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3浪めにしてようやく受験生らしくなってきた小鬼が、ちゃんと模試を受けに行く。台風接近で「延期か中止か」と心配したが、どうやら台風は通り過ぎた。自分で振込みはしたし場所も交通手段も調べたし、体調管理も、まあ、してる、様子だし。なんとかなるよね?正直、不安いっぱいで送り出す。おれが2浪のときって、どうしてたっけなあ。まあ、予備校がペースメーカーだったから、模試受けてなんやかんやで志望校決めて自分でいろいろ取り寄せてたような気が……するけど、覚えてねえわ。ハタチも過ぎたんだから、自分でなんとかするよねって思いながら、おそるおそる見守る。胃が痛みそうな、受験生の夏。
July 30, 2018
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「メネラウスの定理の、覚えかたを教えて」「なんじゃそりゃ」いまさらだがオイラは数学科出身で、しかし定理の暗記は2個しかしたことない。sinとcosの加法は暗記した、うん。定理を使わなかったんじゃなくて、「ああそういう性質なのか」と納得すればいちいち暗記する必要がなかったとか、使う頻度が高いので自然と覚えた(中学で習う英単語のようなもので)だけで、暗記自体が苦手なせいもあるけど、とにかく避けてきた。が。「めねらうす……覚えてないよ。とりあえず見せてもらっていい?」なにしろ「公式はわかってるけど公式名は暗記してない」ので、見れば思い出すかもしれないと見せてもらったが、思い出さない。でも。規則性がある。メネラウスの定理「証明はいい。覚えかたを教えてほしいんだよ」「わかってる」三角形の側に、ちょっと特殊な点を取って。頂点からの比の値を、かけあわせると、1になる。「そゆこと」「?」「つまり、こういう」シャーペンを借りて図を描く。公式に使われる記号が「ルール」に沿って並んでいるためわかりづらいけど、線分を表現するのに頂点の記号をすべて頭に持ってきて書き直すか、または、あえてスラッシュを使って書き直してみると、「何を言ってるか」よくわかる。AF/FB・BD/DC・CE/EA=1「なッ。三角形の辺を、ぐるっと回りながら計算しとる」「ほほお」あとは日本語にしたらいいだけ。「頂点からの比の値を、かけあわせると1になる」。ぐるっと回って戻ってくるんだから、元に戻る。つまりかけざん・わりざんの単位元になるのは、なんか納得。うん1になるっぽいよな。←証明は暇なとき見る派。こうして暗記を避けて暮らしていたおれ、である。
June 17, 2016
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「不安だから訊くんだけどさー。受験勉強は進んでるの?」毎日のように図書館へ通って勉強している「らしい」小鬼に、進度を尋ねた。「英語と数学はどうよ」「英語は、中学の復習は終わった。教材を進めてるとこ。数学は、IとIIとIIIを平行してやってるんだけど、Iをやるのは久しぶりで、忘れてるところがけっこうあって……」オイラの認識では、「Iは基礎」で、やり直してどうこうってものじゃないんだが。そして一番気になってる、「化学は?」「元素は20個は覚えたよ!」なんか少しくらくらしてきた。浪人生、「あと1年しかない」のだが、果たしてちゃんとひとりで勉強できるのだろうか。まあ一般的には「塾に通わないとダメ」って言われてるけど、塾に通っても何を講義されてるかわからないレベルでは話にならないし。それにしても、混沌すぎるよ。何からどう手をつけろと言っていいのか、わからないよ。ホントは家庭教師つけたいくらいむちゃくちゃだよ小鬼。早めに模試を受けさせたいが、小鬼は小鬼で何か情報を仕入れているらしく、「浪人生は5月の模試を受けると自信無くすから、9月まで受けないほうがいいって!」とか言い出している。んなわけねーだろ。さぼっているわけではない、勉強している、と信じる。しかし、効果のある勉強をしているかに、大きな疑問が残り続ける。
March 29, 2016
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数日前、小鬼に声をかけ、勉強がはかどってるか尋ねてみた。「英語が難しい……終わらない……」「終わらない」と言ってるのは、「20日間完成」みたいな薄めの一冊で、小鬼は確かそれを1月下旬からやってるはずなんだが。で、先日購入してやったプランナーに予定を記入するよう薦めた。ミニラと同じチェックボックス方式で、毎日の予定を管理させる。そして上手くいってるかを、今日見せてもらったわけだが。……。字が読めない。「そう? おれは読めるけど」ミニラの字もさんざん「汚い、読めない」とからかっているが、そんなの比じゃない。おそるおそる、勉強机に広げられたノートに目をやる。「読めない」レベルを超えてる。字じゃなくて、幼児の殴り描きみたいな線が、そこに。ちょっと泣きそうになったわ。
March 21, 2016
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センターも終わり、みなさんより一足早く浪人生活に突入した小鬼は、毎日快調に図書館に通っている。ドアtoドアで5分、1年前に出来たばかりの図書館は、自習コーナーも居心地が良く勉強がはかどるという。「スマホを自宅に置いてけるのがいい」小鬼も今更のようにスマホとのつきあいかたを考え直したらしい。そして本日、図書館休館日。「かーちゃん、すごく勉強がはかどる!」月曜は「調整日」だという。表情を輝かせて紅茶を淹れ、楽しい休日を満喫しようというところ。一年は長い。まだまだ始まったばかりの年月に、少しばかりの不安も抱えつつ、見守る。模試の日程も考えなくちゃなあ……。
January 25, 2016
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今年のチャレンジが終了した。ええ終了したんです。二次試験は受けないということで決着。志望校は、二次で満点取っても届きそうにないという。さて勉強方法だが、もろもろ考えて悩みつつだが、宅浪を選択する。学習塾に行っても「授業がわからない可能性大」という悲しい事情がある一方で、出来たばかりの図書館が自宅のドアから徒歩5分。自習スペースも充実しているから、フル活用できそうだ。「図書館で勉強する。スマホを自宅に置いてけるから、いいんだよ」神妙な顔で宣言する小鬼。適切な判断である。数学と物理については、自分でカリキュラムを用意したようだ。英語はオイラも「やる」と宣言してるから、ミニラの受検が終わったらみんなで一斉に取り組むとして。化学。「……元素記号は覚えた?」←おそるおそる。「水兵リーベ僕の船」「……何価、とかは」「ぜんぜんです」ふがあ。1月中に学習方法を固めよう。小鬼は既に、数学に取り組み始めている。
January 18, 2016
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センター初日。今年はもう受験しないことを決めているけど、勝負は勝負。「終わったら来年に向けて、机のまわり片づけるから」「何フラグ立ててんだよ」そして故郷に帰ってあの娘と一緒にパン屋を継ぐんだーとか言い合いつつ送り出す。人生脇道に逸れる時期ってのは、それなりにあるもので。まあオイラも2浪してるから、とやかく言わないし、それなり相談に乗れると思う。そして小鬼は既に、脇道に逸れる経験をしている。一年半、起立性障害でほとんど学校に行けなかった時期がある。人生のわりと最初のほうでそんな経験したってのは、これからの時代、むしろ財産のうちだと思う。あの頃に比べたら、身体は動くし眠れるし、家族も変なプレッシャーかけてこないし(相方が毎晩のように夜8時頃から布団に入らせるという暴挙に出た)、なにより時間的なゴールが見えている。1年目の初日。2年目は見えているか?淡々と歩いていけよ。
January 16, 2016
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最近小鬼が、「電子辞書を聴いている」という。なんのことかと思ったら、そういえばそんな電子書籍がデフォルトで入っているのだ。キクタン〈Entry〉2000改訂版 [ アルク ]価格:1,512円(税込、送料込)これがなかなか快適らしく、寝起きにリズムを取りながら寝室から登場したりする。やはり「聴覚優位」はいまだ変わらず、か。ちょっとは英語が身についてくれたらいいんだけどな。「かーちゃん、浪人生活は楽しくやらないと落ちるらしい! コオニィは楽しくやるっっ!」脅迫されたような顔で言いながら、単語を聴いている。「これだとなんか、発音しか覚えないよ!」って、もろもろすべて解決とはいかないようだが、それなり効果がある試みらしいので、がんばってちょ。
January 8, 2016
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もとオイラの仕事部屋、いまは小鬼の勉強部屋、そして既にただのゴミ部屋。そこをいま、せっせと片づけているのだが、いろいろ衝撃的なものが発見される。今回はまた大物だ。志望校の説明会のご案内……。しかも「なくした」と気づいてもう一度貰ったのか、同じものが二枚。小鬼の志望校は知名度が低いため、いろんな教材を探してもなかなか対応するものがない。でもご近所だからなのか、わさわざの説明会があったらしい。これに出ていたら、二次試験の科目変更の件も、奨学金の早い締め切りの件も、把握できていたろうに。毎度小鬼には「プリントを出せ」と言っているのだが、受け取った回数は数えるほど。小鬼は「出してる」と言い張るが、勉強部屋のドア近くの床に散乱し積み重なっているものは「出してる」とは認め難い。どんだけバカでしたか。オイラが就活に必死になってるうちに、こんな状態でした。ホント反省してます。
January 4, 2016
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正月三が日は「仕事」をしないものらしいが、実は衣替えも中途半端なままなので、そわそわと片づけを始めた。最初のターゲットは「もと仕事部屋」に積もった、小鬼のプリントの山。小鬼がなにかといえば、「プリントはとっておけと学校で言われた」と連呼して、ほぼ6年分のプリントが床にてんこ盛りになっている。いちおう一枚ずつ目を通しながら片づけてくと、いろんなものが出てくる。たとえば数学の、かなり基礎的な一行問題。ほぼ、解けていない。辛うじて解いた問題も、数式を数行並べただけで「答案」になっていない。しかし、それより衝撃なものがあった。小論文の添削らしい。原稿用紙に何か書いている。が。縦書きの原稿用紙を、「そのままで」横書きしている。読もうとすると、普通は縦に目を動かすから、ほぼ暗号化されている。そして二枚目はなんと白紙ではないか。添削担当者の苦労がしのばれる。「原稿用紙は縦書きで使いましょう」「理由はわかりませんが、二枚目まで書くように心がけましょう」って小学生かよ!何か絶望感が襲い来るが、気のせいにして片づけを続けよう。
January 2, 2016
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センターで30パーセントしか取れる見込みがないという小鬼に、何をどうしてやったものか考えに考え、11時前にさくさく布団に入った小鬼を叩き起こした。「おまえ、大学行かずに就職しろや」中学高校と6年間、病気をしたとはいえ、まったく勉強できていない。曲がりなりにも、進学対策のカリキュラムやフォローのシステムが充実した中高一貫校、「やれ」と言われたことを淡々とこなすだけで、センターの平均点くらいは到達するだろう。ってつまり、「言われたことをやってない」のだよね。わからないところがあれば、先生だけでなく卒業生に習う機会もあった。無料で使えるネット教材も学校のお金で入れてくれてた。その仕組みを1回も使っていない。「性に合わない、とかってのもあるのかな」と放置してたけど、30パーセントで性に合うのあわないのって話じゃないわ。そして、これからは何をどう勉強するにもお金がかかる。公立高校の、税金で補填されて格安で勉強できる最後の機会を、逃してしまった。でも、塾へ行ったら勉強するのか。高校でも勉強しなかったひとが。センター30パーセントで入れる大学もあろうが、そこで何を勉強するのか。そもそもきみは、「勉強する行為」ができるのか。今までやってなかったのに。だったら就職しなさい。その大学でしか学べないものがあるなら大学名など気にしないで行けばいい。でも「大卒資格」がめあてなら、エントリーシートに書いた大学名でふるい落とされる大学は、「大卒資格」として使えない。そして、勉強することができないひとを、何年も面倒みる経済力は、ウチには無い。「……来年はバイトしながら大学目指します」バイトしないでも勉強しないひとが、バイトして勉強できるわけなかろう!そして気になっていたが、スマホにどれくらい時間を取られている? 何時間もこもってるトイレの中で何してる?「おまえには、大学は無理だ」目が冴えたから……と、小鬼は勉強しはじめた。実は帰宅してからも様子を見てたけど、テキストをぱらぱらめくっている時間ばかりが長くて、書く時間が極端に短い。「勉強」というものの方式がわかってない感がありありと見えた。今は、手を動かしている。今夜は問題を指摘して、代案を出しただけ。方針と具体策は、また明日にでも話そうと思うけど。「もうかーちゃん、おまいに何してやったらいいのかわかんないんだよ」とりあえず、それだけ伝えておいた。
December 28, 2015
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しばらく小鬼の成績の状況を見ていない。まあ見ても仕方ないかーくらいのつもりでいるのだが、では正直なところ、小鬼がちゃんと勉強できているかは怪しいと踏んでいる。怪しくても、勉強をみてやる時間も学力も無い。もう積分のテクニックの数々など忘却の彼方。どうにもならん。と、言いつつも気になる。「小鬼。ちよっと訊きたいんだが、センターは、今までの成績からいくと何パーセントくらい取れそうなんだ?」小鬼がゆっくりとこちらを向き、顔をしかめ、おもむろに。指を3本出した。「30パーセント………………」……。えっと。冗談、ですよね? 5択なら、てきとーーーに解いても25パーセント取れる計算になるわけで。つまり。ほぼ何ひとつ解けないに近い状態。平均点前後だろうと踏んでいたのが、甘すぎた。志望校の夜間ならイケるかと考えたが、それでは夜間も受からない。起立性障害で学校へ行けず、医師の指示と相方の見立てで毎晩「何もせずに布団で6時間横たわる」という苦行を1年半強いられていたからと、甘やかしすぎた。思えば、宿題を一切やらずに学校へ行き続けていた時期もあったのだ。いったい何をやっているのか。今も何をやっているのか。これは、つききりの家庭教師でもつけない限り、ダメなんじゃないか?もうなんも思いつかん。
December 27, 2015
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帰宅したら小鬼が「聞いて聞いて」顔でやって来て、一年を締めくくる大ネタを振ってきやがった。「大学、夜間受けていい?」「!!!!!!」その手があったかあああああああ!「先生に、夜間受けないかって言われた」小鬼の受験先は、夜間の学部学科を備えている。オイラも一時期、ここで何か勉強したら仕事に繋がらないかと考えた時期があった。まあ、経済的時間的にまったくもって無理だったから見合わせたが。そこまで考えたのに、なぜ思いつかなかったのだろう。起立性障害で朝なかなか起きられない小鬼も、夜間なら無理なく通える。難易度も昼の部より下がって入りやすいけど、カリキュラムはがっつり。周囲の社会人が勉強する姿はプラスになろう。あ、でもでもでも待って。オイラだけめちゃめちゃ盛り上がってるけど、小鬼の気持ちはどうなの?「同い歳の友達が欲しかったけど……高校時代もできなかったんだから、大学でも期待できないしね、どうせ」いや後ろ向きになるな。べつに社会人しかいないわけじゃないし、「同い歳」から「同世代」まで守備範囲を広げたら、けっこう望み通りのおともだちはいそうだよ。そして、社会人の友人かできるのも、すごく楽しいよたぶん。オイラもカウンセリング講座で、10歳くらい上のおともだちができて、そりゃもう楽しいもの。って、ごめんよかーちゃんだけ盛り上がって。しかしその場合、受験の方式とかはどうなるんだ。今度こそ、うっかり見逃しとかはしないぞ。
December 17, 2015
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大学へ行くなら奨学金が必須だよね! という認識の貧困家庭である。ちなみに小鬼の受験予定先は、「広報のお手伝いをしてくれるなら奨学金を出します」という制度があったりする。面白い。他にも返済義務の無い奨学金はないのかなーと、大学のホームページを確認してみる。そして初めて気づいた事実。奨学金の申し込み期間が、終わってた。……。マジで!?「受験生の皆さんに、学費を気にすることなく受験してもらうため、先に決定する」のだそうな。いや、いや、ほかにも奨学金枠はあるかもしれない。それを信じて今は受験に集中……って逆にいえば受験に集中してたから見逃してしまったという側面もあるわけでな。なんか頭とか腹とかいろいろ痛くなる年末を迎えています。
December 14, 2015
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受験ネタが続くが、そこはそれ時節柄というやつでして。さて、ほぼ浪人確定となりつつある小鬼だが、受験先の二次科目で必須となっている物理に相変わらず苦戦していて、先日学校で物理の先生にこう尋ねられたという。「きみ……この先、物理使う予定ある?」「この先の人生で使う予定はあるのか」という意味なら、何かアイロニーを含んだ言い回しと思えなくもないが、いやいや実際は違うでしょう。「二次の科目に物理あるの? だとしたら、非常に申し上げにくいことですが以下略」まあ、そういう意味じゃねえの。客観的評価を聞いて、「これは聞かなければよかったというやつだろうか」とか思いつつ、聞いても聞かなくても状況は変わらないのだよなと天を仰ぐわけです。
December 12, 2015
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朝食後。小鬼が暗ーい顔をしてやって来て、「かーちゃん、ごめん」と頭を下げる。「ごめん、浪人しそう……二次試験の科目、化学が増えてたのに、今日気づいた」え゛。なんのことだ。というか何のことか見当がつくだけに始末に負えない。仕事へ出なくてはならんので、「帰ってから作戦を練ろう」と言い残して部屋を出て、電車の中でググりたおす。確かに、受験科目が変わっていた。英数物の3科目から、英数物化の4科目になっている。最低でもここ10年ほどは、英数物3科目受験だったはずだ。今年から、変わった。小鬼は化学が苦手だ。元素記号を覚える中1の夏から中2の終わりまで、起立性障害で学校を休んだのが尾を引いた。そのころは自宅でついててやれず、日々の学習戦略も立てられなかった。いまさら悔しがっても仕方ないけど、毎晩4~6時間は「布団の中で眠れないままじっとしている」生活を1年半強いられて、学習時間なんて確保できなかった。まるっと抜けた基礎を全科目補うこともできず、小鬼はセンター試験を「物理と生物で受験する」と計画していた。つまり化学は、今日の今日まで、学校で赤点を免れるレベルまでしか、勉強していない。会議がふたつ、夜まで続いて帰りは遅い。帰ってから相談しようとはし思うが、相談してどうなるわけでなし。今更だが、絶体絶命。
November 27, 2015
