンキ塗りに使う刷毛みたいな形状になっています。 どちらかと言えば希少なタイプで、後述する「フィラメントタイプ」の方がノーマルと言えるでしょう。もっとも、希少だから素晴らしいとか言うほどの物ではなく、2つのタイプのうちどちらが良いかは、飼育者の判断にゆだねられるものです。全体のシルエットのお好きな方をどうぞって言う感じでしょうか。東南アジアで開かれているベタコンテストの「ショークラウン部門」入賞魚を見ても、この尾鰭の形状の相違が審査基準になっているようには見えません。 それと、やはりこの尾鰭の形状の違いはある程度系統的な物のようで、ブリーダー毎にどちらの形状なのかがほぼ定まっています。自分で確かめた訳ではないので、はっきりとは言えませんが、ある程度は遺伝的形質なんではないかと推測されます。
2010/05/31
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昨日の続きですが、それでは3レイのクラウンはどんな感じなのかと言うと・・・今日の画像をご覧ください。一応、逸品堂の画像ストックを調べてみましたが、ショークラウンの3レイはどれもこんな感じでした。3レイと言っても、完全な物ではなく、尾鰭の先端部分がフォーク状に申し訳程度に分岐しているだけです。もちろん、この程度の分岐では2レイの個体と較べて格段の尾開きを期待できる物ではありません。 昨日も書きましたがクラウンテールはその尾鰭の構造上レイの分岐数に関係なく尾開きが良くなり易い様なので、あまり尾鰭のレイ数にこだわる必要はないのかもしれません。個人的にはショーベタ並みの4レイのクラウンは見た事がないので想像でしかありませんが、レイ数が増えれば増えるほど尾鰭先端部分のギザギザが密になる訳で、4レイの個体なんかは逆にショーベタの尾鰭先端部分がギザギザになっちゃった個体みたいに見えてしまうのではないでしょうか。 クラウンテールの尾開きに関しては、スーパーデルタクラスの尾開きを獲得している現状でも十分満足できるレベルなのかもしれません。この事は、別にクラウンに限った話ではなくショーベタでもオーバーハーフムーンの個体なんかは180度以上に大きく広がった尾鰭と背鰭・尻鰭が完全に重なってしまっている為、かえって不自然な外見になっている事があります。個人的な見解ですが、結局は全体のシルエットが円に近い長楕円形になっていれば十分な訳で、その点から言えば尾鰭はハーフムーンで十分かと思います。もちろん、コンテストではその個体の希少性や作出難易度が重要な審査基準となる訳でしょうから、あくまでもコンテストを目指す方は別として、単に観賞して楽しむならばあまり尾開きにばかり注視する必要はないのでは?
2010/05/30
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ショークラウンはショーベタをベースに作られたと記述しておきながらなんですが(苦笑)、結構この世間一般で信じられている通説だって結構怪しいもんです。魚のヒレには、団扇で言う所の「骨」みたいに放射状に筋々の部分がありますが、これを「鰭条」と言い、これをさらに細分化すると「棘」と「軟条」の2つに分けられます。まぁ、難しいお話はここではなしにして、ベタの場合は「軟条」です。特に尾鰭の「軟条」が何回分岐しているかはショーベタの世界では結構重要なポイントとなり、例えば1回枝分かれしている場合(丁度Yの字を横にしたみたいな感じです)は2レイ(レイ=ray=鰭条)と言います。同じ様に2回分岐していれば3レイ、3回ならば4レイと言う訳です。 当然の事ながら、尾鰭の分岐回数が多ければ多いほど、尾鰭全体が大きく扇型に広がりやすくなりますので、ショーベタでは高品質の個体になればなるほどレイ数は多くなります。ちなみに、現在ではほとんどの良個体は4レイと考えて間違いありません。プラカットでさえ、尾開きの十分な個体は3レイになってますし、中には「俺の個体は4レイだっ!」って自慢げに言うバンコクのブリーダもいるくらいです。最も、そいつのプラカットは私にはどう見ても3レイにしか見えないんですけどね(笑)。おそらく近視眼的なレベルで鰭条の最先端部分が分岐しているんでしょう。 それじゃあ、「ショーベタをベースに作られたショークラウン」なんだから、当然レイ数は多いんだろうねって思うじゃないですか。最低でも3レイは欲しい所です。所が、一概にそうとも言い切れません。例えば今日の画像の個体は2レイしかありません。それでも、尾開きの方は十分満足できるレベルだと思います。どうも、ショークラウンの場合、本来「軟状」の間に存在すべき「鰭膜」が根元部分にしか存在しないもんですから、レイ数なんて関係なく尾鰭は大きく開きやすいみたいです。 つまり、少なくとも現時点ではショークラウンの定義は、レイ数などによる明確な物ではなく「クラウンテールの中で、尾開きが十分満足できるレベルの個体をショークラウンと呼ぶ」程度の話に過ぎないようです。現に東南アジアでは結構盛んに行われているショークラウンのコンテストでも、入賞個体の中には尾開きの不十分な個体が結構見受けられます。コンテストの主眼が、事クラウンテール部門においては体型ではなくカラーリング重視と言う事のようですね。
2010/05/29
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一番多く寄せられる質問が「ショークラウンって何?」と言う奴です。つまり、普通のクラウンテールとどこが違うのかと言うお問合せです。一応、教科書的なお答えを先にしておくと(笑)「尾鰭の開きがショーベタ並に大きく扇状に開くクラウンテールを、ショークラウンと呼んでいます」とでもなりましょうか。つまり、元々のクラウンテールはトラディショナルタイプのベタをベースに作られている為、尾鰭がベール状に判りやすく言うと長方形型に伸びています。それに対して、ショーベタを交配する事で扇状の尾鰭を持つようになったのがショークラウンって訳です。 ただ、実の所ショークラウンの定義なんて実に曖昧なもんです(苦笑)。つまり、通常のクラウンとの境界線が不明瞭なんですよね~。もっともこれはクラウンに限った事ではなく、ショーベタだって、デルタテール・スーパーデルタ・ハーフムーンとか分けてますが、元が同じBetta splendensなんですから当然それらの境界線上に位置する個体が存在する訳でして、例えば「ハーフムーンとは尾鰭が180度に開く個体の事」だとして、179度の個体はスーパーデルタ?175度は??・・・実際に分度器で計る訳じゃありませんからね~。これと同じ様に、ショークラウンと言う奴の定義もそれ程明確な物ではありません。 別の分け方で言えば「売ってる場所が違います」。クラウンテールはバンコクの市場で道端に小さな袋に個々にパッキングされて山積みされて売られてます。一方、ショークラウンの方は生意気にも(笑)、ベタ専門店でショーベタやプラカット同様小型のガラス容器に収容されて販売されてます。もちろん、お値段の方も全然違います。ただ、こちらの区分でも専門店にいるショークラウンの中にもしょーもない尾開きの個体は存在しますし、道端に山積み状態のクラウンテールの中にも、驚くほど高品質の逸品が紛れ込んだりしてますけどね。
2010/05/28
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うーん、どうも悪夢の海外出張以来体調が今ひとつスッキリしません。先日病院で検査も受けたのですが、結果もなんだか判った様な判らない様な(苦笑)。まぁ、今すぐ生死にかかわる大病ではない事は間違いない筈です。と言うのも、今回見てもらった大学病院の医者と言うのが高校時代からの友人で、常日頃から「どうしても死ぬまでにやらなきゃいけない事があるから、不治の病になった際は躊躇なく本人に告げてくれ!残された時間だけでも有効に使いたいから」と言う私の学生時代からの考えを、奴には嫌と言うほど叩き込んでますから、例え明日をも知れない命でも間違いなくそして迷う事無く私に告知してくれる筈です。 それでも、なんとなく吹っ切れないんですよね~。まぁ、いきなり海外出張中に失神し意識不明で救急車のお世話になったんじゃ仕方ないですけど。普段なんともなくとも、ちょっとしたきっかけで「アレっ?今なんとなく眩暈があるんじゃ??」って自分の健康状態に疑心暗鬼になりがちです。特に車を運転中などは、いきなり意識が飛んじゃったら、それこそ周りの方々にも多大な迷惑掛けちゃいますから、どうしても慎重になります。今日もやたらに路肩に一時停止しながら外出してきました。過労が原因の一つと考えられるそうですから、しばらくは仕事の方もダラッ~としたペースでやっていくことになりそうです。もっとも、私の性格を考えればそんな仕事のやり方のほうがかえってストレス溜まりそうですけどね(笑) ところで、最近「おさかな逸品堂」の方にはやたらとショークラウンに関するお問い合わせが舞い込んできます。確かに、カラーバリエーションが豊富・低価格・維持管理が楽とお買い得感一杯のショークラウンですが、いままでは間違いなく逸品堂売上の中では脇役的存在だったのに、一体どうしちゃったんでしょう? 本来であれば、お問合せいただいた皆様個々にお返事差し上げるべき所ではありますが、何しろ「過労は大敵!」な状態な物で(笑)、この場をお借りしてショークラウンについてざっと簡単に解説していこうと思います。まぁ、「ショークラウンとは何ぞや!」って言う程大層な物じゃなく、ショークラウンに関する個人的なたわごと程度のレベルですから、あまり過剰な期待はなさらない方が吉かと思われます。
