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くれぐれも、私が書きますところの記事は、一般的な住宅を対象ですから、当てはまらない方も多々いると思いますが、適当に考慮してお読み下さい。家を建てますと、家と隣の隙間や、裏にある空きスペースは、どのようにしておくのがベストでしょう?ということが、今日の話題です。家の周りに、60センチほどコンクリートが打設してあるのを「イヌバシリ」といいます。昭和時代に家を建てて人たちは、最近の建築を見て「え!この家イヌバシリがないじゃない」と言うくらい、一昔前は、当たり前の工事でした。かといって、ずっと大昔には、セメントがないので、やってない工事です。家の基礎に湿気がくることを防止したり、雨の跳ね返りで家の基礎が汚れたりしないためのセメント工事のことです。今では、以前に比べ、基礎も高くなりましたし、あえてセメント工事をしないで、その部分に砂利を敷いておくだけで完成の方も多いです。このスペースは、利用価値も少なく、ただ雑草だけは生えてくる「楽しくないスペース」です。昔は、犬の放し飼いが当たり前でしたので、私は、名前からして、犬の専用通路だと思っていました。今日の画像は、不法侵入者を関知するための、「音の出る砂利」なるガラス原料でできた砂利です。これをイヌバシリに敷いておきますと、夜間の不法侵入防止になるようで、最近ホームセンターでよく売れているようです。
Feb 28, 2006
ご存じの方も多いと思いますが、外構工事は、建築を請け負った業者以外のところに、発注する場合が意外と多いのです。これは、建築業者の大半が、外構工事や、庭の工事を、「まるなげ」で下請けに出していることを、「最近のお客様は知っている」ことが第一の理由でしょう。他には、外構工事においては、入居までに必ず、完成していなくても良い工事であることも、原因に一つだと思います。つまり、お客様が外構工事業者に直接電話すれば、中間マージン分がお得になることが、目に見えて、明らかだからです。建築と同時に建築業者に外構工事を発注した場合のメリットは、支払う金銭の手間の問題や、入居日にすべて完成できる事、アフターフォローの窓口が一カ所で済むこと、など多くがありますが、それが、代金に乗っかってくる中間マージンで納得できる金額であればいいことです。ただ、ある書物によれば、住居が完成後に、(長い、建築期間中には、頼りの営業の人の足が遠のき、職人さんとは意見が食い違いもでてきて)建築業者に満足している施主は3割以下と書かれていました。そんなわけで、当店に依頼に訪れるお客様から、「今の建築業者には頼みたくないから」のご意見を聞くこともあります。
Feb 27, 2006
「つち」は、現場に持ち込むよりも、現場から持ち出す方が金額が掛かります。例えば、車に1車分の、「サバ土」を購入する場合の金額は、運賃とサバ土の代金です。方や、現場から、余った土(残土)を持ち出す場合には、重機によるスキ取りや、積み込みの作業代金、ともすれば、その重機の搬送代金まで必要になります。また、出た土は、産業廃棄物となり、容易に廃棄するわけにはいかないのです。よって、現場に入れる「きれいな土」代金よりも、運び出す「残土」の処理代金の方が高く付くことがあるのです。現在、建築中の方で、外構工事業者をご自分で探されて発注される方は、建築業者さんに、上記の点よろしくお伝えください。
Feb 26, 2006
一般的なアルミフェンスですと、ほとんどのエクステリアメーカーでは、そのシリーズで、アルミ扉も生産しています。同じシリーズでフェンスや扉を揃えますと、外観をまとめるのが楽です。また、メーカーによっては、建築用の玄関扉などとも揃えることができるようです。扉の話しになってしまいますが、扉は、一枚の物、二枚の物、二枚でも親子扉という大小の扉の物、などが一般的です。高さや、巾もたくさんの種類がありますので、建物や外構工事の規模で選んでください。意外と知られていないのは、小さな引き戸タイプが存在することや、幅広のジャバラタイプが強風に弱いことなどです。また、工事では、扉の位置と階段が同じ線上ではない方がいい事、両開きの場合、片方はほとんどが閉じられていますので、動線を考慮した方がいいこと、などでしょうか。先ほどの、小さな引き戸タイプは、本来、スペースの無い住宅用なのですが、私の請け負いました今日の画像の工事では、自転車通勤のご主人が自転車に乗ったままでの取り扱いが便利だからと、取り付けられましたが、良いアイデアだと思います。
