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伝馬町で火事騒ぎ。通例として、囚人たちは解き放たれ期間のうちに戻ることが命じられる。だがこれは陰謀であり、兄と弟を入れ替える罠だった。兄の仁吉は優秀な飾り職人、双子の弟は金のために暫く牢に入ることを承諾するが、残された恋人おようは捨てられたと思い込み首をつろうとする。……なんかこの描写、マジやばい女に見えるんだけど。元々悪党に嵌められ、無用な借金を背負わされたのは、彼女の方だった。仁吉って本当に腕がいいのか?ちょっと試しに使ってみるか、で偽小判でお座敷遊びをするものの、落としたとたんに割れてお紺ちゃんびっくり。その日の客を調べたところ、おようさんの借金の元凶となった侍が混じっていた。……馬鹿にもほどがあるな。数日で一万両という仕事の速さだけが取り柄じゃないのか?兄貴の夜鷹殺しの罪まで被せられて処刑されることになった佐助、今更ながら事情を話すが、たとえ奉行が事件と無関係だったとしても聞いて貰えっこないこんな与太話。結局処刑寸前に上意が届いて助かるけど。ラスボスよりなにより、弟をあっさり裏切り平気で人を殺す仁吉が怖かった。
2009年01月14日
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金が尽きて阿片が買えなくなった男、訴えてやると叫んで殺される。隠密は阿片捜査に行き詰っており、被害者の父親に接触。その証言から、小唄の師匠お志津が浮上してくる。お志津さんは昔、深川で玉竜という名で手妻を張っていたが、大目付の息子との仲を裂かれて花柳界から身を引いた。だが今でも続いているその男は、「親父の力抜きで出世してみせる」といいつつ賄賂とする金を女からせびっていた。お互い若くないのに何をやってるやら。父は「軽い役目でも立派に果たすべし」という人だが、母は孫が身分の低い女から生まれたことが面白くない。母と息子は年に一度、顔をあわせるのを楽しみにしているが、祖母は鬼の形相でそれを見張っている。いや、孫はもっと大きくなったら自分で母に会いに行くようになるよ絶対。そうそう思い通りにはいかない。男のいいなりになってるお師匠さんが案じられてならない弟子の松吉、金どころか体を無心されたと聞いて逆上。返り討ちにあうも、お志津さんは諦めて全てを音さんに話す。まあ、あの男はもう駄目だ……阿片中毒の上に仲間に罪を全て被せられる役だ。御前に連れられて阿片窟に出向いた父、息子の狂態にたまらず斬捨てようとする。笠井家は醜聞を免れるが、孫は母の元に。大目付まで勤めた家長は任期を全うせず、その年の暮れに職を辞する。
2009年01月12日
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火事場泥棒、じゃなくて付け火をして押し込む盗賊が横行。現場に急ぐめ組の子頭美濃吉、怪しい影を見つけ追っていくが、その中には知った顔があった。お座敷で働いていたお紺ちゃん、火盗改の役人が動こうともしないのに唖然。美濃吉の知り合いの女が病死、その遺言により幼い息子・三太が託される。幸い二人は仲がよいが、世間は「子持ちじゃ男の株が下がったね」「盗人を逃がすとは情けない」と口さがない。美濃吉は頭の娘と祝言を挙げる予定だったが、縁談も仕事も止めようとする。頭は彼を信じているようだが、肝心の娘は「隠し子登場」をどう思ってるんだ?子分たちが集めた金で島から戻ってきた親分、ましらの仁吉、一の子分に親分の座を譲り、堅気になろうとしていた。島暮らしですっかり性格が変わったらしいのだが、彼を利用しつくしたい火盗改与力は、「美濃吉がお前の女を奪った挙句子供を作った」と嘘を吹き込む。いや、それ絶対てめえの種だから!齢数えろというか惚れた女を信じてやれというか。子供ごと殺そうとは悪鬼の所業だ。仁吉は美濃吉の実の兄だった。それで余計裏切りが許せないのか。でもそれなら「(死んだ)兄の嫁と弟です」と世間に披露すればいいんじゃね?嫁も弟も、仁吉が堅気になるまで三太に本当のことを教えるつもりはなかったが、結局彼の最期の場で親子の名乗りが成されることとなる。美濃吉はめでたく瘤つきで婿養子に。しかし「おじちゃんお嫁さんいるの?いないだろうな」と三太に突っ込まれた音さんは流石に焦るのだった。
2009年01月10日
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町人目当ての辻斬りが連続、しかも被害者は全員同業者。米問屋の駿河屋は顔見知りの段々い危うく救われ、恐怖に縋り付く。御定法改めをもみ消すため、一月一軒100両の上納金を納めろとやくざの大和屋に脅され、断ったために襲われたらしい。旦那は大和屋にアヤつけにいくが、大和屋は凄腕の用心棒を呼びつけていた。寺子屋をさぼった大作。亡くなった父が立派な侍だったそうで、母は息子をむしろ厳しくしつけようとしている。だが母は生活のため芸者の身、息子を連れて後添えに、という条件のいい縁談に揺れている。お家騒動に巻き込まれ、てっきり死んだものと思われた男は生きていたが、今では命を拾ってくれた大和屋の用心棒と成り果てていた。今更どうにもならないさ、と思いつつ気持ちは空ろ、敵対する旦那とすれ違うもわざわざ切りあう気になれない。その辺はまあ夫婦の問題として、駿河屋の警護をきっちりやってください。赤ん坊のとき別れたっきりの息子を一目で見分けた?父の愛すげえ。旦那が寺子屋をやっていると知った大和屋、寺子屋に通うおみよちゃんを攫って旦那を誘い出す。が、これが結局用心棒の裏切りを誘ってしまうのだった。あれ、お吉ちゃんとお紺ちゃんいたっけ?それくらい存在感がない。あいつはきっと裏切る、その立派な姿を息子に見せてやりたい!だからって修羅場に子供連れて行くなよ旦那……。話を盗み聞いていた妻も参戦、結局うまくいったからよかったけど。失敗したり妻子殺されたら目も当てられなかった。よかった、旦那と音さんの対策要員で汚い役させられてなくてよかった!事情がどうあれ辻斬りやってたら、きっと切腹止めてもらえなかった……。
2009年01月08日
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抜け荷の疑いをかけられた廻船問屋湊屋の荷物の中から、ご禁制の品が見つかる。手代も主も身に覚えがない。これは冤罪かもしれないと思う坂口同心は、瀕死の湊屋から妻への形見の鈴を預かる。湊屋は欠所に。湊屋は御前の知人で、その妻から無念の鈴が託される。……御前の知り合いなら、もっと早くなんとかなりそうなもんだが……。大岡様(暴れん坊将軍の方)が同心やってる(笑)。金は欲しいが真実の方が大事な男、湊屋の一件を洗いなおすが通りすがりの行商人に脅しをかけられる。確かに真実は大事だが、身重の妻も大事だ、気をつけろよ。湊屋が潰れて得をするのは檜垣屋。というわけで、隠密は檜垣屋に眼をつける。お紺ちゃんが檜垣屋から貰った簪は、案の定ご禁制の品だった。坂口同心は廃人にされた茂兵衛の元で音さんと鉢合わせ、手を引けと忠告される。それを突っぱねた結果が甲府勤番に「山流し」。一方、隠密の方にも圧力がかかっていた。雨の中一晩粘った坂口は、遂に半月の猶予を勝ち取る。だが敵はそれまで、彼の勝手をさせる気はなかった。女房の梢殿まで襲われ、流産してしまう。黙って甲府に行けばよかったのか?だが、音さんは「逃げ」を許さなかった。坂口家では二年後、無事赤子が産まれたそうです。
2009年01月06日
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土砂降りの中、芸者の娘を迎えに来るおとっつあん。心配ないのに、と笑うおふさ姐さんは、たまたま雨宿りしていた音さんに自分の傘を貸してやる。傍目にも仲良く幸せな親子だが、翌朝父は土蔵破りの下手人として問答無用で引いていかれるのだった。ああうん元盗人ぽい顔をしてる。役人に必死に取りすがる娘の姿を無視できない、音さんの捜査が始まる……が、やはり父は口を割らない。おふささんには、3つ違いの仙吉という弟がいるらしい。だが、それを娘が知らないのも、今になって娘に明かすのもおかしな話。しかも父は息子の居場所を知らないという。仙吉は遊んだ女の産んだ子供。父に会うために盗人になったという仙吉、金では納得せず大暴れ。母は息子の父親を怨んだまま亡くなったらしい。その怨みの深さを知った父は一味を解散、それ以来堅気の暮らしをしていた。まあ娘は堅気の女房ではなく一端の芸者、然程世間体も気にならないし一人で生きていける。いざというとき息子を選ぶのもわからなくはない。しかしおふささんは仮にもお紺ちゃんの朋輩、与力に掛け合ったり弟と対面したりと手を尽くす。「あたしは貰いっこなの。半兵衛さんの子はあんた一人」「悪い父親」、息子の身代わりになろうとしていたが、元々それは仙吉一人の罪ではなかった。「一度親孝行をしてみたかった」と言い残し、仙吉は用済みとして始末される。
2009年01月04日
