ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 17, 2010
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「M(エム)」

 今日はピアノ合わせの日。いい加減、昨年来取り組んでいるフォーレのバイオリンソナタ1番のケリをつけるはずだったけど、前回の練習からあまりに時間がたちすぎて、どんな曲だったか忘れてしまったので(?)、易しめの曲に急遽変更させてもらった。
 穏やかな表情にも半ば呆れていらっしゃるピアニストのセスさん……。

 ベートーベンの初期もの、作品12-2。全三楽章。
 うーん、ビミョーな曲。なんとなくモーツァルトのバイオリンソナタを髣髴とさせる。つまり、適度にこじんまりとまとまってて、バイオリンよりもむしろピアノが主導権を握っていて、軽やかで前向きな曲調で、譜面づらは易しいのにごまかしがきかないために実は難曲で、んでもって、狐につままれたように中途ハンパに曲が終わる。

 腫れ物に触るように繊細な浮遊感を意識しながら、地面に足を一瞬だけつけたらすぐに跳びはねるように弾くのもありかと思った。ベートーベン大先生だからといって、先入観に縛られすぎて、どっしり地に足の付いた演奏を心がけるとかえって失敗する。

 ってゆーか、ぶっちゃけ僕としては、どーせベートーベンらしくないんだったら、この曲よりかはモーツァルトのバイオリンソナタ群のほうを好む。






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最終更新日  Apr 19, 2010 10:58:05 AM
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