Feb 25, 2006
アルミフェンスは、三協アルミ、東洋エクステリア、新日軽、YKK、などから「うんざり」するほどの種類が発売されています。また、毎年、新商品の発売もあり、選ぶ側も、売る側も大変です。今日は、知って得する意外と知られていないことを書いておきます。まず、フェンスを設置した後に、「思っていたより目隠し作用がない」と、ホームセンターから「木製ラティス」を購入してフェンスにくくりつける方がいますが、柱とフェンスのバランスが悪くなり、台風などで、ラティスもろとも飛んでいきます。布団乾しも同じ事が言えます。フェンスの取り付けが悪いのではありません。柱は、そのフェンスに強風が当たっても耐えられる強度で設計されています。ラティスや、布団は計算外の事ですからよろしくお願いします。どうしても布団をフェンスに乾したい場合には、業者さんに、柱の数を増やして設置しておくよう注文しておくといいです。また、フェンスの高さは、一般的には、60・80・100センチです。そしてこれらのフェンスは柱や基礎を補強することで、2段重ねで設置もできます。つまり、2メートルまでなら、各メーカーに部品はそろっています。もう一つ、都合により、フェンスを数年後に先送りする場合には、立てる予定のブロック穴は、必要な箇所だけ埋めないでおくと、後々安上がりです。埋められてしまったコンクリートに穴を開けるコア抜きという作業代金は思いの外高いですから注意してください。
Feb 24, 2006
数日前、「塀について」書きましたが、その一部でありますところの、アルミフェンスについて少し書きます。たぶん、新築の家の周りを囲っている材料のトップは、アルミフェンスでしょうね。理由は書くまでもなく、設置費用を含め安価に短期で施工できるからだと思います。画像の様なフェンスも、ブロックが並んでいれば、1メートル当たり、5,000円くらいの予算でも可能です。このように、一般的なフェンスは、巾2メートルの本体とそれを立てるための柱でできています。柱の数は、直線の場合、本体の数プラス1本です。中途半端なメーター数や、曲がり角があると、柱が増えたり、カットが必要であったり、端部部品が必要になり、費用が高くなります。また、これが、鋳造物であったりすると、まったく別の計算になりますので、カタログをよく見て注文しましょう。エクステリアのカタログは、コツさえつかめば、分かりやすく書いてあります。コツがつかめない方には、さっぱり理解できないのがこの分厚い、エクステリアのカタログです。また、カタログには、設置費用が記入してない場合がほとんどですから注意してください。それと、ほとんどのメーカーが、売れ筋の物は「定価の3割引が定価」?というおかしな業界です。最近の色選びの傾向は、グレー系のものを選ばれる方が多いようです。この色選びは、建物の、サッシと同色にすることも、全体をうまくコーディネートするためには得策です。
Feb 23, 2006
一昨日は、インチキ、レンガ敷き(失礼)をご説明しましたが、この工法は、早い、安い、でこぼこが無い、曲線が容易にできる。など、風情以外は満点な工法です。また、今日の画像は、インチキレンガ敷きと類似したインチキ枕木敷きのスタンプ工法です。あたりまえですが、絶対腐らないから安心です。画像は、一昨日のレンガも今日の枕木も、制作直後で、テカリがありますが後々無くなります。さて、他にもぜひ、レンガについて知っておいていただきたいことがありますので書いておきます。それは、私たちが言うところの「レンガ」は、焼き物のレンガを指していますので、一般的に目にするレンガのほんの一部の物を指しているだけです。「ほんじゃ~何かい?焼き物ではないレンガがあるのかい?」