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確定申告整理しつつある。むむっ、知らぬ間に控除が減額されており、所得基準も負担増。低所得の高齢者まで増税とは。大阪市は健康保険料も増額するというからダブルパンチとなる。 老人でももっと高所得者から取ればいいのだ。ぎりぎりの生活を強いられている者として本当に怒りを感じる。 テレビで『月10万円』生活という番組があるが、いっそ辺ぴな田舎で暮らしてみたくなる。家賃、食費が安くすむ。都会に出るのは大変だし、病気になったときは不安だが、少しばかりの畑を耕しながらというのも好い。 都会にいても人が静かに離れ、仕事から疎まれ、こじんまりした孤独な生活への埋没感がだんだん募るのだから、キリの良いところでさっさと人知れず大地に埋没してゆくのは自然の法則に適っているのではなかろうか。 寒さには弱いので沖縄など南が好いし、タイやヴェトナムも資金があれば好いなぁ、とドリームプランを空想してみた。
2006年01月30日
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家人がインフルエンザに罹ったため下痢気味で食事が喉に通らない状況だ。久しぶりに自炊を余儀なくされているが、スーパーで家人用にレトルトのお粥を2種購入したついでに、同じレトルトの甘酒と善哉を購入。 福島県郡山の宝来屋製の甘酒は、100年伝承手作りのもので75%精米の純米だけを用いて砂糖を一切使わず麹で長時間熟成したものとの説明があるのに惹かれた。 飲んでみると、やわい甘味で香りが漂わず物足りない。水を足しすぎて温めたせいで一寸頼りない仕上がりになってしまったのか。いや、これはノンアルコールのせいだ。 2袋入りで315円、1袋でカップ2杯分だから、1杯79円相当となる。 これで感染予防になれば良き哉。
2006年01月29日
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「愛するママのため」(por el amor a mi madre)というメキシコの歌を現地在住の日本人女性BIZ NAGAさんが訳詩のうえ紹介してくれました。 古くから歌い継がれてきたと思われる、作詞者、作曲者不明の歌を、 alegres de teheran (アレグレス デ テヘラン)というグループが演奏して、40年代にヒットしたものなんです。 お袋と仲間のはざ間で、酒を断ちがたく悩みながら飲んでる姿が彷彿とします。 Por el amor a mi madre, voy a dejar la parranda おふくろの愛のために、僕はもう酔っぱらったりしない aunque me digan cobarde, a mi no me importa nada たとえ腰抜けといわれようと、僕には関係ないさ mi madresita llorando me dice que ya no tome おふくろがなきながら、僕に言うんだ、もう飲むなって la vida se esta acabando y temo que me abandone 僕の人生が台無しなっているっていうし、それで僕は見放されるのが恐いんだ adios botellas de vino テキーラとももうお別れだ adios mujeres alegre 踊り子達とももうお別れだ adios todos mis amigos 飲み仲間にもさようならを言うんだ adios los falsos quereres うそっぱちの愛たちにも Por el amor a mi madre おふくろの愛のためなら hare cualquier sacrificio 僕はどんな犠牲だって払うさ antes de que sea muy tarde voy a quitarme de vicios 取り返しがつかなくなる前に、僕はこの悪い癖からぬけだそう se que no soy un cualquiera aun me vive mi madre まだ僕にはおふくろが生きている、そこらへんの野郎達とはちがうんだ sino yo anduviera como la pulma en el aire もしも生きてなかったら、僕はまるで風になびく羽根みたいなやつさ adios botellas de vino adios mujeres alegre adios todos mis amigos adios los falsos quereres
2006年01月29日
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テレビ朝日の昼ワイドで、ライブドアの堀江前社長は学生時代の論文のテーマとして「新興宗教とインターネット」に取り組んでいたとのこと。 彼の東大時代ということは、年齢から計算すると1991~93年頃のことであり、まさに幸福の科学、オウム真理教、統一教会、コスモメイト、阿含宗や法の華などの新興宗教が台頭し世間の注目を浴びていた時代である。ちなみに麻原逮捕が95年である。 それも、これらの新興宗教が布教の手段としてAVやネットなどニューメディアに着目していた時代である。例えば、パソコン通信による情報提供やチャット、電話ダイヤルQ2による法話など番組サービス、ファックスによる祈願の受付け、講演などのビデオやCD制作、衛星放送番組の提供、行事や講演の衛星中継、海外のテレビ番組提供、派手なイベント開催によるマスコミ報道化などである。いわば、古い手法に捉われず宗教事業を急拡大しようとの動きであった。 したがって、先端のITに関わっていた若い堀江氏が新興宗教に興味をもったことは容易に想像できるし、論文に記すためにかなり宗教団体の活動内容を調べていたはずであるし、パソコン関係の仕事を介して周囲に宗教関係者の姿があったかも知れない。 実は余輩も、この頃に広告を通して4つほどの宗教団体に関わり、2教祖に会って話したこともある。また広告専門誌に宗教戦略について連載を執筆したことがある。これらの経験から堀江氏と新興宗教教祖との類似性を最近感じ始めていたところである。 例えば、一貫して会社のブランドとして代表自らを売り出すという一連のカリスマ化戦略にを採っているが、彼の教祖たちもマスコミに登場したり、番組に出演して露わに知名度を高めようとした時代であった。ついには放送局自体を所有しようとの彼のニッポン放送事件にまで至っている。 当然、メールやブログを駆使してのフアンづくりや社員への愛社精神の醸成などはお手のものであった。 また、彼の若い頃の飾らぬ長髪の風貌は麻原彰晃である。選挙に出馬したのも麻原と共通している。それは日本を支配するための野望と妄想であったかも知れない。 さらに、教祖のパワーが込められたアクセサリーなどのブランドグッズと同じような性格の健康食品などのホリエモングッズが販売されていることも類似性のひとつであるし、彼の自家用機や宇宙有人飛行計画のようなこけおどしも、信者を驚愕させるために新興教祖が発想する理想郷建設などに近い。そういえば、ヘリコプターを購入したり、宇宙船アポロを購入して展示していた教祖いた。 大きな機軸としては、教団がそうであるように複合事業体の拡大路線がある。現代の大本山たる六本木ヒルズに居を構えて、これら事業総体の急速な拡大を目にすれば、万能の神がかり的な壮挙として映り、信奉せずにはおれない若者が増えたのもうなづける。疑惑の総合デパートであったにもかかわらず。 「こんなに信者が増えているのは」という驚きが入信のきっかけになったと同じように、「こんなに時価総額が上がっているのは」「こんな巨万の富を持っているのは」やはり秀逸さの現れだと信じてしまう人が多いのは何時の時代を同じであろう。この救いの神に付いて行こう、身を任せよう、賭けて見ようとホリエモン信者がどんどん増えていったわけである。 結局、この規模の拡大のために偽装、粉飾を行ない社会を欺いて逮捕された堀江。彼は、信者を弄び詐欺罪で実刑を受けたある教祖の哀れな姿と重なって見えてくる。むなしい虚構に振り回されたものだし、それを持て囃し煽ったのがマスコミで、もてあそばれて煽りを喰ったのが一般の人々である、銘記すべき。
2006年01月26日
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酒の愛好家の方(sakarita2003)が奨めておられた日本酒の風呂に挑戦してみることにしました。 禁酒中であるため、先日来、放置してあっ た「富貴・特別純米酒」(1.8Lパック、 960円)を風呂に200mlほど注いでの入浴です。 お湯の温度は40度以下でしたが、ほのか なお酒の香りが漂ってきて、何度も手で湯を すくいながら顔に近づけたり、腕をなめてみ たりしたが、香りは弱まるも消えることはな かった。酒池肉林にはほどとおいが、ちょっ とリッチな感覚を味わうことが出来ました。 いつも5分ほどで上がるが、ついつい長湯 をしてしまった。洗い場でも寒さを感じず、 浴室を出ると今までは震えが来ることが普通 であったが、逆にぽかぽかと体の心から温か くなってくるではないか。 以前から酒風呂のことは聞いてはいたが、 確かに血行はよくなるようだしセラピー効果 もあるようだ。また、日本酒が湿布薬や痛み 止めにもよいという研究がなされているそう だから、余輩の肋骨の治療にも良さそうです。 寒い冬の夜、ぜひお試しあれ。ただ、酒に 弱い方は皮膚からの吸収が心配なので控えた ほうが賢明か。
2006年01月25日
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禁酒を余儀なくされて、つい酒粕を買ってきた。 それも白鹿の吟醸酒の粕で精米度40%もの磨き 上げたもので200g入り250円。 この買い物で家人とひと悶着、またまたもった いない精神で頼みもしない安物を買ってきたとの たまうではないか。 高級食料店のイカリで買ってきたのに、怒り心 頭に発し、肋骨が痛いのも忘れて、冷蔵庫にあっ た粕汁をゴミ箱に投げ捨てるという一瞬の暗転。 貧しい喧騒だ。なんとか、なだめすかして、酒 粕鍋のメニューが決まった次第。 材料には、昨夜の「あるある大事典」が風邪対 策鍋として推めていた牡蠣(関節痛み)と茸(喉 の障害)および柚子、豆腐、鰯すり身を用いたヘ ルシーなものだ。 吟醸粕だけにきめ細かく丸みのある風味であった。
2006年01月23日
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エクセルカフェで昨日、地元スーパー内の古本店で買った本を読み終わる。 『官能博覧会!』(幻冬舎1998年刊) 600円(290円で購入) ポルノ作家達の自らの性についての告白本であり、ちょっと刺激的だったが、この官能小説界に進む人もいろいろだ。また、かつて禁断の世界であったものが、性風俗の開放によって刺激が少なくなってきているようだ。官能小説を書いている友が、本書をぜひ見たいとのことであげることにした。 梅田の紀伊国屋書店で酒の書籍コーナーを見る。松崎晴雄や太田和彦、尾瀬あきら、そしてソムリエ氏などによる日本酒名酒セレクションもの、ならびにランキングものが目立った。 次に、少しだけ期待をしながら梅田カッパ横丁と駅前第3ビル地下にある古本街、そして古本店で漏れ聞いた阪神百貨店の古本市にも足を伸ばした。 結局、酒にまつわる掘り出し書が全くなく、阪神で買ってしまったのが、 『江戸吉原図聚』(中公文庫1992年刊)1,200円(800円で購入)。 ところがこれがすごい掘り出し物であったのだ。 当書をカフェで読む。浮世絵作家などの絵が満載されており、この秘世界にうごめくさまざまな人々、特殊なしきたり、風俗、行事などが浮き彫りにされる真面目で本格的な絵解き書である。 大名から江戸庶民までこの艶やかな桃源郷に浮かれていたようだが、物悲しさが残るのはあまりにも格式、演出が凝らされ束縛された性のテーマパークだったせいか。
2006年01月21日
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昨夜のことでした。 昔の仕事仲間と飲んで、さらにもう一軒と 移動中に昇りエスカレータで仰向きに後ろへ 倒れて、階段の角に背中を打ちつけました。 立ったり坐ったり、かがんだり、寝がえっ たり、ひねったり、力を入れたりする時に痛 みがきつく、診察の結果、アバラ骨が2ヵ所 ヒビが入ってることが判りました。 そもそもは私の前の仲間が倒れてきて、私 まで将棋倒しという災難です。彼は大柄であ り、支えるどころではなかったです。私がい てクッションとなり、彼はそんなに怪我なく 済んだようです。 この後、酒のせいか痛みを少し忘れて天狗 でまた飲んでました。が、帰宅してから、シ ップを貼りましたが、熟睡ができず、トイレ に立つのが大変な状況でした。 現在、サポータを胸から背中に巻いて、鎮 痛剤、抗炎症剤などを服んでる次第です。 毎週、レントゲンを撮り、様子を見ますが、 治癒するまで1ヵ月はかかりそうです。 酒を禁止されたのが痛~いです。株価と同 じく今年は何やかや波乱含みのスタートです。
2006年01月21日
