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何で大江戸捜査網ってこんなに鉄砲の話多いんだ。この時代そんなにあるわけない。母が火付け盗賊改め方与力の慰み者になっているのを知った息子の正吉。色々あって、正吉は与力を撃ち殺して財布を奪ったお尋ね者となってしまう。火盗改は色々工作した、とみた隠密は正吉の身柄を確保して事件の真相を探ろうとする。追われる正吉、たまたま立ち寄った女郎やで母を思わせる女郎、おみつと出会う。正吉のやり手婆は彼の正体に気づき、火盗改が押しかけるも、隠密も到着済み。おみつ、なりゆきで正吉と逃げてしまう。だが、正吉が奪った財布の中にある「ブツ」が必要な連中が、何処までも何処までも追ってくる。二人だけの花畑を夢見る、男女の行く先は……?
2008年10月27日
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浪人と大店のお嬢さんが駆け落ち。……しようとするも、男が挨拶先で足止めされている間にお嬢さんが旗本愚連隊「赤鞘組」に襲われる。それでも命があれば添い遂げられたが、彼女は命さえ奪われてしまう。それ以来、赤鞘組が覆面の侍に斬り殺される事件が続発。江戸庶民はいい気味だと言いはやすが、まあほっとくわけにもいかない。赤鞘組に怨みを抱いている者は大勢いるが、その赤鞘組の「一カ月おき」の行動パターンから彼らの目的が、奉行の評判を下げることにあるとわかる。しかも、赤鞘組を嗾けているのも、赤鞘組への刺客を仕掛けたのも同一人物の道場主だった。奉行所をバッシングさせる瓦版の後ろ盾もこいつ。「動機づけ」のためにお嬢さんは災難にあったのか……。道場の師範代、左近は事故?でお嬢さんの弟を殺してしまった。怨みから始まった執着は何時か愛に代わり、赤ちゃんが出来るが、無論父が二人の仲を許すわけがない。そして二人は駆け落ちを決めるが、左近の存在は始めからプランに組み込まれていた。他の門弟は浅はかで、師匠に言いくるめられてるだけだな、これは。
2008年10月25日
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「わしはこれから番所に回る」ああ死ぬな、と思ったが、鎌で滅多刺しは痛い痛い痛い!口封じされたのは廻船問屋の西海屋、一緒にいて殺されかけた番頭は音さんに救われるが無理やり犯人にされる。嘘でも「現場を見た」といっとけよ音さん。お嬢さんは番頭を心から信じている。放蕩息子、通称文さん帰還。妹は喜ぶが、兄はいきなり金箱を漁る。妹が慕ってるんだから根っから腐ってるとは思えないが……何考えてるんだ?真犯人の手がかりは、賭場の符丁一つ。お紺ちゃんが何とか探り出すことに成功。放蕩息子にはもう女房同然の女がいた。帳場から持ちだした50両はその手切れ金。綺麗で気立てのよさそうな人だな……お前本当は縁切りたくないって顔に書いてあるぞ。文さんは貰われっこだった。顔見知りのおしんを手篭めにしようとして足に大怪我させて勘当された。ということになっているが、実際は大嘘。でなきゃ同棲なんてするわけない。妹のお菊を跡継ぎとするため家を出た文さん、養父の敵討ちのためおしんを捨てて家に戻った。そして真相を探り出すが。お菊と番頭は二人で店を建て直し、おしんは義姉として店に入ることを勧められるが辞退する。
2008年10月23日
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噂の鎮痛剤は、人を廃人とする魔の薬だった。友達のおさきちゃんが何が知ってるらしい、と長屋におしかけるお吉ちゃんだが、彼女はどこかに消えていた。しかも彼女が昔奉公していた薬種問屋の息子まで行方知れずに。元奉公人にさらわれた幼い坊ちゃん、父母が喧嘩ばかりの家よりお前と一緒がいいよとのんびり。父はあっさり二人の居場所を突き止めるが、女房にも事情を話さない。その足袋には、血がべったりとついていた。夜遅く、娘の声を聞いた母、おさきは死んだんだと直感する。お吉ちゃんは宥めつつ情報を聞き出すが……ああ、駄目っぽい……。アジサイにみょうばん、という話が余計不安を煽る。つかタイトルが……あああ……。おさきちゃんは旦那の子を身篭り、水車小屋の側にもう一軒部屋を借りて二重生活をしていた。旦那はそれを逆手に取り、色恋のもつれで全てを片付けようとする。でも、おさきちゃんはそんなことで子供さらうほど悪い子には見えなかったよ。無理がある、無理があるぞ。みょうばんに防腐作用があるからって、初夏に何日も前の死体が綺麗なまま保存されてるなんてありえない!旦那は旦那なりに妾に情があったが、それでも自首して出る気にはならなかったらしい。しかし、自分が殺しちまった女を何時までも綺麗なまま保存しておきたいって凄いな。「おさき、許してくれ……」女房に捨てられ、共犯者に見限られた旦那は惨めな最期を遂げるが、坊ちゃんの身を考えるとこれでいいんだろうな。母は浪費家だけど、普通の人だもの。
2008年10月21日
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賭場の借金が10倍に。断った旦那は「見せしめ」として吊るされる。いや、これまでも裕福な商人が何人も変死を遂げているらしい。隠密が解決に乗り出すが、お吉ちゃんは仲間の許しを得て島帰りの友人を迎えに行く。もう錠前破りに戻らせない、と思ったからだが、政吉はちゃんと改心していた。母と嫁、顔も見ぬ娘と平和に仲良く暮らすつもりだったのに、母は死にかけていて、女房のお民はどこかに行って、むすめのおみつは誰にもだんまりの可愛くない子に育っていた。母は息子と再会してすぐ死亡。しかし政吉が心を入れ替えたと知ってほっとしたことだろう。逃げた女房より娘を気にかける父、しかし何をしてやれるだろうか。母が恋しいようだから探しにいくか、と思う政吉だが、その女房は例の賭場でさいころを振っていた。お民は内心亭主にも娘にも未練がある。でも足抜けが許される雰囲気じゃない。おまけに二人に若い美人のお吉ちゃんがくっついてる。しかし母は死ぬ、女房は出て行く、娘は懐かないで自棄になった亭主は悪の仲間に入ってしまう。おみつが父親と幸せに暮らせますように、と祈っていたお民、悪縁を断ち切るべく出刃を握る。女房の死を知った政吉は娘をつれて郷里に帰ろうとするが、おみのは帰ってきてすぐどこかに行った父より「お姉ちゃん」に懐いてる。大体あんたは勝手すぎる、とお吉ちゃんは政吉を叱り飛ばすが、まあ、なんとか纏まるのだった。
2008年10月19日
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直参旗本が1年の中に5人、変死っておい。なぜそんなになるまで放っておいたんだ。そして祭りの境内で、やくざ3人に絡まれた侍が滅多ざしにされ殺される。あー、表ざたになったら家潰れるかも。たまたま現場にいて連中を追い払った音さん、これを縁に死体に寄り添う。本当なら家が潰れるところだが、目付けが話がわかる人で、「まだ御当主は生きておられる」と言って家を救ってくれる。あまりの手際のよさに、音さんは帰って疑惑を抱く。主が変死した5つの家は、どこも持参金つきの養子を貰ってうまくやっていた。しかも口を利いたのはこの間の目付け、北山。今度の三田村家も養子を貰う算段をつけていた。菓子屋の手代、幼馴染のお嬢さんと一緒になるため、御家人株が欲しい。真面目に働いて幾ら貯めたんだ、じゃなくて当然ながら御家人株なんてそうそう売ってるもんじゃない。500両作るために財テクに励むが、お嬢さんは帰って萎えた様子。お嫁にいくわ、だから無理に侍にならなくていいのよ、というありがたいお言葉は二人の将来を救うのか?
