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昨日のofficeへの訪問客は、新居が完成間近の若いご夫妻でした。家のタイプが最近人気急上昇中の「シンプルモダン」という部類です。やはり、外構工事のデザインを建築物に合わせようと思うと、なかなかまとまらないようです。また、まだまだ少ないタイプなので、近くに、参考になる家が少なく、困っていました。話は飛びますが、画像には、化粧ブロックの門柱を乗せておきました。工事業者の多くは、高価な化粧ブロックで設計すれば、お客様に満足していただけると考えています。私は、新築の家が並ぶ現場で素地のブロックを使って工事をしていたら、近くで工事していた同業者に、「そんなケチな物使わんと、周りを見て同じ化粧ブロックで工事をしてくれ」と言われたことがあります。外構工事を建物に合わせることや、シンプルモダン建築をまったく理解していない業者です。この化粧ブロックで門柱など作られたら、家の外観は最悪になってしまうと思います。私の偏見でしょうか?もしこのブロックをうまく使い、シンプルモダンの家と調和させた工事の画像が有ればぜひ拝見したいと思います。
Jan 31, 2006
さて、左の画像は、昨日植え込みをしてきました、ボックス・ウッドという常緑樹です。歩道には、よく植えてありますので、ご存じの方も多いと思います。ツゲなどより、柔らかい感じで、葉の色が薄いところが私は好きです。公共工事ではよく使いますが、一般家庭では、あまり使われていないのは、なぜでしょう?道路との境界には、安物のアルミフェンスを立てるくらいなら、同じくらいの金額で植えることができますから、このボックス・ウッドの方をお勧めしています。刈り込みますと、切断されたところから芽がでますので、葉が数年で密集してきます。そこでまた刈り込みますと、箱の様になるので、Box woodと呼ばれていると思います。私の所では、よく使っていますので、暇でしたら、ホームページをどーぞ。三千円ほどの剪定ばさみで1年に2度ほど刈り込むことも、レジャーと考えれば、結構楽しいですよ。
Jan 30, 2006
先ほど、古い日記のタイトルを変更しましたところ、このテーマで、ずらりと、新着で乗ってしまったようです。いまいち、操作方法が若葉マークで申し訳ありません。
Jan 29, 2006
ここ10年ほどのガーデニングブームで中古枕木の値段が10倍になりました。でも、今現在は、枕木のデメリットも浸透してきたせいか、取扱店も少なくなりました。デメリットはもちろん、言うまでもなく、羽根蟻の巣になってしまうことです。早ければ、3年ほどで左の画像のように、切断面に針で突いたような穴があきます。地中では、もっと悲惨な状態です。春に幼虫が孵化し、枕木全体を覆い尽くす量の羽根蟻を我が家で見たときには、さすが、目を疑いました。羽根蟻は、枕木と同じ色ですから、一瞬、枕木が風化して、角が取れたように見えますが、風が吹くと、全体が揺れるのです。怖いですよー。枕木も、一本500円で購入できた頃に、別荘地で多く使われていました。この頃の国産物は、まだ救いようがありましたが、枕木の流行に着目した業者が輸入した枕木が最悪のようです。国産物より、少し大きめなので、すぐ、見分けられます。たとえ、コールタールがベトベトでも私の家の羽根蟻は平気でした。
Jan 29, 2006
さて、昨日、中古レンガの冗談の様な話しをしましたが、今日も、少し補足します。皆さんは、どうして古レンガ(本物の)が出てくると思いますか?昔、建物に使ったレンガでしたら、このブームが続けば、在庫は、すぐ底をついてしまうと思いませんか。実は、輸入物もありますが、古レンガのほとんどは、陶磁器用の窯の耐火レンガなのです。建築用の赤煉瓦の中古品というのは、ごく希です。つまり、これらの窯用の耐火レンガは、定期的に全部積み替えをしないと、窯の役目を果たせません。また、このレンガは、一般レンガのようにセメントでは接着しません。簡単に説明すれば、土、で積みます。だから、窯を壊す場合にも、レンガの原型が保たれるわけです。おまけに、窯の内側面には、焼け跡や、釉薬が付きます。これがいい味を出すことになり、もてはやされているのです。ブーム以前には、産業廃棄物として、大金を投じて地中に埋めていたようです。今流行の、古レンガ積みは、その昔、お金が無く、レンガの新品が買えなかった人たちの工法なのです。これは、同じく流行のレール枕木にも言えます。また、後日に、レール枕木の話しをします。
Jan 28, 2006
本日、伸びにくい芝の件を日記に書きましたところ、コメントをいただきましたので、少し補足しておきます。この芝はトヨタ自動車が開発しました、TM9という、高麗芝を改良したものです。これを、芝生産組合より、私ども庭業者に卸されています。金額は高麗芝より、ほんの少し高いくらいです。楽天の業者さんに芝生を宅配している業者もいましたので、現在、このTM9の出荷ができるか、問い合わせ中です。
Jan 27, 2006
「古レンガって、味があって良いですね」「ぜひ、それで施工してください」と、注文されて、現場に運んでおきますと、「え!中古品なのですか?コレ」なんて会話もあります。嘘のような話しですが、よくあります。お客様は「私は、この家の外壁材のような古レンガだと思いました」と言いました。私は「それは!!!古レンガ風に型押しをした、サイディングボードでしょー、、、残念」と、少し流行遅れの言い回しですが、心の中で言ってしまいました。また、「フェンスは是非、木製の手作り風でやってください」と言われ、施工しましたところ、完成後に私のメールに、画像が10枚ほど届きました。「木ビスの食い込む深さがこのようにそれぞれで違っていますが、これを均一にしてください」など、このように、本物が、何なのかわからない時代に突入しております。私個人とすれば、庭にあるものは成長もし、朽ちたりもし、苔むしてくるのが、良いと思っておりますが、古い考え方なのかも知れません。最近のシンプルモダン建築の庭では、腐らない、木粉混入樹脂のデッキにステンレスの手すりはうまく合います。また、添付画像のように、最近では、生長が極端に遅い芝が開発されています。腐らないデッキに、刈り込みの必要のない芝生は庭の理想ですからね。時代に合った、柔らかい頭脳で設計はしなくてはいけないと、つくづく感じます。
Jan 27, 2006
「駐車方法を変更したいから、ラインの引き直しをしたい」との注文で相談を受けました。ここは、内科病院の駐車場の一部なので20台ほどの駐車ができます。普通、白線は、バーナーで焼き、除去しますが、消した跡が汚くなってしまいます。提案としまして、既存アスファルトの上に4センチほど新しくアスファルトを舗装する案で話しをしてきました。アスファルト舗装は、面積が広くなればなるほど、コンクリートの土間よりも安上がりになります。この安くなる目安は、車両5台分くらいからでしょう。今では、色つきのアスファルト舗装や、透水性のあるアスファルト舗装もあり、街でよく見かけます。また、コンクリートにも、添付しました画像の様に、透水コンクリート舗装もあります。これは、非常に難しい工法ですが、完成後は、すばらしい透水性があります。バケツ一杯の水が、あっという間に地中に吸い込まれてしまいます。一般家庭の狭い面積でしたら、こちらの方法をお勧めします。自宅の庭部分は、「なるべくコンクリートで固めず、水をしみこませる方法で設計してほしい」「しかも、草が生えないように」との依頼も多いのです。そんなときには、最高の工法です。
Jan 26, 2006
私は、Macでこのブログを書いています。ところが、楽天さんのブログの画像をいじる際には、Windowsのexplorerでないとうまくいきません。よって、それ専用に、Windows98の中古を6千円で購入しました。今日のように、画像入りは、私が別室に移動して、不慣れなリサイクルパソコンと戦うことになります。ところで、私の所では、仕事の内容によっては、出来上がりがよく分かるように、添付のような、鳥瞰図で説明するようにしています。今では、優秀な外構工事用のCADやソフトもあり、大手の業者は設備して、営業に役立てているようですが、私の所では、まだまだ高額なCADやソフトは買えないので、このように、絵は、お絵かきソフトを使い、マウスのフリーハンドで描いています。5年ほど前までは、水彩画で描いていましたが、お絵かきソフトの方が多少、修正が楽ですのでパソコンで描くようにしました。CADでは、自分の「想像力や、現場打ち合わせの際に働かせる脳が退化してしまう」と言っておりますが、これは、まったくの、CADが買えない男の負け惜しみです。お絵かきソフトの難点は、CAD慣れしているお客様に、「別の、この角度から見た絵が見たいわねー」「もう一度プリントアウトしていただけます?」といとも簡単に言われてしまうことです。
Jan 25, 2006
お客様の依頼で、庭に自動給水の装置を取り付けしてきました。今では、水源(立水栓など)さえあれば、比較的安価(2~5万円)に設備することができます。蛇口に専用の機器を取り付け、植え込まれている植物に適切なタイプのホースを設置するだけのことです。専用機器は、タイマーで、一日に1~2回、時間を決めて適量の撒水をすることができます。ただし、この装置は、撒水箇所が小木で10箇所くらいまでが限界です。これ以上の撒水を必要とした場合には、病院や、公園に設置されているような、特殊装置や、専門職が必要ですから、個人での設備工事は無理です。これには、地中配管や、特殊ノズルなどが必要になり、最低でも30万円以上の工事になります。このタイプは、雨を自動で関知して水撒きをストップする機能や、撒水時以外は芝生の場所ではノズルが地中に格納される装置が付いています。
Jan 24, 2006
今日の日記は、半分冗談で読んでください。私たち工事業者は、完成した時のお施主さんの笑顔がボーナスみたいなものです。「素敵なお庭でお正月が迎えられました」なんて年賀状は最高の喜びです。おそらく、今後、このお宅の前を通るたびに「ご機嫌伺い」に寄ることになってしまいそうです。そして、無料奉仕を多くすることになってしまいます。私は、「良いお客様の工事は、儲からない」が、持論です。少し意地悪な方ですと、当たり前のように請求してしまう「雑工事代金」などが「これくらいの事はサービスしておきますよ」になりがちです。私は、サービス業に接する場合、なるべく「いい人」でいます。人情として、いい人には、「良くしてあげたい」のが当たり前だと思いますし、絶対、得です。ホテルや、レストランなら尚更です。とかく、そのような場所では、見下されないようにと、偉そうに振る舞いがちです。が、ごく普通の良い人で通し、笑顔プラス、アルファーのサービスを受けた方が得です。偉そうにしたがために、ラーメンのチャーシューを減らされては損でしょ。工事を業者に発注してしまったら、「いい人」の振りで(だまし通し)、職人さんの無料サービスを受けていた方が、絶対得だと思いますがいかがでしょう?でも、一部のリホーム会社のように「だますことを前提」とした会社もありますので、注意は必要ですよね。
Jan 23, 2006
さて、昨日に関連している事を少し書きます。お隣との境界の件です。私はこの三河地区での仕事がほとんどですから、大都会や、極端な田舎での境界のマナーについては、あまり知りません。この、三河地区の比較的、新しい住宅地では、お隣同士は、境界点より、境界杭の巾ほどの隙間をあけてブロックを積むようにしています。よって、ムダなようですが、両家が境界線にブロックを積む場合、ブロックとブロックの隙間が5センチほどの空いているのが普通です。また、自分ちは、ブロックは積まないからと、駐車場の土間コンクリートを、すでに控えて積んであるお隣のブロックに、接するまで流し込んでは、マナー違反のようです。やはり、杭の巾だけくらいは、砂利や土にしておいた方が良いマナーのようです。最近、昭和初期に建てられた住宅の立て替えなどでよく仕事が来ます。この中には、「ブロック塀がお隣と共同なので、困りました」という相談が多くあります。手前に自宅用に新しく塀を作るのでは、ブロック塀と、ブロック塀の建っている敷地の半分を放棄したような形になってしまいます。また、自分の都合だけで、「共同の塀を作り直しましょう」とお隣には、言いにくいものです。今から、土地を探す方は注意してくださいね。不動産屋さんは、「デメリットは言わない」のが普通ですから結果、新築の家の庭に、苔むした昭和初期のブロック塀が「鎮座まします」現実になってしまいます。私の住む町にも、まだまだ、昔からの郷と呼ばれる地区があります。この地区では、「境界杭から、30センチほど離してブロックや、生け垣を作ってください」と、お隣から指示される地区もあるようです。これは、生け垣を剪定する際に、自分ちの敷地内でできるということのようです。田舎や、古い町では、周りの状況をよく調べて、境界ブロックは積むようにしましょう。
Jan 22, 2006
「お隣のブロックを壊してしまったので・・」と、私の店に電話があり、お客様の家に訪問しました。最近の住宅地では、お隣同士がオープンタイプの庭(駐車場)の場合、敷地の境界には、フェンスなどせずに、2段ほどの低めにブロックを積んでおくだけの場合もあります。これには、両家がそれぞれブロックを積む場合も、片方の家だけの場合もあります。このような場合、ご自分達は毎日のことですから承知していますが、今回のように、訪問客が駐車されて、バックする際には、ブロックが低すぎて視界に入っていないので危険なのです。そのような理由で、この事故は起きてしまいました。結果、お客様にも、お隣様にも迷惑をかけてしまうことになってしまいました。この防止策としますと、お隣とよく話し合いをして、お互いのブロックを道路から3個分位を積まずに、平地にしておくことがいいと思いますが、いかがでしょう?