2010/05/27
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毎月のように仕事でバンコク入りし、周囲からは第二の故郷とさえ言われているタイでまともやデモ隊と政府軍の衝突があり、複数の死傷者が出た模様です。前回のブログでも少し書いたように、我が国マスコミはこの騒乱を「タクシン派vs現政権」と言う視点で報道しているようです。ただ、個人的にはこの方向性に大いに不満があるので、基本政治的なことやイデオロギーに関してはこのブログで述べない事にしていたのですがあえて記事にしてみました。 確かに現在バンコクでデモを繰り広げているUDD(以下赤シャツ)の最大のバックボーンはタクシン元首相であることは間違いありません。彼が首相時代にタイ北部・東北部の比較的低所得者層にばら撒き政治を行い、その絶大なる人気を背景に一気に頂点に上り詰めたのは事実です。また、その過程でしこたま私財を膨れさせたのもこれまた事実だと思います。ただ「タクシン氏が汚職まみれだったから彼のすべての行為が悪だったか」と言えば違うと思います。例えば、貧困者層向け政策として「30バーツ医療」と言う制度を実施しました。これは、30バーツ(日本円で100円弱)で地域医療を受ける事が出来る(もちろん、手術とかは別です)と言うものです。これにより、今まで病気にかかってもお金が無い為病院に行く事が無かった人々が救われたことは言うまでもありません。 したがって、その様に政治家の中で初めて自分達を視野に入れた政策を展開してくれたタクシン元首相を北部・東北部の農民達がいまだに支持するのは当然の事ではないでしょうか。ただ、熱心な赤シャツ党のタイの友人数人に尋ねてみると、現在バンコクでデモを展開している赤シャツは別に国外逃亡したタクシン元首相を無罪にすべきと言ってデモしているわけではないようです。彼らの一番の主張は「自分達が選挙で選んだ政権が、軍事クーデターに近い手法で何度も現政権側に奪い取られた事」に対する抗議、ならびに「もう一度選挙によって、どちらが正しいのか白黒つけるべき」と言うことに尽きます。しつこいようですが、現在のタイのアビシット政権は選挙を経て国民に選ばれた政権ではないと言う事を日本国民も知っておく必要があります。 ただ、日本企業にとっては現政権の方がタイでビジネスを展開するのに都合が良い、と言うよりは彼らの得意先のタイ人と言うのが皆、現政権の恩恵をこうむっている都市部の富裕者層である為、「赤シャツ=タクシン=悪」のような図式を描きたがっているのです。その様な人々は一様に「タクシンがタイをだめにした、だから赤シャツも悪である」と言います。しかし、彼らは一度でもバンコク以外の地方に足を運び、そこを通過するだけでなくある程度滞在した事があるのでしょうか。 例えばこんなデーターがあります。「タイ国家経済社会開発庁によれば2006年の1人当たりの平均年間所得はタイ東北部が約3万5000バーツ、都市部(バンコク周辺)は約30万バーツである」。タイ東北部は主に農業が主産業ですが、1年のうち数ヶ月の雨季の時期にしか農業が出来ません。大きな川も無く農業用水が手に入らないのです。そんな彼らは、1年のうちかなりの月日をバンコクなどの都会に出稼ぎに出ています。しかし、教育水準も低く特技を持っていない彼らは、普通のサラリーマンなどの職に尽く事は望むべくも無く、日雇い労働など信じられないほどの低賃金で働かざるをえません。農村部の若者は、地域に留まっても仕事が無く都市部でもまともな仕事に就けないため、犯罪に手を染めたり女性であれば風俗界に入るのもざらです。 東北部の平均年収を1日あたりに換算すると約100バーツ、日本円で280円位でしょうか。彼らが汗水たらして日々稼げる金額はその程度なのです。しかし、タイに旅行した方ならばある程度お判りでしょうが、100バーツなんて日本人旅行者にとってはレストランのチップ程度に過ぎません。バンコクっ子にとっても、マックでハンバーガー一つ購入する額程度なのです。