2008年10月17日
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江戸の悪の総元締め、「闇の大将軍」。またベタなネーミング……。行動のたびに「闇の大将軍」と書いた紙をばら撒くが、纏めて書いててあほらしくならんのか。音さんがその喉元に飛び込むが、文字通り命がけで待つ身も気が気じゃない。奉行所の書き役をやっている友人の下を尋ねる旦那。闇将軍を見つけて千両の懸賞金を見つけたい、というわっかりやすい理由で協力を依頼する。いや、公務員がそれはまずいんだが。彼の病身の女房は、かつて旦那と張り合った……何度目だこのパターン。お吉ちゃんとお紺ちゃんは、喜捨を集める女が繋ぎと突き止めるが、彼女は何も知らない上盲目、祖父を養っていた。お紺ちゃんは脅しをかけて突き飛ばすが、……ちょっとこれ以上は出来ない。普段より、もっさいナリの旦那だが、綾殿は未練たらたら。まさかよりを戻すわけにいかない旦那はわざと距離をとる。綾殿は病重く、死亡……だったら少しくらい古い夢を見させてよかったかも……。「闇将軍は死んだぞ」いきなり眠気も吹っ飛びそうなことを言い出す御前。闇将軍と思しき死体が浪人と思しき相手と相打ちの形で大川に上がった。が、まだ生きているものと思えって、そんなオチ?そして、宣伝工作が「闇将軍」の首を絞めることになる。
2008年10月15日
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にぎやかな祭りの中、響き渡る銃声。狙いは音さん……じゃなくて与力。この人ごみで大丈夫か、別人にあてるんじゃないのか?と思ったらきっちり命中。大体の射撃ポイントを掴んだ音さんは、駕籠に乗った美女と、撃ち殺された浪人を見る。駕籠の中の美女は、呉服屋の女将さんだった。足が悪くて医者通いの身。殺された松川与力はいい人だったらしい。とりあえず使われた鉄砲を特定から始めるが、殺された当人が仰天しそうなところから足がつく。評判が悪い両替の丹波や、「一つだけ人間らしいことをしている」という。身寄りがない女に店を持たせてやってるって……綺麗な女に優しい男なんて何処にでも……いや確かに人間らしいか(笑)。女にやらせるといったら普通飲食店だが、呉服屋なのはデザインのセンスがあるからか?でもこの店客がいたためしないな。おりんさんは三年前、鉄砲に撃たれて足が悪くなった。そして丹波やは三年前、役目をしくじった鉄砲同心を買っている。側近を二人撃ち殺された老中、敵の目星がついている……のか?三年前、一軒の農家に盗賊が立て篭もった。しかも、そいつの口を封じたかったお上は、人質ごと盗賊を蜂の巣にしてしまう。生き残った母が怨みで歪むのもわかるが、だからって無関係の役人を殺すのは筋が違う。騙され利用された被害者なんだけど、……どうも同情し辛い。まあ作風からいって死亡ENDだからいいけど。
2008年10月13日
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30両作って幼馴染を身請けした亀吉。そのうち10両は、越後やさんが都合してくれたという。在所に帰る二人はその前に身を持ち崩した幼馴染の留蔵にあいにいくが、彼は殺されており亀吉が下手人にされてしまう。恋人が問答無用でしょっ引かれてぴりぴりするのはわかるが、「真犯人を見ました(走り去る人影を見ただけ)」「(証拠の有無を聞かれて)そんなにあの人を下手人にしたいんですか!」「あの人を知らないからそう思うのよ(実際知りません)」「あなた方もお役人と一緒ね!来るんじゃなかった(真犯人説を唱えたのは旦那だけです)」……あんまり助けてやりたいような性格じゃない。思いっきり動機があり、それに対する証拠は事実上の女房の証言のみ。「どうして信じてくれないのよ!」いや、苦しいぞそれはかなり。結局隠密が動いて冤罪事件は解決するが、何にむかついていいのかわからない話だった。
2008年10月09日
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すかんぴんのちんぴら「疾風のもんた」、酒屋で変な二人組に「仕事」を頼まれる。それはいわゆる文字通りの「仕事」。悪い奴だというから引き受けたのに、相手は女、それも目の見えない若い女だった。その頼りなげな風情に、彼は殺すどころではなくなってしまう。無理だ、根っからの悪でもなきゃ無理だ!結局乱闘となり、音さんの参戦で難を逃れるも、当たり所が悪く人一人がなくなってしまう。盲目の娘は大阪の商人の娘でみよ、目の治療に来たが途中で番頭と逸れてしまった。人を疑うことを知らない彼女は、助けてくれたもん太をすっかり頼り切るようになる。目の手術には最低でも200は必要、でも捨てられた格好の彼女にそんなお金はない。世間知らずでも商人の娘、金のありがたみはわかるらしく、しょげているおみよのためにもんたは盗みを働こうとする。200はかかる、というのは日数のことだった(笑)。いい先生でよかったな!はやく顔を見たい、と言われて「大した顔じゃないんだけど……」。大丈夫だ並だ並み(笑)。ただ、音さんや旦那と並べるわけにはいかないか。「しっかりしろよ、夢の色男」お吉ちゃんにおだてられたもんた、危険な囮役を引き受ける。盗人だし、おみよちゃんを殺しかけたし、はずみ(正当防衛)とはいえ人を殺してる。その負い目を払拭するため拷問にも耐えたが、無事目の見えるようになった彼女と再会することは出来なかった。半端ヤローの硬い決意が物悲しい。いい話なんだけど、ハッピーエンドじゃいけないのかよ……。
2008年10月07日
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大店の主が殺され、異変に気づいて駆けつけた夜回りの爺さんが下手人として捕らえられる。間髪いれず同心が二人沸いて出たあたりで視聴者にはシナリオ丸わかり。隠密が乗り出すが、中々証拠が出てこない。娘のおそでの話から、堺時代の知り合いが怪しいとわかるのだが。金がないのにお座敷遊びの小野寺同心。馴染み?の小染姐さんは屋敷まで乗り込んで妻に喧嘩を売る。小染には小野寺の家の事情を探るという腹があり、小野寺にも目的がある。しかし妻も息子も付き合わされてぐったり。「父上、真剣を教えてください。早く母上を安心させてあげたいのです」健気な息子に動揺する小野寺。お紺ちゃんに励まされた妻も、冤罪事件を証明するよう説得。打算で彼の愛人になった小染も……。どこにそんな価値があるんだこの男に。命がけで川に落ちた子供を助けたおそで。彼女の誠意が事件を解決する。
2008年10月05日
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贋金作りに賞金がつく。なんだよ南町だらしねえな、と悪口言われても、のほほん牢同心は笑い飛ばすだけ。桔梗やにつけが溜まっている金太、賭場で儲けたと思いきや粗悪な贋金。落として割れるってどんだけだ。早速お紺ちゃんが探りに入るが、確証は得られない。同心部屋は女郎買いの話で大盛り上がり。音頭とりの牢同心、囚人護送の命を受ける。囚人ってのはは贋金つくりの名人。奪還を前提にしてのババ役だった。え、お吉ちゃん男に見えるのか?渡世人と偽ってやくざの巣にもぐりこんだお吉ちゃん、堅気?の下女に押し倒されて危機一髪。いい情報源になってくれそうだけど、やくざと違って殴り飛ばすわけにもいかないし。危険になれてる彼女も「もうやめたい」と愚痴る始末。自棄酒を飲んでいた同心、すっかり辞める気になるが、桔梗やの女将に「諦めちゃいけない」と発破をかけられる。三日以内に捕らえられたら復帰できるんだけど……。形ばかりの捜索を続けるうち、出合った人妻の生き方が、彼の生ぬるい心の中で波立つ。のんべんだらりが初めてやる気になったのに、奉行はもうやめろと言い出す。しかし、役目をしくじっても勤めを果たす気になった者は動かせない。つかもう事件解決してる(笑)。両者のあずかり知らないところで。隠密同心の切捨て御免にびびりまくる贋金職人、おとなしく捕まる。島送りなんてこれに比べりゃ全然怖くない。……「逃げ出してごめんなさい」といいたくなるトラウマ体験だ。
2008年10月03日
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デート中呼び出しを食らう音さん。今度のお仕事は、「旅がらす」という正体不明の盗人を捕らえること。あてもなく賭場を渡るお紺ちゃんは、変な浪人親子を拾ってしまう。昼間は真面目に働き、夜は賭場という二重生活を送る父は、人探しをしながら旅をしてきた。そのルーツが「旅がらす」と重なったため、隠密は彼が探す「手にあざのある男」に的を絞る。父の生き方に付き従う息子。しかし碌な親じゃない、と思ったお紺ちゃんは父を詰る。二人の目的は、(よくある話で)母親殺しの仇を探すことだった。まだ若いお紺ちゃんはあっさり絆されるが、捜査情報を渡せば二人を殺すことになりかねない。
2008年10月01日
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命乞いする盗賊を一党の元に切り捨てた、盗賊改めの若手同心。千羽といえば凄腕だが冷酷と有名。やたら殺しすぎるということで遂に隠密の調べが入る。同心に化けた旦那に、刑死直前の盗賊はその悪を言い立てた。密偵まで斬るのは酷いな……そりゃ恨みも買うわ。いい男なんだ立ち回りもお手の物なんだ和田さんだから!誰だよキャスティング決めたのは!うっかりときめいたじゃねえか。……続けて「雪姫隠密道中記」みたら違和感MAXだったけどな。盗人の一人として殺された、密偵の恋人に近づく音さん。千羽同心も彼女に近づく。下半身の趣味も尋常じゃなかった。元々和田さんが大好きなだけになんともいえない。千羽は盗賊を唆して働かせ、それを捕らえることを繰り返していた。そろそろ盗賊改をやめるつもりだが、そうなると「人が斬れなくなるのが残念だ」。これは簡単にはいかない、というわけで隠密は大芝居を仕掛ける。御前の懇意の両替商に(主立会いの下で)押し込み、千両箱を一個借り受ける。そして御前が番頭という名目で探索に立会い、盗まれたのは(20倍の値打ちがある)慶長小判だと主張。掠め取ってやると誓う千羽は、執心の女の元に。16にもなって、母親が男を連れて逃げたくらいで恨むなよ。江戸時代なら成人じゃないのか。マザコンか貴様は。……女に自慢げに話すあたり間違いなくマザコンだな。二年目に入って御前の出番多い!嬉しいけどありがたみがない。「どうだ、人を斬るってのはいいもんだろう……?」「馬鹿を言え、お前は人間じゃない。だから斬ったんだ」
2008年09月29日
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前回あんな内容だったから、暫く鉄砲見たくない……(涙)。と思ったらなんだこのサブタイトルは!御前と音さんが散歩中、鉄砲で狙われる。音さんが敵を探している間に、御前は木に当たった銃弾を穿り出していた。さすが襲われなれてる。ヒットマンを探す音さん、凄腕の猟師に話を聞きに行く。無論この人はまともな人で、当たり前の女房と息子がいる。だが撃つとなると目つきが変わる。そして腕がたつことが、その身に不運を運んでくる。嵌められて仲間を撃ってしまった猟師、逃げ出すが女房と子供を人質にとられ、無理やり暗殺者に仕立て上げられる。本番前に通りすがりの男を撃つよう命じられるが、何処の誰ともしれない酔っ払いなんて殺せない。じゃあ撃たざるをえなくしてやる、というわけで第二の的は馬に乗った武芸者。臆せず立ち向かってくるが、それが命取りとなる。人殺しの衝撃は、人の心を変えた。
2008年09月27日
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飛脚や駕籠かき、鳶、目明しが、天狗の面を被った侍たちにさらわれる事件が続発。男なんてなんに使うんだよ、とお江戸のミステリー扱い。逃げてきた男は殺され、音さんは何とか死体を入手するが、それには鉄砲傷があった。いやー!この手の話いやー!鉄砲から足がつき、高倉藩が下手人とわかるが、松平の名を持つ名門とあって簡単に手は出せない。お吉ちゃんが忍び込むも、鉄砲で撃たれて命からがら逃げ出す羽目に。ついでお紺ちゃんが決死の覚悟で奉公に上がるが、あっという間に正体がばれてしまう。次の手は、足自慢の囚人を囮にしたてるというおっそろしいものだった。これがうまくいけば娑婆に戻れる。しくじっても恋人の遺族に金が残せる。そして気持ちを理解してくれたお吉ちゃんのため、命がけの走りに挑む男の運命は?なぜあれだけ過酷な拷問にあったお紺ちゃんが立ち回りできるんだ?誰か納得できる説明しろ。
2008年09月25日
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盛り場でヤクザの親分が襲われるが、あっさり返り討ち。止めをさしたのは襲われた当人だが、どうせ名乗って出るのは下っぱに決まっている。ヤクザ同士の闘争、困ったもんだと思っている隠密たちは、三年ぶりに島から帰ってきた文吉に目をつける。罪状は「敵対する組の組長殺し」だが、これもスケープゴートくさいな。やくざの横暴を見かねたお吉ちゃん、32両でいたいけな少女を買ってやると請け負ってしまう。「お紺ちゃん、お願い!」インチキ博打で、一晩にしてお金が出来ました。かっとなったら妹でも滅多刺し。そして手下を言い含めて罪を逃れる。確かに酷い話だが、どうも「ヤクザの世界の出来事」って気がしてならなかった。肝心の文吉がしょうもない男で感情を入れにくい。でも「お前は二度と刃物を持つな」はよかった。子供の頃の悪戯を悔いて刃物を持たずにきたやくざが、女の敵討ちで刃物を手に、はどうも複雑な気分になる。
2008年09月24日
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何時ものつもりで桔梗やにやってきたら、やってる人が替わってて音さんも旦那もびっくり。目が悪い新女将、二人ともいい男なのでびっくり。いきなり音さんにお尻触られたお嬢さんが一番びっくりだ。黄金の観音像の争奪戦。奪われたものも奪ったものも殺される。人一人死んでるのに「知らぬ存ぜぬ」された音さんはむかっ腹が収まらないが、将軍家所縁の品じゃ無理もない。下手に騒いだら関係者全員死ぬ羽目になる。観音像を預けたのは評判のいい御仁、どう考えても標的はこっちの方。期限は五日。時間がないのでてっとり早く、お吉ちゃんが某盗賊の中に飛び込んで情報収集。此処までで一日経過。事件解決のため、御前の大事な江戸鍋島が故売屋に持ち込まれる。一両とは酷え……。「元の持ち主が聞いたら、嘆くな」これで二日。一両に値切られた画皿が三百で売られる。そこには例の観音様もあった。後は取りに行くだけだが、さて誰が行く?御前が自分でいくと言い出す。一方、盗まれた当人たちも奪還に動き始めていた。凄いな、何このあからさまなトラップ屋敷。隠居させられているとはいえ客もこないのか。つか、庭の手入れもできない。これで三日。四日目、これが勝負。隠居所を作った大工が博打狂いとわかり、綺麗な壺ふりのおねーさんが二人いる博打場に連れて行く。いんちきで追い込まれ、簀巻きにされた大工は全ての仕掛けを吐いた。が、一日早く御用人が観音像を確認にきてしまう。……世の中、知らないほうがいいこともあるんだぜ?時間がないので旦那がまっ昼間から忍び込み、決死のリレーが始まった。二年目初回だけあって中々派手な作り。しかし新EDが、暗い……。
2008年09月22日
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幼いおさきは、父が咎人で島送りになっていることを知らない。父が御前に目をかけられている関係で、胡蝶姐さんの世話になっている。その姐さんは、おさきの父・浅吉が帰る前夜覆面の男達に襲われ、めった切りにされて殺される。「お吉ちゃん……旦那……音さん」夢だった。777回の放映の中でも数少ない殉職エピは、不吉な雰囲気の中で始まる。無事江戸に戻った浅吉、御前の口利きで料亭の板前となる。彼は暗殺計画に関わってた花火職人だったが、こちらに寝返ったことで減刑となった。しかし、やはり危険な仕掛け花火に関わった職人が死亡、浅吉に悪の誘惑の手が伸びる。せっかくの働き口は岡っ引きが押しかけてきておじゃん。姐さんが別の口を探し出し、正直に素性を話した上で雇って貰う。だが、いざこざが長引けば此処も駄目になるに決まってる。大体浅吉が無事でも、他の職人が事件に引っ張り込まれたらたまったもんじゃない。救いは浅吉が初めからこちら側の人間で、協力的なことか。スケジュールがつまり、敵はおさきをさらい浅吉を誘い出すという手に出る。交換はまあ正常に行われるが、おさきは浅吉を追っていき、悲劇が起きる。姐さんの弔い合戦で御前も立会いに参加。なんつーか空気読めてるよ、ここのスタッフ。男は怒ってるだけだが、お吉ちゃんは鬼気迫ってる。侍じゃないもんな、お吉ちゃんは。好きなだけ泣いても許されるのよ。おさきちゃん、君の人生は色々色々あったが(よくわかってないのが救いだが)、立派に育ってくれ……。恋愛絡みのエピソードと記憶していた(和崎さんだったからか?)が、どちらかというと子役との絡みが主だった。少なくとも四度は見た話なので流石にもう泣きはしないが、やっぱりつくづく姐さん大好き。
