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ブログ仲間の皆さんにならって、ワタクシも、今年のマイベスト本を選んでみることにしました~とゆーわけで、今回のマイベスト本選出にあたり、ワタクシが2008年に読んだ本の数を、カテゴリ別に調べてみると…<小説>125冊、<旅の本>2冊、<エッセイ・ノンフィクション>33冊、<歴史本・歴史小説>43冊、計202冊でしたー。お、近年では、かなり読んだ方かもこれもひとえに、このブログを訪問して下さるみなさんのおかげです。ありがとうございますー♪ m(_"_)mでも読んだ本の中身を見てみると、新刊はあまり読んでなくて、古い本が中心でしたね~。。なので、上位に入った本も古いのが多いです。(汗)で、実は、今回初めてこうやってベスト本を選んでみたのですが、思った以上に順位をつけるのが難しく、かなり悩んだんですが、とりあえず各部門、上位5作品を選ぶのみにしました。なので、順位はつけてません。とりあえず読んだ順に並べてます。あしからず。。。(^_^ゞ (ただし、<旅の本>部門は読んだ本の数が少ないので省略しますね)とゆーワケで、マイベスト発表~~<小説>部門★「イベリア・シリーズ」逢坂剛 (講談社文庫)(「イベリアの雷鳴」「遠ざかる祖国(上)(下)」「燃える蜃気楼(上)(下)」「暗い国境線(上)(下)」)★「百舌シリーズ」逢坂剛 (集英社文庫)(「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」「よみがえる百舌」「ノスリの巣」)★「音道貴子シリーズ」 乃南アサ (新潮文庫)(「凍える牙」「花散る頃の殺人」「鎖(上)(下)」「未練」「嗤う闇」)★「陰陽師 瀧夜叉姫(上)(下)」 夢枕獏 (文春文庫)★「ベルリン飛行指令」 佐々木譲 (新潮文庫)次点☆「隠蔽捜査」 今野敏 (新潮文庫)☆「カディスの赤い星 (上)(下)」 逢坂剛 (講談社文庫)<エッセイ・ノンフィクション>部門★「新宿歌舞伎町交番」 久保博司 (講談社文庫) ★「連合赤軍『あさま山荘』事件」 佐々淳行 (文春文庫)★「警視庁捜査一課特殊班」 毛利文彦 (角川文庫) ★「報復兵器V2 世界初の弾道ミサイル開発物語」 野木恵一 (光人社NF文庫)★「私は魔境に生きた」 島田覚夫 (光人社NF文庫)<歴史本・歴史小説>部門★「君主論」 マキアヴェリ (中公文庫)★「世に棲む日日 (一)~(四)」 司馬遼太郎 (文春文庫)★「花の歳月」 宮城谷昌光 (講談社文庫)★「楊家将 (上)(下)」 北方謙三 (PHP文庫)★「ローマ人の物語32 迷走する帝国(上)(中)(下)」 塩野七生 (新潮文庫)……わ、文庫本ばっかりだ。(笑)面白かった本は他にもたくさんありますけど、とりあえずこんなトコで。。(^_^)来年もいい本とたくさん出会えるといいな~と願いつつ…。
2008.12.28
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常勝・岳家軍の活躍により、金との間に和約を結んだ宋。だが、各地の賊魁を討ち取る戦いは続いていた。その隙を突き、宿敵・兀朮は百万と号する大軍を率い、再び侵攻を開始する。さらに、奸臣・秦檜のおぞましき罠が、岳飛や長子・岳雲に迫っていた。中国史上屈指の名場面が連続する、一読三嘆の第四巻!岳飛伝(4(悲曲篇)) (講談社文庫) 今回も、ほんっっっっっっと秦檜、ムカつきました!!!!!!宋軍に多大な貢献をした岳飛に、無実の罪をなすりつけ、殺してしまうとは!岳飛は武人であるだけに、国のために働こうという心が強すぎて、あまりにも真面目すぎたから、そこが災いしてしまったんだけど。。イイ人すぎるよ、岳飛。。。しかし、金と通じている腐った奸臣に国政を握られてしまっては、宋もどうにもなりませんね。。しっかりしろ、皇帝!岳飛の一族にも魔の手がのび、次男・岳雷は逃げおおせますが、他の者は、流罪になってしまいます。ここで、岳雷の仲間になる牛通という人物が出てくるのですが、この牛通は、岳飛の義兄弟であった牛皐の息子。牛通と牛皐、これがまた、双子みたいによく似たキャラの親子で笑っちゃいましたよ。ってゆーか、まったく同じキャラ。(笑)ちょっと単細胞で、天然突っ走り型の性格なのですが、お茶目でニクめません。(笑)「岳飛伝」も次巻で完結。頑張って読みます。
