仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.11.20
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カテゴリ: 仙台
仙台藩は評定所が整備され、幕府、薩摩藩とあわせて、日本の三評定所と称されたという。

2代仙台藩主の忠宗は、政宗のような派手さはない。しかし、東照宮の建立など幕府に忠誠を誓う一方で、藩体制の整備に意を用いた。守成の藩主のイメージだが、幕藩体制の歴史の流れを見誤らず、近世的な藩支配組織を構築した功は大きい。

忠宗は、まず奉行と評定制を整備した。奉行は専制者政宗の命令の伝達者であったものを、合議制なる藩の職制として位置づけ、政宗の功臣に忠宗召し出しの新参を加えて、公平無私に藩政にあたることを誓わせた。

そして、家中法度など藩法の整備を行うとともに、三カ年にわたる寛永の総検地を実施し、藩政の基本を定めて家中の知行制も再編した。戦国の余韻が消えた平時の治政のため、仙台城に二の丸を構え、若林城を廃止。

冒頭に記した「日本の三評定所」との評については、不勉強で詳しくわからないが、評定が整備されたということは適用されるべき法制が整備されていたということになるのだろうか。実は、仙台藩の諸法制(武家、刑事、財政、町方、村方)について勉強しようと思いつつ、果たしていない。藩政時代には、幕府の統制はあるものの、基本的には藩内の統制と裁判は藩主の権限だったろう。そして、藩ごとの法制は、地域性、歴史、そして殖産などある程度の藩の政策も反映しているのかも知れない。制度面を調べると、明治につながる地域固有の組織風土や気風も見えるのかも知れない。

■参考 仙台市博物館編『図説伊達政宗』河出書房新社、1986年
■関連する過去の記事
仙台藩の経済と財政を考える(1 藩札) (06年07月25日)





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最終更新日  2006.11.20 23:31:31
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