2008年09月20日
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恋人のために金が欲しい男、賭場にいくがこれで大勝ちするなんてオチはない。20両の仕事は、盗賊の引き込みだった。口封じされかけた手代は、恋しいおきょうちゃんに会ってから自首しようとするが、彼女は盗人の一味だった。つまり初めから全て仕組まれたこと。初々しい顔とすかれっさらしの顔と、二つを切り替える女だが、実は病持ちの上仲間たちに酷い扱いを受けていた。極限状態で二人の心はもう一度通い合い、とうとう一緒に逃げ出してしまう。奉行所と盗賊の手を掻い潜り、時には堅気の人にとんでもない迷惑をかけつつ二人の逃避行は続く。何時死んでもおかしくないが、それなりに幸せ。だがおきょうは喀血、卯之吉は医者を刃物で脅して連れて行くが、彼女は死病だった。逃亡犯でも放っておけないとは、偶然とはいえ、いい医者みつけたもんだ。どんどん身を持ち崩していく息子を待つ母。お吉ちゃんはなんとか母子を再会させてやりたいと願うが、当人は母より女を選ぶ。労咳という単語の前に、お百度参りのインパクトは吹っ飛んだらしい。隠密は逃避行カップルの影も捕らえられないが、お紺ちゃんはきっちり盗賊組織に食い込んでいた。結局医者の弟子が悪岡っ引きに密告してしまうが、先生の身を案じてのことだからとても責められない。まさか盗人の一味だなんて知らないわけだし。男は母に会いに行って隠密に確保されるが……。自分がたらしこんだちんぴらをあっさり殺すお紺ちゃんて何か怖いな。多分侍だったらなんとも思わないんだが。
2008年09月18日
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初っ端から拷問。正直びびった。弟が殺され、兄も衝撃で仮死状態に。だがそのおかげで弟とともに川に捨てられ、妻子と生きて再会することができた。記憶喪失の状態で。花火職人、鍛冶職人がこの半年の間に、何人も行方不明になっている。何か大乱の兆しじゃないか、というわけで音さんが松平家を(家主承知の上で)強襲。自分の顔が立て札にでるようわざと仕組む。そしてうまく敵陣に乗り込むが、……何時ものことながらつなぎがうまくつかない。一方「帰ってきた男」は恐怖の記憶を引き摺りつつ、腑抜けた日々を送っていた。旦那は体を張ってショック療法を試みるが、関係者の名前が一つ出てきただけ。しかも世間の風は厳しく、女房は「気持ち悪い」といわれて職場を首になってしまう。亭主が働かないので、このままでは暮らしが立ち行かない。追い詰められた女は親子心中しようと、出刃包丁を振り上げる。
2008年09月16日
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嫁入り前の娘と姉の婿がいい仲に。うわあそりゃあやばいわ。しかし病気の姉の目を盗んで出会い茶屋で会った直後、冤罪事件の唯一の証なってしまう。名乗り出なければ無実の男が死罪になる、しかし名乗れば自分の人生お仕舞。おまけに真犯人が脅しをかけてくる。結局、お嬢さんは奉行所にいく覚悟を決める。それが自分たちのことを知りつつ、許してくれた姉の供養になると信じて。でも、末期の母に父と叔母の関係を知らされた娘がかわいそうだな……。今はよくわからないだろうからいいけど、将来ぐれそうな気がする。お爺ちゃんは冷たいし、お父さんは頼りないし、頑張って自力で育ってくれ。
2008年09月14日
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頬に傷がある大物殺し屋、五郎蔵が江戸に向かっている。丁重にお迎えしろ、と飼い主の口入やに言われたちんぴらやくざ、たまたま出合った野菜売りの頬に傷があるのを見て、「五郎蔵親分が忍んでおいでになった!」と大仰に仁義をきる。……芝居台無しと言わないかそれ。たまたまその様子を見ていた音さんと旦那、「何か違うような気がする」と思い、まだ街道を歩いていた本物を確保。大物殺し屋にしては何か違わくね?と気づいた口入屋の主、子分に闇討ちさせるが、お紺ちゃんが明かりを消し、暗闇でごちゃごちゃやってるうちに偽者WIN。ぼんくらの田舎者に見えるが、これは本物だと誤解加速。誰かに間違われていると思いながら、いい目が見られるので黙っていた又平、隠密に唆されて間者としての偽者役を引き受ける。でも、火薬の即席レクチャーはやっぱり無理があった。酒で身を滅ぼしかけている女郎おもん、自分を誰かと間違えた男が気になる。幼馴染の五郎蔵の面通しをしてくれと言われ、目にした偽者が以前介抱してくれた相手だったので庇ってやるが、それがばれて二人とも命を狙われる羽目に。「お前さんには向かないよ、江戸って町は」女郎に真面目に生きろ、と諭された男は己の定見のなさを恥じ、己の境遇にやさぐれていた女はその男に励まされて生きる気力を取り戻す。
2008年09月12日
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優秀かつ人格優れた御典医の屋敷に、病人に化けた賊が立てこもる。とりあえずの要求は、小判二千両と五百石舟。それを持って異国に渡るという。意気揚々と瓦版やに語る首謀者、金太に「他の浪人を置き去りにして」と言われて激怒、しかし本気で斬ることは自重する。次々殺されていく弟子たち、美しい娘にも別の意味で危険が迫る。四人組の若手は血腥さに段々嫌気が差していくが、首謀者は芸者を連れ歩いていい気なもの。音さんは岡っ引きに化け、わざと捕まる。最近はあまり聞かない、肉親による泣き落とし作戦。嫡男ばかり構って次男を冷遇してしてきた母、道を誤ったわが子を説得に来るが、煩いってんで他の奴に撃たれる。仲間割れは何とか収まるが、御典医が治療すると言い出しまた一騒ぎ。「お嬢さん。貴方にもう少し早く会いたかった」こういう異常事態に女は災いの元。お嬢さんを巡って争いがおき、同士は三人になる。この救出作戦、何人死んだだろう……先生は立派な人だが、人の命に貴賎はないものを。
2008年09月10日
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蟄居中の屋敷に曲者が入り、当主が切腹に見せかけて殺される。いや、遺族的には「切腹」でいいんだよな。たとえ「布団の中で寝巻きのまま切腹?」でも。なくなったのは御前の竹馬の友、不正を暴こうとして返り討ちにあった。芸者に小金を貸しているちゃっかり太鼓もち、通称九さん。深川一の売れっ子、春駒姐さんは彼を眼の仇にしているが、複雑な事情を垣間見て逆に興味を抱く。だが兄の粗暴な勇気も、芸者の幼稚なロマンも、彼なりの道理には相容れなかった。旦那がつきっきりでフォローしていたにも関わらず、兄は死亡。芸者の子の弟は戯けのふりで取り繕うとするが、それでも何時か、怒りは分水点を超える。父と兄の仇を討ち、家を再興した弟は侍に戻り甥の後見となる。普段は寺子屋の師匠です、って随分無難なところに落ち着いたな!確かにそれなら姐さんの立つ瀬もある。……正直お別れENDだと思ってた。
2008年09月08日
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死の商人を炙り出すため、活動中の胡蝶姐さんとお紺ちゃん。芸者キャラが同時に登場はこれっきり。胡蝶姐さんは捕らえられ、お紺ちゃんに割符を持っていかせるが、敵は姐さんと割符を交換しろと言う。姐さんを迎えにいった音さん、撃たれて重体。面の割れている姐さん、割符片手の旦那が派手に動くも、中々乗ってこない。桔梗やの小女に化けたお紺ちゃん、敵の手先と思しき相手に「あの人は強請りや」と嘘を吹き込む。しかし敵は大掛かりな上用心深く、医者の妻子をさらって割符を入手しようとする。医者は恩人である御前を裏切らなかった。音さんの手術は無事成功、御前は謝礼として割符を渡す。懐剣を返上する姐さん。うわあ恋愛っぽい……!隠密同士って、「気がある」止まりがお約束だから。胡蝶姐さんを気遣って庇う旦那は同士愛、お紺ちゃんは妹分って立場がはっきりしてて燃えるな。姐さんと旦那でツーショット出陣……!全快祝いが秋刀魚のお頭つき。マジ苦しいのね御前(笑)。
2008年09月06日
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かくれんぼの子供、何処にいったか姿が見えない。プロの隠密たちが探しても……みつかったー!お守り袋が。その子は江戸一番堅牢な蔵の中に入ってしまい、そんなことと知らない主は鍵を持ったまま伊勢参りに行ってしまった。まずいことに船旅で、うまく連絡ついても三日はかかる。冬だからそんなにもたない。江戸一番の錠前師が錠前を開けるが、次に出てきたのがダイヤル式の鍵。花火職人が呼ばれるが……駄目だった。この時点でもう一日経ってる。誰も悪くないんだけど、どうしたものやら。御前が思いついたのは、現在奉行所が探し回っている盗人の錠前破り。奉行所より早く見つけ出して、その上で説得して協力を求めなくてはならない。元盗賊のお吉ちゃんのコネで、ターゲットの恋人が浮上するも、人前に出れば捕まる身では中々つなぎもつけて貰えない。窮余の策として、「子供が死にそうです助けて下さい」という瓦版を出すが、奉行所は「一時手を引いてくれ」という御前の要請を蹴っ飛ばす。期限ギリギリの三日目、漸く協力を取り付けるが……。
2008年09月04日
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いい人が出来ますように、と祈るお吉ちゃんに「鏡見たら?」という音さん。お吉ちゃんが美人だから許される冗談だな。今回の事件は火付け強盗。しかも黒絵馬の予告つき。怪しい人物を追う音さん、顔見知りの女師匠と夜道でランデブー。ん、ちょっととうがたってるけどいい女じゃねえの。アイメイク濃すぎるけどな。息子の祝言だからって、奉行所が出張ってるからって、何処から来たのかわからない酒飲むなよ。もう一味を抜けたい、といっていた親父が口封じに殺されて小扇姐さん真っ青。自分が引きとめたもんだから、責任を感じている。師匠は、子供の頃父が島流しになり、一人で苦労して育ったらしい。飲んだ勢いで身の上話をして、音さんに父の名を言い当てられた姐さんぎくり。だが、問題はその後の話だった。父はもう八丈で病死していた。
2008年09月02日
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成り行きで盗人を庇っちゃった音さん。しかし猫がにゃあと空飛んで、そいつの居場所がばれてしまう。切り餅落して逃げた盗人は翌朝死体で見つかり、迂闊すぎる盗人が盗んだのが贋金だということで隠密が動き始める。……出来が悪い贋金って、誰にも作れそうな分職人特定しづらいよな。「お上の仕事」で日光東照宮に出張中の佐吉を待つお千代。玉の輿の話もあったが、長屋暮らしの彫金師を選んだ。のに、山崩れで東照宮に向かう一行全員が死亡。「あんなに喜んで旅立っていったのに……」仕事自体がフェイクかと思ったが、一応東照宮修繕はあったらしい。息子の初七日、嫁に着そこなったお千代に(他所に)嫁にいけという佐吉の父。気が早い!まだ若いんだし、半年や一年喪に服したって十分適齢期だ。綺麗だから嫁き損ないはないさ……と思うのに、お千代を幸せにするのを義務だと思い込んだ父は、「金のためにお前を金持ちに売ってきた」「佐吉が生きていることを証明するまでは、縁組を壊してはいけない」この時代、祝言早いんだけど……大丈夫か?間に合うのか?当て馬が気の毒すぎやしないか?祝言の日取りを気にするお紺ちゃんが一番まともに見える。敵は非情だったが、背景を考えると軽い処分でまあ妥当だと思う。
2008年08月31日
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今日の相手は広域暴力団。こういうのが一番厄介なんだ全く。弾幕ばかり厚くてさ……。若く血気盛んな同心、喧嘩両成敗でしょっぴいたはずの音さんをぶん殴って窓際同心(実の父)に諫められる。武家社会で同職場となれば色々あるが、互いにさんつけしあうのが音さんにはぴんとこない。あんただって元侍だろう。やくざの親分が刺殺され、屋台を引いてる小市民が下手人としてあげられる。その女房に頼まれたのが縁で事件を調べた父、「左利きだから下手人じゃない」と気づく。が、息子はその話を取り合わない。父が世のため人のために家庭を犠牲にしたので、息子は我が身と家庭第一主義になったのだった。嫁は単純にいい人だが、事情がデリケートすぎてどうにもできない。隠密の協力で冤罪を証明することが出来そうだが、そうなると無実の人を処刑しようとした息子が窮地に陥る。「わしさえ口を噤めば表沙汰にせずにすむ」人道か我が子か、悩む父は嫁に相談に行く。やくざに金を渡されかけた息子、薄々過ちに気づいているが、子供時代からの歪みは簡単には直らない。音さんに説得された息子、妻に「同心やめなきゃならないかも」と報告するが、妻に「何処までもついていきます」と言われてほろり。ええ話や。婿養子が家潰したら親戚も煩いだろうに……。
2008年08月29日
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押し込み強盗に両親を殺された少女、寝たふりをして難を逃れる。だが、頭がおかしくなったというので苛められる彼女を、見かねた胡蝶姐さんが引き取る。うおお久しぶりに姐さんの出番ー!わりと早く親分(表向きは堅気の商人)が捕縛されるも、証人が急死したため解き放ちになる。奉行所の疑いが解けたわけじゃないが、しかし手に負えないだろうということで隠密も探索に入る。悪の組織に潜り込む音さん、手口が非道……!隠密だから仕方ないんだけど。同じ頃、幼女の心の鬼に向かい合う姐さんは、人形もばらすその暴れっぷりに手を焼いていた。……甘やかすばかりが愛じゃないと思うが、だからといって下手人かもしれない相手の目前に連れて行くな。人情家だけど、わりと短気だよな……。今回かなりシンプル。音さんの判じ物のおかげで再度の押し込みは防がれ、目撃者が証言……だからって立ち回りの場に連れてっていいもんだろうか。荒療治にも程があるっ。……綺麗で優しいお母さん代わりが、悪人どもをばったばったとぶった斬るのも……どんなもんかと……。
2008年08月27日
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不景気により、借金で首が回らなくなるもの続出。悪質な高利貸しが今回の的。なんか役者みたいだな若旦那(笑)。所作と言い、派手な着物といい。店のものに暇をやり、身寄りがない女中のおしずには小さな店を宛がう……って金がないから店を閉めるんじゃなかったのか?夜逃げした若旦那はこっそり大荷物を運ぶが、元奉公人、そして本人が殺される。崖から突き落とされた死体は顔が潰れており、元番頭が身元を確認。頼りの旦那にしなれてしょんぼりの女、拉致されかけお吉ちゃんに助けられる。手切れ金?に貰った店で馴れぬ包丁を振るうおしず、たまたまやってきた客が板前崩れで、結局働いて貰うことになる。死んだ主の子を身篭っている女と、島帰りの男の小さな店はそれなりに繁盛するが、借金取りが押しかけてくる。「オレの女房になにしやがる!」まだそこまでいってないだろ。しかしいいの捕まえたな(笑)。前の男はどうも、計画倒産を計ったらしいが……。人生やりなおしたくなったおしず、わざと子供を堕ろそうとする。大丈夫だよ、わけあり女だってことくらい初めからばれてるよ!だってどうやって手に入れたんだよこの店。「こんなあっしでよかったら、生まれてくる子供の父親になりましょう」過去をすっぱり捨てて、幸せな家庭を築こうとする二人だが……。
2008年08月25日
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江戸時代、短筒は作ることも持つこともご法度。無論上の人の都合だが、まあ治安のためにはいいことです。その短筒を持っていて捕り方に囲まれた爺さん、通りすがりの商人を人質に立て篭もり。いい年してなにやってんだか……。ヘリのある時代じゃなし、立て篭もってもどうにもならない。父の捕縛に協力した息子、父が蜂の巣にされたことで奉行所に恨みを抱く。事件は「短筒つくりに取り付かれた老人の暴走」ではすまないとみた隠密、捜査を開始。お吉ちゃんは職人、お紺ちゃんは与力担当。旦那は松平家の家臣に化け、音さんは件の息子に近づく。「親父が死に際に言ったんだ。鉄砲に手を出すな」って」新型の短筒作りに関わった父は罪人として死んだ。息子はどんな非常識な嫌がらせを受けても仲間入りしないつもりだったが、恋人の店を担保に取られてとうとう屈する。それだけでもかりかり来てるのに、助けに来た?のは友達面していた音次郎。囮に使われた、と気づいた衝撃は、彼をとんでもない行動に走らせる。
2008年08月23日
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新メンバー加入でOP変更。女性三名……ああ華やかだ。実際全員揃う回ってないけどさ。我が最愛の胡蝶姐さんの出番がもうじき終わるんだけどさ……。御三家の加護を得ている蔵前が、豊富な資金を持って謀反を企てている。これを穏便?に止めるため、隠密は蔵前に押し入り軍資金を根こそぎ平らげる計画を立てる。伝説の錠前破り、今は佃煮や。行商して歩く娘にはちょっといい雰囲気の男がいるが、その平和な暮らしに色男の流れ者が紛れ込んでくる。ん、似たような手、珊次郎兄も……二、三度使ったような……。ハッピーエンドかバッドエンドか、どのシナリオの流用か気になる。もさいが気のいい男が、強くてかっこいい男に焼餅焼いて自滅なんて、悲しすぎるじゃないか……。元盗賊の爺さん、もう悪事に手を染めるつもりはない。だが音さんが持ってきたのは、長屋を立ち退かせようと仕掛けている張本人。遂に死者が出て、爺さんは覚悟を決める。盗みのシーン長い!忍び込んだシーンから、見つかって立ち回りに移行まで15分弱。そして蔵は見事に空箱だけになる。爺さんは敵が一文無しになっただけで満足。音さんももう会わないつもり。……此処で終わってたらある意味オチなかった。杉良一期ならアリだけど。
2008年08月21日
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雨の中の捕り物。だが「またしても」取り逃がす。どっかから情報が漏れてるんじゃねえの?事件解決に執念を燃やす同心は騙まし討ちにあい、隠密は阿片捜査を引き継ぐことに。……前回も阿片じゃなかったっけ?無事デビューを果たした芸者、お紺。その美貌に旦那衆もびっくり。しかし彼女は、いわゆるうわばみだった。「面倒ですから、これ(お椀)でいただきます」内通者を探す隠密たち、一人の同心に当たりをつける。彼は既に阿片に侵されていた。「(しっぽり)濡れたら、風邪を引きますわ」「お母さんに聞いてみませんと」カマトト演技、ウザッ!ゆうこりんのアレと同じだとわかっててもうぜえ。十代の芸者なんて嫌いだ……。緒方同心の恋人との接触前、新人芸者をからかっていた音さん、返り討ちにあい不審顔。阿片密売組織、子供を使うわ按摩を使うわ、手強くて中々尻尾を掴ませない。その手先たる緒方同心、赤ん坊が出来たと聞いて、何もかも捨て命がけで江戸を去ることを決意。野道で待ち伏せにあった「夫婦」を救ったのは、夜叉の面を被った女だった。遅れて現れた音さんは、殺された西島同心の弟を名乗り、緒方同心に迫る。阿片でらりっているお紺の前で、遂に本性を現す元締め。しかし誘き出された隠密が切ったはったをおっ始め、正気に戻った女に逃げられてしまう。元々悪い人間じゃない緒方同心、罪を償うため江戸に戻る。趣味からは外れているが、実にいい働きしてたよ不知火お紺。彼女がいなきゃこの事件落着しなかったかもしれない。でも、夜叉面もうわばみもこれっきりだった……。
2008年08月19日
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刺青娘たちの見世物小屋。要するにポルノだと思うのだが、何故女客が入ってるんだろう。こんなの女の肌に墨を入れただけ、と喧嘩売ってたたき出された刺青師、案の定叩き出される。彼は音さんの知り合いだった。阿片中毒の女の水死体が上がる。二度目だが、今度も手がかりなしで御前ぴりぴり。隠密同心は、とりあえず寄せ場帰りの売人に眼をつける。売人の姉は気の強い芸者。無理やり酌をさせようとした旗本をきっぱり撥ね付ける。嫌だってんだろ。狂犬みたいな男だな。「嫌われれば嫌われるほど手に入れたくなる」SかドMか、微妙なとこだな。振られ男の魔手が迫りつつあることを知らない小春姐さん、わけのわからない男に「刺青を彫らせてくれ」と土下座される。いい女も辛いもんだな……。身持ちの悪い弟(でも姉からすれば誰より可愛い)だけでも大変なのに。阿片、邪恋、刺青、姉弟愛。ちょっと詰め込みすぎのような気がする。病的でキモい話だったが、殺陣は何時もより荒々しくて満足。
2008年08月17日
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お偉方の悪事をがんがん書いて人気だった、侍の瓦版やが土佐衛門に。きっとかかれて困ることを書かれたものの仕業に違いない、というわけで隠密が探索に入る。殺された男の「覚書」を求めて長屋に潜った旦那は、仲間の侍に出会う。そして二人で男の仕事を引き継ぐことにするのだが。妻子もちがするこっちゃないような気もするけどな。斬りたいが、さすがに斬ったら危ない。金で黙らせることに失敗したワル、主のいない小屋を襲う。旦那が乗り込んで妻子に怪我はなかったが、旦那は無理を積み重ねる夫婦の姿に解決を焦る。そして男は捕らえられ、小屋は爆弾でふっ飛ばされる。隠密が権力をもって救い出した夫はまだまだ気力があるが、妻はもう限界だった。兄のご赦免を願って寺社奉行の愛人になった芸者。しかし兄は半年も前に八丈で病死していた。お吉ちゃんにちくられた揚羽姐さんは不実な男に斬りかかって返り討ちにあうが、恨みを晴らすべくお吉ちゃんに全てを話す。
2008年08月15日
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料理上手で気の利く大工の棟梁の女房の下に届けられた、黒い手首の細工物。奉行所に届けず、何とか始末しようとした女は覆面集団に殺されかける。しかし、通りすがりの音さんが連中を追っ払ってる間に姿をけすのだった。落ちていた「黒手首」を拾った音さんは顔色を変える。「黒手首」を送られた二人の人間が、既に殺されている。胡蝶姐さん久しぶりー!何話ぶりだ?筋書きどうでもよくなるほど嬉しいぜ!胡蝶姐さんは報復に手首を切り落とすと言う盗賊「黒手組」担当。お吉ちゃんは飛脚探索担当。旦那は護衛のため、棟梁夫婦の隣に住み込む。しかし「黒手組」はとっくの昔に全滅との噂で、飛脚の送り主はまだ赤ん坊(無関係のダミー)。旦那は襲撃を阻止、棟梁と親しくなることに成功するが。作事奉行の娘と、江戸一番の材木問屋が祝言。いいのかそういうわかりやすいことやって。久しぶりの出番だけあって、姐さんの出番多め。「黒手組」は「隼組」とやらと張り合っていた。しかしこれは、「黒手組」が潰れた五年前に散り散りに。一人は伝馬町送りになったが、牢内で毒殺される。元盗人の女、昔のライバルの襲撃を恐れつつ平穏な暮らしに浸っていた。特に亭主にだけは、色々秘密にしておきたかったのに、そのために大事な亭主が襲われて大怪我。女は悲嘆の中、水に身を沈めた。そして元頭領の下に「黒手首」が届けられる。
2008年08月13日
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猫かまいいー!日本猫久しぶりに見た。って世の中間違ってる。猫たちと、死んだ男の位牌と暮らす女、およう。男の友達と称する音さんに、「もう来ないで」という。死んだ男の弟は、「堅気の飛脚やの番頭で、崖から落ちて死んだ」という話を信じられずにいた。猫好きの女将さん、小女が勝手に子猫を拾ったので怒り出す。首に鈴をつけてるのが気に食わないらしい。女将さんが鈴が嫌いなのを知ってるなら外しておけばいいのに。兄の死の真相を探っていた弟、実際「兄は手配中の殺し屋で、追われていて崖から落ちて死んだが、顔が判別できないほど潰れていた。だが女の名を彫っており、その女が死体を確認した」と聞いて取り乱す。堅気じゃないと思っちゃいたが、そこまでは考えていなかったらしい。……恋人に店を出させた甲斐性で、真っ当じゃないとわかるか。弟、死体の様子を書いた瓦版を読んで、崖から落ちたのは兄じゃないと言い始める。そして旦那が御前を的に殺人を依頼するが、飛んできたのは……。猫は?猫はどうなったの?男を忘れたから、猫を捨てたとか言わないよな……?
2008年08月11日
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見境ないスリ、野菜を担いだ田舎女の懐まで漁る。が、その女に金を拾われ、気が咎めて財布を返してやる。兄貴分たちが彼女を騙して売り飛ばそうとすれば、連れて逃げてやる。しかし命がけの親切は、「闇の長兵衛」を探す隠密たちにぼろぼろに……。一応二人とも無事だったけどな。「闇の長兵衛」というのは正体不明の大親分。ちゃっきり悪の仲間入りした音さんだが、どうせ影武者だろ、こんな新入りに遭ってくれるなんてのは。「闇の親分」の縄張り狙いの関西の大物の尖兵、と名乗る面子に保護?されたスリの銀次と田舎娘のおくみ。しかしおくみの姉は、男に裏切られて岡場所に売られてしまったという。旦那が正面から聞き込んでも誰も口を割らず、お吉ちゃんが身売りして……うわあ危ない橋渡ってる。ん、「闇の親分」誰だかわかった。今回はフェアだ。成り行きで行動を共にする男と女。でも考えていることはばらばら。姉ちゃんに会いたい一心で江戸まで来た娘、「殺される」と止める男を振り切る。状況理解してないな。しかし世間知らずに、自分が何故追い回されるのか(ほぼ単なる成り行き)、何故姉について調べちゃいけないのか(親分が探すなって言ってるから)、理解しろってのは無理かもしんない。おすぎ姉ちゃん美人じゃねえか!似てねえー!お吉ちゃんのおかげで無事逃げた姉妹とスリは、故郷で平和に暮らすことを夢見るが……。
2008年08月09日
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冤罪で獄門になろうという老人を救おうとした若い岡っぴき。しかし力及ばず、首と胴がばらばらになった父を見送る娘、酔っ払いに絡まれ音さんに救われる。山猫と異名をとる阿婆擦れだが、美人だからへんなのにもてることもてること。罪状は強盗殺人。しかし中風病みの爺さん一人に出来るもんじゃない。死ぬ直前に「やってない」と言われた岡っぴきは十手を返上、娘に詫びを入れる。荒れる娘だが、実は心臓に欠陥があり、父はそれを治す金を手に入れるため、罪を被ったのだった。せめて娘を助けてやりたいと思う元岡っぴきだが、お吉ちゃんのポカで余命半年と知った山猫は大荒れ。それでも自分を見捨てない男の姿に、心が動き始める。隠密はその手口から強盗殺人を「餓鬼のしわざ」と断定、大よその見当をつける。証拠も揃ったが、最後に大悲劇が待っていた。阿婆擦れ仲間も一緒に殴りこみ。悪事の終焉を見届けることになる。まあ見たいよな、見たいのはわかるが、見せていいんだろうか。お吉ちゃんが頼み込んで連れてこさせて貰ったんだろうが、立ち回り中放置だ(笑)。皆無事でよかったよ……。
2008年08月07日
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芸者の小春姐さんの恋人は、音さんの(表の)同業の清さん。いきなり覆面組に襲われた彼は、毒死した呉服屋の嫡男(勘当中)。店は妾の子でしっかりものの弟が仕切っているが、彼が家に戻れば無論そっちが跡継ぎ。中条きよしだ!男ぶりはまだまだいまいちだがこの声は勇さんだ!弟はよい子で、兄を店に呼び戻して一緒にやり直そうとしている。しかし母はだらしない女で、息子に甘え金を引き出そうとしてきっぱり断られる。母の愛人は立派な風貌の侍だが、あちこちの年増に手を出しては金や毒薬を貢がせていた。玉の輿が転がり込んできた小春姐さん、恋人は煮え切らないし若旦那は優しくていうことなしでどうしていいかわからない。……まあ、顔以外に取り得ないよな清さん。ちょっと愛嬌があるくらいで、気風だってたいしたことない。(息子と)自分の幸せのために、旦那殺しに加担した女は、金を引き出せなかったために死亡。兄は親戚とわざと喧嘩して店ときっちり縁を切る。姐さんのため、だからそんなに責めないが……弟気の毒。
2008年08月05日
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天誅大流行。しかもたまたま側にいただけのものさえ殺す暴虐。町方同心が、隠密に助力を願い出てくる。しかし全く手がかりが得られない。目撃者なし、遺留品なし。残ったのは血染めの「誅」のみ。あてもなく歩く音さん、弱いもの苛めの浪人集団に立ち向かった若い侍と出会う。何処かで聞いた声……近藤 正臣か?と思ったら田村 亮だった。彼は天誅グループの一員だが、今のやりように疑問を感じ始めていた。恋人はええとこの娘。だからこそ一緒になれない、部屋もの冷や飯食いの仲間を裏切って、自分だけ日の当たるところに出られるかって、ちょっとまて女の立場はどうなる。実際は後ろ暗いところがあるからだろうけど、いっそ他に女作って愛想つかされろ。音さんはなかよくなった部屋住みがそれらしいと感づき、旦那は味方のはずの同心がおかしいと睨む。今度のターゲットは若者の登用が多い若年寄。敵か味方か、討つか討たないかで一瞬会議は揉める。やっぱり人を斬ると気持ちが荒むんだな。ちょっと触れただけで無礼うち。座敷を譲らせるために「世直し大明神」と名乗る。音さんに「絶対相思相愛」と唆されたお嬢さん、煮え切らない男の元に全てを捨てて飛び込む。一味に嫌気がさしていた恋人は二人で江戸を捨てようとするが、そううまくいくわけない。これって同心が黒幕なのか?ちゃちいな……。大身旗本の息子が落ちぶれて平同心に、ってのもよくわからん。同心株って千両くらいするんじゃなかったか。
2008年08月03日
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男の母に会うべく、江戸を出ようとする若いカップル。金はないらしいが幸せ一杯。しかし嫁は殺され、亭主は人殺しで捕まるところを隠密たちに救われる。男は普通の行商人だが、同じく普通の奉公人の娘、だが思い出話を聞く限り随分気が強い。「変な噂がたつと困るからお店に顔を出さないで」というのは道理だが、「実は奉公人じゃなくてお嬢さん」というのもよくある話。二人の関係を知っている女中やだんごやの婆さんや蕎麦屋の爺さん姿を消し、どちらが正しいかわからない。だが、「江戸にはいたくない」というのは「実はお嬢さん」っぽいな。そしてお嬢さんのおつきが実家に帰っていないことを知った隠密たちは、お嬢さんの墓を掘り返す。そこに埋められていたのは……。身分違いの恋と軽はずみが悲劇を生む、の第二弾。罪もない娘が一人死んでいることだけはどうにもならない。健気の一言で済ませようとする音さんって女に甘すぎる。
2008年08月01日
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賭場の兄い、病人にすがりつかれ、通りすがりの乞食にそいつを預ける。しかしその二人は、ぐるの詐欺師。賭場の上がりを掏り取ることが目的だった。兄貴を殺され、腐る男に近づく音さん。暗黒街の大物「暗闇の五郎蔵」の正体を探ることがその目的。また推理ものか。今度は当てたい……。いや、自分の恋人(堅気)に色仕掛け頼むなよ。断られたからって殴るなよ。もうちょっと話を聞いてやれ、という音さんが間違ってる。事情を聞いてその気になったとはいえ、男の膝に乗って尋問とはやるな素人娘。五郎蔵の正体は代貸ししか知らないとわかり、旦那は用心棒として乗り込む。そして無関係の店を一時乗っ取り?偽者の仏像を800両で売りつける……敵を一掃するまでちゃんとフォローはしろよ。それにしても仏像マニアの寺社奉行って、本来なら適材適所だよな。「(まさかあいつが五郎蔵だったとは)」驚きつつ死んでいく関係者たち。自分以外信じてない、はわかるが、殺すときには一々名乗るポリシーでもあんのか五郎蔵親分。普段は地味に生きていて楽しいか……?ぱーっと派手に生きなきゃ悪の帝王になった甲斐ないじゃないか。実権握ってちやほやされるNO.2のほうが絶対人生楽しい。
2008年07月30日
