2023年04月12日
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カテゴリ: 宝塚歌劇
2021年10月22日にコンサート会場である「浜離宮朝日ホール」のロビーで予約したCDが今日、届いた。
    一路真輝さんの40周年記念コンサート「True to Myself」






コンサート会場の雰囲気も上品で美しい照明も凄く良かったので、できればBlu-rayで発売してほしかった。
何より内容も一路さんの歌唱も最高でした。
そりゃ、欲を言えば、「あの曲も」「あの作品からも」といくらでも望んでしまいますが・・・。
小学生低学年からずっと観続けて来てる宝塚歌劇。
その中でやっぱり一路真輝さんが一番好きなタカラジェンヌです。
もちろん他にも凄くハマった男役、娘役もいましたが、
「一路真輝」って言う人物そのものが好きになったので、これは変わることはこの先もないと思う。


やる時は120%の完成度で楽しませてくれる所も、
ずっと深く一路さんを観続けている人ならわかると思う。
そして人柄がやはり何より一番、離れなくさせている部分かも知れない。

このCDはその人柄が一番わかるMC部分を全てカットしてるのが勿体無い。
歌だけでもこのCDの値段以上の価値があるのですが、
2枚組にしてあのズッコケなMCも入れてほしかった。

自分が行った日は安蘭けいさんがゲストの日で
「星から降る金」の次に安蘭けいさんのソロで「水に流して」
「愛と死の輪舞」の次に一路さんと安蘭さんのデュエットで「ママ、どこにいるの?」
その次に安蘭さんのソロで「ひとかけらの勇気」を歌っていましたが、
ゲスト部分は全てカットされています。



1曲目「オーバーチュア 美しく青きドナウ」
2曲目「ウィーン 我が夢の街」〜「運命のワルツ」(「三つのワルツ」新人公演主演作品)
3曲目「Ich Liebe dich」〜「Bitten」(「Op.110 ベートーヴェン『不滅の恋人』への手紙」)
4曲目「何ひとつ変わらない」(「アンナ・カレーニナ」)
5曲目「セリョージャ」(「アンナ・カレーニナ」)

    (「南太平洋」〜「王様と私」)
7曲目「星から降る金」(「モーツァルト!」)

8曲目「宝塚我が心の故郷」
9曲目【ショー作品メドレー】「私はカモメ」〜「スカイ・ハイ・スカイ」〜
   「 マ・ベル・エトワール」〜「バロック千一夜」〜「TAKE OFF」
10曲目【日本物メドレー】「薄紫の影」(雪之丞変化)〜「たまゆらの記」〜
      「ピリカ・ピリカ」(この恋は雲の涯まで)〜「花の舞拍子」 
11曲目「あの日のように」(ツーロンの薔薇)
12曲目「愛と死の輪舞」(エリザベート」
13曲目「G線上のアリア」(「バロック千一夜」)
14曲目「君は我が心の全て」(「微笑みの国」)
15曲目「私だけに」(オリジナル歌詞バージョン)

16曲目「20世紀に生きて」(「 マ・ベル・エトワール」)


今回はマニアックな宝塚ファンでもある原田諒先生の構成・演出。
一路さんも記憶から消えていたそうなマニアックな楽曲を歌わせてくれて本当に最高でした。
マニアックなファンが聴きたい曲のツボを心得てて、いつもの代表曲の数々を歌うコンサートとは
違っていて驚きの連続でした。

もっと時間があるのなら「ショー・ボート」からの曲も1曲欲しかった。
一路さんのフランクと小乙女幸さんのエリーが歌う2曲のデュエットのうちの1曲とか
「黒いチューリップ」からの小乙女幸さんとのデュエット曲など、いい曲がまだまだいっぱいある。

(「黒いチューリップ」舞台写真)





2曲目「ウィーン 我が夢の街」〜「運命のワルツ」は1986年8〜9月の雪組公演で新人公演主演。
この2曲は貴重な歌唱。

「アンナ・カレーニナ」からの2曲はいつ聴いても感動。
特に今回は「セリョージャ」よりも「何一つ変わらない」が聴けた事に感動した。

ロジャース・メドレー 南太平洋「底抜けの楽天家」〜「ワンダフル・ガイ」
 〜王様と私「シャル・ウイ・ダンス」を聴くと、宝塚歌劇を退団してしまった寂しさも思い出す。
退団後すぐに華やかな大舞台に立ち続けて、さらにテレビでも退団後すぐに大きな役を
いろいろと演じててうれしかったのですが、宝塚の舞台で一路さんが観られなくなった寂しさはあった。

「星から降る金」を聴くと凄く忙しいスケジュールの中、「モーツァルト!」にまで出演する事に
驚いたし、あまりの忙しすぎる事に心配した時期の中、聴いてたのを思い出す。
2005年、2006年と連続で「エリザベート」の公演と「モーツァルト!」が重なってた。
2005年はストレートプレイ「娘よ」の主演舞台、「イーストウィックの魔女たち」もあり、そして
その1ヶ月後に2005年版「エリザベート」
あの頃は多分、休みはなかったんじゃないかと思う。
ファンは一年中、一路さんの舞台を観る事が出来たのでうれしかったのですが。


