ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 21, 2007
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「第一線」

 去年の秋からブロードウェイでリバイバル公演中のこの作品、筋がわかりやすいのが何よりの魅力です。プロのダンサーを目指してオーディションに挑む若者たちの話。
 踊りも満載だし、英語を母国語としない我々ガイジンでも比較的問題なし。

theatre

 ソロとしてではなく、あくまでバックダンサーのオーディションというとこが重要。ナンバーワンだのオンリーワンだのという世界ではなく、 その他大勢の一員 (one of them) として、時に個性をも抑えて踊らなければならない。だから、審査のポイントも協調性とか順応性ということになる。
 しかも、合格したとしても彼らはあくまで群舞要員(トゥッティ)なので、舞台上に引かれた真っ白な一本の線(コーラスライン)より前方で踊ることは夢のまた夢。

*****

 いやぁ、このミュージカル、やっぱりニューヨークで観たからこそ現実味がありました。僕の周りにも、(踊りではなく音楽のほうですが)オーディションを受けまくっては落ちまくってる知人が何人かいます。


 今日のオーディション、受かる人もいれば落ちる人もいる。そして、怪我をすればあっさりと舞台から降ろされる。
「(明日から踊れなくなったとしたら)どうするつもりだい?」という問いに、みんな口を揃えて「好きで選んだ道だから悔いはない」What I Did for Love と歌うのであります。

 もちろん、「One ワン」の大合唱&踊りも圧巻でした。 前奏のピアノのリズム がいい感じ。

one
http://achorusline.com/home.php

 ところで、この作品、題名は ・コーラスライン。これ、 ・コーラスラインぢゃないとこがポイントです(たぶん)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jul 25, 2007 10:50:00 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: