ねこまんまねこの日記

どんなヘボ映画だってヘボとして映画史に残ってるよね。ズルい。

映画が終わって、観客が立ち上がる頃、二人連れの客が、久しぶりにイイ映画見たー、と言っていた。
イイ映画とは何なのか？
様々な要素があるし、人により重視ポイントは違うが、僕は、観終わった後に余韻が長く残るという要素を重視している。

かなり面白い！
また、考えさせられる映画。。
懐かしい感じもする。余韻が長続きする感じもまあまあする。
そして、ミュージカル映画が苦手な人には耐え難い映画と思える。

予告を見て想像してた映画とは少し違う。

よく映画の感想ブログであらすじを書きまくる人がいるが、それは完全なおバカさんです。僕はネタバレはあまり書きたくない。
舞台の様な、舞台を意識している造りと思う。特に最初の印象的な曲なシーンとかね。全てのシーンを取り出して、演劇化できそう。例えば、シーンを切り貼りして1時間にして高校の演劇会とかで出来そうな。
セッションではJKシモンズがアカデミー助演男優賞を鬼教官役で獲得したが、この映画でもJ K シモンズが厳しい経営者役で出演していて、やっぱ鬼なんだーと、同じ監督でそれが面白い。
ライアン・ゴズリングは、ドライブやプレイス・ビヨンド・ザ・パインズのハードボイルド役が嵌るが、これもまあまあ。残念ながら歌が上手くないですね。マンマミーアのピアース・ブロスナンよりは上手いが、オペラ座の怪人のジェラルド・バトラーよりもかなり下。歌はあれとして、ピアノは自分が弾いているらしい、拍手。ミア役のエマストーンは歌は普通、でもコーラス・ラインを思わせるパリの歌が少し感動した。
また、脇では「エクス・マキナ」でアンドロイド役を怪演していた日本人系のソノヤ・ミズノが脇役ながら強い個性を放っていた。。この人いつかブレイクしそう。
ボールダーという街は、昔、日本の或る女性のマラソン選手が高地トレーニングしていたところで、その人の彼氏のジェフがゲイだったとかでそれをカミングアウトした事で有名、、、かどうか分からないが、とにかくコロラド州だったと思う。ロスからボールダー迄は、東京から鹿児島ぐらいか、もっと遠いだろう。アメリカは高速がタダな分舗装面も悪い。ラスベガスからグランドキャニオンまで車で1日かかった私の感覚では絶対１日で運転出来る距離ではない。しかしアメリカ人は１日で走るのかもしれない。でもライアン・ゴズリングの車は1980年前後のオープカーだったから、1200キロとかを通しで走るとぶっ壊れると思うけど、そんな事は気にしなくても良いのかもしれない。ま、かなり距離があるってことを知ってから見て欲しいな。グリフィン天文台も予習すると分かりやすい。
監督はセッションの、デミアン・チャゼルで、セッションではアカデミー3部門受賞し、ララランドで最年少で監督賞獲得した模様。この映画は、正に今日の昼にアカデミー賞を6部門取ったばかり。セッションは、原題はWHIPLASHといい、ジャズの曲名とのこと。
この監督さんはとにかくJAZZが好きなのだろう。根底には古典JAZZ礼讃が流れているようだ。セッションではドラム、この映画ではピアノマンを登場させている。音楽への造詣が異常に深いが、音楽で身を立てたかったが諦めて映画の道へ進んだとのことらしい。。だからこの映画なのか、とも。
作品賞は獲れなかったらしい。それどころか、イッペン読み上げられ、役者などが舞台に上がって喜んでから、間違いです、これはジョークではない。となった模様。。酷し。

LA LA LAND とはどういう意味なのだろう？

製作当初はエマストーンではなく、エマ・ワトソンを出演させる方向だった模様。エマ・ワトソンもなんだかんだ超一流になったから、ミュージカルは出ないんだ。

エマ・ストーンは、目が大きくて最初ロズウェル型宇宙人の顏ですが、見慣れると美人です。顔の1/4は目ですな。。。目の大きな女性がアメリカでも日本でも結局は美人顔ということなのでしょう。エマ・ストーンに似ているアマンダ・セイフライドも目が顔の1/3あるし、アン・ハサウェイも肌感で1/3は目ですしね。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう