ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 26, 2008
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「頭痛にCédez」

 なんと、ラヴェルのカルテット(1、2楽章)に挑戦した無謀な僕ら。(Vn1 自分、Vn2 ピーター、Va カリン、Vc ジャン)
 いやぁー、なんか禁断の世界を垣間見てしまった感じで、興奮ぎみの自分なわけで。

 20世紀のフランスものに取り組むのって新鮮な感覚。今まで避けていた分野でもあったし、取り組むことに意義があると思う。
 この曲を練習する前にドビュッシーをやるべき、と周りからは言われてたものの、僕らってば思いっきり見切り発車。(っていうか、ドビュッシーのは厳密には19世紀作品なはず)

*****

 1楽章は、秋のこの時期に合う曲調。憂いと郷愁ときどき小春日和。どことなくジャポネスクぅ。特に最後の5小節。

 一方の2楽章。2拍子と3拍子の混在するピチカート部分はかっこよいものの、ややこしく拍子が変わる後半がタイヘン。奏者イジメとしか思えないし、これ。
 実際、四人とも発狂してしまった。八分音符を固定させて数えるだけのことらしいけど(♪=♪)、なにがなんだか。



 当然ながらこの曲、あちこちにフランス語での指示が散りばめられていて尻込みしてしまう。
 家で独りでさらってたときから気にはなってたものの、わざわざ辞書で調べるのが面倒だったので、ちゃっかり放置。で、今日みんなと会ったら、誰も調べてきてない。
 セカンドのピーターにいたっては、先代はフランス人のくせして、フランス語は全然ダメだって言うし。

 知らない単語が次々と出没。

 douf
 assez vif
 en dehors
 suivez
 jusqu'à la fin.

 最も頻繁に出てくる単語はセデズ cédez。
 フランスものにおいては、もしかして基本中の基本用語なのかもしれないけど、語感がいまいちわからず。






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最終更新日  Oct 29, 2008 08:34:34 AM
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