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人間だれしも還暦を過ぎるといろんなところにガタが来る。私も自分では今までいたって健康だと自負してきたが、さすがにその例に漏れない。ここ数年、体の各所に異常を感じることが増えてきたが、その中でも特に顕著なのが「眼」なのである。まあありていに言えば「老眼」ということになる。ひとくちに「老眼」と言ってもいろいろあるようだ。一般的に認識されているのは近くのものが見づらくなるという現象だろうか。もちろん私もそれは10年近く前から認識しだしている。ただここへきて(といっても2年くらい前から始まっているが)顕著になってきている現象がある。通常人間の眼というのは、左右の眼で別々に見たものを脳内でひとつに合わせる、というプロセスで認識するものだと思う。これが脳内で合わせられずにダブルで見えてしまうのだ。ただしいつもというわけではなく、たいていは目が疲れてきた時 ― 最初は長時間運転したりした時、そして最近ではPCを長時間使って仕事した時 ― こうなる。行きつけの眼科に相談したこともあるが、それは老化によるものだということだった。老眼鏡を作ることも勧められたが、私の場合近視や乱視もひどいので、いわゆる遠近両用のメガネが必須だ。ただしつい最近メガネが壊れて、新調したばかりなんだよなぁ。
2026年06月26日
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現在フジテレビの月9枠で放映している『サバ缶、宇宙へ行く』、さほど期待しないで見始めたが、これがなかなか面白い。高校の実習で作るサバ缶を宇宙食に認定してもらうまでのプロセスを、実話に基づいたオリジナル脚本で進めていくものだが、十数年かけて生徒たちが夢を次の世代に紡いでいく様は見ていてグッとくるものがあった。ところでこのドラマを観ていてふと思い出したものがあった。ひとつの高校を舞台にまるで定点観測のようにオムニバスストーリーをつづる小説、伊吹有喜の『犬がいた季節』だ。これはある高校に迷い込んだ野良犬を「コーシロー」と名付けて校内で飼い出すところから始まる。そしてその後入っては出ていく何世代もの生徒たちの物語を、そのコーシローの目線で綴っていくものだ。途中、世代を超えた生徒同士の邂逅があったり、最初に飼い出したメンバーのひとりが教師として戻ってくるというエピソードのあったりするが、このあたりも『サバ缶、宇宙へ行く』と設定がそっくりだったりする。そして『犬がいた季節』でのストーリーテラーであるコーシローの役割を果たすのが、『サバ缶、宇宙へ行く』では北村匠海演じる朝田先生である。このドラマの主人公でありながら常に脇役に徹し、生徒たちのバトンの受け渡しを静かに見守る教師役として、この上ない適役だったと思う。来週の最終話が楽しみである。
2026年06月16日
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