Jan 21, 2006
さてさて、このところ、安い工事は要注意、要注意注意、と書き続けていましたので、読んでくださっている方には、「自分ちの工事が高いことの言い訳しているのだな」と思われてしまったかもしれません。残念ながら、先日見積書を提出したお客様からは「エ、本当にこの金額でできるのですか?X工事さんの半額ですよ」と言われてしまいました。の様に、外構工事は、それぞれの事業所の経営方針で、ずいぶん違う見積もりがでるようです。必然的に、大きな展示場や、大勢の営業社員やスタッフを抱えていれば高くなっての仕方のないことですが、何はともあれ、工事金額は、「材料費と作業工賃」が基本です。材料は、特別な物でないかぎり、ホームセンターで調べることができます。作業工賃は、一般男性の年収を365で割った金額を1日に計算すればいいことです。勘違いするといけませんので補足しますが、主婦が休日に、植木市で3千円のハナミズキを自分で購入して、庭に植える作業と比較しないでください。我々は、家とハナミズキの植える場所や景色を考え、お施主様と打ち合わせ後、行きつけの植木屋から、枝ぶりや、根の状態をよく見て木を選びます。掘り出した木は、なるべく短時間に現場に運び、肥料、添え木、剪定、水やり、はたまた、1年間の枯保証、管理の仕方の説明までするのですから、少し高くつくのは必然的です。また、1本だけの場合は、特に割高になってしまうことは説明するまでもないでしょう。
Jan 20, 2006
さて、世間では、マンション建築の偽造問題で騒がれております。この姉歯事件は想像を絶する大きさでしたが、これに類似した事は一般日常でも、大なり小なり、有ることだと、皆さんもお気づきだと思います。いわゆる、「安ければ、悪い品」なのです。私が別のページで書きましたように、外構工事にも、「見てくれが同じ」でも中身が違えば、材料や、工法で、3割くらい値段が変動できますよ。ということです。見積もりの時期に、工事業者に偶然、材料の不良在庫があったり、メーカーの特別セール期間中であったりすれば、ラッキーですが、そうそう、うまくはいきません。それでも、ノルマに縛られ、無理やり低価格で、工事を請け負う工事業者は、最終的に、下請けの職人さんに、利益がまったく出ないような金額で発注することになります。職人さんも人の子ですから、利益の出ない現場では、なんとか採算を合わせようと努力、つまり、「手抜きを」するはめになってしまうのです。
Jan 19, 2006
さて、先日の安売りカーポートの件で、もう少し書きます。発注する側は、同じ物が安く取り付けられれば、理想です。これが、スパーマーケットの「安売り卵」、つまり、値段の分かりやすい「卵」を破格値にしてお客様を呼び、他の物を買って頂き、採算を取るという事であれば、立派なビジネスですから、悪くは言えません。スパーマーケットの場合では、他の物も、値段がだいたい分かっているので、高ければ、その日は買わなければいいのです。ところが、外構工事の金額は、一般の方たちでは、普段関わらないので、とても分かりにくい部分が多く含まれます。例えば、駐車場の生コンクリートの単価は、他社で合い見積もりをとれば、おおよその事は分かります。分かりずらい部分というのは、コンクリートを打設する分の土のスキ取りやそのスキ取った土の処分代金、コンクリートの下地にする採石の必要の有無、スキ取りの際に使った重機、ならびに、重機の搬送代金、重機の損料、と、見積書に書き込んで金額をつり上げることは、いとも簡単なのです。やはり、定価が明確な一流メーカーの品(カーポートなど)を極端に安価な提示してくる業者の工事は、他の部分のチェックを、慎重にすべきです。
Jan 18, 2006