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娘神輿って本当にあったのか?おみ足がまぶしいんですけど……。何が安らぎだ、劣情を誘ってるじゃねえか。そんな中女が侍の懐を探るのを目撃した音さん、「祭りに巾着切はつき物だ」ほっとくのか……。いや、侍でなきゃ助けたかもしれないけど。だが、財布を抜き取られた侍は切腹を命じられるのだった。昼間の侍が斬り殺されるのを目撃した音さん、捜査を開始。年恰好と彫り物がわかれば十分、というわけでお吉ちゃんが娘巾着切探しを請け負うが、藩の方も動いていた。財布を掏ったのは幼い子供たちの面倒を見ているおしんちゃん、財布が値打ちものとしり1両を10両とふっかける。……あんた一人の身じゃないんだから無理すんなよ。お吉ちゃんが入手した財布は、もう大事なものが抜き取られた後だった。追われるおしんちゃんをたすけてくれた男、やはり巾着切の卯之吉。二人の「勝負」を眺めているお吉ちゃん……止めろや。やっぱ元盗人は感覚違うわ。つかおしんちゃん、子供の薬代を作るって目的忘れてないか。それと、やっぱり割符は1両で売っちまったほうがいいと思う……。今金いるんだし。10両あれば子供たちの母親を苦界から請けだせる。というおしんちゃんを押し倒した卯之吉は、割符を捜していた。卯之吉は財布探しを頼まれた掏りグループの一員、すべては彼女から割符を取り上げるための凝った芝居。卯之吉の芝居に隠密が加勢、おしんちゃんは卯之吉に割符を渡す。彼女に情が移っていた男は割符と引き換えに10両受け取るが、掏りの親分の命と引き換えにおしん殺しを押し付けられる。駆け落ちを進められた卯之吉が、親分を捨ててはいけないと言ってくれたおかげで突っ込みどころ皆無。そこであっさり逃げられたらどうしていいかわからなかった。おしんちゃんも卯之吉も親分も根は悪くない奴ばかりで、こういう面子のハッピーエンドは嬉しいな。
2009年01月02日
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責め問いで無理やり自白を引き出す北町の与力と同心。嫌気が差し、直訴をしようとした良心派の同心中林が殺される。北町の実態を調べるため、隠密同心は伝馬町送りとなる火消し万吉の身柄を得ようとする……が、一足先に火消したちに持っていかれる。いいのかこんな派手にやって。何処の誰がやったか丸わかりじゃないか。咎人を引いていた同心、手近な家に飛び込むが、そこでは侍を捨てた弟が女のヒモをやっていた。兄は家中を引っ掻き回すが、弟の方が一枚上手。暁闇に紛れ万吉を逃がすのを見咎めたのは隠密だけだった。だが、つい女房に会おうとした万吉は結局役人に斬り殺されてしまう。兄上は南町の与力の娘と相思相愛。与力になって貴方と一緒になります、とほのぼのやってるところに弟が押しかけてきて、やり口を詰られてしまう。……さてお嬢さんはどうでるかな。やはり冤罪だの拷問だのにはひいてた。久々にお紺ちゃんのお色気シーン。なんてえげつないアングルだ。出世のためならなんでもやります、の兄貴も弟殺しには躊躇。だが、呼び出された弟は兄が自分を殺そうとしていると気づいていた。そして限界ギリギリで恋人が飛び込んでくる。兄弟とも、女を見る眼は確からしい。てめえの女のために命を捨てようとする弟の姿に、最後の最後で兄は「人間らしさ」を選ぶ。色々悪さしてきたのに「生涯平同心」、恋人にも捨てられずとは実に羨ましい。……いや、そんなに嫌いじゃないが、なんかなあ……。
2008年12月31日
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名のある盗人ばかり3組殺される。手口からして下手人は侍。そして、音さんの弟分の美濃吉が島から帰ってくる。巳之吉は殺された佐平治と親しかったようだが、彼はもう盗みはしないと言っていたらしい。巳之吉の姉は、弟が島送りになったせいで縁談がぶち壊しになった。おまけに弟を迎えにいかなかったからさぞ怒っているのかと思ったが、びくびく還って来た巳之吉を笑って迎えてくれる。だが新たな縁談が……って大体シナリオ読めてきたな。島帰りの後を十手持ちが付回し、仕事を邪魔して元の稼業に戻らせる。そこまではあっさりつかめたが……。敵は旦那が恐怖を覚えるほどの使い手。お篠姉さんの恋人は、寺子屋をやっている浪人の島崎。義理の弟が島帰りでも手のひらを帰す人ではなさそう。安堵した巳之吉は魚の行商を始める。……が、お義兄さんは黒幕と目される廃藩の出身者だった。先生が同心に脅されているのを目撃した巳之吉は、音さんに相談に行く。誰が正義で誰が悪やら。ただ、島崎さんが悪党でないことを皆が願っている。将来の兄に呼び出され、姉への遺言を伝えられた巳之吉は「オレが同心を殺しにいく!」と言い出す。同心と見事に刺し違えた巳之吉に止めを刺す島崎。……確かにこの可能性はあった。あったがちょっと声が出なかった。「あれは人間じゃねえ」老中の代理として御前が登場、少しだけ腹がいえた。しかしエピローグのナレうざい。お篠さんが立ち直ったのは見りゃわかるっつーの!
2008年12月30日
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盗人とぶつかったお吉ちゃん。どう見てもただの食い詰めにしか見えない千太、追い詰められて面識もない札差の蔵前屋に匿って貰う。若いころは苦労したという蔵前の旦那、着物と金を与えて送り出してくれるが、いい人かな、悪い人かな……。悪い人のほうだった。遊郭で幼馴染のおみよに再会した千太だが、即座に蔵前屋の強盗殺人犯として捕らえられる。しかもおみよは彼を売り飛ばした。真相を探るべく、音さんは牢破り。千太が蔵前の旦那だと思ったのは、島送りの無宿人だった。……いや、随分都合よくスケープゴートが逃げ込んできた設定なわけだ。音さんに裏切りを罵られるおみよだが、金が欲しいと開き直る。病気の母が居て、弟妹が間引きされかけるほどの窮乏、だが偽の証言をしてもいいのか?……厳しいな。おみよは結局命を落し、千太は彼女の家族の面倒を見るべく国に戻る。しかしすっかり忘れられ、オチでやっと御前に牢屋から出して貰った金太は本当に気の毒だ。
2008年12月28日
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「地獄だ……真っ暗な、地獄だ……」半年前行方知れずになっていた男の一人が瀕死のていで見つかる。その最期の言葉から、秘密の地下工事につかされていたんだろうと予想され、隠密が動き始める。……かといってあんまりアテないけど。掘り手の補充が必要だろう、ということで音さんは口入やに。お吉ちゃんは友達のお時ちゃんに、花火職人の亭主の政吉が火薬を家から持ち出していると相談を受ける。政吉は脅されて火薬を持ち出していたが、そろそろ限界。おまけに脅されていることを、お吉ちゃんから女房にばらされてしまう。爆発で死んだ男の懐に密書を入れる音さん、うまい手だとは思うが相変わらず非道だ。脅されている理由を聞き出したお吉ちゃん、ついつい政吉を行かせてしまい自己嫌悪。プロとしてはあるまじきだが、お紺ちゃんも旦那も理解を示す。お吉ちゃんが裏切ったら夫婦ともども身の破滅だ、わからんでもない。……でもこの二人の罪って問わなくていいのか?金箱持って逃げようとした黒幕に笑った。金を扱ってるのに収入がその万分の一にも満たない!って素晴らしい理屈だなおい。それでいくと、造幣局の人間が世界一の金持ちになってしまう。
2008年12月26日
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お絹という名前の若い娘が次々殺される。出来の悪い息子と後妻に店を渡したくない近江屋が、12年ほったらかしにしておいた先妻の娘を探しているためらしいが、江戸は広いし名前はわりとありきたり。音さんは一人の娘に当たりをつけるが、当人は「私にはちゃんと父がいますから」と否定される。……まあ、怨んでるんだろうなあ……。個人的にはそっとしておいてやりたいところだが、敵は名前と年恰好さえ一緒なら無条件で襲ってくるのでそうもいかない。妾が男の子を連れて店に上がりこみ、正妻とその子は蔵行き。父がその子を可愛がるのを見て居たたまれず店を出た母は病死、たまたまであった親切な人に娘を託した。日本橋の大店の娘ときいて金づるにしようともせず、面倒を見てくれた人は確かに父だよ。実の父は詫びを入れたいだけ、命を狙っているのは別口だと聞いた育ての父は心を揺らす。お絹ちゃんの腹違いの弟の新太郎は博打狂い。賭場で新太郎に声をかけた旦那は黒幕について聞き出そうとするが、「どうでもいいよ」と投げやりな態度。お絹ちゃんは近江屋が危篤だと言われ、実の父を看取りにいくが、それは彼女に父殺しの罪を被せるための罠だった。新太郎、母が姉ちゃんを殺そうとするのを止めようとして、母と揉み合い刺してしまう。彼は母が侍の情婦になって大金を貢ぎ、自分の血を分けた父や姉を殺そうとしているのに自棄になっていたが、根っから腐っているわけではなかった。その結果がこれか……。死んで愛人に大喜びされている母親はこれっぽっちも可哀想じゃないが。新太郎は親殺しという重い罪を犯してしまったが、島送りという比較的軽い処分ですむ。近江屋の身代がどうなったかははっきりせず。ことが公になった以上潰れたと予想するが、「ご放免になったら、まっすぐうちに尋ねてくるのよ!」「待ってるぞ!」の方が演出上大事だというのには心から賛同する。
2008年12月24日
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いい調子で口上を述べる女かわら版売り。やりすぎて内容全部喋ってしまう。友達の大工が旗本愚連隊・赤鞘組に逆らって斬られ、その遺児を抱えた彼女の戦いが始まる。大店に押し入った賊が、主のみを斬って逃げるという事件が続発。赤鞘組に眼をつけた隠密だが、そのリーダーは大目付けの息子だった。御前に乗り込まれた父は「あんな奴は息子ではない」と主張。流石に「じゃあ役人に殺されても文句ありませんね」と言われて勝手にしろとは言わなかったが。養子に出された不肖の息子は父のため?に暴れていたが、二人の仲はお世辞にもうまくいっていなかった。かわら版に「赤鞘組の首領は……の息子」とほぼ書かれた大目付は彼女の仕事を妨害。赤鞘組は病気の恋人を抱えた男に大工殺しの全責任を金でおっ被せる。金で出世を買った大目付は、そのせいで首が回らなくなっていた。……親子して場当たりに生きてるな。しかし黒幕を気取っていた千石屋は、その無法な暴力の前に倒れる。放蕩無頼の息子も、なんだかんだと信じていた父の手に……。息子に全ての責任を被せ、ほっと一息ついた父の前は、息子が取り返してきた念書が偽者と知らなかった。悪党の三つ巴は隠密の前に敗れ去るが、馬鹿馬鹿しくて笑っちゃう、とならないのは……やっぱり親子の縁を使うのは酷いと思う……。無事正義を貫いた娘かわら版と大工の遺児は江戸を旅立つ。ひょっとして立ち退き料25両貰ったっきりか?返す相手は皆死んでるしな。
2008年12月23日
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火盗改の同心が殺される。二人がかりの仕事らしい。下手人の目星はもうついているが、問題は火盗改自体の評判がよろしくないってこと。火盗改の長官は、自ら町人から金を巻き上げるよう指示。その金が死者の遺族の補償に使われたため、部下たちは納得している。……十分問題あると思うけど。元火盗改与力の竹下、昔斬った盗人の遺児を引き取って暮らしている。彼はそれ以来人が切れなくなり、結果不覚を取り左腕を無くしていた。家は息子が継いでいるが、彼は長官の甘言に誤魔化されて賂を受け取っていた。「死んだ人を悪く言わないで下さい」父は賂を受け取る息子を責めるが、斬られたのは修行が足りないからだという父に息子はかちん。妹分おけいは父の肩を持つ。お吉ちゃんの内通により隠密は湊屋に張り込むが、そこには元与力と火盗改一同も登場。やはり盗賊と火盗改は繋がっていた。結局親子は仲直りするが、おけいは中々帰ってこない……。おけいさんは大川に身投げしようとしたところを、通りすがりの旦那に救われる。生きてさえいりゃあやり直しがきくが、しかし女が容赦なく酷い目にあう番組だ。
2008年12月22日
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若年寄も操るほどの力を持つ寺社奉行。商工会議所議長の井筒屋と手を組んで悪事を働いている。連中がこれ以上勢力を伸ばす前になんとかするのが、今回のお仕事。井筒屋の女のおしま姐さん、旦那の言うままに客を取っている。いや相手は指折りの金持ちばっかだろ?人の女を貸して貰ってそんなにありがたいのか。始終地回りが見張っていて普通には近づけないということで、「女が絡むと張り切る」音さんが出張ることに。あははお紺ちゃんの男だと思われてやんの。……それで駆け落ちしてくれってどういうつもりだ。「罠だよあれは」待ち伏せをうけたお吉ちゃん、ずばり言い放つ。お紺ちゃんが負傷、逆上したお吉ちゃんはお島姐さんを引っぱたくが音さんに止められる。うーん、男は女に甘い、女は女に厳しいと見えて仕方ない。いやお吉ちゃんが怒るのは無理ないだろう!寺社奉行は始めから、隠密を潰すべく策を練っていた。それで利用したのが、目の見えない恋人を抱えた「人形」。気の毒な話なのは認めるが、やっぱむかつくわ。……つか、今回男どもは題目を唱えるばかりで、体を張って頑張ったのがお紺ちゃんとお吉ちゃんという結果なのはどうなんだ。それで女スパイには妙に優しいだもんな……。
2008年12月21日
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同心殺しが2件連続。皆女との待ち合わせ先で殺されている。隠密は、「呼び出したのは女、殺したのは素人の男、目的は怨恨」と目星をつける。二人は評判が悪く、最近金回りがよかったのも共通しているが、互いに仲がいいというわけではなかったらしい。一年前、米騒動で鉄砲が持ち出され、死者が出るという事件があった。これか……下手人の特定難しそうだな……。奉行所は一応威嚇射撃をしたのだが、運悪くだか腕悪くだか、米問屋伊勢屋の姉娘が流れ弾に当たって死亡。奉行所に怒鳴り込んだ父が乱心者として殺され、店は潰れ、妹娘は何処かに行ってしまったという。その妹は、芸者のおようとなっていた。奉行はオレは一切悪くないと言い切っていたが、陰謀の臭いがぷんぷんするな。おようちゃんは「復讐なんてしたって二人が帰ってくるわけじゃないのに……」と思い始めている。だからお紺ちゃんから見ても下手人っぽくない。だが相棒の清助は、何が何でも仇を皆殺しにしようと心に決めていた。お紺ちゃんと眼と鼻の先で第三の殺人が。残るは奉行一人。義理の妹に置手紙を残し、清助は大僧正に化けテロに挑む。ちょっ、それ成功したら無関係の人までふっとぶ!最後の立ち回りがないのも寂しい……。清さんは格別の計らいで遠島で済む。確かにこれで死罪となったら、「お前が死んだらおようさんはどうなるんだ!」は意味なかった……。でもやっぱり軽すぎるよな。
2008年12月20日
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万引きが病のお姫様。高価で大きなものを堂々狙うから、ばればれだけど姫だから表立っては誰も何も言わない。各々対策を立てるだけ。盗んだ黄金の虎が張りぼてと気づいた姫、怒るがまさか文句も言えない。それにしても、元仲間に脅しをかけられたからって斬るのは酷い。高取藩の藩主の妹、綾姫の万引き癖の噂は、既に江戸中の噂となりつつあった。藩の台所も火の車。勘定方の若手、一平太は姫の浪費に日々泣かされていたが、ある日とんでもない騒ぎが藩に持ち込まれる。姫が先日盗んだ虎の中には、爆薬が入っていたという。何かの弾みで、それが爆発したら大騒ぎ。姫は自分でなんとかしないといけないと思い、盗人と称する女(お吉ちゃん)に自分をさらわせる。何とか死者を出さずにすむが、姫は「これは私が気に入らないものをすぐ人にやってしまうくせを利用した罠です」と主張。兄の藩主は体が弱く、藩政を取り仕切る江戸家老は自分の栄達の餌として藩を潰そうとしている。姫は万引きという悪癖を拵えて家老の様子を窺っていた。……が、それが仇になったわけだ。姫が内心頼りにしていた一平太は、事件の責めを負って切腹させられそうになる。「二万石の貧乏藩、でも潰させてなるものですか!」姫は暗殺の危険を犯して茶会に挑むが、そこでは老中爆殺の陰謀が進行していた。小藩のくせに人多いな……。姫は一平太とこっそり帰郷。此処まで悪名が広まると、似合いの身分の婿は難しいから、降嫁してくれて兄もほっとするかもしれない。
2008年12月18日
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芸者さんに次々声をかけられる音さん、嬉がらせを言った挙句、「オレは着物を(綺麗だと)褒めたのによ」ひっでー。岡っ引きに脅迫されていたちよか姐さんはどうだ?かなりの美形じゃないか。玉の輿を5日後に控えた彼女には、人に知られたくない過去があった。その後、蔵前の相模屋は盗賊に襲撃され、皆殺しにあう。その盗賊の頭の実の弟が、ちよか姐さんの亭主となる湊屋だった。オレもただでもすまないな、と思った湊屋は祝言を伸ばそうとするが、彼女は何処までもついていきますと宣言する。旦那は、相模屋の手引きをしたと思われる手代の女の下に長逗留。普通身元が割れてたら江戸に戻らないと思うが。弟は芸者との川遊びを口実に兄にあい、もう殺生をしないことを条件に金の持ち出しに協力することを引き受ける。彼にはそれなりの算段があるのだが、姐さんは悪い岡っ引きに情報提供しろと脅されていた。え、昔の男関係?……美人局でもないかぎり許して貰えると思うが。芸者に昔があるのは当然で……それをどうこう言うような男とは、最初からない縁だったと諦めたほうがいい。うまく情報を引き出した岡っ引き、それをしくじり再びちよか姐さんに接触。後で音さんにぼこぼこにされるが、……ほっといても報復で殺されるんじゃないだろうか。湊屋は襲われた店に、前もって自分の金を渡していた。金で済むものならと身代を投げ出したのだが、その結果が皆殺し。兄弟の口約束なんて何の意味もなかった。めーわくな兄だが、大金持ちの弟の金は直接狙ってないし、それなりに信頼を置いていた。まともな弟も、兄を突き出そうとはしなかった。しかしその嫁は、自分の過去を隠そうとしたために亭主を危機に陥らせてしまう。色々あるよな人間って。弟を殺そうとした兄が、自分を売った女の説得に耳を傾け二人を殺すのを諦めるあたりシミジミ。精神的に追い詰められた湊屋は、兄と刺し違えて死ぬ気になるが、盗賊団は隠密により壊滅していた。
2008年12月16日
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三人殺した男が、子供を攫って立て篭もり。同心や音さんが手をこまねく中、なんとかしようという男が現れる。一見物腰柔らかな優男だが、度胸満点居合いの達人。「音次郎さん、人を殺したのは今が初めてです」ホンマか?つか、織物問屋の手代ってのが本当とは思えない。これが町人の手習いなんて、世の中間違ってる。三年間、剣の修行して帰ったなんて余計間違ってる。幸吉が剣術を習ったのは、十年前死んだ両親と妹のためだった。と今更、番頭(今は暫定当主)に聞かされて当人呆然。流行り病じゃなくて盗人に惨殺されたって……そんなの世間の口をふさげるものかな。家族の敵を討て、と唆された幸吉、立派な商人となりおおせている連中を次々殺していく。仇たち、びびるものも出るが、「分け前が増える」と喜ぶものもいる。人殺しとなった男は人助けをやめ、恋人のお町ちゃんとも別れる。彼なりのけじめなんだろうが、出刃振り回す相手を放っていくなよ。お吉ちゃんが止めなかったら喉突いてたぞ。幸吉は4人まで殺してしまったが、元々相手は罪人ってことで言い訳が立ち、江戸ところ払いで済む。もう刀を持たないと誓った幸吉は、恋人と二人旅立つ。あ、ED変わった!「微笑を捨てるとき」これも結構好きだな。
2008年12月14日
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若年寄京極様を襲って捕らえられた「天狗党」の浪人たち、「世の中ひっくり返ったらお前らなんて晒し首だ!せいぜい俺たちを大事に扱えよ」と高笑い。実に鬱陶しい。拷問して情報を引き出す狙いがなかったらとっくに殺されてるってのに。天狗党の残党を探す音さん、芸者に「助けて」という投げ文を投げられる。飛び込んでみればそこには侍しかおらず、フクロにされた音さんはお紺ちゃんに助けられる。閉じ込められている芸者は小春。足を洗おうとしている恋人を繋ぎとめるため、閉じ込められている。小春姐さんは移動させられるところを隠密に救助されるが、男の身を案じ敵陣に戻ろうとする。京極様の一人娘、火事騒ぎの最中に攫われる。姐さんはそれをしっていた。……ずっと一緒にいたんだもんな。敵の目的は同士の釈放だが、京極様は娘を見捨てる覚悟をする。そうでないと困る。そうでないと困難な開放ミッションする甲斐がない。だが、天狗党は、今度は町人たちを見境なく襲い始める。京極様の竹馬の友の大目付秋葉、話を上様の下に持っていき、上様は町民たちの命を守るため罪人解き放ちを決断する。京極と秋葉はともに上様の子供時代の遊び相手だったが、京極の方が贔屓されていたので、秋葉はずっとそれを妬んでいた。京極様は娘が戻ってくる前に切腹するつもりだったが、娘は裏切り者により黒幕の名前を聞いていた。心ならざるもずるずると陰謀に加担した男女は比較的軽い処分で済み、何時か親子三人で暮らせる日を夢見る。黒幕のつまんない私怨で大事件って、なんか時々あるよな……。
2008年12月12日
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抜け荷をやってる西国や、火盗改の与力・因幡にお目溢しされるも金を搾り取られて最後には一家心中。大店三件が立て続けにからっけつになった挙句心中ということで、隠密たちが動き始める。恋人の佐吉の家の借金のせいで祝言が伸びたおさち、何処に金を借りたのと問い詰める。どこだっていいだろ、と男は思うのだが、彼女は元盗賊だった。佐吉と一緒になるために足を洗わせてもらったのだが、「お母さん」に盗みに入って下さいと泣きつく。江戸で噂の「お助け観音」、女たちの嘆きを聞き男どもをとっちめるという。その正体は、生け花の師匠お駒。昔の名は、「観音のお駒」。女ばかりの盗賊団の頭目だった。「お助け観音」は身銭を切っての道楽。悪い人ではないのだが、恋人を助けたいおさちが妄動、事態は因幡の思い描くとおりに進んでしまう。音さん、悪い金持ちとはいえ、「おやりなさい」はどうなんだ。盗みは盗みだぞ?本命トラップは別っこだし……。
2008年12月10日
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とある蘭学医の患者たちが、変死するという事件が続発。どうも痛み止めがおかしいらしい。当人は真面目にやってるようなのだが……。音さんは闇に乗じて薬をかっぱらおうとするが、その医者当人が闇討ちにあって殺されてしまう。隠密たちは、新薬の実験だったのではないかと予測を立てる。こんな評判が立ってよく患者がきたな、と思ったら、この事件が起きるまではむしろいい医者だったらしい。彼には恋人がいたが、それは兄弟弟子の妹だった。「貴様の死を無駄にはせん」待て、何をする気だ。死んだ宮原も、浮かび上がってきた大川も、基本的な評判はけして悪くない。お紺ちゃんの仮病を見破って追い払ったのも立派。音さんは「死んだ先生に恩義のある者」と称してその恋人の梢に近づくが、知らぬ存ぜぬで押し通される。彼女はその直後に襲われて攫われるのだが、助けようとしたお紺ちゃんを止める音さん、久々に非情だ。確かにそのほうが黒幕も掴めるし事態も動くもんな。芸者の贅沢病なんかに付き合ってられるか、と叩き出した芸者がまたやってきて、いきなり料理を始めるのに大川憮然。あの、それストーカー……。つか彼女が医者の押しかけ弟子って二度目じゃないか。大川は麻酔の研究をしていたが、スポンサー面する越中やに研究を狙われていた。その元に運び込まれてきた少年は足が壊死しかけており、切り落とすより手がない。が、……ラット実験が成功したばかりの薬を使っていいものか当人にもわからない。お紺ちゃんは、薬の適量を調べるため、実験体に志願する。「お前に飲ませるくらいなら、このオレが飲む」無骨なインテリが好みか……お紺ちゃんは。第二の師が御典医になるために、人体実験をして薬を完成させろ、そしてその手柄を寄越せって……。若い医者が御典医に推挙されるって話前にあったぞ。引退寸前になって、跡継ぎにしてやるからっておい……。「この実験が成功したら……座敷をかけよう」この野暮天が!お紺ちゃんならずともがっくりくるが、「あんたの舞が見たい。さぞかし美しいだろう」ならいいか。敗血病で死に掛かっている子供、だが先生はその倫理から薬を使おうとしない。父は一か八か薬を使いたい、母は反対。だがお紺ちゃんは母を説得する。手術を見守る両親、半分目を瞑ってるけど、根性あるなあ……。まさしく愛だ!手術は成功、大人たちが固唾を呑んで見守る中、片足を無くした少年は無事目を醒ます。梢さんは交換条件として引き出されたところを保護されるが、お紺ちゃんとの縁は切れてしまう。隠密は男作ると引退勧告されるんだ……。
2008年12月08日
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「風」と名乗る盗賊団が、オランダ渡りの錠前を次々破って荒稼ぎ。そして自分たちを探る同心、岡っ引きを次々凶刃にかける。しかしマジどうでもよさそうなネーミングだな。普通もっと、自尊心を擽る名前をつけるもんだが。錠前破りには相当の腕が必要。音さんとお吉ちゃんは「100両の懸賞金から34両献上」を条件に金太を仲間に引きずり込む。そして浮かんだ男は、足の悪い息子を御典医に診せるため、大金を必要としていた。……金持ち相手の商売のせいか金と権威を信じてるのな。父が出奔、べったりの母子にうまく近づいたお紺ちゃんは「知り合いの寺子屋に預けましょう」と提案する。赤ん坊の頃大怪我をし、殆ど外出をせずに育った三吉はふて腐れたように生きていたが、旦那の寺子屋に通うようになって友達もでき、歩く訓練に身を入れるようにする。気の毒なことに、自分のせいで父がいなくなったという自覚があった。で、その父の文蔵はというと、半年限り50両の礼金で、北見屋の地下で「世直し」の手伝いをしていた。北見屋の主は有徳人で知られ、遅くに出来た娘を猫っかわいがりしている。幼い娘や一般の奉公人は、無論悪事のことは知らない。が、騙されたことを知り命も危うくなった男は暴走、罪もない子供をかっさらって空き家に篭城してしまう。
2008年12月07日
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江戸の町は、雲助紛いの駕籠や「無法駕籠」が横行。ぼったくりやら、楽天が規制するようなものまで様々な犯罪行為を行っていた。そんな中、大店の女将さんが駕籠やに殺されるという事件が起きるが、これは冤罪。しかも、堅気の駕籠やからちゃんと駕籠を呼んでやった女将さんの弟は、「流しの駕籠やを呼び止めた」と嘘をつく。駕籠やの二人は、田舎から出てきたばかりのトーシロー。まだ人別に乗っていないこともあり、つい逃げて指名手配されてしまう。運よく音さんに保護されるが、隠密たちは彼らを放り出してお座敷でひそひそ話。……逃げるな。そりゃ逃げるな。逃げると思ったよ。こんなびくびくしてる連中をほっぽっておくほうどうかしている。ひっそりと隠れている姿が涙を誘う二人、給料を貰いに駕籠やに戻るんだから世間知らずにも程がある。一人が捕らえられ、もう一人が夜鷹に拾われて……。ああっ何時ものパターン!このパターンだと、ゲスト三人とも間違いなく殺される。と思ったが、よかった、皆助かった……!駕籠や二人は貧しくとも平和な郷里に帰り、お杉姉さんは隠密の奢りで豪遊。でも、駕籠に乗りながらお酒って悪酔いしそうだな。
2008年12月05日
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辻斬り?を目撃した音さんとお吉ちゃん。深追いしたお吉ちゃんは堀に落ち、行方知れずとなる。3件の両替商の主が、立て続けに襲われる。多少下手人に心当たりがあったらしい両替商は「くろ」と書きこのした。おみつちゃん、その人はお兄ちゃんじゃない、お姉ちゃんだ!介抱してくれたのは父上なのかとか、余計なこと考えちまうじゃないか!運よく浪人親子に拾われたお吉ちゃんだが、この人こそが自分を斬った相手ではないかと疑う……因果な商売だ。おみつちゃんの父上は、黒羽藩の目付け職だったが、弟が公金横領して逃げたので、それを討たない限り帰参できない。しかも(娘には内緒だが)妻はその弟のほうを愛している。……あー、本当に弟が悪役かどうかわからないけど、母の一件だけでもこの子かわいそうだな。大体この弟のどこがいいんだ。剣の腕がたつだけじゃねえか。作中描写を見る限り兄貴のほうが性格がいい。「凄まじいもんだな、あの女心は」小染姐さんはただ、惚れた男と一緒に暮らしたいだけ。それ以外はもうどうでもいい。いやでも、本当に二人で平穏に生きられると思ってんのか?家老は兄弟を戦わせることを計画しているぞ!参勤交代で江戸にやってきたら、江戸家老以下成敗されていて、二千両消えていて、藩は潰れないものの老中にねちねち叱られるのか……気の毒に。
2008年12月04日
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火盗改与力北村、声が旦那に似てる。思わず顔を確認した。義賊夜桜一味の美人の首領、与力と張り合い足を斬られる。普通の格好に戻った彼女を拾ったのは、何時ものことながら音さんだった。盗人は普通験を担いで同じ店を避けるものだが、夕べの日野やは二度夜桜に襲われた。しかも何も盗み出していないところから、目的は金以外にあるものと思われる。旦那は用心棒として店に潜り込むが、そこには何故か与力がいた。音さんは盗人に化けて一味に潜り込むが、何この三文芝居。音さんに「賭場の金箱盗んで見せて」と言っておいて、実際現場を目の当たりにしてひやひやしてるおかしら、なんか可愛いな。ちょっと頼りない一人働きを演じる音さん、相手を見てキャラ決めてるのか。盗人なんだから怨みを晴らすには有り金残らずかっさらえばいいと思うが、父の冤罪を晴らすのが至上か。ついに巣がばれ、捕り方が雪崩れ込んでくるが、音さんは流石に強かった。……あまりに強くて正体ばれた。証拠の慶長小判は旦那とお吉ちゃんが(罪もない妾の女を襲って)入手するが、夜桜一味は首領を除いて全て倒れる。
2008年12月03日
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夜半御前の元に行ったお吉ちゃん、女を宥めているのを見て「男って……」としょげる。男の音さんは笑い飛ばすが、女は父親や父親代わりの色事なんて知りたくないもんです。男だってそうだろ?しかも、御前の女と思しき芸者が殺され、御前は「当分町方に任せておけ」と冷たいお言葉。彼女を姉貴分と慕うお紺ちゃんは納得いかず、結局皆こっそり調べる気になる。力也姐さんは売れっ子で、大身旗本の客が大勢ついていた。容疑者は「44か5、福福しい顔で、中々の男前の立派な侍」、遺された印籠は御前の紋所が入っていた。此処にいたって音さんは御前に詰め寄るが、御前は証言を拒否する。皆御前を信じたいのだが……。音さんは事件の鍵を握る元同心の元を訪れるが、何も知らない娘はぽかん。余命三ヶ月の父は医者に行くのをやめ、やましい道に踏み込んでいた。苦労した娘に纏まったものを残してやりたい、だからって罪人になってどうする。「あんた大馬鹿もんだ!」敵の町奉行の目的は御前に詰め腹を斬らせること。……でもな、向こうはプロだぜ?実績もあるしな……。正直どうやったら失墜させられるか見当つかん。町方より隠密のほうが派手で賞賛されてるって、……町奉行は出世コースじゃないか!御前は表向き無役だぞ?御前を評定所送りにするまではうまくいくのだが、「冥土の土産に教えてやろう!」……あんたがぱっとしないのはこのレベルの部下しかいないからだ、間違いない。
2008年12月02日
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ご赦免船で帰ってきた男。恋人のおようが迎えに来てくれて、すぐ祝言を挙げる気になるが、野暮な親分が水を指す。彼はおようの足の怪我を治してもらう約束で、武蔵やの若旦那の芸者殺しの罪を被ったのだが、約束は守られなかった。おまけにおようは殺され、その濡れ衣を着せられてしまう。お紺ちゃんは、殺された娘の親友と称して武蔵やに様子を見にいくが、つまらない粗相をした小僧をぶん殴る主の姿にゾッ。旦那は、事件の唯一の目撃者に近づく。息子の無実を信じる老父は、なんとか会いたいと願うが、岡っ引きが見張ってるからじっとしていていただきたい。……阿呆だよなこの親分。外出したとたんにとっつかまえやがった。ぎりぎりまで泳がせておけよ。お吉ちゃんは、武蔵やに怨みがあると称して賞金首に近づいていく。散々人間不信になるような出来事ばかりで中々相手にしてくれなかったけど。展開上身柄を押さえたら殆ど事件解決してたからなー。でも、関係者全員殺したらどうやって身の証を立てればいいんだ。書類上無実になりゃいいってもんじゃないぞ!なんかすっきりしないのは、お紺ちゃんが何度も顔出ししてるのに全く覚えられていないのが不自然だからか?豪華な祝言が立派な墓に化けてもちっともめでたくないし……。
2008年12月01日
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血まみれの男たち(天誅帰り)の虚無僧たちが、とある屋敷に入るのを見てしまった大工。よくわからないがただ事じゃない、と思ったらふらふらになってしまい、こそっと帰るつもりが大きな音を立ててしまう。寺子屋の師匠を始めた旦那。教え方がいいからかいい男だからか、母親たちが次々野菜や酒を持ってくる。最後にやってきたのは、「亭主が何かおかしなことをいっているから何とかしてくれ」という大工の女房だった。ただ旦那が侍だから頼ったんだろうけど、笑い飛ばすどころか「何かをみてしまったんだな」と一瞬で理解してくれる人で運がよかった。不味いことに、罠にひっかかったのは、旦那の恩人の門弟たちだった。旦那は無論、先生が老中暗殺にかかわってるなど思いたくない。直接事情を話し、怪しい元門弟の話を聞き込んでくるが、お嬢さんは「父は貧しい昔の方がよい眼をしていた」と嘆く。大工の松吉一家はお吉ちゃんと隠れ暮らしていたが、あっという間に居場所が突き止められる。幸いお吉ちゃんも旦那もいるときだったからよかったけど……。「妙な手紙がきて慌ててでていった」というお紺ちゃんの話を聞いた旦那、嫌な感じを覚える。先生は嘘をついた、その上情報を漏らした。子攫いに呼び出しをかけられた旦那、先生に話をつけにいくが、「流れに逆らうな」と突っぱねられる。「そのために罪のない町民の子供まで巻き添えにして、恥じないとおっしゃるのですか!」音さん、耳が痛いことをぽんぽんと言ってくれる。プロ同士の友情って容赦がない。先生は人質を返し、昔話に擬えて暗殺計画を明かすが、音さんは旦那をメンバーから外そうとする。
2008年11月30日
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世のため人のため、実のところは己の私欲のため。そんな「先生」に嫌気が指した門弟は仲間の所業を目安箱にぶち込むが、裏切り者として正月早々始末される。大目付は道場に乗り込むが、謀反の証拠は既にどこかに移されており、隠密に捜査を任せることに。女誑しの小悪党、騙した女の兄に追われて潜り込んだ屋根裏で、千両箱をみつけてびっくり。それは謀反の資本金だったが、ちんぴらだから「この金やばいかも」とか考えない。持っていけるだけ持っていってドンちゃん騒ぎ。旦那は道場破りをするが、道場主は「あれは役人」と気づいて動かなかった。いや、普通金をやってお引取り願うんだよ!看板持って行かせるなんて聞いたことねえ。度胸と運だけはいい男、豪遊が元で足がつくが、うまく逃げ回る。そして馴染みの女郎の下に転がり込むが、運悪く熱を出して親分に捕まってしまう。が、兄貴分を酔いつぶして逃げ出す。……駄目じゃん兄貴。金を持って逃げるつもりが、女郎が折檻されているのを見て思わず飛び出してしまう。ろくでなしだが、最低限の情は持っている。彼女を身請けして父親の葬式に行かせるためには、300両必要。だが、ぬすんだ金は親分の店の中に隠してあった。命がけで持ち出した金は結局お上に没収されたが、結果として天下騒乱を阻止したとして300両が下される。どうせ悪役の金だ、景気よくもってけ!そのかわり堅気になって、女房に苦労かけんなよ……!