8曲目「宝塚我が心の故郷」以降はほぼ宝塚時代の楽曲です。
一路さんの歌う「宝塚我が心の故郷」は感動です。
その次のショーメドレーは涙もんの懐かしさ。
「スカイ・ハイ・スカイ」からの「私はカモメ」なんて原田先生じゃないとチョイスしなかったと思う。
凄く貴重な2曲!
そして「マ・ベル・エトワール」もこれまで歌ってくれなかった曲。
多分、東京公演のない大劇場公演だったからかも知れないけど・・・。
大好きなショーだった。
「バロック千一夜」からの曲も聴くだけで、あの時の大劇場の中の雰囲気とか思い出せる。
「TAKE OFF」は退団後に2度ほど歌ってくれた事があった。
やはりこの曲を聴くと、真ん中で輝く一路さんがそれまで以上に眩しく感じたのを思い出す。

日本物メドレー もショーメドレーに負けないほどうれしかった。
「雪之丞変化」からの「薄紫の影」を歌う前にあの時のセリフを言ってくれたのも鳥肌だった。
「たまゆらの記」は平みちさんの退団公演と言う事でいつも以上に回数を観た作品。
この作品自体が凄く好きだったので、一路さんの声で聴けて感動。
新人公演で主演した作品。

「花幻抄」からの「花の舞拍子」も驚きの一つでした。
ついでに大劇場初主演作品「恋さわぎ」からの曲も入れてほしかった。


11曲目「あの日のように」(ツーロンの薔薇)
この曲がこのコンサートで自分にとっての最大のクライマックス!
「ツーロンの薔薇」の場面が浮かんで来て胸が熱くなった。
この作品は舞台写真も一路さん写ってる物は全て買った。
白黒の舞台写真だけど・・・。


(「ツーロンの薔薇」舞台写真の一部)







エリザベートからの曲はいつも歌ってくれるので・・・違う曲を聴きたいと思ってしまう。
エリザベートから歌うなら「夢とうつつの狭間に」なら最高にうれしいけど。
エリザベートの全ての楽曲の中でダントツに一番好きな曲が「夢とうつつの狭間に」です。

13曲目「G線上のアリア」も歌ってくれてうれしかった。
「バロック千一夜」のエンディングの美しさを思い出す。

14曲目「君は我が心の全て」も生で聴ける度にいつも胸が熱くなる。

(「微笑みの国」の舞台写真)





15曲目「私だけに」は一路真輝さんのために書かれた歌詞のオリジナルバージョン。
一路真輝さん以外のエリザベートを観劇してても、どうしても頭の中でこの歌詞が出てくる。
劇中の歌詞よりも、このオリジナル歌詞ばかり聴いてたのもあるけど。
自分にとってエリザベートの「私だけに」はこの歌詞です^^;
この歌詞の方が良いと思うし…。

アンコールでの16曲目「20世紀に生きて」も聴けるなんて思ってもなかった曲。
そう考えると「マ・ベル・エトワール」は良い曲が多かったショー。
あのメタルなオープニングも鳥肌もんに大好きだった。


一路真輝さんの事を書くと毎回、いつもめちゃ長くなってしまう。
またマニアックなセットリストでライブしてほしい。
海外ミューカルの曲は封印して、一路さんにアテ書きのオリジナル曲だけのセットリストで聴きたい。
3番手時代や2番手時代のソロ曲、デュエット曲も多く聴きたい。
再演物も避けてアテ書きの楽曲のみが聴きたい。
「エリザベート」も「ベルサイユのばら」も「風と共に去りぬ」からの曲が一切なくても
それ以上に感動的なセットリストが組めるはず。
「夢とうつつの狭間に」と「愛と死の輪舞」は一路さんへのアテ書きの楽曲なのでこの2曲はいい^^;
特に「夢とうつつの狭間に」は絶対聴きたい曲。

「もしも神さま」「月と雲のように」「花の都は恋の花ざかり」などマニアックな曲も。
「愛は時をこえて(黒いチューリップ)」は小乙女幸さんと歌ってほしい。
「♪あこがれは〜まだ見ぬ花 夢に咲く 妖しい花〜」・・「黒いチューリップ」の主題歌も聴きたい。

「心の瞳」「さくら」「雨上がりの夜空」「冬の翼」「月の詠唱(アリア)」「DOOR」などの
オリジナル曲の名曲の数々も忘れないでほしい。


今回はトップスターになる前のバウホール公演の舞台写真を中心に。
この頃のバウホール公演のポスターもほぼ全て買っています。


(平みちさん主演「ショー・ボート」の舞台写真。2番手役として出演。ポスターにも載った)


(「ショー・ボート」パンフより)



「微笑みの国」





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最終更新日  2023年04月12日 04時36分10秒


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