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久しぶりに小鬼の保護者会に出た。最近は時間の余裕があるので、「プリント来たら必ず渡せ」としつこく言い続けたのが効を奏した。今回は場所も時間もわかってるぜー。昨日は遅くまで職場のイベントの打ち上げに出てたりして、ちょっとへろへろなのだが。まあ、元気出してこう。んなわけでぼーっと受験事情を聞いて過ごすが、さして目新しい話は無い。複数受験なんて学力とお金があるお宅の話。ウチは両方無いからな。そして今更ながら、三学期になるともうほとんど学校に顔を出すことは無いと知って、愕然とする。今日び高校なんてほとんど義務教育みたいなもの。ついに、リーズナブルな教育を受けられる貧困層向けの教育の場から、離れる時が来た。予備校に行かせる予算は無いから、いっそチビと一緒に「行くもん」で英語と数学の基礎からおさらいさせるかな。カリキュラム自体は高卒レベルまであるんだし。あ。既に「浪人する」って決めつけてる。まあ、1年半も学校を休んで、よくぞここまできたってくらいだからね。ここで呼吸を整えてもいいんじゃないかな。
November 14, 2015
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何って、小鬼の勉強机が。しばらく前から小鬼は、居間ではなく自分の勉強机で問題集を開くようになっていて、といっても部屋の間仕切りをぶち抜いてしまったから様子が丸見えなのだけど、まあまあ、よく勉強している。ときどきポメラをすごい勢いで打ち続けていたりして、どう見ても勉強ではないのだけど、そのへんは大目にみよう。で、片付いてるというのが、この勉強机の上だ。しばらく前から、「おれはいらないけど、あとで『なんでとっておいてないのか』って言われるんだよ」と言い張って、主に国語関連のプリントを山のようにとっといてたのだが、「わかった、捨てない。しまうだけ」とダンボールに詰めて詰めて、ようやくモノが減ってきた。と、安心して見てたら、いつの間にか更にモノが減り、小さなカラーボックスに教科書や問題集が小奇麗に揃えられ、使いかけの英語例文集がぽつんと置いてあったり。驚き。これは受験生の勉強机だ。←いまさら当然ですが。英単語の暗記も「800語いったよ!」って、これは「単語サプリ」の800語なので、大学受験レベル。なかなか心強い。数学も、ひたすら積分を学習していたようで、「微分しばらくやってないっ」と慌ててるけど、まあ微分「は」やってない、って程度には積分をやってるんだろう。1年半ほとんど登校できず、専門医に通信制高校を薦められ、担任と保健の先生に転校を促される中、ほぼ全科目学年最下位からスタートして、3年。よくやっている!最初の勝負まで、あと7ヶ月ある。がんばれ。
June 21, 2015
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さて受験生お約束ではあるが、小鬼もやっぱり、最近その問題を抱えている。「電通大、複素数は出ないんだよな……」はいはい。起立性障害で一年半も学校を休んだわりには頑張ってると思うけど、そう簡単には追いつかない。受験に出ない科目、受験に出ない単元、受験に出ない問題、を切り捨てて学習を進めないと間に合わない。そんなこんなの中でも、「英語だけはがんばっとけ!」と申し渡してはいるのだけど、英語なんか授業と進度が合わない最たるものだ。いままで「学校の授業最優先」で進めてきた学習も、はっきりと方針転換する。つまり、「学校の進度は無視して、自分の進度を守れ」に。聞いてもまるっっっとわからない英語を、ぼんやり聞いてても仕方ないじゃないか。単語ひとつとっても、出題頻度の低いものまで手を出してる時間は無いんだもの。もうすぐ受験生の夏が始まる。いい夏になりますように。
May 20, 2015
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先週の土日、小鬼の机の上を片づけた。「いらないと思って捨てると、あとから先生に、『ちゃんととっといてるでしょうね!』って言われたりするんだよ!」小鬼の訴えを尊重し、既にダンボール3箱分の謎のプリントの山が、押入れにしまいこまれている。地震で飛び出してきたら小鬼の上に直撃する仕組みなので、心しておくように。で、4箱目を山盛りにして、ようやく机の上にスペースができたようだ。なんかすんごい久しぶりに、居間ではなく机で勉強している小鬼を見た。ゴールデンウィーク明けにはもう少し復旧活動が進んでいることを期待する……ってここ何年来言い続けてる気もするんだけど。
April 7, 2015
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小鬼の志望大学は数IIIが二次の科目に入っているが、先生情報では微積しか出ないらしい。それ以外ってどんな単元があったかも思いたせないんだけど、とにかく、微積をやっときゃいいんだな、うん。目標が絞り込まれたうえに、春休みの補講で微積の単元を徹底的にやりこんでるらしく、小鬼もずーーーーっと微積をやっている。だいぶ数式の操作にも慣れてきたようだけど、三角関数が終わったら次は指数関数の微積。式の変形もしなくてはならないから、「なんでだ。答えが合わない」と騒ぐことも多くなった。教えてあげたいけど、すみません、数学科ですが指数関数の微積はキレイさっぱり忘れました。……とも言ってられない事態になった。「かーちゃん、答えが合わない」呼ばれて覗くと、マイナスの乗数つき指数の微分で、乗数はかっこの外側にかかってて、つまり関数が入れ子になってるやつ。うろ覚えだけど計算してみよう。答えで合わない部分を抽出すべく、正解を変形してみたら、だいたい見当がついた。やはりうろ覚えのまま、こういう場合って、こういう式じゃなかったっけ? と書き出してみる。「そうだったと、思うけど……」小鬼が納得しきれない様子でもごもご返事をしてくる。たぶん、式がちょっと複雑なので、どこを操作したかわからないのだ。似た問題で、もっと易しい例題を考えてみる。小鬼に尋ねられた問題は、指数関数が難易度を上げてる。普通の4次式くらいにしとこう。計算してみせた。さらにマイナスの乗数をプラスにした例題。さらにさらに、かっこ内のxの次数をもっと下げて。「ごめん、しつこいけどもう一問やるよ」もう、かっこはついてるけど「展開して解いたほうが早いんじゃないの?」ってレベルの問題を。全部で5問、どんどん易しくしてった例題の最後のほうでは、さすがに小鬼も納得顔をしていた。急に思い出したことがある。高校くらいまでの算数/数学の問題では、こうやって自分で「設問を、うんと易しくした例題」を考えて解いて、納得してたんだ。このしつこさが、納得と習得のポイントだったかもしれない。まあ、納得できるまで先に進めないという弱点はあるし、そのあとのトレーニングはキライだったから正答率が上がるまで時間がかかるという難点はありましたけどな。そしてそれも高校までの話で、大学になると「どう理解していいものやら」になってしまい、お手上げだったんですが。さて、小鬼はうまいこと理解できそうかな。まずは一学期の中間テスト目指して、週明けから最終学年のスタートだ。
April 4, 2015
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「電通大の数IIIは、微積しか出ないらしい!」自分を励ますような、小鬼発言である。まあ数学の先生が仰ることなので、間違いなかろう。さて、こないだから微積わからんーわからんーと囀っていた小鬼だが、先生に良い問題集を教わったりして、ひいひい勉強を進めている。それでも食事に1時間かけて休憩を1時間とったあと30分トイレにこもったりして、「フザケろ小僧」という気持ち全開ではあるのだが、ぐっとこらえて。「……今日の補講で、先生に『伊藤、勉強してるな』って褒められた」小声で報告してくる言葉には、よかったじゃないか! とレスポンスしてやる。「いや、かーちゃん。そんなに、よくない。この関数の積分方法がわかるかって尋ねられたとき、参考書調べようとして最初に開いたページに、たまたま解き方が載ってた。それで、つい答えたんだよ」うん。あんがい知識ってそういうものなんだよね。「たまたま知ってる」ってものばかり。たとえば狩猟民族のところに行ったとする。そこで、うさぎの上手い狩りかたの基礎知識を知らないのは、きっと小鬼だけだろう。それは小鬼がたまたま日本に生まれて日本の教育を受けたからで、うさぎの狩り方を知らないのは「たまたま」だし、かの地で数学の知識を披露して褒められることがあったとしても、それもまた「たまたま」だ。「たまたま知ってること」を集めて、体系的にしたものが学問。「たまたま」を増やして集めてこう。そしたらそのうち何かのときに、「たまたま」役にたったりするわけだしな。
April 1, 2015
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小鬼も春休みに入ったことだし、単語学習の首尾など尋ねてみた。「受験サプリ」の無料アプリで、センター対策の2000語が発音つきで覚えられるものがある。スキマ時間ごとにちょこちょこ続けていれば、トイレに一日2時間は入ってる小鬼のこと、どんどん学習が進むに違いない。が。「……200語くらいかな」「え? 毎日何時間くらい、単語やってるの?」「……5分かな」「はあああああ!?(怒)」最初の200語とかって、ほとんど中学レベル。やってないも同然ではないか。確認してみれば、中学復習講座もほとんど進んでない。受験サプリに登録して1ヶ月、いったい何をしていたのか。「学校の予習とかに、忙しくて……」「あのねー。これはスキマ学習用なの! 登校の片道15分、風呂に浸かって着替える15分で、一単元進むでしょ!? 疲れた、って布団に横になる時間30分を、日に何回だ。その時間にこれ聞いてたら、あっという間に復習が終わる。聞け! 聞きまくれ!!」仕事してるオイラが電車の中でしか聞けない講座を、これだけばんばん進んでいるのに、何をやっている!いかん。小鬼いまだに病人気分だ。まさかとは思うが、中一から中二にかけて、眠っている時間以外にも、きっちり目覚めたまま毎日5時間も布団に入れて何もさせずにおくという苦行を強いられた後遺症ではあるまいな。それにしても、毎日5分英単語やって受験に間に合うと思ってるその胸算用がありえない。今日からみっちりスケジュール管理したいのだが、よりによって今日の夜から家族でお出かけなのだ。
March 27, 2015
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小鬼が相変わらず数IIIに苦戦していて、ときどきうっとりと「cosπ/2っていいなぁ」とつぶやいでいる。あ、0になるからですね。「小鬼、もしかしてなんだが、通信教材の学校の進度にあわせて教材を送ってもらえるサービスって、3月の高2講座で終わりだったりしないか? そしたら、わかりやすい教材をお願いできなくなるんじゃないか?」そうかも! という話になって、慌てて本日、電話をかけた。結果、驚きの事実が発覚した。小鬼は既に退会しているという。「してませんよ! えーっと、先日確かに、いままで利用していた職員割引を終了するというご連絡はしましたけど、そのとき高3からは受験する大学ごとにコースを選ぶと伺って、志望の大学名を伝えてコースを調べていただいたんですよ」そうそう、謎のすったもんだもあったから、よーっく覚えてる。 電波な夜2.電話の向こうで、慌てて「お待ちください」と調べ始める気配。ようやく「お待たせしました」と出てきたはいいが。「私立文系コースでございますね」←自信満々。「……違います」←いっこも合ってないよ……。そこから志望大学を伝え、二次の科目とセンターのみの科目を伝え、すったもんだの末にさらに尋ねる。「まさかと思いますが……支払いはカードで年間一括をお願いしたんですが、そちらも手続きできていないのでは」「お待ちください」できてなかった。電話を切ったら、30分が経過していた。って、そりゃあねえだろう……。そういや手続きのとき、「それでは高2講座は終了ということで、4月から高3講座でよろしいですね」とかなんとか、微妙に意味不明のことを言われたのだけど、これを意味していたのだろうか。わけがわからん。そして、電話を切ってから改めて気づく。通帳を確認しといたほうがいいな。年度切り替えで慌しい時期、どんな手違いがあるか、わかりゃしない。思わぬタイムロスであった。
March 20, 2015
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小鬼が受験生になるということで、ぼちぼち各方面で志望校を書いたりしなくてはならないが、最近の受験は仕組みが複雑でよくわからない。普通ならここで「細かい仕組みは本人に任せて」って話になるが、いまだに学校の配布プリントがどっか行く小鬼に「任せて」なんてやったら、えらいことになる。まずは「センター用の科目って、物理と生物でいいのか? ホントに?」というところから。志望校の二次科目は英語、数III・C、物理だから、関係ない科目は最低限の努力で済ませたい。センターの数学なんて、どうなっちゃうんだろ……オイラの時代、理系なら数学は満点当然の難易度で、オイラの周辺はみんな2回解いて時間余って寝てたけど、いまは数学の先生が「時間が足りない」って嘆かれてたよ。状況が違いすぎる。そしてアレだよね? 社会は倫理政経とか、なんかそんな科目でセンター受けるんだよね? 倫理は得意そうな気がするからあまり心配してないけど、っていうか心配しなくていいんだよね?「うん。おれも得意な気がするから心配してない」「国語は大丈夫? いや現国は楽勝なの知ってる。古典は諦める。漢文は?」「漢文は白文が読めるから大丈夫だと思う」「そうか漢文は大……って、はははは白文!?」漢文は得点源だったかーちゃんでさえ、白文が読めるようになったのは二浪のときなのに、もう!?「おれ、得意科目みたらどう考えても文系なんだよなー。でも文系科目は大学通わなくてもあとで勉強できるし、それ考えたらここでがんばって理系に」その判断は正しいがしかしなんか微妙でもある、数学パーな理系受験生の母だ。週が明けたら高2男子も、最後の定期テストに突入する。
March 1, 2015
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とりあえず前記事参照だが、高2小鬼、英語の次は数学だ。「期末の範囲は、数II全部らしい」不定積分は大丈夫そうだ! と自信満々なので、「よかったね」と言っておく。オイラ的には不定積分って、せいぜいが、「積分の単元の最初でチラッと出てきた、定義みたいなもん」って記憶なんだけどな……突っ込んだら可哀想だから、言わないけどな…………。「logやりたいな。よくわかってないから!」うんうん、がんばりなさいよ。励まして、15分程度で終わるはずの問題を与えて、風呂に入る。出てきたらまだ解いていた。答え合わせがこれまた、延々続く。1時間半かかって、まだ終わらない。「……どうしたの」「字が読めなくて。読んでるんだけど、形が見えないっていうか」げげげ。小鬼は小1で漢字を学習するとき、形がわからなくて苦労した。読書のスピードも遅い。小6の夏まで時計の針が読めなかった。つまり、こう見えて立派に識字障害がある。疲れてくると、症状がわかりやすく出るらしい。もう、いろんな意味で泣きそうなんだが、「この土日で対策しようや!」と笑顔で応えておく。本人より先に周囲がヘコんではいけない。「とにあえず声に出して読んでみたらどうでしょうね」というか、音声から入力できる教材が必要かもな。早めに手を打たねば。
February 18, 2015
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今までも何度か、小鬼の英語に関しては、「これやっときなさい」と問題を与えたりしていた。中1から学校を休んでしまって、まるっと知識が置いてかれてるし、いったん授業を無視して「最初から」かからないと、対応できそうにない。半年ほど前にチェックしたときは、see-seed-seedなどと動詞がトンデモ変化をしていたが、さて先月与えた文法本で、状況は変わったろうか。「20日完成」だから、ぼちぼち進めていても終わるころだが。「……いま6日目くらい」「はあァァァァ!?」今やれすぐやれこの場で解け! と絶叫する21時、仕事から帰ったばっか、である。とりあえず解く時間はそんなにかからないようで、そうそうに答え合わせが始まった。「これ、なんで過去進行形になるんだ」ぶつぶつ文句を言ってるので確認すると、過去形の短文を「進行形に変えよ」という問題。「過去形」を「進行形」にしたら過去進行形になると普通に思うんだけど、小鬼としては「進行形なんだから現在進行形にするのがふつう」らしい。うがーーーー!!「これ、問題の日本語がおかしいよ」「おかしいのはおまえの頭だ」←半泣き。しかし小鬼は、さらに食い下がる。「だいたいこの問題文、過去形かどうかわかんないじゃん。動詞がreadだもん」「なんで見分けつかないの」「readは過去形も同じ形だから」「主語がsheじゃねえか。現在形なら三単現sがついてるだろ」←マジ泣き。慌てて前のページをめくっている。そこらかよ!……待てよ。不安になったので、変化形を言わせてみた。「同じでしょ?」「……だから、言ってみて変化形」「リード、リード、リード」「………………レッドだよ」←号泣。過去形と過去分詞形は、レッドです。「赤」と同じ発音です。「えっ。だってこの本、発音記号書いてないし」言い訳なのか? それ言い訳として成立してるのかどうなんだ。あまりの混沌ぶりに吐きそうですが、受験の季節は始まったばかりです。そして、三学期の英語は、捨てさせました。単位取れたらOKってことで。リードリードリードのひとに、高2の英語は期待しません。
February 18, 2015
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小鬼の保護者会へ行く。いままで何度か「開催場所がわからん」と現地で迷った末に引き返したりしてたので、今回こそは! と気合を入れて、無事に会場に辿り着いた。そして学習塾のかたからの解説で知る、衝撃の事実。いまの大学入試制度、もんげえぇぇぇぇぇ~~!!!すまん。受験産業の仕事してるとかするとか吠えながら、詳細を知らなかった。なんという複雑な制度。いや複雑じゃなくて多彩なのか。推薦に走りたがる子らの気持ちがわかる。早く決めたいってだけじゃなく、この複雑な制度を乗りこなすのに余力を使いたくない。とりあえず小鬼は普通に国立の前期後期を受けるだけでいいし、併願もたぶん二次で独自問題を出してるあたりだろう。全学部とかは使わない。ちょうど志望校が資料に出ていた。センターは圧縮配点になる。お話を伺いながらスマホでググったら、科目もかなり絞り込める。明らかに「数学はIIICまでしっかり、英語と物理をがんばれ、他はほどほど」でいい。となると難易度的にも、併願も見当つく。なにしろオイラの大学受験科目と一緒だ。3~4年前の仕事で、首都圏の学部の新設や統廃合を調べる機会もあったから、そのへんもぼやっと把握してるし。今日びの大学受験、「親のフォローが超大事」なんだとさ。だったら心置きなくフォローするよ、うん。ところで現役の合否を分ける要件のひとつに、「受験勉強を始めた時期」というのがあって。もちろん早く始めたほうが合格者が多いのだけど、高2の三学期は合否の逆転ゾーンになっていて、既に不合格者の割合のほうが高い。よくよくグラフを読めば、現役合格性も48%が高2の三学期から受験勉強スタートだから、「もう遅い」ってことはないけど、これはちょっと焦る数字だ。この時期にオイラが失業するってのも、ひとつ天の配剤かな。きちっと作戦立てよう。
February 14, 2015
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小鬼の学校では数IIIの積分が始まっていて、何をやってるか確かめると、なんかいろいろ積分のルールが並んでいる。おおそういえばそんなこと勉強したかも。でも感動するくらいなああーーーんにも覚えてないや。←いちおう数学科。というか暗記した覚えがないから、IIから勉強してくとこのへんは「自然な流れ」で理解できるノリの公式だったんだよなたぶん。ま、そんなのどうでもいいや。小鬼には、グラフに重ねて棒グラフみたいなものを描いて、「つまり面積を求めようって式なわけよ」と教える。xの変化した分とyの変化した分の積だから、積分。でも実はこれ、高校を卒業してから納得した概念で、それが納得できなかったから物理で微積を使うところで引っかかったのだった……。小鬼はわかってないようなわかってないような、つまり「わからん」顔をしている。どうにかなるのだろうか。あまり時間は無い。
February 7, 2015
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今日も小鬼の通信教材の解答を、真っ赤になって添削してやるわけだが。←怒り心頭。式だけ書いて終わる癖は、早急に何とかしなくてはならん。小鬼は実は文章作成が今やけっこう得意で、放っておけばなんぼでも書けるので(小3のとき1年かけて2行半しか書けなかったのが嘘のようだが)、決して書けないわけではない。書き方のルールがわかってないんだろう。というわけで、とにかく式の間に「よって」とか入れろやーというのは先日教えたわけだが。つまり解答ってのは、下のような構成になっている。「文」「より」→「式」→よって「答え」ただしこれは、1段階で答えが出る場合の解答。中学入試でさえ、難易度の高いところでは2段、3段で考えて解答を書かせる。で、その場合はこんな感じになってく。「文」+「より」→「式」+「式」→よって「式」→「文」+「より」→「式」→よって「答え」ま、だいたいこんな調子で続ければよろしい。難しいようなら、とりあえずすべて「よって」でつないでおいてもよかろう。とにかく解答てのは短編小説みたいなもんだから、ちゃんと起承転結とかあって、まとまった形でストンとオチがあるのが望ましいですよ。……てな話をしながら赤を入れるが、わかってもらえたかどうか。残るは、1年。
February 3, 2015
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いい加減、小鬼の英・数対策をしてやらねばならん。つわけで、とにかく「中学までの内容から復習」ってことになったのだが、これがかなり、話にならん。seeの変化形が言えないことがわかったのは衝撃だった。いや、衝撃とか言ってる時間も惜しい。以前中古で購入した本を頼りに、とにかく巻き返しを図るぞ。【送料無料選択可!】和田式受験英語攻略法 (新・受験勉強法シリーズ) (単行本・ムック) / 和田...価格:1,080円(税込、送料別)「受験用の」英語の勉強法をまとめた本てのは、実用英語の本の群れに埋もれがちで、見つけづらくていかん。とにかく、これには現時点のレベル別の使用参考書からその演習方法まで書いてあるので、素直に従ってみるのだ。で、問題集を昨日密林で注文したのだが、今日届いた。騙されてプレミアムに登録した甲斐があった。←まんまとお買い物してるしな。お正月におともだちにいただいた「お年玉」を、さっそく使わせてもらったよー!!!中1の夏から1年半、ほとんど登校できなかった小鬼だから、習得レベルは中1……という想定で、せっかく本に「レベル判定テスト」がついてるのに使わず「中1から復習!」って注文してしまったのだけど、届いた単語帳をチェックしてる小鬼が、「ほとんどわかる」という。「でも、2個わかんないのがあったから」うむ。中学レベルなら、「わからない単語は無い」くらいの到達度でないとな。高校の学年が上がるにつれ、「わかんない単語は予想」に切り替わってくけど。とまれ、雑ながら中学レベルは意外と記憶に残っていそうで、希望が見えてきた。1月下旬までには最初の基礎が確認できそう。3月いっぱいでなんとか中学の内容を仕上げたいな。
January 10, 2015
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一昨日、微積に躓いてる小鬼に、「ここやっとけ」と11月の通信教材から最初の1見開きめを示しておいた。昨日は時間が無くてみてやれなかったが、本人が「ここまではなんとなくわかる」と言うので、続きの2見開きめをやっとけ、と伝えた。解くのに15分、正解が半分を超えたら答え合わせは10分かからない。まあ、なんとかするだろう。今日のところも易しかったらしい。就寝前に時間をつくって、小鬼の解答を見た。簡単な代入で解ける計算問題はいいとして、いくつかの条件から連立方程式で答えを出す問題も、数式だけがぺろぺろ並んでいる。解答作成のフォーマットを身につけるなら、このへんから、かな。ホントなら中学でやっとくべきだったが。答案の文頭で唐突に書かれた定数入りの式には、「求める三次式を~とおくと」と補う。次の微分は、まあいい。継ぎでいきなり何か代入しているが、問題文から条件を書き写して「~より」としなくては。代入して計算を終えたら、式の後ろに番号を振っておく。連立させる際には、この番号を並べて「~より」でいい。あとは、解答がどれかわかるようA.って入れて。こういうのを「一切」やってこなくて「今から」やるかと思うとおそろしいが、やるしかあるまい。そして、溜め込んだ通信教材も、「数学から」「1見開きずつ」やってけば、微速前進でイスカンダルに向かえるのではないかと。もちろん期限は1年だし、ワープを繰り返さないと4クールで話が終わらないわけですが、なにしろ禁酒中の佐渡先生としては、誤診上等! であるので、気にしない。
December 9, 2014
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昨夜、小鬼が何かプリントを眺めて、「ああダメだやっぱり難しいっ」と口走っていた。何だと思って覗いてみると、冬休みの初めにある勉強合宿用の数IIIプリントらしい。極限値がわからない! 右とか左とか何!? とパニクっている。えーーーーっっっと。ちょっと説明するから、見なさい。右の左のいうところは、双曲線を例に書いてやれば解決。単なる代入と極限値との違いも、同じグラフで解決。そして、「微分の意味がそもそも、わからないんだよね。傾きに使うって、何?」はい待ってました。定義のところを図に描いてやると、わかったようなわからないような……と首をかしげている。このへんが混乱してるらしい。そうなのよ、ここで「なにそれ?」って引っかかると、荷物を引きずりながら歩いてる気分になって、「公式丸暗記」で前へ進むしかなくなる。理系陽性ならそれでもパズルのつもりで解けるけど、そうでもないと辛いところ。そんなわけで通信教材を引っ張りだし、11月に届いていた微積のごく基本的なところを「やっとけ」と指示しておいたのだが、帰宅して尋ねると、「ここまではわかる」のだそうな。ふぅーーーん。←半信半疑。答えあわせをしてやる時間が、今日は無かった。明日以降にいろいろ、持ち越しだ。
December 8, 2014
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午前の仕事が終わろうかというころ、小鬼からメールが入った。もうダメだ!! とか書いてる。そういえば今日から定期テストだったな。ダメなのが何の科目か尋ねてみた。数IIだそうな。ほうほう。冬休みにやりなさい教えるし。さらに、「いつになったら本読んだりアプリの復習したりする時間がとれるんだろう……」とか嘆きはじめた。軽鬱のようだ。正直、中1から中2にかけて、1年半、起立性障害で学校を休んだのが拙かった。しかしもっと言うなら、学校を休んだことはたいした問題じゃなくて、そこで「夜、眠れなくてもずっと布団の中にいなさい」と指導した医師の言葉に、従ったのが間違いだったと思う。そして、眠れない小鬼を夜9時に布団に追い込んだ相方。毎晩5時間も6時間も布団の中でじっと目を開けたままの拷問に、よくまあ小鬼は耐えたよ。自分でももう少し、睡眠障害の実際を調べればよかったと、今にして思う。3年前なら既に、「眠れないとき布団に入ってはいけない」というのは専門家のあいだで常識だった。ホントに悔しい。あのころは、早く帰ると相方に罵倒されたから、11時過ぎまで外で勉強してから帰ったりしてた。小鬼の気持ちを聞くとかのスキルの無い人間しか、小鬼の周囲にはいなかった。二の鉄は踏まない。今年からは全力で小鬼めらとつきあうからな。……って言いながら実は、もうオイラ、へろへろですよ。毎晩、心臓が苦しくて辛いですよ。心臓の件は、どうせ寝不足症状だから気にしてないけど、寝るとき苦しいのがホントに困る。今日も、ぐったりの夜。
December 3, 2014
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小鬼の通信添削の取り組み方法を見直し、「とにかく課題だけは提出、そこで弱点を確認」ということにしたのだが、数学が何時間かかっても終わらない。三角関数の、代入するだけで答えが出る超基本問題に「何言ってるかわからない!」とキレていた日にゃー、「こないだ一から教えたアレは何だったのか……」と気が遠くなりかけたが、そのへんはなんとかクリアしたようだ。今日はベクトル。しかし、またも「なにこれ!」と基本問題にキレている。見せてもらった。ベクトルの平行四辺形問題で、3点の座標がわかっていて残り1点を求めるもの。ふむふむ、平行だって言ってんだから、ここのベクトルをもとめてこっちに足せばいいだけじゃないか。「なんで!? なんでベクトルを求めるのに点を求めてるの!?」それは……原点が起点なら、座標がそのままベクトルの値になるからではないでしょうか。どうにもピンときてない顔でぐじゃぐじゃ解き始めた小鬼だが、ほどなく、ぱっと顔を輝かせた。わかった! と叫び、「ここがイコールだから、すぐ出てくるよね!」と叫ぶ。「どこがイコール?」「ここと、ここ」「……平行四辺形の対角線の長さは、等しくないです」「え? なんで?」「なんでって言われても」わかるところを求めて単元を遡り、たぶん小5くらいまで戻ってきたな。よし、小4までの内容は完璧!!
September 28, 2014
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昨日に続き、小鬼の三角関数対策。今月は、通信添削のスケジュールを多少は強制する。「添削だけやれ」作戦で、時間制限は設けず、その月の教材で解説や例題を確認し、「これが正解」という解答をつくってもらう。今月の問題は空間ベクトルと三角関数。だから昨日、三角関数を解説したのよ。ベクトルは夏に少しやった。平面しか勉強してないけど、空間は2つあった数値が3つに増えるだけだから、たいしたことない。ちなみにオイラの大学での研究室専攻は、この数値が無限大になったときの演算です。しかし。「なに書いてあるのこれ!? なに? 意味わかんない。角度が何度って言われても!」ぴいぴい騒いでるので覗くと、一問目の基本問題でいきなりパニクってる。「θ=π/6のとき、sinθ=□」で□に入るものを答えればいいだけだよ?「角度で角度って何!?」いやオイラにはむしろ、おまえ何? 的な……基本中の基本じゃねえの。「こういう設問見たことない」ふうに騒がれると、大変なショックを受けるのですが。もいっぺんラジアンから解説した。問題には既に、三角関数のグラフが含まれている。慌てて、定数の意味だけ解説しとく。このへんはさすがに公式とか要らないし、普通に関数とグラフの考えかたで理解できるのだけど、「二次関数が不安」とか言ってる小鬼には、いちおう説明しといたほうがいいやね。定期テストは来月半ば。この単元を集中してやっとくだけでも、いい結果につながると思うよー。
September 21, 2014
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起き抜けいきなり体調が低空飛行だったが、とにかく小鬼を捕まえて、数学の講義にかかる。先日、通信添削教材のセンター対策教材を使って、小鬼の数学の苦手単元を洗い出した。「応用問題は全滅」という結果に倒れそうになったが、まあ、「基礎だけはなんとかなってる単元もある」と前しか見ない分析結果をかかげることにして、さて潰すべき苦手単元、三角関数。教えるために勉強したら、正弦定理と余弦定理が出てきて、これが笑っちゃうくらいにうろ覚えだった。こんな公式、覚えきれるかな……とヘコみながら問題を解いてったら、このふたつしか公式が出てこない。よかった、こんなんがぞろぞろ並んだら絶対教えきれん。tanとcosの関係式も出てきたけど、これは簡単に導出できるから覚えない。さて、小鬼に解説してみた。まずはラジアンから、「これは早い話が円周の長さで角度を示してしまおうという方法で」という話をする。sin・cosも、そもそもは「円をそのへんに適当に書かないで、座標を決めて真ん中に置いといてやるとPCにも理解させやすくて便利。で、角度がθのときのx座標とy座標をいちいち計算したくないから、とりあえずcosとsinでθに対応させといて、あとでまとめて計算する」ってことだよね?うじゃうじゃ細かい数学の記号って大抵は、「計算がめんどくさいから、あとで計算します」ってマークなんだよねえ。乗数なんか、まったくそれだよね。書くときスペースも節約できて、便利便利。てな話をしつつ。グラフが出てくる前にせめてこのへん最低限! って気合で解説したのだけど、学校の授業で既にグラフが始まってるらしい。やばい、間に合うのかな。
September 20, 2014
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先日から「本格的に」英語の対策を始めた、つもりの、小鬼だが。相変わらずの体調不良でペースは一向に上がらず、昨夜もアプリスクールから戻るや否や「ごめん終わってない」とぺこぺこしてたのだけど、まあ仕方あるまい。とにかく10月いっぱいかけて、「中学生としては上出来」という習熟度に持ってくのが目標だ。ちなみにこの「中学生としては上出来」という話、ガチでオイラの高校受験時には、英語って得点源のひとつだった。それがまあ、センター試験(そのころは共通一次といいました)の時期には既に、どうあがいても75%しか取れなくなってたのだから、「中学生としては上出来」はスタート地点でしかないわけでして。で、朝イチに問題集のマルつけ。中2の最初って、過去形から始まるのか。へえー……って、変化形のマルつけを始めたとたん、凍りついた。takeの過去形がtaked……seeの過去形がsau……不規則変化は半分も書けてないじゃないか!否定文と疑問文の「原型に戻す」ルールも、ほぼ出来てない。「みました」マークだけつけてくつもりで、鉛筆しか用意していなかった。……いかん。これはいかんよ。悩んだ末、フリクションを持ってきて、問題集に書き込み始める。えーっと、オイラさっき何か言いましたよね。10月いっぱいかけて終わらせる、とか、なんとか。訂正。今年いっぱいかける。というか、かかる。いや今年で終わるのかどうなんだ。授業のほうも、単語くらいは見てやろう。どんだけ拙い事態か、いまさら理解したわ。
September 18, 2014
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小鬼の受験戦略をいろいろと、「練っては断念」しているのだが、今日は大きな課題が見えて、青くなった。まずざっくり戦略を説明すると、現国はこのまま続けてけばよろしい。古典も少しは平均値に近づいてきたようだ。漢文も似たようなもの。授業だけで対策してく。英語は、平日もみっちりと、中学の復習から入れてく。数学は、授業だけでは足りないので、土日にオイラがポイントを絞り込んでの講師を務める。と。ここまではいい。さっそく昨日今日の課題として、通信教材の添削をWEB提出させた。採点はWEBがやってくれる。解答は自分で読んでもらうとして、オイラの仕事は「どの問題を間違ったか」の分析と、「分析の結果、過去の教材のどれを学べばいいのか」の選択。通信教材、自学自習を目的としているだけに、ポイントのまとめかたや例題の絞込み具合は、さすがに優秀だ。短期間で自分で復習するに適している。そのスタートとして、今日は3時間を添削課題に充て、1時間ほどでとりあえずWEB提出を済ませる。合間にちまちまと、英語の復習問題集をやってもらう。添削提出は、午後遅くまでかかって終わった。英語の問題集も、トイレにこもるたび「今だ、やりなさい」と差し入れておいた。「かーちゃん、今日の分終わったよ! 1章!」昨日から取り掛からせていたとはいえ、けっこうスムーズに上がったな。この話には当然(当然てアンタ)、落とし穴がある。「小鬼。この問題集1章って……見開き分だけ?」「え。ちがったの?」「1日に見開き2ページしか進まなかったら、1冊終わるのに2ヶ月以上かかるでしょ! 1章ったら、ここからここ! 10ページ以上!!」確認してみると、見開き2ページは10分そこそこで解けるらしい。そりゃよかった、毎日の学習に組み込んでも、トイレの時間だけで問題集が進む。とはいえ、その時間で考えると、今日は一日で3時間10分しか勉強時間を確保できてないわけですよね。どゆこと? 今日は休日ですよ? 1日は24時間あるんですよ?どういう時間の使い方をしたら、そうなるんだ……。「そこから」始めるのかよってのがイタい高2男子。かるく泣ける。
September 15, 2014
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いいのか悪いのか、時間にゆとりの土日。ここのところ相方が部屋の掃除をしてくれていて、いろんなゴミとかゴミでないものが出てくるのだが、それに紛れて小鬼のテスト結果票が出てきた。つい最近のやつで、1学期の結果と比較できるようになっている。現代国語が「センターで満点を狙えるS判定」で、見事に学年の上位1ケタ入りの順位なのを除けば、まんべんなく「センターで半分取れるかどうかわからんE判定」が並んでて、半笑いになる。が。数学……すごい点の伸び。今までが伸びしろありすぎだったわけだが、一気に取れるようになってるじゃないか。いやいやいやいやそれよりっ。校内平均点超えてるよ! 文系で数学をパスするグループも一緒に受けてるだろうから、校内平均と較べて一喜一憂すべきではないけど、少なくとも「学年最下位もしくはそれに準ずるグループ」からは抜けられたわけだ。よくがんばった……。 しかし大変なのは英語だな。これがウィークポイントとして残ってしまうのは、あってはならぬ事態だ。つわけで、先日読んだ本と、英語があまりにダメダメだった時期から少し持ち直したときの学習法をヒントに、こいつを引っ張りだした。最高水準問題集英語中学2年 新装版 / 文英堂【中古】afb価格:257円(税込、送料別)中学レベルの文法から、みっちりやり直す。高校レベルの単語や文法は、学校の予復習でなんとかしがみついてもらう。私的に、先日の社長面接先から連絡が無い不安定さにめげそうで、小鬼らの受験に現実逃避中だ。この3連休ですこし形をつくりたいな。
September 14, 2014
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今日はわりと暇だ。というか暇にならざるをえないくらい、何も手につかない。「なんとか暇だと思うことにしよう」みたいな感じ。小鬼が学祭で登校するから、普通に朝食を済ませる。片付けたら、ミニラに宿題を終わらせるよう促し、先週治療した歯が痛んできたので歯医者さんへ行き、帰宅したら平日用作りおき料理など。昼食をつくって自分は食べ終え、娘2名に「食え食え」言ってたら、なぜか文化祭で帰らないはずの高2男子が帰宅した。人酔いして気分が悪くなったらしい。昼食は学校で何かいただいたらしいので、とりあえずひと休みさせたのち、「ちょっと時間をちょうだい」と声をかけて2時間拘束する。いきなりナンダヨーな展開だが、時間が許す限り小鬼の学習状況をみたい、というのがあって。通信教材の3科目テストをやらせ、WEBで提出させる。今日はとりあえず、英数の2科目を。真面目にやってもらった……のは、いいが、「見なおした?」「見なおしたー。相変わらず複素数は苦手だわ」で、いきなり終了している。ちょっと待てやゴルァ! 苦手がわかって、そこからがスタートですよ! というのは口をタコにして小鬼も耳がタコになるくらい、もうタコ☓タコで言い続けているのだが、小鬼めが相変わらず「苦手だわーオワリ」である。もちろん、起立性障害の余波が続き、体調が常に低空飛行なのは、知っている。今日もテスト前に20分もトイレにこもってた。「食事の後にWEB提出するように」と伝えたけど、食後は1時間近く布団でごろごろしてた。しかしそれもまた、微妙じゃないですか。イレギュラーの対応は難易度が高いけど、そこはもともと障害もち、「トイレの中でやる」「布団の中でやる」って対処しないと。オイラも仕事と家事でいっぱいいっぱいだったが、ここに来て残業も減った。次の仕事は絶対に、残業少なめで家族をギリ養える仕事に就く。あと1年半、受験対策に力を注ぐ。しかし小鬼とミニラはいいけど、チビの対策はどうしようかね。難しいんだよねこれが。
September 13, 2014
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この2日間、小鬼は昼に勉強がいまひとつはかどらなかったらしい。こちらの内容もちょっと複雑な計算が登場するようになったから、今日は見開き2ページのみにした。今回は内分点・外分点のベクトル計算で、そう難しくはない。公式はそのまま使えるし、図もシンプルなほうだから、小鬼でも読み取れるだろう。ひとつだけ、覚えとくと便利なコツがある。「比率を求める必要があるよね。で、こういうとき、全体を1と考えて、t:(1-t)と置く。これ、比率を求めるときの、置き方のコツだから。なんでかっていうと、全体分の一部、という計算を始めた瞬間、分母が1になって消える。計算がラク」図形問題ではよく使うネタなのだが、これも小鬼は知らなかった。ベクトル単元はまだ折り返し地点の手前なのだけど、ぼちぼち計算が煩雑になってきた。小鬼、ついてこられるかなあ。
July 27, 2014
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ベクトルの内積話の続き。今回は、基本的な変換のテクニックが出てくる。まず、昨日「内積」という「掛け算みたいなもの」を定義したことで、「ベクトルも普通の数みたいに、四則演算ができるんだねー」ってことにしといて。交換・展開・結合が「普通に」できるってことで。絶対値の中にベクトルが2個、加減されて入ってる場合。これを2乗することで、「内積をつくる」ことができる。これは、「思いつく」のが難しい内容なので、覚える。ただこれは、「暗記」っていうほどの内容ではないと思う。それに、よく使うから、ちょっと演習すればすぐ身につく。案の定、暗記が雑な小鬼もこれは覚えてた。よかった。次の見開きは、内分点・外分点をベクトルで表記する方法。ここは間違いなく、小鬼が暗記したがるところだな。でもここは、「ベクトルは矢印」に戻るところなんだよ! 絶対暗記しちゃダメだっ! ここでつくるイメージが、先々の応用をラクにするから!ってんで、算出方法から教える。図を描いて矢印を合成しながら計算してく方法。パズル好きだとこういう箇所はかなり楽しいんだけど、あいにく小鬼はパズルが嫌いだ。ちっ。が、いちおう理屈はわかったようなので、「暗記してもいいけど導出はできるように。しばらくこのテの問題は、図を大きく描いて導出からやるように」と釘を刺しておく。身についてくれるといいな。ここはけっこう使えるネタだからな。
July 25, 2014
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昨日は小鬼のスケジュールが、「8時前に登校→夏期補講→帰宅して昼食づくり→夕食の支度→歯医者さん→パスポートを取りに立川へ→中野でアプリスクール→22時30分帰宅」という過密っぷりだったので、教えたところの問題を解く暇が無かったらしい。昨日・今日と2日かけて問題を解き終えたらしいので、本日、講義の続き。今日はベクトルの成分と内積の話をする。成分は、「ベクトルって矢印」と理解していれば普通にわかる。意味不明なのは、内積だ。「これねー……数学的には、逆に、ここから角度というものが定義されるってことになるんだけど。わかんないよね。えーっと、物理でいうと、2本のベクトルがお互いの仕事っぷりに、どれくらい貢献してるかを数字で表してみましょう、みたいな感じ」例としてわかりやすいのは、角度がπ/2つまり90度のとき。お互いに、相手のしたいことには「1ミリも貢献してない」ことになる。もちろん、ベクトルの合成はきちんと出てくる。が、内積はゼロになるわけだ。ところで、cos(π/2)を即答できなかった小鬼に、あらためて図を描いて解説してみた。「円の上を点が動いてく。これをxとyの関係式で表現することもできるんだけど、角度を使っても表せないかなーっていう表現方法が、sin・cosね。角度が変わることで、円周の上を点が動いてくでしょ。とりあえずcosにだけ注目してみて。座標のxの値が」「うわあ! あああーふわあわあ!」突然、小鬼の奇声に遮られた。なんだなんだ。「あ、ごめんかーちゃん。わかったの! ちょっと深くわかった!」「そりゃよかったね」あとは、ベクトルの平行と垂直が、内積で証明できるんだよねって話をして、終了。ところで。「小鬼! cos(-π/2)は!?」「え!? ええっと……ええーーーっと」「π/2は何度よ」「90度」「の、マイナスつきだから?」おろおろしている小鬼、三角形がどうとか言ってるから、「円で考えなさい」と促す。「円周上を点が動いて、そのx座標がcosというイメージ。マイナス、って言われたら、スタート地点から下へ動く」←「時計回りに」という表現が正確なのはわかってるが、小6までアナログ時計が読めなかった小鬼には、その表現はハードルが高い。このイメージができると、たぶん三角関数も楽になってくる。「しつこくて、くどくてイヤだと思うけど、これからも普段ときどき聞くからね」イヤがられるだろうな……と思いながら、お断りなど入れてみた。「ありがとう、かーちゃん!」……ひえっ。オイラ実父に同じようなことやられたら、心中ブチキレてますよ。まあ、話し方ひとつだよねって思いつつ、また明日。
July 24, 2014
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帰宅したら10時を回ってたけど、相方がシンクの片づけを終わらせてくれてた。あとは朝昼晩のごはんの支度と洗濯をするだけ。今日はこれから小鬼相手に講義をする予定なので、とても助かる。さて、ベクトル初日。「有向線分、って言い方をするけど、ここがまずポイントね。線分は、長さが一定なら『同じもの』扱いで、たとえば正三角形の3辺を線分と考えて、『同じ』マークをつけたりするでしょ」「だけど、線分は『有向』ってだけあって、向きが有る。長さと、向きを持ってるものが、ベクトル」「で、ベクトルは線分みたいに、継ぎたしたり長さをくらべて引いたりできるものなのか、数みたいにかけたり割ったりできるものなのか、みたいな話を、これから始めるわけですが。そのまえに、きちっとイメージをつくりたいと思います。ベクトルって、つまり、ただの矢印です。地図に矢印があったら、A地点からB地点へ行きますってだけの話でしょ。それでいいの。というか、それが正しい」ここのイメージが、たぶん、小鬼には無い。「何か悩んだら、ここに戻ってください。ベクトルは、ただの矢印。矢印の特徴は、長さと向き」このイメージから始めないと、そもそも「たしざんひきざん」でつまずく。「ってことは、ベクトルにマイナスつけたらどうなるか、予想つきますね。いまAからBへ向かう矢印があるとしたら、そのマイナスは」「マイナスを取るだけでいい!」……案の定、丸暗記してたな。この段階で既に、てけとーーーな習得になってたわけだ。「違う。『西へマイナス1キロ』と言われたら、東へ1キロのこと。マイナス2キロ痩せたってのは、ホントは2キロ太ったということ。マイナスには、矢印を逆向きにする効果がある」「マイナスを取って……BからA、に変える」そゆこと。「所詮、矢印。地図の上に書いてあるやつと、基本的な性質はまったく変わらないのだ。まず足し算は、そのまんま、『矢印の示した通りに歩く』ってことだ。A地点からB地点、C地点を経由して、もとの場所に戻ってしまったから、動いてないのと同じ、ゼロということ。いちおう確認しておくが、小学校1年生のときに勉強した0の意味はわかってるか。よくあるのが、ゲームをしてポイントを競いその合計点を出します、という問題ね。1回目に3点、2回目に0点、3回目に5点、これで合計を求めろと言われたら、3+0+5と書く。なぜ3+5にしない?」「2回目もちゃんとやったって、わかるように」「その通りです! 0というのは大抵、『なんだかんだやったけど状況は変わりませんでした』という意味に使われる」なにその調査兵団。「ベクトルの合計がゼロになったのも、歩いた末に戻ってきた、という意味だね」これで見開きふたつぶんを学習。昼のあいだに同じページに掲載の問題を解いてもらう。ペースを保てば1週間そこそこで、ベクトルを得意単元にできるはずだが、そう上手くはいかないだろうな。というか、おれの体力がもつかな。講義は20分たらずだけど、予習に30分くらいかかってるんだよね。
July 22, 2014
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「お母さんが教えられたら、いいじゃないですか」昼の面談で担任の先生に言われたことがずっと頭に残っていて、確かに小鬼はけっこう数学を勉強しているようなのにまるきり伸びないんだよなと気になってはいたので、「どこを勉強しているか」だけでも尋ねてみることにした。夏期講習では三角関数をやっている。三角関数かー。加法定理は、オイラが数3Cまで勉強するあいだに「唯一」暗記した公式だな。ほかは暗記の必要無いもんな。と、思ったのに。「これが覚えきれない」小鬼が示したのは、sin(θ+π/2)=cosθ とか、そういうのなんだが。なにそれ覚えるの。なんで覚えるの。覚えなくてもわかるじゃん。って思いつつ、思い出せなくて尋ねる。「ぱいって、何度だっけ」ガチで忘れてるので尋ねたのだけど、小鬼の「360度だよ!」という自信満々の答えに、たぶんそれ違う……と返した。「違わないよ! 先生に、360度ですこれは覚えてください! って言われたもん」「いやあの……そしたらこの公式がおかしくなる。たとえばθに0を入れるとだな」ぐちゃぐちゃ説明したら、小鬼もようやく納得して、やがて「180度だったかも……」と言い出した。あ、確かそうだった。で、図を描く。s、c、tの筆記体を使って「そもそもsim、cos、tanとはどこをどう計算するものなのか」を暗記するところは、大丈夫なようだ。「で、π/2を足すってことは、こっち向きに90度回転させたらいいわけで」「三角形を転がすとか言うんでしょー。その転がすのが、わかんないんだよ」「転がす……ってほど転がさないと思うんで、ちょっと見て」図解。円周上を点が動くところを考えて。sinは、「この角度だったらyの値はどうなってるかなー」って確認する数値。cosは「この角度のときxの値は以下同」それに90度足したら、円がぱたんと隣に移動してだな。ほら、横倒しになったから、sinで出してたy軸の値が、cosの数値と入れ替わってる。あとはプラスマイナスが変わってないか、確認するだけ。小鬼の顎ががくっと落ちて、「ええええええ!?」みたいになった。「なにそれ。いままで悩んでたのは何だったの。うわあ。ありがとうかーちゃん」やっぱり余計なとこで悩んでたのか。図形に苦手意識ありすぎなんだよねえ。まあモノが円だけに、小6の夏までアナログ時計が読めなかったひとには、苦手意識どころの話じゃないんだろう。ほかに苦手は無いか、尋ねてみた。「ベクトル。前半はわかるんだけど、後半に計算が入ってくると、わかんなくなる」高校のベクトル計算なんて申し訳程度じゃないか。これはたぶん、前半からうろ覚えだな。「明日から教える」と宣言した。で、今夜は学校指定のテキストを読みつつ寝る。すっかり忘れてるから、思い出さないとな。
July 21, 2014
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小鬼からメールが飛んできて、なんか知らんが「保護者サインが欲しいので、夜、時間をください」とか言う。ハァ小鬼のアプリ教室通いは無事に続いていて、今日も帰りは夜10時半を過ぎる。「ねむいんだが」とメールを打とうとした矢先に、帰宅した。何かと思えば、これが学校の科目選択であったという。ようやく、受験科目と受講科目を選ぶらしい。さすがは六年制、このへんは、のんびりしてる。田舎の公立進学校は、2年から理系文系分かれて科目を絞り込んでたものだが。志望校から逆算して科目は決まるので、さっそく「自転車で通える地元国立大学」という夢のようなところの入試科目を確認するが、目標の学部学科が見つからない。調べてみたら、「今年から募集停止だよ、かーちゃん!」どんな逆風だそれ。たぶん学部学科の統合であろう。とりあえず学部で募集はかかってるから、必要な科目を調べた。おおかた予想通りの、物化選択だ。「おれ生物好きなんだけど……化学苦手なんだけど……」半泣きの小鬼だが、「この夏がんばれ」と無責任に言って、物理・化学にマルをつける。社会は、世界史をとるらしい。公民系を何にするか迷っているので、「楽だから倫理にしとけ」と言っておく。小鬼の好みからしても、倫理は楽勝だろう。いざとなったらオイラが教える。近代日本の思想家以外はがっつり入ってる。なんで近代日本がダメかってば、名前が漢字だからだ。ま、それはそれとして。そうなのね。ついに科目選択の季節がやって来たのね。「かーちゃん、通信教材の国語と数学だけ止められないかな。きその2科目は、教材が足りてるから……」小鬼も戦略を練ってはいるが、いま一番のネックは、日平均にして1時間前後かかる古典の宿題量だ。理系に限らず、配点から計算される勉強時間配分として、ほかの科目の足を引っ張る最大の難関。この連休中にある面談で、訴えてくる。勝負はもう始まってるのに、これ以上、遊びにつきあってらんないと思う。
July 16, 2014
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帰宅したら小鬼が、「いい話と、わりといい話と、微妙な話と悪い話があるんだが、とりあえず、わりといい話からいこうと思う」というぐだぐだな口述など始めて、「わりといい話」から聞くことになった。で、わりといいのが何かといえば、実力テストの結果で、ついに数学が平均点を超えたようだ。全国平均ではなく校内平均なので、これはよく頑張ったと思う。微妙な話は、古典。宿題が一日二時間かかるという、理系志望にはわけのわからない量なのだが、それをこなしても満足な点に達しない。「英語は、ぜんぜん結果が出ないんだよ……」小鬼が嘆く通り、相変わらず最下位すれすれにいる。っていうかこれ、欠席者がいたら最下位ではなかろうか。はやく手助けしてやりたいが、前記事の通り日常がきっつきつだ。これが、悪い話。そして、いい話も、あるにはあった。現代国語が。「すごいなこれ! 学年上位一桁!」「現国だけなら、東大文2行けるんだよ!」うわー、かーちゃんの高校時代と一緒だー。ヒデエ。しかし現国の好成績をさらに分析してみると、語彙力でかなりの点を獲得している。理系へ進むのなら、武器になるのは語彙より論理。好成績だが、こちらもちと微妙ではないか。とまれ、行き詰まった日常を打破する、明るい(一部マダラに明るい)ニュースに、盛り上がった夜でした。
May 7, 2014
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夜。机に向かってた小鬼が、突然「あひゃひゃひゃひゃはぁぁぁぁ~!!!」と小躍りしはじめた。「そうだったのか、そうだったのかーー!!」「な、何。どうした」「かーちゃん、強酸とかをね、なんで薄めるかってば。ほら、問題とかで、必ず薄めてるから、なんでだろうって思ってたけど」勉強中の化学の話だというところは、辛うじてわかる。「薄めるとねっ……中性に近づくんだよ!!!」「………………(それがどうして、この歓喜につながるのか必死に考え中)……そ……つまりそ……それって、すっぱいから薄めてみたら、あまりすっぱくなくなって飲めるようになった、みたいな話ではないかと」すっぱいの、薄めたら飲める。それがモル濃度の変化によって数値として確認できることが、嬉しかった。……の、だろうか。謎だの。
February 26, 2014
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先日、小鬼の今月のスケジュールを組んでやった。本人の希望をベースに、効率よくできる内容にしてやったつもりだが、正直、「ここはきついな」と思ってたところがある。それが、「通信教材の4月の数学」のところ。某通信教材、別の某教材とは違って、分量がかなり少ない。まあ、5教科やって1万円そこそこって料金設定だし、「短時間で要点を学べる」をウリにしてるせいもあろう。それがなぜか、4月の数学だけは、他の月の5倍くらいあったのだよ。気づいてはいたが、確認したところ、この月だけはさすがに小鬼もかなり手をつけた痕跡があり、内容も計算中心。ただでさえ演習不足の目立つ小鬼だからと、ほかの月と同様、一日でこなすスケジュールにした。「かーちゃん……すごいり量だ、4月の数学……」帰宅したとたん泣き言を言われたが、そこは喝破しとく。「知ってる。かなり終わってるとこあるし、基本的な計算ばっかだから、まあなんとかなるかなと」「……」小鬼、なんとかしたらしい。春休みは「フルに休んで、ガンダムを全話観る」とか計画しているようだ。がんばってくれ。いろんな意味で。
February 4, 2014
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