と聞こえてきそうですが、「はい、いっぱい有ります」その中の代表は、レンガの形をした、「コンクリートレンガ」です。ひとめでセメント製品と分かる物から、まったく分からない物まであります。また、エコロジーな物、つまり、産業廃棄物を樹脂で固めた物や、水を透水する物まで多種多様に存在します。これらは、それぞれ、価格、強度、風格に一長一短があります。使う方のニーズやポリシーで選ばれればいいと思います。他に、レンガを選ぶ場合の注意点としますと、輸入物の中に、凍結を知らない国で生産された物の中に、冬に、屋外で使用すると、レンガ内の水分が凍結、解凍を繰り返すことによって、わずかワンシーズンでボロボロになってしまう物もありますから、注意が必要です。また、このボロボロ事件は、中古の国産耐火レンガにも希にあり、私も、以前、大変な損害をこうむったことが有ります。
Feb 22, 2006
昨日、レンガ敷きの件で日記を書きましたところ、同じ舗装材で、「薄い天然石をネットに接着した舗装シート」の件で質問をいただきましたので、ついでに、ここで書いてしまいます。おそらく、画像のような物の事を言っているのだと思います。「チェーンストーン」と書かれていましたが、このような材料や、工法は、メーカーごとに名前が違うので、業者間でも、話が通じないこともよくあり、困ります。今では、職種を問わず、人件費が工事の大きな部分をしめているのが現状です。そして、このような建材類は、一様にその手間を簡素化し、工事費を抑えるためのものです。例えば、画像の材料を使った場合の出来上がりは、昔ですと、10センチ角のピンコロ石、1個1個を目地にセメントを詰めながら、高さを均一に並べていたものです。それを、現在では、人件費の安い発展途上国で石をスライスし、ネットに接着し、安価に短時間で出来上がるようにしたものです。これらは、石は本物ですから、充分、高級な舗装材です。高級感もありますので、ご使用は、建物とのイメージが合えば、ぜひお勧めします。また、余談ですが、他にも、ベルギーの本物の石畳の表面をスライスした石も輸入されています。これを、今度は、めいっぱい安価に仕上げようと思いますと、昨日書きました、セメントにピンコロ石模様のスタンプで押す工法になるわけです。
Feb 21, 2006
今日の画像は、「レンガでは、ありません」レンガ風なのです。つまり、コンクリートにレンガの絵が描いてあるのです。最近この工法の工事は大変増えました。注意していないと、本物のレンガと区別がつきません。工法の名前は、メーカーによって色々です。工法を簡単に説明しますと、半乾きの生コンに、「レンガ目地の型紙」を押しつけて敷き、そのままの状態で、専用のカラー粉を上に撒きます。専用の金コテで仕上げをした後に、型紙を剥がすと、画像のような模様ができあがります。これに類似した工法で、既存の古いコンクリートの土間をレンガ模様にすることや、スタンプ工法と言って、石や枕木の模様を半乾きの生コンに押しつける工法もあります。私のホームページにも、この工法の画像もありますので、時間のある方はご訪問ください。最近のテーマパークでは、この工法を、やたら多く見かけます。(と言っても、ディズニーランドには、未だ行っていないのです)涙。
Feb 19, 2006
さて、レンガを通路に敷く場合のことを少し話しましょう。普通の赤レンガは10センチ×20センチです。よって、1平方メートルに50個ほど必要です。巾1メートルの通路を10メートルですと、500個ほどです。また、費用は、1個100円で購入した場合5万円で済みます。ところが、安易に考えないでください。このレンガを庭と同じ高さで敷く場合には、その分の倍ほどの深さの土をスキ取らなくてはいけません。そして、車で運搬して廃棄しなくてはいけませんし、下地をコンクリートや、砂で固めなくては、たとえ、人が歩くだけでも、すぐ、でこぼこになってしまいます。ランニングボンドで敷く場合には、レンガの切断機も必要です。ヘリンボーン柄にしくのであれば、切断作業も大仕事になります。の、ように、材料5万円の工事も工事費を含みますと3倍ほどになる理由がわかっていただけましたでしょうか?今日の画像は、国産ソレルレンガをヘリンボーン柄で敷いたものです。
Feb 19, 2006
レンガの話は、たびたびしていますが、今日もします。レンガといえば、昔は、オレンジ系の赤で、角がピンシャンのものか、焼き物の窯を作るため用の白い、耐火レンガの2種類がほとんどでした。10年ほど前から流行した「ガーデニングブーム」で、表情豊かな古レンガや、等級外のクズレンガが見直されました。そんなこともあって、ホームセンターなどもこぞって表情豊かな外国産のレンガを輸入するようになり、現在では、選ぶことに苦労するほどの品揃えになりました。また、国産レンガも、温度調節や、含有物を研究開発したり、焼き上がったレンガの角をおとしたり、と品数を増やし現在に至っています。購入する場合の注意は、その品を購入先の業者がずっと取り扱うか否かは、は大切なことです。たとえ趣味であっても、庭造りは、1年がかりなんてのはザラですから、追加ができないレンガであっては困ります。また、同じ赤レンガであってもサイズが違うことがよくありますので気おつけてください。
Feb 18, 2006
今日(昨日)は、雨ですから、外の工事は中止にしまして、Officeで少し溜まってしまった、設計や、見積もりのデスクワークにしました。今、いちばん一般的な新築の外構工事は、外回りのフェンスと2台分の駐車場、それと門扉にアプローチ、てな、感じが多いです。「いくらくらいかかりますか?」が最初の質問です。が、「千差万別ですから、お話をうかがうまで、何とも言えません」とお答えするしかできません。私は、当初「建築費の10%くらいが妥当なんじゃないですか」と答えるようにしていました。が、これも非常にいいかげんな数字で少し反省しているのが現状です。つまり、でかい土地に「こじんまり」とした家を建てている方もいます。また、クローズドタイプ(塀で囲い、門扉も必要)とオープンタイプでは、倍くらい金額に差がでます。お客様が、私どもの所に来店される時期は、建築途中の場合が多いのですが、この時期は、ほとんどの方が、内装や、家具、もろもろに費用がオーバーしている真っ最中の時期ですので、我々との商談は「難航が当たり前」のような現状になっています。私の提示金額に難色を見せるお客様には、「お客様のお車が、2年ほどで消却してしまう金額ですよ」と、何十年も「買い換え無し」で済む、外構工事や庭工事の「安さ」を説明させていただくことにしています。
Feb 17, 2006
さて、今日は、昨日作業しました、植木の引っ越しについて少し書きます。当店の仕事には、新築の家ばかりではなく、リガーデンの仕事も多くあります。やはり、庭の作り直しの際には、植木の移動も必要不可欠な作業になります。私たちは、設計をする際に、大木はなるべく既存の位置で設計をし、施主様の費用負担を少なくするように心がけます。移動することに決定した樹木は、画像のように根巻きをして、仮植えをしておきます。このとき、根が、切断されて短くなっていますので、枝葉もそれにみあった分、「剪定」しておくことが大切です。話は変わりますが、私の住む安城市では、「剪定樹木のリサイクルセンター」なるものがあります。剪定や伐採をした樹木を粉砕して、肥料を作っている所です。昨日も、多量の伐採樹木がでましたので、そのリサイクルセンターに運んだのですが、「受け取拒否」でした。理由は、伐採樹木の中に「キョウチクトウ」が混じっていたからです。キョウチクトウやウルシなどは、強い毒性があるので、肥料にできません。うっかりミスでした。他にも、機械に巻き付く植物や、枯れ木、根っこは、拒否されます。ご自分で、剪定される方は充分注意して持ち込みください。では、それらをどうしたかといいますと、一般ゴミの焼却センターに運んだだけのことですから、別に「大事件」だった訳ではありません。
Feb 16, 2006
