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2023年04月23日
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シグナルの1979年5月1日発売の8枚目のシングル。






A面「B・G・Mはため息で」
作詞 中里綴さん  作曲 住出勝則さん  編曲 船山基紀さん

この曲はシングルのみでアルバムに収録されていない曲です。
5月1日にこのシングルが発売。
その1ヶ月前の4月1日に4枚目のアルバム「トリプル マインド」をリリース。
「トリプル マインド」のレコーディング時に「B・G・Mはため息で」も
レコーディングされていたはず。
アルバムに収録する予定が次のシングルとして発売する事になったのじゃないかと想像する。

どの曲もそれほど長尺ではないしA面1曲目用に実は作られてシングルカットする予定だったのじゃ
ないかと当時から勝手に想像してた。
「ハートブレイク・シーズン」はB面2曲目とかにハマるように思う。
この年はもう1枚アルバムをリリースしています。
11月21日に5枚目のアルバム「FRIEND SHIP」をリリース。
「FRIEND SHIP」にも「B・G・Mはため息で」は収録されなかった。

1979年はシグナルにとって勝負を賭ける年だった。
1月21日に「雪のひとひら」をリリース。
そして、アリスの体育館ツアーとも言える「ALICE HAND in HAND Concert」のツアーに
ゲストとして岸田智史さんと全会場を回った。
ほとんどの会場が4000人以上の体育館などで開催された。

当選した人のみの観客でした。一般発売もなく全てチョコレート購入で当選した人のみ。
大阪府立体育館では1時半公演と5時公演の2回公演だった。
所属事務所の「ヤング・ジャパン」は第二のアリスを作ろうとしていたようにも感じた。
そしてアリスとのツアーが終わった4月1日にアルバム「トリプル マインド」をリリース。
そして駄目押しの5月1日の「B・G・Mはため息で」のリリース。

ソールドアウトしなかったものの、厚生年金大ホールをカッコつくほどの動員出来た。
そして1979年は5枚目のアルバム「FRIEND SHIP」を11月にリリース。
メジャーな歌番組にも数回出演。所属事務所とレコード会社、一丸となってのプロモーションは
大成功までには至らなかったけど、知名度はかなり上がったように思えた。
アリスのようになっていてもおかしくない実力とキャラクターだったのですが、
全ては運だとしか思えない。何か一つ、きっかけさえあればアリス、オフコースのように
なれていたと思う。
「黄昏のあらし」「ためらいに縁を切れ」「雪のひとひら」「B・G・Mはため息で」と
4曲連続で激しい曲ばかりシングルにしたのが良くなかったように思ってた。
4曲ともカッコ良い大好きな曲なのですが、「エアポートふたたび」か「愛に捧ぐ」のどちらかを
シングルにしてその4曲のどこかに入れたら良かったのじゃないかと。
高校生の頃は「青春の痛み」をシングルにするとキャッチーなタイトルと
ハードな曲調で売れるのじゃないかと思っていた。

この「B・G・Mはため息で」の次で激しい曲のシングルリリースが止まった。
アルバムラスト「ウッドストックを超えて」をシングルとしてリリース。
この曲はアルバムラストの名曲として残しておいて「沈黙時代」をシングルカットした方が
良かったのではないかと当時、思ってた。ドラマか映画の挿入歌や主題歌に合うと思う。

「ALICE HAND in HAND Concert」では20分の持ち時間でオリジナルを3曲演奏した。
「雪のひとひら」「愛に捧ぐ」「黄昏の嵐」の3曲。
この3曲はアリスファンの心もきっと掴んでいたと思う。
住出さんのMCもかなりドカンドカン受けてたし、好感触だったんじゃないかと。
それもあって夏に大阪厚生年金大ホールでのブッキングになったのじゃないかと思う。


「ALICE HAND in HAND Concert」のポスター







B面「エアポートふたたび・・・」
作詞 有川正沙子さん  作曲 住出勝則さん  編曲 大村雅朗さん

この曲はシグナルを代表する名曲のベスト5に入る楽曲だと思ってる。
ライブでもラスト曲やラスト間近かに演奏される事が多かった。
このしっとりした雰囲気はオフコースにもアリスにも出せないオリジナリティだと思う。
ハモりが美しいバンドでもあったので、激しい曲でのハモりよりも「Shy」や「窓をあけても」
のような曲をもっと前に出しても良かったと思う。

「ターミナル」「さよならmy Love」「生きがい」「面影町思い出通り」「心のささやき」など
初期にも大好きな曲が多く、封印されてしまった多くの名曲をいつか再結成して
あの頃のファンの前で披露してほしい。






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最終更新日  2023年04月23日 06時25分27秒
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