ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 2, 2008
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テーマ: 映画鑑賞(881)
カテゴリ: 映画、テレビ
「美女と夜警」

 またまた妙な映画を観てしまった。日本では既に「街のあかり」という邦題で公開済みのフィンランド映画。

 孤独な男(夜間警備員)が、謎めいた美女に翻弄されて犯罪に巻き込まれてしまうという話。

Lights_in_the_Dusk.jpg英語での題名は Lights in the Dusk

 決して僕好みの映画ではないけれど、映画おたくが喜びそうな撮り方をしてる。
 フィルムノワールを狙いつつも、どぎつい原色も使用されてて独特なスパイスが効いてるし、暗黒街を舞台としてるのに、ヘルシンキって大都会すぎないから軽い脱力感も醸し出されている。

 登場人物全員が常に煙草を吸っているのも特徴。画面がやたらと煙たくなり、不健康感が見事に演出されている。上手いっ。



 わかりやすく例えれば、カルメンに虜になるドンホセ、あるいは峰不二子に惑わされるルパン三世の心理といったところか。←はぁ?

 奇才かつ鬼才アキ・カウリスマキ監督の佳作。彼の映画は過去に何度か観たことがあるけど、今回初めて、眠りに陥ることなく最後まで観通すことができた!





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最終更新日  Mar 5, 2008 08:20:22 AM
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