塀を作る方法は限りなくありますが、先日より3日間で、私がよくやる方法の、板塀、ブロックに塗り壁仕上げの塀、コンクリートの打ちっ放しの塀のことを書きました。今日は、レンガの塀です。画像の、レンガの塀と、門柱は、20センチ×10センチのレンガが一般的な「ランニングボンド」という積み方で積んであります。つまり、強度を確保するために、縦の目地がずれています。他には、「ジャックオンジャック」というような、コンクリートブロックに見られるような、縦横の目地がそろった積み方もあります。また、地面に敷く場合には、この他にも「ヘリンボーン」というような、編み込んで見えるタイプの並べ方もあります。この件につきましては、また、ネタが尽きましたら詳しいご説明をします。今日の画像の場合には、レンガを1個ずつ積んでいますが、普通は、まず、コンクリートブロックを積み上げて、レンガを薄くスライスしたタイル状のレンガを表面に貼り付ける工法が多く用いられています。私は、いつも、コンクリートブロックをただの「ブロック」と書いておりますが、レンガの話しをする場合には、コンクリートブロックと書きます。つまり、英語では、レンガは、brickなのでまぎらわしいからです。また、インド近辺の英語では、Bを抜いて「rick」と言うので、「レンガ」と「リック」では、最後まで何のことか、さっぱりわかりません。
Feb 15, 2006
塀は、「高ければ良い」という物でもありません。特別な職業や、偏見のない方でしたら、泥棒や、地震のことを考えると、門柱以外の塀は、1.3メートルくらいの高さで収めたい物です。ところで、今日の画像は、昨年当店が施工しましたコンクリートの門柱です。今、シンプルモダンタイプの家では、「コンクリート打ち放し」の塀が良く合いますので、この工法を希望される方が増えてきました。この工法の難点は、規模が小さい場合には、コストが高くつくことです。それと、わずか10年ほどで、コンクリー表面の「よごれ」がひどく、目立ち、ちゅうちょされる方も多いようです。ただし、この汚れにおいては、ご安心ください、近年、化粧塗装と、コーティング材を塗布することで、コンクリートの雰囲気を残し、汚れを防ぐことができるようになりました。もちろん、画像の門柱にも化粧がしてあります。
Feb 14, 2006
昨日の画像は、イペ材を使った板塀でした。今日の画像は、ブロック塀の表面に、ジョリパットという塗り壁用素材で仕上げたものです。これと類似した塗り壁素材はいろんなメーカーから、いろんな名前で売られています。ジョリパットというのは、アイカ工業の製品で、色が大変豊富にそろっているので、お客様の要望を充分満たすことができます。ただし、残念なのは、外壁材の石膏ボードのような物でしたら、じかに塗ることができますが、ブロック塀には、じかに塗るわけにはいかないという難点があります。つまり、下地に、モルタル仕上げが必要です。結果、左官職人の手間代が多くかり、素ブロックの塀と比べて、倍くらいの金額になります。またこれも、「安くやりますから」と、下地で手を抜く業者は要注意です。ゆくゆくブロックの目地が目立ってきたり、下地とジョリパットの隙間に水が入り、大きな水ぶくれができてきます。1~2年くらいなら「ワカラナイカラ」にだまされないでください。下地材ともで、1平方メートル4千円以下は変ですよ。また、この材料は、表面に模様を作ることや、砂を混ぜたり、ワラを混ぜたりもできます。同じ材料で、硬化速度の遅いものを使用すれば、広い範囲に模様を連続することもできるのがこの素材です。
Feb 13, 2006
今日は、「塀」についてです。高度成長期のはじめの頃、つまり、昭和の中頃には、背丈ほどの高さまで素地のブロックを積み上げて塀にすることが、ステータスだったようです。地震などで倒れる事故があったり、泥棒が隠れやすいという理由で、最近ではめったに見かけなくなりました。今、もっとも一般的な塀といいますと、高さはまちまちですが、ブロック段上にアルミフェンスでしょう。塀というものは、お隣の家との境でもあり、なぜか、「住む人の個性」があるので、いちがいに第三者が提案しぬくい部分でもあります。唯一わかった事は、自分ち、の玄関や浴室窓の目隠し用に立てる塀又は樹木は、お隣にとっても喜ばれる物だということです。お隣様も、この塀の設置のおかげで「偶然の目合わせ」に気を遣わなくて済むのです。そして、私からのアドバイスとしては、この塀に使う素材や、タイプは、やはり、建物や周りの環境を考慮して作るべきです。塀を作る材料には、ブロック以外にも、植物、石積み、コンクリート擁壁、ブロック積みに塗り壁仕上げ、など限りなくあります。また、今日の画像は、腐らない木(南米産イペ)で作った塀です。
Feb 12, 2006
昨日の続きを少し書きたいと思いましたので、つまり、ハウスメーカーなど大手の建築業界で、顧客獲得のために、見積もり及び設計料金を無料としているがために、我々の小規模外構工事業も、必ずかかっているはずの経費、つまり、見積もりや、設計料金が「無料が当たり前」の風潮があるわけです。これを読んで頂いています、あなた、お施主様側からすれば、「安ければ、い~じゃん」なのです。が、実は、その費用は建築費に乗っかっていないと思っているからそう言えるのです。しかも、そのハウスメーカーをキャンセルした方の分まで乗っかっているのです。それを考えますと、少し、イヤになりませんか。ただし、建築業界もそうばっかりではありません。あなたが、直接、設計士さんに、設計を依頼して、設計士さんは、設計料金をあなたからいただき、工事金額は、数件の工務店さんに相見積もりを出させる方法もあるからです。なおかつ、設計士さんに、設計監督、までしていただけばベストです。私は、個人的には、設計士さん方式が「だまし」がないので良いと思いますが、現実を直視すれば、カリスマ庭師でもないかぎり、一般家庭の庭工事の設計料では、設計者の生活の糧にはならないのが現状です。
Feb 11, 2006
庭や外構工事の設計や見積書の作成は、実は重労働です。打ち合わせ時間プラス図面制作時間だけでも、最低1日はかかります。当然、一回の打ち合わせや、設計図でGOはでません。再度打ち合わせ、設計図の手直し等で、平均3日位はかかります。それで、GOなら救われるのですが、競合各社もあることですから、必ず契約に結びつくわけではありません。一応、私も職人の仲間です。日当2.5万円ほど稼ぐ自信はありますので、ざっと計算しますと、7.5万円かかっている計算です。さて、では、このかかった実費を、お客様に請求できるでしょうか?できるわけはありません。まだ、私の所のような小規模事業所では、給料を払わなくて良い「私一人」がすべて動くことですから、あきらめもできます。では、設計、製図の専門職として従業員を雇用している場合や、外注で図面制作をしている事業所では、このかかった金額をどのようにしているのでしょう?(1) 金額の一部もしくは、全額を、お客様に請求している(2) 設計、見積もりは、無料でしている1の場合は、納得できますが、もんだいは、2の場合です。つまり、専門職の従業員には、それ相当の賃金が支払われていますので、結果、仕事を発注したお客様が、断ったお客様の分を負担している形になるからです。お客様の立場からすれば、「あたりまえでしょ」も、業者の立場からは複雑な心情もあるのです。この設計料無料システムは大手ハウスメーカーの作った悪いシステムの一つだと思いますがいかがでしょう?ちなみに、えらそうな事を書きましたが、当店の現状は「無料」です。涙。
Feb 10, 2006
一生のあいだに、何軒も自分の家を建てる方は希です。よって、来店される方は「私、外構工事や、庭の工事の発注は今回が初めてです」と言われる方がほとんどです。数年前までは、庭工事の主導権は奥様方が大半をしめていました。ところが、最近では、ご主人様が、家や外観の外構工事の構想を持っていて、打ち合わせは、ご主人様主導であることが増えてきました。そういえば、最近のバイクや車、ファッション、にまでこだわる男性の絶対人工の増加は確実に感じますので、あたりまえといえば、あたりまえの現象でしょうね。以前に、ガーデニングブーム大盛況の頃、雑誌やテレビに洗脳された奥様方が夢一杯で計画した庭の構想を、着工寸前に「俺はそんな話しは聞いていないし、感心もない」との、ご主人の一言で没になったこともありました。の、ように、我々がいちばん困ってしまうのは、家族の意見が一致していないままでの「見切り発車」です。最低でも、「良い案を提案する業者がいたら、庭や外構工事はお願いしよう」と、家族内での意見一致だけはして、来店をしてほしいと思います。この後の、全員が納得できる「良い提案」ができるか、できないかは、私たちの「力量」です。