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安女郎に背中を踏んで貰う旦那。よく童貞描写があるが、どうなんだろ実際。……ガチホモでもないよな、この時代。何時もどおり地蔵の鉢巻で呼び出された旦那、お吉ちゃん、音さん、爆弾で死に掛ける。というか今回だけはかなり負傷。いきなり押しかけてきた三人に恨みがましい眼で見られた御前、心当たりはないとしらばっくれる。「お頭は誰かを庇ってる」とみた隠密たちは、自分立ちだけで探索を開始。そして、御前に勘定奉行に栄達の話があるということを知る。お前たち自主的に解散してくれないか、といわれた音さん困惑。男二人は御前の栄達に賛成。お吉ちゃんは「胡蝶姐さんの意見も聞いてみないと……」と心細げだが、「俺たちと同じだろう」と言われてしまう。おまけに音さんは、御前の友達から手切れ金400両を受け取ってきて……お吉ちゃんが自棄酒飲みたくなるのも道理。せめて御前と話つけてからにしろやそういうのは。隠密同心は出世を考えないもの、と信じている視聴者の方からすると、御前の栄達は裏切りそのもの。御前自身はとっくに出世を捨てているのに、同じく境遇の音さんと旦那が「やっぱり出世して貰おう」と勝手に解散話を進めるのは痛すぎる!つかこれ、話を再構成してみると、「実行部隊を切り離そうとする策にまんまとひっかかった」というだけに思える。「あいつら金だけ受け取って解散しなかった。その上司は勘定奉行を辞退するかと思ったのにしなかった」自業自得だが、敵さんからすれば詐欺そのものだよな。
2008年07月28日
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なんだなんだ、怪談っぽい雰囲気だな。と思ったら、美人が生きた暗殺者たちを引き込んだ。ち、つまらん。「次々亭主を取り替えて、亭主が死ぬたびに一財産作る」女。裏を取って金づるにしようとしたちんぴら、散々怖い思いをした途端に殺される。「兄さんが首なんてつるわけない、この女狐!」死んだ亭主の弟に公衆の面前で罵られた後家、平然と通り過ぎ墓参り。「ご亭主の生前の友達」と名乗る新さんに「釣り仲間ですか」とカマをかける。大物飛脚問屋が息子と大喧嘩。息子がそろそろ店を持たせて欲しい、と言い出したのがその理由だが、問題はそれが例の後家の店の跡地だってこと。妻帯前の息子は、美しい寡婦に一瞬で参ってしまう。慎ましく借家暮らしの女だが、その背後にはラッパがついている。将軍様もお奉行様も、警戒を怠らないが……。八弥という女は公家の出ではないか、と考えた田之倉の爺は寺社奉行に公家の事情を聞く。取り潰しになった公家が、金で家を買い戻そうとしていると予想したのだが、何時までたっても御家最高となる公家は現れない。……そもそも姫が自ら色仕掛けしなくても。5年で1件なら、盗賊やったほうがてっとり早い。新しい飛脚やは大繁盛、父は息子の商才を認めるが、女の趣味は認めない。……こういう時って間違いなく、父の方に刺客が放たれるんだよな。め組の頭は「二度も亭主と死に別れている」と聞いて息子に意見しに行くが、息子は一足早く目が覚めていた。父と二股かけて、そっちから千両巻き上げたと聞いたらそりゃ醒めるわ。父もやっと騙されたことを知るが、既に女は引き上げていた。しかし地味に捻った脚本だ。こうくるとは思わなかった。公家の身分に戻るため、次々豪商と婚儀を結び、金のために殺してきた元少納言の姫君。しかし幾ら金を貢いでも報われることはなく、部下たちは恨みを晴らそうとして暴走し果てる。無関係の商人達を酷い目に合わせたことを責める上様に、商人に恨みがあると言い出す姫。……父が金で大納言の地位を買おうとして借金して首が回らなくなり結局断絶に、って商人の何処が悪いのかわからない。どうしたって殺された江戸の金持ちたちは無関係だし。「そのようなこと、聞く耳持ちたくありません!」元少納言の娘が、身分を隠されたまま罪死することに田之倉の爺は反対するが、将軍様はそのまま押し切る。単なる自己中ヒロインが自滅したって悲しい気分にはなれないが、「罪は罪」という上様は流石だ。減刑されたら死んだものが損で終わってしまう。
2008年07月27日
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紀州家ご用達を奪われた八州屋。気の強い跡継ぎ娘は婿養子をがんがんどなりつけ、身を持ち崩した弟に酒代を渡してやる。おとなしい婿には実は女がいて、営業と称してしっぽり。婀娜っぽい女はそれなりに実がありそう。雨宿りの音さん、悲鳴を聞き駆けつけるが、間に合わなかった。現場に残っていたのは女物の蛇の目傘。それは、婿養子が妾に借りたのと同じ傘だった。傘について口止めされる女、同時に手切れ金を渡される。女房に愛情はないし商売にもむいていない、しかし意地があるから店に残りたいという男に女はすがりつくが……。手がかりは蛇の目傘だけ。幸い手作りなので同じデザインが何十本もあるわけじゃなく、隠密たちは一本ずつ回収していく。女は奉行所にひっくくられても旦那を庇おうとし、話を聞いた旦那も思わず店を飛び出すが、義弟に脅されてへたりこむ。真相をぶちまける覚悟が決まってるわけでもない。しかし傘を誰に貸したかわかってると言われた女は、自分がやりましたと言ってしまう。二人のことが知られてあの人が窮地に陥るくらいなら、自分が死んで丸く収まったほうがいい。しかし、無実の人が自分を庇って引き回されるのを見て、平気な人間なんてそうはいないよ。事情を知った女房は自棄になって馬鹿笑い、いよいよ嫌になった亭主は全てを捨てて妾の下に走る。店が無事だったかよくわからないが、とにかく二人は江戸を捨てて人生をやり直す。そんなにたいした男には見えなかったが(笑)、気持ちが通じてよかったよかった。女房はちと可愛そうだが、しかし心がけが悪かったから仕方ないか。
2008年07月26日
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前田藩の家老襲撃を阻止した旦那。通りすがりのようなことを言っているが、そうじゃないことは家老もご存知。珍しく正統派侍装束の音さん、婚儀のため金沢に姫様を送っていくよう依頼されるが、肝心の竹姫は結婚なんかしたくない。自慢の剣で音さんに負けて、いやいやいうことをきく羽目に。音さんも姫も町人装束……せっかくかっこよかったのに……。姫はお転婆だがそう我侭でもなく、しばらく遊んだ後金沢行きに同意する。やっぱり暗殺者がついてくる。音さんが序盤で一時脱落、胡蝶姐さんと一緒に飯食ってた姫、売られていく娘の話を聞く。20両は姐さんも持っておらず、姫は自分の(大名ものの)簪を差し出す。……あれ、これとほぼ同じ展開清さんの姫ものでも見た。つか脚本流用なんだろうけど。12年もやってりゃそんなこともあるよな。姫さんがやっとう習ってたおかげでなんとか道中は続く。自分の身くらいは守れるし、煩く騒いだりもしない。敵が権力と鉄砲を持ち出して大ピンチ、というところで音さん復活。しかし姫が傷ついたため、一揆小屋に匿って貰うことに。成り行きで一揆というか抗議行動に同行する二人だが、結局彼らを助けることは出来なかった。姫は音さんが少し好きなのだが、それでも悪い国家老を退治しなくてはいけない。「わたくしは、江戸にいた頃のわたくしではありません」
2008年07月24日
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質屋が火事で焼け落ちる。狂乱する主とその娘を保護した隠密は、この事件を調べることに。蔵の中から一体焼死体がみつかるが、奉公人は全員無事。無論身元はわからない。これは盗人の一人なのか、それとも誰かが閉じ込められて殺されたのか?旦那は、その日から行方知れずの岡っ引きがいるという情報を掴んでくる。借金取りに責められた父は自殺を考えるが、娘に止められる。彼女は「蔵前の若旦那と祝言をあげる」と言い出すが……。父の心の平安のため、幸せになるふりをしただけ。しかし手間と金かかった嘘だなおい。余命幾許もない父、口も利けなくなり筆で「むすめにあいたい」と告げる。その娘は、音さんが見舞いに百合を持ってきたことを思い出しつつ百合を生けていた。それが一番心安らぐ思い出なのか……。鉄砲百合でよかった。カサブランカだったりしたら吹く。親子の後見顔していたおっさんは彼女を口説くが、普通に「後添えにくれ」と言えなかったのかおい。二人も否とは言えなかったんじゃないか?最後に悪党たちが全ての筋書きを話してくれる。……それまでいまいち話がわからなかった。脚本の怠慢だ。
2008年07月22日
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