その金を必死になって稼いでいるタイ東北部の人たちの怒りが今回のデモの根底にあるのだと思っています。 「現政権は良い政治を行っているのに赤シャツは迷惑」と言い切れる日本人を見ていると本当に怒りがこみ上げてきます。もし、タイ人にとって良い政治を行っているのであれば、なぜ過去3回の総選挙ですべてタクシン派が勝利してしまったのでしょう?「大多数のタイ人にとって良い政治と、一部の富裕者層に都合の良い政治」は違います。若い頃から魚の採集で、タイの田舎を訪問している私にしてみれば「一度でいいから、あんたらもそこに行って、子供達がどんな生活を強いられているのか、そして彼らの未来には何が待っているのか、その目で確かめてこいっ!」って言いたいです。学校なんて行きたくても、お金を稼がなくてはならないから親の手伝いをせざるを得ない子供達は、大人になっても都市部で高給を得られる仕事には絶対につけないという現実を知っていただきたいのです。「微笑みの国」と言われるタイですが、深層部には純然たる階級差別が横たわっているのです。そして現在の構造では底辺の人間は絶対に這い上がれません。 仕事でもしくは観光でバンコク周辺部だけを見てまわり、タイ人の中では富裕者層とだけしか接していないのに、現在の赤シャツの行為を簡単に批判するのは大きな間違いです。もっとも、赤シャツの今の行動が良いとは私も少しも思いませんし、こんなやり方で解決できるとも思いません。ただ、彼らは彼らなりに「タイ人の民主主義や自分の子供世代の本当の幸せ」を掴み取る為に戦っていると言う事は、我々も心のどこかにとどめておかなくてはならない事だと思います。今まで「貧乏人は黙ってろ」的な政策を展開してきた旧権力者層に対する庶民の抵抗なのです。長々と、柄にも無く熱くなっちゃいましたけど(苦笑)、とにかく少しでも早くそして平和的にこの騒乱が収束に向かう事を心から願っています。
2010/04/28
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ほぼ毎月出かけている海外出張ですが、なかなか次回の予定が立ちません。本業の為のヨーロッパ遠征は火山騒動もひと段落しましたから、ゴールデンウィーク開けに行くつもりなんですが、通常帰路に立ち寄るバンコクの情勢がアレでは(苦笑)。我が国の政府も「渡航の検討を強く要請する」レベルまでタイの危険度を引き上げましたし。現地の友人と電話で情報交換した限りでも、当分の間事態は沈静化しそうもない・・・と言うより、ほぼ確実に更なる悪化がありそうです。 話は少々外れますが、この件に関しての我が国のニュースは少々ピントがずれているような気がします。「現政権に不満を持つ旧政権側(赤シャツ)が、バンコクに結集し嫌がらせのデモや、爆弾テロを引き起こしている」みたいな報道ですが、現実にはそう簡単な話ではないと思います。 そもそも、現アビシット政権は2年前の現政権支持派(黄色シャツ)のデモや軍部の後押しを受けて、赤シャツ側の政権を打倒し政権樹立しました。言ってみれば軍事クーデター政権な訳です。それ以前にも、赤シャツ側つまりタクシン元首相派が選挙で政権政党になっては軍事クーデターで黄色シャツ側が政権奪取って言うのをなんども繰り返してます。少なくとも過去の選挙を見る限りでは、「民意は赤シャツ側」にあると言えるでしょう。 さらにこの赤シャツvs黄色シャツの対決構造はそのまま、バンコクを中心とする都市部の富裕者層vs東北・北部の貧しい農民層の戦いそのものでもあるのです。タクシン元首相は、首相に就任するや次々に東北・北部の貧困者層対策政策を打ち出し、いわゆる「ばら撒き政策」を取りました。その結果、東北・北部の農民層から絶大な支持を得るようになりました。それを苦々しく感じていた旧支配者層や軍部がタクシン派を敵視するようになったと言う訳です。 ただ、タクシン氏にも問題が多々あり、自分の地位を利用して一族で莫大な富を私有しました。汚職もはびこったようです。ただ、だからといって赤シャツ自体を悪者扱いするのは明らかに間違いでしょう。黄色シャツ側もタクシン氏以上に汚職・賄賂が横行する悪人揃いです。それに輪を掛けて劣悪なのが「タイの司法」でしょう。タクシン派の裁判なんて3日位で結審し、間違いなくタクシン側の敗訴になります。しかし、例えば2年前の黄色シャツによるデモや空港占拠に対する起訴は、「証拠がまだ集まっていない」「容疑者から不服申し立てがあった」などの理由で、すでに9回も起訴延期となっています。タクシン氏の不服申し立ては一切無視し実刑判決出したくせにねぇ(笑)。 このような状況で、「赤シャツ側にデモは悪い事だから即座に解散しなさい」って言っても、赤シャツ側だって引き下がる訳ないと思いませんか?しかも、解散総選挙すれば、ほぼ100%赤シャツ側が政権握ると言う事です。私も、毎月仕事でバンコク入りするわけですから、赤シャツのデモは正直迷惑です。ただ、タイの貧困者層の権利獲得運動、いや民主主義vs軍事政権と考えれば、たかが一外国人がとやかく批判できる物ではないと思います。 まぁ、私程度ではどうすればこの混乱が収束に向かうのか判りません。ただ、確実に言えるのは「現在の赤シャツの行動を咎める」前に、「2年前同様の行動を行った黄色シャツの起訴」が順序として先でしょう。同じ様な事やって、黄色はOKだけど赤はダメ!じゃね(苦笑)。 数日前のバンコクでの爆弾テロ騒ぎには非常に胸が痛みました。このような行為はどちらの陣営が行ったにせよ絶対に許される物ではありません。ただ、赤シャツのデモ自体は例え仕事に支障が出たとしても、個人的には頑張って欲しいと思ったりします。我が国で、先の選挙で民主党が政権交代果したら、自民党と自衛隊がクーデター起こしたとして、日本国民は黙ってそれを受け入れるのでしょうか?もっとも、そうなった方がましだったかも(涙)。神社のハト並みの脳みそしか詰まっていないかもしれないポッポと、その後に蠢く目つきの悪いゴキブリ政治家に対して怒りを感じても何も行動に移せない我々日本人よりも、やり方は間違えていても行動に出るタイ国民の方がずっとエネルギッシュなんでしょうかね。現在のタイは、我が国で言えば安保闘争に明け暮れた時代のようなもんなんのかもしれません。なんだかよく判らないけど、「頑張れタイの民主主義!」。
2010/04/26
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以前このブログでも取り上げたのですが、最近クラウンテールに新たな系統が定着しつつあります。それが今日紹介するキングクラウンテールと言う奴です。通常のクラウンテールは尾鰭の軟条が糸状に伸長し、その全体像がまるで王冠(CROWN)のように見える事からその長つけられました。キングクラウンは、尾鰭の先端部分が反り返るようなカーブを持つため、上下の軟条の先端部分とそれぞれ交叉するのが特徴です。 この系統に関しては現在の主流がシンガポールのようで、ベタ王国である筈のタイは一歩出遅れています。もちろん、バンコク周辺のベタブリーダー達もシンガポールから種親を輸入しタイ産キングクラウンの作出に向けて頑張っているようですが、今の所量産できていないみたいです。 今回の画像の個体は、バンコクの知り合いのブリーダーがシンガポールからキングクラウンを購入するのに便乗し、取り寄せてもらった物です。確かに尾鰭の先端部分が交叉しキングクラウンの特徴は出ていますが、全体的にあまり美しくないですね~。コレで日本円に換算すると諭吉君クラスしちゃうんですから・・・。 もちろん、一級品になれば美しいシルエットを持っていますが、元々クラウンテールという奴は老成した際に、ヒレ先がバサバサした感じになり寝起きの爆発した頭みたいになるのが欠点です。キングクラウンはその特徴上、この欠点がさらに増長されていると見るべきで、どちらかと言えば若魚時代を観賞する物なのかもしれません。 いずれにせよ、バンコクのブリーダー達が結構頻繁にシンガポールから種親を輸入しながらも、固定化できないのには何らかの問題があるのでしょう。個人的には、種親のメスにちゃんとした個体を使っていない・・・つまりシンガポール側でメスの放出を抑えているんじゃないかと考えています。その場合でも、所詮は同じベタ・スプレンデンスの改良品種な訳ですから、インブリーディングを注意深く続けていけばそのうち作出出来るんだと思います。 もっとも、新し物好きで根気のない傾向の強いタイ人ブリーダー達には数世代に渡りインブリーディングするなんていう悠長な作業は苦手でしょうね~。本来こう言った作業は我が国の国民の得意とするところだと思います。誰か日本人が頑張ってくれるのを待ちましょう!・・・えっ?私ですかぁ??ダメダメッ!根気のなさでは決してタイ人に引けを取らない男ですから(笑)。
2010/04/16