2008年11月29日
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何故だろうな、女が自衛のため簪を振りかざす時ってなんとなくわかるわ。BGMか?運悪く簪が相手の心臓を突き破り、お静さんは自分の身元を誤魔化したまま処刑されようとする。だが、奉行はいきなり飛び込んできた音さんを信じ一日の猶予を与えるのだった。そして音さんの口から、彼女の半生が語られる。彼女は日本橋の薬種問屋の娘で、店は叔父に乗っ取られたが弟の小吉は医者になっている。おまけに弟は御典医のお末役に出世の話もある。……そりゃ、無宿者として死んでいく気にもなるわ。姉が人殺しじゃせっかくのいい話が吹っ飛ぶ。だがその大事な弟は行方知れずで、音さんが奉行所で粘っている間、必死の探索が行われていた。この問題の肝は、お末役争いのライバルがよりにもよって乗っ取り犯の息子だってこと。奉行は中々いい人で、「このまま無宿人扱いで詮議を打ち切ろうか」といいつつ夜半まで待ってくれる。そしてその甲斐あり、漸く敵が尻尾を出すのだった。幾らなんでも昔の乗っ取り事件だけで悪人を打ち殺すわけにはいかない。心情的にこの店潰れてほしいし。常量酌量で無罪放免(弟預かり)は流石にどうかと思うが(汗)。そしてとっくに話が上の方でついていたらしく、この日つくはずだった御典医お末役お召しの死者は、翌日養生所にいらっしゃるのだった。
2008年11月28日
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三千石の旗本が、借金返済のため集めた金が盗み出される。その直後、音さんとお紺ちゃんは遊び人風の男が殺されるのを見るが、それは札差の息子だった。金持ちの息子殺しはきちんと詮議されるのが世の習いだが、米吉殺しはごろつき同士の喧嘩で片付けられる。米吉は父の若い後妻と折り合いが悪く、一年前に飛び出したというが、ぱっと見てまともそうなおっかさんだ。音さんが拾った癪の爺さん、娘のおいちに会いに行くが邪険に振り払われる。彼は寄せ場帰りで、祝言が決まったおいちちゃんには父の帰還は吉報どころか凶報だった。とりあえず幼馴染の下において貰う爺さん、このままでは娘の嫁入り姿も見られそうもないがどうしようもないと諦めている。米吉殺しをもみ消した同心は、彼の継母から50両受け取る。どちらを突いたらぼろが出るかな、と(探索の目処がついて)呑気に語る隠密たちだが、事件はこれで終わったわけでなかった。それにしても、前科者の父の存在を隠したいのにばらしてしまう音さんは、空気が読めないのか単に厳しいのか。……後者か。でもフォローなしでほっといたよなこの人……。
2008年11月27日
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すれ違いざま、切り餅を懐に突っ込まれた音さん。よりによって隠密をカモフラージュにしようとした遊び人は、噂の盗賊団の一員だった。遊び人を追ってきた南町同心・対馬は音さんと協力して事件を追うことになる。……が、彼の前には寺社奉行所と岳父が立ちふさがるのだった。上司の娘と駆け落ち同様で一緒になったのか。そりゃ風当たり強いわ。しかも養女で美女ってことは、既に人生設計立ててた可能性が強い。盗賊団の首領は昔の友達だった。よくある話だ。許婚に捨てられて性格が歪んだってわけか?それとももともとこんなものだったのか。娘婿が娘の元許婚を盗賊だと言い出し、父は私怨と立場から婿を謹慎処分に。娘の妙殿は二度と跨ぐつもりのなかった実家の敷居を跨ぐが、「お前はこの上ワシの立場を悪くするつもりか!」と言われては言い返せない。振られ男は昔の女を取り戻そうとするが、拒まれて余計にキレる。父は娘が消えて内心動揺するが、それでも「十手を返上しても堀田を追い詰める!」と主張する婿と手を組もうとはしなかった。妙が岡場所に売り飛ばされたことを知った対馬は岡場所を渡り歩くが、……岡場所って色々色々あるんだよな。運よく彼女は見つかるが、もう自棄になっていた彼女は亭主を突き放す。しかし本音では事件を解決して欲しいと思っており、憎い男に媚を売り情報を聞き出すのだった。悪党が罠にずっぽり嵌ってくれたおかげで、少しだけむかつきが収まった。「オレは負けん……貴様にだけは負けてたまるか!」という完敗男の遠吠えも見事だったが、父、あんたな……。妙さんの人生はあんたの道具じゃない!本願成就を果たした遊女は縁切り寺に消えようとするが、音さんは亭主が追いついてくるまで時間を稼いでやるのだった。大丈夫だ、同心辞める覚悟があるならどんな辛いことあったって乗り越えていけるさ。
2008年11月26日
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渡世人弥三郎、悪い奴だと言われたから暗殺を引き受けたのに、的は堅気の米問屋。彼が追っ手を引き受けてくれたおかげで米問屋爺さんは目安箱に辿り着くが、その直後無礼うちと称して殺される。その頃江戸は、枡に細工しての詐欺商法が横行していた。夫が正直な商売をしているため、問屋から米を卸して貰えなくなった米屋の若女房おけい、しょんぼり歩いていて大怪我の渡世人と出会う。そして彼女の昔の恩人だった。巡礼で行き倒れた16の娘、吹雪の荒れ小屋で一つきりの握り飯を譲ってもらう。それは恩だな。素晴らしい恩だ。おけいさんはなんとしても恩を返そうとするが、まあ素人だからして隠密に持っていかれてしまう。女将さん、中々立派なご亭主じゃないか。大事にしろよ。と思ったらやっぱり人間関係荒れた。人生に二度も別の運命の出会いがあったのか……素晴らしき人生だ。目安箱の中の文は勘定奉行の元へ。旦那は目付けの部下と称して文を読みにいくが、勘定奉行は「職権乱用だ!」それ、自分が黒幕だと白状したも同然だ。女将さんは、たとえ不義を疑われても弥三郎を救う所存。その誠意はご亭主にも届くが、弥三郎は彼女の店を店を火付けから守って殺される。店は残ってももう売るものがない夫婦、だが6年間の苦労を思い出せば恐れるものなどなかった。
2008年11月25日
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流しの音さん、なにやら追われている男を見つける。それは、訴状を持った農家の爺様だった。訴状は持ち去られ、身元の手がかりはないが、その懐には珍しい弾丸が入っていた。とんでもなく威力のあるこの新式銃の出所を調べるため、瓦版がばら撒かれ、敵はあっさりと食いついてくる。というわけで音さん、旦那、お吉ちゃんの三人が富士のふもとの富士見藩にしゅっぱーつ。その途中、大仰ななりの渡世人とすれ違う。向こうもなんかこの三人組が気になるようで、堂々とぎこちなく探りあいが始まる。音さん、それセクハラ。つーか布団はお吉ちゃんに譲れ!お吉ちゃんに祖父の危難を聞かされた孫娘のお信、出稼ぎに城下に行ったはずなのに、何故お江戸で死んだのと愕然。出稼ぎには、自分の許婚の松吉もいったもんだから余計恐怖が募る。高給で集められた鍛冶やたち、自分たちが何をガトリング銃を作らされることを知り、江戸に訴状を持っていくことを決める。逃げた爺さんも無論命がけだが、残った連中はもっと命がけ。喋らないならと試しうちの的にされるが、運よく途中で弾がつき、二人が助かる。お信をさらった渡り鳥。目的は音さんとの立会い。この人、何のために出てきたんだろうな……スペシャルゲスト(中の人・中谷さん)?「音次郎の顔に笑顔が戻った」のパターンって、吸血鬼ハンターDを思い出す。
2008年11月24日
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音さん、またしても殺人の容疑者に。あのでも、そいつ毒殺されてたんですけど。暴走同心榊、それなりに真面目な奴らしく、「旗本(内藤の御前)の縁故だからって解き放ちは納得いかない!」と上役に食らい突く。女房の不始末が元で切腹寸前か。……なんか八つ当たりに見えてきた。母が借金作った挙句密通・焼死した榊家には、幼い娘と息子がいるが、父に迷惑をかけまいと健気に生きている。だが、父は子供の面倒を見てくれた芸者を素気無く叩き出す。お紺ちゃん、娘の話から死んだ奥方は不義を仕出かすような女ではないと主張。榊は結局、何か知ってるような気がする相手をぶん殴るだけで自力では真相に迫れず。何時かの芸者が勝手に上がりこんで子供に飯を食わせている芸者に、家庭放棄だと詰られる。従順な娘も結局大泣き。屋敷を飛び出して飲みなおして喧嘩してフクロにされて……なんというマダオっぷり。同心がメインゲストの回って二回に一回はこのパターンのような気がする。それでも榊はなんとか立ち直り、お紺ちゃんに謝り体面より家族と仕事を大事にすると約束。そして再起を賭けた決戦が始まった。しかしお紺ちゃんこんな男に気があるのか。わりとダメンズだよな……お吉ちゃんもだけど。
2008年11月23日
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携帯なんてない時代、一日一度は連絡を取るのが隠密の義務。しかし音さんが三日姿を表さず、その挙句心中死損ねたとして捕らえられる。偶然通りかかった旦那、罪もない役人を殴り飛ばして相棒を回収するが……何でわざわざ顔を見せるんだ?わけわからん。無論当人には不義を働いた覚えも心中した覚えもないが、ここまでやるんなら音さんも殺したほうがてっとり早かったんじゃないだろうか。音さんが心中した?のは大店の女将さん。お吉ちゃんは御前の紹介でその店に乗り込む。そして音さんは得体の知れない芸者に付回されるが、……ちょっとおとなしくしていてください。悪人の手先でもないのに一々ぶっ飛ばされる同心その他が気の毒です。板前の恋人を持つ小春姐さん、女好きの恋人を繋ぎ止める為100両貢ぐ。ちょっと待てそれは何をして得た金ですか。「酔狂なお客がくれたのよ。妾奉公とかじゃないのよ」って信じるな卯之さん。そしてもう一人、悪人の娘とはいえ、しのお嬢さんは気の毒だ。バツイチ男に普通にほれてるだけで、自分の父と次期亭主が何をしたかなんて知っちゃいなさそう。卯之吉は悪人に襲われている娘を助け、接待を受けるが、それは罠。お前の好きな男が心中未遂で獄門にかけられてもいいのかい、と脅しをかけられた小春姐さんは遂に口を割る。心底いい気味だが、酷い手口だ。まさか殺人辛みだとは思わなかったの、と言い訳した姐さんは男を回収に行くが、偽の脅迫文を受け取った黒幕は小春と卯之吉をさらう。……いい気味だ。……ちょっとやりすぎかもしれない。……とりあえず卯之さんが気の毒だ。駄目人間カップルは嘘を明かしあい絆を深め、散々振り回された同心は手柄を譲ってもらって一件落着。「罪を憎んで人を憎まず」。……音さんって本当人が出来てるよ。見てるこっちが「こんな女が報われるのは納得いかない!」だったのに。
2008年11月22日
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北町奉行所御用の列に銃弾が打ち込まれ、馬が暴走。奇跡的にけが人は出なかったようだが、郊外で見つかった馬車からは偽金一万両が消えていた。手がかりは全くなし。この厄介な事件に出馬要請された隠密たち、とりあえず奉行にあってみることにする。背中に観音をしょった美人芸者・おとせ姐さん。彼女の恋人こそ、今度の事件の責任者・八代同心だった。同行する予定がしなかった村井与力、が普通に考えて一番怪しい。でも長患いの妻のため、行商人から魚を買ってるとこみると悪い人には見えない。事件解決のため、黒装束で闇夜をかけるお吉ちゃん、同じような装束の相手と鉢合わせ。それは昔の仲間の観音のおまさ、足を洗った今はおとせだった。七年前、八代同心に見逃して貰った彼女は、それを機に足を洗った。が、八代はおまさ=おとせと気づいてないって……野暮な男だなこんな美人をよく覚えてないなんて。確かにおまさ時代はカマトトくさかったが。一万両紛失事件は無事解決、千両盗んだおまさは「どうせ贋金だから無罪」となる。
2008年11月21日
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北町奉行所が押収した阿片が盗み出される。担当の同心は自分の手で取り返すと上役に願い出るが、彼は野外で腹を斬っているのを発見された。音さんは刀の持ち方がおかしいと言い立てるが、それ以前に何で外で切腹するんだよ。音さんはその同心の後をつけていたが、変な小母さんに絡まれている間に見失ってしまっていた。だが、御前はその女には深入りせず阿片捜査に全力を尽くすよう指示する。スペシャルゲスト美空 ひばり、演技はさすがにうまいがやはり年輪が(禁句)。でも里見さんのほうが一つ年上だから、もっとお似合いに見えてもいいはず……女は損だ。つか里見が若作りなのか?「名無しの権兵衛」のおかげで隠密の探索はずたずたにぶったぎられるが、その正体は予想たがわず元隠密だった。……彼女が行く先々で関係者が殺されるから、疑われるのも無理ないが。女装はいいですが、男装は無理です、勘弁してください。とくに渡世人は……男だって似合う人と似合わない人がいるってのに……。
2008年11月20日
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乱暴狼藉を働く侍たち、とうとう桔梗屋にやってくる。昼寝してた音さんも、巣で勝手されてたまるかと連中をたたき出す。連中の巣は伊東道場、道場主は「ちゃんと躾けてくれ」という音さんを追い返した。普通の師匠なら不肖の弟子は破門にするのが普通なのだが、どうもまともな道場じゃなさそう。ちょっとつついてみるか、というわけで隠密は「腕の立つ浪人探し」に乗り出す。……が、そんな都合がいいのは中々転がってなかった。音さんがこれはと目をつけたのは、身軽な蝦蟇の薬売り。風采があがらない、呑気で名前もぱっとしないが腕は確か……だが、それが災いして藩を追い出された。音さん、道場を立てたいから道場主になってくれと滅茶苦茶なお願い。本名だとはったりがきかないと称して、「伊東道場」を名乗らせる。押しかけてきたちんぴらたちを叩きのめして門弟として、格好もつける。本家本元の「伊東道場」の道場主の妹さん、パチモン道場に苦情を言いにいくが、「これ本名」で言い抜けられる。彼女は門弟たちをよく思っておらず、騒ぎにならないようにしたかったのだが、話はそううまく進まない。兄は別に悪い人ではないのだが、泣かず飛ばずの生活に嫌気が差し、おかしな世界に首を突っ込んでいた。スポンサーに「パチモンどうにかしろ」と言われた兄は偽者に決闘を持ちかけるが、交換条件として負けたら妹を嫁にやらなくてはならなくなる。妹大迷惑。貧乏でもいいから二人でやり直しましょう、というが無駄だった。そして迷ってばかりの兄はあっさり敗北する。オレはもうだめだ、と思った兄は妹を偽者に渡し、一人でやり直す宣言。だから妹の意思は?音さんがこの縁組をごり押しするのは「冗談抜きで兄もうお仕舞」と思っているからだろうけど……。主がいなくなった元祖「伊東道場」に偽者登場。嫁にぶん殴られるが、いや、別にあんたへのあてつけでやってるわけじゃ……。結局誠意が通じ、のこのこ戻ってきて乗っ取りか、と騒いだ兄は「兄上の尻拭いしてやってたのよ!」と妹に叱られる。いや、ここに居座ってたら兄絶対殺されてた。散々大騒ぎした挙句、本命は老中暗殺。兄は切腹すると大騒ぎするが、音さんに「やらせろ」と言われてがくり。……たとえ本気で切腹する気だったとしても萎えるな。兄は妹婿に跡を譲って修行の旅に出、今日も道場は威勢のいい竹刀の音が鳴り響く。……金はないだろうけど。
2008年11月18日
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強盗殺人の現場に残っていた「かすみの宗兵衛」の名。だが、御前は正統派の盗人で、とうに引退している宗兵衛を庇う。十年前にも、彼の名を騙った一件があった。宗兵衛の一人娘おちか、と義理の父は、近所の子供たちの面倒を見ながら暮らしていた。恋人の岡っ引きと祝言を挙げる寸前だが、今追っているのが生き別れの父だと聞いて仰天する。思わず昔馴染みを当たってみるが、宗兵衛の居場所はわからない。子供のうちに実父と別れたおちかにとって、盗人の子だというのは強烈なトラウマだった。今回の一件が追い討ちとなり、軽い情緒傷害を起こし、誰を信じていいのかわからなくなっていく。そして、再び御前の元に宗兵衛が現れる。酷い話だ……。でもハッピーエンドに終わってよかった。
2008年11月16日
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疫病にかかった子供の死体を無理に焼いた医者、竹庵。親に怨まれ奉行所にひっくくられる。彼は正しい知識と責任感によって行動していたが、世間の目は冷たかった。竹庵が捕まったその晩、船頭の死体が二つあがる。疫病の話をせず、はた迷惑な藪扱いを受ける竹庵の下に、美しい押しかけ弟子がやってくる。無論追い出そうとするが、おいといたほうがいいぞ、逆恨みの刃が狙ってるから。一方の旦那は、今は医者の弟子となった元同門の共と接触していた。暴徒の親玉は民衆を扇動、竹庵を殺させようとするが、先生の盾になろうという女が現れた上、金を貰ってやったことがばれて口封じに殺される。さすがに皆頭が冷えた(と言うかノリが醒めた)様子。事件の裏にいるのは、阿片密売の片棒を担ぐ(世間的には)立派な医者だった。
2008年11月14日
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南波家から家宝の拝領刀、正宗が盗み出される。これがばれたら家が潰れるということで、内密で隠密に依頼が回ってくる。期限は4日。「10両で命売ります」と言い出したちんぴら三次、足の速さには自信がある。買ってくれたのは冒頭の盗人、子分を失った老義賊だった。……いいのかこんなうっかりを雇って。そもそもこんな金回りのいい義賊なんていねえよ。うっかり人前で「義賊」なんて口に出したうっかり、お千代という娘に「盗まれた刀を探してください」と頼まれる。それ盗んだの親分なんだけど……親分も騙されてるんだな、これは正義の行いだって。いい年してなんて無邪気なんだ。メインゲスト3名、そろいも揃って世間知らずにも程がある。
2008年11月12日
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なにやら仔細あり?で二人殺した賞金首の新三郎。隠密は彼を問答無用で殺そうとした侍たちと戦うが、敗北を悟った連中は自ら死を選ぶ。「なんてやつらだ。正気の沙汰じゃねえ」肝心の賞金首は、いい奴だか悪い奴だかわからない。賞金をかけた藩の命運を握っていることは、まず間違いない。彼には、女郎に身をおとしたしのさんという恋人がいた。新三郎の兄は、弟を江戸から追い払おうとする。藩に逆らう気はないが、情も捨てきれない、面倒な立場らしい。新三郎の目的は悪い江戸家老のシンパを一人でも多く倒すこと、と自分の賞金を100両まであげること。となると、最後に彼の首を取って100両受け取ってしのさんを身請けしてくれる人が必要なわけで、音さんはちょうどいい相棒かもしれん。でもことは麻薬絡み、そんな長く待ってらんねーな……。今回よく色が飛ぶ。まあ台詞が飛ぶよりはいいけど。南蛮煙草、自分で吸うのが怖いから金太に吸わせるってひでー。間違いなく毒なのに。ブツは阿片ではなく大麻だった。進退窮まった兄、しのさんに「弟に江戸を離れろと言ってくれ」と頼む。兄弟の修羅場なんてみたくない彼女は承知。道を違えた兄弟だが、藩を潰してまで麻薬密売をリークしたくないのは一緒。悪い金持ちしか嵌りゃしねーよ、という兄に貧しい人々の耽溺っぷりをみせつける弟だが、あまり人のこといえた立場じゃねえだろ。大江戸捜査網って、一見正義っぽいキャラの矛盾描写が凄い。「おめえは本当に侍なんだな」って皮肉にしか聞こえない。この悲惨を見て恋人を襲われて兄貴を殺されてそれでも藩の安泰を願うかよ……ふーん。
2008年11月10日
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祭りの騒ぎに乗じ、押し込みが起きる。そして法被、お面で逃げようとするが、流血により音さんに見破られる。だが、がんがんぶっ放たれた挙句船で逃げられては、さすがの音さんも足取りを掴みきれない。美人姉妹二人の診療所に、盗賊一味が押し込む。目的はうっかりうっちまった金蔓の治療。気丈な姉は、盗賊を脅すようにして翌朝の診療を始める。その中には、金太の付き添いを装った音さんの姿があった。診療所の状態がわかったのはいいが、下手な真似をすると人質の妹さんが殺される。隠密は仲間割れを誘う策に出るが、話は中々うまく進まない。そして賊は、疫病をぶちあげて人払いという手段にでる。ただの押し込み強盗かと思ったら、なんか複雑な筋書きなのね。 しかし「こちらには若年寄はついているぞ」「こっちなんて老中だ!」の後ろ盾自慢合戦は笑える。
2008年11月08日
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へべれけ芸者にぶつかった音さん、切れた鼻緒を挿げてやる。ふらついてるが、お座敷大丈夫か?そして半鐘が鳴り渡る。火元はなんと油問屋だ!火付と、材木と、……なんだって?なんか聞き取れない今回。冒頭の浅吉姐さんに当たりをつけた音さんは、わざとトラブルを起こして彼女の元に転がりこむ。浅吉姐さんは実は子持ち、しかしよい後添え話が持ち上がっている。……いや、その話を持ってきたのが今の旦那くさいほうが問題だと思うけど。お春ちゃんは本当は姪っこだが、育ての母を実の母だと思っている。だが、彼女が孤児になった件については、とても笑えない理由があった。後添えに入れば今の地獄から抜け出せるかもしれない、だが子供がいることがばれて結局破談。音さんは死んだ姉さんの子だと言えばよかったのに、と言うが、……それで萎える男と一緒になってもなあ……。今の旦那と本当に切れるという保証もないし。大体姐さん音さんに気があるんだろ。もう一つとどめの悲劇が起きるが、それでも姐さんは悪縁から切り離され、娘と一緒に暮らし始める。後に稲妻お竜となる土田さんがゲスト出演。いや人気女優だからそういうこともあるんだろうけど、なんか凄いな。芸者役だからアップになると同じ人に見える。
2008年11月06日
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阿片中毒の男が盗みを働き、売人である浪人に斬って捨てられる。すぐに駆けつけてきた同心は、音さんをひっくくり下手人に仕立てようとした。(すぐ諦めたけど)音さんは売人の住処に乗り込むが、それは罠だった。阿片組織は、貧乏人相手の商売に見切りをつけ、買い手を金持ちに限ろうとしていた。撃たれ海に落ちた音さんは当然生還、黒幕が「泉や」であることを突き止める。江戸に「泉や」という屋号は多いが、ある程度の分限者ということで、日本橋の和菓子やが容疑者としてあがる……が、その「泉や」の主は射殺される。事件は一応の解決を迎えるが、音さんは自分を役人と知って先回りしたんじゃないかと考える。お吉ちゃんは病気で行き倒れた旅の母娘を拾うが、二人が探す父は、「泉や」の弟、松吉だった。だが「泉や」の未亡人はそんな人は知らないという。松吉は兄にそっくりだった。10両の報奨金で部下を連れてお座敷遊びって無理がある。100両くらい吹っ飛ぶんじゃないか?話の中心は「泉や」の女房。心中し損なって云々って、知ったことかぁぁぁぁぁ!なんだろう、自分が不幸だとても思ってるのかこの女は。システム上「証拠無用」ではないため、伯父と対決させられたおみつちゃんのほうが不幸だ。
2008年11月04日
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今回の仕事は、悪い奉行の長崎でのご乱行を暴くこと。……ではなくて、暴く役目だった勘定奉行が暗殺されたので、そのお方の替え玉を仕立てること。なのに、目星をつけた植木屋の亀吉は伝馬町の牢に入ってしまう。音さんがわざと入牢して渡りをつけるも、やりたくないの一点張り。無実の爺さんが責め殺され、亀吉が震え上がってやっと脱獄作戦が始まる。……なあ、これ松平様のお声がかりなんだよな?微罪でひっくくられた人間くらい出せないものなのか?意外としっかりしてるんだなこの世界の奉行所。脱獄成功。第二ラウンドはマイフェアレ……ジェントルマン?同時に敵に対する揺さぶりも行われる。根性なしの亀吉、一度は音を上げるも、奉行所の奴らの鼻を明かしたい一心で頑張る。後は本番で何処まで根性を見せられるか。おおーっお紺ちゃんが久々にいい役だ。囮ぎりぎりのめっちゃ危ない役割だったけど、無事でなにより。証拠は揃った。芝居もだいぶうまくなった。でも影武者作戦は見破られている。御前は評定の当日を待たず、けりをつけることを決める。先手を打って動揺を誘う手か。さすが慣れてる……。
2008年11月02日
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元気な幼女が実は心臓病だというありがち話。御典医に観て貰うだけで50両か100両か。手術となったら一体幾らかかるんだ?どうしても娘を助けたい父、盗賊の仲間に戻ってしまう。音さんが異変に気づき忍び込んで店では、盗みついでに主夫婦が突き殺されていた。気の強いおさきちゃんは「咎人の子」と苛められても負けないが、長くて半年、下手をすると一月の命。父が人生を投げ打ったのにこの結果か。医者に観て貰えなくても、両親と仲良く残り少ない人生を楽しんだほうがよかったじゃないか。「神や仏を怨むのは筋違いだ」音さんって「半分被害者、でも加害者」ってスタンスの人間に容赦なくて惚れ惚れするわ。獄中の父は、せめて「女房に、娘に好きにさせてやってくれと伝えてください」と頼むしかない。お吉ちゃんは友達という立場から、なんとかしてやりたいと願うが、御典医が駄目というくらいじゃどうにもならない。主夫婦を亡くした店は、評判のいい番頭が一人娘の婿になって継ぐことが決まる。調べてみると、同じような運命をたどった店がいくつもあるらしい。母が仕事をやめて一日家にいる、というのをきいて反抗的な態度を取る娘。彼女は、何かがおかしいと気づいていた。……余命数日で、体に異変がないってのもおかしな話だしな。おさきは両親に看取られつつ、短い人生を終える。そして、温情をかけられた弥七は知っていることを全て吐き出す。娘はかわいそうだったが、これで一つの事件が解決、いい供養になったことだろう……。
2008年10月31日
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今日も火盗改が悪役かよ!せめて続けんな!捕らえた盗賊の引渡しを拒んだ同心たちが殺される。無論盗賊もその場で殺される。火盗改は斬捨て御免だが、物も言わせず斬るなんてまともじゃない。そんな奴が今回のメイン悪役。現役悪党だけならまだいいんだが、足を洗って所帯を持ったお吉ちゃんの昔馴染みも襲われる。お吉ちゃんに言われて道中ざしを手放したことが悲劇を増幅する。恋女房はお吉ちゃんに危難を伝えに走るが、間に合わなかった。私怨に燃えるお吉ちゃんは、人前で刃物を振り回してお紺ちゃんに止められる。そして、隠密から外される覚悟で一人で突っ走る。お吉ちゃんには盗賊時代の伝手があるから一人でもそれなりに活動できる。昔のお頭に「破門状」を書いてもらい、敵の懐に飛び込むが……。お紺ちゃんと天井裏で鉢合わせ(笑)。お吉ちゃんは人情派で、お紺ちゃんは普通の女の子だな。
2008年10月29日
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