2023年12月08日
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カテゴリ: 宝塚歌劇
雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY』を観劇。

本日12月7日の11時公演が中止になったとネットのニュースで知り、
15時30分公演は実施されるのだろうかと、歌劇団のインフォメーションに電話してみた。
「今の所は3時半公演は実施する予定です」と言われたので不安はあったけど宝塚に向かった。
中止になった11時公演のまだ劇場に残っていた観客と3時半公演の観客でごった返してる中、
公演実施の発表を知った。

数日前にトップスターの彩風咲奈さんが公演中に過呼吸になり幕を下ろして一時中断したなんて
ニュースを聞いてたので、今日の公演大丈夫かな?と客席で開演を待った。
彩風さんの開演アナウンスは明らかにいつも以上に凄い拍手だった。

観客からの熱い気持ちだったのだと思う。






芝居、ショーともに作品も良かったしキャストのみんなも物凄く良かった。
でも、いつものようには楽しめていない自分があった。
「亡くなった方はこの劇場の中にきっといるんだろうな…」とか考えながら観てた。
凄く仲の良かったと言われてる同期の娘役トップの夢白あやさんを応援してるだろうな…とか
雪組所属で休演してる自分の妹の事も心配してるだろうし。



「カラマーゾフの兄弟」を観劇した時に存在を確実に認識してた彩風咲奈さん。
「ミロワール」のピエロも彩風さんだと後にわかった。
水夏希さんトップ時代の雪組は1つの公演を何度も観劇してたので、
下級生を知る機会が多かった。
水夏希さんトップ時代の雪組の作品は全て気に入ってて今でもDVDで何度も観てる。

2作品とも劇場で新人公演を観劇。
あの時点で彩風咲奈さんの大ファンになってた。

今日も舞台の上での彩風咲奈さんは輝いて見えた。
トップスターというのが強烈に似合うトップスターだと思う。
真ん中に立っているのが、ここまで似合うトップスターは久しぶりだと思う。

心配だったし、今日の公演も無理してなければいいけど…と思いながら観始めた。

もし体調が悪いのだとしても、それは微塵も感じさせない完璧なパフォーマンスでした。
やっぱり彩風咲奈さんは最高だった。

夢白あやさんもきっと辛いのを乗り越えようと必死に舞台に立ってるのだろうと思う。
娘役トップって興味が湧く事がかなり少ないのですが、夢白さんの芝居は
凄く好きで引き込まれてしまう。
彩風咲奈さんの横にいるのが凄く似合ってる良いトップコンビだと思う。

フィナーレのパレード前の銀橋にいる彩風さんへの拍手の大きさは尋常ではなかった。
トップスターの退団公演の千秋楽に送られる拍手の大きさに負けないほどの拍手だった。
自分もいつも以上に必死に拍手を送った。
緞帳が下りても拍手はすぐにはなくならなかった。
いつもなら緞帳が完全に下りる前に帰り支度を始める人が多いのに・・・。

阪神淡路大震災のあと、初めて大劇場に行ったのも雪組公演だった。
宝塚市内でも多くの人が亡くなったし、自分の友人も何人も亡くした震災。
宝塚歌劇の公演再開は星組からでした。
この時は自分の家も全壊だったのもあって行かなかったけど、
次の公演が一路真輝さん主演の雪組「JFK」でした。
一路さんだけは観たいと思ってたので、まだ神戸から西宮北口まで阪急電車が復旧していない中、
代替えバスを乗り継いで初日、宝塚大劇場まで行った。
あの時も心の底から楽しめてなかった事を、今日思い出しながら観劇してた。
それでも「JFK」は3回観に行ったけど・・・。

子供の頃から50年間ほど宝塚歌劇を観続けて来てて、いろんな事があったけど、
今回ほどショッキングな事はなかった。
いつになれば、元の平常心で観劇できるようになるのだろうか。
次の1月の星組は行くのはやめようかと思ってる。


(芝居、ショーともにオーケストラの演奏も最高だった)





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最終更新日  2023年12月08日 07時47分02秒


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