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政治的混迷の長引くバンコクから無事帰国いたしました。今回の出張は、わざわざバンコク騒乱を回避する目的で当初の日程を延期したにもかかわらず、かえって騒乱のピーク時にバンコク入りとなる、相変わらずの「間の悪い男」ぶりを如何なく発揮したしまいました(苦笑)。 バンコク入りした当日、現地のタイ人の知人と夕食を食べたのですが、彼いわく「何でわざわざ一番危ない時期に来るんだ?」って言われちゃいました。「なーに、別に大した事にはならないんじゃないの?」「いや、そろそろ本格的に危ないぞ。政府側もデモ隊側もかなりいらだってきてる。」「少々もめたって、13日からのソンクラン(水掛祭り)でデモ隊お開きって言うパターンだろ」「今回、デモ隊の首謀者達はソンクラン期間中でもデモを続行するって言ってるぞ。今回やつらは本気だっ!タイ人だってやるときはやるんだぞっ!!」 そんな会話を交わした数日後、いきなり政府側とデモ隊が衝突し多数の死傷者が出ると言う騒ぎが起きました。行き付けの屋台で、ソムタム・プーパラー(パパイヤのサラダ、腐った蟹いり(笑)・ラープ・ガイ・カオニャオ(もち米をふかしたもの)と言うイサーン料理基本3点セットで楽しくお食事の最中の私の携帯に、タイ人の知人から電話が入りました。「オイッ、ついに始まったぞ!政府軍とデモ隊が軍事衝突してる」「はぁっ?ナニ言ってんだかよく聞こえないんだけど」「だからぁ・・・うわぁっ!」「オイっ、大丈夫か?今どこにいるんだよ」「だから、軍事衝突の現場だって」「何でそんなとこにいるんだよ」「だって、面白そうだから仕事帰りに見に来てたんだよ。そしたらいきなりどちらかが発砲しやがって、その後は滅茶苦茶だっ!いっぱい人が倒れてる」「判ったから、とにかくその場を離れろって」「もちろんそうする。今お前どこにいるんだ、今からそっち行くから飯でも一緒に食おう」 ・・・目の前で人がたくさん死傷したと言うのに「飯を食おう」って言える奴の神経がよく判りません(苦笑)。その後深夜まで彼と話し込みましたが、その途中でTVのニュースが多数の死傷者が出た事と、死傷者の中に日本人も含まれているらしい事を報道してました。我々の結論としては「今回の騒乱はかなりヤバイ」って事に。私としても、「下手すると帰国できずに足止め食らうかもしれない」と覚悟を決めてました。 それが、ナニ??タイの旧正月に当たるソンクラン(水掛祭り)前日の12日になると、なんとなく街中の緊張感がなくなり始め、道端の子供達が水鉄砲を手に道行く通行人に水を掛け始めてんじゃありませんか。今回の出張ではソンクランの喧騒を避ける為ソンクラン初日の13日にバンコク脱出だったのですが、当日チェックアウトの際にはホテルのドアマンに水鉄砲で水を掛けられ、ホテル前でタクシー待ちしている間には、日頃夕飯を奢ってやって手懐けた近所のガキ共(笑)が寄って来て、これまた水を掛けまくられました。道行く人々の顔も、数日前の深刻さはどこにも見当たらず、心の底からソンクランを楽しんでる感じです。かなりびしょびしょになりながら乗り込んだタクシーも、空港に行き着くまでに数回水鉄砲やバケツの水掛攻撃にさらされてました。 この能天気さと言うか明るさが「やっぱりタイ人でしたっ!」。現地の動植物層から言えばマレーシアとかインドネシアの方が全然興味深いのですが、タイ人の気質が本当に好きなので、私はやっぱりタイが好きですね~。この持ち前の楽天主義で今回の政情不安も無事乗り切って欲しいと心から願ってます。
2010/04/15
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当初バンコク出張を今週に予定していたのですが、バンコクの政情不安を見越して来週に出張を延期し、その為にベトナムエアを使う事になったのは数日前の話。でも、なんだか来週の方がバンコク情勢緊迫してそうですね~。こりゃ、完全に状況判断誤った感じです(涙)。タイの現政権側と、バンコクでデモを展開している旧政権側(タクシン派)の話し合いも折り合いが付かず物別れに終わったようです。 そりゃ、旧政権側が要求する「即時解散総選挙」実施すれば過去の事例から考えても現政権側が負ける事はほぼ確実のようですから、アビシット首相も即時解散の要求には応じられませんよね~。しかも、うっかりそんな要求飲んだ日には、背後に蠢く軍部が再度クーデターとか起こしかねませんから、余計タイ情勢は混迷を深めて行っちゃいますしね。 情報では4月3日から、再び反体制派が大規模なデモ行動を起こすって宣言しています。そう考えると、4月6日からの訪タイって思い切りそのピークなんじゃあ?しかも、デモしている側も、政府側が過激な押さえ込みをしてくれる事を期待しているんじゃないかとバンコクの友人(タイ人)は電話で話してました。「そうすれば、対抗したと言う口実で武力闘争に突入できるだろ?今の段階で、反体制側が過激な行動を取れば国内外の反体制支持者たちが離脱しかねないから、反体制指導者達はきっかけを待っている」んだそうです。 まぁ、唯一の望みは再来週の4月13日からタイは「ソンクラン」と呼ばれる言わば日本の正月みたいな時期に入ります。「ソンクラン」は日本では「水掛祭り」と思われていますが、実際にはかなり重要なきちんとした祝日なんです。もちろん、バンコクではタイ人だけじゃなく外国人観光客であろうとお構い無しに、水鉄砲や酷い時にはバケツで水をぶっ掛けてきますけど、本来は「体に聖水を振り掛けて、無病息災を祈る」目的なんだそうです。この時期は、バンコクに出稼ぎに来ている地方出身のタイ人も多くが田舎に帰り家族で過ごすのが普通です。したがって、反体制側が何らかの政権闘争を行うにはあまりよくない時期なのは確かです。「ソンクラン」の時期になれば、いくら指導者が進軍ラッパ吹き鳴らしても地方出身者たちはいっせいに故郷を目指して帰っちゃうはずですから。その辺はいかにもタイ人と言った感じがします。 今回の騒動の中心地は観光客のメッカである「王宮周辺」や「シーロムエリア」ですが、観光でバンコクを訪れる外国人には迷惑な話でしょうが、数年間に亘りほぼ毎月バンコクを訪問しながら「エメラルド寺院を知らない男」にはあまり関係のない話です(笑)。いずれにしても、バンコク市内各所で小規模の爆弾投下事件が多発しているのは確かですから、今回の訪タイでは買い付けのとき以外はひたすらホテルの自室内で自粛していた方が無難かもしれません。・・・って、別に普段でもホテルとベタのファームや市場の往復に終始してる気もしますけどね(苦笑)。
2010/04/01
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本当は来週からバンコクにベタを仕入に行く予定だったのですが、現地の知人が「来週が危ない」って言う物ですから、1週間延期しました。今回の赤シャツ(タクシン支持者)は平和にデモしてるみたいですけど、バンコク市民は「そのうち暴徒と化す」ってかなりの人が思っているようです。タイ政府はひたすら「安全です」って言ってますけどね。まぁ、無理やり危ない橋渡る必要もないので、以前に確保していた来週のエアチケットをキャンセルし再来週のチケットを手配・・・ って、これがないんです!まぁ、確かに春休みや大学の卒業旅行シーズンですから、海外に出かける人が多いのはわかってました。でも、「バンコク行きなんて考える奴はいないだろう」って甘く考えた私が馬鹿でした(涙)。結局、ようやく確保できたのがベトナム航空です。もちろん、成田から直接バンコクに行く訳ではなく、一度ハノイ空港に立ち寄りトランジットでバンコクと言うコースです。 ほぼ毎月海外出張に出かけてますが、本業の為ヨーロッパに行く際はルフトハンザ、副業の逸品堂の仕入の為にバンコクにだけ行く場合は基本ANAで、場合によってはタイ航空と言うのがいつものパターン。最近仕事で出向くようになったベトナム行きのときでさえ、帰路にバンコクに立ち寄りベタを仕入れる事から、タイ航空で一度バンコク入りしてからトランジットでベトナム入りです。 要するに今回が「初ベトナムエア」って言う訳です。結構好奇心旺盛なおやじですから(笑)、初めての場所に行ったり、初めての乗り物に乗るのとか大好きです。まぁ、人によっては「ベトナム航空って聞くと、なんとなく安全性が不安」とか言ってる知人もいますけど、そんな事は別に気になりません。もっとも家族は「別に飛行機が落ちちゃうのは運命だろうから仕方ないけど、ベトナム航空じゃ補償金が少なそうだから、掛け捨ての生命保険だけは忘れずにねっ!」って、恐ろしいほどドライで冷静なのが少々心配です(苦笑)。 そんな、ベトナムエアですが先ほど航空券の手配を依頼した旅行代理店からメールが来まして、「お帰りの際のバンコクでのリコンファーム先は、以下の電話番号です・・・」って書いてありました。はぁ??「リコンファーム??」。最近は大部分の航空会社はリコンファームなんてしなくて良くなりましたから、これには少々ビックリです。まぁ、昔はどの航空会社でも当たり前でしたから、リコンファーム自体は大した問題じゃありません。でも、バンコク滞在中にベトナム航空バンコク支店に電話するって事は・・・。 実はバンコク(に限らず東南アジア全般)では、公衆電話は基本的に使えません。・・・って言うか壊れてます。バンコクではそこらかしこに公衆電話ありますが、コインを入れても電話が掛けられないのは当たり前ですが、さらに投入したコインが戻ってこないと言う実に素晴らしい構造になっている公衆電話が非常に多いのです。しかも、道端の公衆電話掛けてる時って、スリやかっぱらいに非常に狙われやすいのも事実です。 私の携帯はソフトバンクなので、国内ではやたらに電波が入らない地域が多くて使えませんが、さすが前身がVordaphonだけあって海外ではほとんどの国でそのまま携帯が使えます。だから携帯で電話すればいいんですが、この場合バンコク市内からベトナムエアバンコク支店に電話しているにもかかわらず、国際電話扱いになります。つまりは、帰国して信じられないほど高額の請求が来るって訳でして・・・。また、ホテルの部屋の電話を使うとこれまた「ふざけんじゃねえぞっ!」って激怒したくなるくらい高額の請求をチェックアウトの際にされる事があります。一流ホテルならそんな事ないでしょうけど、私の常宿クラスだと結構ありえる話です。もちろん、高額と言っても日本人の感覚からすれば問題にする額ではないのかもしれませんが「この機会にこの客からむしりとってやろうっ」って言う感じがムカつく訳です(笑)。 この際だから、バンコクで携帯買っちゃおうかなぁ~。たぶん、リコンファームで国際電話通話料金払うくらいなら、一番安いタイの携帯買えちゃうと思います。通話料金はコンビニとかで販売しているプリペイドカードで支払いますが、本当に安い物なので全然OKです。皆さんもタイ旅行に行かれる際に、バンコク国際空港で携帯電話レンタル頼むくらいなら、現地で携帯購入しちゃった方が絶対お得だと思います。日本と韓国以外の国は基本的にSIMフリーですから、その携帯もっていれば他の諸外国に行った際に、その国のSIMカード購入すればその国で通話可能(2G、3Gなど形式で使用可能な国は少々異なる)になりますしね。
2010/03/26
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ソリッド(単色)系といえば、もう一つ忘れてはならないのがイエローです。かつてはイエローと言うと、やや肌色味を帯びた感じであまり良いイメージを持っていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、以前のタイプは華やかさに欠けましたし、体色が薄い事もあって体内の血管が透けて見えると事があると言う実に嫌な(苦笑)特徴を持っていました。最近ではまったく見かけなくなりましたが、昔は食用の鶏卵を割ると稀に受精卵らしく黄身の上を血管が発達しつつある実に不気味な奴があり、子供達の食欲減退に一役買ってくれてましたが、それと同じような見ためって言う訳です。 さらに日本人は、ベタの体色に限らずイエローと言うカラーをあまり好まない民族であると言うデータもあるように、古典的な品種であるにもかかわらず我が国ではソリッド・イエローの人気は高い物とは言いがたい様です。所が、お国が変われば好みも変わるって訳で、前から何回も紹介しているように、華僑の方々を中心にアジアの他の国のアクアリストたちはイエローと言うカラーが大好きです。なんでも、風水学的に金運を招く色なんだそうです。そんな訳で、バンコクでもイエロー系はかなり盛んに作出されています。当然、そのカラーリングも日々改良されている訳でして、かつてのような肌色っぽいタイプは影を潜め、よりビビッドな色調の個体が多く出回るようになっています。山吹色の個体からレモンイエローのタイプまで、最近ではそのカラーバリエーションは非常に豊富になっています。 ちなみに、ソリッド・イエローの場合ヒレは透明度が高く向こうが透けてボンヤリ見える様な個体が多いのですが、ボディに関しては透明って言う訳にも行きませんので(笑)、厳密に言うと外見上ヒレとボディの色調が異なるバイカラーと言う事も出来そうです。しかし、改良ベタの世界では、そんな事言ってるとソリッド・イエロー自体がこの世の中に存在しなくなっちゃう為、今日の画像のような個体でも立派にソリッド・イエローで世の中に通用する事になっています。 ただ、最近になってイエロー・ドラゴンやカッパー&ゴールド・マルチなどより金色(風水学的により金運を招くらしい)の品種が作出されて人気を博している為、生産の中心はそちらにシフトしつつあるようです。
2010/03/02
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