昨日、カミさんから、「マイホーム、生かすも殺すも外構工事」というタイトルの「殺す」の文字は良くない。とクレームが付きましたので、変更しました。さて、6割引のカーポートにつきまして、まだまだ書きたいことはたくさんありますが、また、後日にしましょう。昨日は、新規のお客様より、駐車場工事の発注を受けたので、早々に「クワ入れ」をしてきました。早々にクワ入れをしたのには、訳があります。実は、今日から、春の土用に入ります。夏の土用は「土用の丑」で全国的にお馴染みですが、春は意外と知られておりません。秋や、冬にも、もちろん有ります。各、約3週間です。で、??と、問われますと、答えることが難しいのですが。つまり、暦では、この期間は屋敷内の土を「いじってはいけない時期」と教えています。それでは、我々、土方達全員が、この期間に仕事ができないことになります。所が、幸いなことに、何処の誰が決めたのかは知りませんが、「この期間内に工事をスタートしなければ、さわり無し」なのだそうです。また、オマケもあります。この期間中に、「間日」という特別な日があり、「この日であれば、さわり無し」。と、なっています。この平成の時代に、それを、素直に守っている私は変でしょうか?以前、「へえー、そんなこと守っている業者もいるんだ」と、あきれ顔で言った彼は、「仏滅」に結婚式を挙げた若き開業医の先生でした。
Jan 17, 2006
昨日お約束しましたように、今日は、カーポートやアルミフェンスを選ぶときの注意を書こうと思います。まず、価格ですが、カーポートやアルミフェンスなどのカタログの定価設定は、少し変です。まるで、タイランドの土産売り場のようです。3割引が当たり前、が現状です。このように書きますと、同業他社から苦情がきそうですが、私の周りでは、6割引なんて業者の折り込み広告もめずらしくありません。施工業者が、大手業者であって、そのカーポートやフェンスの利益を、まったく度外視すれば、不可能な金額ではないのです。しかし、本当に一流メーカーの品が6割引で取り付けられた場合の心配は、その他の付随工事で、その損出をカバーされてしまうということです。例えば、カーポートの設置費用が、相場以上に高価であったり、床に打設するコンクリートの土間工事に手抜きがないか、注意するべきです。見積書の書き方に決まりはありません。提出された見積書の理解できない箇所を問いただすことは、決して失礼な事ではありません。納得のできない内容は、説明を聞くようにしましょう。例えば「どうして、6割も値引きできるのですか?」のように。
Jan 16, 2006
昨日は、タイトルと、まったく関係の無い文章を追加してしまいました。私のページを続けて読んで頂いている方がいたらごめんなさい。さて、元の外構工事屋日記に戻ります。昨年の夏に施工した方からの電話で、駐車場に取り付けるカーポートの打ち合わせに行ってきました。カーポートは数年前まで、純和風の家であっても、ヨーロピアン風の家であっても、2台用の黒い柱でR屋根、合掌タイプが据え付けてありました。ところが、ここ数年で、建物のタイプや使い勝手に合わせることができる、ずいぶんオシャレな形になっています。さて、昨日のお客様のご希望は、三協アルミのUstyleというシリーズでした。このカーポートの特徴は、屋根と屋根を支えるフレームが自由に選択できることです。つまり、フレームの柱の位置がどこにでも設置でき、入庫する際に柱を気にする必要がなくなります。ただし、柱を立てる土地があれば、の話ですが。関心がある方は三協アルミからどうぞ。明日は、カーポートや、アルミフェンスなどを選ぶ場合の注意を少し書こうと思っています。
Jan 15, 2006
一昨日の続きを書きます。いかに、お金をかけた立派な外構工事も、建物や環境にとけ込んでいなければ賞賛することはできない。と、言いたかったのです。このように偉そうなことを言っております私ですが、所詮、お客様のお金で、お客様の土地に造らせていただく仕事ですから、なかなか自分の思いどおりの物はできないのが、現状です。話は変わりますが、以前、ある大手の外構工事業者にデザインを依頼した方が、こんな事を言っていました。「まったくあきれたものだよ、一度も私の家に訪問せずに、図面を描いてきたおったよ」。見せていただいた図面は、立派な外構工事図面でした。所が、その図面の工事は、お施主様の住むアメリカンタイプの家でも、純和風の家にでも取り付けられる、形ばかり立派な図面でした。後に、その方からお仕事をいただきましたが、理由は、私が電話で言った「配置図のFAXだけで、庭や、外構工事の設計ができるわけがないでしょ!」だったようです。
