SALT OF THE EARTH

SALT OF THE EARTH

2010/05/15
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カテゴリ: 日本と日本の外
アメリカの Izzyさん
次が決まった人の日記は何か展望が開けてワクワクするものです。

ところで、そうじゃない転職の話…
本人がここを読むかもしれないので気をつけながら書こうと思うが、
以前の職場の同僚、やはり3月に転職したそうだが(士業のオフィスとはいえ私が辞めた後も売上が戻らず、彼も危機感を持ったのだろうか)
給料も休日も以前より減り、残業だけは増えて、しかもそれが「サビ残」だというので、
近いうちに元の職場に出戻ってくるらしい。
元の職場と言っても給料日に満額を払いきれない状態まであったそうだから、

彼は妻と3人の子がいる身なのだ、元々「ダブルワーク」をしていたのだが、
職場を変えたらサービス残業ばかりでダブルワークが出来なくなり、
それならまだ以前の方がマシだったということのようだ。
なんということだろう・・・
私と同い年の彼は、別に職を転々としていたわけでもなく、20年近く以前の職場で技術職として資格もあり、
働き続けてきた。家庭を持ちマンションも買った。
私自身もこの職場に呼ばれて入社した10年前には、「もう自分は転職しないだろう」とタカをくくっていたのだ。
まさか賞与も昇給もなくなり、給与すらきっちり払えなくなる時が来るなど思ってもいなかった。
大変な時代の変化だ。

それにしても彼も何故そんな転職をしてしまったのか、そこの会社の就労条件がウソだったのか。相当ひどい人の使いようらしい。
労基に駆け込まれても会社は何も言えないかもしれない感じ。

資格も経験もあるまともな年齢の男性がそんな働き方をしなくてはならないとは、あまりに酷い。
・・・しかし、そこを辞めて出戻ってきても彼にはダブルワークの日々しかないのだろうか。
私は以前から妻を働きに出すように言っていたが、幾らなんでももう働いているだろう、子供も小中学生だし。
大変だろうが、彼だけが外で苦労し、奥さんだけが家庭内で苦労するより、2人でなんとか切り抜けた方がいいと私は思うのだが。




会社から解雇者を出したことがない、自分は社員の親のようなもの、と社長さんが言っていた。
今時の企業とまったく逆の、ある意味「前時代的な」会社、そこが業績がいいというのだからスゴイ。
人情だけでビンボー町工場では話にならないのだが、人を育てることによってミスが少なく短納期が実現できているようだ。
社員だってそれに応えようと思うだろう。

大企業がある程度人を「モノ」扱いになるのは当然かもしれない。
私の現職場の上司も「少し教育すれば誰にも出来るだろう職種は極力コストのかからない雇用をしたいのが経営者だろう」と言っている。
そして、ウチの職場内でも数ヵ月後に計画の数字が達成できなければ危うい立場の人が現にいるのだ。
一応外資なのでそこはシビアらしい。
しかし、入ってくるものがなければ払えない、というのも当たり前で、
当然守られるべき法はそれとして、会社がお人好しでいいわけもないだろう。
入ってくるものがないのに人情で雇用を切らない以前の職場は、私から見ると逆に危うい。

他人のことより、ウチの亭主こそ今月殆ど仕事ないんだけど!!
ヤバいのは我が家であった・・・





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Last updated  2010/05/16 12:30:59 AM コメント(4) | コメントを書く
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Comments

slash555@ Re[1]:介助犬の立場(09/09) 優遊悠さん 最近はツイッターに移行し、…
優遊悠@ Re:介助犬の立場(09/09) このような記事を書いて下さり、ありがと…
マイコ3703 @ Blogを拝見させて頂きました(*^^*) ふむふむ!と私にもあるある!と感じてし…
いぶら @ Re:危うい年代(02/26) 姐さんご無沙汰。っていっても他で話して…
slash555@ Re[1]:重い日だった(02/01) 七詩さん 後日知りましたが、後藤さんは…

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