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成長 New! sakuratimesさん

2008.12.26
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北辰テスト、事実上の最後となる12月の結果です。


※ ちなみにウィルの目指す『平均偏差値』については こちら から。


携帯だと飛べないようですので、北辰の結果は次の記事にして、
今回は「こちら」の内容をコピーして貼っておきます。

ご覧下さい。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以下、2008年7月6日の記事
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

6月の北辰が返ってきました。

この北辰テスト、埼玉県の方なら皆さんご存知だと思いますが、
9月以降が本番で、埼玉県内の受験生のほぼ全員が受験するという、
いわば全県模試。 (ですから、6月はまだまだオープン戦)

埼玉県において、この模試の結果は、
志望校の合否の可能性を測る上での最重要資料 です。


さて、ウィルではこの北辰テストの偏差値に2年前から着目してきました。

塾を始めて数年が経ち、自分たちの教務力がどれくらいのものなのか、
測る方法は無いものかと考えるようになりました。

もちろん外と比較するということもそうですが、
過去の自分との比較という意味でも、何らかの物差しが必要だと考えたのです。

教務力とは、一言で言えば「生徒を伸ばす力」です。

授業の見栄えが良いとかではなく、
いかに生徒を成長させられたかが教務力です。

この点に異論はないと思いますが、
では それを何で測るか、その物差しをどこに置くか ということは、
意外にもあまり明確に打ち出しているところは少ないのかもしれません。

しかし 物差しは絶対にあった方がいいに決まっている。

なぜなら、それがあれば講師も目指すべき方向が明確になるし、
生徒の学習到達度も測れますので、確認することができます。

また、講師間の力量も見えやすくなりますから、
講師同士が甘えることなく切磋琢磨し、
自らの教務力を磨くモチベーションにもなることでしょう。

そして、何より前述したように過去の自分と比較し検証ができます。

物差しが無ければ、
自分の都合のよいところをもって自己弁護もできてしまいますが、
物差しがあれば、素直に受けざるを得ませんし。

加えて、何より外に自塾の色をちゃんと伝えることができますから、
外の方々が塾を選ぶ上での重要な情報にもなりえます。

「面倒見の良さ」とか「わかりやすさ」とかでは、
どうにも判断基準にならないですからね(笑)。


さて、そう考えた数年前。

何を判断の基準にするか、
教務力を測る指標にするかを考え、次の3つに絞りました。

「塾生の進学実績」

「塾生の平均偏差値」

「塾生の平均評定(通知表)」


他にも 「塾生の伸び率」 というのも考えましたが、
本来、最も教務力を表すはずのこの項目も、残念ながら評価しづらいしょんぼり

例えば、同じ偏差値+5でも、40の生徒を+5にしたのと、
65の生徒を+5にしたのではあまりに内容が違います。

もっとも純粋に教務力を表すだけに、何かいい方法はないかと、
いろいろ考えはしたのですが、評価する基準がどうにも見出せず、
真の意味で教務力を表すはずのこの項目も、断念せざるを得ませんでした。


一方、 「塾生の定期テストの平均」 というのも、
頭に浮かびはしましたが、これはすぐに却下しました。

まず中学校ごと、先生ごと、テストごとに
平均点や難易度はかなり異なります。

それに、定期テストを取らせるだけなら、

学校の先生ごとに過去問を整理し、先生ごとに対策、
過去問を反復したり、暗記を徹底的にさせたりと、
まるで学問とは思えないような単なる作業でも結果が出かねません。

というよりむしろその方が結果を出る可能性が高いでしょうから、
評価を気にするあまり、そういったことに終始させる講師も
僕らの目の届かないところで出てくるやも知れません。

しかし、それは絶対にやめてもらいたい。

真の意味の学習とはあまりにかけ離れていますし、
そんな学習法では高校進学後、また社会に出た後で活きてきません。

自分で学習できる生徒を育てるという、
ウィルの指導方針の間逆を行ってしまいます。


さらに、今や定期テストの結果など、
ここ埼玉県においては、そんなに大きなものではありません。

通知表や偏差値が直接合否を左右するのに対し、
定期テストの点数は入試に直接的にはまっっったく関係ありません。

いやいや、通知表に影響が大きいだろうと思われるかもしれませんが、
生徒を様々な観点から評価しようという「観点別評価」を採っている今、
定期テストの点数は、昔のような圧倒的な存在感はないのです。

よくある、中間、期末ともに90点以上で通知表が「3」という話は、
実際にうちの生徒にも過去にあった話です。


話を戻し、そんなわけで前述の3つに絞られたわけですが、

話し合いの結果、

「塾生の平均評定」は入試には大きな力を放つものの、
塾の力ではどうしようもない部分も大きいので却下。

「塾生の進学実績」はオーソドックスで、
教務力を一見もっとも表してそうですが、

大学ならいざ知らず、
偏差値が絶対的な価値に限らない高校においては、
ちょっと弊害が大き過ぎるかなと。

たとえば、高校は今や学問だけを行う場所ではなくなっています。

部活や友人なども高校選びにおいては大きな要素になるでしょう。

にもかかわらず、進学先を塾側が気にしてしまうと、
どうしても上へ上へと働きかけをしてしまいかねない。

そんなエゴは微塵も出したくないし、
ましてや生徒や保護者の方にそんな風に勘ぐられたくもない。

高校は自分とご両親で話し合って決めるものです。

全くの格下を選んだって良いではないですか、
それが後ろ向きな理由でなければ。

その高校を選ぶに際し、きちんとした理由があるのであれば。



ということで、ウィルでは教務力を測る上でこの北辰テストを使うことにし、
この結果で微調整をしつつ、指導者としての技術の研鑽を行っています。










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Last updated  2008.12.27 00:50:01
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