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2014.11.20
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例えば、彼がニュージーランドの氷河で拾った11個の石を持ち帰った。その石は6500万年前から氷河に削られて現在の形になった。彼はその石と全く同じ形状のブロンズの石を作り、11の石とブロンズのセットを11人の誰かが購入する。その人はある時までにどちらかを捨てると決めなければならない。その人は、ある時までに、自然の石とブロンズの石のどちらに価値を見い出すだろうか?という展示。
異色だ。

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例えばこれは靴を脱いで入る部屋の様な展示スペース。ここで来場者は家族や知人に書きたい手紙を書く。感謝や告白や懺悔を思い思いに書くのだ。そして壁に置くのだが、他の来場者に読まれても良い手紙は封をしないで置く。読まれたくない手紙は封をする。その人に送って欲しい手紙には住所を書き封をして置けば、展覧会スタッフが展覧会の費用で郵送してくれるというのだ。
私は靴を脱いで入り、封のされていない手紙を幾つか読んだ。非常に感動的な内容の手紙があった。書き手は高校生ぐらいの女の子で、家族構成や姉や父や祖母の性格、態度、行動、関心、考え方などがまるで見ているかの様に分かるのだ。普通の家族が織りなすヒューマンドラマが一編の手紙から手に取るようにわかる。どこの家庭にも苦難や喜びがあると知る。女の子の優しい性格やおそらく幸せな行く末なども読めるような気がする不思議な感覚があった。今でも強く心に残っている。

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広がる花園という展示。来場者は一本の花を選び、長持ちする水分の入ったビニール袋を茎に付けて持ち帰る。ルールは、1.来た道と違う道を通って帰る。2.その途中で知らない誰かに花をプレゼントする。という2つ。花を持ち帰った来場者は六本木の街を1本の花を持った異様な姿で歩く事になるし、受け取る誰かにプレゼントすることにもなり、更には受け取った人から、渡した人にも実は何か目に見えないプレゼントを受け取ることになるのだ、という狙いだそう。。もちろん参加しなくても良いし、実際花を持ち帰っている、つまり参加している来場者は半数もいないのだが、協力が青山フラワーマーケットだったから、お世話になっているから参加しようと思った。知らない誰かに花を渡す。そんなの簡単だ。はいっ!って花を渡してしまえばいい。誰であれどんな顔をするかワクワクするではないか、と考えた。。ところが、、、、。

明るいオレンジ色のガーベラを取ったわたくし。。展覧会の会場は六本木ヒルズだが、私はミッドタウンに行く予定だったので、ミッドタウンに行くまでに誰かに渡せばいいやと思った。しかし、、
人が沢山歩いていて誰かに渡せる環境ではなく、そうこうする間にミッドタウンに着いてしまった。もう男でも女でもどんな年代の人でも受け取ってくれそうな人に渡したいっ!と思ったが、なかなか適当な1人で歩いている人は居ないのだ。断られたらどうしよう?と不安にもなる。。
僕は花を持ったまま結局ミッドタウンに入ってしまい、、、ミッドタウンの中で花を貰ってくれそうな人を探したけれど、適当な人がいないし、たまに居たとしても、モゾモゾと渡せないで、結局、高野山の名宝展に入ってしまったよ。

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しかし花を持ったまま地下鉄に乗るわけにはいかないぞと思い、どうせなら絶対若い女性に花をプレゼントするのだぁ〜、絶対断られないぞ〜、一発で決めてみせる!などと、普段仕事ではまず持たないモチベーションを最大に出しつつ、ミッドタウン前で若い女性を探していると六本木交差点の方から白いコートを着た25才ぐらいの女の子が1人で来たので、あの子に花を渡してしまおうと考えた。エーイっ!!ままよ!!。(お花を突き出しながら、)あのーっ!お花を貰ってくれませんかー?(えっ?イヤホンしてたのかよ?聞いてなかったのかー?)その子がイヤホンを外して警戒気味に上目で何か?みたいな顔をした。うわー結構可愛らしい子ではないか?、もう一回、、、あのー、お花をー、六本木ヒルズの展覧会でー、お花を知らない人に渡そうみたいなのがあってー、このお花を貰って欲しいんですけど、、、(アホな台詞だな?これじゃ異常者だよな〜?)その子は更に警戒気味にか細い消え入りそうな声で答えた。貰って、、、、どうすればいいんですか?、、、。どのようにでも好きにしてくれていいんです!ただ貰って欲しいんです!(どーしてこんな必死にお願いしてんだ俺は?)
あ、じゃあ、、はい、、、。とその子は軽くお辞儀をしてお花を受け取ってくれた。。。
ありがとうっ!と力強く私は言った。。。。。。。

ヤッター!ヤッターやりました。やっぱり私は異常者には見られなかった!変態中年デブには見られなかったぞオイっ!やっぱ見た目まともだもんなー俺。

地下鉄の入り口までとても幸せな気分になり歩きました。確かにあの女の子から俺は何か目に見えないプレゼントを受け取ったよ。。スゲー展覧会だぜよ。。。他にもいろんな興味深い展示があったよ。





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最終更新日  2014.11.21 23:43:42 コメントを書く


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