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醸造・発酵学の大家で日本酒業界の大恩人と賞される坂口謹一郎先生の、今や日本酒の古典ともいえるのが『日本の酒』(岩波新書、1964年刊)である。 本書は、氏の長年の研究にもとづき醸造技術や麹・麹菌の機能、官能的な評価、その歴史的変遷など多面的に日本酒の特性を解き明かされた集大成といえるものである。 同時に戦後置かれた日本酒の安易な生産が引きずる問題にも警鐘を鳴らされている啓蒙の書としても受け止められる。蔵の写真や古い絵図も多く掲載されており貴重である。 なお、氏は東大名誉教授であるだけにとどまらず、さすが観察力するどく詠い上げられた『歌集・発酵』も著されるほどの文芸人でもあられたのだ。 その歌集より~ かぐはしき香り流るる酒庫のうち静かに湧けりこれのもろみは 待ちえたる奇しき香りのたちそめて吟醸の酒いま成らむとす うまさけはうましともなく飲むうちに酔ひての後も口のさやけき 氏の薫陶を受けて多くの醸造の専門家が輩出している。30年後に同じ岩波新書で『日本酒』を著した秋山裕一先生(国税庁醸造試験所所長)もその一人である。 吟醸酒づくりにも触れるなど、より発展した酒づくりの状況が当書では紹介されているので、併せ読むと日本酒の素晴らしさとその不思議さが一層広がりをもって迫ってくるのである。 なお、両書とも阪急古書の街で最近になってたまたま入手して読むことが出来たのは幸いである。
2006年01月13日
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漫画『夏子の酒』に登場する「上田久」先生は、ここに紹介させていただく純米酒に関する2部作の著者・上原浩先生がモデルである。 まず『極上の純米酒ガイド』(光文社新書)は古本で入手したが、今は飲みに行くときはバイブルとして携えていくようになった。 長く純米酒の復活に尽力されてきた酒造技術指導における第一人者であるだけに、ここに絞り込まれた66銘柄は確かなものであろう。 著者は選択基準として、「その違いは“覇気”にある」「要は作り手の意思に強く裏打ちされた酒」、そこに「飲み手の心まで釘付けにする特別の魅力をもった酒ができあがる」と表現されている。 そして、これらの純米酒は燗ならなお美味いとも言い切っておられる。 大手の量産酒造よりも小規模でもその手作りの熱意が伝わる銘柄が多いように見受けられる。そして、なぜ良い酒なのか丁寧に解説されており学ぶところが多い。 なお、私の好きな「梅の宿」「神亀」「真澄」「七冠馬」も選ばれていた。当書を道案内に66銘柄すべて賞味したいものだ。 次に『純米酒を極める』(光文社新書)は長年の技術指導実績から純米酒の素晴らしさを徹底的に説いている書である。 それも燗で飲むことを勧めている。それは官能的に「旨みが広がり飲みごたえがある」ということにつきるようだ。 「純米」や「熟成」「生もとづくり」を支持する一方で、「アル添」「活性炭素ろ過」「生酒」「液化仕込み」に対しては否定的。 具体的なお勧めの銘柄がいくつか挙げられており、それは「大七」(福島)、「神亀」(埼玉)、「花垣」(福井)、「開運」(静岡)、「常きげん」(石川)、「鯉川」(山形)「竹鶴」(広島)、「三井の寿」(福岡)などである。 日本酒復興の切り口として、氏の主張にはうなづけるものが多く、愛飲家は日本酒の真の価値観をぜひこの書に見出して欲しいと感じた次第である。
2006年01月13日
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家に早く帰ったが夕食はカレーだという。 ギョッ!昼も、なか卯で390円のビーフカ レーだった。初め同値の牛丼と注文したが、 やっぱりカレーにしようと変更したものだ。 昨夜、明日はカレーにするとの家人の通達 を、なぜこのときに思い出せなかったのだろ うか。 念のため、明朝のメニューを問うと、カレ ーうどんだと言う。ゲエ~、何だか冷えた風 が身体を吹き抜けていくような気分になった。 何とか朝はパンに切り替えてもらうことに したが、我が家はカレーを手作りすると、昔 から決まって連ちゃんで朝はカレーうどんで あった。うっかりすると、カレーの3連ちゃ んとなるところだった。 晩酌の後、白菜の漬物以外に特に副菜はな く熱々のカレーを美味しく食べた。そういえ ば、かつて3連ちゃんをうっかり忘れて次の 昼にまたカレーを食べてしまったことがあっ た。 こんなこと、誰にもありうることなんだろ うか? 私が食事に熱がこもってないせいか。
2006年01月12日
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東京でのスペイン語学校時代の仲間が賀状 で昨年はメキシコ、キューバに行って楽しか ったと記していた。 もうひとりの仲間は久しぶりにメールをく れた。それもベネズエラからだ。旦那が当地 の自動車企業に勤務している関係で彼女も 11月末から滞在してる。 「VenezuelaのRONは人知れず美味しい。 まるで私のよう。。。冗談はさておいて、 昼に飲むRONがこれまた美味しい。 という訳で、ただいま午後3時半RONを飲み つつメールしてみました」 RONはラム酒のことだが、また優雅という か開放的な生活ぶりである。二人とも土曜の授業の後、昼飯をたべながらビール(セルベッサ)をいつも飲んだ仲間である。 余輩といえば、飲むために書くのか、書くた めに飲むのか分からないときもあるが、一度は 中南米のリゾート地でグワパに囲まれてスロー ライフをエンジョイしたいものだ。当地で濁り 生酒というのも乙だろうな。 見果てぬ夢か。
2006年01月11日
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商売繁盛を祈願する十日えびすが関西では 9日~11日にえびす神社で行なわれる。 とくに西宮えびすと大阪の今宮えびすが有 名で、さすが商売の本拠だけに数十万人が訪 れ今年の繁栄を祈る。 人出のすごさを避けるために、今日の「の こり福」を目指して、それも大阪梅田から近 い堀川戎に行った。普段は一般道路がこの日 ばかりは参道となり両脇に屋台が並ぶ。狭い 境内では巫女やら氏子、さらに大阪らしくお 笑い芸能人が福笹を奨めることしきり。 ざわざわした雰囲気で有難みに欠けるよう で、商人でもない余輩は撮影だけで辞した。
2006年01月11日
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5日のTBS系のテレビバラエティ番組におい て、最も「お人好し」な県は岩手であることが、 同局の全国アンケートの結果にもとづき発表され ていた。 岩手人といっても、昔女性2人と出会っている 程度で、千昌夫なんかしか知らない余輩ではある が、同番組では「お人好し」を象徴するものとし て宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を紹介していた。 彼は岩手・花巻の出身であり、37歳で永眠す る2年前に病に臥したとき手帳に記したのがこの 詩である。 「…東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ 西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ 南ニ死ニソウナ人アレバ行ッテコハガラナクテ モイゝトイヒ 北ニケンクワヤソショウガアレバツマラナイカ ラヤメロトイヒ …… ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズクニモサレズ」 サウイフモノニワタシハナリタイ」 法華信者としての賢治の人のために尽したいとい うひたむきな思いが迸っている詩といえよう。 なお、「お人好し」度最下位は東京都であった。 東京砂漠とはよく言ったものであるが、寄せ集め人 種のルツボでは已むを得ないのであろうか。 実は、今年の賀状には「雨ニモマケズ」の替え 歌を『雨ニモマケズ 初夢・望酒歌』として遊び心 で鋭意記載したのだが、まださしたる反響もない。
2006年01月07日
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伊丹の仲間が年始にくれたのが白雪・長寿蔵の活性濁り「淡にごり」(2本)です。 純米吟醸辛口でアルコール度12%と飲みやすく、活き活きとさっぱりした濁り酒です。 新年松の内で飲んだ美酒はこの濁りだけでした。ちょっとさみし~い。
2006年01月07日
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最近テレビでも見かける勝谷誠彦氏(1960年兵庫県生まれ)が足掛け8年をかけて全都道府県の酒蔵を廻って書き上げたのが『にっぽん蔵々紀行』(正・続編)で、元々は『小説宝石』の連載記事であった。 ほぼ1県につき2,3の蔵を廻るものだが、あまり知られていない銘もあれば、神亀、真澄、開運などぜひ見たいと思った蔵が紹介されていなかったりはする。 それにしても、酒徒ならではのあくなき探究心にもとづく快挙である。訪問地の歴史、風土に始まり蔵の佇む街や山村・漁村の風景、風物を織り交ぜて、米や水の特質と蔵元の人物像を紹介し、酒造りの思想を浮き彫りにするという巧みな筆さばきだ。そしておもむろに利き酒となる。 さらに地元の料理屋にも足を運び、地場の材料で作った肴とともに飲むことによって、地酒の持ち味を感じ取ろうとする姿勢も読者を一層愉しくさせてくれるが、筆者は蔵元の主人や娘さんが同行してくれたりと嬉しさのあまり酔いつぶれることも多かったようだ。 