Feb 9, 2006
家を建ててみて、初めてわかることが多くあります。その中の一つに、のら猫や飼い猫の不法侵入があります。庭がいったん、猫のトイレと化しますと、想像を絶する悪臭と、糞のかたづけに悩まされることになります。近所に、野良猫に餌付けしている「猫ば~さん」でもいたものなら、最悪です。私たちに相談をもちかける方も多いのですが、得策は、いまだ「ありません」。実は、昨日のお客様もそうでした。現状がフェンスもない状態なので、せめて気休めにフェンスを提案してほしいとの希望でした。ところで、左の画像は「ガビオン」というドイツ製の金網です。本来はネットとネットの間に採石などを入れて崖崩れなどの防止用に開発された物ですが、画像のようにツタを這わせて、パテーションに使用しても絵になるネットです。60年間サビが出ないそうです。お客様の家は純和風ですが、50坪ほどの中庭も個性的なものを計画中なので、お客様の了解がとれましたら、ぜひ「ガビオン」を使用したいと思います。後日、完成しましたら画像を添付します。
Feb 8, 2006
先日に続き、地面のことを少し書きます。私の生活エリアである所の、田んぼや畑ばかりの三河地区でも、建物の建っている場所は、その大半が新たに宅地用に造成したものです。つまり、田畑や、閉鎖した工場の跡地を造成したものです。自分の買った土地の履歴を調べることも、楽しくもあり、スリルもあります。さて、この三河地区という所は、瓦やレンガの工場が多くあるところです。つまり、粘土が採掘されるところなのです。この粘土質の地面は、最悪です。一度雨が降れば、簡単に水は地下に染み込まないので、水が溜まり「ぬかるみ」ができてしまいます。工事現場であれば、しばしば、車がはまりこんでいる姿を見かけます。だから、水田、つまり稲作が発展したのでしょうね。この、田畑を宅地用に造成した場合、地中は、粘土とサク土(田んぼの黒い土)その上に、埋め立てた土と、3層です。しかも、悪質業者が埋め立てますと、産業廃棄物がサンドイッチされ4層のこともめずらしいことではありません。家や庭が完成してしまえば、地中は見えませんので、どぉーでもいいことですが、できれば、きれいな、土の上で過ごしたいですね。これから、土地を探される方は、その辺もよ~く調べて納得のいく商談をしてください。
Feb 7, 2006
昨日のイナバ物置のすばらしい点をもう少し書きます。でも、けして「この物置は、とても良い物置だから、ぜひあなたの庭にどうぞ」とは言いません。昨日のように、私は、この物置を庭に置くのは、庭の美観のために「賛成しない派」でからです。例えば、我々がホームセンターで「組み立てラック」を購入したとしましょう。これを家で組み立てたりしますと、たくさんの種類のネジが用意してあり、30分ほどの説明書とにらめっこが普通です。所が、イナバの倉庫やガレージのほとんどは、たった一種類のネジと特殊ワッシャで組み立てすることができてしいます。構造が頭に入っていれば、説明書の必要がないのです。また、販売店の私の目から見ましても、大きな物置の工事にも、小さな車で運搬できるよう梱包されていたり、重い材料の高所取り付けにも、たった一人で組み立てられるよう細工がしてある事など、驚くことばかりでした。つまり、組み立て役の職人さんに労働負担がかかりません。よって、職人さんも組み立てやすいイナバをお客さんに勧めます。だから、日本一の販売量と質をキープできる物置メーカーなのです。私からは、このイナバから、庭に置いてあるだけで、癒されるような、又、ステータスになるようなスタイルの物置を考えて頂きたいと願います。
Feb 6, 2006
