仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.07.04
XML
カテゴリ: 仙台
青葉城について調べる際に下記の資料を読んだが、随所に「仙台城秘話」なる面白いコラムがある。逸見英夫さんが書いておられる。

○ 逸見英夫、水殿畔『仙台城歴史散策 青葉城の盛衰とロマン』株式会社宮城文化協会、1988年

その中で仙台城の「奥」が何度か説明されている。何点か以下につまんでみます。

仙台城(二の丸)の奥は、長さ80間の廊下で「表」とつながっている。この廊下は檜の板張りで「御鈴廊下」と呼ばれる。中ほどに杉戸があり、御屋形様が奥にお成りのときには杉戸の前のヒモを引いて鈴を鳴らす。すると奥の女中が迎えに出る。この杉戸を自由に通過できるのは御屋形様だけ。

大奥には(一説には正室愛姫殿がが江戸にいるから中奥というべき)御老女をはじめとした女性職員が勤務。御老女と若年寄の部屋を「局」という。御中老、若き衆、御小姓が「お目見格」といわれる格で、ここまでが御前様や側室の側近として「締切り内」に入れる。その下に、表使い、御祐筆、お茶の間、御次、御三の間、御使い番、御膳所、御末頭、おすまし、御末。これら役職が41人。さらにこれを支えて雑務を行う下女がいる。

御前様は起床後まず化粧。うがい、薬のあと、また化粧。朝食のあと入浴。お白粉をつけて髪を整え、三度目の化粧。仏前に拝礼、お茶とお菓子。医者が脈を見に来る。以上が終わると、書物、和歌などをする。昼食後に長刀や乗馬の稽古、庭園散歩、琴などをさえる。午後4時ころ夕食、就寝午後10時。

御前様の食事のためには一日5升もの米を炊く。良い米を1粒づつ取り出してお椀に盛るからだ。実際に食べるのはほんの小量だったそうだ。毒味は若年寄の役目。料理と運び役は若き衆、検査は若年寄、御末頭がフタと箸を持っていく。御前様の側には御老女と若年寄が控えている、と奥がフル回転するようだ。ご飯を一膳上がるごとにお膳は取り替える。箸は杉箸で食事ごとに焼き捨てる、という。

以上、「奥」の様子でした。ちなみに我が家の娘2人の子供部屋もたまにオヤジ禁制になります。中でオモチャを散らかして遊ぶのが楽しいようです。関係ないですが。

■関連する過去の日記
政宗公騎馬像の歴史 (06年6月11日)
青葉城の概要と略史 (06年7月1日)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.07.04 05:56:19
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re[1]:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 荒巻昭和人さんへ コメントありがとうご…
荒巻昭和人@ Re:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 団地名なつかしいですね。広告に使われて…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: