ねこまんまねこの日記

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2024.02.10
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カテゴリ: 書物・読書


読んだ本を全て片っ端からここにあげていると思われるかもしれないが、そうではない。かなりの多読から有益そうな本だけをアップしてる。

『「言葉にできる」は武器になる。』(日本経済新聞出版社)は、


著者の梅田悟司さんは 1979 年生まれ。 上智大学大学院理工学研究科修了。 電通入社。 CM 総合研究所が選ぶコピーライターランキングトップ 10 に、 2014 2017 年と 4 年連続で選出された。

人に共感されるためには自分の感情を、正確に、素直に、その人の事を考えて、伝える必要があるという。

星の王子さま の著者、サン=テグデュペリは、

船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。
と言ったそうだ。

やるべき事をあれこれと細かく指示をしてもなかなか人は動かない。人を動かそうと思ったら彼らをやる気にさせる目的やゴールを熱意を持って伝えてモチベートするしかない という事をサンテグデュペリは理解していたわけだ。(ところでサンテグデュペリは軍のパイロットでアフリカで墜落死してしまったらしい。知らなかった)

しかし自分の感情をうまく伝えられる人は少ない。なぜなら自分がどういう感情を抱いたのかをうまく言葉に出来ないからである。

その理由として、この本の中で著者は、
「近年で言えば「かわいい」や「やばい」といった多くの感情を省略化して伝えられる言葉がわかりやすい。こうした言葉は実に便利なのだが、便利だからといって多用していると、自分の心の琴線を鈍らせることにも繋がるので注意が必要だ。実際に「かわいい」や「やばい」という言葉を使ったときに、どういう意味で使っているのかを質問されても、答えられない事が多いのではないだろうか。
こうした状態のままでは、いつまでたっても自分が感じていることを正しく把握することは難しく、感情を言葉にできない状態が続いていく。」と述べている。

やばい かわいい すごい エモい グロい きもい
といった抽象的な言葉をすぐに発せず、自分が感じた感情をもっときめ細かな表現で言葉にすることから第一歩がはじまる、と説いている。

例えば 楽しかった とただ言うのではなく、何故楽しかったのか、それでどうするのか、本当に楽しかったのか などを立ち止まって考えてから、正確に言葉を発すると良いらしい。楽しかったは楽しかったでそれ以外言いようが無い、という人はボキャブラリーに問題があるようだ。今日は心の底から笑えたね!大自然と一体になれたね!こんなに楽しいなら次は2ヶ月後にーーーにチャレンジしようね! とかかな?

また、安西先生の「諦めたら、そこで試合終了ですよ」(スラムダンク)や、「みんな子供のときは妖怪です」(水木しげる)など、自分しか使えないような武器があってもよいと述べている。

長嶋茂雄の「我が巨人軍は永久に不滅です」には、言い切る、という勇気があるという。普通、人は、永久に不滅だと思います、、、や、永久に不滅だと信じています、、、などと、曖昧に濁して逃げ場を造ってしまうことが多いが、時に言い切る事で自分の熱意を伝えたい、と著者は述べる。

何かを語りかけるとき、聞く人に、自分事と捉えて貰うことも重要だと著者はいう。
「少年よ、大志を抱け。」(クラーク博士)
クラーク博士は北海道大学を興した北海道の祖。
「大志を抱け」とだけ言ったら、ここまで有名な句になっておらず、少年よ(ボーイズ!)ビーアンビシャス!
のボーイズ!と呼びかけた事で、聞いた人は自分が言われていると感じる。

ねこまんまねこ氏は普段から考えた事を言葉というかこのブログに文章としているので、普通の人よりは自分が何をどう感じたかを理解して表現しているし、文章の組み立てもそんなに下手ではない、と自画自賛気味に思っている。そんな私でもこの本はとても有益で勉強になる。
僅か1500円で誰でも言葉の達人になれてしまうのだ。






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最終更新日  2024.02.17 23:27:34
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