2008.12.26
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世界の宗教では、神に帰依するのが当たり前にもかかわらず、日本は日本人に都合が良いように神を作り変えてきた。宗教比較により、そんな日本人の特殊性の原因、日本が中国・韓国に嫌われる理由を明らかにする、大人気宗教講座の第2弾! 仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫)すんごく面白かったです~仏教・神道・儒教について、とてもわかりやすく明快に書かれていたので、頭の中が整理されて、脳ミソがちょっとスッキリした感じ本書にも書かれているとおり、「その国の人間の信仰を知らなければ、その国の歴史はわからない」とワタクシ自身も思っているので、歴史ファンのワタクシとしては、これらの宗教について勉強してみたいな~と常々思っていたのですが、仏教や神道というのは、キリスト教なんかと違って、何やら漠然としていて、どこから手をつけていいやらわからない状態だったのですね。。でも、この本を読んで、なるほどそうか~と目からウロコの部分がすごく多かったです。日本人の特異性も、こういうところから来ているんだな~とか、納得できるところもたくさんありましたし。まあ著者の井沢さんの史観が100%正しいとは思いませんが、とても面白い見方をしていると思うので、井沢さんの他の本にも興味がわいてきました!ぜひ探して読んでみたいと思います
2008.12.24
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宗教団体教祖の奇妙な誘拐事件が相次いで発生した。教祖たちは無事解放され、一様に何も覚えていない。だが、雷光教団・東田夢妙斎の事件は違った。真相を追う「首相の代理人」真田は、陰にある巨大な陰謀と遥か古代から受け継がれた血の伝承を探しあてる。 特殊防諜班連続誘拐 (講談社文庫)敏ちゃんの改題復刊シリーズ。(笑)この作品はもともと、1986年「新人類前線"失われた十支族"禁断の系譜」というタイトルで出版されたもので、その後、文庫化された際には「新人類前線1 ユダヤ十支族の系譜」になり、またその後、再文庫化された際には「ユダヤ十支族の系譜 封印の血脈1」というタイトルになったそうです。それが今回「特殊防諜班 連続誘拐」になっちゃうとは…。(笑)時代の流れですかねー。内容は、旧タイトルが示すように、古代のユダヤ人渡来説を取り入れている、ちょっと歴史ミステリーチックな話。ワタクシはそのユダヤ人渡来説にはとても興味があるので、なかなか面白く読めましたただやはり、昔の今野さんの作品って、登場人物が甘すぎるというか優しすぎるというか…。(笑)あんなに人がいいモサドのエージェントが実際いるとは、到底思えない。。。…っって思うのは、ワタシの勝手な思い込み??(笑)まあそういう人間的な甘さがあるところが今野作品らしくて、好きではあるんですが、登場人物が甘くなると、どうしてもストーリーまで甘くなっちゃいますからね。。とゆーことで、全体的に、そういうアマアマソフトな感じ(?)の作品でありました
2008.12.23
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先日、広島県庄原市にある国営備北丘陵公園で、毎年冬に行われている、ウィンターイルミネーションを見に行ってきました公園を彩るために使われている電球は、今年は35万個!とゆーことで、とても幻想的で華やかな世界を堪能してきました~とゆーわけで、写真をUPしたいと思いますが、なにぶん夜の撮影は難しくて、オートで写すと、かなり光が飛んでしまい、実際肉眼で見たものよりも、だいぶ暗い画面になってしまいました。。ワタクシにカメラを上手く写す技術があれば良かったんですが、いつもオート専門なもので。。(^_^;)ではランダムにUP!
2008.12.23
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英国将校の死体が身につけた“機密文書”の真偽を探れ!無条件降伏を突きつけられたドイツ。ヒトラー最後の望みは、地中海沿岸に上陸する連合軍の返り討ちのみ。枢軸国と連合国、史上最大の欺瞞工作が始まった。時代のうねりに引き裂かれる北都昭平とヴァジニアの愛の行方は?傑作長編、イベリア・シリーズ第4弾。+++「わたしは、情報員である前に人間でありたい」。第二次世界大戦下のスペイン・マドリードで、敵同士ながらも愛し合う北都昭平とヴァジニア。二人をつけ回すゲシュタポ将校ハンセン兄弟の魔の手。二人はその愛を全う出来るのか。そして和平への糸口を見つけ出せるのか―。愛と諜報の壮大な歴史サスペンス。 暗い国境線(上) (講談社文庫)暗い国境線(下) (講談社文庫)イベリア・シリーズ第四弾、待望の文庫化です今回は、実際にあった事件、「マーティン少佐溺死事件」を軸に、北都とヴァジニアの周りで、さまざまな出来事が起こります。※ マーティン少佐溺死事件=(連合軍のシシリー島上陸作戦を成功させるため、イギリスが、架空の人物・マーティン少佐にニセ文書を持たせ、ドイツを攪乱しようとしたとされる事件)北都は、ベルリンへ拉致されたりして、危機一髪でしたね。でも、ドイツ・アプヴェアのカナリス提督のおかげで、なんとか窮地を脱しました。カナリス提督、いい人だ~提督のように、ドイツにも、ナチスに染まらない軍人さんたちは、きっとたくさんいたんでしょうね。。カナリス提督って実在した人物のようですけど、実際はどんな人物だったんでしょうね??調べてみるのも面白そうですね。敵国同士のスパイでありながら愛し合う北都とヴァジニアの二人の行く末も気になります~。祖国は裏切れない。でも人間として互いに愛し合う二人。う~ん、早く戦争が終わって、平和が訪れるといいのにな~。。しかしこのイベリア・シリーズは、どうやら第六弾で完結予定だそうで、二人はもうしばらく戦乱の嵐に翻弄されそうです…。次の巻も楽しみですー♪
2008.12.22
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BSトゥエルビ放送分。今回観たのは、雪組公演「華麗なる千拍子 '99」。1999年上演作品で、この時のトップコンビは、轟悠&月影瞳。実はワタクシ、宝塚大劇場で初めて観たのが、この作品。(同時上演は「バッカスと呼ばれた男」)なので、とても印象に残っている作品です。そして確か観に行った日が、偶然にもちょうどビデオ撮影の日で、たぶん、今回テレビで観た分を撮影してたんじゃないかな?? (…と思う)あ、そういえば、なぜか偶然避難訓練の日でもあって、幕間の時間に避難訓練をさせられた記憶もあります。(笑)いや、ま、そんなことはどうでもいいとして。(^_^;)ちょこっと感想などを。★ 「華麗なる千拍子 '99」 監修:酒井澄夫 / 構成・演出:中村一徳■主な出演者・轟悠 ・月影瞳 ・香寿たつき ・汐風幸 ・安蘭けい ・成瀬こうき ・朝海ひかるこの作品は、昔、寿美花代さんが宝塚スターだった頃上演され、大ヒットしたショーで、今回のは、それを現代風にアレンジして再演したものです。このショーは、なんといっても主題歌の「幸福を売る人」がイイですよねー♪聴いていると、こっちまでハッピーになっちゃうような歌です。でも、これを大劇場で観た当時は、『バガボンド』っていう言葉を知らなくて、「え?? 『バカボン』?? ヘンな歌…」って思ってましたけど。。。(恥)プロローグも華やかで、とても素敵なショーですが、あと好きなのは、「スペイン」の場面。スペイン風のギターの音楽にのせて、マタドールの世界を美しく魅せてくれるシーンです。そこのコウちゃん(汐風幸さん)が、目のあたりに傷を入れた悪っぽいメイクをしてて、すんごくカッコイイですそして、「リオのカーニバル」の場面では、なんといっても、イシちゃん(轟悠さん)の女装が見どころ!男役の中の男役・イシちゃんの女装ですから、これは貴重なシーンですよねー。(笑)そして、フィナーレもGOODです。男役スターひとりひとりに、ちゃんと見せ場を作ってて、徐々に盛り上がっていく感じがなんとも言えません~そして、パレードでエトワールを務めたのは、最近結婚を発表した紺野まひるちゃん。まひるちゃんは、1996年初舞台だから、このころって研4くらい??ダンスとか見ても、すごくピチピチしてて、いかにも元気のいい娘役さんって感じですね。(^_^)全体的にとても華やかで、元気な気分になれるショーでした♪バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子'99(中古ビデオ)
2008.12.19
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長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。さまよう刃 (角川文庫)う~ん、辛い話でした。。可愛い一人娘が、少年たちにあんな殺され方をしたと知ったら、誰だって、長峰のような気持ちになるんじゃないでしょうか…。未成年というだけで、どんなに傍若無人な少年でも、法律に保護される今の現実。少年法というのは、遺族にとっては、本当に高すぎる壁ですよね。。法律とはいったい誰のための法律なのかと思ってしまいます…。少年犯罪の被害者の苦悩がひしひしと感じられる作品でした。
2008.12.17
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NHK大河ドラマ「篤姫」が、とうとう最終回を迎えました。結局、一回も欠かさず全話見ました。自分的には、「利家とまつ」以来ですかね~。こんなにすごく毎週楽しみに見れた大河ドラマって。(「功名が辻」もまあまあ面白かったけど)視聴率の方も、過去十年の大河ドラマの中では最高だったみたいですね。ドラマの篤姫って、原作と比べてもかなり美化されて描かれてるよなぁって感じはありましたけど、でもそれが逆に心地良かったかな~とも思います。「大奥」のようなドロドロした女の戦いのドラマも面白いんだけど、篤姫のように、一本芯の通った、真っ直ぐな女性の生き方というのも、同じ女性として、いろいろ共感できる部分や憧れの部分があって、篤姫という人物に、とても興味を持つことが出来ましたあと、個人的には、原作にはなかった篤姫と小松帯刀の切ない関係を取り入れたのが、ドラマとして非常に成功したと思います。今までよく知らなかった小松帯刀という人物の高感度もグッとUPしちゃいましたよあとはやっぱり、キャストが良かったですねー♪篤姫を演じた宮崎あおいちゃんはもちろんですが、個人的には、やっぱり家定を演じた堺雅人さんがベスト1かな~堺さんのおかげでイイキャラに仕上がってましたよねー、家定。(笑)他のキャストもほとんどハズレがありませんでしたし。もう一度見たい場面がたくさんあるので、年末の総集編をまた見ることになりそうです
2008.12.17
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東映チャンネルで放映されてたのを観ました。「仮面ライダー THE FIRST」の続編です。「FIRST」同様、大人のライダーって感じで、むっちゃカッコよかったですーーーーーー今回の「NEXT」は、テーマが<アクションとホラーの融合>ということで、前回よりもホラー色が濃いのが特徴だったですね。初期の仮面ライダーが持っていた怪奇性を取りいれ、昔はなかったCGや特殊メイクの技術を駆使して、怖いというよりも、美しい画面になっていたのも良かったです。そして、キャストも良かったですねー。今回初登場した仮面ライダーV3こと風見志郎役は、「仮面ライダーカブト」にも出ていた加藤和樹さん~最初の方は、本郷と対立するんですが、最後は、本郷や一文字の味方になり、3ライダーが揃い踏みいや~、カッコよかったっす~~一文字の出番が少なかったのが少々不満ですけど、でも、普段は本郷に対してクールなのに、本郷が危機となれば駆けつけて一緒に戦うという、男の静かな友情がカッコよかったです(改造人間同士ですからね)ヒロイン役には、「仮面ライダー響鬼」に出てた、森絵梨佳ちゃん、そして「劇場版仮面ライダー剣」に出てた、石田未来ちゃん。…とゆーわけで、平成ライダーファンには、嬉しいキャストですね。もちろんアクションも良かったです。(さすが横山さん!!)バイクアクションも、グ~でした。ストーリーは……まあこんなもんでしょう。。(敏樹先生脚本だし)このシリーズ、もっともっと続編が観たいですー。朝のスーパーヒーロータイムではなく、「牙狼」のように、深夜枠でテレビシリーズとかができんもんかなー??大人のための仮面ライダーシリーズ、やって欲しいなあ~…DVD 仮面ライダー THE NEXT
2008.12.16
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ロシア語翻訳家の関口啓子は、倶知安町郊外の廃工場に身を隠すように暮らす"丸秀"と呼ばれる流れ者の大工と出会う。経歴をひた隠しにし、来訪者に異常な警戒を示す彼に興味をひかれた啓子は、男の身辺を独自に調査、その結果、前身は警視庁警察官であったことを知る。いったい彼は何を恐れ、何から逃げているのか。北の大地を舞台に描く、逃走と追跡のサスペンス・ロマン。犬どもの栄光 (集英社文庫)うーん、イマイチだったかな~。展開がなんかグタグタしてる感じがしたし、何といっても、あまりに自分勝手な啓子のキャラが理解できず、読んでてちょっとイラッとしちゃいました。なので、一応最後まで読んだものの、物語の中にどっぷり入り込めなかったです。。あしからず。。。
2008.12.16
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「あの文豪にこんな探偵小説が!」と、読者を驚嘆させるアンソロジー。“プロパビリティーの犯罪”を初めて扱った谷崎。故殺か、事故かを追及した鴎外、志賀。静かに迫りくる恐怖を描いた三島…。「謎」は殺人事件にとどまらず、人の心の奥底にこそ存在する、と、信じる巨匠たちの生み出した探偵小説の傑作の数々。 文豪の探偵小説 (集英社文庫)本書に収められているのは、「途上」(谷崎潤一郎)「オカアサン」(佐藤春夫)「外科室」(泉鏡花)「復讐」(三島由紀夫)「報恩記」(芥川龍之介)「死体紹介人」(川端康成)「犯人」(太宰治)「范の犯罪」(志賀直哉)「高瀬舟」(森鴎外) という、文豪たちの探偵小説9編です。と言っても、実際探偵が出てくるのは、谷崎潤一郎の作品だけですが。。つまり、現代でいうとミステリーの部類に入るだろう作品たちということですねー。一番良かったのは、芥川龍之介の「報恩記」かな。短編なのに、作品の短さを全然感じさせない密度の濃いお話で、とても満足感のある内容でしたね。人の縁の不思議さや、人間の優しさ、哀しさなんかも滲み出ていて、さすが芥川龍之介だと思いました。上手いです!!!!!あと、三島由紀夫の「復讐」と、森鴎外の「高瀬舟」が良かったかな。泉鏡花の「外科室」は、文章が文語体で読みにくかったせいか、内容がよくわかりませんでした。。他の作品も、さすが文豪といわれる方が書いているだけあって、人間的洞察力のある情緒のある深い内容の話になっていたと思います。なんだか文豪たちの他の作品も読みたくなってきましたー
2008.12.13
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★京都市上京区★今更ですが、先月バスツアーで行った京都御所一般公開の写真をUPです京都御所の一般公開は、毎年春と秋の年二回・五日間ずつ行われます。ずっと以前から行きたいな~とは思ってたんですが、なかなかタイミングが合わず、ようやくこの秋、行くことができました。思っていたとおり、平日にもかかわらず、人の波・波・波…たくさんの人が訪れていました。そして京都御所は、宮内庁が管理しているので、一応入る時には手荷物検査があったりとか、至る所に警官が立っていたりしました。まるで平安時代にタイムスリップしたような、まことに雅な空間でしたよ~ 御車寄昇殿を許された者が正式に参内する時の玄関。 新御車寄1915年大正天皇即位礼に際し建てられたもので、大正以後の天皇皇后両陛下の玄関だそうです。 月華門の前にあった牛車。 承明門奥に紫宸殿が見えます。大河ドラマ「篤姫」で、京都御所のシーンに転換する時などに、ここがよく映っていたような気がします。 紫宸殿即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿。大正天皇・昭和天皇の即位礼もここで行われたそうです。立派~ 清涼殿平安時代、天皇が日常の御生活の場として使用されていた御殿。源氏物語とかにも出てきたような。。 御池庭小御所と御学問所の前にある、池を中心とした回遊式の庭園。実物は、写真で見るよりかなり広いです。
2008.12.12
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東京・奥多摩山中に忽然と出現した白亜の六角形の建造物。それは、主宰も目的も不明な謎の自己啓発セミナー「デーヴァ瞑想チーム」のものだった。防衛庁出身の元国家公務員で“千里眼”の異名をとるカウンセラー・岬美由紀は、そこに4000人の人質が捕らわれ、爆弾テロに脅かされていることに気づく。その中核にはカルト教団教祖としてかつて日本を震撼させたあの女の存在があった…。岬の宿敵・友里佐知子は生きていた!制限時間500分。増長する現実のテロリズム世界を越える、史上最悪爆弾テロ成立の可能性を描いたシリーズ第四作を緊急文庫化。 千里眼洗脳試験 (小学館文庫)千里眼シリーズ第四弾。なんと友利佐知子が生きていた!?どうやら前巻で死んだのは、替え玉だったようです。ムムム…シツコイおばちゃんやね。。この友利が、明治に実在した千里眼・御船千鶴子に関係していたとは、ちょっと意外な展開でしたが、その能力を、何でも心理学に結び付けてしまうのは、ウ~ン!?ってカンジですけどね。。美由紀は、今回もスーパーウーマンぶりを発揮です。今回は、歌もウマイということが判明しましたねー。それと、光ゲンジのファンだったことも判明。(笑)…そういう世代だったの? 美由紀。。(^_^;)しかし、ロボットに、コチョコチョ体をくすぐられながらも、四千人の命のためにジッと耐える美由紀の姿は、さすがに不憫でした。(笑)全体的には、前半は面白かったけど、後半はちょっとムリがある展開だったかな…という感じでした
2008.12.11
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