なお、蕎麦の愛好者でもある筆者は酒とは別に行く先々で蕎麦屋に駆け込む場面もあり、この件はご愛嬌といったところ。 特別編として、酒好家が企画・運営した秋田から米子までの千百キロ、24時間に及ぶ「地酒列車」(北前船号)に同乗されての記録も掲載されている。このとてつもない1997年の催しには、スタッフ、乗客合わせて240人が参加、積み込む地酒は7県百社120銘柄とか、感動させられる。 欲をいえば、周辺の情報が豊富であるわりには製法の特質や技術的な面への突っ込み、ならびに酒の特性(アルコール度とか日本酒度など)の明示が少ないように思える。 *LUCKYFIELDSさんに当書を紹介してただき感謝申し上げます。まだ完読はしてませんが、あちこち気分で拾い読みしてます。
2006年01月06日
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日経新聞が、おせち料理に合う燗酒向きの日本酒で5千円以内の銘柄をソムリエや日本料理店店主など専門家13名に15位まで挙げてもらいランキング付けした結果です。 濃厚な味付けの料理を食しながら飲む食中酒という点で、辛口でコクのある純米酒が中心に上がってきている。圧倒的な人気は大七「純米生もと」で専門家13名中9人が推している。生もとという時間と手間をかけたもので「しかっりした味わいとコク」が出るようだ。1位 大七「純米生もと」純米酒(福島)2位 宝寿「酒の道」純米吟醸酒(広島)3位 神亀「純米辛口」(埼玉)3位 末廣「伝承山廃純米酒」(福島)5位 千代むすび「純米辛口じゅんから」純米酒(鳥取)6位 水神「純米大辛口」(岩手)7位 黒帯「堂々」純米酒(石川)7位 ひこ孫「純米酒」(埼玉)9位 葵日光「純米酒」(栃木)10位 辛颪「純米酒」(岩手)
2006年01月05日
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毎年4日は顧問先の社員新年会。今年の方針 発表、各自の抱負発表、勤続表彰があって、午 後は恒例のボーリング大会となった。 2回戦目はさすがに息が上がりそうで、腰の 切れがなく、あとはチームメンバーのためと頑 張ったが、スコア65点は初心者並み(1回戦 は116点)。でも団体では10チーム中3位 で賞品をゲットした。 9ポンド(4kg)と軽量のボールでやりながら、 こんな散々な結果は初めてで、体を鍛えなおさ ねば。軽いボールで指穴の大きいのがあれば、年寄りも助かるんだが。 帰宅して、じゅんさんが呉れた白雪「淡にご り」を美味しく飲むも、体の節々が痛いので電 気振動マッサージ、ピップエレキバン、鎮痛消 炎クリームを使用、そして家人が呉れた肩こり 緩和錠剤を服用して寝たおかげで、今朝はすっ きりしている。
2006年01月05日
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年酒とは、家族が揃って屠蘇を酌み新年を寿ぐ酒や、年始回りの客におせち料理などを出して一献をすすめる酒のことです。 1.年酒酌むふるさと遠き二人かな(高野素十) 2.汝の年酒一升一升又一升(阿波野青畝) 3.低頭せり年酒の酔の果にして(石田波郷) 4.年酒の座ひとの訃報をまだ報じ得ず(岡本圭岳) 5.師の遺影ほほ笑たえぬ年酒かな(鈴木頑石) 6.馬を見て年酒の酔の発しけり(秋元不死男) 7.供部屋がさわぎ勝ちなり年始酒(一茶)
2006年01月04日
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私がバイブルとしている『極上の純米酒ガイド』と同じ筆者・上原浩氏による姉妹編といえるものです。 氏は酒造技術指導員としての長年の実績から、あくまでも純米酒を勧め、それも燗で飲むことを勧めています。それは官能的に「旨みが広がり飲みごたえがある」ということにつきるようです。 「純米」や「熟成」「生もとづくり」を支持する一方で、「アル添」「活性炭素ろ過」「生酒」「液化仕込み」に対しては否定的です。 具体的なお勧めの銘柄がいくつか挙げられており、それは「大七」(福島)、「神亀」(埼玉)、「花垣」(福井)、「開運」(静岡)、「常きげん」(石川)、「鯉川」(山形)「竹鶴」(広島)、「三井の寿」(福岡)などです。 日本酒復興の切り口として、氏の主張にはうなづけるものが多く、愛飲家は日本酒の価値観をぜひこの書に見出して欲しいと感じた次第です。
2006年01月04日
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