一昨日、日記が休みになりましたのは、「イナバ物置」の勉強会に参加していたからです。朝9時半より夕方6時までシッカリ勉強会をやってくれました。私は、元来、スチールの物置というものは、「庭に置きたくない」のが心情です。理由は、スチール物置は、いつまでも頑丈で、存在が浮いたまま、景色にとけ込まないからです。庭に置く倉庫は、予算があれば、木造りで、年月を経て朽てきたり、色変わりしてくる物が好きです。当店では、独自で設計した画像の様な木造の小屋を、過去に10個ほど、お客様の庭に建てました。ただし、イナバの勉強会で、教えられたことも多々ありました。イナバは、業界一位の座を確保しつづけているのにはやはり、ワケがありました。今回の勉強会においても、実際、私たち100名の参加者に電動ドライバーを持たせ、20分ほどで完成するガレージの組み立てに参加させ、その上に100人全員を乗せて記念撮影をさせました。つまり、テレビCMでお馴染みの「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫」を、身をもって体験させるのです。つまり、他のメーカーよりも、明らかに、頑丈で、組み立てが簡単な、メーカーであることを体験させるのです。また、私たち小売店やお客の信頼を受けている理由の一つに、同業他社との「コストダウンをしてまでの価格競争」にはまったく参加しない頑固な姿勢があります。
Feb 5, 2006
外構工事や土木工事の見積書には「水盛り遣り方」の項目があります。「みずもりやりかた」と読みます。これは、地面や、コンクリートの土間に水が溜まらないようにうまく排水できるように、地面に勾配をつけた、「墨だし」をする作業を言います。「墨だし」とは、大工さんなどが使う「墨つぼ」と呼ばれる、ライン引き器によって線を引くことです。また、水盛りとは、以前、「水盛り器」と呼ばれる、水を使うことで水平をだす道具を使っていたからです。(左の画像はその原理説明した図をウエッブからお借りしました)これらの道具は現在でも時々使いますが、いまでは、水盛り器は「レベル」と呼ばれる三脚付き望遠鏡のようなものになりましたし、片や、墨つぼは、「チョークライン」と呼ばれる、チョークの粉の中に糸をくぐらせるタイプのものに変わりました。昔からのお屋敷の庭では、大木が茂り、「しっとりと水気のある土」も好まれますが、一般家庭の庭では、雨水が溜まらないように廃水処理をした、サラッと乾いた土質が好まれます。
Feb 4, 2006
外構工事の計画で、意外と忘れがちな事は、自転車置き場や、物置、それと、物干し場、です。相談に来店される方は千差万別ですが、広すぎる屋敷の持ち主は少数なのは確かです。一般的な一戸建てでは、2台分の駐車場を確保しますと、庭と呼ばれる部分は、ごく限られてしまい、自転車置き場や物置を置くスペースを庭に持ってくるのが現状です。建築計画中には、まだ子供もいなく、奥様も自分専用の車がある生活に慣れていますと、数年後の必需品である、ママチャリ、子チャリの自転車事情は見当もつかないのです。せっかくの美しいマイホームの玄関先がチャリンコで台無しになってしまいますよ。そんな目でご近所の玄関先も見て研究しておいてください。ちなみに、画像は当店手作りの自転車置き場です。
Feb 2, 2006
先日受注しましたカーポートの据え付けができました。ちょっと高価ですが、外観も、使い勝手も、実に良いカーポートです。屋根を吊っているフレームは、巾8メートルまで用意されていますので、車庫入れの際に柱を気にせず入れます。また、フレームと屋根とは、直角でなくても取り付けられますので、変形の土地に対応ができます。屋根の形状もこのRタイプに限らず直線のフラットタイプもあります。より詳しい内容を知りたい方は三協アルミのホームページでご覧くださってもいいですが、カタログを取り寄せた方がいいです。もう一つ、気になるカーポートがあります。四国化成が作っているマイポートというものです。画期的なスタイルです。ぜひホームページを見てください。http://kenzai.shikoku.co.jp/myport/index.html
Feb 1, 2006
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