ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 25, 2010
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 今日は二年ぶりにフィラデルフィア管を聴いた。指揮は英国人アンドリュー・デイビス。

 それにしても、せっかく大好きな曲を聴けるというのに、前から二列めの席、あまりに近すぎて何が何だかわからなかった。もったいない。
 ま、奏者の息遣いや奏法を間近に見られるのは参考になって良かったものの。コンマスはデイビッド・キム。




  エルガー 交響曲1番



 独奏のStefan Jackiwは、韓流イケメンバイオリニストとか強引に宣伝しちゃえば日本で手っ取りばやく売れると思われ。
 とにかく華奢な少年で、バイオリンより重いものは持ったことがない人。←筆者の推測
 演奏自体は、現代的で合理的で堅い音。コンクールとかで評価されそうな均衡感で、僕個人としては気に入ったけど、好き嫌いは分かれるかもしれない。
 ちなみに、彼は右足にやたらと重心を置いたまま弾く姿勢があんまり好ましくなく感じたのと、前髪が長すぎて邪魔そうだったのが気になった。←余計なお世話
 アンコールはバッハのハ長調無伴奏ソナタ(3番)からラルゴ。

 休憩後はエルガー1番。いやー名演。ってゆーか、これは名曲!

 ナマで聴けるなんてそれだけで充分満足なわけで、長い曲のはずなのにあっというまに終わってしまった。

 マエストロ、デイビス氏は、指揮棒を使わずに素手で勝負なさる。同胞イングランド人としての意地なのか、あんまり情に流されることなく、理性や知性を頑なに保持したまま演奏しきった。


<追記>
 エルガーの1番を語る場合に絶対に外せないネタといえば、この曲では弦の一番後ろのプルトにソロを担当させてる点。
 実は以前に所属してたオケでこの曲を弾く機会があって、そのときも誰が一番後ろに座るかでもめにもめたっけ。トラの方に弾いていただく、ってのもナンだし(笑)。







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最終更新日  Mar 27, 2010 09:00:11 AM
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