この公園は、多摩川が東京湾に流入して形づくられた隆起扇状地で、武蔵野台地の一部をしめております。標高約50メートル、西側はほぼ平坦な台地で東側は、石神井川・妙正寺川並びに神田川などが流れ、起伏に富んだ丘陵になっています。
また善福寺池は、三宝寺池・妙正寺池並びに井の頭池と共に武蔵野台地の東側にあって、地底や水辺からの湧水によってできた池である点が、共通の大きな特徴となっています。なお善福寺の名称については、昔丘の西側に善福寺・万福寺の二寺があり、その一つが池の名となって残ったともいわれています。
ここは、交通の便にめぐまれなかったため、自然の景観がよく保存されていました。その後、周囲の住宅化や近代施設の接地などによって、この風致を保存するために、昭和五年十月都市計画法によって風致地区に指定してこの区域では、建築物その他工作物の築造、土地の形質変更、樹木等・土石の採取、あるいは風致維持に影響ある行為を制限することにしました。その後昭和三十二年に東京都市計画公園として決定され、その一部が昭和三十六年六月東京都善福寺として開園し現在に至っています。
文京区散策(その15) 神田川から江戸川 2023年05月02日 コメント(28)
御岳渓谷を歩く(その10) 玉堂美術館 2020年12月29日 コメント(39)
御岳渓谷を歩く(その9) ラフティングとお… 2020年12月28日 コメント(30)
PR
カレンダー
キーワードサーチ
コメント新着
フリーページ