Jan 14, 2006
すいません。ショックで昨日の記事の続きが書けません。ショックの内容は、今年着工予定の工事にキャンセルのメールが来ました。あまり気にはしないことにしています。が、顔にでているのか、女房が笑っています。その工事のキャンセル理由が見積金額であったことを祈ります。庭や外構工事は、外観が同じでも、材料や工法で、3割くらいは金額を落とすことができます。よって、私の後に同じ図面で見積もりをして、口先が達者で、マメに、訪問する営業がいれば、落とせる確率は非常に高いのです。そして、それも商法です。残念なことに、私には「そんな工事で良ければ、私だって」と泣き言を言って食い下がる根性や、マメな営業力は持ち合わせていません。早く、「少しくらい高くても、あの店のデザインや工事はそれだけの価値があるから」と言われる「カリスマ工事屋にならなくっちゃ」と思います。但し、図面引き、と、営業、職人、が分担している会社では、工事後のトラブルは多いです。これは、図面引きから、営業、はたまた、現場も手伝う私、つまり、仕事を取られた男の「ひがみ」です。
Jan 13, 2006
昨日は大勢の「のぞき見」ありがとうございました。ブログは昨日が初体験でしたから、少しビックリでした。私の仕事場は、愛知県の範囲以内です。今のところ、県外で仕事をする気はありません。つまり、ひつこい営業の心配は、まったありません。庭や外構工事で不安や分かりにくいことがありましたら、気楽にココまでお便りください。さて、このタイトルで訪問されました方の多くは現在新居を建築中の方のようですから、一言助言さしあげます。あくまでも一般論ですが、外構工事のデザインや設計をする人たちは、建築のデザイナーと比べてレベルがかなり低いです。できれば、建築家が同時にその土地の立地条件を把握してデザインすべきです。大昔の豪族や、殿様であれば、有り余る土地の景色の中に建物を建てるのですから、「家にあった庭」ではなく、「景色にあった建物」とまったく今の私たちの世界とは逆であったようです。では、なぜハウスメーカー等の建築家は、外構工事まで、デザインしないのでしょう?これは、建物を建てる土地の形状がそれぞれ違う事や、それだけの労力の割には金額が伸さない点にあると思います。つまり、立派な外構工事を見かけることが多々ありますが、その物が建物にシックリ馴染んでいるか、というと、???が多いのが現状です。長くなりましたので、このつづきは明日にします。ありがとうございました。
Jan 12, 2006
昨日訪問したのは、築後7年ほどのオシャレな洋風の家でした。新築の時に知人の庭師さんに「やらせてほしい」と言われ、任せたところ、まったく理想とかけ離れた工事を始めてしまい、途中でその庭師さんには、工事の続行をお断わりしたようでした。その庭には、ひと抱えほどの、今ではまったく使わない、庭石がくねくねと並べてあるだけでした。この家の奥様は、そのような経験から、ご主人様に同じ失敗を繰りかえさないように釘を刺されていたようでした。一昔前の和風庭園の頃は、「庭の設計は、分からないからすべてお任せします」が多かったようです。運良く腕の良い庭師に当たればよいですが、外しますと、今回のように最悪の結果になります。まず、最低でも、家の様式や、住まう方の趣味やセンスに会わせた設計をし、承諾をとることが必要です。ところで、私の、庭や、外構工事の提案の仕方は、まず、簡単な鳥瞰図を下手なりに描きます。平面図や立面図は、素人が見ても分かりづらいことが多いからです。その後、何度も書き換え、理想に近づけてゆき、仕事につなげます。ただし、たとえ気に入っていただくデザインが完成しても、色々な理由で工事には至らない事も多々あります。と、書きましたような仕事をしています。今日は、私のメモをお読みいただきありがとうございました。家造りも庭造りも一生の間に、何度もありません。私のこれからのメモが何かの参考になればと思います。
Jan 11, 2006
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